そんな場合じゃないのは分かっちゃいるけど吐き出さないとやってられない聖闘士星矢Ω27話感想。
エデンさんが安定のプリンセスだった。 アリアちゃんが王子様で、ユナさんがそんなアリアちゃんの王子様だった。 ……とか書き出さないと、ショックが大きくて何も書けなさそうだった。でも、書かないと悲しい気持ちがたまってしょうがないんだ……。
ぶっちゃけて言うと、アリアちゃんは2クールで退場するだろうと思ってました。具体的な根拠があったわけじゃないけれど、それはもう当然のことのように、アリアちゃんが退場しないわけがないと思ってました。 にも関わらず、昨日雑誌のバレでアリアちゃんがマルスに殺されて退場すると知った時、無性にショックでした。他はともかくその部分だけは先に知りたくなかったと思ったものでした。 思えば、私は、アリアちゃんが退場するとは思っていても、死ぬとは思っていなかった気がする。それは、生きたまま一時退場するということでもなくて、「死ぬ」のではなく「消える」んだろうと漠然と考えていたんだと思う。冥闘士となって蘇ったサガたちが消えていった時のように、あるべき姿に戻るように。あるいは、小宇宙を燃やしきって消えたアスミタのように、何かをやり遂げて。 だけど、実際にはもっと直接的な、肉体の死だった。それがなんかもう、ショックでショックで。 アリアちゃんはもっと生きられたじゃないか、あの時助けさえあれば、死ななくてすんだじゃないか。光牙たちがもっと強くてマルスを倒せていたら。エデンがアリアちゃんの側にいて庇っていたら。アリアちゃんの退場が、回避できた「死」だったことが辛い。 光牙たちやエデンが味わったのは、この痛みだったんじゃないかなあ。予想していたようにアリアちゃんが消えるだけだったら、どんなに悲しくても辛くても、ここまでやりきれない気持ちにはならなかった。アリアちゃんが満足していなくなるなら。 ……いや、アリアちゃんは満足はしてそうなんだよな。短い人生の、さらに短い時間で、めいっぱい色んな物を見て色んな世界に触れて。大切な人たちと想い想われて、ありがとうありがとうって伝えきれないくらい繰り返して……。 エデンと光牙が戦った時は、光牙を守るためにマルスの下に戻ろうとしたけれど、今回のアリアちゃんは光牙たちがどんなに傷ついても二度と戻らないと宣言してくれた。一緒に戦おうとしてくれた。彼女自身が成長していた。 遺跡編の世界旅行っぷりは、交通手段とか移動方法とかつっこみどころだったけど、アリアちゃんのためだったならしょうがないなと思えるくらい悲しかったよ今回……。
言われて初めて気づいたのだけど、結局私は、沙織さんという真のアテナがいるから、アリアちゃんは暫定のアテナでしかないと考えていたんだと思う。だから、退場しないわけがないと考えていた。退場させないわけがないと思っていた。 Ωしか知らない人の視点で考えると、今回の話でアリアちゃんはやっと真のアテナの力に目覚めたように見える。そんなアリアちゃんが退場するとは夢にも思わなかったことだろうよ……。 どうしても先入観は捨てられないから、緋色の欠片に当てはめて考えてみたのですが、珠紀ちゃんがとうとう玉依姫として完全に覚醒したぜって場面で殺されちゃうという、ありえない展開が起きたのが、今回のΩだったんですね……。
マルスは、なんだかんだ言って、考え方としてはポセイドンやハーデスと変わらない系統の敵なんだなあと思えた今回。人間の悲しい部分に目が行ってしまってるイメージ。 アリアちゃんは、世界中を旅してもまだ戦争や貧困といった暗い部分をそれほど知らないままで、結局は世間知らず。それでも、マルスの見ている「世界」をアリアちゃんが見たとしても、アリアちゃんは世界の美しさを信じてくれそうな気がしたなあ。そうやって人間を、世界を信じる気持ちは、本物のアテナじゃなくても十分にアテナらしいものだなって思えたし、その「光」を守るために戦うユナさんたちは沙織さんに会ったことがなくてもしっかり聖闘士してるんだなと思った。 人間の愛を信じる沙織さんの聖闘士としてだけじゃなく、アリアちゃんの遺志に応えるためにも、光牙たち負けてられないよね! たとえ相手が黄金聖闘士でも……! ってことで、十二宮編楽しみさ! 予告大丈夫かと心配になる有様だったけど!
Ωの雑誌バレ情報見た! 牡牛座の名前が「先駆け」って、原作牡牛座の「後に続くもの」と対になる意味合いでかっこいいじゃないですか! でも、必殺技の名前はちょっと笑える。
* 徹夜原稿しようと思ったんだけど、体調不良がひどすぎてドクターストップはかからないまでも家族ストップがかかったので、さすがにちょっと休もうと思います……。
映画見たいけどドラマも見たいから映画録画したのにドラマつまらない……のに原稿はかどらない……。
アニメ再開した銀魂が1話からひどかった(笑)。
織田信奈の野望最終回が総集編で緋色二期の第一話がやっぱり総集編って、終わってない原作を1クールだけアニメ化したり分割でアニメ化する弊害丸だしだわ! ……ってテレビ流しつつ思ったけど、昔のアニメってそういえば最終回が総集編だったり折り返しで総集編流すって普通だったな、そう言えば。
BGMがわりにΩを再生してるのですが、振り返ると前に見てた時と印象の変わる場面が結構多くて楽しいです。 今日流してたのは10〜12話と22話。22話は、アニメ星矢の破天荒っぷりを見事に再現してるなあ。わざとじゃなくて天然なんだろうけど(笑)。 10話は本当に神がかってるなあと思う。Ωらしさはやっぱりこっちにある、と思いたい(笑)。 自我の薄い状態でアリアちゃんがイヤリングを握りしめてるのが、エデンのくれたものと分かってからは激しくエデアリ的に萌えです。鈴蘭をなでるシーンも、エデンが鈴蘭をあげたことがあると分かったからには、エデアリありがとうございますと頭下げたくなりました。 あと、12話。 瞬さんが光牙に「君の光の小宇宙なら闇の小宇宙に勝てる」と言っていたのは、放送当時から光牙本人の闇の小宇宙のことだろうと思ってましたが、光牙の戦いを見て殊更に「光の力?」と驚いていたのは、光牙が本来持ちえない属性だったからなのかなって26話後になってちょっと思った。根っからの両属性持ちじゃないなら、瞬さんにとっては光牙の戦い方は意外なものだったのかなあ……と。 そうすると、強い光の小宇宙を感じて光牙を助けに来た時は、ひょっとしたら光牙がいる可能性じゃなくて、星矢の帰還を期待してたのかも……。その辺を説明する時、背中向けてて顔見せてないのがなんだか意味深。
24話あたりから、光牙の光の小宇宙って本当は星矢のものなんじゃなかろうかって気がしてきてる……。 光牙の闇属性を抑えるために同化?みたいなことしてるとか。で、いざとなると出てきて助けてくれるとか。でも、この考え方だと13話で消えちゃってるのが説明できないんだよな……。
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