大阪オンリー、行ってきました帰ってきました。 今回は去年より早めに家を出たので、9時過ぎ&10時前に会場に着きました。おかげで一般待機列も一列目。というか、パンフ販売開始前に列に並べる早さでした。 サークルさんの入場も始まり、準備している姿をちら見しながら連れと駄弁りまくり。ソチの話やら別チャンの話やら週チャンの話やら。いやはや、羽生くんはすごかった。 購入したパンフのアンケートやらも、話題のネタになりました。来年も開催されるそうで、ありがたい話です……!
今回、気候の関係もあってか、欠席してるサークルさんも結構多かったです。他にも、事前チェックの結果、もろもろの欠席理由で休まれるサークルさんがいるのは分かってましたが、突発で休まざるをえなくなった方もきっと多かったろうと思います。ちょっとおかしいくらいの雪だったからなあ(汗)。
パラ銀と違ってゆっくり買い物できるのが、個人オンリーのメリットだと思います。パラ銀だと本命カプやサークルさんをまわるので手一杯で、ツボにはまるかもしれないけど出会う機会のない多くのカプやサークルと新たにめぐり合うことができないのですが、今回はいろいろ買えました。 そういえば、前回は休憩できる椅子があったのですが、今回は広さ重視ということか、その手の場所はなかったですね……。でも、その分、会場隅はゆったりした感じでした。落書きノートのようなものも用意され、色々な方が描かれてるのも見かけました。コスプレも、いろいろ見かけました。でも、こちらも去年よりは人が少なかった印象でした。
12時には委託販売開始。 こちらは、パンフに書かれた番号順に入場可能になるシステムです。このシステム、やっぱ良いと思います。
また、1時ちょっとすぎくらいに、恒例のお楽しみ企画がありました。 今回もじゃんけん大会。前々回の、パンフの番号を利用したくじ引きも良かったのですが、お楽しみ企画を待たずに帰られる方もいることを思うと、その場にいる人が全員参加できるじゃんけんの方が、いいのかも。 じゃんけん勝負でずるをしない自信のない際立って情けない人間なので、勝負時は目をつぶってじゃんけんをしてました。その結果、なんと一発目の勝ち組グループに見事入ることが出来ました……! 複数景品が用意されてましたが、私はその中からちみメガのキャラフィギュアをもらってきました。 その後のじゃんけんにも参加しましたが、気を抜いて参加できたからか(当然目も開けている)、以後は勝ち抜けることが出来ませんでした。
企画も終わったし買い物も十分出来たということで、会場を離れて食事を取りに行きました。 去年行った星座バー(カフェか)は、調べたら昼営業を止めてしまってたので、適当に目星をつけていた別の店のカフェランチへ。豆腐ハンバーグ美味しかった〜。
それから、デフテロス色紙の飾られている書店の最寄駅に向かいました。 まず心斎橋駅周辺に向かい、商店街をぶらぶら歩いて本町まで移動。途中に、きれいで可愛いラムネが売っていたのでそれをお土産に買いました。 民族雑貨のお店も立ち寄り、あれこれ見て回りました。荷物にならなければ買い物したんだけどな……。つっても、インディアンビーズとかめちゃ高い……。
デフテロスの飾られてる書店の入ってるビルも、思ってたより簡単に見つかりました。30階というすごい高層階なので、高層階用のエレベーターがあるようなでかい建物なので、当然、中の本屋も広い広い。色紙はたくさん壁にかかっているものの、デフテロスは見当たらず。 セトウツミの複製原画が飾られてるのを見てキャッキャしてると、チャンピオンコミックスコーナーで無事デフテロスを発見。飾られたばかりだからか、壁じゃなく書棚にあるってことなのかな。 デフの色紙、どうもカラーシャー芯で下書きされてて、筆ペンで線を描かれてる感じでしたが、その色線が目元には濃く残ってて、パッと見アイシャドウっぽく見えました。おかげで、普段からオトメンオトメンと馬鹿にされ……もとい愛されてるデフテロスがますます乙女扱い。しかし、絵は文句なくかっこよかったです! 見れて良かった! flatの単行本を買うの忘れてたので、特典ついてたその店舗で購入。しかし、ペーパーが折られていたので、別の本屋で買ったほうが良かったかもしれない(汗)。flatを買う時、ちょうど私の前にレジにいた人がND8巻を買っていて、妙に嬉しかったです♪ 連れも本や雑誌を買った後、もう一度乙女(アスミタではなくデフテロスのこと)を見にいくべとチャンピオンコーナーに向かったところ、しゃがんで色紙を見てる娘さんを発見。さてはお仲間かと思っていると、隣の魔法少女・オブ・ジ・エンド色紙と試し読み冊子が目当てのようでした。いちばん右端がデフ色紙、真ん中につくねちゃん色紙、左端にマーニー色紙が飾られていた王者コーナー。
