ウェブ日記
2006年12月04日(月) 呼吸法習得か
呼吸法習得か

14時前から17時前まで誰もいない食堂で オーボエ・ダモーレリードの調整とオーボエ・ダモーレの練習。 こんなにはまって楽器を鳴らしたのは何年ぶりか。 気温は22.1℃と最適なこともあって、 ピッチはA = 442 Hzをキープ。 練習内容は休憩前では、 主にH3からF5までの音出しや、 たまたまネットで見付けた ヤマハのMotif ESのデモ曲オーケストラ風 等の部分演奏。

始めてから1時間で昼寝したいほど疲れてしまった。 そこでガンパウダー緑茶を飲んで休憩。 単なる好奇心から中古のリードを 熱湯に漬けて湿らせてみたら調子が良かったので、 これを使って練習を再開。 音色が結構リーディーなので、 私が生れて初めて聞いたイリアンパイプの曲である エンヤの「The sun in the stream」を演奏してはまる。 調子に乗ってイリアンパイプ風のヴィブラート --管体の下のトーンホールを開いたり閉じたりする-- を練習したりする。

長々と書いて来たが、 これからが大事なこと。 練習するうちに演奏が楽になる呼吸法に私は気付いたようである。 良い呼吸をするためには一般に言われているように 「丹田」に力を入れるのではなく、 動かさないようにする --息を吐こうが吸おうが-- のが実はコツと知り始める。 そうすることで俄に息が長持ちして体が疲れにくくなり、 ダブルリードの練習を始めてから初めて、 演奏がまともにできる見込みが着いたのだ! 呼吸の大事さを実感したのは生れて初めてである。 長生きするものである。 今後の練習が楽しみ。


2006年12月03日(日) やはりダブルリードはやめられない
やはりダブルリードはやめられない

久しぶりにオーボエ関係のウェブサイトをあちこち覗いていたら、 私と同じく30台でオーボエを始めた BONさんは 5年でオケに入るという目標を達成されたのを知ってびっくり。 先を越されてしまった… (私の目標は違うけど)

私は、 手持ちのリードの状態が良くなかったのと、 楽器の調整のできる店がアデレードで見付けられないのと、 ロッジの部屋が寒くて楽器の音程が取りにくかったため、 2ヶ月近くダブルリードの練習を忘れていた。 そのうえリードの削り方やどんな曲を演奏したいかとか、 イメージできなくなってしまっていた。

でも、流石に楽器を鳴らしたくなって、 オーボエほど扱いにそれほど神経質にならずに済む ダモーレを久しぶりに組み立て、 リードを水に漬けて、鳴らしてみる。 良かった、音程がまだ取れた。 部屋の気温は22.7℃と十分暖かくなっていた。

本当はオーボエを先に一応演奏できるようになってから ダモーレに移りたかったけど、 リードのメンテのしやすさ、 音程の取りやすさや好きな音色を優先させることにしよう。 ロレーは楽器自体きれいだし丈夫なのでありがたい。

一時帰国の際JDRで入手した 「オーボー教則本(梅原、1958)」を読む。 良い本だけど、リードは使用前水に漬けるという大事なことが書かれていないような…

梅原美男(1958)、オーボー教則本、東京・全音楽譜出版社。


2006年12月01日(金) 怠けているのかお勉強しているのか/掃除を始めて1ヶ月後
怠けているのかお勉強しているのか

やることは色々あるのに 結局今日はひねもすネットサーフィン。

C言語についてネットで情報を探したら、 苦しんで覚えるC言語(苦C)なるウェブページを発見。 それによると、

「市販書籍には仕組みの説明を省略して読みやすさをアピールする本が多い中、 苦Cではくどい説明を行っており、挫折経験のある初心者に最適です。」

この「くどい」説明がコンピュータに慣れない人達にはとても大事なのにもかかわらず、 C言語を始めとするコンピュータ関係の教本にはなかなか無いので このウェブページはお勧め。 #include疑似命令の意味、*演算子の分類等の説明が丁寧で素晴らしい。

