鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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2005年05月08日(日) なつかしい!

今日はミユのピアノの発表会でした。
前日まで上海で、帰ったその足で先生のお宅に行って仕上げのレッスン、という超ハードスケジュールでしたが、頑張って、本番は大きな失敗もなく、無事終わりました。
アットホームが旗印のこの発表会、本人が1曲弾くほかに、親や友達との連弾、というコーナーがありまして……。ン十年ぶりにピアノの発表会に参加しました。こういうのがあると、「練習しなさい!」じゃなくて「練習一緒にしようよ」となるので、本人にとっては励みになるみたい。ワタシもしょっぱなで間違えつつもなんとかクリアできてホッとしてます。

で、会場が実家近くだったので(なんせホールはわが母校の裏手!)、帰りに夕飯をご馳走になったんですが、その時の四方山話で「子供の頃の本がダンボール一箱出てきた」と言うんでみせてもらったら!!ず〜っと読みたかった『小いぬペリの日記』や『へんな猫のセラピナ』『お話のおもちゃ箱』『かみさまのおはなし』がずらりと本棚に並べてあったので、興奮して思わずキャーキャーいっちゃいました。
『小いぬペリの日記』は、確か小学生の子が書いたお話で、そのほかにも絵筆の家族の話などありました。叔母の家に行くたびに読んでいて、もう一度読みたいな〜と思ってましたが、「うちにはないみたい」と言われてがっかりしてたところだっただけに、喜びもひとしお!これとか『かみさまのおはなし』(残念ながら1がなくて2と3のみでしたが)はネットでいくら検索かけても出てこなくて、図書館でもみつからなくて、私の中ではマボロシの作品だったのです。

子供の頃に読んだ本って(もちろんマンガも)、自分の原点!って感じに刷り込まれてたりするので、大人になってからムショーに読みたくなりませんか?

そういえば、今、あの話ってなんだったんだろ〜?と思い出すのがあるんです。キツネと女の子の話だったと思うんですが、「赤とんぼ」の歌詞で出てきて、「負われて見たのは」の部分は「追っかけられて見たのは」ってことだよ!とキツネが得意そうに話す、っていうエピソードがとっても印象に残ってます。あれももう一度読みたいなぁ……。


2005年04月28日(木) レ・ミゼラブル

去年あたりから、ミュージカル観劇熱が復活してます。
ミユもミナトもちっちゃい頃から、ご招待のファミリーミュージカルやら子供向け映画で経験値をコツコツ上げてきたので、年にしてはおとなしく観劇できるようになったのも大きいかも。
最近では劇団四季の『夢から醒めた夢』 に行ってきました。これは不思議なものに憧れている好奇心旺盛な少女・ピコが、突然の事故で命を落とし、たったひとりの肉親(母)に別れを告げられなかったマコと、1日だけ入れかわって霊界へ行く……という話です。
NHKでやっていたのをビデオにとってもらったのを繰り返し観てますが、ホントにいい作品なんですよ〜!!ファミリーミュージカル、というと、子供向けってイメージですが、これは大人も楽しめます(というか泣けます!)。
ロビーパフォーマンスもあるので、お子様たちはそれだけでも楽しめそう。

で、今上演中の『レ・ミゼラブル』 もお気に入りの作品のひとつ。ストーリーは言わずと知れたユゴーの『ああ無情』ですが、楽曲がホントにすばらしい!
色々な場面で使われた曲が絶妙なハーモニーで重なるシーンがあるかと思えば、とってもシンプルな「民衆の歌」のように、聴いているだけで高揚してくるような説得力のある曲が出てきたり……。BW版もあわせたらホントに何度観たかわからなくて、でも、何度観ても感動できる作品なのです。(5月のスペシャルバージョンの舞台は券が取れなかったので、当日券に並ぼうかと思ってたりして……(^^;))

その中の1曲「ON MY OWN」は、届かない恋心を歌う見せ場のナンバーなのだけど、この曲が『ピアニシモでささやいて 第二楽章』(石塚夢見)に登場するのです。世界的な青年実業家ビル・コスナー(ビル・ゲイツがイメージ??)に一方的に執着され、妨害を受けるようになった天才シンガー・須佐朱が、耳の聞こえないピアニスト・はると舞台で「ON MY OWN」をジョイントすることに。
今日発売の「BE LOVE」では、ふたりがついに本番の舞台に立つのです。この舞台にハマッている私には、曲が頭の中を駆け巡り、思わずウルウル……。

第一章にあたる元祖(?)『ピアニシモでささやいて』の「報われない恋」にもグッときたけど、第二章の「メディア(音楽)は愛」というメッセージもたまらなくイイ!
舞台もマンガもオススメです。

ピアニシモでささやいて第二楽章

講談社 (2004.8)
通常24時間以内に発送します。


ピアニシモでささやいて第二楽章 2

講談社 (2004.8)
通常24時間以内に発送します。


ピアニシモでささやいて第二楽章 3

講談社 (2005.1)
通常2〜3日以内に発送します。


ピアニシモでささやいて第二楽章 4

講談社 (2005.4)
通常24時間以内に発送します。


2005年04月27日(水) いよいよ出ます!

