サミー前田 ●心の窓に灯火を●

2007年10月27日(土) ブラックエンペラー

 70年代に一世を風靡した暴走族/サーキット族のブラックエンペラーOBの方々の主催で、10月18日に国際フォーラムA(キャパ5000人!)にて、「クールスとジョニー大倉」のジョイントコンサートが開催された(チケット代10000円!)。ロビーでは、ステッカー2000円とかTシャツとかエンペラーグッズが売っていた。懐かしい(笑)中学生時代に鞄に貼っていたような記憶が・・・
 司会はイクラちゃん、それはもうヤバい話ばっかり連発(笑)進行もユルい感じで、あまりにも会場とミスマッチでしょう(笑)。野音の方がよかったのでは?季節的には違うけど。
 
 しかし、久々に見たクールスは心底良かった。ライブハウスで見たい。短い演奏ながら代表曲中心にロックンロールのツボを心得た素晴らしい演奏だった。
 ジョニーの方は、大所帯のバンドで70年代っぽい王道ロックな演奏、個人的にはシンプルなクールスの後には大味に聴こえてしまった。特にこんな日はキャロルナンバーをやらないことには客が盛り上がらないという感じでアンコールはやっぱり「ファンキーモンキーベイビー」だった。



2007年10月23日(火) タモリ

 26日、金曜のタモリ倶楽部、見れる人は見て下さい!

 昨日まで博多に滞在。
 久しぶりに中州の夜を堪能し、何故かうどん三昧。24時間チェーンの「うどんのウエスト」は素晴らしい。昼に行くなら「かろのうろん」。今の博多はラーメンよりうどんだね。
タモリが昔、六本木に博多うどんの店を出して失敗だったというが、今ならウケるかも。

 タモリの1と2、そして4枚目の「ラジカルヒステリーツアー」が12月にCDになる!
 当時、一ヶ月あまりで発禁となったいわくつき3枚目の「戦後日本歌謡史」は、やっぱりCDにもならない。これいいんだけどな。



2007年10月09日(火) 君にあげようロックンロールお年玉

 来年正月、こんなイベント!
 土曜の午後からたくさんバンドが出ます。22時前に終わりますが、そのまま深夜はオールナイトでクラブチッタにて第二部を朝までやります!(内容未定) 
 体力持つのか?(笑)レッドブル飲んで頑張ります!!
 

<ロックンロールお年玉〜クレイジーミッドナイト69スペシャル>

2008年1月12日(土)14:30開場/15:00開演
CLUB CITTA' 川崎  044-244-7888
http://clubcitta.co.jp/

前売3000/当日3500

前売券11月17日より発売
チケットぴあ、ローソン、イープラス

   *フラワーカンパニーズ
   *遠藤賢司 & カレーライス
      (竹安堅一 g/ グレートマエカワ b/ 森信行 ds)
   *SCOOBIE DO
   *騒音寺
   *ザ50回転ズ
   *夜のストレンジャーズ
   *ザ・サイクロンズ
   * 田渕 純とムード・アンサンブル東京
   * DJサミー前田(VOLT-AGE)
   *DJキングジョー(SOFT HELL!)




2007年10月08日(月) パンク専門!

FOLLOW UPというディスクユニオンが発行しているパンク専門のフリーマガジンがあるんだけど、何故か田渕純が大きく取り上げられていて吃驚1



2007年10月04日(木) チェック

 現在発売中の「ミュージックマガジン」(表紙と特集はゆらゆら帝国)で、8月19日の黒沢さん追悼イベント「熱狂GS図鑑」のレポートがモノクロ1ページで掲載されています。執筆は湯浅学さん。いい記事です。ぜひ読んで見て下さい。



2007年09月29日(土) せぷてんばあ 今日は仕事を休みます

 9月ももう終わり。あと3ヶ月で年が明けるなんて・・・。
 先日まで生死の界を彷徨っていたのだ。辛かった。予定していた仕事、とばしちゃったりして迷惑かけた方にごめんなさい。さらに今月は本当に不愉快な事がいくつか身にふりかかり、ロクなことがなかった。
 気をとりなおしつつ、なぜかアン・ブリッグスのCDをヘビーローテーションしている。
 



2007年09月10日(月) クニ河内とザ・ハプニングス・フォーの特集、「日本ロック紀GS編」のことなど

 本日発売されたCD付き書籍『Hotwax日本の映画とロックと歌謡曲 Vol.8 』。
 クニ河内とザ・ハプニングス・フォーの特集という快挙。俺は、ヒストリー、インタビューなどを担当。珍しい写真も少々ある。クニさんの仕事はあまりにも膨大で網羅するには、一冊の本にしたらよいと思う。映画の方は鈴木則文特集というのもなんか笑える。シンコー・ミュージックより発売。

