思い出に変わるまで
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昨日仕事から戻ってみるとポストにデビ君が通う高校の名前が入った封筒が届いていた。 中身は京都駅?で撮られたのかな?? それとも空港?? 集合写真がインクジェットで印刷されたハガキに、「もうさびしくなりました。きょうとにもう雨です」とデビ君からのメッセージ。
嬉しかったですね。 全ホストファミリーに届いているであろう手紙ですが、嬉しかったです。 仕事から帰ってきたさとしクンもハガキを読んで一緒に過ごした日々を思い出していた様子です。
今回初めてホストファミリーになって やっぱ色々考えました。 受入れ高校から毎日市役所表敬訪問したり、地元の学校訪れたり。と予定を組んでいてくれても、私の仕事の終わる時間を調節してデビ君の帰り時間に合わせたり、会話も例え彼が理解できなくても、もっと日本語重視で会話してあげればよかったかな?
デビ君用に二階の部屋一室用意したけど、クーラーの無い部屋だったから 本人にクーラーの無い部屋で扇風機をつけて寝るか、夜中にクーラーを止めて扇風機にするけど、私達と一緒に下の部屋の和室で一緒に寝るか。 デビ君は一階で過ごす方がイイと言い、私達と一緒に一階で寝る事になり、結局二階の部屋も全く使いませんでした。
そういった事が良かったのかどうか反省の要因のひとつですが、その都度彼に選択させ、彼の意思を尊重してきたつもりです。
デビ君の高校の引率の先生が言っていました。 どの生徒もこのホームスティの経験が一生ものの思い出になっている。と。
私達にとってかけがえない思い出になった様に、デビ君にとって我が家の生活が大切な思い出になってくれれば・・・。 そんな嬉しい事はないでしょうね。
まだ、時々、 先週はこうしてたね。ああしてたね。 って思い出します。
すっかり間が空いてしまった・・・。 この一週間ホストファミリーとしてデビ君と過ごしていたので日記をつけるヒマがありませんでした。
そして今日の午前中 彼らは次の都市へ出発しました。 京都へ・・・。
今朝、生徒12人が最寄の駅で集合するとこまで見送りに行きましたが やはりとても寂しくなり、泣かないと決めてたのに段々言葉が詰まってきました。
駅に行く一時間ほど前からポツリ、ポツリと話し始め、手紙を渡し、一週間を振り返りました。
I never foget you, Thank you for greatful time.
合ってるか分からないけど寂しい気持ち、感謝の気持ち、どう表現したらいいのか分からなくて目がウルウルしてしまいました。
9日間だったけど言葉にするにはあまりにも足りない程すばらしい時間を過ごしたと思います。
今も仕事から帰り、タメを保育園に迎えに行き自宅に着いた時、 タメがデビ君を探している素振りがあってね。 寂しさがぶり返してきましたわ。
日を遡って思い出しながら少しづつ今回の記録を残していきたいと思います。
明日デビ君のホームステイは終わります。
今日は最後の夜。
夕食のメニューはてんぷら。
デビ君達は隣の県にある遊園地へ遊びに行っていました。 夕方帰ってきた時はかなり疲れているように見えたので体調を聞いてみると頭が痛いとの事。 横になっていた方がいい、と寝ることを薦め、休んでいる間に夕食を作っていました。
そこへさとしクンからのメール。
仕事が忙しく遅くなるみたい。
残念・・・。 みんなで一緒に夕食をとりたかったな。
結局その後、デビ君も寝てしまい夕食は遅かったんだけど・・・。 さとしクンも私達が食べ終わる頃帰ってきました。
デビ君の体調もあまり思わしくなく、お風呂に入ったあと即効就寝。
久々にさとしクン、タメと三人でリビングで過ごす時間が懐かしく感じた。 ここ数日ずっとプラスデビ君だったからね。
さとしクンと色々話して明日見送りに行けないさとしクンはデビ君に手紙を書いた。 日本語でね。 私も賛同して書きましたよ。
彼の日本語力なら漢字交じりでも理解できるでしょうから。 一応ふりがな付けたけど(さとしクンはつけ忘れて封した後で気づいてた)
あっと言う間の一週間だったなぁ
昨日の疲れも朝ゆっくり寝てた為、少しは楽になりました。
