堀井On-Line



6123,閑話小題 〜長嶋茂雄・名言録 〜1

2017年12月18日(月)

   * ネット検索すると、あるある…
 学生時代に野球特待生?の「野球馬鹿」がいた。何故か中一の「Iam…」
が読めない。 結婚当初、家内が真顔で、タラコを前に、「これって塩鱈の子?」
って聞かれ、マジマジと顔をみたことがあった。こういうのは誰にでも1や2つは
あるが…、それが日常となれば、それも有名人なら。この随想日記で17年近く、
6000以上も書いていれば、似たようなことも書いているかも…。同月同日の
過去録を読み返すたびに、その稚拙の表現に驚いている。瀬戸内寂聴が、
「作家とは、大道に、素っ裸で大の字になるようなもの」と、例えているが、
私のは、「田舎の畦道で小さく…」。まあ、それが私の限界と、とっくに
諦めている。せめて、誤字と、当て字を最小にと心掛けても、読返すとアルアル。 
何故か、長嶋は、バカバカしく聞こえてこない? から良い。


・「好きな四文字熟語を」と渡された色紙に「長嶋茂雄」と書いた。

・ 電話番号をメモして渡す 途中までしか書かれていないので
  机を見ると、途中から机の上に書いてある。

・「開幕10試合を7勝4敗でいきたい」

・「長嶋茂雄であり続けることは、結構苦労するんですよ」

・「男だけについている袋を揺らさないようにして振れ」

・「昨夜は遅かった。ホテル帰って、シャワー食べて、ウドン浴びたら、
  もう12時でしたから」

・「危なかったね。”ぎょく”ですよ、ぎょく。
  当たっていたら”ぎょく”が粉々ですよ」

・「キューバもアイアンからウッドに変わって」
  (金属バットから木製バットに・・)

・ 2002年8月26日の都市対抗野球でも「アイアンからウッドに変わって、
  試合のテンポがよくなった。ウッドの快音もいいですね」

・ アイムソーリーを「アイム 失礼」

・ ビートたけしとゴルフに行く約束
  「あれ、たけちゃん。今日は誰とゴルフ?」

・ 若手のことを「ヤングボーイ」
・ 打者のことを「バットマン」
  「ヤングボーイのバットマン」 若手打者の事

・ 「打つとみせかけてヒッティング」

・ 「ジャイアンツの監督は大変ですよ、毎日がジャイアンツ戦ですから」

・ アメリカにて
  「(マクドナルドを見て)へえ、こっちにも進出しているんだ」
  「外人がいっぱいいるな」
  「こっちには外車ばかりだね」
  「(注文の際)アイアムチキン」
  「(出会いの挨拶として)See you again」
  「英語がうまいなあ」
  「Please call me taxi」(タクシーを呼びたかった)

・ 「勝負はネバーギブアップしてはいけない」

・ 「今年の清原君はシャープが鋭くなって」

・ 「ジャイアンツの4番はバットを短く持ってはいけない、
   だから投球後に短く握り直すんですヨ」

・ 「バースデイアーチ、打った事無いんですよ〜」
   (誕生日:2月20日)

・ 川上監督が全選手にミーティングのレポート提出を要求。
  「大変よく分かりました」の一行のみで提出

・ I live in Edo.
  I live in Tokyo. を過去形に直せという、
   落第させないように立教大が用意した問題に対する解答。

▼ そのとおり! 確かに、東京は過っては江戸。何度、読返しても笑える。
 有名人の迷言中の名言?では、アフォを売りにした「坂田利夫」が、
妹の結婚式の挨拶で、「ふつつかな妹ですが」というところを、緊張して、
「ふしだらな妹ですが」といってしまい、妹にえらく泣かれるや、おかんに
えらく怒られた逸話がある。
 何故か長嶋茂雄モノは、仄々した明るさがある… 一回では収まらないため、
二回にわたる… 彼の場合、実績と、素朴なキャラが、全てをチャラにする。

