2002年05月21日(火) |
「ファイターズ・ブルース」 |
2001年、香港。 アンディ・ラウ、常盤貴子主演。
香港ボクシングチャンピオンだった主人公(ラウ)は、ある日対戦して負けた相手を試合後殺してしまい、刑に服する。出所後、かつての恋人を訪ねていくと、彼女は死んでいて娘が残されていることを知る。娘のいた孤児院のシスターが、ときわちゃん。 素直な、人情もんです。娘に受け入れてもらうためにがんばる元ボクサー。 恋人を思いながら、けなげに生きるんですね。シスターは、温かく見守る。 次第に彼に惹かれていく。 いいですねー。スポーツマンの懸命さ、大好きです。 この前の「アリ」も素晴らしかった。 ただ、なぐるスポーツですから、なぐられるわけですし、好きな人だったりしたら、もう見てられない時もある。つらいよね。 素直に泣けた作品でした。
さ、来週からちょっとアジア作品鑑賞が続くと思われるわたしです。 観たいものみんな観られますように・・・
昨夜wowowで鑑賞。 この前ビデオ撮ったのについ観てしまいました。 あまりにも有名な話なので、ストーリーは書かないし、ネタばれするんで観てない人は読まないでね。
思えば1年前の公開をそれはそれは、待ち焦がれていました。もともとミステリは好きで、『羊たちの沈黙』のあと、原作を読んでトーマス・ハリスも気に入ってまして、『レッド・ドラゴン』を読んで『ハンニバル』もすぐに読みました。で、いったい誰がメイスンをやるんだろう?と、ミステリに関してもわたしの先輩であるSさんと予想してました。当然、レクター博士はA.ホプキンス以外にはなく、まさかクラリスがかわるとは思いませんでしたが、数年後のクラリスが当然年を取っていても当たり前、とJ.ムーアに期待して観ました。私としては、J.ムーア、がんばったじゃん!です。公開時、2回観に行きました。やっぱり、A.ホプキンスはすごい!きもい、とか言った人もいるけど、原作はもっとこわいでっせ。表現を忠実に描いたら、あんなもんじゃない、と思う。ここが、小説のおもしろさです。 有名な話ですが、ラストがちがいます。いろんな話し合いがあって、いくつかラストを撮ってあれになったそうですが、続編もできるからしかたないけど、わたしは小説のほうが好き。レクターは、常人じゃないのだから、もっとこわーいラストです。
で、映画ですけど。ひさしぶりに観たこれは、つくづくレクターとクラリスのラブ・ストーリーだったのだ、と思いました。どちらも立場が違いこそすれ、人の命を簡単に奪ってしまえる、そうしてきた生きかたのなかで、人と簡単にわかりあえるなんて、めったにあるもんじゃない。お互いに、惹かれあうものがあった。それが、とってもわかった気がした私です。
『レッド・ドラゴン』が映画化されます。3作のなかの一番初めに位置する話ですんで、クラリスは出てきませんが、レクターと相対する立場の主人公が、E.ノートン!うう、楽しみ。ちなみに原作は、もっともこわいですよん。
監督:竹中直人 主題曲:『ハンガリア舞曲 第1番』ブラームス 出演:竹中直人、天海祐希、箕輪裕太、冨貴塚桂香、鈴木砂羽、片桐はいり、佐藤康恵、松尾れいこ、北村一輝、及川光博
ストーリー:資産家で家事と育児を切り盛りしている夫(竹中直人)と、大手ゼネコンで設計課長として活躍する妻(天海祐希)。ある日、妻の浮気が発覚し、妻は夫と二人の子供を捨てて家を出る。バラバラになってしまった家族だが、妻は娘とピアノ発表会で連弾する約束だけは守ろうとする。一台のピアノを軸に、家族は再びぎこちなくも、きずなを結び始めるが…。
以上『連弾』サイトより
