堀井On-Line



7623,閑話小題 ~YouTubeの時代に

2022年01月10日(月)

 
   * 時代は変わっていく!
この三連休…何もするでなし、TV三昧。この11年間、何をしてきたのか…
YouTubeの内容が豊富になり、圧倒的に面白くなった。このコロナ禍以来、
外に出て群れることの出来ない人たちで、在宅が増えたこともあるのだろう。
動画は専門家が出演し説明することで、大概が理解できる。…一般放送は、
マスコミ報道で、様々な人たちに忖度しなければならないため、表現に限界が
出来てしまうが、YouTubeは、個人の責任があるため、それは面白い。
これまで隠されていた細部そのままが露出するため、シリアスで、奥行きが深い。 

 実力のあるストリート・ミュージシャンにとっては、夢のような世界である。
コロナ禍で仕事にあぶれた芸人にとって、一発芸の拡散で、食い繫ぎが可能。
HPで、駅とかの公開の場所と、芸の題目を書込み、瞬時にパフォーマンスで、
撮影して、公開すれば、何とか生活には困らない。歌舞伎町のLibe専門にして
現に若者が彷徨っているケースもある。浅草の公園で、昭和、大正の歌謡曲の
演曲専門で客を集めたYouTubeもある。時代の成せる業である。

・・・・・・
6875,読書日記 〜7割さえ出来れば任せろ!
2020年01月10日(金)    
     < 世界が動いた「決断」の物語―スティーブン・ジョンソン著>
   * 70%ルール
 他人に任せず自分でするべきだということは、ほとんどの人が分かっている。
だが、常に自分でする時間があるとは限りらない。その仕事の70%でも正しく
やってくれる人がいれば、任せることが大事! 
  まずは、70%ルールとは?
《 Amazonのジェフ・ベゾスは、不確実性のある意思決定で、「70%ルール」に
 拘ることで知られている。ベゾスは選択に完璧な自信――限定的理性の性質を
考えれば実現できそうな自信――が持てるまで待つのではなく、不確実性レベル
を30%まで下げたところで決断の引き金を引くのだ。完璧な確実性という神話を
受入れない70%ルールは、私たちの視界が多少ぼけることは避けられないことを
認めている。》
 ―
▼ 事業、とりわけ起業は、他人に任せる恐ろしさとの内的葛藤の連続である。
 X論、Y論たる法則がある。
マグレガーが示した,企業における人間の能力開発についての対立的考え方。
<・「X理論」とは,普通の人間は生れながら仕事が嫌いで,強制されたり,
統制されたり,命令されたりしなければ,企業目標を達成するために十分な力を
出さず,命令されるほうを好み,責任を回避したがり,あまり野心ももたず,
何よりもまず安全を望んでいるとみなす伝統的見解をさす。
・これに対して「Y理論」は,仕事で心身を使うのは人間の本性であって,
これは遊びや休憩の場合と同じであり,外から統制したりおどしたりしなくても,
人は自分が進んで身をゆだねた目標のためには自発的に働くものであり,条件
次第では責任を引受けるばかりか,みずから進んで責任をとろうとし,企業内の
問題を解決しようと比較的高度の想像力を駆使し,創意工夫をこらす能力を
たいていの人はそなえているとみなすのである。> …
 …初めは得体の知れない人を集めるしかない。 まずは30%まで引下げて、
集め、自然振動で振り分けるしかないのが起業。良いも悪いもない烏合の衆。
 黒沢監督の『7人の侍』があるが、それでも、武士の共通項がある。
ベソスの<不確実性レベルを30%まで下げたところで決断の引金を引く>とは…
言い得ている。40年前の起業では、500%の確信が持てるまで練りに練りあげても
それでも目先は真っ暗。若かったから出来たのだろう。実業に理論は役立たない? 
いや、とんでもない。情報あっての知恵。経験と情報が浅いと、してはならない
ことを、平気で踏んでしまうため、身近に経験者を置いておく必要がある。 
考えて考えて考えた後に、無心で立向かう。失敗の場合に備えた‘鶴翼の構え’
も含めて事業デザインを描き、何度も描きなおす。それでも、私は30年が限界。 
 …見切りをつければ、デザインに組込んであった通りに、手順を踏む。 
弁護士に会社整理の基本方針を聞かれて、
私:『立つ鳥、あとを濁さず… 綺麗にたたみたい』に、
弁護士:『会社清算に、それは無理。70%がせいぜい!』
私:『じゃあ、それでお願いします』
   
 私にとって<起業―実業―終業>の一連自体が事業。 …終業がオチ! 
独りの心、いや魂の問題。 常にロスの概念が入れば、より楽に任せられる? 
 終わってしまえば、皆同じ。  …良寛和尚辞世の句
「散る桜 残る桜も散る桜」が、今朝の心境。 花見で悪酔いしたか!

・・・・・・
6510,閑話小題 〜三匹の子豚と…
2019年01月10日(木)
   * 熊さん、寅さんのコンニャク談義
 明方の夜半の架空対談を、思い出しつつ、ライブ的に
書いてみた。もっと低俗だろうが… 少しは乗りうつって? 
 
熊:最近、とんと御呼びが掛からないね!
寅:御前さんが下らねえことばかり言うからよ。
熊:互いに似たり寄ったりだろう。「大家、八」対「熊、寅」の意見の段差で、
  話を面白くしているだけさ。何を御前にバカにされたくないね。
寅:まあ、いいさ。今日は、新年だからさ、金、習の会談をリアルに再現して
してみるよ。仮想対談だけれどね、大方、こんなものさ。さてお立合い!
大家:おいおい大丈夫か? 危な過ぎないかい!
 ――
【 習:焦りがミエミエ。まだトランプが権力があるうちの今がチャンスが
 分かるけどね。あれ、如何にもならない裸の王様。問題は、本人に、その
 自覚が全く無いこと。
金:俺様より酷いね。俺は、見せしめに実兄と、叔父を殺し、狂気を前面に
 出した恐喝政治。で、今度の知恵は何? 一番欲しいのは経済援助だけど。
習:トラの側近は、全て離反して、助言スタッフがゼロ。 こうして定期的に
 会うだけで、目的は充分に達成されている。あとは、時間引き延ばしをして
 おけば、自滅するさ。 問題は、拙速して相手の術中に落ちないこと。
 目先の駆け引きだけは、御前さん並みで狡猾だからね。
金:おれからミサイルと核をとったら、脅し材料がゼロだもの。としても、
 韓国の首都、なんで裸同然なの? そこが不気味なんだ。
習:あそこは、ああいう国。アメリカには骨抜きにされ、日本人には相手に
 されずね。 …トラへの提案にさ、<アジアは中国、南北アメリカ大陸が、
 アメリカとイギリス連邦。アフリカは欧州と中国の折半。中近東はロシア>
 と口酸っぱく言っているがね。何か上の空。他国ながら酷いものさ。
金:何か思うけで、この韓国大統領ってのも変じゃないか!
習:民主主義ってのの決定的欠点は、3、30、67の階層の30と67に
 重心をおけってことでしょ。そんなバカなことが、罷り通るから腐るんだよ。
金:何がリベラルかよ。旗を持たせて万歳と脅させておけば充分さ。
習:欧米各国が中国で、麻薬と、民主主義とか宣って、奪略し放題。
 日本では精神科とか何とかいって、合法的に麻薬をバラまき、薬中に。
金:ところで、トラを呼びなよ、トラをさ。
  ・大家:いいのか? 本当に呼ぶよ!
トラ:この微妙な時期に何でまた俺様を呼ぶんだよ、今、危ないんだよ。
 ロシア疑惑が抑え込めないんだよ。側近が呆れ果てて出て行って、それも
 全部。 白人層の低層が、そろそろ嫌気を持ち始めてきてね。
金:気の毒だが、ザマアみろさ。それより、韓国を早々に売り渡せよ!
 あの甘ちゃんが大統領のうちにね。
習:待てよ、そりゃ困るよ。このままが一番良いから、体制を保証し、手を
 出さなかったのに。中国も一皮むけば資源 貧困国。あるのは大量の人口。
 それを世界中にばら撒いて、それが戦略でね。要するに、近代に、
 イギリス連邦の「資本投下」の代わりに、「人間投下」の差替えが狙い。
トラ:白から黄色への交代ですか。俺たち白人も世界中で奪略し放題だもの。
 それがアメリカの足元で「黒人大統領に、女の国務長官」だもの。
 本音を抑え込まれている内に、中国、ロシアに好き放題だもの。だから、
 この醜態でも人気が落ちないのさ。攻めるなら今だよ、今!自分で言って
 んだから、我ながらバカだね。
大家: これは、ブッ、フッ、ウ〜の三匹の子豚だね。
 アッ御呼びでない? 失礼しました。
八:とすると、今年は、去年と一転した大荒れですか?日本も来年の
 東京オリンピックも建前もあるし、元号も変わるし、AI化も進む。
トラ:何でお前らが口出しをするんだよ! 俺らと一緒にするなっての! 
 お前らを果物、野菜に例えると、八がバナナ(外が黄色で、中がしろ)。
 大家がジャガイモ(外が薄黄色で、中が白身の黄色)。寅が薩摩芋。
 熊は栗ですか。まあ、如何でもいいけどね。 金に、周なら、当然、
 私が丁度いい私でしょう。
金:そうそう。そのとおり。恐ろしいよ、権力維持で、数百万、数千万の
 殺戮も平気でやりそうだもの。兄、叔父殺害とレベルが違うもの。 】
 ―
▼ 何か第三者に書かされているような? 危ない、危ない?

・・・・・・
5779,閑話小題 〜年初に、つれづれに
2017年01月10日(火)
  * 何? アメリカ 世も末かい!
 日本国の事実的宗主国の当主が、隠れ極右の泡沫男に変ったら、どうなる? 
気違いに刃物とは、このこと。これでは 今年は去年よりも大荒れになる。 
去年が英国のEUからの離脱と、米国の泡沫候補トランプの大統領の選出。
その裏に、ロシアのプーチンの策謀があったというから…お粗末もいいとこ。
オバマが80点なら、20~30点程度の泡沫を大統領に選ばせたのだから
米国も地に落ちたもの。 ちなみに、小ブッシュは40点。
支持をした中・下層の白人が一番、圧迫されるというのに…これは歴史的惨事。
まずトランプが不動産屋ということ。長期ビジョンが少しはあるが、実業家の
本能で、目先の実績を優先する習性が染みついている。その上に平気で嘘をつく。
世界政治を大きく左右するアメリカ大統領には最も向いてない人物。それさえ
理解できないのが中・下層の白人の程度。低劣なハリウッド映画並の物語の
様相である。まず年末まで重大な隠された問題が出てくる? それもプーチン
の仕掛けで…? 来年の夏までは持たない? 二流俳優上りのレーガンは、
レーガノミクスで対応したが、後始末が、それは大変だった事実がある。
  * 大相撲が始まった
 大相撲が始まったが、この数年、腕白相撲上りの個性的な力士が出てきた。
「正代」が関脇に、「遠藤」に加えた「北勝湖」と「御嶽海」が上位に顔を並べ、
新潟出身の「小柳」が十両上位に上がってきた。これに小兵力士の数人が加わる。
昨年末の全日本相撲選手権、全日本学生相撲選手権を見ると、モンゴル人、腕白
上りの将来性のあるのが何人かいる。 腕白相撲上りは、子供頃から基本が叩き
込まれている。しかし、大陸系のモンゴル人と骨格が違う。 
 ところで、目先の今場所はどうなる? 白鵬が本命?。相撲に対する姿勢が
他とは圧倒的に違う。ただ強いだけでなく、強靭の精神力・人間力があるが、
土俵年齢が賞味期限を超えている。それにつけても、女子供のファンが多い。
・・・・・・
4317, 幸せはいつうもちょっと先にある −5
2013年01月10日(木)
      「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」
                    ーダニエル・ギルバード著
   * お金の果てない追求は、なぜおこるのか? −�
 お金の効用こそが、価値を決定する。今さらのことだが、その辺が曖昧に
なってしまう。私自身、末っ子のため、両親の傍で、いつも金銭哲学を聞いて
育った。そして、最期の死様から多くの教訓を得た。その一つが、時節ごとに
使うべき金は使うべし、残しても、後でみると不安を具現化した残物でしか
ないということ。人生(特に事業)は何時何が起こるか分からない。
財産を残しても、一瞬で消え去る恐ろしさを見聞きしていた。
で、給料範囲で全てを使い切ることにしてきた。 振り返ると、それが正解。
満足した行蔵が人生の晩年の宝として残っている。本を読んでも、TVを見ても、
それがベースになっている。
  ーその辺りを抜粋するー
≪「ものの価値、その値段ではなく、そのものが与える効用をもとに
決定しなければならない。ものの値段は、そのもの自体に左右されるだけで、
誰にとっても同じだ。しかし効用は、予測をしている人の個別の状況に
左右される。そのため1000ドルの利益は、たとえ額は同じでも、金持ち
より貧乏人にとっての方が間違いなく価値が大きい」 富そのものは幸せに
関係ない。大事なのは「効用」。お金や昇進やビーチでの休暇そのものには
興味ない。あるのは、こうした形態の富がもたらす、満足や喜びである。
賢い選択とは、喜びを最大にする選択であり、お金を最大にする選択ではない。
お金が増えていく場合、一ドルが与える喜びは常に前回よりわずかに少ない。
人は絶対量でなく、相対量に敏感である。しかし効用を推定することは難しい。
それをするには、そう想像だ。我われの脳は独自の構造を持っていて、
心の中で自分を未来の状況に移動させ、そこでどんな気持ちがするか自分に
尋ねることができる。 効用を数学的な正確さで計算しなくとも、明日に一歩
足を踏み入れて、その感触を確かめればよい。自分を時間軸の前方に投影し、
出来事が起こる前にそれを経験できる能力のおかげで、我われは誤りをおかす
ことなく学ぶことができ、行動することなくそれを評価できる。
 それでも未来の自分と未来の状況をシュミレーションする能力は、完璧から
ほど遠い。未来の状況を想像するとき、我われは、実現しない細部を穴埋めを
し、実現する細部を放棄する。未来の状況を想像するとき、今感じていること
を無視できず、あとで起こる物事について、どう考えるようになるか気づかない。
しかし、先見はもろい能力だ。そのためには、目を細め必死に目を凝らして
みたりしなければならない。幸せを見つける公式はない。しかし、偉大なる
脳は、ちょっと先にあるように見える幸せに、かならずしも導いてくれない
としても、なぜ辿りつけないかを教えてくれる。≫
▼ 秘境ツアーは、その最たるもの。大体、価格の5〜10倍の価値を実感
 してきた。その効用(価値)は、経験と情報でほぼ予測可能である。
その上、行った先をTVの旅行番組で映し出してくれる。その時の見れなかった
細部をプラスして見せてくれる。とはいえ、それも時間と金銭と気持ちに
余裕があってこそ。 亡くなった姉が派手な浪費家と思っていたが、
振り返ると、浪費家というより‘良’費家に思えてきた。その時々を最大限、
楽しんでいた。 人生は、それでよいと、この歳になる身に沁みて思える。
ただ、面子を捨てることが出来るかどうか。面子は面子で、それも可愛い。
・・・・・・
6146,閑話小題 〜座禅は心の安楽死
2018年01月10日(水)         
      『坐禅は心の安楽死 〜ぼくの坐禅修行記』横尾忠則 (著)  
  * 悟りに至るとは
 図書館の返却コーナーで見つけた本。指導を受けた禅師が、座禅やヨガの
目的の「悟り」について、『人間は、元もと悟った状態だったが、成長するに従い、
次第に分別くさいモノの考え方をするようになり、悟りの状態から遠のいていく。
それを座禅で赤子のような心に戻していく』のが根本と… 
夜半の布団の中でする、ヨガの死者のポーズの時の心持と同じような。
 〜その辺りから
≪ 座禅は、ある意味で去来する雑念との戦いのみたいなところがある。
 現在抱えている問題に限らず、すでに記憶の壁の向こう側に去ってしまった
ような大昔の事柄が再び壁を乗越えて、こちら側の現在の自分の心に迫って
きたりする。つまり潜在意識に溜まっていた想念が座禅をすることで顕在化を
したのだ。座禅は潜在意識の顕在化を必ずしも否定をしない。むしろ、これで、
心の奥の毒素が吐き出すことができる。心の奥の不透明な種子を「安楽死」
させることが出来るのではないか。… 心の底にじっと閉じ込められている想い
や考えが、何か問題が生じた時に一気に駆け上がってきて、我々の表面意識を
ゴチャゴチャにして問題を悪化させてしまう。だからそのような問題に振り
回されないようにするため座禅をしなさい、と禅僧はいう。
…雑念は底なし沼のように、ボコボコと泥の泡のように潜在意識から昇ってくる。
それをとことん吐き出せば、煩悩はなくなるはず。そして純粋無垢な赤子の
ように… 座禅をすることで、悪想念を消して、気が付いたら悟っていた状態に
持っていくのが禅の学習らしい。≫

▼ 毎日の行(業)の一つが、午前中の、この随想日記の準備と、仕上げ。
 心の奥のネタ(毒素)が中心になるためか、同月同日分の過去文を読返しも
含め、瞑想と悟りのような心持が、内観そのもの。2〜3時間は、あっという間。
毒素そのままを言葉にして公開しているのだから… 今さらだが。
 〜で、以下につづく ハワイ流 瞑想法である。


7622,閑話小題 〜さて今日から大相撲が…

2022年01月09日(日)

   * 盛上らないのは報道規制…?
 今日から大相撲が開幕されるが、マスコミは全く報じない。政府筋からの
御達しがあってのことだろう。コロナ禍に反する危険極まりないイベントもない。
それと白鵬という絶対王者の引退で、気抜けしたところが大きい。
ニュース性としては、大鵬、琴の若の孫、実兄弟弟子の台頭など、豊富だが、
何やら、あと一つ。身近に、親戚が存在した幼時からの育成が無ければ強くなれ
ない現実が明確に見えている。プロとして一人前になるリスクと見返りが、合わ
ないことが大きい。良いにつけ、悪いにつけ、これだけ格式が高いスポーツは
見当たらない。有望な若手がプロになるには、稽古土俵が過酷過ぎることもある。
としても、単純明快の中に含まれる面白い世界である。
 ――
   * パンデミックが治まらない
 パンデミックも三年目に突入したが、6波の到来で治まる気配がない。
世界は5百数十万人が亡くなり、陰に隠れた人を含めると、少なくみても、
その数倍の2000万人…はあるのだろう。6波のオクロミン株は、豚インフル
エンザと、デルタ株との中間と言われている。 感染力は大きいが、重症化は
少ないが決して甘くはないというが… これが当分続くと、世界の住民は蛇の
生殺し状態が続くと、権力者の頭には手っ取り早く金がまわる…これで、数百万の
命と引き換えになる‘戦争’の一字。最後は、倫理の基本を身に付けていたか?
その真逆の人物しか独裁者にはなれない。あの世で、数十、百年前の独裁者の
『仕方がなかった…』の自慢気な高笑いが聞えてくる。

・・・・・・
6874,読書日記 〜新・人類進化史 −1
2020年01月09日(木)     
      『世界が動いた「決断」の物語』スティーブン・ジョンソン(著),
  〜Amazonの説明〜
【「新・人類進化史」シリーズ第3弾。人生・組織・文明の進路を大きく変える、
生涯に一度あるかないかという重要な意思決定のモデルとなる、世界の社会的
歴史を形作ってきた「選択肢」を分析・解説。「英断」のメカニズムを解き明す。
 ダーウィンは、なぜ非科学的な医療を信じたか?
 独立戦争でワシントンが犯した最大の過ちとは?
 オバマが調べ忘れたビン・ラディンの情報とは? 
 「財産」より「愛」を選ぶ理由とは?
 はたして、人生はシミュレーションできるのか!?
熟考を重ねた英断から、世紀の大失敗まで、迷い、悩んだ末に
導かれたたった一つの選択によって紡がれた壮大な物語。 】
 ――
   * 人命の価値= 900万ドル〈10億円)
 目次を流し読みして目に飛び込んできたのが、人命の価値=900万ドル。
何を根拠に? まあ固いことを言わずに、人命を円換算で10億円と、仮に設定
したとしよう。 あくまで遊びのテーマとして… でも、何か腑に落ちる値段!
 人生80年として、割ると一年で1100万円あまり。自分の人生を振返った実感は、
一年が2000万というところ?一日5〜6万円。で、どうだろう? 
・金に困った素人娘がアルバイト代わりに、買春するコスト… 
・海外ツアーの一日当たりのコスト…
・一週間分のアルバイト代…
・良く遊び、よく学び、良く働いた一日分の賃金? 

