| 2014年04月20日(日) |
セインティア翔9話感想+車田水滸伝2話感想 |
王子は今月も王子だったセインティア翔Stage09「あきらめない心」感想。
毎回毎回もう終わるんじゃないかとハラハラさせるのやめてほしい……。 心臓縮みますから。 前回はラスボスエリスが沙織さんのもとへさくっと現れたことでハラハラしてましたが、今回は翔子ちゃんがラスボスの陣地に乗り込むことでもう最終決戦なんじゃないかとハラハラしてます。 まだ残りの聖闘少女3人が影も見えないし、アシストで王子も登場したから大丈夫! ……と信じて! あれよ……Ωで光牙たちがアリアちゃんを助けに聖域に乗り込んだ時と同じだから。まだまだ序盤序盤。 しかし、一年やると分かりきっていたΩと違って、セインティアはいつ終わるか先が見えないだけに本当にハラハラする。LCでも、ハーデスが聖域に襲撃した時など、やっぱりハラハラしたんだろうか。私が読み始めた頃にはもう各黄金に見せ場があるスタイルが確立していたけど、それでも希望の船あたりでハーデスが現れた時はここで終わりなんじゃないかと胃がキュウキュウしてました……。一応、全黄金出揃ってはいたからさ、鬼先生は戦ってはいなかったけど。
聖衣をまとったところで所詮候補生でしかない翔子ちゃんの攻撃が攻撃になってない場面は、なんとも言えないじれったさがありました。マユラ様本人がろくろく動けない状態なのは分かるけど、まだしもマユラ様の方が戦えたんじゃなかろうか……。何より、聖闘士たちが本当にアテナの戦士として機能している世界であれば、神様相手に聖闘少女たちばかりが苦戦しなくて済むんだよ〜。 と思っていたら、最後の最後で王子参戦が描かれていて、本当にセインティアは上手いなずるいなと思いました。こういったシリーズ作品であんまり旧キャラがでしゃばる話は好きじゃないんだけど、セインティアの場合は王子に王子というポジションがある関係で多少の出番はでしゃばりじゃなく真っ当なものに感じられるんですよね。むしろ、王子ポジションのミロが活躍しなかったら逆に詐欺だと思う……。とは言え、聖闘少女たちメインの話作りは変わってほしくないので、王子が全部片をつけちゃうようなことにはならないといいのですが。
相手が神様ということで、あっという間にボロボロになっていく子馬座聖衣の有様にもハラハラ……。 しかし、割れた聖衣の隙間から肌が見える場面は、相変わらずさりげないエロスの入れ方が良いなあと思いました。露出ではなく、あくまでちらり。それでも、普段なら見えない鎖骨が見えるというだけでドキドキしちゃいます。 ヘッドパーツ無しで髪を下ろしている翔子ちゃんも、1話以来じゃないかな。これまたポニーテールを見慣れているだけに、いつもと違う姿にドキッとさせられました。就寝前の美衣さんが編みこみを解いているとドキッとしちゃうのと同じ感じのときめきです。普段と違う姿を見ちゃうと良いもん見れたーって思うじゃんか! それ! さすがに聖衣が死ぬほどのボロボロっぷりじゃないと思うけど、自己修復も間に合わなくなったら、ムウ様も登場してくれるだろうか……。ちょこっとくらいは期待してるんだけどなあ。
エリスが響子さんの体を盾にとって威圧する場面は、翔子ちゃんも響子さんもエリスの器になりうる存在ということを上手く生かした脅しだなあと思いました。エリス様、賢い。 翔子ちゃんが器になるなら響子さんが聖闘士として戦うことになり、響子さんが器になるなら翔子ちゃんが聖闘士として戦うことになる。そこだけ見れば確かに二人は戦いあうのが宿命と言える。けれど、「殺し合う」ことになるかどうかは、意志の力で変えられる……。現に、アテナと翔子ちゃん、そして響子さんの三人がかりの攻撃は、器ではなくエリスの魂そのものに傷を負わせてみせた。このことが、響子さんを無事に取り戻せる伏線になればいいのにと思わずにいられません。戦い終わっても響子さんがいなくなったりしたら嫌だぞ(泣)。
