ウェブ日記
2012年02月10日(金) 続・evilwmいじり
続・evilwmいじり

(Plamo linux 4.73で) xsaneやgimpを終了したときevilwm 1.0.1がお亡くなりになることが多いので、 最新ヴァージョンがあったら更新しようと思った。 evilwmのウェブページで1.1.0を発見、 ダウンロード。 2009年子供の日の日記同様、 使いやすいようにソースを改変。 改変箇所は、

  • (今は使っていないので動作未確認だけど) skkinputで漢字登録の画面にフォーカスが当って日本語入力できなくなる不具合に対処
  • フォーカスの当ったウィンドウをディスプレイ中央に寄せるショートカットキー(ctrl + alt + o)を追加
  • alt + tabキーでウィンドウを切り換えたとき、 マウスポインタを右下に移動していたのを中央に変更 (この方がクリックしやすい)。

パッチファイルを作りました。 無保証です。 使い方はevilwm-1.1.0のtarballファイルを展開してからevilwm-1.1.0のディレクトリのあるパスでパッチを当てる。

cd /tmp
tar xvzf 「tarballファイルのあるパス/」evilwm-1.1.0.tar.gz
patch -p0 < 「パッチファイルのあるパス/」evilwm-1.1.0-patch
cd evilwm-1.1.0
make
su
make install

ヴァージョンを上げたらgimp終了でも無事のようだけど、 xsane終了ではまだ亡くなってしまう。


2012年02月08日(水) 気になる食べ合わせ
気になる食べ合わせ

引っ越した影響で食事のし方を少し工夫している。 それで気になっていることがあって、 読者のためになるかもと思って書く。

以前から(今も)「1日30品目」の食品を摂るよう勧められるが、 これは間違いではと最近強く思うのだ。

一昨年チベット体操なるものを知ってPeter Kelder著の"Ancient Secrets of the Fountain of Youth"なる本を読んだのだが、 そこに1日にたくさんの種類の食品を摂るのは間違いと書かれていたからだ。 その本の登場人物によるとたくさんの食材を同時に頂くと互いに消化できなかったり健康に良いどころかかえって害になるという。

この手の健康法は凝ったらしょうがないけれど、 一番印象的だったのは澱粉質と肉類を同時に食べてはいけないことだった。 消化のし方が全く違うので体に負担になるからだという。 確かに中学高校の生物の授業で澱粉と蛋白質は消化の方法が全く違うと習った。 この教えによると、牛丼は凶悪な料理になる --実は私が最も苦手な料理の1つでもある--。

一方先日ある薬草に関する講演会に参加したのだが、 講演した薬草に詳しい大学教授によると、 人は同じ食べ物を何日もうまく消化吸収できないそうだ。

これらの主張から導かれることは、 健康的な食べ方は、 日に少ない品目の食材を、 澱粉質と蛋白質を同時に摂るのを避けながら、 毎日食材を換えながら食事を摂ることになる。

それで私はどうしているかというと、 朝と昼は澱粉質主体、 夜は蛋白質主体の食事を摂っている。 米に飽きた次の日はパンや麺類を、 魚に飽きた次の日は肉か豆類を頂いている。 野菜、果物、適量の脂肪分は毎度の食事に摂っている。 これだと食べすぎがちな炭水化物の量がコントロールしやすいし、 夜飲むのにも好都合。 納車して畑いじりが始まっても元気に過ごせますように。


2012年02月06日(月) 東大入試の円周率の問題
東大入試の円周率の問題

数日前2chコピペ保存道場で知ったのだが、 2003年度の東大の入試問題にこのようなものがあった。

円周率が3.05より大きいことを証明せよ。

この問題が出された当時、 文部科学省は円周率を3と教える学習指導要項を出していて、 これに入試問題の形で反対した東大はすごいとのコメントがあった。 同意。

非力ながら解いてみた。

まず、円周率が3以上なのは次のようにして分かる。 円に内接する(内側にぴたりはまる)正六角形を描いて、 その六角形の各頂点を円の中心と結んだ線分--両端のある、長さのある直線--で同じ大きさの正三角形6個に分割する。 そうすると正三角形の辺は円の半径で、 円周にある正六角形の各頂点を結ぶ線分ののべ長さは円の半径の6倍、 つまり直径の3倍になる。 もちろん円周はそれより長いので円周率は3以上と分かる。