 何ごとも、仮に設定すると、おぼろげ乍ら見えてくることがある。
75歳を私の寿命と10数年前に設定し、公言をしたところ、知人たちの驚きに
逆にビックリ。ハッと気づくと、あと一年。そして、ハッと驚いた人たちが、
何人か亡くなっている。ということは、設定して、シリアスに生きた方が、
プラスになる? ならば、ここに私の人命の価値=10億に借り確定すれば、
一日一日の価値が見えてくる。 <365日* 80年 = 29 200> 約3万日。 
10億円÷3万日とすると、一日あたり、3万3千円… こんなものか!
自分より知人をみて? さて幾らでしょうか? そうこう見ると、
世間とかいう身近な世界に縛られている奴って、何なんでしょうか。
 その世間様の御値段は、マイナス何億? それもスマフォまで繋がれ!
私たちは、その娑婆に生きているのだから、それが楽しければ、それで良い
じゃないですか!                   娑婆!

・・・・・・
6145,閑話小題 〜あと9日で72歳ですか! 先は少ない
2018年01月09日(火)
   * 元気でいられる数年を如何に!
 老化の問題を突詰めると、「最後の10年を如何に生きるか!」になる。
「長生きはしたいが、寝たきりや呆けでは…さて如何に?」になる。
 ・健康寿命が男性:71歳。女性が74歳(4年前の統計)。
 ・寿命は30年前に比べ、男性が6歳延び81歳、女が7歳延び87歳に(去年)。
とすると、男は9〜10年間、女は13年の介護生活の末、亡くなることになる。
その平均介護年齢を超えて一年、老化現象が年々、如実に出てきている。 
前期・後期高齢者の折返しの75歳を境に「どんな努力も水の泡」(渡辺淳一)
と宣う。 これからすると、いいとこ3年。 一休の歌
「正月や冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」そのままが、前方
から迫りくる時節にある。青・壮年期に共に闘った取引先の担当も、過剰飲酒
が祟ったためか過半数は故人に。私は、有難いことに、毎日が充実し、面白く、
可笑しい日々が続いているが、常時、充実状態にしてないと、深淵の闇に飲み
込まれてしまう。 いつも悲観的?文章を書いているが、実は、そうでもない。
「余命、あと半年!」と宣言された瞬間、灼熱の砂漠でただ独り‘生への渇望’
で七転八倒することに。どのみち通る、避けれない道。後期高齢者年齢まで僅か
千日の娑婆!になった現実があるが、10年以上も生き延びる可能性もある。 
 思い残すことを最小にと、17年近く、連日、行蔵を書き残してきた。
世界の名残りと地球の果てを、数多く見てきた…。そこで実相を見てきたか?
というと疑問が果てなく残る。これまでは、身近で見えていた両親の後姿に
先導されていた。
 「最後の10年を如何に生きるか!」の視点からして、7年前の会社清算に、
3年を加えると、10年になる。碁盤の白石が黒石に反転した目線で、人生の
プロセスでの行蔵を見つめ直して、「この結果も悪くはない」との諦念
も出来つつある… あと少しで72歳! 来年も健康体で、
<ああ既に73歳ですか!>をテーマに書きたいもの。…お後が宜しいようで!

・・・・・・
5048,修羅場の極意 −2
2015年01月09日(金)
                 『修羅場の極意』佐藤優著
  *「夫のアル中」と「カネがない」のが最大の修羅場      
 西原理恵子との対談の表題にある『修羅場の極意は、「最悪」の
 シュミレーションをすればよい』だが、修羅場はいつ来るか、どういう
 状況の下にくるかもわからない。準備のしようがないように思えるが、
 長期的な体質づくりは可能である。そこで、自分が何をしたくて生きて
 いるのか、を明確にして、優先順位を決め「最悪」状態になっても「やる」
 と決めれば、何とかなるもの。 ーその辺りからー  
≪ 佐藤 西原さんの最大の修羅場はいつですか?
西原 戦場カメラマンだった夫がアルコ孟依存症で、家の中で暴れていたとき
 ですねアルコール依存症って大変な病気で、理性が吹飛んで、野生の生き物
 みたいになっちゃう。だから強い者にはペコペコして、弱い者は徹底的に
 いじめる、という動物のような人格になってしまう。二十四時間、私のことを
 罵倒していました。私はアルコール依存症という病気の知識がなくて、この人
 は著しく性格の悪い人だと思い込んで、二人の子どもを守るために離婚した。、
佐藤 酒は怖いですよ。僕もロシアで山ほどアルコール依存症の人を見ました。
 あの国は男の平均寿命がものすごく短い。64歳くらいです。そして、死因に
 ウオッカが関係しているケ支が多い。アルマル依存症による内臓疾患だけで
 なく、酔っ払って交通事故や機械に巻き込まれる事故も少なくない。
 またはアルコール依存症に関係があると思われる自殺も多い。
西原 アルコール依存症患者の生還率は二、三割とされています。
佐藤 でも旦那さんは帰ってきた。
西原 そうなんです。治療を終えて、「ただいま」って帰ってきた。
 最初は怖くて目も合わ軸せられなくて。でも二日目くらいで結婚する前の優し
 かった頃に戻っていることに気づいた。 
西原 夫が病気になって思ったことですが、人間は必ず病気になる。病気に
 ならない夫も、潰れない会社に勤めている夫も、浮気しない夫も、この世の中
 には存在しません。そのとき専業主婦だったら家の中は滅茶苦茶になる。
 夫が倒れて、自分に子どもを養う力がなければ、家庭は修羅場になります。
 専業主婦は極めて危険なお仕事です。夫を治すために莫大なおカネがかかり、
 半年後にちゃんと死なせるためにも莫大なお金がかかりました。
 最大の修羅場はおカネがないこと。おカネがないと、たいていの人は獣に
 なってしまいます。おカネがないと男の子は泥棒に、女の子は売春婦になる
 危険性が高くなる。
佐藤 西原さんの修羅場の対処法を整理すると、まず、最悪の状況を
 シミュレーションしておくと。それで、原因を理性的に分析して、その危険が
 ある芽を潰していくということですね。これはすべてのことに応用できる。
西原 子どもを東大に行かせようなどと高望みしない。いい子に育てようといった
 漠然とした理想も描かない。最悪の危機管理から逆算するのであって、上は
 想定していません。
西原 人に好かれる、何か言われてもはね返せる強さが身につけば
 いいなと思っています。人に好かれるって一番の財産ですよね。それと、
 女の子は他人の中傷とかにすぐへこんだりしがちですが、それさえ気に
 しないで生きていける強度があればいいと思っています。 ≫
▼ 事業計画をつくる時、事業構想の背後には、最悪の思わぬ事態を想定し、
 自宅ならシェルター、船なら救命ボートを事業設計段階から 組み込んで
 おいた。 父親からの教えがあったが、ドルショックと、石油ショックを
 創業準備期に経験し、その恐ろしさを知っていたため。 事業は恐ろしい!
 だから命がけで面白いが、舟板一枚下は地獄。 今は何とかシェルター?
 暮らしだが、なかなか濃口の妙な味がする! 小さな修羅場は、最悪の事態
 を想定して逆算すればよい。悲観と楽観の枠を広げ冷静になる思考法。
 ・・・・・・
4316, 幸せはいつもちょっと先にある −4
2013年01月09日(水)
         「幸せはいつもちょっと先にあるー期待と妄想の心理学」
                      ーダニエル・ギルバード著
  * お金の果てない追求は、なぜおこるのか? ー�
 私たちは、極貧から中産階級に移動した時の喜びが、中産階級から上流階級に
移動した時にも正比例すると思っている。しかし実際は少しだけ上がるだけ?だが、
あまり変わりはしないことに気づかない。
 ーまずは、その辺を書き出し考えてみる。
≪ …何かを売ろうとしたことがあるなら、あなたはできるだけ高く売ろう
 とし、相手はできるだけ安く買おうとしただろう… 
 売買の当事者はみんな、最後に残るお金が少ないより多いほうが幸せだと
思いこんでいる。この思いこみが経済行動の根本原理だ。だが、これを立証する
科学的な事実は、あなたが思うほど多くない。経済学者や心理学者は、何十年
にもわたって富と幸せの関係を研究している。富が人間の幸せを強めるのは、
赤貧から抜けだし中産階級になる場合だけで、それ以上はほとんど幸せを強め
ないという説が一般的だ。アメリカ人の場合、年収五万ドルの人は年収一万ドル
の人よりずっと幸せだが、年収五〇〇万ドルの人は年収一〇万ドルの人より
ずっと幸せというわけじゃない。貧しい国の人びとにくらべると、ある程度豊かな
国の人びとはずっと幸せだが、ある程度豊かな国の人々にくらべて、非常に豊かな
国の人びとがずっと幸せかというとそうじゃない。経済学者は、富に「限界効用
逓減」があると説明するが、これは、空腹、寒さ、病気、疲労、恐怖の状態に
あるのはつらいが、その苦しみから抜けだしさえすれば、それ以上のお金は
増えるだけで意味のない紙の山でしかない、ということを言っているにすぎない。
ならば自分が使いきれるだけのお金を稼いだら、あとは仕事をやめて楽しむだけだ。
でしょ? いいや、はずれ。豊かな国の人びとは、たいてい、長時聞まじめに
働いて、これ以上お金が増えても喜びを引きだ芸いという限界以上に稼ごうとする。
われわれはこの事実をもっと不思議がるべきだ。なにしろ、ゴールに安物チーズ
をおくだけで迷路を走り抜けるラットさえ、いったん満腹になれば、最高級の
チーズを使っても動こうとしないのだ。我われ自身、パンケーキをたっぷり
食べたら、それ以上のパンケーキはもう食べがいがないため、調達や消費の努力
をやめる。だが、お金については違うらしい。近代経済学の父、アダムスミスが
一七七六年に書いたように、食べ物への欲求は、人間の胃袋の容量が小さいせいで、
どの人でもかぎられている。しかし住宅、、衣服、馬車、家具などの便利品や
装飾品への欲求は、何の限界も、はっきりした境界もないようだ。食べ物もお金も、
いったん十分になるとそれ以上の喜びを与えてくれなくなるなら、なぜわれわれ
は、食べ物を腹に詰め込むのをやめるのに、ポケットには際限なく詰め込み続ける
のだろう。それは金銭の多さに比例して満足が増えると思い込んでいるためだ。≫
▼ 世界も、日本も上流階級が存在している。金銭で表現すると、1〜2億以上の
 純資産が上の下、10〜20億クラスが上の中、最上が100億以上という。
それに見合って幸せかというと、そうでないようだ。純資産がゼロというと、
常にお金の残高を意識する生活になるため、ある程度の収入と預金が必要である。
だから、極貧から脱出した時の喜びは、大きくなる。では中流と上流との幸福感は、
どうだろう? それほど変わらないようだ。しかし中流の上流に対する希求は
思いのほか大きい。中流は欲しい物が買えないので少し不幸で、上流は何でも
買えるので少し不幸ということ。でも、これだけは、多い方が良い。
  一万円と百万円を懐に持って一万円の買い物をするとき、気持ちが全く違う。
心理学者のお金に対する切口は特別に面白い。
・・・・・・
5413,だれもわかってくれない ー
2016年01月09日(土)
      『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
   * 信用レンズ
  まず、この3つのレンズを簡潔に要約すると・・
・信用レンズ: 初対面の相手を評価する際に働く、温かみと、
      それを伝える能力が大事。誠実でウソをつかないこと。
      話しをしている間、目を逸らさないことがポイント。
・パワーレンズ: 会社における上司など権力者が持っている認知の特徴。
      例えば、「私にとって役に立つことを示せ。さもなくば消えろ」
      「自分を守ってくれるパワーがあるか」
・エゴレンズ: 自分の過去の意思決定や立場を守るための認知の特徴。
      このレンズの目的は、ただ一つ、自己肯定感を守ったり、
      高めることが可能かどうか。このお陰で、私たちの殆どが、
      自分が平均より賢く、魅力的で、道徳的に優れていると
      思っている。したがって、何かうまくいけば自らの実力と思い、
      うまくいかないと、状況や誰かのせいだと考える
 ー他に ・予防レンズ: 失敗を回避することに重きをおく特徴。
      慎重でリスクや問題がよく見える。
     ・促進レンズ: チャレンジして成功することに重きをおく
      のが特徴。リスクが見えづらく、楽観視しがち。
  誰でも、今より良い暮らしを手に入れることと、今あるものを守る
  ことの両方を同時に望むが、どちらかに偏るもの。
  一番大事なことは、ある人にとって「向上すること」だが、
  ある人にとって「安全であること」。
ーー
まずは、「安全で、安心できる相手かどうか?」の「信用レンズ」より。 
 そのポイントを、以下のように上げる。−P130−
☆「信用レンズ」= 初対面の相手があなたを見極めようとするときに
 最初に考えるのは、「信用できる人間かどうか」ということです。
 早く言ってしまえば、「敵か味方か」ということです。
☆ 人を信用するかどうかの判断は、ほぼ完全に無意識のうちに行なわれ、
 それは「人間的温かみ」と「能力」の印象に基づきます。「温かみ」は、
 相手の味方になろうとしていることの表れで、「能力」はそういう意図を
 実践できることを意味します。
☆「温かみ」を伝えるには、相手に注意を払います。話している間は目を
 合わせること、微笑むこと、うなずいて理解を示すことなどです。
 またそれが適切なら、共感を示したり相手を気遣つたりします。
 一番大事なのは、誠実でウソがないこと。こちらが先に相手を信用して
 安心させることも、場合によっては効果的です。
☆ 目を合わせるというのは、「能力」を示すことにも有効です。そして、
 背筋を伸ばして座りましょう。個人的な心配事などをやたら話しては
 いけません。あまり卑下するのも、自慢もよくありません。少々謙虚な
 くらいにすると、相手は感心してくれます。自分をあまり有能だと
 思えないという人は、「パワーポーズ」を試してみてください。
☆ リーダーとして部下から信頼と忠誠を得たいと思うなら、
 「能力」よりも「温かみ」のイメージを優先的に発信することです。
 ーー
▼「だれもわかってくれない」のは当然のこと。少しはわかってくれて、
 友人で、わかってくれなくとも、一緒にいるだけでホッとするのが親友? 
この3つのレンズは、大方、直感で判断するが、この選定の結果、過半数
以上が、間違いだったことに気づき、『男(女)運が悪かった!』と嘆く。
運が悪いのでなく、頭が悪いだけだが、その自覚がないから始末が悪い。
その鬱積を周辺の噂話の創作に向けるため、ガスが湧くヘドロのドブとなる。
挑戦、変化、戦い続け、脱皮しないと、肥大し歪んだ、あの世間人に陥る。
・・・・・・
5778,閑話小題 〜瞬間瞑想の方法
2017年01月09日(月)
  * 瞬間瞑想の方法
 ヨーガでは、いろいろな場面を思い起こし呼吸に集中する瞑想がある。
たとえば、「寄せては返す波の音」「山の向こう側に昇る朝日」「澄んだ空を
飛んでいる白い鳥」「海を照らす大きな満月」など。これらを、私たちは
自分の経験に伴ったイメージを持って忘我の状況に入る。
私には、「寄せては返す波」のイメージが良く、一瞬で瞑想状況に瞬間に導く。
 呼吸から入る瞑想で、寄せる波が「呼」で息を吐出し、返す波が「吸」。
これをイメージして呼吸すると心が休まる。4〜11月の8ヶ月間、自転車で信濃川
の土手架かる二つの大橋を一周して帰ってくる。その時に、対岸にあるベンチで、
数分、川を挟んだ岸辺をボーッとして眺めているが、これも瞑想の一種?
それと、大橋を1k、ヒキチャリウォークをするが、これも似たような状況。
更に、ベッドでTVを見疲れた時に、�・outubeで「瞑想音楽」を楽しむのも瞑想? 
夜半の0〜4時までの「死者のポーズ」も、瞑想タイム。
 瞑想のキーワードから、様々の思い当たることが出てくる。般若心経もしかり。
これを唱えている忘我も、瞑想タイムになる。瞑想も妄想も、現在の私にとって
同じようである。で、これが日常になると耄碌してきたと評される。
耄碌とは瞑想状態が平常となると、これも悪くない? 阿保違いまんねんパーの
世界ですか。これは… 世間、世界からの解放。生からの開放、因縁からの開放!
 としても、確かな自分が、世界があればこそ、言えること。パーでは無理か。