クジラの子ら特典のつく本屋も気にはなっていましたが、連れがいたこともあって断念……。でも、そもそも特典付が残ってるかどうかも怪しかったからなあ(汗)。無理はさせられん(汗)。
明日大阪オンリーに行くためにいろいろ準備をしなくてはと思っていたのですが、何の準備をどうしたらいいんだか大混乱……。 会場近辺で昼食を取れる場所を探してみたり、デフテロス色紙の飾られてる本屋近辺で食事できそうな場所を探してみたり、そもそもその書店への行き方を調べてみたり、結局直接オンリーのための調べ物は何も出来てない……。 パラ銀で買ってる本を重複して買わないようにしなくちゃってのがいちばん大変……。まだ読み終えてないんだ(´・ω・`)。
セインティアの沙織さんは中2設定の13歳らしいので、今サイトにあげてる年表(中1前提)は確実におかしい。直したい。 しかし、原作を見てる限りは、中1で考えてもよさげな感じ。Gも中1っぽい気が。 またきっちり読み返しつつ考えねば。
あと、Ω関係もいろいろいじりたいんだよなあ……。 ミーシャさんが死んだ時、ソニアさんは4歳らしいのですが、一摩さんを殺した時はソニアさん12歳でエデン8歳。ミーシャさん生存中にルードヴィグ様が浮気してるとは思えないので、エデンが母胎にいる期間も考えると、ソニアさんが誕生日来て間もなくミーシャさん死亡、一年経たずにエデン誕生、つまりエデンは獅子座か乙女座か天秤座ってことなのかと。ルードヴィグ様がテロリストを追ってる期間を無視すれば、エデン=獅子座がそれっぽいんだけどなあ……。 で、エデンが8歳になってからソニアさんが13歳になるまでの期間が、一摩さん死亡時期ってことになるんじゃないのかな。 1999年マルス襲撃というブラジルバレか何かでみた設定がガチの場合、2012年がΩ舞台になるのですが、年齢の基準を2012年春とするなら、光牙が13歳になったのは2011年晩秋、エデンが15歳になったのは同夏から秋。ソニアさんはその数ヵ月後にエデンと5歳差になる=20歳に。 逆に考えると、光牙が生まれたのは1998年晩秋。エデンが生まれたのは1996年夏から秋。ソニアさんが生まれたのが1991年10〜11月。 ソニアさんが12歳でエデンが8歳の時期としてありうるのは、2004年夏から秋。これが一摩さん死亡時期。 アリアちゃんを光牙と双子と考えた場合、エデンが8歳でアリアちゃんが6歳の時期としてありうるのは、2004年晩秋から翌年の夏から秋頃まで。 順番としては、一摩死亡→耳飾の譲渡ということになるので、エデンがアリアちゃんに花を渡しに行こうとしていた時にソニアさんがそれほど心配していなかったのも、けしておかしくない気がしてきますね。 一摩死亡→アリアちゃんを外へ連れ出そうとする→簡単に会えなくなる→それでも塔をよじ登って耳飾を渡しに……という流れだったんじゃないかと。
かようにアレコレ考えたところで、この自分内設定を生かして二次創作できるかっていったらできないんですけどね……。 しかしハビさん、LCばりの男坂ネタ期待してたのに、サウスブロンクス出身じゃなかったんかよ(笑)。やはり一期は肩透かしがあるといえばあるし、自分がしっかりしてるといえばしてるなあ(笑)。
| 2014年02月13日(木) |
運命に牙を突き立てろ! |
