Sotto voce
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「彼」にメッセで話し掛けられた。
無視するのもめんどくさくて黙ってみてた。
やがて画面に飛び込んできた信じがたい言葉。
「嫌なことは早く忘れた方がいいよ」
めまいがした。
誰もまわりにいなくてよかった。
あたしはきっとものすごい顔をしていただろう。
「嫌なこと」のきっかけになったのは、いったい誰!?
誰のおかげでこんなに悩んでると思ってるんだ!?
あまりの無神経さに驚くより他なかった。
彼は私のことをどう思っているのだろう?
私はなめられているの!?
彼の一方的な歪んだ思い込みで
ネット上で盗作疑惑の犯人に仕立て上げられた「彼女」は
もはや身も心もぼろぼろになっていると言うのに。
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