 それから、9月29日には、黒沢さんが生前に出版しようとしていた『日本ロック紀GS編 コンプリート』が発売予定。GSディスコグラフィ本として、多くの人の人生を変えた(?)『日本ロック紀GS編』の増補改訂オールカラー版だという。元々、「モダンGS」のコーナーの執筆を頼まれていたので、誌面を汚さぬようにちょっとだけ書きました。こちらもシンコーより。
 
 10日の夜は埼玉県越谷のライブハウスで短いDJやって、かなり盛り上がって、月曜なのに朝まで打ち上がって一軒しかないホテルで3時間くらい寝て帰って来た。越谷駅周辺は、完璧なほどチェーン店だけで締められている。なんかどこの街にいるのかわからないような恐ろしい感じがある、っていうか最近のローカル駅周辺はこんな感じなのだろう。北千住で途中下車したら、久しぶりだったからなのか、下町のイメージを大きく裏切る駅前の開発。まったくつまらない。



2007年09月08日(土) 映画の話題と、9月リリースの2タイトル

 来年公開予定の映画のサウンドトラックの一部を制作している。まだ公表できないようで、主演が大物ハリウッド女優、主題歌も大御所作曲家、と規模はかなりでかいが、けっこう自分に近い人間がたくさん関わっているということもあっての縁である。舞台は60年代。ザ・サイクロンズのメンバー他による音源も使用される予定。また報告します。
  で、完成が待たれる岸野雄一監督の「夜をまきもどせ」。田渕純歌唱の主題歌があまりにすばらしく、話題沸騰中なので、先にリリースしてしまいました。映画のシーンで構成したPVをユーチューブに某ジョー氏がアップしてくれている。

 田渕純、デビューCD『夜をまきもどせ』
 全11トラック収録/1500円/ボルテイジ・レコード/9月8日全国発売

 そして同時発売でこちらもリリース。前述の山田映画に使用される曲も勿論収録。橘京子は平成歌謡界が誇る最高の実力派美人歌手だといえよう。

 サロメの唇、デビューアルバム『第一集 美しき世界をうたう』
 全10トラック収録/2000円/ボルテイジ・レコード/9月8日全国発売


 ぜひとも買って下さい!よろしく〜


 



2007年08月29日(水) 3/3がCDになる

 近年のCD再発、特に紙ジャケのリリースがすごいね。ラッシュだね。もう紙ジャケということがありがたいんだかなんだかわからないものもいっぱい出てる。
 9月には、「じゃがたら」のほとんどの作品も紙で出るけど、後期の元々CDでしか発売されなかった作品まで紙になるのはどうなんだ? メジャーデビューアルバム『それから』はひっそりとアナログがリリースされていたけどね。実は何枚かジャケットを提供したんだけど、いつまでたっても自社製品を保存しないようなメーカーが多い。9月発売のニューロック系再発もジャケをいくつか提供した。出来れば、スーナーズ/テレサ、トメ北川とかCDにしてほしいものだが。
 
 そんな再発の中でもこれは凄いニュース。なんと「3/3(さんぶんのさん)」が遂にCDに!
ボーナスでライブ音源も付いている。3/3については細かく説明しないが、アルバムは10枚プレスという幻のレコードで、中古市場に出る事はほとんどなかったが、昨年には海賊盤が出てしまっていた。
 84年のことだったと思うけど、友人が高円寺北口のアパートに住んでいて、駅から近いのでしょっちゅう遊びに行っていた。ある日、アパート前の道路のゴミ捨て場で拾ってきたばかりというレコードを聴かせてもらった。「なんだこれ?かっこいいじゃん」とか言って、いかにも手作りの自主製作っぽいジャケットを眺めていたが、それが3/3だったのだ。「フリクションのレックとヒゲ、ミラーズのヒゴが70年代半ばにやっていたバンドだよな」「やっぱりジミヘンっぽい」なんて会話をしたが、それが大変なことだとは思わなかった。その頃はリアルタイムでおもしろいバンドがいっぱい近くにいたし、古い音楽に親しんでいても希少価値で必要以上にありがたがることはなかったのだ。
 それから10数年後、お金に困った友人はそれをユニオンに売りにいったら買い取り価格「10万円」だったという。それが安いか高いかなんともいえないが、とにかく世の中に10枚しかないレコードだったのだ。それを高円寺のガード下の今はたこ焼き屋とか路面の飲み屋があるあたりの、北口側の道路に捨てた人物とは誰だったのだろう?



2007年08月20日(月) 熱狂!GS図鑑 〜黒沢進に捧ぐ〜 大成功!!

