甲斐犬ジロー通信
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2004年04月02日(金) それぞれの出発



先住兄1もこの四月で社会人三年目に突入しました。
学生の頃はあまりの能天気さに、社会人としてやっていけるのかと
心配しましたが、朝もはよから夜遅くまで元気に働いて
すっかり会社人間になっています。
しっかり仕込んでくださった教育係の先輩も
来週から新任地へ転勤となり
実質ひとりだちの正念場をむかえることに。
まぁ、若いんだ、しっかり苦労して欲しいと願っています。

ジロ父の新職場はちんまりした株式会社です。
中小企業(聞こえはいいが本当のところ零細、弱小企業)なのに
何故か○○○総合商社などとうたったりしている。
(厚かましく言い切れるところが零細の零細たるところ)
IT化に乗り切れず人間コンピューターでやりくりしながら
昔のスタイルで56年の間やってきましたが、
職場には勤続55年の現役バリバリの人間コンピューターの社員がいます。

品物の仕入れ先、仕入れ値、売り値、在庫、その品物のサイズを
を瞬時にコンピューターより早くて正確に答えてくれるので
機械のコンピューターを使う必要がありませんでした。
計算も暗算でパパッとだしてしまうので、
時々「そろばん」を使うくらいのものです。

零細弱小企業にはこういった逸材が存在するのですよ〜。
70歳をすぎても頭脳コンピューターはメンテナンスを必要とせずに
正確に動きつづけています。
頭は使っていれば70才以上でも脳細胞は増えるという結果が
でていますが、体は衰えていくのは否めません。
本人も最近になって体の疲れはどうしようもないと訴えはじめて
いますので、いよいよIT化を押し進めなくてはならない状況に
たたされています。

ジロ父の仕事はベテラン人間コンピューターさんの頭脳を
コンピューターに移す作業を仰せつかっています。
品物を見て、ほとんど口頭で聞き出しながら
誰がみてもわかりやすい形にPCに入力する作業は大変でしょうが
自分の今までやしなってきた知識を思い通りに生かすことの楽しさも
やりがいのひとつかもしれません。
ジローは傍らで父ちゃんの仕事ぶりをジッと眺めています。

*「はなもも」一斉に咲きほこりましたが色がかなり強いのです。










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