戦え!何を?!人生を!

2002年09月09日(月) ヤツを撃ち落とせ。

かんべんしてくださーーい!ごめんなさーい!なかった事にぃーー!そんな叫びが俺の部屋を満たしましたよ。誰かが聞いてたら「とうとうソバ屋は正気の世界を旅立ったか…」と半分諦め半分納得のため息をもらされたことでしょう。たかだか数ページで俺の正気を危機に追い込む恐るべきマンガ・ゆうぎおう。お家に誰もいなくて本当によかったです。

大空は誰のものでもない…ロマンチシズムからゆくと確かにそうかも知れないですが、国際情勢も微妙な昨今の空気を読めよぴめたん!有るがままワルがまま素のまま思うがまま走るこの道ある限り?軍需産業まで手を出していた巨大会社のトップが、航空予定も操縦日記も出さんまま戦闘機で嬉し気に領空侵犯していたら、すわ、独立国家カイバ蜂起?!と勘違いされて撃ち落とされてしまいます。あそこまで当然のごとくやられると、あの行為は局地的には正義なのかとありえない錯角にすら陥ってしまいそうですが、杏子と御伽の反応が「あたしらだってどうかと思うよ!おかしいのはコイツだけだよ!一緒にしないで!」と言ってくれているようでホッとします。
誰か…誰かアイツの心に管制塔を…!

そのアメリカンナイズなポーズは幼少期にトップガンでも見過ぎましたか?今時の流線形フォルム戦闘機なんて眼中ねえよですか?センスが直球すぎ、むしろ暴投バックネット直撃です。平塚でも打てません。前まできちんと面と向かって言えた事がなかったね…思いきって今言うよ、ぴめたん、ダサイ!あまねくアメリカ人にあのセンスをまき散らすのかと思うと母さん今から身震いが止まりませんよ…

おちおち続きのワンピースも読んでられないよ…さあ続き読もう…

書いた後、河東さんの日記読んだらほとんど同じ事書いてあった…みんな考える事は一緒かぁ…


 


2002年09月08日(日) となりでヤンスミ描く幼馴染みってどうよ。

土曜日。ミナミさんからえげれす土産が届く。お茶、フルモンティ舞台のパンフ(全部脱いじゃうらしい!み、見た…!ネイサンもカワイイ!)、ゆうぎおうカード(あなたのぶんもあるよ777さん!)などと一緒に前からお願いしていた落語MDが。これまた土産で入っていた化ーンが宣伝しているらしいチョコバーを起き抜けにまりまりとかじりながら枝雀さんの『天神山』『壷算』を聞く。5月くらいから落語が気になって仕方がないのです。歌舞伎のせりふまわしの豊かさや、鏡花のこんこんと湧くがごとき語彙が震える程好きなので、自分では「今まで何で落語に興味なかったんだろう」と思います。今はもう死んでしまった言葉がいきいきと甦るさまを聞くと、こちらの気持ちも酔うたようにふわりと浮き立つような、そんな心持ちがするんでございますよ…昔は落語は「わらかし」であるという認識しかなかったので怪談とか人情話も何故落語であったりするのか全然分からなかったんですが、今は分かりますよ(遅)。歌舞伎や鏡花と違って落語はまだ数は全く聞けていないのでもっと聞きたいな。とりあえず生で見たい!ミナミさんありがとうございました!寄席行きましょうね!
もともとはキッチュの『住吉駕篭』を聞いて何て面白いんだろうと思ったのですが、後から枝雀さんの噺を聞くと、枝雀さんぽい言い回しがちょこちょことあるな、と思った。思っただけ。上方落語しか聞いた事がないから全部一緒に聞こえているのかもしれん…(耳のない女だ)今の所、玉露のような米朝さんが好きみたいです。渋みといい上品さといいまろみといい丹念にいれた玉露みたいですよ。大ホールうち止めのドキュメントとかは何度も見返す程好き。というか米朝さんの顔がきゅんとなるほどス・キ…昔は正岡容の門下で上方落語研究してたっていうインテリ風バックボーンもちょっともえます。キャッ☆
…死んだ方がいいな、俺。

さっきからあゆこが来て、『オレたちの夏は終わらない!』祭りを開催しとります。インテックスでの戦利品の展示会なんですけどね。新しい秋物の服をみせびらかしにやって来た筈のあゆこのやってることといったら、ゆうぎおう本を久々に読んで「社長!社長が書きたいよ!!」とのたうち社長絵を書いたり(紙を求められたのでスケブを渡した。確信犯)、「あたしのアタマのお花畑は誰にも侵されないの!キャハ☆」等といたわしいセリフを吐いたりすることばかりです…その横で俺はあゆこの持って来たヤンハイイスミ本を読んでのたうっていますよ…しかし碁が好きなのは分かるけど買ったのがヤンスミとアシサエってさあ。ストライクゾーンせますぎますよ。そして今ヤツは同人を見ながらヤンスミをせっせと描いています。絵書きとしてどうかと問いたい。
仕上がったあゆこの社長はメガネでした。闇海でした。見た瞬間うめいたら、「変な音出すなよ!」と言われました。音かよ。お前大好きだよくそう。

来週のアシッドレンタル映画館は戦闘妖精雪風特集らしい!楽しみ!
いや、まだ見てませんけどね…


 


2002年09月06日(金) おお、ダメ人間として生きる愚かさを。

数年前から純くんはダメ人間なんじゃあないか?という問題提起を『北の国から』好きの母に行っていたんでございます。昔からずっと見ていたし〜という無駄なひいきめで純くんをかばっていた母も、この度の前編の放映を見てやっと彼女自身の口から「お前のいう通りだよ、ダメ人間だよ…」というためいきまじりの肯定の言葉を漏らしました。俺の持論が受け入れられて嬉しかったです。いや、全然見てないんで大変無責任な偏見ですけどね…いいじゃねえか、純!ダメ人間らしく俺と一緒にインドへでも行こうぜ!(ダメ人間定番)