沙織さんの「目の前でもう誰1人死なせたりはしません」という言葉に、でもサガは目の前で死ぬんですよね……としょぼくれてしまった私です。 サガの乱があっても、死なせずに済むなら沙織さんはそうしたかったんだろうなというのは原作の該当場面を見ても感じられることだったので、こうして助けられる命は一つとて取りこぼさないように頑張っている沙織さんを見ると、つくづくアテナという存在は……と胸打たれたり。あ、でも、光政翁のせいで目の前でなければいっぱい人死にしてますね! 白銀もトレミーとか死んでますしね! 原作の沙織さんの、銀河戦争開催中に紫龍が死にそうになった時、動揺している様子がすごく好きなんだ。居丈高なお嬢様のようでちゃんとそうじゃない部分を描いているのが大好きなんだ。リアルタイムではそこに気づいてなかったけど、沙織さんってけして性悪なだけの女の子としては描かれてないんだよね。作中の星矢たちでは気づけない、読者だから分かる姿。あの一コマのおかげで沙織さん=女神という後付けもそれほど突飛なわけじゃなかったんだなと後々気づけました。 星矢たちが沙織さんを呼ぶときの「お嬢さん」にはどこか蔑称的なものがあって、距離が縮むほどに「沙織お嬢さん」や「お嬢さん」から「沙織さん」という呼び名に変わっていくのも好きです。翔子ちゃんの場合、城戸沙織呼び捨てから「沙織さん」呼びに変わっていくことで心境の変化が描かれているけれど、最終的に美衣さんのような沙織様呼びになるのか、あくまで沙織さん止まりなのかも気になります。
乗り込み女王な気質はこの頃から変わらない沙織さんをちゃんとたしなめられた美衣さんが素敵。 35ページ目の「すべて叶えてみせますわ」の表情と「おまかせくださいませ!」の笑顔がたまらない……! しかし、ここで沙織さん居残りが確定したために、沙織さん不在で決戦に至ったらどうしようという不安が相変わらずありましてですね……! 前回は沙織さんがさらわれることで沙織さん不在で話が進むんじゃ不安に襲われ、今回は居残りでその不安に襲われ。 セインティアについては翔子ちゃんと沙織さんのWヒロイン物として見ているから、沙織さんはこのまま原作の時間軸に合流して終了ってことになったら寂しすぎて突っ伏して泣く……。
セインティアのサガはグラデトーン髪だけど、これはアニメカラーの青髪を表現しているのか、黒サガの髪色を表現しているのかどっちなんだろう。同じ青髪の王子がトーン無しだから、どちらも原作カラーでサガは黒髪バージョンなんだろうか。 エピGは原作・アニメ・Gオリジナルの混合状態だったけど、セインティアではどう来るのかな。王子はなんか金髪イメージが甚だしくあるんだけども、サガはアニメカラーでもおかしくないかも。同人でそのパターンを見慣れているからか……。 王子、「甘さが招いた」と言っちゃってるから、あの時翔子ちゃんを生かしたことを後悔してるってことだよね……。今度は器の響子さんを堂々と殺っちまおうとするんだろうか。それだと翔子ちゃんと対立することになるんだよなあ。って、そもそも聖域と聖闘少女が対立状態にあるんだったわ、セインティアの世界。
* 扉のゼウスを氷河と混同した車田水滸伝Episode02「スーパースター」感想。
仁義と小次郎を間違えた私を許して。 本当に、素で勘違いしました。よく見たら木刀持ってないじゃん。木刀=小次郎、あと小次郎には傷なし。それで判断。 ……仁義もザジも登場してくれて嬉しいんだけど、だんだんキャラの判別が厳しくなってきました。もう、マジで人物紹介ページ設けてくれよ〜! あ、あと、小次郎の方がより可愛い系の顔立ちな気がする。竜ちゃんと並んでるとカワイコちゃんコンビなのな。でも、ここでの竜児は、もう高校生の年なんだよなあ、麟童が生まれてるってことは。