さて、円周率が3.05を越えることを証明するために、見当を付けよう。 今度は円に内接する正十二角形--辺の数を倍にする--の外周が円の直径の3.05倍を越えるのではないか。 ということでそのような正十二角形を正六角形と頂点6つを重ねるようにして描く。 さらに正十二角形の各頂点を円の中心とを結ぶ線分を引いて12個の二等辺三角形を作る。 このとき正三角形1個と二等辺三角形1個が重なることによって小さな直角三角形ができる (この三角形の残りの角はそれぞれ15度と75度)。 この小さな直角三角形の一番短い辺は円の半径の(1 - √3 / 2)倍の長さ、 二番目に短い辺は円の半径の半分の長さとなるので、 三平方の定理より一番長い辺の長さが求まり、 それは半径に2 -√3の平方根を掛けた値である。 これは正十二角形の辺でもあるので、 この値を12倍したものが直径の3.05倍を越えることを示せば証明完了。

計算機があれば正十二角形の外周の長さが円の直径の3.10倍を越えることがすぐ分かるのだが、 筆算で求めるとなると…

√3は「人並みにおごれや」の文句通り1.7320以上。 だから2 - √3は0.2680未満。 0.25だと平方根を取ったら0.5で12倍して6 (半径の6倍つまり直径の3倍の意)になるので、 0.26だと証明できそうと概算の目処を付ける。

0.25を分数に直せば2500/10000、 これは50の二乗を100の二乗で割ったものに等しい。 50より1つ多い51の二乗は2601となり、 2601/10000 --0.25よりちょっと多い0.2601で0.2680未満--の平方根は51/100。 これを12倍すると6.12 (半径の6.12倍の意)、 半分で3.06つまり正十二角形の外周の長さは円の半径の3.05倍を越えることが言えた! 醜い証明終。

ああしんど。 20年遅れて生れていたら入試に落ちていたな、絶対…


2012年02月04日(土) ブライダルギャラリーのチラシを見て思ったこと
ブライダルギャラリーのチラシを見て思ったこと

今日の新聞(朝刊)に「ブライダルギャラリー」のチラシが入っていた。 ちょっと眺めたらあるタレントとモデルのブランド--彼女達がデザインしたのだろうか--の、 色やデザインが様々な、カジュアルにも見える花嫁衣裳の写真が載っている。 モデルやタレントのブログを見ていると、 彼女達は仕事でこの手の衣裳をよく着る機会があるようだが、 このような仕事をちょっちゅうやっていると、 反動で自分の結婚式は和服を着るのではと思った。


2012年02月02日(木) 続・Plamo linux 4.73でEPSON PX-404Aを使う
続・Plamo linux 4.73でEPSON PX-404Aを使う

一昨日の日記でエプソンのプリンタ(複合機) PX-404Aの設定について書いたが、 さらにスキャナ機能もlinuxで動作したのでメモ。

エプソンのlinuxドライバーダウンロードのサイト からスキャナドライバ--コアパッケージとデータパッケージから成る--をtar.gzの形式でダウンロード、コンパイルとインストール。 もしかしたらデータパッケージからインストールすると良いかもしれない。

次に設定ファイル--パスは/etc/sane.d--のうちdll.conf、epson.confとepkowa.confをエディタで開き、 最初のファイルに「epson」の1行--と「epkowa」の1行も要るかも--を挿入、 次と最後のファイルで「usb 0x4b8 0x881」の1行を挿入。 これで私のパソコン--Panasonic CF-R7--からxsaneアプリケーションでスキャナが一応動かせるようになった (ちなみにxsaneのsaneは"Scanner Access Now Easy"の略だが、 実際は後述のように"Scanner Access Not Easy"だった)。

