鈴木めぐみの徒然マンガ日記
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2002年05月15日(水) シルバー

うわわわ、なんだかとんでもなく日が空いてしまった。更新はまだか!と思いつつ、のぞいてくださっていた方にはごめんなさい&ありがとう。
Kさんに、楽しみにしていた『シルバー』(藤田和子)の新刊をいただいた(ありがとうございます〜)。『レッド』(小林博美)の後を受けて「女性セブン」に連載中のこの作品は、少女期に最愛の従兄弟チャールズにだまされて、家族も地位も何もかも失ってしまったジェラルディンが、魔性の女シルバーとして復讐する…という物語。藤田和子の絵は華があるので、こーいうドラマドラマしたストーリー描かせるとピカイチなのです。掲載誌が「女性セブン」だけに、色っぽいシーンも多くて、作者が目指すところの「美容院では読みにくい作品」(笑)というのもわかる〜。確かに後ろに美容師さんがいたら、なかなか読みにくいよね(これは読めば納得!なハズ)。
新刊ではいよいよチャールズとシルバーの直接対決。ストーリー的にもこの巻はかなりポイントになっている部分だと思うのでなおさらなんだろうけど、大人のかけひきはスリルがあって、あっという間に1冊読んでしまった。シルバーの少女時代を知るもう一人の男性ジェイクとの関係も切なくてグー。藤田先生ごひいきの黒髪キャラだけに、力はいってるのが伝わります。既刊7巻。ぜひご一読を!


2002年02月03日(日) 「メロディ」

本屋さんで「メロディ」と「LALA」が並んで平積みになっているのを見た。「メロディ」の表紙が『っポイ!』だったので一瞬「えっ、「LALA」が2冊!?」と戸惑ってしまった。この手の、作品が雑誌をスライドしていくパターンは珍しくはないけれど、おっかけ損ねるとファンの名折れって気がして悔しかったりするのだ。たとえば『こっぱみじんの恋』(米沢りか)は、本誌と別冊のあちこちで描かれているので、コミックスで読んだ時に「あれいつの間に…」と思うことも。

逆に、1冊の雑誌で複数のシリーズをやっているパターンもあるけれど、鴨居まさねの『SWEETデリバリー』&『雲の上のキスケさん』は、どっちも面白いので、両方やってくれ!!というぜいたくかつムチャなことを願ってしまう。そう言えば、西村しのぶの『ライン』&『キリマキシリーズ』もこのパターンか。しかしこっちは掲載自体かなり間が空くので、なっかなかコミックスにならないのもまた物足りないのよね〜。


2002年01月27日(日) 『月とサンダル』

よしながふみの『月とサンダル』をついにget!これでコンプリートかな?
この物語は、高校の先生とその生徒にまつわる2組のゲイカップルの恋愛もの。もともとBOYSラブ系はからきし苦手の私ながら、これはすごく好きな話でした。
そもそも主人公(というか登場人物)に思いっきり感情移入したいタチなので、やおいはどうもカヤの外に置かれたような気分がしてダメなのよね〜。その点この作品では、主人公に想いを寄せる女の子「なるちゃん」の存在が大きかった!「潔い」という言葉がまさにぴったり。色々ネタばれしちゃうともったいないので多くは書かないけれど、ちょっとでも興味がわいた方はぜひ読んで!絶対損はしないから!
ところで、我が家の近所のマンガ専門店によしなが作品を買いに行ったところ、店員さんが教えてくれた場所にあったのは『西洋骨董洋菓子店』『こどもの体温』『彼は花園で夢を見る』の3作品のみ。「『ソルフェージュ』っていうのもあるって聞いたんですが」と言ったら、「ああ!」と言って他の作品の場所も案内してくれました。BOYS系と分けてあるあたり、なかなか気配りな本屋さんでありました。(知らずに読んで、ビックリした人もいるんだろうなぁ、きっと)
ちなみに『1限めはやる気の商法』もおススメ!面白かったよ。


2002年01月16日(水) 入会申し込み

ようやく日本マンガ学会への申し込み完了!連休をはさんだりしたので、受理されるにはもうちょっとかかるだろうけれど、ずっと出そう出そうと思いつつそのままになっていたので、ホッと一息。久々にマンガ学会のHPへもアクセスしてみたら、以前よりもずいぶんコンテンツも増えていて見やすくなっていた。理事からのメッセージが映像で見られたりするなど、工夫もこらされているので、興味のある方、まずはHPへアクセスしてみては?
この会の活動で、何と言っても私が心惹かれたのは、会の方針のひとつにマンガ情報の保存が挙げられていた点。少女マンガのデータ的保存は、自分自身のライフワークにしたいと思っているものだけに、これに関われたら幸せだなぁなんて今から考えたりして。
ここのところ、「面白いッ」とすべてを忘れてハマれるような作品にめぐりあえず、少女マンガ好きを自負する身としてはとっても淋しい。よしながふみのようなすごい作家さんにめぐりあうことはあっても(去年の収穫は彼女の作品に出会ったことに尽きる)、少女マンガ界、というくくりで考えると、確実にパワーダウンしている。こんなことじゃいかん!この学会発足を機に、何とか黄金時代よもう一度!と切実に感じているのです。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manga-gakkai.html


2002年01月10日(木) がぁ〜ん!

今朝ビデオデッキをみたら、なんとタイマー途中でテープが終わっている〜!!
昨晩の『ロングラブレター〜漂流教室〜』をセットしてたのに。最近180分テープをずっと使ってたんだけど、そう言えば昨日のは120分だったっけ。オロカ…。
ところでこれって楳図かずお原作の『漂流教室』なんだろうけれど、設定はそのままだったんでしょうか?番宣で出演者が、「緘口令をしかれているから内容は言えないけれど、ある極限状況に陥って…」なんて説明をしていたので、だいぶ変えているのかしら?と思って。とりあえず小学校→高校と、舞台設定が違うみたいだったけど。どなたか初回を観た方、どんなだったかこっそり(笑)教えて下さ〜い!
もうかなり経つけど、これが映画化された(by大林宣彦)時は、しっかり観に行ったっけ。スケール感を映像で出すのはなかなか大変そうでしたが、それなりに工夫されてて好きでした。そう言えば主人公の母役は三田佳子だった。


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