一期が面白すぎて春からの廃人化が予想される聖闘士星矢Ω49話感想。
エデン、よく頑張った。 本当によく頑張った。 エデンはなんか、物語の序盤はいちばんどうでもいいキャラだったんだよね、メインの中では。なのに、気が付いたら、自分の中でものすっごく大事なキャラになってました。 Ωのキャラって、メインにあたる人は、どいつもこいつも好きすぎて苦しくなりそうなくらいだわよ……。全員を応援するには私の身は一つ。人気投票で全員に投票したいのぐっとこらえて3人チョイスしたけどほんま苦しかった。
エデンにとっては、「アリアの愛した世界を守る」という気持ちが今でも強くあって、でもその世界を真に守れるのはアテナだということも分かっていて、「世界を守る」という意思のもとにアテナの聖闘士としてアテナを守るというエデンの考え方の変化がすっきり説明されていて、本当に今回の脚本好きだわー。アテナが降臨しない時代の聖闘士には、こういう考え方の聖闘士もいたのかもなどと思いました。 戦闘描写もいちいちかっこいいのなんのって。通常攻撃もかっこいいし、矢継ぎ早に技を繰り出すのもかっこいい。地形を意識して戦っているのも、エデンのトータル的な戦闘力の強さがよく現れてて好きだなあ。観察力・応用力もあるってことだもんね。
メディア様とエデンとのやりとり・戦いも好きです。 メディア様にしてみれば、アテナの守る世界=自分を迫害した世界なんだよね……。でも、メディア様自身はそこは語らず、アモールシアターで視聴者に察しろという説明しきらないこのバランス、大好きです。たまらんです。 メディア様は闇の支配する「彼女にとっての穏やかな世界」を求めながら、エデンを闇に染めることはできなかった。メディア様は、マルス様だけじゃなく、ソニアやアモールに対しても追加で闇属性を持たせていたんじゃないかと思えるけど、エデンに対してはそれをしなかった。まさかの親心においらビックリです。 エデンのことさえ切り捨てられる人かと思ってたけど、実際毒親だったけど、闇の小宇宙のために迫害された過去を持つメディア様にとって、エデンがそういった目にあう可能性は無意識に避けてしまった……ということなのか。 アプスを利用した支配という野望を捨てない母に、覚悟のエデンが必殺技を撃った場面。ここで、アリアちゃんの杖がメディア様を助けたことにまた感動ですよ。アリアちゃんは女神様や……。エデンに母殺しをさせないでくれてありがとう。 エデンは、一日足らずのうちに大切な人の多くを亡くしちゃったけれど、結局誰一人エデン自身で手を下してるわけじゃないんだよね。それどころか、戦闘相手のフドウさんも死んでないのだから、十二宮に入ってからも誰一人殺していない。ソニアさんが「お前はその手を汚すな」と言っていたから、元々人を殺めたことはなかったんだろうと思う。ピュアプリンスまじピュアプリンス。このまま不殺の最強戦士として生きてくれないかしら……。 最後の最後、エデンの盾となってメディア様が死ぬ場面も、ベタだけどすごく良かったよ……! だけど、あの瞬間に、エデンは全部無くしちゃったんだよね……。
最初に光牙ごとアプスを倒すことにしたエデン。 続いてそんなエデンの意思をくみ、光牙が殺されることを半ば受け入れた栄斗。 エデンに倒される・光牙を倒すそれぞれの覚悟を、アテナの聖闘士のそれとして認めた龍峰。 魔傷を負った身で光牙を止めようとした蒼摩。 同じく必死に止めようとしながら、光牙を取り戻すことを諦めきれないユナ。 光牙との関係性が、そのまま諦め方に比例してるかのよう。 いちばん光牙と一緒にいた時間の長いユナさんが、いちばん光牙のことを大事に思っている……ということではなく、蒼摩も龍峰も栄斗もそれぞれ光牙を思ってることは間違いないのだけど、どうしても時間分理屈で割り切れない思いも生まれちゃうだろうなあとか、そんな感じ……。まして、ユナさんは、他の誰よりもアリアちゃんと親しくて、アリアちゃんのためにも光牙を闇に持っていかれるわけにいかないのだし。