7621,閑話小題 〜今年は、中国とロシアが…

2022年01月08日(土)

   * パンデミックの異常事態に…
 パンデミックについて、この2年間、数多く書いてきた。その副産物として、
経済の滞りが出るのは何時の世にも付き物。100年前には、経済恐慌が発生し、
その続編として世界大戦が生じていた。軍事産業の業者としては、台湾海峡、
尖閣列島辺りが狙い目になる。目先、軍事関連企業の株を目一杯、買上げて
軍事的緊張を上げれば、側近は稼げる。 …習主席と、プ〜チンの最近の言動
が変だが、一つ判断を間違えると、政治生命が断たれる。 習主席は、3期目の
延長が禁止されてはいるが、ここで有事、台湾海峡の事変が狙い目になる。
 日米英だけでなく、他の国も、中国のかってな振舞いに、怒りが蓄積、何か、
事変が起ると、一挙に危機ラインに達する事態になる。台湾有事は、日本有事
にも成るため、他山の石では済まされない。東京湾か富士山麓に、ミサイルの
誤射と称して打込めば、政治圧力は絶大になる。京都をニューヨークを模した
遷都をすべきだったが、その辺りは島国ボケをして、考えすら出来ない。
それ以前に、この情報機器の進化が、根底から世界を変えてしまったことすら
気づきはしない。このパンデミックで、世界、特にボトム層が、世界の異常に
気づきだしてきた。一部の富裕層が、世界を牛耳っている現実である。
 
・・・・・・
6509,閑話小題 〜和歌山のドンファンって、どうなった?
2019年01月08日(火)
   * つれづれなるままに
 和歌山のドンファンって、どうなった? 「大山鳴動して鼠一匹」なのか。
痴呆症化した色ボケ老人。犯罪の臭いがしたが、この立証は難しい。親身に
面倒をみる肉親が誰も居なかったのか? 金に絡んだ犯罪も考えられたが… 
年越し捜査で、これから大騒ぎの可能性もある。
 ―
 * 一週間ぶりの初外出は
 一昨日は、家内と初外食! ステーキハウスには、3ヶ月に一度は行くが、
価格の割に美味しく、安い。50グラム増量サービスで、食べ応えもあった。
安価なステーキには当り外れが大きいが、いつも行く店は、当たりが多い。
年金暮らしの、細やかな愉しみ? 福引で500円サービス券が当たり…。
年齢の時節ごとに、嗜好もかわるもの。
 ー
   * 今年の政治・経済は、荒れそうな?
 人生の良いところは75歳まで!とすると、あと二年。<二年もあるか、
二年しかないか>は、考え方次第。 まだまだ見たりない、知り足りない感が
あるが… その不足分をネットTVが補ってくれる。半月程前から、土・日曜日
はYouTube中心に見ることにしている。撮影機と、大画面TVの受信機能が飛躍的に
向上し、日ごとソフトも画質も良くなっている。ドローンからの空撮もフンダン
に取入れられている。 あとはゴーグルですか?
 ー
   * 去年の以下の同月同日の読返し
 あれ程の危機を平然と実行する北朝鮮の捨身の戦略に、末恐ろしい。
今では何もなかったように振る舞うが、今度は米朝経済戦争が燻りだしてきた。
韓国は韓国で、政権維持のための、バッシングを始めてきた。役者の顔ぶれが
悪すぎるため、あまりに不確定要素が強い。 …ある日、突然…?? 
 

▼ 上記を読返すと、シェルター内で、デジタル世界のドツボに嵌り、淡々と
 した日々をつつがなく過ごしているのが解る。欲しいもの、したいことが
あるでなし、寝しなに「ああ、面白かった!」と、心底いえるのが有難い。
 現役の人は、それは厳しいだろう。 化物の正体は、情報化の進化!
そして、文明の相剋! なかなか手ごわい。見据えて目を逸らさないことしか
手立てがない!出たとこ勝負、カラオケで「思案橋ブルース」を歌うしかない?

・・・・・・
5412,だれもわかってくれない ー
2016年01月08日(金)
     『だれもわかってくれない』ハイディ・グラント・ハルバーン著
  *「信用レンズ」「パワーレンズ」「エゴレンズ」
 世間とは、一般的に、個々の立場から延長する人間関係を言い、
本人、家族、近所、その知り合いと広がった人たちの繋がりを総称する。
人間は複雑で、この3つをベースにした歪んだレンズを通した世界に住む。
 個々人にとって、それが現実で、全世界になるが、それを客観視できない
ため、小さな世界から一歩も外に出ることが出来ない世間という名の牢獄で、
一生を終えることになる。  そのレンズを、著者は、「信用レンズ」
「パワーレンズ」「エゴレンズ」の3つに分けて、ここに前向きな
「促進レンズ」と、後ろ向きの「予防レンズ」を加える。のっけから、
そんなレンズの視線を気にしないで、自分のレンズを冷静にみて、
生きていくべきだが、これが難しい。
 〜アマゾンの内容より〜
≪ そんなつもりで言ったのじゃないのに、勝手にそうと決めつけられたり、
 自分では笑顔でいるつもりでも、だれも話しかけてくれなかったり…。
こういった「誤解」は、オフィスでも、学校でも、家庭でも、老若男女関係
なく、つねに起こる問題です。ところが近年、その仕組みは科学的にかなり
解明され、予測することが可能になってきています。社会心理学の研究に
よると、人は育った環境や性格によって、大きく3つのレンズ「信用レンズ」
「パワーレンズ」「エゴレンズ」をつけ世の中を見ていることがわかりました。
あなたがコミュニケーションしようとしている相手はどのレンズをつけて
いるのか、あなた自身はどのレンズを通して相手を見ているのか、まずは
それを理解することが、スムーズなコミュニケーションにつながる秘訣だと、
著者は言います。 本書は、モチベーションと目標達成分野の第一人者で、
コロンビア大学ビジネススクールで教鞭をとる社会心理学者が、誤解の原因と
解消法について具体的事例を挙げながらわかりやすく解説した実践的な1冊。≫
▼ この3つのレンズで、世間の視線を分けると、その嫌らしい縄目が透けて
 見えてくる。多くの人が、この歪んだレンズの共同幻想の飼殺しで終わる。
 3つのレンズを、連れあい相手を探す時のレンズと例えると、解りやすい。
・一生の伴侶として信用してよいか、温かみがあるか? 「信用レンズ」
・自分の望む生活を維持できるパワーを持っているか? 「パワーレンズ」
・我がままを許容してくれるか?のレンズで、相手を見定める。「エゴレンズ」
ライオンの群れが、ボスライオンが失踪したとき、メスグループが、新たな
ボスを選定するプロセスを映しだしたTVドキュメントを見たことがあった。 
メスにすれば、外部の強いオスにボスが群れから追い出されれば、子供は
皆殺しになるため、ボスの選定は当然、厳しくなる。これが人間社会だと、
一つ間違えると、一生をボウにふることになる。「貴方の事など誰も解って
くれない!」 そこで、努力をするか、壁をつくるか? どうでもいいか?
・・・・・・
5047,閑話小題 〜全人類と全アリンコの重さは同じ
2015年01月08日(木)
  * 全人類と全アリンコの重さは同じ
 どうでもよい話だが、全アリンコと全人類の体重は同じぐらいで、地球上に、
一京(一兆の一万倍)のアリが存在し、他の昆虫の総体重の10倍はあるそうだ。
ケニアの草原にはアリズカの山が延々とあり、それを餌にするアリクイという
動物までいる。 アリには奴隷アリもいて、他のアリに強制的に働かされている
のもいる。地下に葉っぱを発酵させ、コケを栽培させているアリもいる。
ある意味、地下社会の支配者でもある。
  * つれづれに 〜アベノミクスって大丈夫? 
 犬も歩けば保守にあたる、って感じになってきた。景気と国勢が右下がりも
あって、20数年かけて総中流社会が総下流に下がっている。世界全体が
重苦しく停滞していく中、不安心理の裏返しなのだろう。アベノミクスの金融
緩和で、株高、円安、物価高に重心が動き出したが、地方には景気浮揚の実感は
なく、どんよりとした黒い雲が、覆いかぶってきた。 隠居の身、40年以上の
緊張感から開放され、フワフワ浮いたような毎日。それが思いのほか良くもある。
そして原油が50ドル以下とは驚き!ロシアなど輸出の8割を占める資源大国は
一挙に変になってきた。ちなみに、最近、モノを買わなくなった。買わなくとも
済むからだ。税収の二倍の国家予算で、国の借金が国民一人当たり7百数十万と
いえば、誰もが不安になろうというもの。目先を、6年後の東京オリンピックに
向けて何とか乗り切ろうというのだろうが。
・・・・・・
5777,福田恆存の「私の幸福論」〜
2017年01月08日(日)
              「私の幸福論」福田恆存著     
   * 快楽と幸福 ーA
『面白かったから、まあ、いいや』
『折角、大よそ80年の地球ツアーに○○しに来たのだから、
 深く広く味わい尽くさないと、勿体ないじゃないか』
の内語を呟いている自分がいる。これは快楽主義に影響されてのこと? 
私のレベル?からみて、数ランク上のスケジュールをたて日々を過ごして
いるが、これが慣れれば快適そのもの。 賢者の快楽主義の、「見とおしを
きかし、よく計算する」ことを意識した構成ではないが、少し近い感がする?
そうもしないと、老人性鬱病か、分裂症、痴呆症に陥る危機を実感するため
実践しているが、慣れてしまえば、快楽まではいかないが、快適である。。
その結果、更に徹底した唯我独尊の個人主義者になっている。
   〜その辺りを抜粋
≪・私たちは疲れないように歩かなければなりません。疲れるくらいなら、
 歩かないほうがいい。しいて目的地を定めて、そこに到達するために、
肉体を酷使するなど、ばかげた話ですし、また悪でもあります。目的は先に
あるのではない。歩くことそのことのうちに快楽が見いだせないくらいなら、
歩かないほうがいい。目的は未来の到達点にあるのではなく、現在の歩く行為
そのもののうちにあるということになります。得られるか得られぬかわからぬ
未来のために、現在を犠牲にしてはならぬわけです。

・私たちは、自分の欲望を真に知ってはおりません。ただ禁じられているがゆえ、
その枠を破ることにのみ、自分の欲望があると錯覚している。 (中略)…
はてしもない欲望に、いいかえれば、つねに求めて得られぬ不満というものに
絶望してしまいかねません。そして、自暴自棄になり、いよいよ快楽からは
遠ざかるというわけです。

・どんな賢者なら「見とおしをきかし、よく計算する」ことができましょうか。
自然と人間との間の、他人と自分との間の、さらに自分のなかの無意識と意識
との間の、さまざまな欲望の衝突に直面して、誰がすべてを見とおし、これに
決定的な裁きをつけることができるでしょうか。一人の個人に、それだけの
大事業が可能であるとは考えられません。

・すべてを見とおし、よく計算することが、個人の力にあまるとしても、
自然科学や社会科学の助けを求めれば、それがなんとか可能になりはしないか
ということであります。大ざっぱにいえば、それは正しい。
が、その科学的方法もまた、なにものかに笑われることがないのだろうか。
人生を、そして社会を快適なものにするということが、現代では最高の
「美徳」になっていはいないでしょうか。    ≫
――
▼ 何か、見透かれているような内容である。以前、「歩行とダンス」という
 テーマで書いたことがある。(以下、参照) 両親がことあるごとに、言って
いた、「好きになるまで集中し続けなさい!」と同じ。「旅行」と「旅」の意味
あいに似ている。「旅」は、行くまでのプロセスに価値をおく。振返れば、長い
「旅」だった。エネルギーを入れた分だけ、そのまま返ってきた。踊りは快適で
快楽で、見通しも計算もないからこそ良いもの。泣いても笑っても同じ空である。
――

2001/12/21
[164] 目的と手段

目的の達成の為の手段’がときとして逆転してしまうから面白い。
‘手段の目的化’に転化してしまう。旅館やホテルの二代目にそういうのが多い。
営業の為のゴルフを始めたのが、いつの間にかゴルフが目的になり、
営業が反対に手段になってしまう。
何処でもある話と同時に,自身にも過去に数え切れないほど経験がある。
手段を楽しむ事は大事な事だ、そうでなくては目的は果たせないといっていい。
といって目的を忘れて手段に没頭してしまうのが、人間の人間たるゆえんである。
以前‘ダンスと歩行’という文章を書いたが(後記)まさしくその喩えがピッタシ。
目的は達成したと同時に次の目的の手段になる。
ドアについたら次の部屋のドアへの出発点になる。
至近の例で旅館の二代目が商工会議所の部会の長に選ばれ、
イベントにウツツをぬかし廃業に追いこまれた例。
どこかの街のことだが、やはり二代目が青年会議所理事長になり‘街の活性
とかを政治家やゼネコンに煽てあげられ、真にうけて社長業を放棄・・・・・、
いまや????とか。まあこれだから娑婆は面白い。
目的が何かも解ってないから、手段が出てこないのか。そう考えれば彼にとって
逆転も何もないのか!そのあたりが本当のところか?
ーー他人のことをいえた事か!どこかの馬鹿(私のこと)、
自画自賛のホームページにウツツをぬかし、つまらん事を飽きもせず毎日書いて。
馬鹿の脳内をさらけ出し恥さらして!−カミサンには冷笑され・・・・。ーー
ーー
H0609歩行とダンス
 丸山圭三郎と黒鉄ひろしの対談集で“歩行とダンス”という二人の対話が
面白かった。“ドアにむかって歩いていくのが歩行、これは手段である。
ダンスはドアに向かわないし、その行為そのものが目的である。それではドア
に向かってダンスをおどって行く事はありうるか!?ありうる!”という。
非常に含蓄のある面白い内容で、人生、仕事、学問すべてにあてはまる内容。
今回の仕事(第二新館増築)の最中にこれをよみ、“よしこの仕事とチーク・
ダンスをして、ドアまでいってやれ”と一人笑った。
大手商社に勤めている友人と酒をのみながら右の話をしたら、本人いわく
“私はさしずめ、ホーク・ダンスだな!。好きな奴もいやな奴も次々と仕事仲間
でまわってくる。それも楽しそうな顔をしながら手に手をとっておどる妙味!”
当意即妙であった。ドアに向かっての歩行なら誰でもできるが、それをダンス
としてリズムをとりながらパターンをマスターし、かつ楽しみまで高めてドアに
向かう事となると誰にでもできない。ついついドアを忘れたり、ダンスを忘れて
しまう。ダンスを忘れある年令に達して愚痴を言っている人が何と多い事か。
そしてその反対に逆の人も。


7619,閑話小題 〜人生は何ともはや…!

2022年01月06日(木)

   * 後期高齢期に入って3年目になるが…
 何度も同じことを書くが、あと数日で後期高齢期に入って3ヶ月になる。
しかし、その実感がまるで湧いてこない。己の肉体が年々弱って行く実感より、
70数年の老体に、魂が宿っている感じである。 YouTubeなど、情報端末が
飛躍的に高性能化しているだけでなく、その編成機能も素人でも再編集可能に
なっている。これでは、権力機能の独裁も非常に困難になる。

◉ このパンデミックのプラス要素で、テレワークで仕事の本質化が、限りなく
進んでいる。要するの誤魔化しがしずらくなっている。政治家の密室内の遣り
取りがデジタルで記録され、そのまま発進されてしまい、如何ともし難い事態
になる。コピカが簡単に可能になるため、権力者の好き勝手は限られる始末。
オーストラリアが、このパンデミックの調査を言いだした途端に、中国が異様な
拒否反応を出してきた。何だろう?…あれは! 

