便蛇民の裏庭
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どうでもいいことなんだけど。
今日、29歳になりました。
今でこそ、 年末も正月も関係なくお店やってて コンビニなんかもあって 欲しいものはいつだって手に入る。
いいねー、ありがたいねー。 本当にいいのかどうかわかんないけどね。
ぼくが小さかった頃。 ケーキを年末に買って置いておく訳にもいかず。 誕生日ったって何にもない。
餅は山ほどあったけど。 それに親戚の家にいるときはご馳走も作ってもらったけど。
そんな時、ばーちゃんがね、 「誕生日なのにかわいそうだから」って 仏壇からロウソクをもってきた。 そんで焼いた餅にさした。 年の数だけ。 その餅を見て幼心に思った。
あぁ、まるでぼくの人生のようじゃないか。
ばーちゃん、ありがとう。 ぼくはね、嬉しかったんだよ。 でも。
誕生日のたびに、そして餅を焼くたびに。 思い出すんだよ。 あの八つ墓村な餅を。
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