アリアちゃんといえば、アリアちゃんの杖。 エデンがアレを持って現れた時は、希望が運び手を伴って現れたような気持ちになりましたが、あっさりさっくり壊されちゃいました……。 この調子じゃ、アリアの杖を使ってアプスを制御しようというメディア様の目論みも、きっと失敗してただろうなあ。 このままだと、アリアちゃんの杖は厄介なことしかしてないようだけど、壊れて落ちていった杖の破片がまだ光を伴っていたことに何か意味があると思いたい……。闇の中でともったあの光を信じたい。 たとえば、あの闇の底に星矢がいて、アリアちゃんの杖の光がその復活を助けてくれたりするかもしれないじゃないか。 アプスが強すぎて、折角生まれた希望もいちいち潰れちゃうような状況で、だけど星矢という希望がまだ残ってることを期待しちゃう。 出番があるとか台詞があるとか、そういう表面的な部分での活躍じゃなく、物語の最初から最後まで通じる希望として、星矢という存在があってくれたなら、私はそれも十分キャラを生かした描写だと思うんだけどなあ。頼むよ……!
頼むと言えば、レジェンドの登場も。 ここまできたら、さすがに魔傷を気にして止まっていられる状況じゃないし、光の柱の暴走を止めようとする黄金たちの手助けにきてくれませんか、瞬さんたち。 黄金四人で間に合わないってことはそれ以上の人手があれば、なんとかなるってことなんじゃないの? 聖域まで来いってわけじゃなく、それぞれの場所で小宇宙で支援してくれるだけでいいから……。
今日のΩは予告からクオリティの高さがうかがわれましたが、本編を見てもクオリティがクソ高かった。素晴らしかった。 全部が良すぎて、一つ一つ上げていくとキリがないくらい……。 話の流れも素晴らしかったし、作画もパッと見のきれいさだけじゃなく動きの良さから表現力からたまらなかったし、構図・構成も最高だった。 キャラの台詞も演技も全部好き。
Ωサントラの第二弾、やっと聞きました。 うわーん、やっぱ良い曲多いなあ。聞きながら、使われてたシーンが思い出されてそれだけで泣けてくる。 「悲壮な覚悟」、大好きだー! 「悲しみ深く」もたまらんなあ。 「ペガサスの神話」も、最初に本編で流れてるの聞いた時はぞくぞくきたんだよね。原曲の良さをいかしてΩっぽいテイストが加わっていて。 新星Ω神話のアレンジ曲も、どちらもかっこよくて好き〜。
10月のパラ銀チラシ絵が公開されてました。 Ωキャラだけなら5月のチラシ絵でも描かれてたけど、今度はLCキャラもNDキャラも描かれててなんか嬉しい。 これでGキャラも描かれるようになったら、もっと嬉しいんだけどな。
Ωのクルセイド第二弾、早々発送連絡来てる人も見えるようですが、私はやっと入荷連絡来たところなので、しばらく届くまでに時間がかかりそうです。 アリアちゃん、入ってくれてるかしら……。
デスクトップPCから救出してるデータ、パソコンが帰ってきたら戻すことになるわけですが、その前にちょっとだけ整理しておこうかとフォルダ作ったり移動させたりしています。 一つのフォルダの中にン百とファイルがあると、さすがに見つけにくい……。 でも、あんまり階層深くしちゃうのも、それはそれで保存用のROM作る時に心配なんだよな(汗)。
昨日の日記はアスミタ外伝で埋まっちゃってて書く余裕がなかったけど、芳臣役の滝下さんが事故で亡くなったそうで。 忍者回を見返したけど、本当に良いお声でした。素敵な低音で……。
| 2013年03月11日(月) |
LCアスミタ外伝2話感想 |
レグルス外伝単行本楽しみッスね!ロストキャンバス外伝アスミタ編第2話「届かぬ声」感想。