◉ 北朝鮮のミサイル実験も、このパンデミックで、脅し材料として、極端に
効果減になったような。怒り狂った脱北者が、北朝鮮・全土に撒かれたら国家
存亡の事態になりかけない。 それは、アメリカにとっても同じことだから、
こうして書いている。いや、以前にも書いた! 下手すると、狙われかねない
手法の提示である。

・・・・・・
6507,閑話小題 〜つれづれに、武田鉄矢の <ここが、「どん底」>
2019年01月06日(日)
    * ここは渋谷の『どん底』坂
 ネット検索でみつけた武田鉄矢の、仄々?とした『どん底』の逸話が良い。
『あ〜、これが、どん底って奴か』と思うこと屡々。ところが、次々とやって
くる難関に、それが何もどん底でなかったことに気づかされた。学生時代に
カーネギーの『道は開ける』を読んでいたことも、20,30歳代の難題を切り
抜けるヒントになっていた。大家族の末っ子のプラス・マイナスそのままが
身にかかってきた。私の場合、必ず人生のヒントを得ていた。次つぎと思いも
よらない難問が立上り、無我夢中で立ち向かう。 中心点さえ外さなければ、
何時の間にか解決する。そこにあるのは、寂寞感と、人の温かさ。ある時は、
新約聖書への邂逅。ある時は大本教の出口王仁三郎の教え。それらを経験する
度に、勘どころが解ってくる。 
 ――
   ー武田鉄矢の< 何を?つったら『ここ、どん底』 >―
 「どん底」のキーワードで検索して出てきた何とも味わい深い話。
振りかえみれば、人生の妙は、どん底の時節にヶ躓いた石の痛さの中に…
大学浪人の時とか、金沢の武蔵が辻の店で沈みこんていた時に、優しい声
を掛けられフラッとした刹那に、<何も反応できなく、見過ごすしかない失意の
自己嫌悪とか…> しかし、それが、本当に「どん底」だったのだろうか?
と最近、疑問に思うようになっている。しかし、その失意の中からマグマが
湧出てくることも確か。 〜武田鉄矢のどん底の逸話とは…〜
≪ 〜海援隊で仕事がほとんどない頃、メンバー3人で「売れっ子ごっこ」を
 やっていた。たまに入った仕事終わりに「この後の予定が入っていますから」
と言ってダッシュでスタジオを飛び出していく芝居をしていた。  
【皿洗いのバイト帰りに妊娠7か月の女房と笑いながら登った貧乏坂】
あれも一種の女房の芝居かもしれないけど、紅白を出た次の年にまったく仕事が
無くなってさぁ、給料4ヶ月間無いんだ。「いやぁ、こりゃダメだな」と思って
もうホントに忘れもしないけど今でも。青山学院を抜けてコカ・コーラの本社が
ある坂道があるのよ。そこに来た時に女房が突然、真っ暗い‘みそかの闇’
まぁ正月になってたけど、上りながら『よぉーく見とこう』って言いだしたのよ。
 で、「何を?」つったら『ここ、どん底だから』って。≫
 ――
▼ 私にとっての、どん底は長岡高校時代。一年後半から鼻炎になって、机に
 座ると頭がボーッとなり、教科書が読めない事態に。耳鼻科には通っていたが、
誰にも相談できず。卒業後、再度、手術を受けたが… そして大学浪人に。
「あの男、実はバカなんだ」という誹謗を度々、耳にするが、哲学の始祖の
ソクラテスが、<先ず自らの無知をしろが、第一歩。それを前提に、心を開襟、
第三者の知恵を引出しなさい。要するに対話の蓄積。それは書籍の中の人物も
含めて…> 世間様とは、その知識を持ち得なかった人たちの総称。だから、
今さら相手にしないこと。誰もかも、『どん底』は、ありはしない。
金沢で混乱の極みの会社で、沈んでいた時に、大本教の教えにすがっていた時、
内語で、『何だ御前、金沢まできて落ち込んでいるのは何ゆえに? この惨めさ
こそが、私にとって最善の御膳立てではないか。考えを一転し現実を見直せと
いう天からの教え。まず同僚に優しく誠実に接すること。そして、先般、耳に
残った浅野氏の「自己能力の限界の設定」から、踏出すべし』 
チョットした改心で、現象がまるで違って見えてくるから不思議。人間は知った
こと、気づいたこと、経験をしたことしか知らないのである。その範囲で世界を
決めているに過ぎないだけ。どん底で、その程度の浅瀬でしかない、己の底の
浅さを知るべし。誰もが出会う死神の到来の恐怖。どん底も何もあったもの
じゃない…と。ドン底でなくて、トン足ですか。 え、あれらが? そうです!
・・・・・・
5410,新年に 〜貧乏の性分
2016年01月06日(水)
   * 貧乏の性分  〜『貧乏の神様』柳美里著
 芥川賞の売れっ子作家の柳美里の本を、図書館や書店でみかけていた
ため、その印税たるや常識的にみて数千万は軽く超えていると思っていた。
ところが、預金ゼロ、電気光熱代の支払いも窮しているという内容である。
 私を鑑みると、幼児の頃から商売で苦労していた両親をみていたことと、
その両親から子守唄のように「金の重要性」について、聞かされていた。
特に節約と、万一の備えとしての長期的預金の必要性が、人生の基本と
インプットされてきた。その割りに、最後は、この様だが、総額の15%前後
を家内名義の給与として40年近く積立をしていた。(残りの85%は、使う
ことにしてきた)。それが、5年前の節目時の命綱になったいた。
「貧乏の性分」の逆を考えると、「節約、長期預金、小銭を大事に扱う」
になる。金を敵のように扱えば、返り討は至極当然。 〜その辺りから〜
≪ 2012年3月16日からは南相馬市役所内にある臨時災害放送局「南相馬
 ひばりエフエム」で、毎週金曜日「ふたりとひとり」という番組の
パーソナリティを務めています。3月6日現在で第143回まで放送されました。
 この仕事は、無報酬です。これからは、交通費も宿泊費も食費も支給
されません。その経費が年間いくらに上るのかを計算したことはありません。
自宅に1万円だけ置いて、5万円を持って南相馬に1週間滞在する、という
ような生活を続けているのです。 非常識だと思います。 けれども、
書くことを仕事に選んだ18歳の時から金銭的や時間的には無理はしても、
自分の性分や生き方には無理ない仕事をしようと決めたのです。・・(略)
 この15年間、貯金をしたことはありませんでした。
お金の使い方、金銭感覚は、両親から受け継ぐものの一つかもしれません。
 わたしの父と母は、ほぼ年子で4人の子どもを拵えましたが、ただの一度も
貯金をしませんでした。父はパチンコ屋の釘師で高給取りでしたが、競馬や
ポーカーや将棋などの博打で給料を摩って、家にはお金を入れませんでした。
生活費を稼ぐために母はキャバレーのホステスとして夜の勤めを始めた
のですが、給料日前には困窮を極め、白飯に緑茶や麦茶をぶっかけただけの
お茶漬けやパン屋からタダでもらってきたパンの耳などで食い繋ぎました。
 わたしの父母の両親も貧乏人でした。それこそ親の敵のように父と母が
散財を繰り返していたのは、収入が支出を上回ることに罪悪感のような
ものを抱いているのではないかと思わざるを得ないのです。
 倹約や貯金は、お金持ちの習慣なのではないかという気すらします。
つまり、そういう家庭内の習慣を子孫や社員に文化として伝授したから、
お金持ちになったのではないか、とー。
 父親に刺身の小皿に醤油が残っているのを見餐められて、「自分の使う分を
見越して醤油を出せないような奴はまともな経営者になれん!」と殴られた、
というある大会社の社長の幼少時のエピソードを思い出したりもします・・≫
▼ ネット検索によると、柳美里は「無頼派の系譜の作家」と評されていて、
 小説ネタには、この性分があればこそ。としても、これは、つらい性分。
在日朝鮮人の大陸的気質もあるのか? 三代続いた家族の金銭感覚は、
一般人とは少し違うようだ。病気、事故とか、寝たきりになった時に、
如何するのだろう。他人事ではないか? 事業を立ち上げる度に、
「もし、失敗したら、如何する?」の内語も一緒に立ち上がる。30年、40年
かけてきた万一の備えも、この不安、恐怖から出てきた知恵。一般的にいえば、
「消費社会は、収入の2割増しの欲望を掻き立てる。しかし、日本人は、
2割を預金か、投資にまわす性向がある」。 固定社会の島国の知恵だろう。
・・・・・・
4680, 偶然からチャンスを見つけだす能力
2014年01月06日(月)
  ー偶然からモノを見つけだす能力―「セレンディピティ」の活かし方
                          ー沢泉 重一(著)  
  * 人生は偶然を織りこむ絨毯づくり!  
 人生を振返ると、出会った人、出会った出来事が果たして偶然だったか、
必然だったのか、考えさせられる。偶然に機会を見出すためには、目指す夢と
目的が必要になる。そこに機会を見出すには素養と準備が前提だから。
その偶然からチャンスを見出す能力「セレンディピティ」は、イスラムの寓話
「セレンディップの三人の王子」が語源。ドラゴンを退治する巻物を探すため、
自慢の王子が送り出される旅の途中で、多くの危険と苦労を味わうが、
そのつど判断力を働かせ、それぞれ理想的な姫と知りあい、幸せに暮らした
という神話の原型が、そこにみてとれる。英和辞典には「当てにしなかった
ものを偶然うまく発見する才能」とある。 ー内容紹介とレビューからー
【 偶然のチャンスをいかに生かすか、見出す秘訣がここにある。
 世界的発見の多くは、"偶然の所産"であった。 古い寓話に由来する言葉
 <セレンディピティ>は、偶然のチャンスを生かす力を指すキーワードとして、
 科学者や先端的ビジネスマンの間で高い関心をよびつつある。】
  ー読者プレビュー 
●【「セレンディピティ」は、狭い意味では「探していたものを、他を探して
 いるときに偶然に見つける能力」。この本ではより広く「偶然を見逃さずに
成功につなげる能力」という意味で使っている。 著者が編み出した
「偶察力(偶然を察知する能力)」という言葉は、しっくりくる。
面白いのは、セレンディピティを高める方法論。世界的革命をもたらした
発見の共通点をあげたり、トマス・クーンの唱えるパラダイムシフトの関係や、
シンクロニシティとのちがいなどを述べている。さすがセレンディピティ研究
の先駆者が書いたものだけあり、これは発想に役立つと思うところが多かった。
とくに「7 セレンディピティの向上」の章では、意図的にセレンディピティを
高めるための一連のシステムを紹介している。偶然という現象について述べた本
はアーサー・ケストラーなどがあるが、この『偶然からものを見つけだす能力』
はその偶然を人間の力によってうまく引き出して利用しようというもの。
「自分にできるかも」という期待感をもたせてくれる。また、偶然がともなう
ブレークスルーは、ともなわないよりも大きな成果をもたらしうるというから、
セレンディピティを高めたい気持ちは高まる。】
●【「偶察力」という言葉に置き換えて、これを一種の「能力」とし、仕事に、
日常生活に、趣味に言葉遊びに、知的仕掛けとして使っていこう、という話。
驚嘆すべきは、著者の博覧強記ぶり。セレンディピティを巡って、起源、歴史、
 古典、映画、科学論、科学史、書籍、新聞、雑誌、ネットなど、おおよそ
あらゆる情報ソースを駆使し、ちょっとした日常の場面で、どんな場合にどう
適用していくのがおもしろいのか、を、わかりやすく書いた文章です。】
▼ 必死に捨身で何かを目指していると、その何かより、プロセスでプラス・
マイナスの機会に出くわす。そこが、分かれ目で信念が試される。人生の節目
には思いもよらない機会が隠されている。 そこで、運命を恨むか、他者の
中傷に汚れるか、自分の信念を見つめ直し、新しい一歩にするか、その人次第。
その意味で、この言葉は人生を振り返るに、考える糸口になる。 節目は、
順境のアップスケール(脱皮)より、逆境の破壊の状態の方が多い。その時、
思いもよらない学び、チャンスが現れる。私にとって、現在の節目はベスト?
それが「セレンディビティ」の一言に凝縮。遇察力が飛躍的に向上、御陰で
様々な見えてなかったことが鮮明に見えてきた。
 人生は短し!より濃厚に日々を生きろ!ということ。 
・・・・・・
6142,読書日記 〜「続・下流老人」 ー4 問題は、最期10年を如何に?
2018年01月06日(土)
         <続・下流老人 一億総疲弊社会の到来・2016/12>
   * 深刻な地域格差
 20年近く前になるか、当時、経営していたビジネス・ホテルのフロントに
フランス帰りの20歳後半の料理人が、「就職先が決まるまで」と準社員として
勤務していた。そこに片田舎の新卒女子が同僚として働いている内に親しくなり、
結婚。 『フランス帰り』に憧れた純朴な娘が一方的に惚れた結婚と聞いていた。
そして妊娠、退社をしたが… フランス帰り料理人は、務め先が見つからず、
そのまま勤務をしていた。が、生活が成りゆかず、離婚。嫁は子供をつれ出戻り
のコース。ここまでは、どこにもある話。後で聞き知ったのが、その後、彼女は
元亭主に子供の引取りを依頼、第二の人生を歩みだしたが、その苦悩は如何ばかり。
「時間の経過とともに後悔が膨らむのは自明」だが、ここで見てとれるのが… 
知識・経験不足と、貧困問題。今どきの日本人の3組に1組、アメリカで2組に1組、
西欧では3組に2組の割で離婚というが。当然、そこには苦悩と混乱が発生する。
 大学時代の同級会で、嫁がルーマニア人という男の愚痴。さすが全国区の話題。
<金銭にシビアにも程がある。同じ欧州人でも、貧しい国の人間は、人間性まで
 貧しい。とにかく卑しい。アジアならタイやベトナムは農業・漁業が盛んで
豊かだが、ラオス、フィリピンは違う。姿かたちは最初のうち>と息巻いていた。 
<日本は太平洋ベルトラインなど大都市は比較的豊かだが、そこを外れた地方は… 
とりわけ過疎地域は…>。 淀みが水場を悪くするというが…。
 参考になるのが自殺率。上位10県を高い順にみると、秋田、青森、岩手、島根、
新潟、宮崎、山形、高知、和歌山、佐賀。 最も高い 秋田県の10万人あたりの
自殺数42.1は世界第1位のリトアニアの44.7(2002年)より低いが、世界第2位
のロシアの38.7(2002年)を超えている。私の住む新潟県は5位になる。5年前に
女性がワーストになっていた。 下位5県を低い順に あげると、奈良、神奈川、
徳島、千葉、愛知。比較的、気候が穏やかで、大都会に近隣して豊かである。


7618,閑話小題 〜人生は、深いほど、味がある!

2022年01月05日(水)


   * イジメっ子
 クラスに数人は必ずといるほど苛めっ子は存在する。家庭内に問題があり、
捌け口がクラスの弱者。父親が粗暴で、母親がフォロー出来ないことが多い。
手加減を知らない為、それは熾烈極まりない。その熾烈さに誰も刃向かえない
ため、非難できない。父親が急死をしたり、住居環境が崩ているケースが多い。
苛めっ子の人生をみると、神が与えた因果応報でヤクザなど、そのままが拡大
するなど惨憺たる人生が待っている。 地元社会から出て、開放されると思い
きや、社会には、より熾烈な虐めが待っている。虐めは、社会的格差をつくこと
が多い。般若の面は、格差虐めの極限の怒りを表情という。 8人兄姉の中の
末っ子で、両親の膝が逃場しかなく、要領よく、その場を確保していた。
その場が無いと、即座に攻撃が入ってくる。
 苛めっ子といえば、家内が苛めっ子! 私が虐められっ子の構図。
その位で済んでいるのだから、仕方がないのか! ヒネルわけだ。
 ―
   * いやに懐かしのメロディーが聞えてくる
 TV番組に昭和の時代の音楽が聞こえてくる。最近、明治、大正時代の音楽
に絞った歌謡曲が… 浅草の神社で、その時代を象徴した服装の3人を中心に、
勝手に参加している?数人を加えて直立で独唱している。…昭和年代を中心に
した浅草の住民と思われる人たちが涙を浮かべて聞いている。その投げ銭で、
維持しているようだが…。 その二部会場が近くに設定されているようだ。
100人位の立ち見の会場は、タイムスリップしたような錯覚さえ感じられる。
私の生れた時代の少し前の歌謡曲のせいか、魂の世界そのものとも想い受ける。
これもYouTubeがあればこそ。西欧?の何処かの繁華街で、ジプシー?かと
思われる少女がバイオリンを奏でながら踊っている。それが、何とも絵に
なっている。パンデミックで、密になれない為に、仕事にあぶれてしまった
一家だろうか…? 何とも解釈可能だが、その横を、裕福そうな少女たちが、
バイオリンのケースを背負い無言で通り過ぎていくのが、何とも言えない対比
が絵になっている。でも、少女は、この上なく嬉しそうに、その場を盛り上る。
もしかして、その少女は、有名演者の可能性もあるが故に…

・・・・・・
6141,読書日記 〜「続・下流老人」 ー3 サイレントプア問題
2018年01月05日(金)
           <続・下流老人 一億総疲弊社会の到来・2016/12>
   * サイレントプア    
 何事も皺寄せは弱者の方に行くが、多問題家族や、シングルマザーの貧困層
だけでなく、都会と地方格差の問題がある。青森や沖縄など地元大学関係者など
の話に、「うちの地方など‘貧乏が普通の状態’がある。それ以前に、自分の
貧乏すら気づいていない。誰も声を上げない貧乏を‘サイレントプア’という。
過疎化など人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同
生活の維持が困難になっている集落を「限界集落」という。跡継ぎもおらず、
高齢者が地方に一人だけ取残される現象は‘家族消滅’の象徴である。
私を含めた姉・兄の甥姪の地元在住は、私の長男の一人だけ。あとは首都圏。
 高齢化にともない、年金補助金不足から、政府は、「一億総活躍社会」と囃し
たてているが、女・老人も極限まで働け!ということ。誰が還暦過ぎても働い
ものか。例外はいるが… お金が、あればこそ面白いが、金欠なら、話は別。
要するに‘高齢者の働かない自由’が奪われた社会になることを意味する。
生涯現役社会が、本当の豊かさの訳がない。