ワイハさんを無理矢理呼び出してメシを食いにゆく。着ていく服がなくて本当に困りました。もうノンスリーブなんて着てられないのよ〜!でも秋物なんて持ってないし買うお金もないのよー!ここ数年の夏服におけるキャミ、ノンスリーブ率の高さは温暖化にかこつけた服屋の陰謀だ!少し気温が下がったりしたらそでなしなんて着てられないよ秋物購入を意識してしまうよ…われわれはぁ、昨今のぉ、この流行という陰謀はぁ、貧困乙女に対するぅ、弾圧であると断定する!とアジテーションしたところで新しい秋物がお札のように天から降ってくるわけでもないので、ワイハさんと二人、しくしく泣きながら改装した阪急をふらふらしただけなんですけどね…3Fの新しいセレクトショップがめちゃカワ!セーターとりんごの模様のかばんがゲロラブリ−。ヴィヴィアンタムのセーターと龍の指輪も欲しかったよ〜うが〜。てか社長に着せた…すいませんもう言いません。あと、オタクのくせに化粧品屋の名前にやけにくわしいワイハさんがすごいムカつきました。眉墨が欲しいよ〜バンビたんの目になれるマスカラが欲しいよ〜と乙女っぽく品物を物色している姿に殺意!乙女ウルフぶってんじゃないわよ!嘘です。本当は女力のあるおしゃれオタクを見るとうらやましくてしょうがないんです…。でもベネフィットのせっけん(ダイヤモンド型のせっけんにパールっぽい鎖がついてる)を見て「ソバ屋ソバ屋!千年アイテムだよ!」と親切に知らせてくれたり、画材屋で化粧品より真剣に白インクを選んだりしている姿を見たら何となくホっとします。同じ最下層に生きる者として。
東通でオタ巡礼。会う前にすでに行っていたワイハさんをまんだらけに無理矢理連行。更に普通本屋へも行きルーキース新関本と黒田硫黄ゲット。ソバ屋ニコニコ。えへへ(弱)。

業務連絡・小野さんとヒゲは元気そうでしたね。今年の夏も2人して南の島へヴァカンスへ行ったのかしら!(トキメキ)

夜はチャットにおよばれしてホモ話を沢山しました。ホモのソムリエと呼ばれる人もいらしていてお話をしたのですが、ソムリエの『部活でいうと何部が受けですかね?私は弓道部だな!』という質問にはドギモを抜かれました。部活かよ!…なのに『陸上部中距離ですかね!』等とこともなげに即答した姐さんも居り…家畜の名を持つソムリエさんや妄想バイルダー常にオンの姐さんを前にしたら、俺なんか実務経験5年未満のピヨピヨ可愛いひよっこちゃんだと打ちのめされました。悪しきフォースを沢山吸収できたチャットで楽しかったです。俺はハードルは受けだと思います(もおええ)。


 


2002年09月05日(木) ホンホンがいっぺえあるぞお。

(C)黄色い本。今読む本がたくさんあってシアワセです。えへ。昨日までダレンシャン。今はおうちでは晴子情歌、持ち歩きはしぶさわたつひこです。
晴子情歌、どーですかみなさん?(遅!)俺はまだ上巻100Pもいっていないですが結構楽しいです。男(漁師・30過ぎ)がアラン編みとかできるってどーよ!自分で編んだマフラー巻いてるって可愛いよ!とそんな些末な事で勝手にぶるんといなないたりしています。(そういう話ではなくってよ!)文語体大好き!変だといわれそうだが…大正、昭和大好きなんですよ〜。日常の下に不安が薄い膜のよにはっているあの時代がね…ラブアイテムとしては、日和下駄、インバネス、下宿、同潤会アパート、浅草十二階、一高、同人活動、高等遊民、建築物。ソバ屋の幅の狭い読書のあとがうかがえますね。

叔母がベン・リードのカクテルの本を送ってきてくれましたよ〜嬉しいな!カシャサが飲みたいぞ。


 


2002年09月03日(火) うわ〜逃げたい…と思った瞬間。

12時間後の事をよく考えます。時計の針が進んでまたこの時刻を指す頃には、もうこの場所にはいないよ!と非常に後ろ向きな気の安め方をします…中学生の定期テストの頃から今に至るまでの習慣ですが、こないだ買ったアカハマ本にもちょうどそんなお話があったので(こっちの時間の単位は「数分後」だったんですが)、今日12時間後の事を考えた時にちょっとだけほっこりしました。オタクは時に救いになります。

毎日暑いですね。借りっ放しだったユリイカ(高野文子特集ですよ!)とS・ハンターを図書館へ返しに行ったら、予約していた本が来ていました。てっきりダレンシャンの4.5だと思ってたら、まだふた月は回って来ないと踏んでいた『晴子情歌』上下巻もあり…ずっしりと渡されても小心者ゆえ「今日暑いし、重いから置いといてよ!」とも言えず、まだ他に用事があったのに借りて帰りました…更にうっかりハーバーランドで本屋に寄ってしまったのが運のつき、気付いたら黒田硫黄の『茄子』、ナウシカのコミックス全7巻を手に呆然と立っている俺が居り…更にかばんに文庫が2冊入ってるのに!駅まで遠いのに!日陰もない道なのに!動けなくなる程重い荷物を持ち、ムダにイベント気分を味わいました。


 

過去未来目次手紙