 
 『熱狂!GS図鑑 〜黒沢進に捧ぐ〜』8月19日@下北沢 CLUB Que
 本当にたくさんの人が来てくれました。
 今回は出演者それぞれと事前に打ち合せをしリハーサルに立ち会わせてもらい、さらにいろんな偶然も重なり、今宵限りの特別な構成で大成功に終わった。これはもう黒沢さんが天から演出していたのだと思う。

 それでは当日の模様を簡単にレポート。敬称略。

 トップバッターは、この日のためにお願いして、再編成されたザ・ガリバーズ。山形からオリジナルボーカルの多勢正隆が参加する予定だったのが、ご家族の病気のため、急遽キャンセル。ベースの北久保誠がボーカルをとったが、これはこれで凄くよかったのだ。「パープルヘイズ」からはじまり、「ダークな瞳」「赤毛のメリー」も披露。元祖和製ガレージパンクに相応しい60'S 感覚の強いライブだった。この第3期ザ・ガリバーズはまた続けて行きたいとのこと。

 2番手は、田渕純、バックは元はちみつぱいの渡辺勝ほかによるムード・アンサンブル東京(←命名者は俺)。黒沢さんとは縁が深かった勝さんは、この日はピアノではなく全編サイケなギターを弾いてくれた。田渕が歌ったのは、黒沢さんからアドバイスを受けた選曲「あなたに抱かれて死にたい」(ルビーズ)「哀愁のシルバーレイン」(レオビーツ)というムードGS曲に続き、ほとんど発狂状態の「お前のすべてを」(モップス)、黒沢フェイヴァリット曲「シェビデビでいこう」(プレイボーイ)。
 続いて田渕に替わって渚ようこが登場。「新宿マドモアゼル」(チコとビーグルス)「朝まで待てない」(モップス)「アリゲーターブーガルー」をムードアンサンブルをバックに歌った。終演後、俺は渚に「一人GSをコンセプトにしたアルバムを作るべきだ」としつこく言い寄ったほど、この日の渚はハマっていた。

 そして、元ザ・ダイナマイツの瀬川洋が、森園勝敏、金子マリ、湊雅史らとともに演奏。「ウォーキング・ザ・ドッグ」や「ムスタング・サリー」などをやったあと、客席にいたダイナマイツのベーシスト吉田博を呼び、コーラス担当にして、「恋はもうたくさん」「トンネル天国」をやったのだ。これには一段と盛り上がった。

 そしてラストはザ・ファントムギフトの3人。チャーリー森田をリードボーカルにして「離したくない」(ヤンガーズ)「いい娘だね」(ジャックス)「テルミーモア」(テンプターズ)の後は、ゲストボーカルで田渕純がミリタリールックにサングラスで登場。「海と女の子」(早川義夫作品)を歌ったあと、ローリングストーンズというかオックスの「テルミー」。最後はやっぱり感極まって失神してしまった(笑)。田渕が関係者に運ばれていくのを無視するかのように、「お前の夢中さ」(カーナビーツ)をやって終了。アンコールは、スペンサーデイビスをインストにした「アイム・ア・マン」、「夜明けに消えた恋」(ブルーインパルス)で大団円。

 約4時間という長丁場で、それぞれがまったくダレルところのない緊張感のあるステージだった。懐かしいだけではなく、いつでも熱狂できるカッコイイ音楽、そしてちょっぴりくだらない、それがカルトGSの真骨頂なのだと思う。この日、会場にいた150人以上の全員が黒沢さんに感謝していたに違いない。
 
 そして当日、黒沢さんの妹の恵子さんからメッセージをいただいた。それを以下にアップしておきます。

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 早いもので今日19日は兄の4回目の月命日です。この日に『〜黒沢進に捧ぐ〜』ライブイベントを行なっていただき本当に嬉しく思っております。
 兄を亡くして辛く悲しい毎日ですが、その中においても、いろいろな方々の兄に関する記事やブログを拝見して、この4ヶ月間どんなに心をなぐさめられたか知れません。兄がこれほどまでに皆様から惜しまれる存在に思われていたとは、正直、考えてもおりませんでした。
 兄が亡くなってからGSを何十年かぶりで聞きました。私自身、思いもよらずいろいろな曲を知ってたので、泣けて泣けてしょうがありませんでした。子供の頃、知らず知らずのうちに色々なGS(それもB級どころ)を聴かされていたんだと思うと可笑しいです。
 兄は亡くなるのは早すぎましたが、それでもいろいろな方たちと知り合い、そして支えられ、好きなことが出来て、(辛くとも)楽しい人生を過ごせたと思います。
 皆様、生前は本当にお世話になりありがとうございました。そして今日このようなライブイベントを開いてくださいまして本当に感謝しております。ありがとうございました。     
                                    黒沢恵子





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