甲斐犬ジロー通信
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2011年02月08日(火) 里親さん決まりました

埼玉県加須保健所に収容されていた子は本日、里親さんの元に引き取られました。
今日、熊谷のセンターに移され、手続きもこちらでということで
A.L.I.Sの代表金木さん、スタッフの皆さんもいらして下さいました。
役所のお偉いさんもいらして、まぁ〜甲斐犬の引き受けに、ここまでして下さるとは、、、、感激していましたら。。。。。

大変なことになっていて、11頭の仔犬、幼犬がこちらの最終保健所に収容されていることが昨日判明して、A.L.I.Sのスタッフさんが預かりさんを夜の内に確保し、この仔犬達を引き出す事に奔走していたんですね。
ですので、お役所からおいでになったのには仔犬達の譲渡などの打ちあわせの為だったわけです。
甲斐犬の引き出しは忘れられてしまったくらい、多頭仔犬の事で大変な様子でした。


 

不安そうながら、尻尾を振って近づき、里親さんの手をペロペロ舐めて

「ワタシよ、連れて帰って下さいね」

一生懸命、訴えているのが分りました。
里親さんはずっと傍で、撫でながら

「一緒に帰ろうね。もう大丈夫だよ、お家に行こうね」

と、優しく話しかけていらっしゃいました。




センターから出て、車にに乗る前にお散歩をしました。
夕方になって森に帰る鳥の群れに反応し、身体の動きが俊敏、脱走には十分気を付ける必要があると感じる子です。
いや〜、かなり賢いので、充分気を付けてくださいませ。
手入れが施されて黒光りした被毛、品格のある雰囲気、フレンドリーで攻撃性は全くなく、可愛がられていた事が分りました。




最後に病院で身体検査をしました。
1才〜1才半くらいのお譲さんでございます。
今のところ、問題はなさそうで、落ち着いた頃に予防注射と避妊手術を受ける事にして、今日のところは無事通過、やっと新しいお家に帰って行きました。

甲斐犬の引き出しがきっかけで、本日収容されている子達の(成犬も含め)ほぼ全頭が引き出されることに決まりました。
本当にありがとうございます。
ここに残った子達、集められた子達はもう後先が無い状況でしたが、A.L.I.Sのスタッフさん達のご尽力と保健所の職員さん達の努力で命が繋がりました。
私も改めて命の重さとその命を守る職員さんの働きには頭が下がりましたが
今日の事を通して、処分をしなければならない職員さんのお気持ちを軽んじてはいけない、犬だけでなく、そこに携わる人々の気持ちを重く受け止めようと心に言い聞かせました。



お家でくつろぐ甲斐犬ちゃん、とっても落ち着いて過ごしています。


ジローの母さん |MAILHomePage

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