甲斐犬ジロー通信
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2008年07月21日(月) 東京オリンピック

BSで東京オリンピックの記録映画を見ました。
ちゃんと最後まで見たのは42年ぶりのこと。
私が中学3年生の時にオリンピックが開催されて、映画はその1年後くらい
だったように思います。
その当時は

ふ〜〜ん、これがオリンピックの記録映画なの?面白いな〜。

くらいにしか感じなかったように思いますが
自分の記憶の中で一番鮮烈に残っている選手がエチオピア代表の
マラソン、アベべ選手。



スタートしてゴールするまで、全く苦しい表情は無く哲学者が
何かを考えながら走っているように見えたこと。
ゴールした時、周りの介助も断り、寝ころんで念入りに体操をして
体を整え、何事も無かったかのように立ち上がり変わらぬ表情だったこと。
子供ながらに凄い選手だと思いました。



縦横の隊列がまっすぐで、一番綺麗だった日本の入場行進。


アメリカの入場行進はとにかく、デカイ、オオイとビックリしたこと。
それにカッコいい!と正直思いました。
43年前は外人の行進はだらけていると思ったものですが
いやいや〜、違ってました。
どの国も秩序ある、立派な行進をしているではありませんか。
貴賓席前を通過する時は、号令と共に選手達がビシッとした姿勢で敬礼。
あの頃は、世界の人達の質が今より、かなり高かったのではないだろうか。
今を嘆くけれど、日本だけじゃない、昔はどの国も礼儀と品格が
あったように映像見て感じます。

柔道の無差別級決勝戦で勝った、オランダのヘーシンク選手は
畳の上に上ろうとした自国の関係者を制止し神聖な畳を汚さないようにした。
そして柔道着と帯を整え、対戦相手に礼をして讃え、静かに去りました。
畳の上で感情をあらわにせず、謙虚な態度と先輩に敬意を表す姿に
ジロ母は驚きました。(当時は気付かなかった)
今では日本の選手でさえ、畳の上で飛び跳ね大喜びするのに見慣れてしまいましたが・・・・。
今日初めて、ヘーシンク選手の偉大さに気付かされました。


そうそう、この映像も面白いですよね。
よく覚えているシーンです。
街頭でテレビを見る人だと思うのですが、初めてのカラー放送でしたからね。


外国人が開会式に感涙している表情を見ていて、こちらもウルウルしそうになってきました。


閉会式では選手達が肩を組み、輪になって踊り、、、、、。
隊列は無く、笑顔が溢れ、世界の人と手をつないで歩いているのを
当時のジロ母は

世界の人と手をつないで友達になれるんだ!

と興奮した記憶が甦りました。


裸足で走る選手や、靴だって普通の運動靴、靴下だっておじさんが会社へ
履いていくような粗末な物だし、水着も一般の人と同じでしたよ。
オリンピックって昔はシンプルに行われていたんですね。
美しく戦う・・・そんな感じがしてきます。
市川昆監督は単なる記録映画を超えて、選手も一人の人間だということを
息使いまで伝えたかったのではないでしょうか。
今、見直すと感慨が波のように押し寄せてきます。
またゆっくり見たいと思う素晴らしい映画でした。

次はメキシコでしたね。





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