† 真 夜 中 の ア ン ド ロ イ ド †




  踏切  

2002年08月08日(木)

いつだって、目の前には踏切があって、
どれだけ越えても、踏切は続いてる。

カンカンカンカンカン

警告音が鳴り響く。

こんなにも、速いスピードで
流れていく時間の中で、答えを捜してる暇はない。

今の事だけ考えて
今できる自分の精一杯で
今を着実にこなしていくだけ。

過去は見ない。
未来は見ない。

見たらきっと、立ち止まって動けなくなってしまうだろう。

何も考えなくていい。
何も気にしなくていい。

まだ、遮断機は下りていない。

いつか、自分は止む事のない警告音を聞きながら
上がらない遮断機の前で立ち尽くし
方向指示機の消えない矢印をぼんやり見つめ
いつ通過するのか解らない何かを待つのだろうか?

進んでも、進んでも踏切は続く。

カンカンカンカンカン

何処まで進めば遮断機が下りるのだろう。
警報機は赤い光を瞬かせながら、
止む事のない電子音を響かせて、
何が近付いてるから危ないと警告しているのだろう?

カンカンカンカンカン

今すぐ、遮断機が下りればいいのに。



  七夕  

2002年07月07日(日)

都会の空は天の川も見えなくて
笹の葉も短冊だってないけれど
胸に浮かぶ願い事をひとつだけ

貴方の願いが叶いますように


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