えっと、HPのメインページでもご案内してますが、1年がかりで書きあげた少女マンガ本『うれし恥ずかしなつかしの少女マンガ』が、ついについに!発売の運びとなりました。

 うっく、なのレス、ぼくちゃん、ポエムにふろくに王子様……。
 ひろみになりきってラケットを振ったあなたも、
 オスカルのセリフを覚えているあなたも、
 この本で思い出がよみがえる!!(帯より)

子供の頃には少女マンガ読んでたけど、そう言えば最近はあんまり……という方にも楽しんでいただけるようなつくりになってます。こちらの掲示板で教えてもらった『グルービーケース』や「はみだしっ子」の『ホップ・ステップ・ジャンプラック』ももちろん登場してます。皆様のご協力なしにはできなかった1冊、ですね。本当にありがとうございました!

ちなみに表紙を描いてくれたのは、高校時代の友人のお嬢さん&娘のバレエ教室のお姉ちゃん。うん、そう言えば、私も子供の頃、ノートのはじっこにこういうお姫様とか描いてたよな〜(なんせマンガ家志望でしたから!(笑))、と、懐かしく思い出したりしました。

小ぶりのかわいい本です。本屋さんでみかけたら、試しに手に取ってみて下さいね♪もちろんbk1でも扱ってます。

うれし恥ずかしなつかしの少女マンガ
鈴木 めぐみ著
ソニー・マガジンズ (2005.4)
通常2〜3日以内に発送します。



2005年04月25日(月) ブラックジャックマガジン

午前中は教会へ、そして午後は娘の阿波踊り団結式へ……となんだか
いつにもましてバタバタした日曜日でした。
んで、夕飯を食べて、遅ればせで新聞(朝日)を読んでたら、書評で
「ブラックジャックマガジン」(秋田書店「ヤングチャンピオン増刊号)
がとりあげられてるのが目に入ってきた!
えっと、『ブラックジャックALIVE』という複数作家によるトリビュート
作品をあつめたものらしいんだけど、紙面では青池保子版が紹介してあって、
ブラックジャック@青池保子が
「手術費用をとりたててやるんだ 未払い分が百万ユーロもあるんだぞ」
と言ってるコマが載ってるの。これ……、確かに格好はブラックジャック
なんだけど……このセリフ、この言い回し、どーしてもジェームズ君にしか
見えないのだ!ツボに入って思わずふいてしまい、娘に「何??」と説明を
せまられたんだけど、このおかしさは『エロイカ』を読んでないとわかって
もらえないよねぇ〜。
思わず、8時(夜)だっていうのに本屋に走ってしまった!がっ!2軒
まわったものの、店頭にはナシ。ガーン!他の店に聞いてくれるということ
で、予約だけして帰ってきました。ああ、早く中身が読みたい〜っ!



2005年04月21日(木) ダイエットの敵

ど、どうしよう……。前回日記を書いてから、どえらい年月が過ぎてしまいました………。
日記どころか月記にも……いやヘタすれば年記(なんだソレは……)状態ですね。ここをのぞいてくれている方、ホントにホントにごめんなさい!
子供に「3日坊主はダメだからね!」と日記を書かせてるクセに、人のことを言えた義理じゃないですね。これからはもちょっとマメに書きますので……。

で、タイトルですが。
よしながふみの新刊『愛がなくても喰ってゆけます。』 をbk1で購入。表紙がいつものマンガの雰囲気とちょっと違うかなぁ〜と思いつつ、コメントを読む。
「こんなに食べてすいません…!! 〜我が"食"人生に悔いなし〜 美味しい料理にわらわら群がる、ちょっとヘンテコな愛すべき面々の煩悩全開ライフ。」
……ってどんな話なんでしょう???全然予想がつかないまま、本日コミックス到着。

えっと、これは食べ物のためにはあらゆる手間をおしまないマンガ家「YながFみ」とその周囲の人々が美味しい店で美味しいものを食べる、という話であります。登場するお店は全部実在の店ではあるものの、ストーリー自体には一応「この物語はフィクションであり〜」と但し書きがあるんだ。とは言え、なまじこれまで読んだよしなが作品に、「この人、食べるのがすきなんだろうなぁ〜」というのを想像させるほどの食へのこだわりが描かれていただけに、普通だったらどーしても本人に重ねてしまいそうなんだけど、あまりの赤裸々ぶりな描かれっぷり(特におうちでのお姿が……)に、却って「いやフツーここまで描かないでしょう。きっとフィクションに違いないわっ!」と自主規制(?)してしまうのです。これって、よしながふみさんの掌で遊ばされてるってことでしょうか。でもこの感じ、けっこう好きだったりします。
何より、『西洋骨董洋菓子店』 のオーナーをホウフツとさせる絶妙でリアルな味の描写に、「うおお〜食べたい〜」と身もだえしてしまうことウケアイでございます。ダイエットしなくては!と思っていたこともケロッと忘れて、「ふ〜ん、この店○○にあるのね。けっこう近いかも。今度行って来ようかなぁ」などと、お店の地図をじっくりみつめてしまう自分がコワイ。ちなみに、甘い方には全然そそられない私ですが、寿司・ベトナム料理・焼肉・飲茶には、思わずフラフラと誘われてしまいそう……。なんて罪作りな1冊でしょう。でも続刊求む(切に!)。


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