・・・・・・
3919, 精神力ーその偉大な力 ー9
2011年12月18日(日)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * 黙想の重要さ
【 黙想は心をある状態に置くことです。黙想は、感情を完全に清浄にし、
じゃまものを取り除き無垢にするので、善い世界と、その中にいる人びとが
根本的に善いと知るのです。・・静かな黙想に入って、動機や、あなた自身を
分析することで、自分が真の何であるか―
人間の形をした宇宙の生命力の存在であると知るのです。許すことの理解や、
また私どもの過去の経験は、ほんとうは悪でも凶事でもないことを理解する
のです。心を掃除をし、正常な精神にした後にのみ、精神治療に効果がでる
のです。心配や恐怖が自動的に、そういう欲しない心の絵をつくりだすのです。
黙想は、くつろぐこと、理解すること、許すことの三つをもって成り立って
います。黙想そのものは創造的ではありません。それは、創造が行われる前の
雰囲気、前提を作り出す。黙想を持って、憎しみ、心配、煩悶、怒りを取り
除き、それを愛で置き換えるのです。恐怖は積極的信念で取り除けます。
この選び決定するという力は、神が与えた、おそらく最大の威力でしょう。】
▼ 毎朝、5時に起床し、仏前の祈りと、この文章の最後の添削と、ネット
へのアップと、過去10年分の随想日記の読み直しが、私にとって黙想に近い
状態である。その前の起床一時間前の半覚醒状態も黙想に近い。実際は黙想
でないが・・ 「くつろぎ、理解、許し」の三つとは逆の妄念と、格闘して
いるといってよい。しかし、この格闘のため、第三者の思惑などに惑わされない
心の状態を作っていることになる。30年間の新幹線通勤の車中も黙想に良い。
飛行機も同じだが、高速の乗りもの内で、目を瞑って考え事を集中するに良い。 
黙想も、何も考えないで半覚醒の状態も範疇に入る。私が最近になって始めた
ことは、地球の中心点=芯に気持ちを集中し、その向こう側の宇宙に出ている
イメージを持つこと。そこは自分の魂が宇宙空間に解放されたイメージに
浸れる場所。その刹那が黙想でもある。感動、感激、心のこもった感謝も、
その域への解放をしてくれる魂の世界。まだまだ感動の絶対量が少ない! 
と、思う。黙想して探さなくては。