イリアスさんへのもやもやはいまだ晴れてないよ!(笑) 昨日今日と別チャン発売につき、シジ外伝最終話感想も見かけることが増えたけど、私と同様のイリアスさんへのもやもやを感じてる人は見かけません。自分だけなんかおかしいんじゃないかと凹む気持ちもあったのですが、2ちゃんのLCスレでようやく自分と同様ではないにせよレグルスに対する同情感想を見かけ、ちょっと安心いたしました。 本編で描かれてる、ああいう教育方針でああいう育ち方をしたレグルスが好きなのだから、何の不満を覚えようかって気もするんだけど……でもどうしても何かが辛いんだ……。辛いけど、それが作品への不満にもキャラへの不満にも繋がらないから、かえってよけいに辛いんだ。 ひょっとしたら、私がいちばん感情移入してるのは、予言で人一人の生き方を決められることへの不満を声高に主張していたアスプロスなのかもしれない。だから、決められた流れに沿って子育てされてるレグルスへの同情心がわいてしまうのかも知れない。 派生星矢でいちばん好きな台詞は、「運命に牙を突き立てろ!」かもしれない私です。Ω一期の、自分の道は自分で切り拓くテーマも大好きです。LCは、どこかで運命を受容してる部分がある気がするんだよな……。シジフォス外伝にせよ、運命を受容して、その先に希望を見出す話なのだし。原作も、さほど運命に逆らうイメージはないんだよね……。 でも、神託というもののイメージは、正にどう回避しようとしても最終的に迫ってくるもの、なんだよね。何をどうしようと最後には襲ってくるんだ……。ペルセウスの祖父殺しのように。ギリシャ神話的という意味では、原作やLCの方が正しいのかな……。エピGだって、最後には神さまの手のひらコロコロなんだしさ。Ω一期がある種特殊な例ってだけで。 あー、やっぱΩ一期好き……。
| 2014年02月12日(水) |
まだまだ引きずるイリアスさん |
シジフォス編最終話のイリアスさんを二日たっても引きずってる自分をどうかと思いつつ、ずるずる引きずりまくってるんですが。 37ページまではテンション高く読めるけど、38ページ目から(´・ω・`)しちゃうという。 でも、ルゴニス先生があの環境でアルバちゃん育ててたのは、気にならないんだよね。「元が外部からもたらされた捨て子」「なんだかんだと外部との交流有」「最後の選択はアルバちゃんにお任せ」ということで。 Ω一期の紫龍さんの龍峰の育て方も、大義>家族なところがあるけど、あれもそんなに気にならなかった。最初から自分の代わりに戦わせるために龍峰こさえたわけじゃないからだと思う。 杳馬は完全にアウトーッ。でもパルティータさんはセーフ。どっちもペガサス受け入れ態勢前提の子づくりなわけだけど、パルティータさんにその自覚があったか分からない+旦那のこと好きなのはガチだし、でセフセフ。杳馬はあれだ、最初からペガサスを利用する気満々だから、嫁さんマジLOVEでも許さん。 光政翁は、聖闘士に仕立てるつもりで子供作ってたわけじゃないので、これまでの理屈からすると許されるはずなのですが、ナターシャさんの様子を見るに他の嫁さん方も多分揃って協力してるだろうから許されるべきなのですが、一輝と瞬は同母兄弟だろうから嫁さんのこと何人いようがきっちり愛してるすげーお人だろうと思うのでもう許しちゃっていいと思うのですが。許せんです(笑)。これは、やっぱり星矢たちに感情移入しちゃうからだろうな……。
シジ外伝でのイリアスさんを見るに、イリアスさんは自分と人とが違うというのが分かってるようで半分くらいしか分からない人だったのかなあと思えてくる。 教育方法も、そんなわけで自分と同じやり方をシジに強いてはしくじって。で、違うと分かっててもきっちりその違いを見ようとしなかったと懺悔したりして。 最後の勧誘は、結局シジフォスと自分は考え方が違うのだと、自分にもシジにも強い自覚を促すためのものだったんだと思う。ちっとも本気で誘う気ない。そして、あんな風に自分と違い人間の中で生きようとするシジフォスだから生まれてくる子を託す気になれるあたり、イリアスさんにとってシジフォスとの出会いはきっといい出会いだったんだろうなあと思う。シジフォスの音は雑音にならなかったんだろうな、って。 でも、ここで自分とシジフォスとが違うと思えたようには、生まれてくる子と自分とも違うということが、イリアスさんは分かってなかったんじゃないかな……。そりゃ、最終的に大地パワーに目覚めちゃいるけど、教育方針の結果かもしれないけど、でも同じように育てて自分と同じになるってもんでもねえべな。 生まれて育って、どんどん外見が自分よりシジとかイリアス父に似てきて、性格もそんなにイリアスさんに似てきやしなくて、大誤算にてんてこ舞いしながら子育てしてればいいよ、もう!
