| 愛親覚羅。 |
途中からだけど、愛親覚羅溥傑夫婦のドラマを見た。以前から、何となくCMで気になってたから。
一応中国史を専攻している身としては、愛親覚羅…と言うか、清末や満州には少しだけど興味があったので、溥儀の弟の名前が溥傑であること、その奥さんが日本人である事は何となく知ってました。だけど、彼らがどんな人生を送ったのかは知らないと言うことで、見てみた。
で、まず、…ああいうドラマ見ると、清ゼミ取ればよかったかも…とか思ってしまう。
でも、実際は清末から満州にかけての愛親覚羅の一族についてなんて、今更一介の学生が新しい説を論ずる事のできるようなテーマなんてないんだろうな。だいいち資料が多すぎて、資料に埋もれて資料に目を通し終わる前に卒論の締め切りが来るんだろうな。…そんなわけで卒論でこのテーマはかなり無謀だろう。清ゼミ行かなくてよかった…。
史実がどうであったかは知らないけど、ドラマとして放送するからにはそれなりに書き換えもされてるんだろうな…とも思う。世の中そんなにドラマチックに行くものか。別に、史実を書き換えることにはあまり抵抗はないんだけど…あんまり覚えてはいないんだけど、ラストエンペラーでの溥儀・溥傑のイメージと随分違ったような気がする。つまり、ラストエンペラーの溥儀・溥傑兄弟、そして今回のドラマ、流転の王妃・最後の皇弟での溥儀・溥傑兄弟って、やっぱり本物じゃないんだな、とつくづく感じてしまう。それぞれの脚本・演出を引き立てるために、描き方、視点が変えられてるんだな、所詮ドラマなんだな、と。もちろんそれはドラマにするからには必要なことなんだけど。
個人的に感心したのが、竹野内豊の中国語の発音。彼、なかなか頑張ったね。ちょっと練習してすぐ喋れるようになるもんじゃないんじゃないか?あの発音は。結構早口のシーンや、長いセリフのシーンもあったし。つい感心してしまった。そして、本場の中国語とその場限りの中国語を聞き分け出来るようになってしまった自分の耳に乾杯。伊東美咲はあんまうまくなかったよ…。
明日の第二夜も楽しみだ。
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2003年11月29日(土)
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