・・・・・・
4294, 学ぶということ −5
2012年12月18日(火)
         「最終講義 生き延びるための六講 内田樹著
   * 小説に、作家と読者と中間的なものが必要!
 毎日12年近く根を込め書き続けてきて、それぞれの内容で、具体的読者を
想定し文章をコントロールするようになっている。そこで文章の内容を冷静に
見つめている第三者というか、中間の別者を感じることが度々ある。前に書いた
文章を、早朝に読み返し添削している時、違う何かの視線が立ち上がってくる。
数年先に読み返す自分の視線だろうか。 下書きをした文章を数日間、寝かし
冷静に見つめ直す時に、けったいな何かを差し置くのも一つの方法だろう。 
その辺を村上春樹の対談を抜粋して説明している。
【 村上: 僕はいつも、小説というのは三者協議じゃなくちゃ
     いけないと言うんですよ。
 柴田: 三者?
 村上: 三者協議。僕は「うなぎ説」というのを持っているんです。
 僕という書き手がいて、読者がいますね。でもその二人でだけじゃ、小説という
 のは成立しないんですよ。僕にはうなぎが必要なんですよ。うなぎなるもの。
 柴田: はあ。
  村上: いや、べつにうなぎじゃなくてもいいんだけどね。たまたま僕の
 場合は、うなぎなんです。何でもいいんだけど。うなぎが好きだから。だから
 僕は、自分と読者 との関係にうまくうなぎを呼び込んできて、僕とうなぎと
 読者で、膝を突き合わせて、いろいろと話し合うわけです。そうすると、小説
というものが上手く立ち上がってくるのです。】
▼ 村上は中間者の存在の必要性をいっているが、中間的協議を何かケッタイ
 な存在としてイメージするのは面白い。こで、私は何にするか?
「ジャックと豆の木」「ジャック」が今、思い立ったので、これに決めた。
「ようジャック、どう思う?」が内語として、定着するかだが。
 私:「ところで、ジャック、このテーマと内容、どう思う?」
 ジャック:「急にふられても、答えようがないが、私を創作してくれただけで
 良いんじゃないか」ってな感じか。
・・・・・・・
3554, ドラマの基本形は三角形           
2010年12月18日(土)                                
* 脚本家ジャームス三木の目からみた「人生」とは
 十数年前に、ジェームス三木の「ドラマの作り方」をテーマにした講演を
聞いたことがある。朝の連ドラを書こうとしたら朝食の場面を思い浮かべる。
そして味噌汁と醤油から、そのライバルメーカー同士の男女の恋愛を想定。
二人が親同士の反対を乗り越えていく物語を作れば、大衆に受けいれられる。
成る程と感心して聞いた憶えがある。 ある雑誌に「ドラマの基本形」の
テーマで書いていた。 ーまずは、その部分からー
【「あなたは死にますよ」この予言だけは絶対にはずれない。死ななかった
人間はひとりもいないからだ。ただし生きているという前提がなければ、死ぬ
ことはできない。死は生存のあかしでもある。ならば生きるとはどういうことか。 
脚本塚として四十数年、人間のありようをこつこつ書いてきたが、ドラマの
基本形は突きつめると二種類しかない。
・ひとつは敵と闘って勝つか負けるか。
・もうひとつは困難を乗り越えて愛が実るかどつかだ。 
 闘争系ドラマは戦争もの、犯罪もの、出世物語、スポーツ根性ものといった
たぐいで、勝ち負けは生存本能につながる。愛情系ドラマは恋愛・子育てを中心
に、メロドラで、ホームドラマ、文化教育ものなど、種族保存不能と深ぐ関わる。
つまりドラマは、動物の二大本能である食欲と性欲を、あの手この手で表現。
私たちが生きる意味のヒントはここにある。人類が他の動物より少し偉いのは、
集団社会を維持する手段として、食欲と性欲の暴走を制御するシステムを編み
出したからだ。それが神である。神が人類をつくったのではない。人類が神を
つくったのである。史上最大の発明である神は、集団のコントロールに絶天な
威力を発揮した。人々は神の下に行いを正し、倫理道徳を守り、欲望にブレーキ
をかけた。ドラマ作者から見れば、人類の行動論理は神と食欲と性欲の三極に
支配されている。人間の実体は三角形といってもいい。人によっては平べったい
三角や、とんがった三角もある。ぐにゃぐにやした三角も、硬直した三角もある
だろう。 いずれにしても三角形の内角の和は、すべて百八十度である。
ところが厄介なことに、人類は複数の神様を創った。集団ごとに神が違えば、
信仰は対立し排他的になり衝突する。人類を救うはずの宗教が戦争を起こす。
文明が発達し生活様式が変わると、集団杜会システムも修正せざる得なくなり、
三極のうち食欲ど性欲は変えようがないので、神のかたちを合理化するしか
なかった。それが憲法や法律、イデオロギー、正義、秩序、ルールといった
〔神〕になった。新しい神は仕分けに不慣れで、いまだ掌握しかねている。
「死は生の終末である」人はこんなシンプルなことさえ、きちんと認織しない。】
〜〜
神と性欲と食欲の三角形が人間の実体か〜 歳を重ねると、食欲と性欲が
減退し、神様がノサバッテきて、変に尖がった三角形になってなってくる?
それがイスラムの禁欲主義?性欲と食欲をコントロールするため神を創った?
・・・・・
4659, 高齢者4人に1人が、認知症(軽度を含め)
2013年12月18日(水)
  最近、発表された認知症調査が二つある。 ーまず、その部分からー
《 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%、2012年時点で約462万人
 に上ることが、厚生労働省の調査で分かった。認知症になる可能性がある軽度
認知障害、約400万人と推計。65歳以上の4人に1人が認知症と。その“予備軍”。
調査は09〜12年度に、愛知県、大府市、茨城県、つくば市、佐賀県伊万里市など
全国8市町で実施。本人への面接や家族への聞き取りなどに加え、医師が診断を
行って計5386人分のデータを分析。認知症の人の割合である有病率を調べた結果、
全国の有病率を15%と推計し、12年時点の高齢者数3079万人から、認知症の人
を約462万人とした。10年時点では約439万人、うち在宅有病者数は約270万人、
その中で独居者は 43万人。》
《 全国の認知症の高齢者は、推計550万人に上ると九州大学のグループが
 発表した。なかでもアルツハイマー病が原因の認知症は、7年前に比べて
2倍に増加。九州大学大学院のグループは、年齢構成が全国平均に近い福岡県
久山町に住む65歳以上の高齢者1906人を対象に認知症の診断を行った結果、
2割近い342人が認知症であった。》
▼ 軽度認知症と、認知症を加えて850万以上、4人に1人というから
長寿社会の大問題。同居していた母が82歳で発症、5年半後に88歳で亡くなった