他にダブルリード楽器のリードについても調べたけど特に収穫は無し。 「たらこキューピー」の人気を知り、 デイリーポータルZの記事 (キケン系標識を身近にあなたも法廷風スケッチに等)を面白く読み、 LinuxでのDTM (Desk Top Music)を初めて知ってmodファイル等を再生したりして過ごす。 プログラミング、DTM、リード作りと楽器の演奏等々、 自分のものを作る機会に恵まれていることを痛感する。

掃除を始めて1ヶ月後

ロッジの他の住人達が使用後ガスレンジの五徳を拭くようになったり、 ゴミ捨てのため通りに出していたトロリービンを片付けたりするのを見て嬉しい。 彼らには掃除をお願いしたことが無いのに。 これからも私はロッジの掃除を毎日こまめに続けます。 例え誰もやらなくても。


2006年11月29日(水) ビザ説明会
ビザ説明会

午後シティへ。 大学で移民局(?、Department of Immigration and Multicultural Affairs、 DIMA)のスタッフによる 卒業後のビザ(主に永住権)についての説明会に出席。 私は永住権よりもむしろ市民権に関心があるのだが… これが出願の最後のチャンスでもないのに、 半時間以上も留学生達が質問を続ける。 中には学生ビザの延長はどうすれば良いか聞くものまでいて (これは留学生課に相談すべきこと)ちょっと参った。


2006年11月28日(火) 全科目パス
全科目パス

今朝最後の科目(ワインのテースティング関係)の成績がウェブで発表された。 73点!の良。 60点くらいと思っていたのでびっくり。 葡萄栽培の科目の成績は酷かったけど、 今学期パスしなければならない醸造の2科目でまともな成績が取れたので、 今学期の成績には一応満足。 今日は祝杯を挙げるだろう。 これで夏休みと来学期の計画が何も気にせず立てられる。

昼食を作ろうかと思ったけど止めて 試験に通った記念に久しぶりに外食することに決めた。

食事の前にロッジ向かいの理髪店が空いていたので伸びた髪を刈って貰ってすっきり。

シティへ移動、 ランドルモールそばのベジタリアン中華料理店で カレーラクサ福建麺をおいしく頂く。

その後、こちらが元々の目的だったが、 書店をいくつか回ってドイツ語辞書を見て回り、 ノーステラスの書店で Pocket Oxford Duden独英辞典を購入。 学生連盟(とでも訳すのだろうか)の値引きが聞かないのに驚く。 店員によるとどうも学期が終ったからと言う。 ランドルモールの書店の方が1ドルほど安かったので買うのをキャンセルしようかと思ったが、 既にレジで精算中だったこともあり、 迷った末購入。 損したと後悔しながら帰宅して辞書をよく見ると、 今年発行の3版と知る。 この辞書は初版が1992年、改訂版が'97年、2版が2000年、その改訂版が2003年に出されるという、 とても頻繁に改版される良い辞書と判明。 ドイツ語辞典についての情報をろくに収集していなかったのに、 結果的に最新の辞書を確実に入手できたので 1ドルの損失は気にならなくなった。

シティの東にある酒屋でワイン(トルブレック「Struie」シラーズ)を買って帰宅。 夜ギリシャ人の友人PKと双方の試験合格を記念してこのワインで乾杯 (彼はトルブレックが好み)。 ヴィンテージが2004年でもっと熟成が要るけど、 確かに良いワイン。 トルブレックは旧世界ワインのグルメも虜にするようである。


2006年11月27日(月) opera再び?/今日の料理/その他
opera再び?