デフテロスとの旧友発言の意味がアスミタ外伝で薄れよった。 ほぼ顔見知りレベルのアヒンサーと旧友ってことは、デフテロスとの縁も教皇暗殺未遂事件の時のアレだけかもしれないわけですね、ふふふ……。アオリだけとはいえ俺の夢を断ち切らせるには十分な記述だったぜ。
そんなことより、アスミタ外伝の感想をば。 前回も、影法師やら輝火やらの登場でひゃっほーさせてくれたアスミタ外伝でしたが、今回は何とのっけからユズリハとハクレイ様が登場! ユズリハの髪がほどほどに長いので、アスミタ外伝はユズリハ外伝よりは後、テンマが聖闘士になるよりは前の物語だと判明しました。大体一年くらい前なのかな。
本編だとアスミタは精神のみが冥界に向かってる様子だったけど、この外伝だけ見ていると、本体ごと向かっているような印象を受けますね……。実際には本編と同じく、精神だけってことでいいのかな。
アヒンサーはマザコンだけど良い子だね。 でも、母を思う気持ちに付け込まれて、見事に冥闘士の道を進むことに……。外伝1話を読んだ時は、アスミタがアヒンサーを冥闘士としないために動く話になるのかとも思ったのですが、止めきれなかったようで。 アヒンサーはこのまま冥闘士としてアスミタと戦うことになるのかな。一度冥闘士になったら、今回の話でもおさらいされていたように倒されても倒されても蘇る存在になる……。普通に戦っていればキリのない戦闘しか描かれず、決着がつくこともないはず。 ルコさんはアルバちゃんとの戦闘ですっきりしたのか、蘇りそうな気配がなかったのだけど(実際はどうか知らない)、同じようにアヒンサーを説得することが出来れば、聖戦への参加だけでも防げるのかしら。 自分が永遠の命を得ることで母へ命を分けてあげられる。そういった理由がアヒンサーに冥闘士となることを選ばせたけど、輝火の背景を知ってるこっちからすると、騙されてるぞアヒンサー……としか思えないんだよね。アヒンサーにそれが叶うなら、弟を救いたがっている輝火にそれが出来ないのはおかしい。このままでは、アヒンサーも、輝火のように迷う道しか待ってないんじゃないかなあ……。 アスミタが冥闘士の不死を防ぐ術に辿り着いたのは、本編だけ見ていた時は聖域側のためだけのようにも見えたけど、アスミタ外伝を見るとイメージが変わってきました。 数珠を作ることは、冥闘士を倒して冥王軍に打撃を与えるだけではなく、不死となり迷い続ける輝火やアヒンサーたちを救うことにも繋がっていたんだ……。外伝一話でスケルトンに「救ってやろうか」と言う台詞は大上段でくっそ偉そうだったけど、根っこは子供の頃にアヒンサーの母を弔おうとして経を読んでいた、あのアスミタと何も変わらないのかもしれないなあ。と、初めて思いました。基本、くっそ偉そうな人という印象は変わりません(笑)。
輝火の炎って、やっぱ黒いよね。この頃の炎が黒いから、炎の色が変わった時の感動があるんだよね。 ……アニメ……なんであんな色設定してたんだアニメ……。 さっきも書いたけど、輝火の登場は、原作の乙女座と鳳凰座との因縁関係だけではなく、アヒンサーとの対比という点でもちゃんと意味があるし、冥闘士の不死を示す要素としても機能してるし、上手い具合にはめてきてて好きだなあ。 このまま輝火戦はさらっと撫でるだけとなっても、特に問題は感じないんだよね。どう見ても、アスミタと輝火だったらアスミタのほうが強そうという結論が出てるし。 アスミタ外伝は、どんどん敵が登場してそれを倒す……という外伝の基本の流れとはまたちょっとずれていて、最終的にどんな結末を見せるのか見当つかなくて面白いです♪ アタバクはぶっ飛ばさないと絶対スッキリしないけど(笑)、冥闘士=不死という設定からは倒しきることが出来ないはずだし、その点がどうなるかも気になるところです。
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