が、本人も家族も大変である。高年齢になるほど比例して発症率が高まり、看護
期間が7年10年に及ぶ。私も前期高齢者になって3年、今度は自分の順番。
いつ何時、認知症になっても不思議でない。寝たきりの余生もあるなど、考えた
ことも無かった。東京オリンピックが2020年に開催される75歳が人生の終焉と
すると、もう介護年齢?それならばアッサリ逝く?認知症が850万というと、
全国民の15人に1人。平均一世帯2・5人とすると6世帯に一世帯がボケが
半ボケが存在。 ボケ防止に、面倒、興味ない、面白くない、などの言葉を乗り
越えるしかない。老い方、病い方、死に方、生き方、それと考え方、
受けとめ方の問題になってくる。
・・・・・・
5756,シリア難民の悲劇
2016年12月18日(日)
   * 中近東の難民                 
 『クローズアップ現代』などでTV放映をされてきたシリーズもので、
中東難民の個々の流浪の密着レポートに戦慄をおぼえた。欧州難民でも、
シリア難民は特に嫌われるという。16年前に「ヨルダン・シリア・レバノン」
のツアーに参加した時、初めて聞いたレバノンの戦禍の酷さと犠牲者数に
驚かされた。シリアの独裁者のアサドの父親が、テロの立てこもった住人と
もども虐殺をして、町全体を埋めてしまった。それに恐怖しテロが収まった
という。 今ではシリアを中心とした中東全体。 
 父子連れの7〜8歳位の子供の顔が傷だらけで腫れあがり、病院に運ばれたが、
着くと同時に父子とも姿を消したという。そこで想像できるのは、「ハグレタ
子供を自分の子供に見立てて、優先的に国境を越える手段にしていた?そして
機会があれば売却?」という筋書き。子供はマフィアに移植用臓器が狙われる? 
これが現実。 そこでネット検索をすると、<松本 太のレポート>があった。
≪・わずか4年の内に日本の全人口の1%以上の170万人が殺され、中東の全人口
の五分の一にあたる2500万人が国外で難民となり、4000万人近くが国内避難民
になる事態。そして日本のほとんどの地域で近隣諸国の支援を受けた各派に
よる戦いが継続し、迫撃砲の砲弾が毎日のように東京に降り注ぐ情景。
 そのような事態が突如として日常になってしまった国があります。シリアです。
国連は、シリアでの死者の統計をとることを、昨年夏にすでにやめています。
近隣国に避難したシリア難民は正式に登録された者だけでも460万人(2015年
12月末)になろうとしています。
・シリアでは760万人が国内避難民となるとともに、456万人が人道上の危機に
直面しています。そしてシリアの首都ダマスカスにすらも迫撃砲が落ち、死傷者
がでています。人口2250万人ほどのシリアは「戦争」の只中にあります。それに、
その戦争から抜け出す手掛かりが、いくら首をひねっても出てこないとすれば、
絶望しないほうが不思議でしょう。あなたが世界の人々と同じ言葉で心から戦争
反対を叫ぼうとするならば、シリアの戦いを食い止めようとする覚悟が必要です。
そうでなければ、シリアの人々はあなたを偽善者だと糾弾するでしょう。
・戦争反対を叫ぶことができる日本とは異なり、現在のシリアでは「戦争」に
対して反対の声をあげることもできません。なぜなら、生き残るためには敵と
戦わなくてはならないと多くの人々が確信しているからです。ちょうど宗教改革
の嵐の後で、トマス・ホッブズが自然状態の中では「万人の万人に対する戦い」
が行われると記したように。
・世界の多くの地域で起きている現代の「戦争」は、第二次世界大戦で行われた
ような国家間の総力戦とは、もはやまったく異なったものになっています。
シリアでの戦いもその一つです。
・もともとシリア国内での騒乱だったものが、アサド大統領がかつて呼んだとおり、
国外勢力が関与する「真の戦争」になりつつあります。そのような新しい戦争を
終わらせ平和を希求することが、世界と共存する私たちに課せられた重い課題。≫
――
▼ これほどシリアの状況は深刻。日本はシリアから遠くてよかったと思いがち
 だが、情報端末を流民が持って生々しい現状を、そのまま世界に発信するため、
中東難民問題は「世界の問題」になっている。<中東の全人口の5分の1の
2500万人が国外難民となり、4000万人近くが国内避難民>といえば半数が国内外
の難民、そのうち二割が国外難民という日本では想像できない事態。
 流民たちは、故郷に留まるより、欧州の難民である方が、まだ安全のため、
決死の覚悟で脱出してくる。それだけ、現場は酷いことになる。殆どの人が、
手ぶらで、着のみ着のまま。歩くの精一杯の老人の姿が印象に残っている。
・・・・・・
5391,閑話小題 〜面白い針をみつけた! 
2015年12月18日(金)
   * つれづれに 〜日常の面白味! 
☆ 経済欄に、アメリカが「原油の輸出禁止を解禁」とあった。
 この原油安は、これも読んでのこと? シェールガスの開発と、不景気で
 アメリカ国内の原油あまりが、顕著らしい。昨日、久々にガソリンを入れた
 ところ、Lあたり110円である。 在庫があるので、まだナダラカな下げ
 だが、近々に100円を割る?
☆ 最近、食欲が旺盛である。この年齢では、腹5分目で適正だが、今では
 満腹にならないと物足りない。「美味しいものを食べたい」と思わないが、
 食事時になると空腹感が強くなる。その上に酒が美味い。平坦な日が続く
 ためなのか、心の空白感が、食欲に向かっているのか? スポーツジムでの、
 連日2時間の運動が、利いているのだろうか? これが無かったら、糖尿に
 なっている? 体重は、この10年以上、±2キロの増減内で収まっている。
☆ 現時点の私の人生時計は何時だろう。感覚的にみれば20時頃あたりか。 
 日常生活では、酒を飲んでベッドに入って、ウトウト始めた頃。とすると、
 19時頃になる。歯を磨き、居間の周辺を片付け始める頃か。 
☆ 毎日、朝日新聞の県内の死亡欄で、名前と年齢をみている。大よそ6割が
 80歳以上だが、よく皆様、長生きをするもの。そういう自分も、1ヶ月で、
 満70歳になる。しかし、気持ちは50歳半辺りで留まったまま。父親は
 70歳で進行性の末期ガンが発見され、一年後に亡くなった。来年からは
 一年一年である。TV、ネット、映画館で仮想空間で遊んでいるだけで、
 充分に面白いが・・ やはり、健康で、生きているうちが花! 
☆ 最近、百金ショップで、面白い糸針を見つけ買った。家内が近視という
 こともあり、ホツレなその針仕事は自分でする。ところが、針目に糸を通す
 のが大仕事。一年ほど前に見つけたのが、二つ折りになった極細の針金で、
 その間に糸を入れ、針目を通すもの。しかし、これが遣り難い。そこで、
 先日見つけたのが、針目の上が割れていて、上から糸を挟むように入れる針。
 5本で百円なら悪くない。考えるものである。