| 2014年02月11日(火) |
シジフォス編最終話のイリアスさん |
昨日のシジフォス外伝最終話をまだ引きずってます。 この日記、書くだけ書いてもUPするのは発売日すぎるだろうから、特段ネタバレとして伏せたりするのは止めるけれども。 面白かったことは面白かったし、当然好きだし、イリアスさんに幻滅してるわけでもない。なのに、何かがつかえている感じ。 イリアスさんのやり方が、「弟子は師の大義を成す道具」というルコさんの台詞を思い出させるものだったのも、こたえてる原因なのかなあ。個人的には、あの台詞はルコさんにとってペフコちゃんが道具だったと本気で思っているわけじゃなく、ルゴニス先生がその先代魚座に道具にされたと考えて出た言葉だったんじゃないかと思っているのですが、いずれにしてもあの台詞は作中で否定されるものだった。でも、イリアスさんについては、むしろ肯定されてるんだよな……。 順番が、聖域を出る→子供授かる→子供を後継者に考える……の流れだったら、私の中で問題なくすとんと収まったんじゃないかと思う。俗世を避けて隠遁した人が子供を授かり、自然な流れとして自分と同等の生活を強いることになり、その結果その子が同じ物事の捉え方をするようになったなら、気にならなかったんじゃないかなあ。というより、本編を読んだ時はそういう流れを想像してたんだよね。 子供を後継者に考える→聖域を出る→子供をもうけるという流れだから、自分の代わりにするためだけにレグルスが必要だったように思えちゃって、そのことが「大義を成す道具」という言葉を連想させるんだと思う。そこにきちんと愛があってもさ。聖衣を聖域に戻さずに持っていってしまってたのも、レグルスに渡ることを当然のことと思ってたからなんだよね……。 でも、跡継ぎを想定して子供を作ることがそんなに突飛なことかといえば、ちっともまったくそんなわけないし。むしろ普通によくあることだし。 そうは言っても、レグルスが最初から社会の中で育つ機会をイリアスさんの都合で奪ったことについて、物申したくてたまらないのです……。子供時代、耶人と話してたレグルスがすごく可愛い笑顔だっただけに、育ちさえ違えばイリアスさんと違って人付き合いに不器用で自らそれを避けるようなことはなかったんじゃないかとか、人の気持ちが分からないと悩……んではなかった気もするけど、戦うことでしか越えられないなんて考え方する子にならなかったんじゃないかとか、色々考えちゃうんだよ。 フィクションの人物に何故こんなにも心揺らされちまうのか……。確実に言えるのは、やっぱりレグルスのことすげえ好きだわってことです。もちろん、レグルスが好きだからこそイリアスさんの手段に不満がない……というより賛同するファンも、普通にいると思う、よ! 自分がそっちになれれば良かった! 辛ッ!