ところがエプソンのアプリiscanを起動させようとすると、 「スキャナにコマンドが転送できません。スキャナの状態を確認してください。」とダイアログが表示されて失敗。 アヴァシス社のQ & A等のウェブページを見たけど原因が突き止められず。

グーグルで検索していたら 「Subject: [debian-users:35376] EPKOWA の iscanについて - msg#00219」 のウェブページ中に

例えば、rootの状態(suでスーパーユーザーになるのではなく)では、 shutdown、halt、dpkg、などの重要コマンドが「使えない」… 不思議なことに、rootで更にsuを使ってから初めて、コマンドが「使える」のです。

との記述があるとの検索結果が出たのだけど、 当該のページには無かった。

suコマンドがiscanと関係があるのか分からないけどちょっと試してみた。 まず一般ユーザからsuでスーパーユーザになってiscanを起動させようとすると件のメッセージが出て失敗。 その後もう一度suの後iscanを試したら、 今度はlibltdl.so.3が見つからないと言われた。 そこでlocateコマンドでlibltdlを探したら/usr/libの下libltdl.so.7.2.1を発見。 これからlibltdl.so.3へのシンボリックリンクを張ったら、 無事iscanが起動。 こんな幸運は久しぶりかも。

これでパソコンからスキャンは無事可能になったのだけど、 xsaneやiscanを終了させるとウィンドウマネージャevilwmが異常終了するのは問題。


2012年01月31日(火) Plamo linux 4.73でEPSON PX-404Aを使う
Plamo linux 4.73でEPSON PX-404Aを使う

先週金曜に初めて買ったプリンタ(EPSON PX-404A)が届いて昨日まで設定にはまっていた。

これから仕事で名刺や資料の作成や印刷をしなければならなくなるので、 生れて初めてプリンタを買った。 機種はエプソンPX-404A。 新聞の折り込みチラシ(某大手電気店)を見て知って、 メーカーのウェブサイトで仕様をチェック、 送料も考慮して安かったアマゾンで購入。 顔料インク使用で、 コピーやスキャンもできて、 場所も取らないので私には申し分無い。 これが1万円以下で余裕で買えるのだからこの世はありがたい。

10年以上前はUnix系OSでの印刷はややこしかったけど、 最近はCUPSなる「プリンティングシステム--プリンタサーバかな?」があるそうだし、 エプソンはlinux用のプリンタやスキャナドライバも用意しているし、 プリンタの設定に関するウェブページもたくさんあるので、 比較的すぐ印刷できるようになるだろうと少し安心していたが… 実際は英語のウェブページも欠かせないくらい設定には苦労した。

プリンタの設定--ここではネットワーク接続ではなくパソコンに直接繋ぐローカル接続-- は試行錯誤でやったしうろ覚えや不確かな部分が多いのだけど、 他の方の何かの参考になるかもしれないので知見をここに書いておく (ただしプリンタの設定はもちろん自己責任でやってくださいね)。

Plamo 4.73でエプソンPX-404Aを使用するための重要なポイントを挙げると、

  • Plamo標準でインストールされたCUPSは使えないので代りに最新ヴァージョンのソースからコンパイル、インストールする。 プレインストールされたCUPSがカーネルとlibusbを二重に使おうとしてプリンタを検出しないし、 プリンタを強引に追加、印刷しようとするとプリンタが待機のままになる
  • CUPSの起動にlibslp(.so.1)が必須なのでそれが含まれているopenslpパッケージを予めインストールする
  • cupsdをそのまま起動させるとCPUを浪費させるので起動スクリプトを使う

等である。

順番が前後したりできるのだろうけど、 手順を書いておく (ほとんどがスーパーユーザで行う)。

Plamoのftpサーバ辺りからopenslpパッケージをダウンロード、 installpkgコマンドでインストール。

プリンタドライバのインストールと使用ではLSB (Linux Standard Base)という環境があった方が良いそうだ。 この環境を利用するためにld-lsb.so.3というものが必要だそうだが、 これは「ln -sf /lib/ld-linux.so.2 /lib/ld-lsb.so.3」とリンクを張ることで解決するそうだ*。

