惜春別日乗
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2005年01月07日(金) 心が迫って苦しくなる

どうにか、知らない人や面接などの緊張する場面でも、あがりすぎたりパニックになりそうになったり、震えたりというような困った症状がでなくなったけど、やはり邪な気持ちをぶつけてくる人と出会ってしまうと、例えそれがネット上であっても、もの凄くいやな気分が頭の中で巡りだし、どうにも抜け出せなくなるのはなかなか治らない。

今夜もそんなことで遅くまで眠れずにいる。かつて仲良くチャットで話しをしていた仲間だっただけに、他の人のいるところへ知らない名前で入ってきて、うつ病だってね等個人的な攻撃をしてきたり、言いたい放題罵詈雑言を言って去っていく、その強い邪な心、感情が心の中へ進入してくるのだ。これはやはり自閉傾向なのかもしれない。発達障害の中でも、自閉の傾向が強いもの(アスペルガー症候群や高機能自閉症など)を持っている人は、人のこころ、特にいやな感情を察知し心の中に引き入れやすくできている。対人面での問題を抱えやすいのが軽度発達障害の一つの特質なのだが、特に自閉傾向の方はコミュニケーション能力に問題を抱えている。しかし心の中を見透かす能力は常人より強い。耐えうる強さを持っている人もいるけれど、やはり自閉傾向だけでなく、打たれ弱いADHD傾向も持っているわけだから、人の心の陰の部分を荒々しく見せつけられることはとてもストレスである。

いつもこんなことがあるわけではないし、直に顔をつきあわせないという気楽さもあり、ネット上の付き合いは増える一方だ。しかしたまにこういう嫌な場面に突きあたり、何とも言えない気分の悪さを引きづらなくてはいけないのはとても理不尽に感じる。彼ら(彼女ら)は自分の醜さに自己嫌悪で辛くなったりしないのだろうか。かなり生きにくいだろうと思うけど、きっと普段は隠していることができるのだろう。醜い部分が全くない人などいないと思うけれども、他人を巻き込んで気持ちを晴らそうとするのは、やはり人格が歪んでいるとしか思えない。つくづく、私はADHDで良かったかも、と思うのである。私が同じ事をしようとしたら、多分自滅してしまうだろうから、自然とできないようにできているのだ。

やれやれ、他人のことでやたら長い。


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透雪 |MAILDusk of the Black HoleShine&Shadow