   * 介護難民の増加 〜下流介護難民
 それぞれの人生の格差が、そのまま上流老人と下流老人の格差が生じるため、
ことは深刻。グレードの高い老人ホームの一時金だけで4億のものもあるという。
逆の「下流老人」は、実に厳しい状況になる。それを改善する手立てのサービス
は、現金ではなく、現物支給でなくてはと、著者は強調する〜
『 …つまり一律の現金給付では‘個々人の生活の必要’に即した弾力的な
制度運用ができない。簡単な話。『車椅子をあげます』という時に、障碍者の
ふりをして車椅子を貰う人はいません。でも、『現金であげます』といったら、
障碍者のふりをして現金を貰おうとする人はたくさん出てくる。現金と現物は
違うのです。だから普遍的ニーズを満たすために現物支給をすべしと言っている
のです。』 スペインやギリシャで生活困窮者への食事提供をTVで放映していた。
 誰もが下流介護難民の可能性がある。死んでしまえば、それも解消される?
「長生きをしたくもあり、したくないもあり…」生きている故に言えることだが!
  〜で、以下に続く
・・・・・・
5044,生と死をめぐる断想  ー1
2015年01月05日(月)
    『生と死をめぐる断想 』岸本 葉子(著)
 * 死をそばに感じて生きる 〜団十郎の辞世
   ー 色は空 空は色との 時なき世へ ー
 以下は、序文の冒頭の内容。日本人の2人に1人の割合でガンになり、
3人に1人の割合で亡くなるという。高齢化で、ガンになるまで、死ななく
なった結果、死を意識する時間が長くなったこともある。今では死に関する
知識を、一般の人が、ネットなどから死生観を収集したり、表現できる機会が
増えている。 ー まずは序文の冒頭からー
≪ 2013年2月に亡くなった歌舞伎俳優の市川團十郎の辞世の句だ。
 葬儀の場で長男の團十郎のパソコンに残されていたという。
詠まれたのは前年の十二月、亡くなる数ヶ月前である。
 色は空(そら)、空は色(いろ)との 時なき世へ、と海老蔵は読んでいた。
この句に接し、『般若心経』の中のあの一節を思い浮かべる方は多いだろう。
色即是空 空即是色。それに寄せて読むならば、冒頭の句は、
 色は色(しき)空  空(くう)色(しき) との時なき世へ、となる。 
色はかたちあるものと、ひらたくは言われる。空は空っぽ、何もない、という
ことか。空しい、ということか。かたちあるものは実は何もない、空しい、と
教えているのか。そうではない。(略)・・ このことは追々深めたい。
時なき世とは。時間のない世。時間を超えた世。超時間性は永遠と言換えられる。
それは、この世に対するあの世なのか。この「時なき世」が團十郎の句では
「色は空空は色」と「との」でつながる。「との」は、と言われる、とか、と
聞いている、の意だ。色即是空、空即是色とかねてより聞いている時なき世。
「へ」は方向を示す助詞である。色即是空、空即是色とかねてより聞いている
ところの 時なき世へ、自分はこれから行くのである。團十郎の死生観を
表す句と言える。(略)・・ 團十郎が、死を前に遺した五七五が、芸についての
教えでなく死生観の表出だったのは、私には少し意外、けれどもすぐに理解できた。
團汁郎は長く血液のがんを患っている。治療の副作用による絶え間ないめまいと
吐き気を無間地獄と、あるインタビューでは曝えていた。何度も再発入院し、
骨髄移植をしていた。・・・≫
▼ 色を「しき」と「いろ」、空を「くう」と「そら」と、息子が間違えて
 言ってしまった可能性もあるが、真偽はわからない。栄華を極めたあと、
とたんの苦しみの死際の言葉であればこそ、心に響く。 即興の辞世!
 《 色即是空 死んでしまえば それまでよ 空即是色 》 
・・・・・・
5409,新年に ー「過去」は過ぎ去らることはない
2016年01月05日(火)
   *「過去」はわたしを忘れない  〜『貧乏の神様』柳美里著
 芥川賞作家の柳美里の『貧乏の神様』の中にあった言葉。
現役時代の「森の生活」の時節は、過去は遠い彼方のように思っていたが、
還暦を過ぎる「サバンナの生活」に移行したころから、以下のように
過去への心象風景がチョイと変わってきた。 〜その一節より
≪ ・・「過去」とは、過ぎ去った時間や事柄を示す言葉ですが、
 わたしは、「過去」は決して過ぎ去らない、と思うのです。
自分が2つの足を置いているその場所に、過去は地層のように堆積し、
精神が地震に遭ったように揺らぐと、足元に亀裂が走り、地層(過去)
が露出する――  放浪の最中に、わたしは何度も過去に待ち伏せされ、
過去の落とし穴に足をとられそうになりました。
 わたしが過去を忘れても、過去はわたしを決して忘れない。
過去が更新されて「今」になるのではなく、過去は過去のまま
更新されるのです。未来は全て過去にある、という言葉の意味を、
40歳を過ぎて噛み締めています。≫
▼ <過去を忘れても、過去はわたしを忘れない!>
<未来は全て過去にある> の言葉が先の少ない時節の胸に刺さる。
 秘・異郷を中心に50回のツアーに行った先のどこかが、TVの旅番組で、
毎日のように現地レポートされる。その度に、それぞれの記憶が露出し、
その体験した記憶に、新たな現地の映像が加わっていく。この随想日記も、
早朝に15年分を読み返していると、過去からの声が、それぞれの同月同日の
「いま、ここ、わたし」の声が、ざわめきのように「いま、ここ、わたし」
に語りかけてくる。 葬式で、故人の決して後味が良いだけでない思い出が、
心の足元を揺らがすことがある。サバンナ(御隠居)の生活では、有り余る
時間の中で、過去の堆積物から思いもよらないフラッシュが沸いて出る。
あの暗い老人は、その暗黒の堆積物の暗部に引き込まれた結果である。
「因果応報」「因縁」というが、隠れている過去は、何かをキッカケに
表立ってくる。それが現在か、近い将来になるかでしかない。
 人生とは、過去という荷物を担いで、一歩一歩を独りいく道のりである。
・・・・・・
5774,閑話小題 〜シェルター内事情
2017年01月05日(木)
   
   * 居間から寝室へ重点移動
★ 一昨年の11月に寝室のTVにWoWoWの二台目契約をした上で、ブルーレイ
 を入れて13ヶ月、経過した。 居間では外界の音が入ってくるが、寝室は、
ほぼ無音状態。この間の録画数が300本を超え、限界状況の表示が出てきた。


7617, 閑話小題 〜紅白歌合戦の低迷を今さら

2022年01月04日(火)

   * つれづれなるままに 
 ネットニュースの頭に、‘紅白歌合戦 どう生き残るのか’があった。
昭和の時代の、それも敗戦後から経済成長と供に、国民に支持された紅白も、
平成、令和と変わると同時に、大衆の人気が離れていったのは、仕方がない。
私自身、昭和が終わると同時に、殆ど関心が失われていった。
  …ネットニュースには…
『 …視聴率低迷の紅白歌合戦 どう生き残るのか…
 ◉ 黎明期の紅白 最初はラジオ番組として産声
 紅白歌合戦が始まったのは1951(昭和26)年。
第二次世界大戦の終結から約6年後ということになる。ただしこの時は
テレビジョン放送ではなくお正月のラジオ番組だった。テレビ番組として
のスタートは1953(昭和28)年の第4回からで、放送日も大みそかとなった。
会場は日劇(日本劇場)だった。
 その後、紅白は国民的番組として着々と回を重ねていく。1954(昭和29)年
の第5回には美空ひばりや春日八郎が初出場。美空はやはり初出場の雪村いづみ、
2度目の出場の江利チエミとの三人娘が話題となった。翌1955(昭和30)年の
大みそかには民放(ラジオ東京テレビ=TBSの前身)が負けじと同時間帯に男性軍
・女性軍の男女対抗形式とした歌番組「オールスター歌合戦」を生放送するなど、
テレビの世界自体がどんどん盛り上がっていく。1956(昭和31)年には紅白の
出場歌手が50組となり、最初の黄金時代が到来した。
◉ <レコード大賞と共存共栄 テレビ黄金時代の紅白>
 1960年代から70年代にかけては高度成長の勢いとシンクロするようにテレビが
一家に一台普及していきカラー放送もスタート、テレビ番組が完全に芸能の主役に
のぼりつめた。大みそかの紅白も、まさに一年間の歌謡界の総決算といえる
大イベントとして定着した。

◉ <潮目の変わったバブル以降 紅白の迷走始まる>
 70年代の終盤から80年代にかけての日本は経済発展の結果物質的にはある程度
満たされたため、人々の関心は徐々に心の豊かさやゆとりある生活を求める方
へシフトしていく。この80年代には日本はバブルへと向かっていくが、テレビは
一家に一台というより一人に一台でも驚かれない時代となり、娯楽の好みも
大みそかの過ごし方も“個人化”が進んだ。大みそかに家族みんながテレビを前
に勢揃いして料理をつつきながら一年の思いを語らい同じ番組を観る、という
「絵」はまさに絵に描いた餅になっていった。好景気と反比例するかのように
日本レコード大賞への関心は低下、歩調を合わせるように紅白も迷走を始る。
 昭和から平成へと移り変わった90年代には年末の賞レースから紅白へという
流れは求心力を失い、逆に賞レースや権威的なものを意識せずに音楽活動をする
アーティストがどんどん増えていった。 ミュージシャン系のアーティストは
紅白に出場するより辞退するほうがイメージに合っている時代に突入した。
“歌謡曲”は若い世代の間では半ば死語となりJ-POPが取って代わる。
この頃からすでに昭和感覚での歌合戦は時代に合わなくなっていた感は否めない。>
1963(昭和38)年の第14回では平均視聴率81.4%をマークし8000万人が観たと
言われるほど隆盛を極めた紅白も、今は昔。看板が大きいだけに変革も難しい。
しかしそれでも、ネットの配信など視聴スタイルが多様化する中でなお30%を
越える視聴率をマークするのだからまだまだ「関心度の低い番組」というわけ
でもない。今後どのような工夫が見られるか。紅白がどう生き残っていくのか
見守りたい。 (文・志和浩司)
・・・・・・


7516,閑話小題 〜正月の特番のドラマ

2022年01月03日(月)

   * この10年、暇に任せて映画と、ドラマを見放題
 毎日、連続の和・洋ドラマを見ているが… これが面白い。年末・年始は、
これまで人気のシリーズが再放送されるが、面白いのは何度も見ても新鮮。
何故か、録画を見るより再放送で見る方が面白いという裏付けがあるためか、
惹きつけられる。ドラマと知りつつ制作された仮想世界に、嵌りこんでしまう
のは、固く縛られている日常よりの脱皮願望の成せる業か。
 
 日常脱皮といえば、ドラマだけでなく、旅モノのドキュメントも然り。
50数回の主とした秘異郷を経験は、そのまま、日常に延長と続いている。
旅の良いところは、それぞれ、その時の延長が続いているような妙な感覚。
経験とは生々しい体験を、脳内で起承転結として編集されたコト。ドラマは、
それを脚本し、物語り化したもの。最近は、YouTubeで、世界各地の生映像を
現地発信するため、その中間段階の主観はカットされる生モノのため、面白い。
チェンジ、チャレンジ、チャンスの開発のプロセスが人生そのものになる。
 ここまで来れば、後は、解釈しかないのか!

・・・・・・
6504,閑話小題 〜どん底を教えてください!
2019年01月03日(木)
   * どん底ですか、どん底!
☆ 年末年始にしては面白そうな特別番組が少ない。
 この10数年来の年末年始の真面目な政治、科学、宇宙などの
TV特番が少なくなった。普段から特番を組んでいるため、今さら?。
何かしら国全体が、いや世界全体が弱体化しているような… 中長期的
経済の低落傾向に、トランプの露骨なアメリカ第一主義がボディブローで、
で効いてきた。 現役から身をひき8年になるが、情報化による競争激化は
大変だ。中国の急激な台頭と、アメリカの動揺、そして情報化が背景にある。
 ―
☆ 年末年始は、時間制限がある人たちのターゲットを絞ってシリーズモノを
 一挙に放送するが、TV御宅でも、思い込みで見逃している分野が多くある。
その中でNHK 『街録(ガイロク)』が、面白い。 今回放映されたのが、
 【あなたの人生のどん底を教えてください!】 
何百人かに取材拒否をされた中から、応じた数人が、語った内容は、衝撃的! 
数回にテーマにする予定だが…  そこで自問自答をしてみたが、さすがに
脛の傷のため露悪的でリアルには書けない。
・コメンテーターの‘森三中’の女漫才トリオのメインの幼児体験が衝撃的。
「子供の頃、素っ裸にされて首から下を地中に埋められて、「何で、こんな
ことをするの?」と訴えたら、笑いながら「面白いから」と言われた。そんな
ことを誰にも相談できないため独り悩んだ末に、「笑われていると想うから
悔しいんだ、笑わせていると思えば良いんだ!」と自分を納得させた。
これが「お笑い」に進む原点。」の告白に、受けに立ったもう一人が、
「私にはどん底なんてない!全てがどん底よ!」
「私など、毎日が裸で吊り下げらているようなものよ!」と…。
「笑われる」と「笑わせる」は紙一重。
・8年前の会社清算で、それまでフンゾリ返っていた立場から一転、今度は
罵声をかけられる立場に一変した。資本主義社会では、会社清算、倒産は
犯罪に等しい。創業設計図に万一の備えをしていたため、打撲程度?で事なき
をえたが、心の葛藤は生易しいものではない。清算後、一年ほどしてから、
‘引継いだ老舗会社を清算した男’と飲み会で同席した時、私にシミジミと、
『この結果と、現状に本当に満足している』と話しかけてきた。
 同病、相憐れむ感もあったが、
『全く同感。現に直面しない第三者には、この感覚は理解できない。
以前の受難も含めて、これで一人前になったのでは?』と、偉そうに…
プラスも、マイナスの事態もエネルギー量は同じ。マイナス同士を掛け合わ
せるとプラスに転換。受け止め方で、先の女芸人のように如何様にもなる。
メジャーリーガーの大谷選手の精神的支柱が『中村天風』の言葉と、最近、
知った。『積極一貫』で、何ごともプラスに転換の精神論だが、一理も、
二理もある。群れず、明るく、上を向いて生きるしかないのが人生の基本。
最後は、この辺りになっていく。しかし、10歳まで既に決まってしまってる?
 明日は武田鉄矢の「どん底」を、テーマにする。
どん底って、原石が隠れているんだよ… 問題は気づくか、如何かだがね!
「にっこり笑ってハンカチーフ!」 だって自分を笑うしかないでしょう!
それも腹の底から。笑ってくれる人に感謝しなくては。だって、そうでしょ!
それ以上に自分を笑わないと意味(価値)が無くなるから。ねえ、世間様。
 99里は、道半ば。胸突き八丁ですか。成るほど、73歳から見えてくる世界は、
こういう目線になるのですか。 虚空の一端が錯覚としても実感できるからね。  
                            ⌒ ⌒)バカ!
・・・・・・
4310, 雑談ネタ、酒の肴ネタ ー14
2013年01月03日(木)
  * 正露丸はロシア征伐の征露から由来している  
≪ 出征兵たちが水を飲んで赤痢や下痢を起こすのを防ぐために、陸軍省
 が 開発した薬が正露丸だったのである。戦争中は、陸海軍の御用薬として、
欠かせない薬となった。薬の名前も日露戦争当時らしく、ロシアを征伐する
という意味で「征露丸」と名づけられた。ラッパのマークも進軍ラッパを
イメージしたもので、まさに戦争色を前面に押し出した薬だった。
その効き目がよかったのか、征露丸は庶民のあいだにも広まった。
ただし第二次大戦後、ロシア征伐をもとにした名前は都合が悪いということ
になり、「征」の字を「正」に改めた「正露丸」となって、現在に至っている。
開発から約一世紀たった現在、正露丸の勢いはとどまるところを知らず、
モンゴル、中国などのアジア地域を中心に11の国と地域に進出している。
それでも今のところ、ロシアには進出の予定はないようだ。 ≫ 
△ 日露戦争の余韻が下痢止薬の名前で残っているのが面白い。仁丹の名前の
由来も面白い。これは孔子の論語の中で最高の徳=仁の心を忘れないという
ところから「仁」に想到し、丸薬を 意味する「丹」とを組み合わせた造語の
「仁丹」を合わせ商品名と社名にした。これも正露丸と同じ頃のもの。
* サラリーマンのサラリーは、塩のこと
≪ サラリーマンは、和製英語だが、そのサラリーの意味は、塩から由来。
 古代ローマ時代の兵隊の支払いに塩が使われており、それが貨幣代わりに
流通していた。ラテン語で「サラリウム」がサラリーになり、交換手段として、
和製英語として、サラリーをもらう人という意味でサラリーマンになった。≫  
△ オーストリアに、モーツァルトの生まれた町ザウスブルグがある。
 これも、塩(サウス)の取引が行われた場所として、その名がつけられたと、
当地で聞いたことがある。日本では江戸時代に、米が貨幣として配られていた・・

   6139,閑話小題 〜今年の正月は
2018年01月03日(水)
☆ 元旦は新潟から長男が、首都圏から次男が帰省した恒例の飲み会。 
この数年は長岡駅前のチェーン店『庄屋』…。長岡駅至近に三店舗あったが、
11月11日と、12月31日をもって二店が閉店していた。駅裏の店には、けっこう、
通った店だったが、二年前に行った時の料理の味が落ちていたのをキッカケに
一切行かなくなった。居酒屋の競争激化の中で、駅周辺だけは繁盛していたが… 
☆ 大晦日の紅白で、踊っている一人が前のめりになった後に、仰向けになった
のを、後ろの娘が抱えたところが映しだしていた。寝入っていた家内が、翌日、
そのことをネットで見つけ、「見ていたかどうか」尋ねられた。二人の息子に
宴席で聞くとネットで知ったという。 歌詞の間違いとか、歌いだしの間違い
などのハプニングは何回かあったが… 生中継での気絶は初めて。
何気なく仲間が取り繕っている場面はミスをカバーするに充分。むしろ好印象
が残った。 こういう話題をむしろ喜ぶの情報社会の特徴。
 〜ネットニュースによると、
【欅坂46と総合司会のウッチャンナンチャン・内村光良(53)の共演パフォー
マンスの最後に、欅坂センターの平手友梨奈(16) 志田愛佳(19)鈴本美愉
(20)が軽い過呼吸のような状態になるハプニングが…】とあった。
  番外篇;
熊さん:年末年始のTV特集で、政治経済向きモノがいやに少なかったね。
寅さん:不安を掻立てないよう国からの御達しがあったのでは? 社会情勢、
  世界経済を取上げれば、第二次朝鮮戦争の可能性云々に行きつくからね。 
八つぁん:それだけ、状況は追い詰められているんだよ。としても、黙って
  過ごせない問題である。今日明日にも再び、ミサイルか、核実験をする
  可能性が大。とにかく、日中韓米と、ロシア首脳の顔ぶれが悪すぎるよ。
  私など、元旦に帰省した次男に、『危ないと思ったら、三人で着の身着の
  ままに、ここに帰ってきなさい』と、真剣に勧めたよ。
大家:「そんなことあるわけない」という空気が、まだまだある。
  北朝鮮の漂流漁船の数が異常に増えている。異常太りの金様の脳卒中待ち
  のところもあるようだが。一とき、痛風を思わせぶりの脚をひいていたが。
  あれじゃ怖くて減量などの進言を誰も言えないよ。
熊さん:でも、数が月内に攻撃をしないと、もう手遅れになるから、日米韓は、
  迷うよ。中国も、他山の石・騒ぎじゃなくなってきたよ。
大家:開戦ともなれば最も被害を受けるのは韓国と日本。手始めの脅しで、
  東京湾沖に一発、ミサイルを打ち込めば、日本中が震えあがるよ。勿論、
  アメリカと密約の上で… 動転させて不良在庫?の処分品の押しこみさ。
寅さん:何か物騒な話だが、有得ない話じゃないから… でも開戦ともなれば数百万
  の死者が出るというじゃないか。首都圏に核ミサイルが… など、考え
  られないよ。でも、現実は現実、直視しておかないと。
大家:何せトランプは「アメリカファースト」言い換えれば「白人ファースト」
  を標榜して大統領になっただよ。黄色の百万、二百万が如何なっても、
  いいんだよ。アメリカ、オーストラリアで、現地民を数百万?を虐殺した
  白人を先祖に持つ国。あそこまで、悪し様に口撃をされれば、虐殺も
  したくなるよ。既存武器の入替え時でもあるし。
八つぁん:あのボロ漁船で日本海の航海も限界がある、せいぜい数万人。
  計画案は出来ているのだろうが。日本には離島が数知れずある。
熊さん:故・青島都知事に勝新が言ったというジョーク、「嫌な都政に
  なりやしたね〜」を、今度は、女パンダの口上にならなければね!
 「‘どせい’ばいい」じゃなくて…」 <オチが悪い? 失礼しました>