今日は姪の誕生日で実家でパーティを開きます。 姉の子供達も声かけてあるのですが、姉は仕事なので義兄が連れてくる事に。 私達は夕方から実家におじゃまする予定で昼すぎからはシュークリームを作りました。 夕食の手伝いも含め春巻きも作ろ♪
さとしクン、デビ君にも手伝ってもらいました。 餃子作りに引き続き、春巻き作りも興味をもってくれて誰が上手に作れるか競い合って楽しみました。
そして実家に行き、弟夫婦家族、1時間後到着した義兄家族を紹介しました。 子供達は初めての外国人で人見知り気味。 義兄はハリウッド映画が大好きでアメリカに一度は訪れてみたいと思ってるだけあってデビ君に積極的に話して盛り上がっていました。
その後母を病院まで見舞い、再び実家に戻ってバースディパーティ。
机いっぱいに並べられたごちそう(手巻き寿司・エビフライ・刺身・春巻き・煮物etc)をデビ君は写真取ってました。 義妹もそのデビ君の姿を見て作った甲斐があったとばかりに笑顔。
みんなでバースディソングを歌い、最後には記念撮影。 この記念撮影はデビ君が自らファミリー写真を撮っていいですか?と希望。 いい記念になるのでセルフタイマーで全員の写真を撮りました。
入院中の母には残念だけど・・・。
みんなが楽しく過ごせたみたいでとても幸せな一日でした。
2007年07月06日(金) |
病院とライスバーガー |
ホームスティの受入れを決めた事を母に私は話していました。
昔、高校生の頃から英語を、英会話を勉強したくて商業科の高校卒業と同時に就職はせずに専門学校の道を選んだ。 高校二年の時にはバイトをしてお金を為、近所のハワイ出身の方の英会話教室に通い、彼の里帰りに同行して初めての海外旅行、ハワイに行った。 外国の文化や生活がとてもめずらしく、もっともっと現地の人と話がしたかったけど高校生ながら自分の英語力不足を実感した。 専門学校では貿易と英会話を学んだけどなかなか上達は難しく「語学留学」をしたいと思う反面、親に甘える気は無かったし、経済的な理由で諦めた。
昔からそんな事ばかり考えてたから母にしてみれば形は違うけど「私の夢」がひとつ叶ったという点では喜んでくれていた。
今回病院に入院していて自宅に戻れないのが残念だったけど、ホームスティの話が出た頃からデビ君に会いたいって母も希望していた。
夕食が外食する予定をしていたので仕事から帰ってから空いた時間を病院へお見舞いする時間にした。
デビ君は将来医者になりたくて、医学の道に進む人。 日本の病院も見てみたいという彼の希望も重なってスンナリ了承してくれました。
会った瞬間母は「MAMIのMarherです」って自己紹介。 脳梗塞の後遺症で言語障害がありながらも色々デビ君に話しかけてる。 聞き取りづらいところは英語に直して教えていたけど少し遠慮がちに「ハヤク ヨクナッテ クダサイ」って言ってくれました。 母も顔色、機嫌も良く幾分か楽しそうで笑ってました。
その後少し病院内を巡り、帰る途中にショッピング。
数日前、デビ君に今回の旅行の記念のお土産に私達夫婦からのプレゼント。 甚平を買う予定だけど、服のサイズもあるから今度一緒に買いに行こうと話してた。
その買い物をしました。 デビが選んだ甚平は濃紺のシンプルな甚平。 いたく気に入ってもらえた様で当日の夜から毎晩着てくれていました。 身長があるから私達もビックリする程似合っていましたよ。
買い物の後は一度帰宅し、仕事から戻ったさとしクンを拾い○スバーガーへ。 おととい日本の食文化の話をしていたらさとしクンが「僕のイチバン好きなハンバーガーショップは○スバーガー」と言ったのをきっかけにライスバーガーの話になった。 アメリカ人には珍しいみたいですごく興味を持ってぜひ食べてみたいという事で行ってきました。 想像以上においしかったみたいです。 特に海鮮テンプラのライスバーガーがね。
○スタードーナツのエン△ルクリームもいたく気に入りぜひカリフォルニア州にも店を出して欲しいと言ってた程。 甘すぎなくていいんだって。
日本食は彼の口にはだいたい合うみたいで納豆と生魚以外は何でも食べてくれました。
「おいしい」って言葉は嬉しい言葉ですね。 笑顔がこぼれてしまいました。
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