プレで竜児が剣崎に攻撃を食らってたせいで、剣崎は神様側なのかと思っていたけれど、どうもそうでもなかったっぽい第二話。あの剣崎とこの剣崎は違う剣崎だとでも言うんだろうか。あ、総帥は顔は一緒でも技は違うから、あれが総帥の髪きった姿ってわけじゃないのはさすがに学習済みですよ! 剣崎の口調の柄の悪さや、菊ねえちゃん大事性格は、水滸伝でもばっちり継続中ですね。
ボクサーと聖闘士と忍者と喧嘩好きと特殊環境の戦士とが全員揃って同じ世界で戦うってのも不思議な感じだけど、基本的に自分たちの物語中の敵としか当たらないからなんとかなる……のかな? いや、聖闘士と喧嘩好きがぶつかったら、さすがに聖闘士の圧勝かと思うじゃないですか……。
次回のベストバウト小冊子にはB’TXが収録されるので、鉄兵たちも水滸伝に出番があると考えてよいのかな? どの話が収録されるかも楽しみです。ザジはコススペにも収録されてたおっぱいぽろり話かな、REDっぽく。あと、星矢は二度目の収録ってことで、ベストがやっぱりベストじゃなかったね! 「最も〜なものの一つ」という英語に違和感を感じずにいられない日本人です。
* LoSのあらすじによると、沙織さん=16歳は確定なんだな……。 女子高生沙織ちゃんにあわせて星矢たちも高校生年齢なんだよね。 LoS、本当にいろいろ新しすぎて楽しみ。前売り券買ってるけど、上映楽しみの気持ちを込めて劇場券に応募してみようかなあ。どうせ外れるだろうし……。
今日はREDの発売日ですが例によって例のごとくのまだ届いてないってえ奴ですよ……! 今日のREDにあわせてアヴァルスを買おうと思ってたのですが(全サ申し込みたかったんで)、狙ってた本屋で見事に売り切れてました。なんだかんだで青桐さん効果かね……。 とはいえ、ゼノンや別チャンのようにどこ見ても売り切れという感じじゃなかったので、別の本屋で注文できましたが……。まとめ買いするとポイントたまりやすいから購入待ってたんだけ、裏かかれた気分(´・ω・`)。
LoSの主題歌が発表されてました。 トレイラーで聞く限りは、結構いい曲。フルで聴いてみたいし、劇場で流れるのも楽しみ〜。 主題歌CDも出るだろうけど、サントラとかも出るんだよな、きっと。映画面白かったらどっちも買いたい。
あれこれ悩んでいたけれど、同人誌収納箱買い足しました。 こんなことなら最初から倍量買ってりゃ良かったよ! 税金的にも送料的にも……! 正直こんなに収納に困ると思ってなかったなあ……。
ふっとブレス2への熱が戻ってきたけれど、さくさく遊ぶことが出来ようはずもない現実よ……。 せめてCMソングのCDだけでもリピートしていたいのに、多分あそこにあるだろうという収納場所への到達が困難で泣きたい。 仕方なく動画サイトで聞きながら歌詞だけちまちまメモしています。
ブレス6の発表を知ってから数ヶ月経つけれど、相変わらず自分自身は興味を持てないし、多分遊ばないだろうなあと思う。 ただ忘れちゃいけないのは、あの新作を見て「これはブレスじゃないなあ」と思ったとしても、その「ブレス」は「自分の好きなブレス」であって「誰にとってものブレス」ではないということ。もっとも、「自分の好きなブレスじゃない」と思う人が多ければ、結局それが不評に繋がるだろうとは思いますが。 何をもって「ブレスらしさ」とするかは本当に人それぞれなんだよね。 私は種族固有のスキルを利用してフィールド移動の制限をクリアしていく1と2のシステムが好きだったから、そのスキルが種族のものではなく個人のものとなってしまっていた3の時点で「ないわー」と思う気持ちが強かった。ゲームとしての面白さとはまた別の問題で。 主人公がリュウでヒロインがニーナ、竜変身、獣人、釣り、狩り、共同体、ロストテクノロジーな世界観、欝話……。 どの要素を重視するかは人によって違う。