6122,閑話小題 〜日本海の夕陽

2017年12月17日(日)

  * 日本海の夕陽も絶品
☆ 感動ものの夕景は地元でも数知れず。その美しさは海外だけではない。
長岡近郊の港町、出雲崎の高台に、名前からしてロマンチックな、『良寛と
夕日の丘公園』がある。そこから、右手に弥彦山、眼下に良寛堂、出雲崎漁港、
海岸線に沿って続く旧北国街道の‘妻入りの街並’をながめることができる。
この夕景は新潟名百景100の一つ。
☆ また新幹線通勤の車窓から、秋口の帰宅時間に新潟駅より見える出発直後の
夕映えの真っ赤な夕日が良い。それから何日かすると、今度は長岡駅に到着する
5分前の山麓に沈む夕日も感動もの。30年、見続けたが、言葉を失うとはこのこと…

☆ 45年前20歳代半ばになるが、能登半島の夕景も鮮明に記憶している。
 金沢勤務の休日に、能登一周をドライブした帰路に見た日本海の夕映え。
今では「千里浜なぎさドライブウェイ」として観光化しているが、当時は、
地元民しか知られてない穴場。現在は、能登半島外房の砂浜の約8 kmの観光道路
で、千里浜と今浜の出浜の各海水浴場も兼ねている。日本で唯一、一般の自動車や
バスで海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路。このような道路は世界的
にも珍しく、アメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチ
を含めて3か所だけと言われる。それぞれの人生の時節に、様ざまな味わう光景が
あった。これらの蓄積が、以下の夢を生み出す。それにしても、脳は凄い!
 厳しく、辛い極限の時節ほど、様ざまな光が射し込んでいた。当時は
気づかなかったが…。 辛いだけ、何事も絶対肯定。 特に老年は! 
 夕映えが、それを教えてくれる。 
それも、<肯定 肯定 絶対肯定> いや時々、否定も必要? 如何?

――
2015/06/16
昨日の朝みた夢の「夕陽の美しさ」
   * こんな美しい情景をみたのは初めて
 昨日の朝みた、夢の中の「海に沈む夕景の美しさ」には驚いた。
右手の海に、まさに沈まんとするオレンジ色と、赤と、紫と、金色が混合して
縦に紫色の海に突き刺さった光景に、我を忘れ魅入ってしまった。近くから
『ここで日没を多くみてきたが、こんなのは初めてだ!』というため息交じり
の声が聞こえてきた。その直後に目覚めたが、その感動の光景はクッキリと
残っていた。画家は、こういう夢を多くみるのだろう。それにしても、脳は
凄い画家としての創作能力があるもの。お近くなってきた? 現実に、この
ような日没の感動を積重ねをもとに、脳が創作をしたのだろう。
 ケニアのサバンナ、ギリシャのエーゲ海の夕景、坂出の瀬戸内海の夕陽、
カトマンズの郊外の夕景、シリアのパルミラ遺跡の近くの高台からみた日没。
そういう視点で思い出したら、あるある、いくらでも。それぞれのTPOSの背景が、
その夕映えをクローズアップする。
   * 「折々のことば」(鷲田清一) 〜朝日新聞一面より
 〜人類学者は「ヴュジャデ」を通じてひらめきを求める。(トム・ケリー)〜
《 はじめて見るのに、かってどこかで見たことがあるように思うのがデジャヴュ
(既視感)。 ヴュジャデはその逆で、見なれたものをまるではじめて見るかの
ように見ること(未視感)。駄洒落である。偉大な発見はたいてい、ありふれた
ものを新しい目で見るところから生まれる。
  〜米国の経営者による「イノベーションの達人!」
    (J・リットマンとの共著、鈴木主税訳)から。 》
▼ 「既視感」に対し、「未視感」は、いいえて妙である。このところ、自分を、
 「未視感」で改めてみている。また、過っての旅行先をネットサーフィンで、
他人目線の写真をみるのも「未視感」になる。 毎日、御対面する、自分の十数年
分の文章も、そう。

