食物日記
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2004年06月01日(火) 曇りのち晴れのち一時雨

10時半起床。コーヒーのんでベッドフォードの駅前でけんじくんとまちあわせ、電車でシティホールへ。1時さなださんとえまさんとえみちゃん来てくれる。オートミールバーと水で空腹をまぎらわす。最初に並んだ列が間違っていて、がっかりしながら隣の部屋の列に並び、まず25ドルのマネーオーダーを渡す。そのまた隣の列にならび、marriage licenseを職員に渡すが、witnessとわたしたちのサインを記入していなかったために、また出直して並ぶ。普通、張り紙でどの列に並ぶべきか指示があってもいいと思うのだが、何もないので、わけがわからない。無事サイン済みのライセンスを渡し、20分くらい廊下で待つ。他に5組ほど結婚するカップルが待っている。びしっと白いスーツ&白い靴&赤いハンカチできめた黒人のおじさんと若いおねえさんのカップル、太めの白人一家とその新婦(やはり太め)、とっても若いヒスパニック系のカップル(多分10代)など。まったく脈絡の無い軍団が名前を順番に呼ばれてぞろぞろとチャペルに入る。待ち合い室には造花のバラとNYシティ&アメリカ国旗が飾られ、政府のスポークスマンが記者会見するときに使うような机がひとつある。椅子がないのでみんなうろうろしている。記念写真を撮っている人たちもいる。そして、ひと組およそ40秒くらいのペースですいすいと式が執り行われる。執行人は2年前にえまさんとあつしくんが結婚した時と同じ、ショートカットのウーマンリブっぽい雰囲気のあるおばさん。当時は化粧っけが無かったが、今日はとりあえず化粧している。しかしあいかわらず愛想はゼロ。待合室に続いている狭い別室に呼ばれて入る。
「このふたりが結婚する事に異議があるものはいますか」
「では、新郎は新婦を妻としますか」
「では、新婦は新郎を夫としますか」
「指輪の交換をしてください」
「新郎は新婦にキスをしてください」
シティホールのチャペルは無宗教なので、宣誓は神に対してではなくお互いの意思に対して行われる。執行人の言葉に無駄はひとつもない。その後、marriage certificateを「ぽん」と差し出されて終了。
外に出て記念写真を何枚か撮り、歩いてチャイナタウンのゴールデンユニコーンへ。飲茶を食す。エビシュウマイ、豚肉と椎茸の湯葉巻き、ちまき、豆苗炒め、シーフードチャーハン、野菜あんかけやきそば、マッシュルームのえびすり身詰め、牛肉のはいった餅、青島ビール、お茶、マンゴープリン、ココナツ豆腐、杏仁豆腐。おなかいっぱいになり満足する。バスでアップタウン行きに乗ったつもりがマンハッタンブリッジをわたってブルックリンに入ってしまい、橋を降りた所で下車。ここでさなださんはタクシーでマンハッタンへ戻る。わたしGionえまさんけんじくんは別タクシーで帰宅。うちでお茶を飲む。けんじくんが香酢は健康に良いと力説するので、おもいきって3口くらいいっき飲みするが、胃がきもちわるくなり紅茶がぶのみする。その後眠くなって寝てしまう。7時頃けんじくんとえまさん帰る。また寝て、9時過ぎに起きてご飯。赤ワイン、チップス&ハモス、茹でたインゲンとセロリスティックとチーズ、梅茶漬け。


宇壽山貴久子 |MAILHomePage