▼ 冗談のような、冗談にしては際どいところが問題。

 今朝方、奇妙な初夢? をみた。ところは10歳まで住んでいた大手通り
四つ角にあった小さなビル3階の自宅の部屋。母親が置いたと思われる
2m四方の敷物の周りを小さな人形の置物が幾つか置いてある。そこで、
何時の間にか、長女の姉が、何やら本を読みあげている。家訓のような、
人生訓のような、訓戒を…  亡くなって20年近くなるが、残した無念をを
取り返ししたいような!「世間を全世界と信じて、生きるしかなかった無念
を夢で伝えたかった?」 私も、そろそろ御向かいが。煉獄の世界ですか…
 もう一本、みたが、さほど面白くはないが、何か深い意味があるのかも…

・・・・・・
5772,閑話小題 〜今年の初夢は
2017年01月03日(火)
   * 初夢は何と下ネタ
 今朝がたの3時半に目が醒めたが、あと30分とそのまま眠った後に初夢をみた。
 (二日の朝、みるのが初夢というから、これは当てなまらないか)

・・・・・・
5042,ポジティブ・サイコロジー ー�
2015年01月03日(土)
    『 ポジティブ・サイコロジー』クリストファー・ピーターソン(著)
  * つれづれに ー危機に瀕したときこそ最高の状態が湧出る
・ 節目時(危機)の―危機を乗越えようとした時ーこそ「人生で何が本当に
 大切なのか」という新たな認識と、これに従って行動する心構えが形成される。 
 その真っ暗闇の時が一番、良いときであった。最も辛く、苦悩の底にこそ、
 ベストの何かが湧き出てくる。 母親が嫁いできた頃、重なる小姑の虐めに
 耐え切れず、実家に帰った時のこと、実母に「一番辛いとき(いま現在)
 が、実は人生の一番良いときなのよ!」と諭された、と聞いていたが、人生を
 振返ってみて、成るほどと実感する。凝視をすると、最も辛い中に、最も楽しい
 ことが、裏腹に張り付いていた。その辛さの中から、心構えのベースの変換が
 進んでいた。反対に、一番面白く脂の乗っていた時に、重い状況、苦しいこと、
 辛いことが背景にあった。勢いが、それを感じさせなかっただけ。
 幸・不幸は裏腹!だから、面白いのである。
・「必要なものはルックスとたくさんのお金だけ」という信念に、私たちは
 深く取り込まれている? たしかに文化は良い人生の条件について熟知して
 いるのだろうが。その高低だけで決まるものでない。人生でネガティブな
 出来事に出あい、それに順応する期間を経た後にこそ、人生の満足度が安定
 することが多い。何ごとも、ポジティブ3に、ネガティブ1が必要である。
 ポジティブな人が否定する唯一のものは絶望だが、一度、絶望まで陥った
 にもかかわらず、そこから立直ったポジティブこそ光輝く。ネガティブな世
 にかかわらず、ポジティブに生きる!それも、危機に瀕すれば瀕した時こそ、
 『それゆえに・・』でなく『にもかかわらず』、のベースが必要になる・・ 


7615,閑話小題 〜生(生)の人生 ―

2022年01月02日(日)

   * 年賀葉書が年々少なくなっていく
 仕方がないが、年賀葉書が年々少なくなっていく。それでも、常連の
年賀葉書は欠くことなく届いている。年賀欠礼の葉書が混同して、出してない
人から数枚、届いていた。今年は、宛名書きを、代行サービスで印字をする
つもりだったが、家内が、「その位なら、私が書いてやると…」と罵声を浴び
せつけ乍ら書いてもらったため、書上げたのを見ながら情けない想いをしない
で済んだ。この習慣も世界に例が少ないのだろうが、一年に一度は、過去に
浸るのも素晴らしいこと。
 〜ちなみに、海外での年賀状の習慣はありやなしか?〜
≪ お正月に年賀はがきを送りあう習慣は日本特有のものです。キリスト教圏
ではクリスマスカードで年始の挨拶も済ませてしまうので年賀状はありませんし、
アラブなどイスラム圏では新年を祝うという習慣がそもそもないとか。
似た習慣のある中国や台湾では、旧正月(春節)に「賀年卡」と呼ばれる
メッセージカードを封書にして送ります。韓国でも年賀カードを送ることは
あるようですが、キリスト教徒が多いせいか欧米と同じようにクリスマス
カードで済ませてしまうことが多いようです。
 ――
   * 今日の積雪は40
 冬期間の早朝に、することは台所から庭に臨んだ隣家の積雪観測。
‘今日の積雪は40僉如〆Gの、これまでの降りかたは、例年通り。
庭先に30mの松の木と、10mの巨石がある。父親が庭師と仕入れたもの。
バブル当時の墓石とも言える記念品。庭に?数百万は要したと、聞いていた。
 庭は第三の部屋として、家づくりの基本。スタータスの役割を持つ。
まずは庭を想い抱いて家の輪郭を設定し、平面図、立面図に。

・・・・・・
6867,閑話小題 〜正月は
2020年01月02日(木)
   * 年越しは
 大晦日の年越しは、何時ものように17時半から『青善』の御節を家内と
食べて過ごす。一時間ほどして寝室のTV前に移動してロッキング・チェアで、
『格闘技』をみて、そのまま寝入る。年を跨いで家内に起こされて、年越しを
知る何時もののパターン。5年に一度は、紅白をみるが、今年は全く見ることが
なかった。TV局は紅白視聴の脱落組を狙って格闘技専門番組を組んである。
これも、YouTubeで刺激的映像を見ていることもあってか物足りない。
 ―
   * 元旦の夜には
◉ 元旦の夜は、せめて年一は顔見世と、一家4人で駅周辺の居酒屋で過ごす。
私も2週後に74歳。これも何時まで続くのやら。2人の息子は41・44歳。人生の
曲がり角。時代的には就職氷河期で、最も恵まれてなかった年代。 …いや、
私たちが良すぎた? 昨年の19号台風と、消費税アップで、現場は?
 さて正月… 人生全般について恵まれていたことは確か… しかし何かしら
忘れ物が! 何でしょう? これが今年の自問自答ですか? これは人生後半に
殆どの人が自らに突きつけられる問題。「私には無い」なら、それ自体が大問題。
◉ このブログを書き始めた19年近く前から良いにつけ、悪いにつけ、何かが
変わったような。何やら恐ろしい「脳の公開」。書きだして一年もしない内に
毎日新聞記者から連絡が入って… 書いたテーマの詳細を改めて聞かれた時…
『こんなシリアスのことを書いて、大丈夫ですか!』と。以来 これでも気を
付けて書き直し屡々。
 ―
   * 東京オリンピック開催の価値
 ギリシャとアテネとブラジルのオリンピック開催の結果、その後の経済が
ガタガタになったことは周知の事実… さて日本は? 先進国は、世界の動乱
を先読みをしてか、開催を避けたがるのは至極当然。参加のアスリートと、
その周辺が喜ぶだけ。一般大衆は、祭り慣れして… 純朴風に踊るだけ。
  〜ネットニュースでは
【 2016年夏季五輪の開催地、ブラジル・リオデジャネイロの治安悪化が深刻に
 なっている。五輪のためのインフラ投資と景気悪化が重なり、州財政が悪化。
警察官らの配備がままならず、凶悪犯罪の増加に歯止めがかからない。
その影響で消費も低迷。04年の五輪開催が経済危機の一因になったことで
知られるギリシャと同様、ブラジルも「後遺症」に苦しむ。】
 ―
▼ 首都圏直下型地震と大型台風の可能性を含んだ中の開催は問題が山積み。
 参加が出来ないロシアが、何かしらの動きを出す可能性もある。政治的には、
愛国心を煽り立て改憲ムードを高めたいところ。この一年は、地球規模では
比較的安定した分、今年は朝鮮半島も含めたパフォーマンスなど見もの積載!

・・・・・・
6503,閑話小題 〜年末年始のTVより
2019年01月02日(水)
   * 中国で、学校の制服にICが組み込まれ
 制服に組込まれた制服管理のTVニュースに驚いた。 
<2018年12月23日 - 中国南部の学校が生徒の無断欠席を防ぎ出席率を向上
 させるため、居場所を把握できるチップを内蔵した「スマート制服」...
このスマート制服は児童・生徒が許可なしに学校から出た場合、自動で音声
アラームが作動するとし、さらには学校の ..... そういう風にすると現在、
中国国民をネットで監視したり不審と思われる人物を逮捕する仕事している
大量の共産党員の仕事が無くなってしまうのだよ .... 日本でも同じような
システムがあるだろスマホやICタグを持たせて登下校管理、居場所の親への
メール送信をする… >

▼ これに顔人称を組合わせれば、生徒同士が制服を取り替える不正も防げる。
 現在、日本でも防犯カメラが町に多く張りめぐらされ防犯に役立っている。
世界主要都市の観光名所、空港では、テロ対策もあり、一般が想像できない程
の監視体制という。歌舞伎町では、当時の石原都知事の英断で街頭カメラ防犯
管理を徹底、犯罪が激減をした。当時のリバラル派の野党が反対をしたが…
 顔認証だけでなく、歩行認証も普及しているようだ。 各教室にカメラが
据え付けられ、生徒の目線で、本人のやる気を計るシステムも可能。
 タクシー、運送業界は既に位置認識、車内外のカメラ等の防犯、勤務管理が
既に行われている。プロ野球の審判の頭にカメラをつけた映像はなかなか
迫力がある。宇宙衛星からカメラで世界中の街頭でテロリストを探しだす
認証システムもあるのでは? 怖ろしい?のは、スマートフォンのカメラ、
ビデオ機能。これがチェックされずにネット上で拡散されること。
土日・祭日はYouTubeに重点を置いてTVをみるが、その生々しい迫力はドラマ、
映画に匹敵する。ドローンと街頭カメラ、そして十手持ち機能が、各人の
スマートフォンとするなら、間違いなく不正は減って然るべし。ベストへの
パソコン機能組込みは、以前から開発されていたようだが、先ずは制服。
 いま一つ。 数ヶ月前、数年ぶりの海外ツアーからの帰国の際の、
入国審査がセルフ方式になっていた。監視カメラの前に顔を突き出し、
パスポートを擦りつける方式。 何じゃこりゃである。

・・・・・・
6138,読書日記 <55歳からの「一生モノ」入門>
2018年01月02日(火)
       <まだまだ人生は変えられる、39のお楽しみ2013/>       
                 朝日新聞 「55プラス」取材班
 もし、私が50歳代前半なら、この本は、非常に参考になったはず。
平均余命からすると、今からでも何か新しいことを始めるに遅くはない。
 5年半にわたる家族総掛かりで看た認知症の母親を看送った51歳時に、残り
30年を如何に充実させるかと考えて思いついたのが、秘異郷ツアーの難易度
アップと回数。そしてパソコン+ネット世界への移動の決心。そのトレードオ
フとしての事業拡大からの転換。これで生き方が大きく変わった。
朝日新聞が、団塊世代に向けた連載を編集して4年前に出版されたもの。
  
   〜アマゾンの内容紹介より〜
<長寿大国日本。今や、定年後の人生が圧倒的に長く、ありあまる時間と体力と
お金をもてあます人が、どんどん増えています。本当に豊かな人生を送るため、
今の日本人に必要なのは、「夢中になれるほどハマる、運命の趣味や生きがい」
と出会うことー ー老後をもっともっと楽しく暮らせるように。未知の世界で、
新たな幸せを味わうために。中高年から始められる&中高年だからこそ楽しめる
「人生を変えるお楽しみ」を紹介! 2011年から朝日新聞で始まった好評連載、
待望の書籍化。初心者の体験談から費用や教室情報まで、朝日新聞ならではの
確かな取材力で実用情報も満載です>
――
▼ 図書館の返却コーナーで見つけて借りてきたが。私が55歳の頃、自宅近くに
 出来たソフトハウスの一角でパソコン教室を始めていた。そこで、糸井重里・
主宰のウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』のように、「一日一文章の書き込み」
を目指した個人HPの作成をと、週に2回の割で通いだした。その頃にブログが
チラホラと出始めていた。 以来16年8ヶ月、ほぼ、欠かすことなく書き続けて
6130数回に至った。一生モノの目安の10年をゆうに超えた。
 毎日、休むことなく書き続けるのは並大抵ではないが、習慣化の力は思いの
外に強い上に、その蓄積が内的充実感を強くしてくれる実感がある。 内容は
ともあれ、全エネルギーを投入した言葉は、数年後に読み返えすと、その時点
の自らの‘魂の痕跡’を確かに感じ取ることが出来るよう…。 図書館や書店や、
ネットのテーマ探しを含め、1テーマに「2時〜4時間」は要する。秘訣はない!
あるのは全エネルギーの投入だけ。 「全エネルギー投入、1万時間」が、プロ
の目安になるが、既に1万5〜6千時間を投入した割りには、あまりに貧弱である
のは自明。年に数回は、何も思い浮かばないスランプに陥るが、そこを何とか
書上げたテーマと内容が、後で読むと、何故か出来が良いことが多い。
 この頃、新潟駅前の事務所近くに、ビデオレンタルショップがオープン。
週末に数本の「映画モノ」を借りる習慣が出来ていた。その後、地元で「蔦屋」
のビデオレンタル店が開店。その数年後には、WOWOWが開局し、加入した。
本来の「読書お宅」に、「ブログお宅」、「TV映画お宅」が加わり、そこに、
ネットサーフィンをしているため、一日の大半が、TV、パソコン漬けの日々に
なって現在に至っている。バカになるのは充分に承知。これに週一の居酒屋と
スナック通いなら、身体と脳に良いわけがない。しかし、未知の探求と、知識
をパック化する楽しみは何ものに変え難い。人生、夕暮れ時が最高というが、
日没辺りの寝入りしなの団欒も、また楽しい。<260万年来のデジタル進化の
恩恵を受けない人生なんぞ、何が人生か>である。しかし、酒とドラック並み
の虚構、妄想世界であることも事実。問題は、コントロール。それに失敗して
堕落したのが私ですか。結局、ここに至るが、確かに間口は広く、奥行きは深い。

・・・・・・
5771,閑話小題 〜今年も多難な年
2017年01月02日(月)
  * 誰も分からない今年のブラックスワン
 去年の初頭に、まさか英国のEUからの離脱と、アメリカ孤立主義のトランプが、
大統領に選出されるとは誰も予測できなかった。これは歴史的大変動を呼ぶ
ブラックスワン? 日本にとっての歴史的節目は、蒙古襲来、黒船到来、太平洋
戦争と敗戦である。アメリカがアジア進出の足掛かりとして、強く開港を求めた
結果、鎖国によって曖昧であった体制を、『国家』としての日本を外向きにも
創りかえる機会になった。そして太平洋戦争による敗戦で、アメリカの隷属国家
になって現在に至っている。それが、アメリカの経済体制の弱体化でグローバル
政策を見直すと主張した泡沫候補が大統領に選ばれたというから、日本にとって、
国家存亡の問題になりかねない。トランプの孤立主義は、EUの解体に連鎖する
可能性がある。これを切欠に中国がアメリカにかわって世界に更に進出する。
終戦後、米中の狭間で、巧妙に生抜いてきた日本。それが今年から思いもよらぬ
因縁を露骨につけられ揺さぶりをかけられる。この時代に原爆を持たない国は、
揺さぶりの最も狙われやすい対象。天気晴朗なれど波高し。その先は… ?
 ―――
 * 年末の紅白歌合戦、20年ぶりに
 年末の紅白歌合戦、この10年、いや20年間、終わりまでみることはなかった。
ところが寝室のTVを買換えたこともあって、臨場感に引っ張られて何と終わり
まで見てしまった。これが久しぶりの為か、新鮮に思えた。知らないうちに、
頭が固くなっていた自分の姿が、紅白の番組を通して見えてきた。会場の背景は、
歌に合わせたデジタル映像が主で迫力がある。視聴者が大型液晶TVであることを
前提に進行。長年の間、見続けている人からすれば、私が浦島太郎だろうが。
踊り手などのアナザーに人たちが生き生きとしているのが、高画質の画面から
リアルに映し出されていた。誰が主役ということでなく、端役を含めた全員が
主役の時代。恵まれた時代の中で、生きてこられたことを心から感謝している。

・・・・・・
5406,新年に 〜「新潟県活性」について
2016年01月02日(
  * 新年に 〜「新潟県活性」について
 去年の二日のテーマの内容を、改めて読み返してみて、
この実行は、今さら遅かった、「20年、30年前に、こうすべきだった!」
という「べき論」で、今さらの内容。乗換えの在来線を延長すら出来ない
政治家と住民に、現在進行中の新潟駅再開発の延長としての新幹線の
延長など出来ようはずがない。計画案作成で下りたのが、正解である。
 せめて、廃線になった貨物線路跡に、モノレールをつけるべきだった、
これも「べき論」でしかない。「せっかくの新幹線も、宝の持ち腐れ」。
江戸時代の「天領」だった地勢上の有利さに市民が気づいていなかった。
 それにしても、踊らされても、面白い経験だった。

 多分にもれず、家族の新年会が元旦の行事になっている。
二人ともアラフォーで、わが身の高齢を実感する。そう遠くない先に、
私が欠け、そしてと・・と、家族が、消滅していき、中心が新しい
家族に移動していく。現在、グローバル化で、「国民経済」が、破壊され
つつある。家族制度も、戦後、長子相続から、権利は皆、平等の時代に
変わっていった。その上に、パソコン、タブレット、スマートフォンの
ネットの時代。ますます、家族制度が、根こそぎ変わろうとしている。
 その中で、やはり、国家としての保護政策も必要である。
世界も、日本も、未踏の世界に入り込んだようだ。


7614,閑話小題 〜生(生)の人生 ― ァ仝誼兇

2022年01月01日(土)

   * さて元旦ですか!
 新年明けましておめでとうございます… 今年もよろしく願います。

パンデミック禍から三年目に入る。いざコロナ禍になってみると、世界が被害に
鈍感になっていることに唖然とする。しかし事態は続いていく。
≪ ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の新型コロナウイル感染者
は日本時間31日午後2時時点で2億8652.3万人となっている。世界最大の感染国で
ある米国は累計5430.7万人、世界全体の18.9%を占める。米国の直近4週間の
感染者数は496.4万人と感染拡大のスピードが一段と増しており、世界中で群を
抜いて多い。累計の感染者数では2位のインドが3482.2万人、3位のブラジルは
2228.2万人だが、この2カ国の直近の感染拡大は落ち着いている。直近4週間の
感染者数が100万人を超えるのは、英国229.7万人、フランス181.0万人、ドイツ
113.0万人で欧州各国で感染が拡大している。 ≫
 ―
▼ 公表は累積死亡者数は514万だが、実数は、この3〜4倍と、言われている。
 まだまだ続くだろうが、死者総数は、最終的には数千万になるのだろう。
年内中には、ピークをむかえて、終息にむかうのが願いだが、そうはいかない
のが現実の厳しさ。独裁者には、この一連の事態は、権力把握にはプラスに
働くが、最前線で働く人たちにとっては、ギリギリの日々になる。見切りも
含めて、思い切った決断を要することになる。  …数年前の事!
‘事業撤退をして良かった! シガミツクこともない!’ と、1人、満足気に
言ったところ、目の前のホテル経営者が、語気を強めて…
<簡単に止められないから苦労している。家内が長期入院で、嫁はドライで、
事業撤退などしようものなら… 修羅場になる!>
 その時に、我が未熟さに恥ずかしい想いをした。それも、今さらだが!

