泡とガラス玉


2010年02月12日(金)      カエルバショ


のしかかる灰色の空と
草原。

生暖かい風と
雨。

水溜りに映る
ダークトーンの世界。


私が最後に帰りたい場所は
この世界だ。


昔からずっとここに居たような
気がするからだ。

世界中の寂しさは優しさであって
優しさほどの寂しさは存在しない
ここは寂しい世界だ
けれども優しさで満ちている


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