・・・・・・・
3553, 「閑話小題」 が一番面白い?
2010年12月17日(金)
 「閑話小題」は書くネタが出尽くして、仕方なくメモがわりに書いた
中途半端な文章を小題として、幾つか重ねたもの。読者からみたらバレバレと
思っていた。だから、しゃ〜ない「B級品」と割り切っていた。その半分手抜き
の文章が先日、久々に参加した木鶏クラブの人から何気なく「閑話小題」が
一番面白いと言われ、何かの間違いと、再び聞き直したほど。それでも
「その人が、たまたま、そうか?」と半信半疑。ところが昨日、ある知人が
訪ねて来て「閑話小題」が面白いと全く同じことを言った。この10年間、
一度も言われたことがない「‘しょうがない’閑話小題」が面白いが偶然にも
一週間内に、たて続きである。実際、長い文章ほど時間もエネルギーも要する。
書くほうからしたら、その分、自己満足する。昨日の友人曰く、「それは、
あなたの言葉で、身近かなことを実感で書いているのが伝わってくるからよい」
という。日々の身近な内容はブログ「バード・ウォッチング」に書きとめていた。
要は実感として書いた文章こそ、相手に伝わるのである。記事とか書物の感想文
は、自分の記憶として留めておくためのマトメとして書いている。さらにいえば
一年先、数年先の自分が読み返し、消化するためのマトメ。読む方からしたら、
それは、それでしかない。しかし小題は書き散らした短文をマトメタもので
要点だけ書いてある。それなら閑話小題を多くすればよい。書いている方は無我
夢中であるが、読んでいる方は、その無意識の本音を楽しんでいるのである。
だから、冷笑も、侮蔑も、「何じゃい、笑うなら笑え、笑われて何ぼじゃ」
と割り切らないと。 ブログは結局は自慢話?の披瀝になる。
読んでいる方は冷静に、その辺が見えている。息抜きの文章が面白いとうと、
もう少し内容に強弱をつけた方が良いということか!書くテーマが見当たらず、
苦し紛れの「閑話小題」が、逆に、井戸の底から湧き出てくる水の味なのか。 
書き、曝すことの恐ろしさと、面白さか。ネット・セルフも色いろ考えさせられる。 
そこで、閑話小題を遡って調べたら、月に1〜2度しか書いてない。
内容も短くまとめてあり、解りやすく、言われるとおり。これからは週一ぐらい
は「閑話小題」を書くことにする。 ところで、「ツイッター」も時々
書いているんだけど! 少し軽すぎる?
・・・・・・
5025,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー3
2014年12月17日(水)
          『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * 今世紀で人類は終わる?  
「今世紀で人類は終わる?」マーティン・リース(著)から!
  ー内容(アマゾン)ー
< たとえば、致死率の高い危険なウイルスのDNA配列情報は、いまやだれでも
ネットからダウンロードできる。このDNA情報から、ウイルスを合成し、さらに
強力なウイルスへと改造する技術を持った科学者は、世界に数千人存在し、その
数は年々増えている。もし、通り魔殺人や銃乱射事件を起こすようなタイプの
人間がこの技術を習得したら、いったい何が起きるだろうか。核戦争や地球
温暖化といった、20世紀から危惧されてきたものとは全く別の、予想外の脅威
による人類文明終焉のシナリオを、第一線の物理学者が描き出す>
 ー著者・立花の解説が明快である。
≪ 著者は宇宙物理学者。英王立天文台の名誉天文台長をつとめる。
 話はすべて、科学的にありうる地球滅亡、文明滅亡の話。小惑星の衝突、
「温室効果」の暴走、といった自然現象の脅威もあれば、核兵器の拡散、
バイオテロ、カルトの先鋭化といった人間の暴走現象もある。
自己複製する機械ができて、人間より優秀になり、ポストヒューマン文明を
築いてしまうとか、生物を栄養源とする自己増殖ナノマシンが生まれて、爆発的
に増殖し、地球上の植物を食いつくしてしまうなどというテクノロジー
未来物語もある。 驚いたのは、最先端の素粒子実験がもたらしかねない世界
の終り。巨大な金や鉛の原子核を光速近くまで加速して衝突させると、原子核が
くだけてグジャグジャになり、小スケールだが、ビッグバン直後の世界を再現。
すると、ブラックホールができて、周りのすべてを吸いこんでしまったり、
複数のクオークが途方もなく圧縮されて、ストレンジレットと呼ばれる奇妙な
新粒子を作りだしたりする。ストレンジレットは自分が接触するあらゆる地球上
の物質を片端から奇妙な物質に作りかえていって、アッというまに地球を直径
百Mほどの超高密度天体に変えてしまう可能性がある。あるいは、この実験で
真空に転移を起こさせ、これまでの空間を空間ならざるものに変貌させてしまい、
これまでの空間がスッポリそれにのみこまれてしまう可能性がある。
このような真空の相転移が宇宙規模にふくらんでいき、ついには銀河系全体が
すっぽり、飲みまれてしまうことも考えられる。≫
▼ 小スケールのビックバン直後の世界の再現の可能性には、驚いた。
 あるうることである。また、狂信的イスラム教徒達が、自分の体に細菌を
感染させて、世界各地で、いっせいにテロに走ることも十分に考えられる。
現在、問題になっている『イスラム国』。ネット上の教団が、世界中の狂信的
イスラム教徒に様々なテロを呼びかけている。そのアメリカも、考えてみれば
狂信的キリスト教国。とすると「目には目」の殺しあい、激しくなって当然。
・・・・・・
4658, 2050年の世界 ー21
2013年12月17日(火)
「2050年の世界ー英『エコノミスト』誌は予測するー」
               〜英『エコノミスト』編集部 (著)
  * 第四章のまとめーソーシャル・ネットワークの可能性