でもplamo 4.73にLSBがちゃんと入っているかいまいち分からなかったので、 エプソンのlinuxドライバーダウンロードのサイト --これはエプソンのトップページからではなく アヴァシス(Avasys)社のlinuxドライバのダウンロードサイト 経由でないとたどり着けないようなのは問題-- からPX-404Aのプリンタドライバ--私が選んだのはESC/P-R (ジェネリックドライバ)のソース (ファイル名に「src」が入っているもの--をダウンロード、 コンパイル、インストールした。 これはrpm形式だが、 rpm2targzより「rpm2cpio rpmファイル | cpio -id」を用いて展開した方がトラブルが少ないと思う --以前openofficeをインストールしたときの経験による--。

必要ならば「modprobe usblp」としてプリンタがUSB接続できるようにしておく。

これで「/etc/rc.d/init.d/cups start」とシェルでコマンドを打ってfirefox等のウェブブラウザで 「http://localhost:631/」とURLを入力してCUPSのウェブページが出て来る(はずだ)が、 プリンタをパソコン--私のはPanasonic CF-R7--にUSB接続して通電しても、 「管理」メニューで新しいプリンタとして検出されない。 URI --恥ずかしいことに意味をまだ知らない--を「usb:/dev/usblp0」とか「usb:/dev/usb/lp0」として新しいプリンタとして強引に追加しても、 印刷ジョブが待機中のままプリンタが動かない。 CUPSのエラーログをデバッグ(debug)モードで見ても原因不明。

もしかしたらUSB接続に何か問題があるのではと思いながらネットで情報を探していたら、 Beyond Linux From Scratchというウェブサイトの Cups-1.5.0のウェブページに libusbをカーネルとCUPSで取り合うので注意と書かれてあった。 そこでCUPSの最新版のソースをダウンロード、 libusbを使用不可にするオプションも付けてコンパイル (./configure --localstatedir=/var --disable-libusb --with-docdir=/usr/share/doc/cups-1.5.0)。 プレインストールされていた古いヴァージョンのCUPSをremovepkgコマンド等で除いて --このとき起動スクリプトも消されるのに注意--から、 インストール。 「/etc/init.d/cups start」とシェルからコマンドを打ってCUPSを起動、 ウェブブラウザを覗いたらプリンタがちゃんと認識。

テストプリント成功の後、 openofficeの文書ファイル(odt形式)の形で名刺を印刷。 ただ厚い名刺用用紙はそのまま送り出してしまって印刷が困難… 用紙の端を微妙に反らせてから給紙するとうまく行くかも。

* 電力研究室@埼玉大学・EP-703A(Epson Inkjet Printer Driver (ESC/P-R) for Linux)
http://www.epower.ees.saitama-u.ac.jp/Drupal/?q=node/138


2012年01月29日(日) 2種類の酒
2種類の酒

一昨日は実は飲みすぎて(ワインとラム酒)まともな日記が書けなかった。 でも転んでも何とかで今日の話題をゲット。

私は酒は2種類あると信じている。 ワインとそれ以外の酒。 クロネッカー(数学者)は 「神は自然数を創った。それ以外の数は人が作った(ドイツ語の原文の方が趣きがあるのだが)」と言ったそうだが、 私はそれをまねて 「神はワインを創った。それ以外の酒は皆人が作った」と唱えている。

ちょっと宗教的な表現はともかく、 ワインを含む果実酒の原料は糖分でこれは自然界にあるからワインは自然にできてもおかしくはない。 一方その他の酒は蒸溜酒はもちろん、 醸造酒でも糖化が要るので自然界ではまずできないだろう。

でも一番の大きな違いは酒を飲んでのトラブルの有無。 全く無いとは言えないけれども、 ワインにはそのようなトラブルは聞いたことが無い。 私は職業柄(と思っている)海外でも酒を何度も飲んだが、 ワインを飲んでの口論や喧嘩は一度も見たことが無い。

他にはフレンチパラドックスのように適度のワインの摂取は健康に良いことも挙げられよう。

私は日本の野生葡萄--主にエビヅルとキクバエビヅルでワインを作る計画を立てているが、 この変な酒ができたらどちらに分類されるのだろう?


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