朱い花 |
本当にしんどくなったら終わらせればいい。
それまで、歩くだけ。 それまで、生きるだけ。
切ないなんて気持ちはどうせ 幻想が生んだ花に 惑わされているだけ。 冷静になれば、わかること。 わかること。
でも、わからない。 今はわからない。 これを切ないと呼ぶ。
赤く腫れた傷は熱を持って 口を開いている。 呼んでるの? 痛いよ。痛いよ。 呼んでるよ。 どうして答えてくれないの?
どうしてうまく息が出来ない、 どうしてこの痛みは消えない、 どうして独りと認めない、 あたしは独り。死ぬまで。わかってる。 だけどわからない。 どうかしてるんだろう。
おやすみいい夢を。 現実にさよならを。 赤く腫れた傷が痛む。 こんな花腐ってしまえばいいのに。 そして役目を失ったあたしは 朽ちて消えてしまえばいいのに。
おやすみいい夢を。 現実にさよならを。 あまりに痛むから 裂いてしまおう。 きっとそれがいい。
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2005年03月03日(木)
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