・インターネットが人類に与えた影響は、ソーシャル・ネットワークのくくり
 でみるとわかりやすい。コンピュサーブなどのパソコン通信の掲示板の世界
 から、よりIDが実名化したフェイスブックの世界まで、その世界は、八億人
 を超えひとつの国家となっている。
・SNSの興隆により、三つのトレンドが将来に予想される。
 一つめは、意思決定において友人の影響力が強まる。
 二つめは、集団の英知を利用したウィキペディア型のサービスを利用する
 度合いが強まる。
 三つめは、新聞やテレビなどの大マスコミに頼らずとも大規模な運動を
 起こすことができる。
・社内の協業を促すために、セキュリティの厳しい社内SNSの新しい形が
 生まれ、それを利用する企業が増えるだろう。
・トヨタは、自動車間でソーシャル・ネットワーキング機能を持つことの
 できる車を発売するが、車に限らず、日常の電化製品のあらゆるものに、
 常時接続のものに、常時ネットを利用したソーシャル機能が搭載される
 ようになる。
・一方で、一社支配によるプライバシーの管理への懸念は、政府の規制を
 招くか、あるいは非営利団体によるデータの管理といった方向に向かう
 かもしれない。またSNS上のプライバシーの規定などを共有化する
 「権利章典」が作られる可能性がある。
・但し一社支配が長く続く可能性は少ない。新しいイノベーションを
 持ったネットワークが参入し、既存のSNSに取って代わる。
・異なるSNS間で、ウェブ上の人格を移動し、共有できるシステムが開発される。
▼ この予測で、ここが一番予測しにくい分野。パソコンが携帯に収まるとは、
10年前は誰も思ってもなかった。そして、今度はメガネ型パソコンで視覚
情報を直接、遣り取り可能なものまで出てきた。グループチャットが、広島で
少女殺人事件を引き起こしてしまった。ーその事件をネット検索をするとー
《 広島県呉市の山中に女性の遺体を遺棄したとして16歳の少女が逮捕
 された事件で、警察は男女数人を死体遺棄の疑いで逮捕。この事件では逮捕
された少女の友人3人が17日朝、警察に出頭し、任意で事情を聴かれていた。
また、逮捕された少女が携帯電話の通信アプリ「LINE」で友人に犯行時の
状況などを打ち明けていたことが新たにわかった。 》
この事件に至った具体的内容がTVで放映されていたが、多くの見知らない人が
会話に出入りをしてエスカレートしていく。逆に趣味などの世界の人が簡単に
結びつくことが可能。それぞれのレベルの結びつき強くなり、固定化すると、
ネットカーストも出来てくる。レベルが違うと理解できない世界になる。
価値観の違いとレベルの差異は違う!そこが問題。
・・・・・・
5755,閑話小題 〜これが今どきのギャル語ですか!
2016年12月17日(土)
   * リア充から、ソロ充へ
 「ギャル流行語の意味が分かりますか?」というワイドショーのTVレポート
 をみてネット検索をすると、先日発表された【2016年ギャル流行語トップ10】
があった。若い娘は、これらを使うことで、仲間意識を持つようだ。要するに、
幼児化を互いに楽しんでいるような。若いのは一瞬、若いうちに楽しむのもよい。
 〜まずは、【2016年ギャル流行語トップ10】
1位:沸いた :「嬉しい!」「最高!」といった興奮状態の時に使用される
2位:よき  :「最高!」「OK!」といった意味合い
3位:らぶりつ  :「いいね=ハートマーク」「らぶりつください!」
  「らぶりつありがとう!」とフォロワーなどに呼び掛ける言葉として使用。
4位:リアタイ :リアルタイムの略だけではなく、リアルタイムで“見る”」
   といった意味合いを持っている
5位:最&高
6位:ソロ充 :現実の生活(=リアル)が充実している人を指す「リア充」
  から派生した言葉『ソロ充』が登場。1人でも充実した時間を過ごしたり、
  単独行動でも人生を楽しんだりしている人を指す言葉として、
  「今日はひとカラでソロ充!」
7位:やばたにえん :「やばい」が変化した言葉『やばたにえん』は、SNSや
  LINE、日常会話においてブームに。「明日のテスト、マジやばたにえん!」
 「頭痛やばたにえん」の使い方で言葉にアレンジを加えてくれるギャル語
8位:ありよりのあり :物事の可否を決める時に「超あり!」といった意味
9位:フッ軽  :「フットワークが軽い」を略した『フッ軽』がランクイン。
 「すぐ来てくれるフッ軽な友達、最高!」「〇〇のフッ軽具合にありたみ
 (ありがとう)!」といった意味合い
10位:きびつい
 ――
  参考に、【2015年ギャル語流行語トップ10】
1位 パリピ      パ−ティーピープルを略した言葉
2位 ◯◯かよ     SNS投稿に対して、ツッコミを入れる言葉
3位 リア友      リアルな友達の略、「ネッ友」の対比言葉
4位 初見(しょけん) ツイキャスで使用されキャス主の放送を初めて見た
           ユーザーが使用する言葉
5位 cp        SNSなどで、カップル(couple)の変化形として
         頻繁に使用された言葉
6位 鬼コ     鬼電が変化した言葉として使用された、鬼コールの略語
7位 レベチ    レベルが違うが略された言葉
8位 メンディー  面倒くさいが変化した言葉
9位 やーよ    GENKINGがメディアで発信したことで人気を集めた言葉
10位 つ      都合のいい女を略した言葉
〜〜
 これらは、スマフォの会話で、気楽に自己表現を出来るから便利。
これに絵文字を絡めれば、何か孤独を紛らわすことが出来る。この幾つかを
入れた現在の私の気持ちを現すと、
「毎朝の、この時間帯は、ソロ充で最・高。リアタイで、独り沸いている。
こういうのも、ありよりのありで、よきかな。」 何か心寒くなってきた。
 世界は寒々しいが、ギャルは若いというだけで温みがある。

