 #La Roja
| ラ・ロハ捕獲大作戦(7/?) マノーロさんの太鼓に日本へのメッセージ 23:39:25, 日曜日 10, 4月 2011 |   
マノーロさんとの交流
今回の旅は素晴らしい出会いもありました。選手がミーティングのため会議室に移った後、私たちはロビーで余韻に浸りながらぼやぼやすることにしました。すでに、ホテル前には群衆が詰めかけていますし、ロビーにもファンや関係者が大勢います。 ここで、思わぬ有名人が登場です。私たちがロビーの円形ソファに座ってお喋りをしていると、やや太目の(失礼)おじさんが近付いてきました。突然、スペイン語で「日本人かい?」と尋ねられたので、そうですと答えると、「スペイン語は話せる?」と言われたので「ちょっとは」とほぼウソの回答をすると、おじさんは自分の胸に手をあて、「 マノーロだ ちょっと助けてくれないかな?」
マノーロだ、というだけで全世界で通用するという勘違い自信が伝わってくる一言でしたが、確かに通じているところがすごい! そうです、このおじさんは、Manolo el del bomboの愛称でおなじみの、マノーロおじさんだったのでーす!!

しかし今、↑この画像を見つけるためにネットで調べましたが、なんですか、マノーロさん、wikiに自分のページまであるじゃないですか。本当にすごいです。スペイン代表おっかけファンとしては、雲の上のような尊敬すべき存在ですね。
そのマノーロさん、私をフロントデスクまで連れていき、紙とペンを借りて(というか私物のように使いだす)、何かを一生懸命説明し始めます。スペイン語、「ちょっとは」なんて大見栄を張ったものの、込み入った話はわからないじんたんですが、絵と文字でなんとか言いたいことは伝わってきました。また、その場にいたフロントの女性も助けてくれました。
マノーロさんの話は要約するとこうです。 「日本が地震と津波で大きな被害に遭ったことは知っています。今回ぜひ、太鼓に日本語のメッセージを入れたいので、Espana con japon瓩梁侈を教えてください」
このブログでも紹介しましたが、震災後、フットボール界からも日本を励ますメッセージが多く寄せられました。本当にありがたいことです。実は、私がスペインに滞在している間も、ホテルのチェックイン時にはお見舞いの言葉をいただき、バルセロナでは眺めの良い上階の部屋を用意していただきました。旅で知り合ったYuさんとSachiさん、マクドナルドの店員、タクシーのおじさんにも日本のことを尋ねられ、気遣っていただきました。
震災後は、キャンセルしようかな……と思った今回の旅。旅行中、そうした温かい思いやりに触れるたび、心からのお礼を伝える一方で、私は被災していない(だからほいほい旅行にも行った)のだから猗鏗下毀稔瓩靴討呂い韻覆い福△箸困辰隼廚辰討い泙靴拭そのためか、震災に話が及ぶと「〜や〜が大変なんですよ。こんなに大きな被害が出ているんです」と語るよりも、なるべく震災の話は手短に済ませるように、無意識のうちに仕向けていた気がします。これはちょっと余談になってしまいますが、今日たかじんの『そこまで言って委員会』を見ていたら、台湾がチャリティで100億円を超える義援金を集めてくれたことを知った日本人たちが、先日、(会社の判断で行くことになった社員旅行で)台湾に行った折り、「ありがとう」と書かれたTシャツを着て繁華街を歩いた、という話を紹介していました。これを聞いて、私はちょっと反省しました。外国人が心を寄せて気遣う言葉をかけてくれた時に、もっとちゃんとお礼を伝えることができたんじゃないか。あるいは、現在も厳しい環境下に置かれている被災者の皆さんが、どんなに大変な思いをされているか、簡潔な表現でもうまく伝えることができたんじゃないか。まあそれによって、何かが変わるわけではありませんが、知ってもらうこと自体に意味があると思います。
今となっては遅いのですが、マノーロさんがこのように申し出てくれた時も、「日本のファンは、マノーロさんの心遣いに感動すると思います」とか「スペインのクラブや選手も、励ましのメッセージを送ってくれましたね。日本でも大きく報道されました。本当に感謝しています」くらいのことは、通訳を通してでも伝えるべきでした。いや、もっと言うなら、そのへんのRFEFのおじさんをつかまえて、「日本との親善試合まで検討してくれて、ありがとうございました」くらいのことは言えましたね。
マノーロさんには、『スペインは日本と共に』という文章を書いて渡しました。その後、ホテルのオフィスまで連れていかれ、パソコンで打ち込むよう頼まれました。皆大好き有名人のマノーロさんが頼めば、ホテルもすぐにこうした要求を呑んでくれます 私とマノーロさんは言語での意思疎通はほぼ没交渉でしたが、ホテルの方が仲立ちしてくれました。このホテルのスタッフも皆さん、マノーロさんの素晴らしいアイデア実現のために協力できることを喜んでおり、私がお礼を言うと「こちらこそありがとう」とまで言ってくれました。
マノーロさんは、「今晩の試合に間に合わなければ、リトアニア戦で叩く太鼓に日本語のメッセージを入れるから」と言ってくれました。
結果、どうなったかというと、ちゃんとチェコ戦の試合に間に合わせてくれました。しかも私の文字をコピーしたようだっ汗 そうと知っておればもっときれいに書いたんですが 日本ではこのシーンは放送されず、残念でした。スペインでは放送されました。
マノーロさん、ありがとう!

皆さんも、もしいつかマノーロさんに会う機会あったら、うまく伝えられなかった私の分もお礼を伝えておいてくださいヾ(´ε`*)ゝ いつかラ・ロハが日本に来るなら、絶対くっついてくるはずだから笑 その時は私も、この写真をデカデカと拡大して、マノーロさんの眼の前に突きつけて爐△了のお礼瓩鮓世い泙后
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