私のPC (Dell Inspiron 700m/Plamo Linux 4.2、KDE/GNOME無し) でfirefox (今朝1.5.0.8から2.0にヴァージョンアップ) を起動させるとUTF-8文字コードで書かれた日本語と外国語の混在する ウェブページで外国語の特殊文字(ウムラウト等)等が文字化けするのにすっかりうんざりした。 Google検索してもこの症状と対策が何故か見付からないので 今朝久しぶりにoperaを使ってみた。 libqt-mt.so.3共有ライブラリ(?)が無いと起動できないので plamo-linuxのウェブサイトからダウンロード、インストール。 みかちゃんフォントが見にくいので /usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/にあったフォントファイルを別のディレクトリに移動。 operaでは問題のウェブページは文字化けしないのは良いのだけど、 操作にまだ慣れない。 そのうえflash9のベータヴァージョンのプラグインが異常終了するうえ、 CPUをフル稼働させたり、 大学のウェブメールにログインできなくなったりして使えない。 おまけにflashファイル(拡張子swf)を再生させようとすると テキストファイルとして扱われる。 さあoperaは普段使いのブラウザになるか?

今日の料理

先日買って来た中国広東省産の醤油(生抽)を使って料理してみた。 作ってみたのは鶏腿肉、人参とキャベツの煮物。 フライパンに紙蓋を被せて(これだけは日本的)汁が飛ぶまで煮る。 調味料は他に赤ワインと粗糖。 生抽の糖分を考慮して粗糖は少なめに。

材料は

  • 鶏腿肉約500 g、脂身を除き、二口大くらいに切っておく
  • 人参大2本、斜め切りにでもしておく
  • キャベツ握り拳2〜3個、適当に切っておく
  • 生抽
  • 赤ワイン(日本酒でも良いと思う)
  • 粗糖(白砂糖でも良い)
  • サラダ油

多分玉葱、胡椒や生姜を入れた方が良いと思うけど、 今回は生抽の味付けを知るため使わず。

調理法

  1. フライパンにサラダ油適量を入れ温めてから 鶏肉を炒める。
  2. 肉の脂が出たら火を止め、肉を敷いたペーパータオルに載せ脂を拭う。 フライパンも脂を拭ってきれいにする。
  3. 肉を再びフライパンに入れ、 野菜も載せる。
  4. 粗糖ティースプーン1杯、ワインティースプーン1.5杯、 生抽ティースプーン3杯を加え、 材料が浸るまで水を加える。 上記の調味料は私にはやや多過ぎた。
  5. 煮立てたら味見して、 必要なら調味料を加えて、 ベーキングペーパーで作った紙蓋を載せ、 中火から強火で汁気がほとんど無くなるまで煮る。
  6. 暫く冷まして旨味が具にしみ込んだら頂ける。

こくがあってなかなかおいしかった。 ただしどこか土臭く感じるのでやはり香辛料が必要。 中華料理なら五香粉とかを使うのだろうか。

その他

午後シティへ行ってドイツ語の辞書や教本を探したり、 大学で雑様を済ませたり等々。 途中寄って来たスターバックスにはランバフラペチーノが無いのでちょっとがっかり。

昨日同様ウェブの辞書でドイツ語の名詞の性をどんどん確認。 他に前置詞の後の名詞の格を確認。


2006年11月26日(日) ドイツ語のお勉強
ドイツ語のお勉強

今日は気付いたらほぼ一日中何故かドイツ語のお勉強をしていた。 主に覚えたのは名詞の性。 アフリカーンス語はドイツ語に似ているけど、 名詞の性別が無いし、 ドイツ語の名詞の性別は、 語源であるまたは起源が同じである他言語のそれからあまり推測できないのでちょっと困った。 例えば

  • 「名前」はラテン語でnomen, -inis (中性)、 ギリシャ語でonoma, -tos (これも中性)だけど、 ドイツ語ではder Name、つまり男性名詞
  • 「オーボエ」はフランス語でhautbois (haut(高い) + bois (木、男性名詞))だけど ドイツ語ではdie Oboe、つまり女性名詞
  • 「窓」はラテン語でfenestra, -ae (女性)だけど、 ドイツ語ではdas Fenster、つまり中性名詞

等々。

あと覚えたのが長い単語。 Donaudampfschiffahrtselektrizitaetenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaftと Rinderkennzeichnungs- und Rindfleischetikettierungsueberwachungsaufgabenuebertragungsgesetz。


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