Sotto voce
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妹の彼が家に来た。
結婚に向けてのご挨拶、ってことだろう。 わざわざ休みとって勤務先の四国から帰郷、実家に帰らずにまず我が家へ御訪問、らしい。
私は明日の業者支払日の為に残業。今日ほどそれがありがたかったことはない。 だって家にいたくなかったんだもん。私がいてもいなくても話は進むだろうし、 父親VS彼氏の気まずい空気を味わいながら飯なんか食いたくないし。 そして何よりラブラブでうきうきでるんるんな妹の姿なんか絶対見たくなかった。
結婚に関しては、4歳下の妹に先を越されるであろうとは確信していた。 今の恋愛状況は片想いにうだうだ状態だから、結婚どころの騒ぎじゃない。 と言うより、結婚願望が皆無に近いのだから論外、と言う感じ。
でも、妹のこんな幸せそうな姿なんか見せ付けられた日にゃ 人並み以上に嫉妬する自分がいた。 妹よ、こんな姉ですまん。
今日ほど、自分の人間の度量の小ささを実感した日はなかった。
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