本編イリアスさんは仙人みたいな、達観してるせいで近付きがたい人のようなイメージでしたが、外伝でのセージ様の不器用発言や今回の話のせいで、森厳(笑)みたいな感じに思えてきちまいました。実私風に言うならしんげん(笑)。 今月の風森さんと羽井さんのやりとりを、イリアスさんとハスガード様に置き換えて妄想したはいいけれど、シジフォスでは大機くんの役回りは絶対果たせないことに気づいて断念いたしました。 なんかね、シジフォスはあんな風にずけずけした事の運び方はできないと思うのね。同人のロス兄さんだったら、逆にすごくはまると思うんだけど。 ……こんな風にキャラ解釈してるから、やっぱりLCキャラを無印キャラの同人テンプレそのままって言う人には反論したくなるのだぜ……。あなたがLCキャラの解釈を無印キャラの同人テンプレに寄せてるだけじゃないですかってさ。まして、「射手と双子を絡めるのは腐媚び」とかってナチュラルにLC内の射手と牡牛の関係をオミットする人は、確実に私の敵であります。
| 2014年02月10日(月) |
LCシジフォス外伝最終話感想 |
兄弟対決かっこいいロストキャンバス外伝シジフォス編最終話「約束」感想。
レグルス好きとしてすごく好きな最終話だ、これ。 と同時に、何かどうしてももやもやした気持ちが拭えないのは、イリアスさんにとってレグルスは大事な息子である以前に獅子座の聖闘士候補でしかなかったのかという思いが生まれてしまったからだと思う。 パルティータさんやΩの沙織さんは、テンマや光牙について、本当であれば聖闘士ではない普通の少年として過ごさせたかったという思いを吐露している。何より原作の沙織さんも、本当は一人の少女でありたかったと言っている。だから、どうしても、生きる道を聖闘士としてのみに狭めさせるよりは、いくつかの選択肢の中で選ぶ道が聖闘士だった……という方が真っ当なんじゃないかと思えちゃうんだよ。最初から聖闘士にする気満々って、どうかと思えちゃう。ルゴニス先生だって、アルバちゃんには別の道を用意したというのに……。 で、本編だけ見ていると、必ずしもイリアスさんはレグルスを聖闘士にすること前提で育てていたわけでもなく見えるんだよね。そりゃ、超新星爆発とそれに付随して生まれる新しい星について語っている以上、次代の獅子座はレグルスだという頭はあったんだろうけど、死の寸前のあの時にそれを悟ったように見えていたから、今回の話で最初から自分と同等の能力を持つ戦士を作るために子を育てる環境を移していたと分かったのは、なんだかちょっとダメージ食らった。特に前回の話で、シジフォスが兄のことは全く無関係に自分の意思で聖闘士を目指したことが描かれてたから、余計にさ……。いや、実際には無関係じゃないんだけど、シジフォスにとっての動機ではあったのだけど、でも兄が聖闘士だから弟も聖闘士になりなさいなんて話じゃなかったじゃないですか。シジフォス自身がなりたいから聖闘士を目指してたじゃないですか。 聖闘士になりたいかどうかなんて関係なく、親がそのための環境を整えて息子が聖闘士にならざるをえなくしたのって、ある意味原作の城戸さんとこと同じなんだよな……。光政翁は本人が聖闘士だったわけじゃないし、自分と同じ能力を持つコピーを作ろうとしていたわけじゃないけど。母親から子供を引き剥がして孤児扱いにして、さらに孤児として自邸に引き取って、その彼らを外国に送り出すなんてやり方は、人道的にマジどうかと思うよ……! おじいさまを責めないでって沙織さんは言ってたけど、普通に怒れるやり方だと思うよ! 今のアニメなら放送できないよ!!(←当時から兄弟設定ありませんよ?) 良い話なんだよ。 今回の話って、シジフォス視点で見ればすごく良い話なんだよ。 イリアスさんの遺児がイリアスさんに代わってシジフォスとの約束を果たした話だから、悪い話のわけがないんだよ。 レグルス好きとしても、何かとレグルスについて触れてくれて、嬉しい話だったんだよ。 だけど、「私を作る」という言葉がなんだかすごく辛くて、辛くて。悪役を買って出てたイリアスさんが、その体裁を捨てた後の言葉だから、本心で言ってるんだということが辛くて。 あの台詞一つでダメージ食らうってことは、自分がそれだけレグルスに感情移入してるってことなんだ……という驚きもあったけど、考えてみたら当のレグルスはイリアスさんのやり方について不満や反抗心があるわけじゃないんだよね。だから、正確には私のこの気持ちって感情移入とも違う。シンパじゃない。