Sotto voce
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2002年01月25日(金) ほんとうのきもち

母親の顔を立てるための見合いが嫌で

断りつづけていたら

ついに勝手に日付を決められてしまった。

それでも嫌がる私に

「誰か好きな人がいるわけ!?」と問う

いらだたしげな母の声に

「・・・別に」としか答えられなかった

本当に好きな人はいるのに

その人のことを堂々と好きと言えない自分が悲しかった

彼は恋人じゃない、ただの友達、しかも私の片想い。

こんなんじゃ見合い断る理由にもならない

とりあえず、会ってみる事になった。

こんな中途半端な思いで相手に会うのは失礼な気もするけれど。

たとえ何を言われても、その相手を好きになれそうになかったら

きっぱりと断る。

その気持ちを腹に抱えながら、日曜を待つ。



安積 紗月 |MAILHomePage

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