気ままな日記
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2008年07月19日(土) いつものことながら

 職員の不祥事が相次いでいるのを受けて、先日、その防止策を問うために、「訪問指導」なるものが行われた。訪問者は、定年後どこかに引き取られたOBたち。
監査もそうだが、本庁からの訪問者というと、やたら色めき立つのはいつものこと。今回は、現金の管理方法や、通勤手段の適否、パソコンを含めた情報管理の方法などが、指導対象となるらしい。
 そこで1週間以上も前から、”こう訊かれたらああ答えよう”というような、想定問答集作りが、課長中心に、本業そっちの勢いで行われ始めた。これもいつものこと。
 通勤手当が定期代として支給されているのに、バスカードを買っていることを指摘されたらどう答えよう…などと、真剣に悩んでいる姿は、鋭い母親に悪事がばれるのを恐れている子供のよう。
 ばかばかしいなあと思いつつも、文書を外に持ち出す時の要綱を、4月1日に遡って、それらしく作り上げて褒められた時は、お役に立ったようで、まんざらでもない気分。その団体に属する限り、これもいたしかたないこと。
 さて、当日。現役を引退したとはいえ、というか、引退したからこそ、久し振りの出番とあって、訪問者もずいぶんと張り切ったのだかどうだか。予定していた時間をとうに過ぎ、夕方になってようやくこの訪問指導は終了。果たして、あれほど念入りにした準備の甲斐はあったのだかどうだか。あれほどみんなを振り回しておいて、特段何の報告もなく、再び日々の業務が戻ってきたのでした。


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