保護者のような気持ちって言いたいとこだけど、仮にレグルスがイリアスさんとアルケスさんの子供とすれば、多分両者とものりのりでレグルスをイリアスさんと同等の能力者にする気だったろうから、保護者の気持ちでさえない。完全外野なのに、そんなんありかよー!とやきもきしてるっていうどうしようもない状態だ。辛い。 でもって、なんだかんだいってシジフォスは、レグルスに対して聖闘士になる意思があるかどうかは問うていただろうし、ラダマンティスによるイリアスさん殺害があろうがなかろうがレグルスはイリアスさんの能力を目指していただろうし、ひたすらこのやきもきは無駄に空回る気持ちでしかない。ないんだけど、でも、天王星の魔宮の時に食らったダメージ(子供は親の道具でしかないのか)を思い出す流れで、辛い。しかも、あの時はパルティータさんによるなんちゃって〜な種明かしがあったのに、こっちはないのが辛い。
まあ、そんなやきもきは私の勝手な都合ですよってことで、シジフォス外伝最終話感想行きます。 聖域出奔をそそのかすイリアスさんの言葉を聞いて、またぞろまやかしかと思っちゃうシジフォスの反応がすごく真っ当に見えました。二度あることは三度ある(笑)。 幻覚だと判断する前に、きちんと自分の考えで断りを入れるとこもいいなあと。ハスガード様やアスプロスと出会い、兄と同じ強さを求めることだけが自分の望みではないと知ったこと、疎んでいた聖域に向き合い聖域の仲間を思う気持ちから生まれた言葉で。シジフォスは、人の中にいてこそ強くなれる、自分をそう定めた。 一方のイリアスさんの言葉は、シジフォスを自分に攻撃させるよう仕向けるためのものも多かったけど、それでも大半は本音でもあったんだろうと思う。もちろん、「人は保護すべき存在か?」という疑問は反語であったろうし、「約束は自由を奪う」という言葉は後のシジフォスとの会話で実はないことが明かされている。でも、レグルスを自分と同じ能力・考え方の存在として育てるために人の世を離れた限り、人の世を雑音だらけと考えてることに違いはないんだろうなあ。 手代木さんの分家で、レグルスについて「人間の間で生きられたのは5年だけ」と表現されてたことがあったんですが、あれってほんとの本気でマジだったんだ。イリアスさんがなくなってからの孤独の5年だけじゃなく、父母とも揃ってた頃も父だけになった頃も、あえて人の世から遠ざけて育てられてたんだ……。 自分たちでは教えられない、人間に囲まれての生はシジフォスに託したということなんだろうけど……ちゃんとシジフォスが引き受けてくれることを分かってたからそんな育て方もできたんだろうけど、なんだかやっぱり辛いなあ。イリアスさんが不器用だったって、あれか、孤高じゃなくて奥手なコミュ障でちっとも森厳じゃなかったってだけなのか。人付き合い苦手でしたテヘペロ☆なのか。コミュ力は確かにシジフォスのほうが秀でてそうだな、うん。候補生になる前から友達いたし、なったらなったでハス様みたいな親友もいるし。アスプとも結局うまいことやってるし。
イリアスさんとシジフォスの戦闘シーン、全体的にかっこいいです。 でもなんかこう、イリアスさんの攻撃スタイルがネイチャー・ユーニティっぽい技だ。アルベリッヒが八つ目の感覚に目覚めているとは知らなかったわ。実際には、エピGアフロディーテと同じような小宇宙を具現化すると植物になる攻撃ってことなのかなあ……。アフロディーテが八つ目の略。 LC世界のエイトセンシズって、ひょっとしたら阿頼耶識に限らないのかなあ……。シジフォスの八感パンチも今回のイリアスさんの攻撃も、絶対八識関係ないだろ。シジフォスは、なんつうかセブンセンシズよりパワーアップできるって感じだし、イリアスさんのは集合精神っぽい描写で、シジフォス編1話感想で書いたように自分の感覚を他との感覚と合一とするような、自分の感覚にもう一つ外部の感覚を載せるような、そんな感じ。アスミタ編でのエイトセンシズは原作の八感のような冥界で自我と生を保つ感じのものだったけど。 とりあえず五感+思考の六感の他に、本来知覚できないものを知覚できる七感があり、八つ目の感覚を何とするかは人それぞれだったりするのがロスキャンなのかなあ……。
獅子の大鎌、レグルス独自の技かと思ってたけど、ちっともまったくそんなことなかったぜ……! そりゃ、原作に登場する技じゃないけど、キャラ独自の技ってそれだけでポイント上がるのに、あくまで父譲りの技だったか。レグルスが独自開発した技って、全部が借り物のゾディアッククラメーションくらいなのね……。 聖衣の命を一部とはいえ傷つけるのは、無生物のシェリーの命を断ち切ったレグルスの獅子の大鎌と同様の効果だけども、攻撃モーションはレグルスよりイリアスさんのほうが動きがない分、逆にかっこよく見えました。必殺技感アップしてるっていうか。目にも留まらぬ早技っぽいというか。