しんみりと観てしまいました。コメディだと思ったのに・・ 竹中直人は、個性的な役柄で知られてますよね。TVドラマでもそうでしたが、最近は映画オンリーみたいで、ご本人も映画がお好きなんでしょう。監督作品を前にも観た事がありますが、この作品はきっと、やりたかった役なんじゃないか、と勝手に思いました。主夫である彼が、とっても楽しげで、もちろん子供も彼になついてる、妻が子供を連れてでていこうとしたが、思惑が外れるところなんか、現実的で驚きました。なんで、このふたりは結婚したんだろう?と素朴な疑問を感じずにはいられなかったです。竹中さんに聞いてみたい。わが家庭を知らずのうちに振り返ってしまう、というおまけつきの作品でした・・・ そういえば、彼は『Shall we ダンス?』でも、個性的なダンスマニアで出てましたねー。あの映画は、わたしは個人的に、原日出子(主人公の妻)に、思いを入れ込んで観ちゃったので、ちょっとつらい作品でしたが、今回の『連弾』は、子供の立場に立って見てた気もしますねー。 また、面白い作品を竹中さんに期待します。
2002年05月17日(金) |
「姉のいた夏、いない夏」 |
ビデオで観ました。
<story> 明るく、美しく、何ものにもとらわれない自由な精神の持ち主だった姉フェイス(キャメロン・ディアス)。いったい何が彼女を死に追いやったのか?姉の残した思い出と絵葉書に導かれ、妹フィービー(ジョーダナ・ブリュースター)は夏のヨーロッパを横断する。やがて明らかになっていく、フェイスの人生に秘められていた衝撃的な事実。はたして、フィービーは姉の思い出に縛られて生きてきた自分に別れを告げることができるのか?そして彼女がみつけた衝撃的な姉の死の真実とは? (オフィシャルサイトより)
劇場で予告を観た時、なかなかよさそうでしたのでいつか観ようと思ってました。フェイスの恋人が、クリストファー・エクルストン。あの「60セカンズ」でカリートリー役のニコラスをいじめていた悪役。シリアスものの時のほうが、だんぜんいいです、彼。キャメロン・ディアスもいつもとはちがう感じです。 ただ、作品としては、ひねりが足りないというかちょっと物足りなかったです。
ところで、窪塚くんの新CM『LIFEカード』の。 始まって1週間たちましたが、きょうの「あたしんち」で、違うバージョンを観たぞ!すごいぞ!!めがはなせません。ちょっとこれからしばらく、CMをちゃんと見ようと思った私でした。なんか、5バージョンあるんだってね。これで2つ観たから、残りがいつやるのか、気が気じゃありません。 BS2で放送の「ミュージックカクテル」では、ミスチルの特集なんですが、PV出演したから窪塚くんがトークで出てました。すっごくかわいい。 もう、しばらく窪塚くんに、ちょっとはまってしまいます。 やっぱり、メンズNONNO,買おうと思っているこの頃。
2002年05月16日(木) |
「耳に残るは君の歌声」 |
連日の映画鑑賞。 こちらでは、やっと先週末から始まりました。 サリー・ポッター監督作品。 クリスチーナ・リッチ、ジョニー・デップ出演。 他に、ケイト・ブランシェット、ジョン・タトゥーロ出てます。 第二次世界大戦中、ロシアからイギリス、パリ、アメリカ、と幼少時に生き別れた父を探す長い旅をした少女の話。 幼女の頃の主人公がまさしく大きなったらこうだろう、と思わせるような面影のクリスチーナ・リッチ。ほんと、こういうキャラクターに、ぴったりの彼女ですね。とってもよかった。 出会ったダンサーのロシア人女性がケイトで、またまたこの人が、華やかに美しいのがぴったり!目下のわたしのお気に入り女優さんです。 ジョン・タトゥーロは、イタリア人のオペラ歌手。 デップは、ジプシーで主人公の恋の相手。白馬に乗った美青年だった。 御伽噺のようなストーリーでしたね。「母をたずねて」ならぬ「父をたずねて」じゃない? 流れる歌が、いつまでも耳に残ります。
さて、来週も行けるかな? ああ、とうとう「ハッシュ!」だぁ。それと、「スパイダーマン」も。
2002年05月15日(水) |
「アリ」試写会。「ファイナルファンタジー」(ビデオ) |