・・・・・・
6866,閑話小題 〜元旦に
2020年01月01日(水)
   * この一年は大荒れか?
 何気なく過去の元旦の文章を読み返したところ、4年前に評論した文章に
出あった。起業を決意し、実行を始めた年から52年になる。4年前のテーマの
基点は1979年は40年程まえになる。 アラブと、中国が動き出し、ソ連の崩壊
が芽吹いた時期になる。日本はアメリカのアジア地区の、前線基地として、
経済の高度成長で右上りの時節。1989年のソ連崩壊10年前の、基盤の変化から
読み解いている。そして、現在の世界の潮流を、その流れと読むと、なかなか
の識見である。 日本も、1990年に、アメリカの手はずで、バブル崩壊。
国のダウンサイズの始まり、これは逆に見て幸運だった。千数百億の国家債権
を抱てしまったが、『永久国債』にして、氷漬けにして金利だけを返せば』
という楽観論もある。しかし、家庭内の金を貸し借りも、その限界を遥かに
超えると、致命傷に成る。 南北朝鮮の現状からみれば、まだ余力がある? 
オリンピックが近づくにつれ、国内事情に目が向き、世界情勢を読み違える
可能性がある。  〜それと天変地異の問題がある〜  昨年の台風19号。
これは、毎年、恒例的に首都圏を襲ってくる序曲… 
更にアメリカ大統領弾劾裁判と、大統領選挙。実に危ない。
ネット社会が現実社会を覆った影響が、これから、本格的に現実社会を変容
させる。日常が天変地異対策に当てられる。私的をみれば、健康的でいられる
のが今年だけ? ならば… 捨身で、我が道を行くしかない。
 去年は、購入予定のゴーグルと、電子図書を買わなかったが… 今年は、
まずは出だしに…? ますます、自分の豊潤なる?世界に閉じこもりですか。
 残るのは、自分の行蔵と物語だけですか。それも生臭い風と共に去りぬ!

・・・・・・
5405,2016年 新年に 〜すべては1979年から始まった
2016年01月01日(金)
     :『21世紀を方向づけた反逆者たち 』クリスチャン・カリル(著)
 新年明けましておめでとうございます  今年もよろしく!
   * アラブ人の欧州への民族大移動
 「21世紀は、重苦しい世紀になるだろう」という予測どうりに、テロと
恐慌前夜の黒闇が世界を覆ってきた。ここで、「現在おかれている問題の全て
が1979年を基点としている」と説いていう。グローバル化と、オゾン層破壊に
よる天候不順などによる不安定な状況下で、狂信的イスラム教のISなどの
テロと内戦から逃れてきたシリア難民問題。100万規模の欧州への流入問題は、
イスラム教徒のキリスト教徒圏への民族大移動の様相になっている。
この起因のすべては、1979年から始ったという説。一考に値する内容である。
 第一次・第二次大戦、冷戦下で、数百万、数千万人が虐殺されたが、
情報化社会では、それが白日に曝されるため、不可能。 〜その辺りから〜
  ★ すべては1979年から始まった
≪ 21世紀に入って、世界は年をおうごとに混乱をしてきた。第一次・第二次
 大戦と、東西冷戦の後の20世紀から、新たな世界の移行期の混乱である。
現在の世界の混乱は、『すべては1979年から始まった』という切り口が良い。
 イスラム対キリスト教の対立は7Cから始っていたし、自由主義と社会主義
の対立は20世紀早々に始っていた。しかし二つの大戦後からみれば、1979年を
基点とするのもよい。 〜まずは、アマゾンの内容紹介〜
【 なぜ、イスラム主義者や中国、市場原理主義は、ここまで台頭したのか?
「市場」と「宗教」が支配する21世紀を運命づけた時代の転換点と主役たち
を丹念にたどったリアルで刺激的な実録・現代史!
1979 年は、サッチャーが首相に就任、�眷小平が経済改革を開始、
ホメイニーがイラン・イスラム共和国を樹立、ヨハネ・パウロ二世が
祖国ポーランドを訪問、ソ連の軍事侵攻によってアフガン紛争が始まった年。
 本書ではこれらの出来事とその背景が詳細に描かれ、市場と宗教が社会主義
に替わって社会を再び動かし始めた1979年が歴史の転換点であり21 世紀の命運
を決めたと論じる。一見、無関係に見えるそれぞれが、実は「社会主義」が
大きな影響力を持った60年代にピリオドを打つ点で共通していたことが浮き
彫りになり、現代史に深く切り込んだドキュメンタリー映画のような作品。】
 ーネットビューアー の評論よりー
《 21世紀の世界に大きな影響を与えた人物たちが登場したのは1979年である
 という著者の考えを、数多くの証拠ともいえる事例を通して明らかにして
いく著作。こうして本書を通読してみると、この時代の出来事がお互いに
絡み合いながら、現代に繋がっていることがよくわかる。
・ホメイニによるイスラム革命が隣国アフガニスタンへ共産主義勢力への反乱
 を引き起こし、これがソ連を弱体化につながるアフガニスタン侵攻になる。
・また、共産主義体制のポーランド出身のヨハネパウロ2世という教皇の
 誕生も、東欧の共産主義体制崩壊への道筋を開くものとなった。
・中国では、�小平が実権を掌握し、79年に中国の急激な経済発展の
 きっかけとなる改革が始まった。
・イギリスではサッチャーが登場。新自由主義を標榜し停滞していた
 イギリス経済を見事に復活させる。
  ―――
  ☆ 印象に残った文章は次の通り。
:「ホメイニはマルクス主義のレトリックを盗用し植民地支配主義や
 不平等を非難するイスラム過激派のブランドを作り出した。」
:「ヨハネパウロ2世がいなければ、連帯運動はなかっただろう。
 連帯がなければゴルバチョフもいなかっただろう。ゴルバチョフが
 いなければ1989年はなかった。」
:「サッチャーと�小平の二人とも業績を上げるための適切なインセン
 ティブの重要性を強調し、一定の不平等は許容されるべきと考えた。」
◎イスラム過激派によるテロの脅威。市場経済を導入した一党独裁国家
◎中国の経済的台頭。新自由主義による格差の拡大。などなど現代の
  世界の多くがこの時期に形作られて行ったというのは実に興味深い。
それにしても、これらの反逆者たちが登場しなかったら世界はどのような
姿となっていたのだろうか。少なくとも、本書で描かれているアフガンの
賑わいは続いていたのかもしれない。
 ―――
▼ 第一次、第二次大戦、冷戦は、国対国、あるいは世界を二分にした
 戦いだった。しかし、現在のテロを戦法にした戦いは、数人で、いや
一人でも実行できるため、防ぎようがない。ネットで、情報網が隅々まで
張リめぐらされている。そこには当然、狂信的思想も自由にいきかう。
その上に、ドローンというミニヘリで爆弾の宅配便が可能ときている。
人類は21世紀で終わってしまう可能性があるという。これが徐々に現実味
をおびてきた。「世界は既に恐慌とテロ戦争に入っている!」は、大袈裟?

・・・・・・
6502,閑話小題 〜新年にあたり 
2019年01月01日(火)
 さあ、新年だ。いつもは予め書いた下書きを見直し、書き加えるが、今朝は
出たとこ勝負で、気の向くまま書く。今年は何といっても、天皇退位で「元号」
が変わる。改元で、昭和生まれが「平成」以前の「昭和」生れの二代前になる。
改元で、30歳で世代が明確な線引きされることを意味する。まして、その親、
祖父祖母は二重線が引かれる世代に、歳月人を待たず。 太平洋戦争終戦翌年
生まれの私の世代は、明確に過去の人。後期高齢年齢まで、あと二年なら当然。 
その反面、昭和、平成、「??」の3代を生きたことになる。「大正」から
「昭和」を跨いだ明治生れの両親の立場と同じ。両親が、大正を跨いだ時と
同じ思いだったことになる。
 昭和21年生まれの私は、終戦翌年から昭和を43年、平成を30年、生きた。
奇跡的といえるぐらい時代背景に恵まれていた。太平洋戦争後からの激しい時代
変遷の中で、なにやら「10倍」は濃縮した時代を味わえたのでは? 
私の心の中に、両親がいて、毎朝、仏前で感謝の言葉をかけたり、自己対話の
相手役になって語りかけている。私の想いの中で、現世を味わっているような。
人称でいうと、0人称の先とすると、マイナス一人称? 過去を振り返ると、
生きてきた現世すら、妄想?と疑わしいならば、頭の中の対話相手が、虚妄と
言えるかどうか? 平成も、平成天皇自らの御退位で、あっさりと終わる。
オリンピック東京開催より、心理的インパクトは遥かに大きい節目。
それぞれの人にとって、自らの『死』は、最大のイベント! だが、身近な
人も含めて、さほどのことでもなさそう。

 去年の新年は、北朝鮮の緊張の高さに驚かされる。

・・・・・・
5770,閑話小題 〜新年にあたり
2017年01月01日(日)
  * 新年は何か哲学的になるような
 毎年、『新年にあたり』の内容を読み返すたび、新鮮な気持ちのためか、
世界の潮流や、哲学的な内容に我ながら驚いている。少し大げさな感がするが… 
しかし、地球環境の大変動期に入り、政治経済も、情報機器の果てしない進化が
根こそぎ、私たちの現実生活のパターンを変えていることも事実。
1ヶ月前から量販家電のTV売場の散策をしているが、TV売場のメインステージ
には、55、60、65、75インチのアンドロイドTVが展示されている。売場全体の
3分2が40インチ以上。 ソニーとパナソニックの殆どがYoutubeなどが見れる
検索機能付コントローラが主流。画面も格段と鮮明になっているが、数割高い
ので、リタイア後の身にとって躊躇する。 これは、白黒からカラーTVや、
ブラウン管TVと液晶TVの段差より大きなインパクトがあるようだ?。7年近く前
の我家のTVとは雲泥の差がある。これはTVというより超大型情報端末。
 テレビと、タブレットPCを購入して6年前後も経っている。パソコンは8年モノ
が二台、今でも現役で使っている。
 地球外からの視線を仮想して、「お前は地球に何しにきた?」と言われれば、
「手付かずの大自然の創造物と、進化した猿の人間が、文化と文明を広く深く
見るため、政治経済、芸術などに順応、手助けに来ました」と答えるだろう。
ならば、TVとネットが融合した情報端末で、まだ見ぬ大自然と、芸術作品を、
これをフルに使えば良いことになる。 家電売り場のTVの前のベンチに座り、
茫然と見たが、その世界は異次元世界であった。
 パソコンでみたムササビスーツの滑空映像が、これで見てみると、臨場感が
更に高くなり、たまらなく面白い。今年は、360度視界のバーチャルリアリティ
の眼鏡が本格化しそうだが… ÝouTubeで4kカメラで撮った映像を、4kTVで
みる時代である。裸眼で見る世界より、遥かに鮮明とは、これ如何に! 半面、
科学は人間を滅亡に… 数年しか残された人生は無い?と、自己設定をすると、
世界は銀色に輝き光る。 やはり、<死んでしまえば、それまでよ!> 
生きていればこそ、甘じょっぱい。 2017年元旦 AM5時半 少し寒い。

・・・・・・
6137,閑話小題 〜2018年: 新年にあたり
2018年01月01日(月)
 数年分の大晦日の総括を読んで思ったのが、政治家でも、もの書きでも、
学者でもないのに、我ながら真面目くさって書いているものよと驚いている。
第三者からすれば、この感がより強いはず。何のためというより、自分自身の
ため新しい知識と、情報と、節目の気持ちを垂直にたてた備忘録になっている。
 内的生活の公開にもなるため、言動の自己調整の役割もある。
これを続けていると、心が落ち着き、脳内を真空に近い状態に保つ効用もある。
去年後半に思いついたのが対立軸を持った複数の視点を持った対話形式。自らを
「珍獣」と卑下?し、具体的に書けない対象を「珍ころ」とした対話形式で、
問題を浮かび上がらせた。「珍獣」は野良犬か、野良猫。「珍ころ」は座卓犬
などのペット。珍獣はアメリカの動画投稿に出てくる、屋敷内に闖入した、穴熊、
狐、時には鹿。「珍ころ」の飼犬との争いになる。「珍獣」は人間社会のルールを
知らないためか、早々に駆除される運命にある。これも、人間が命名しただけ。
人生を俯瞰すると、どうしても、この対立軸の壁に直面する。特に節目に。
 また「珍獣」の北朝鮮。「珍ころ」を韓国、日本。飼主は中国と、アメリカ。
但し北朝鮮は中国の「珍ころ」が野犬化して「珍獣」化し、あとは、薬殺か、
射殺か、兵糧攻めの餓死一歩手前状態。いや、そう演じているのかも? 
その隣国の日本は、その恐怖から目を逸らすため「東京オリンピック」に精を
出すしかない。時を同じくして、あと一年数ヵ月で「平成」に年号が変わる。 
 今年は、更に緊張が高まり、開戦一歩手前事態に。いや、既になっている。

熊さん: 何か、ドエライ話なっているが、本当に戦争が起こるのかい。
大家:「気違いに刃物」が北朝鮮の核弾頭なら、アメリカは必ず攻撃するよ。
八つぁん: まずは今月前半が2割の確率とみるが、絶対にない!と祈りたいよ。
大家: そりゃ開戦ともなれば、数百、一千万単位の死傷者が出るよ。
八つぁん: 悪いことに、日韓の殆どの人がスマートフォンをもって、殺戮現場
  の写真が、こと細かく世界に受・発信される。でも開戦しかないだろうね。
熊さん: 東京か、稼働している原発に打込まれると、日本は壊滅じゃないかい。
  既に、かなりのスパイが潜入しているから、どうとでもなるよ、この国は。
大家: 私の推測だが、2〜3年内なら9割の開戦確率? になる。ということは、
  東京オリンピックの開催は、9割はない? その前の冬季オリンピックは?
八つぁん: 心構えの糸だけは張りつめておいた方がよいということ。有得ない
  ことが起こるのだ娑婆。人生を俯瞰すると、大方がそれで決まっていたよ!
熊さん: そういわれると、これが常日頃いわれる「ブラックスワン」ですか。
  これじゃ夢も希望もありゃしない。紅白で、女子高生達が、バブル期の
  服装で、バブリーダンスをしていたが、分かるよ、それ! 同じ阿呆なら…

・・・・・・
5040,2015年の新年にあたり ー1
2015年01月01日(木)
  新年明けましておめでとうございます  今年もよろしく!○┓
 まずは身近な話題から。 北陸新幹線が3月にオープン予定だが、この開業
が新潟にどのように影響するか。 金沢の衣料チェーンに20歳代半ばに、
一年半ほど修行を兼ねて勤めていたこともあり、その辺りの土地感が少しある。 
観光資源が非常に恵まれており、名古屋など中部圏、京都、大阪などの関西圏
からも近いことや、加賀百万石の歴史があり、能登半島、白山連邦、若狭湾など、
観光資源の雲泥の差がある。そのため、新潟県には、マイナス効果が甚大になる
心配がある。オープンすれば、日本海側の拠点基地としての本幹が北陸新幹線に
なってしまい、上越新幹線は袋小路の枝になる。現在の日本と中国との関係に
似てる。10年スパンで一度の割りで、車で遊びに行くが、数年前に行って驚い
たのが、着々と進んでいるオープンに合わせた道路網などの整備。 北陸三県に
とって、この開通は、大きなインパクトを持つことになるが、新潟にとって?
 8年ほど前に、新潟県の活性化対策案を学生時代の友人に頼まれて、
知人の経営者を集めて知恵を借り、共同で半年がかりで作成したが、その対策を
ほぼ実行してないのが実状。次回に、当時の活性化案について、取り上げるが、
要は、新幹線を新潟駅の先にある整備線路を延長した新潟新空港駅をつくって、
日本で始めての飛行場・新幹線乗り入れをし、新駅までの沿線に、アジア大陸に
向けた拠点にすべきという案である。としても、時すでに遅しだったかも?
 この時点から、新潟県の中越地区の地震が立て続けに起き、リーマンショックに
至り、トドメが、東北大震災となり、あっ気なく事業がダウン。活性化案の作成で、
私たちの役割は終了したが、今から考えてみて、もう新潟県には、それを推進する
力が無くなっていた。実感したことは、角栄が残した高速道路、新幹線などの
インフラの遺産に対し、その価値が全く見えてなかったことである。
新潟市は、江戸時代の天領で、幕府直轄の飛地の意味が庶民には分からなかった
ということ。新潟にとって、いやアジア大陸からみたら、世界地図は、ひっくり
返してみれば、この飛地の価値が分かるはず。しかし、その価値は石川が遥かに
あることも事実である。 としても、飛行場、港湾基地、新幹線終着駅、高速道
などが、重なっている日本海に向けた天領という要素を含め、政治家があまりに
小物しか出てこなかったということになる。私の学生時代の交通アクセスの
専門家の友人が曰く、「何をしてきたのでしょうかね!」という言葉が残った。
 達磨つくって、目玉入れず! ということ。この数年、ここで書いたことが
大問題となる?いや「見て見ぬふり、見ても見えず」。あの首長のア??二人!
 実は、これ少なくとも30,40年スパンの政治課題、あの二人様に関係ない?


