オモフトコロアリ。
past / will
2001年03月06日(火) 転ぶ名残。 

昨日したたかに打ち付けた左手首に、まだ赤みが残っている本日。
そこから肘に続く筋が腫れてしまっている。
体が硬いものだから、衝撃を吸収しきれないらしい。
右腕の腱鞘炎もまだ治まりきっていないというのに、
反対の腕まで痛めてしまってどうするのだ。
そんなこんなで今日は大したこともできず、従って書くことも余りない。
だから読書記録をば。

3月に入ってからは、ずっと「剣客商売」池波正太郎を読み進めている。
1日の32冊目「剣客商売」に始まり、
33冊目「剣客商売2 辻斬り」
34冊目「剣客商売3 陽炎の男」を経て、
35冊目「剣客商売4 天魔」にかかったところだ。
このシリーズは「鬼平犯科帳」「藤枝梅安」と並ぶ、
池波正太郎の三大シリーズといわれているだけあって、本当に面白い。
人物の描写が細やかで、洒脱な台詞回しに流麗な言葉遣い、
季節感や味を「まざまざと」感じさせる文章など、
作者池波正太郎の魅力を一手に集約した物語である。

面白い本は読み進むのも早い。
楽しい反面、すぐに読み終えてしまうのが寂しくもある今日この頃である。

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