† 真 夜 中 の ア ン ド ロ イ ド †
強い女が好きなんだ、なんてアタシの弱さを否定したくせに。淋しさに負けて、手を伸ばす男は何て勝手な生き物なんだろう。
疑う事を知らない小指を絡めて、皺だらけになっても、この手を繋いでいてと。差し出した手は綺麗なまま、果たされぬ幼い約束を、記憶と共に手放そう。