7613,閑話小題 〜生(生)の人生 ―ぁ‖膤日

2021年12月31日(金)

   * つれづれに日々、平穏に大晦日…  
 ◉ 東京の繁華街には、銀座と、新宿歌舞伎町。新橋駅前の飲食群がある。
 横浜には中華街の古き良き横浜を象徴する繁華街として明治初期から
140年以上の伝統を持つ「伊勢佐木町」。港の風を感じるエキゾチックな
雰囲気と、明治・大正以来のレトロな老舗店が...そして、大衆的な「繁華街
野毛小路の歓楽街 がある。 ところが、このコロナ禍で、客足がピッタリと
途絶え存続の危機にある。年の瀬の30日の昼に、この両者の飲食街をNHKの
ドキュメントがあったが、両者とも二度目、三度目の続編。このコロナ禍の
厳しい詳細のレポートであった。治まることもない、現実社会の取締まりの
締付けと、個々の商店主の悩み、そのものをリアルに映し出していた。

 ◉ さて、今日は大晦日…比較的平穏と思いきや、この数日で、バタバタと
身近な不幸が発生した。時代の成せる業だろうが、無事平穏そのことが、奇蹟
に近いコトを改めて知ることになった。 台湾海峡が何やら火種のような… 
ロシアのプーチン、北朝鮮の金様が、このコロナ禍で、経済が変調の兆しから、
不安定の様相。キナ臭い、動きが一斉に表出している。
 不安は、足元がグラつく時に発生する心理状態。そこには、怒りを伴う。
これが、戦争の切っ掛けになることが多い。 プーチンにより、創作された
トランプがつくり上げた不安定が、このパンデミックで、拡幅したといっても
言い過ぎでない。目先の権力維持のためには、数千万、数億の死者も、問題で
ないのが、この世の恐ろしいところ。

 ◉ 今年も、あと数時間で終わるが、身近では二度のワクチン接種以外に、
さしたるイベントがなかった。無事にトランプ政権を見送り、大谷翔平の
二刀流フィーバーがあり、東京オリンピックも盛上ることなく終わった。
今年も、こんなもので終わったということ! 少し気がかりなことは物忘れが
大きくなったっこと。…ストレスは、ある程度は必要な機能でもある。
淡々と日々が飛ぶように過ぎることも、問題ありですか。

・・・・・・
7257,閑話小題 〜大晦日
2020年12月31日
    * 大ごとだった一年
 ◉ 100年に一度のパンデミックが、現実に地球上で発生した! 
 世界が思いの外に楽観的なのは、直近のの百年前にあった為か、身近まで
きている実感が少ないためか… 行き付けだった飲食店主の困り果てた顔を
みてないためか。 
 …リタイア後から10年近く通ったスポーツ・ジムも、最近、回復しつつ
あったが、それでも4分の1まで会員が減っている。 感染を考えると危ない
感がする。 長期的に考えると、ここで‘休会すべき’なのだろう!
現時点の国内外の感染者を調べると…
【  世界では…<感染者が8158万人 死者178万人(30日/現在)
 国内では感染が確認さのは、空港の検疫などを含め22万7385人、クルーズ船
の乗客・乗員が712人で、合わせて22万8097人となっています。亡くなった人は
国内で感染した人が3384人、クルーズ船の乗船が13人を合わせ3397人です。】
 ―
 世界平均からみて国内の感染者が異常に少ないファクターは、元もとマスク
文化があったことに加えて、家庭内でのスリッパ文化と、飲食店では、まず
御絞りの手拭き習慣など健康に関して異常なくらい清潔好き。世界総人口
が70億人と比例すると、2%弱が死亡していると、単純計算として1億3千万×
0・02=26万人となり3400人は異常に少ない死者で収まっている。
リタイアから10年経過したが、このパンデミックには驚きざるをえない。
大型倒産のニュースも見当たらないで、静かに潜行しているが、中小は、
この正月明けが一つの大山が来そうである… 
 ―― 
    * トランプ大統領の敗退…
 ◉ パンデミックの中、トランプ米国大統領がバイデン候補に敗退した!
 当然の結果だが、来年、彼の4年間の失策の総括が行われるが、何が出て
くるやら! 白人第一主義の政策を果敢に実行の段差が大! としても、
酷いザマである。この500年の歴史は、白人による世界戦略のプロセス! 
それは本音で、たて前は、<自由、平等、博愛> 。社会は、その真逆!
それ故に優性遺伝で… それら事態をYouTuberが、映像投稿をしている。
これらを見るにつれ、私たちは、多々ある情報を編集された上で、誘導されて
きた現実に気づくことになる。
 ――
    * 大晦日の、総括
 今年は、パンデミックと、トランプの敗退が、メインだった!
リタイアの身分なればこそ、他人事として鳥瞰していられるが、現役なら、
夜も眠れない日々を過ごしていただろうに! アメリカ、英国、フランス、
イタリア、スペイン、ブラジルなどの惨状をみるにつか身震いをする。
・個人では… 二度の事前研修で心配していた免許証書換を無事終えたこと!
 夜の外食と、市外から一歩も出なかったこと。 
・9月に自転車の転倒で、眼の下を2・5僂曚廟擇辰董▲櫂織螢鵐阿鮟媽茲泙
 中止したこと。 あとは無事平穏の日々。 
何といっても… パンデミックの影響が大!

 良い お年を! 

 ・・・・・・
2019年12月31日(火)
6865,閑話小題 〜大晦日ですか!

   * 大晦日は
 今朝は2時に目が醒め、大晦日の朝なら、良いだろうと3時から、
これを書き加えている。次から次へと様々な想念が浮かんでくるから、
面白い。大晦日の過去の文章が、駆り立てていることもあるが…
 今年は国内も、世界も比較的安定していた。ニュースといえば、
何といっても「平成」から「令和」に改元したこと。
消費税率が10%にアップ。東日本で台風大雨被害が続き、韓国と徴用工問題で、
ギクシャク。 北朝鮮への締付けが効いているようで、以前に後戻り?の様相。

 2013年から去年までの晦日の文章には、年度末の総括もあり、味がある。
今年は平成天皇の退位で、「令和」に年号が変わった。
 ネットでみると…
【1位】天皇陛下が即位。「令和」に改元
【2位】ラグビーW杯日本大会開幕、日本8強
【3位】京都アニメーション放火、36人死亡
【4位】消費税率10%スタート
【5位】東日本で台風大雨被害、死者相次ぐ
【6位】ノーベル化学賞に吉野彰氏
【7位】沖縄・首里城が焼失
【8位】ゴルフ・渋野日向子が全英女子優勝
【9位】マリナーズ・イチローが引退表明
【10位】徴用工問題で日韓関係悪化
 ―――
 ▼ 過去5年トップ3をみると

◉ 2018年
《1》平昌五輪で日本は冬季最多13メダル。フィギュア・羽生結弦は連覇
《2》西日本豪雨、死者220人超
《3》日大アメフト部選手が危険タックル。スポーツ界で不祥事相次ぐ

◉ 2017年
《1》14歳棋士、藤井四段が29連勝の新記録
《2》天皇退位特例法が成立。19年4月末退位、5月改元へ
《3》横綱日馬富士が暴行問題で引退

◉ 2016年
《1》熊本地震、死者50人
《2》東京都知事に小池百合子氏。築地市場の豊洲移転延期、五輪施設計画見直し
《3》リオ五輪、史上最多のメダル41個

◉ 2015年
《1》ノーベル賞に大村、梶田両氏
《2》ラグビーW杯、日本は3勝の歴史的快挙
《3》「イスラム国」が日本人2人を拘束、殺害映像を公開

◉ 2014年
《1》御嶽山噴火で死者57人、行方不明者6人
《2》消費税8%スタート
《3》ノーベル物理学賞に青色LED開発の赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏
 ―――
 ―――
● 昭和と平成の境目の世相をみると…
  平成元年(1989年)10大ニュース
  【日本】
(1)昭和天皇崩御、平成スタート
(2)消費税スタート
(3)幼女誘拐殺人犯を逮捕
(4)美空ひばりさん死去
(5)参院選で与野党逆転、宇野内閣退陣
(6)リクルート事件でリ社前会長逮捕
(7)礼宮さまご婚約
(8)竹ヤブから2億円
(9)巨人、8年ぶり日本一
(10)海部新政権が発足
  【海外】
(1)天安門「血の日曜日」
(2)「ベルリンの壁」崩壊
(3)米、ブッシュ政権発足
(4)サンフランシスコ大地震
(5)米ソ首脳会談、冷戦終結宣言
(6)東欧、激動の民主化
(7)ソ連軍、アフガンから撤退
(8)ボイジャー、海王星に最接近
(9)中ソ、30年ぶり正常化
(10)ホメイニ師死去
新語部門「セクシャル・ハラスメント」、
流行語部門「オバタリアン」
▽ヒット曲「DIAMONDS」=プリンセス・プリンセス
―――
―――
  * 2018年の晦日の感想
バブル景気の最後の年!この後日本は…景気低迷期に入り今日に至る!
 私の年齢が42歳。厄年から一年経った年で、時代と共に絶頂期。バブルに
泳ぎ(〜10年)、溺れ(10年)、流された(10年)。絵に描いたような時代に
流された30年。何にも分かっちゃいないのに、我ながら分かったような口調。
共産圏の消滅と、中国の台頭、ネット社会が現実社会を覆ってしまった情報化
社会の到来と、日米の経済力の陰りが、世界のバランスを根本から変えようと
している。AI化、ネット化による社会構造の変化に、人類が翻弄されて、動揺
を始めて収拾がつかないのが現実。それにしても、私も、周辺も、この30年で
大変わりしてしまった。 もしかして、一番、変わったのは私かも?
 その変化の激しさと現象が、SF映画のようで面白い! 
世界の一般層がスマートフォンを持ち、ドローンが普及を始めて、空からの
映像を際限なく映し出し、投稿映像が直に手元の送られてくる。情報弱者と
強者の狭間にいればこそ見えてくる現実がある。年齢からして、一年一年だが、
その濃度は高まるばかり。今年も「有難い」ことに、実に良い年であった!
< 門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし 一休 >
                    良い御年をお迎えください! 
―――
▼ 〜2019年/晦日の早朝・記〜
 今年は、自分の年齢からくる「老い」を実感した歳になる。来年は、より
この実感の濃度が濃くなっていくのだろうが、その老いの哀しさ、醜さを周囲に
まき散らすことに注意しないと。70歳半ばは、間違いなく下り坂。
日野正平のチャリ番組じゃないが… 〈下り坂、最高!>じゃなくて、
〈下り坂、最低!〉を実感する年代に入った。
 
過去文を晦日に読み返すと、日々を物語として書き残す意義を実感する。
猿と人間の区切りが、アタリ曰く… 『物語にする能力』。それには、
質・量があるから、習慣の力を借りてはいるが、それにしても、何じゃい、
このザマである。来年は、大統領選と、東京オリンピックと、朝鮮半島を
軸に動くのだろうが… 中東も、トルコ、イランにも火の手が上がる可能性
が充分にある。

 シネマは、41回。月に一回あたり、行かなかったことになる。
これまで数年来、無かったこと。けっこう、今年も当たり年。
 90点以上の評価は、
『男はつらいよ』『イエスタディ』『エンド・オフ・ステイト』『ジョーカー』
『ジェミニマン』『ジョン・ウィック』『ロケット・マン』『ゴジラ』
『アルキメディスの大戦』『Xman/ ダークフェニックス』『空母いぶき』
『アベンジャー』『キャプテン・マーベル』『スパイダーマン』『アリータ』
『マイル22』など、三分の一が、当り! 残りが85点。80,70点の外れが二つ。
ならば、通うはずだ。

 TVドラマ、ドキュメントも大当りが多かった。
『家についていっていいですか?』の番組で、
<男女の双子が、それと知らずに恋愛し、それを知った相手が自殺>
には驚いた。それと、東京都下の祭りのオジイチャンの話が、これまた…
離婚後二ヵ月、欧州の街を流離っていて、前から歩いてきた女が、別れた
女房。その男の生き様が小説そのもの。
邦モノの刑事モノも面白いのが多かった。私など、実家に居座り、生地に
馴染めず、罵詈雑言。何なら出て行けば良いものを… 住めば都と決め込んで、
悪ぶっているだけ。でも、それを木の上で、鳥瞰して、地表の己を冷笑して
いる我が身を楽しんでいるあり様。これも、19年近く、物語を書き続けてきた
御蔭? 自傷そのもの? さて、30分ぐらい、一寝入り! 良い御年を!
 
・・・・・・
2017年12月31日(日)
6136,閑話小題 〜今年の総括 −2
 今日の楽しみの一つが、過去の大晦日の感慨を改めて味わうこと。
晦日は、何やしら、死の匂いがする。確かに、この年に生きていたのである。
そして、生きてきたのである。笑い、泣いて、怒って、感動し、感激し、
感謝もしてきた。辛いこともあるが、その数倍、楽しいことがあった。
 過去文を読返し、何か筆力が、落ちたようだが… 響きは落ちてない?
読返し、思うことは、真面目ということ。それと頭が固い。もう少し、
気を抜いたらと… アウトサイダーを標榜しているとはいえ、読返すと、
『悪ぶって、真面目くさって!』と、声をかけたくなるよ。これじゃ!
 ―
   * 読書偏
 今年も、大晦日になった。図書館の借入レシートを「ダイアリー」の最後尾の
ページに貼りつけているが、改めて見直すと、あまり大した本が見当たらない。
『哲学』系や、『人生論』系の「生老病死」「ポジティブ心理学」「幸福」の論
とか、『社会学』系の人間論などが多い。それを、ここで『読書日記』で書いて
きた。老い先が短く感じると、短絡的に陥るのは仕方がないが…
「何か記憶に残るような新たなチャレンジとか、出来事は?」と省みても何も
思い浮かばない。人生は何歳になっても、その時節は初体験である。成るほど、
老いるということは、こういうことかと!
 ―
   * 今年の「随想日記」の総括
 16年8ヶ月の間に、5分遅れで間に合わなかった一回を除いて休んむことなく
書き続けてきた。旅行中は息子や知人に頼んで、HP内コーナーに予めて書込み、
日ごとに、アップをして貰っていた。数ヵ月に一度ぐらい、スランプに陥るが、
その時ほど、内容が良くなる経験則を思いだし乗越えてきた。今年も、何とか
続けてきた。『何事も魂を込めて一万回続けると、プロの領域に入る』という
法則があるが… その割にはアップスケールは全くない。 
 この連載も、6千回×2〜3時間=12000〜18000時間も投入してきたので、もう
少し自信をもってエネルギーを増やしたところ、ビュアーが5割ほど増えてきた。
後半の文章に捻りに入ることが多いが、これは、何度か書きかえている過程で、
自然発生する捻りであある。いくら捻ねた性格もあったとしても、元から意図
しては書けはしない。1〜2ヶ月に一度位は、私として出来の良い内容があるが、
ビュアー数が、二倍に正直に跳ね上がる。 知人のビュアーを想定して、
「この内容で納得すのだろうか?」を自問自答するのが、エネルギー源になる。
 ―
   * 大晦日に
 12月〜3月の冬期間を除く「早朝のチャリ散歩(ポタリング)と、週・5回の
スポーツジム通いが現在の私の命綱になっている。精神面では、この書き込みと、
ネットサーフィンと、TVの映画とドラマとスポーツ観賞と、週一のシネマ館通い
が支柱になっている。 要するに「木」という己を塀で囲んで門内に異物を極力
入れないようにして、日々を一杯いっぱい楽しむのが日課で今年も過ぎた。
それでも、時々、異物が闖入してくるが、その都度、丁寧に除外する。
 成るほど、夕暮れ時から、黄昏時から見る人生の風景も悪くはないが…
漆黒の闇が、年々、深く覆い被ろうとしているが… 平穏無事だったから、
これで良しとしなければ。 満足度、充実度は「80点」というところ。

戦う時には戦わなくてはならないが… やはり戦争は避けるべきと、真に思う!
 一年間のご静聴? まことに有難うございました。 良いお年を!

・・・・・・
2015年12月31日
5404,大晦日 つれづれに

☆ 大晦日には、この総括を書き上げることと、過去の総括分を読み返すこと
 が楽しみである。時流からして政治、経済の見通しは暗く、自分自身に甘く、
明るい? としても、実態を凝視すると、重苦しい潮流に押流されている。
やはり、ISによる世界規模の爆弾テロと、シリアを中心としたアラブ難民の
欧州への大量流入問題がある。北朝鮮の政治混乱が生じれば、難民は日本にも
殺到してくる可能性がある。遅かれ早かれ日本でもISに感化されたテロが
起きる可能性がある。更に懸念されるのが、欧州、中国、経済後進国の経済破綻
危機である。時局は年々、世界的右傾化と、一強多弱の傾向が顕著になっている。
 ギリシャや、中国経済の破綻をキッカケとした株価暴落で、隠されている
世界恐慌が一挙に表立ち、身近の貧困問題が出てくる。世界的経済格差が、
そのまま、身辺の格差に繋がってくる。 
「日本にとって、今年が最後の平和の年だった!」 と、言われないことを
祈るばかりである。
☆ 個人的には、年初の1月15日に「古希」を向かえた。そして半月後に、
 自分が70歳になる。その実感がないのが、偽らざる気持ちである。
若い頃みた老人の印象は、地味で暗い顔をした大爺で、何時の間にか
消えていった。 今では誰が先か後の問題でしかない。母から聞いた話で、
90歳過ぎの伯母が寝たきりになったので、挨拶に行くと、正座で、
『老いるとは無念なことじゃ!』と、悲しそうな顔で言ったという。
長生きすれば良いことばかりでない、むしろ嫌なことが多いはず。
で、今年の総括は、充実感は90%、満足感は80%、日々是好日度は80%。 
読書も、映画も、TVドラマも、運動も、美味い酒も、満足度80点。 
 これに加えた過去の文章が、晦日の私の気持ちになる。 良い年を! 

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