イリアスさんの血を吐く姿が見えなければ、シジフォスの攻撃はもっと力強いものだったのかな……。どうにも、あの顔面パンチ食らわす瞬間、気が抜けちゃったように見えるんだよね。 「行かないでくれよ兄さん」の泣きじゃくりシジフォス可愛い。聖域を離れないで、という意味だけじゃなく、逝かないでという気持ちもあったんだろうなと思う。 シジフォスはイリアスさんの肺病を知っててハスガード様は知らなかったこと、ハス様の口からイリアスさんの死を聞かされていたのにレグルスを迎えにいく時に生存前提のような口ぶりだったのが不思議でならなかったのですが、解釈するなら、ハス様始めとする聖域には「英雄がいなくなったら士気が下がる」から病を伏せていて、レグルスを迎えに行く時のシジフォスはイリアスさんの生にギリギリ期待してたってことになるのかなあ。 とりあえず、レグルスを迎えにいけなかったのは、今回の話を見る分にはやっぱり、生存が不確定のレグルスのために聖域を手薄にするわけにいかなかったから、ということでいい気がする。
さて、今回アルケスさんの首飾りがイリアスさんに渡ったわけですが。 レグルスのオカンかどうかは確定しなかったやちくしょーい。 え、どうなの、これ。半分以上他にないだろうと思うけど、別に現地で奥さんと出会いましたと言われてもおかしくないぞ、この描写なら。 並んでシジフォスを見る姿はすげえ夫婦臭漂ってるけどな……。ご想像にお任せしますなのか、単行本で明かされるのか。
あと、神託の書が結局あんまり役に立ってない(笑)。 いや、ちゃんと役には立ってるよ。サーシャが見つかったからには、そのイタリアの地がアテナのいる場所だと聖域に伝えることはできたってことだし、なんだかんだとサーシャが孤児院に入る前から、シジフォスがその場所に様子見しにはいったみたいだし。でも、予言をもらったのがアテナ降誕前な上に、そうそう頻繁に調べに行くわけにもいかなかったのか、数年単位でサーシャ放置してたんだよね……。何年になったら行くといいよ!くらい具体的な予言だったら楽だったろうなあ。 で、本編読んでいると、神託の書の示すところはサーシャの居場所だと分かるけど、外伝だけ読んでるとレグルスの居場所を指すかのように見えるという。 実際、レグルスの回想でティピとインディアンが出る前は、レグルスがいたのってイタリアかと思ってたからなあ……。
最後の最後までシジフォスとハス様でサービスしてくれるなんて、手代木さんはシジハスクラスタに超親切。 この会話の数年前に、アスプー兄さんの嫌味発言があるのだから、アスプがいないのは自然なことなんだけどね……。 それにしても、ここのハス様とシジの表情可愛いなあ。特に、45ページ目の最後のコマのシジフォスすごくいい。 シジフォス外伝の〆が体操座りのレグルスだったらいいなあという希望も叶ってご機嫌です。あ、でも、いちばんの希望としてはそれがシジフォスの視点であることだったから、これだとまだ遠い地で一人待ってるレグルスの寂しい背中でしかないや。
こうして四話かけてシジフォスとイリアスさんの関係を描ききったところへ、次はデフテロス外伝ですよ……!
次がアスプロスだったら確実に二人分だったのにデフめ……! シジフォスとデフは、どちらも弟の立場という関連があるので、外伝の流れとしては上手いなあと思います。アスプロスの外伝にも期待したいので、駄目元でアンケートに書いてみるさ。 次回のカラー、生存中アスプの色が見れることにも期待……! 3話のカラーは外注だから、アスプロスの髪色が実際手代木さんの中でどんなかは分かってないんだもんなあ。個人的には、アニメ版サガのようなカノンと同色の薄めの青色がいいんだよ。ハーデス編の色は私の中で死人カラーなんだよ……。
今月のページ数が46Pで、シジフォス外伝全体で見ると本文が182ページみたいなので、単行本の描き下ろしは3P+扉絵って感じかな? ハス様絵ありますように……!
* 今月の別チャンは、みつどもえのしんふた描写がいつも以上に可愛かったです。 ふたば、男子にチョコをあげるだけの女子力もあったのか……。 あと、少年Yの施川ユウキって、サナギちゃんとかってマンガの人? 全然感じ違うから分からなかったけど……。勘違いじゃなかったら衝撃の事実だ。確かに大発表。 ↑ サナギちゃんじゃなくてサナギさんでした。
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