「アリ」の試写会、当たったんだよね。 で、きょう息子と行ってきました。 ウィル・スミスは、これでオスカーノミネートされたんだよね。 わかります。天才ボクサー、モハメッド・アリの現役時代を演じました。 すばらしいです。私の中で、ウィル・スミスがレベルアップしました。 がんばったんでよねー ジョン・ボイドは、最後までわかんなかったよー
「ファイナルファンタジー」 これは、評判が散々だったよね。でも、声の出演を見たらS.ブシューミとかヴィング・レイムズとかアレック・ボールドウィン??すごく豪華だったのね。素直に見れば、ジブリの初期の話ふうだったり、ロマンを感じさせるところもあったり、でまあ楽しめました。 おわり
2002年05月14日(火) |
「暴力脱獄」と「チャイナ・フィナーレ」 |
久しぶりに、ビデオ観ました。
「暴力脱獄」これ、原題が『COOL HAND LUKE』なんです。 1967年、アメリカ。ポール・ニューマン主演。 はっきりいうけど、邦題がひどい!なんか、バイオレンスものにありそうな題でしょ?全然違うのよ。わたしの知識の宝庫Sさんは、その昔このポール・ニューマンが大好きだったそうです。それはそれは、ハンサムないい男でした。共演のG.ケネディが、この年のオスカー助演男優賞とってますね。とってもいいコンビです。ストーリーは、何度も脱獄を試みるルーク(ニューマン)、その相棒がG.ケネディで、刑務所の生活だけど、自分を見失わないルークに、周りの囚人たちが、徐々に一目置くって言うのかな、でも、することはさりげないんです。道に砂をまく、そんな作業を、ルークが「早くやろうぜ!」といってやり始めると、みんながそれに乗せられる、とか。原作者は、牢獄生活経験者だそうで、とってもリアルでした。そんなルークが気に入らない管理者たちが、いじわるするんですね。おおきな穴を掘れといわれる、そのあと、穴を埋めろといわれる、そんな繰り返しって、『絶望』しか見えてこない。刑務所の中って、やはりそんなことがあったんだろうか? ラスト、ルークが死んで、囚人たちが「ルークはどんな顔してた?」と聞いたとき、G.ケネディが「笑ってやがった。いつも、笑ってたさ、やつは。」が、心に残りました。
「チャイナ・フィナーレ〜清朝最後の宦官〜」 監督: ジェイコブ・チャン(張之亮) 製作総指揮・アクション指導:サモ・ハン・キンポー(洪金寳) 出演: サモ・ハン・キンポー(洪金寳) マックス・モク(莫少聰) アイリーン・ワン(温碧霞) アンディ・ラウ(劉徳華) ウー・マ(牛馬) ラム・チェンイン(林正英) マンフレッド・ウォン(文雋) 1987年/香港/91分
その昔、中国では、王朝時代だったとき、宮中には宦官といわれる人たちがいました。陛下への忠誠のしるしとして、男のしるしを切り取って、宮使いします。主人公は、子供時代貧乏で苦しんでいたから、小さいときから「宦官になるんだ。」と決めていて、父に切ってもらうんですΣ(゚д゚lll) で、まずは京劇の修行して宮中にはいる機会を待って、とうとう宮遣い。でも、中国も王朝が危ない時期に入っていて、宦官はある日すべて城を追われる・・・とまあ、中国の歴史の一部がわかってきますが、壮絶な一生になるんですね、彼。 男なのに男じゃない、結婚もまともにはできないし、子供も。
アンディ・ラウが、革命戦士の役で出ていました。 中国って、怒涛の歴史が詰まっている国だなぁ、と改めて思いました。
さて、こっちでは、そろそろ、アジア映画のオンパレードです。 「活きる」(コン・リーです。チャン・イーモウ監督!)「少林サッカー」(これは、きっとおもしろいチャウ・シンチー監督・主演だ!)「鬼が来た!」(・・まっちゃんが『日経エンタティメント』で10点満点つけたって!)この3作は、絶対観るぞ!!
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