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| 2003年05月16日(金) | 行進して何処へゆく？ |
普通の日記やら、このページで何度も書き連ね、いい加減しつこく、ウザイであろうが、私は、東京が好きだ。
それは、田舎に住むいなたい人間だからかどうか解らないのだけど、都会に憧れる訳ではなく『東京』が好きだ。
1日に最低でも2度は銀座線の稲荷町駅の前を通る。稲荷町駅の外壁は銀座線が開通してからと言うもの手を加えられていないのだとか。今日のランチ(笑)は稲荷町駅前の定食屋。営業外回りのサラリーマンが多い格安の定食屋の奥には昭和初期と見られる、『食堂』の白黒写真が貼られていた。写真と言うより…壁1面に…いや、壁紙になっている。映画やら、懐かしのメロディーやらでしか聴いたことはないのだけど、今日は昼ご飯時よりこの歌が頭に流れる。
歌詞を見ると、今も変わらない言葉が出てくる。そうかと思うと、全く聞かなくなった言葉も散っている。
今も銀座に柳はある。徒な年増は私もそうだ。ジャズもあるしリキュルもある。(おぅそうだ！ベイリーズミルクだってリキュールだ)丸ビルは新しくなって、賑わったが、文書く人は余りいなくなった。でも丸ビルの中で、メールをマッハな親指で打ち続ける女子高生やOLはいるだろう。殆どの人は、ラッシュアワーを経験しているだろうけど、薔薇を持って、乗り込む人は、余りいない。ここに登場する地下鉄は、確実に銀座線だろう。浅草から何処へ帰るのだろう。上野か？三越前か…日本橋か…新橋か。
何処へ行進してゆくのだろう。
この私も。