それはシリーズものの宿命で、星矢も例外ではないと思う。 Ω一期についても、まず吉田さんがシリーズに触れてなかったと最初に言っちゃってた関係か今も原作とずれまくってるかのような言われようだけど、個人的には十分「星矢らしい」作品だったと思うんだよね……。それほどの逸脱感はない。むしろ原作をしっかり捉えていた作品だった。 聖衣石の設定には最初慄いたけれど、アテナの聖衣のような通常の形態がオブジェじゃない聖衣は原作にもあるのだからと思うと、特に世界観壊してない。旧アニメの鋼鉄聖衣と聖衣石と比べたら、私はよほど聖衣石の方がありだと思う。というのも、聖衣石はファンタジーで、鋼鉄聖衣はSFだから。原作の星矢において非現実的な部分はファンタジーで表現されていると思うから、現代性を無くしてしまう鋼鉄聖衣や地下基地はないわーと思えちゃう。そんな科学力は昭和にないよ、と。でも、とにかくオブジェ形態が大事なんだという人にとっては、聖衣石より鋼鉄聖衣の方がありだーになるんだろうな。 アリアちゃんについても、もっと未来の舞台にして本当のアテナにすれば良かったのにという意見を見かけるけれど、彼女は偽アテナだったからこそ生きたキャラだと思うから同意できないなあ。そもそも星矢世界だと生まれ変わりは同じ顔というのは現時点では星矢を見てのハーデスの反応からして確率高いし、アテナはそれ以前に本人が人間の肉体を降臨しているだけだから、容姿違いのアリアちゃんを本物のアテナにしていたらよけいに原作から離れてたと思うぞ……。
| 2014年04月15日(火) |
NDとLCのアローンと天馬(テンマ) |
NDだと天馬がアローン大好きでLCだとアローンがテンマを大好きなのが面白いと言われて初めて気付いたけれど、天馬とテンマ、NDアローンとLCアローンって本人たちの性格だけじゃなく関係性も違うんだよなあ。 アローンの面倒を何くれとなく見ていたのは天馬もテンマも共通だろうけど、NDではまず最初に天馬がアローンのおかげで救われていたのに対し、LCだと出会ってすぐにそういった劇的な出来事があったわけじゃない。アローンからは夢の中で助けてくれる人(?)認定受けてたところへ、現実でも助けまくってくれるのだから、恩人レベルが半端じゃないんだよね、テンマ。 パルティータさんが死んでやさぐれてたテンマを打ち解けたきっかけも、アローンじゃなくてサーシャだったからなあ。その点でベクトルの太さに違いが出るのかも。
今日は火星最接近の日らしく、月のそばに多分これが火星なんだろうなあと思える赤っぽい星がきれいに見えてました。火星……だと思います。違うかもしれないけど、火星と思えばそれが火星(無茶)。 ついついマルス様に思いを馳せてしまったけれど、むしろ今のタイミングとしてはデフテロス外伝を思い出すべきでしたね。デフテロスの相手となっているのもアレス軍(の亡霊)、アスプロスが守っていたのも火星という、見事に火星と縁のある兄弟なので。
アスプロスとデフテロスのどっちが本当に凶星だったかは、やっぱり神託を受けた最初の頃には定まってなかったんじゃないかと思ったりもします。 神託の類の厄介なところで、最後には絶対その結果が待つというのはお約束だけど、「一方が凶星」というだけの予言だったならどっちがそうなっても嘘はついてねえもん。 アスプロスが悪い方にばかり考えるようになって、同僚にも悪い態度取るようになって、そうやって悪い結果を引き寄せちゃったのかなとそんな風にも思えちゃう。 最初はぼんやりとしていた予言が、今回かなり具体的な形で示されたのは、だいぶ未来が固まり始めてたからなのかな……とかさ。
|