・・・・・・
5390,自分史の書き方  ー
2015年12月17日(木)
          『自分史の書き方』立花 隆(著)
   * 事前の(授業内容紹介)
 「自分史」のモデルを日経新聞の【私の履歴書】のするとはさすがである。
 担当の専属記者が、時系列の表の項目に、対話からエピソードなどを引出して
埋めこんだ後に語り口調の物語化をする、これこそ有名人の個人史とである。
  −‘はじめに’の冒頭の文章を抜粋するー
≪【これは実践的な授業である。目標は、各自が、自分史を書き上げることに
置く。それも単なるプライベートな身辺雑記的自分史ではなく、同時代史の流れ
の中に、を置いて見る、「自分史+同時代史」としたい。
セカンドステージのデザインに何より必要なのは、自分のファーストステージ
を見つめなおすことである。そのために必要な方法は、自分史を書くこと。
 おの程度の自分史にするか。目標は日経新聞の「私の履歴書」あたりに置く。
「私の履歴書」は1日およそ400文原稿用紙3〜3・5枚が30回続き、
全部で100枚程度で終わる。この程度の自分史は、正しい手順に従って少し
ずつ書いていけば誰でも一書ける。その手順を教える。代表的な「私の履歴書」
の構造分析から始める。次に各自の自分史年表と同時代史年表を書く。
この授業では、各自がそれまでに書いてきたものを、相互に読み合い、批評
し合うことを随時行うから、恥かしいなどの理由でそれができない者は、
はじめからこの授業をとらないこと。】
 開講当時、一般社会のリタイア年齢(定年ー年金生活)は、60歳だった。
しかし、日本人の平均寿命が男性79歳、女性86歳まで延びている現在、
60歳はリタイア年齢としてちょっと早すぎる。むしろ、60歳は人生の中間地点
ぐらいに考え、「そこから、人生のセカンドステージがスタートする再出発
地点だと考えるべきだ」というのが、このコースの発想の原点だった。
 だが再出発してどこに向かうべきなのか。いま自分たちの未来にはどんな
可能性が横たわっているのか。日本は、世界は、これからどうなっていくのか。
そして、自分たちはいま何をなすべきなのか。
 このような「中間再出発地点」に立ったときに、なすべきことは、
「過去(自分と社会の両面。日本と世界の両面)を総括する中締めと、いま
自分たちが立っている地点を再確認すること」ではないか。そして
「未来の可能性を展望すること」ではないか。そのために必要なのは、
じっくり考えることと学び直すことだ。そのような学びに最適の場は大学だ。
そこには人生の学び直しのためのあらゆるインフラ(請座、教師、学び伸聞、
学び舎)がそろっている。こういう発想に立って開講されたのが
「セカンドステージ大学」だった。≫
▼ 昨年の今ごろ、やはり立花隆の著書を取上げていた。
 私の人生の中間点は、5年半の「まだらボケ」だった母親を看おくった後
だった。さて、今後、どうするか? 「最適な正解が考えられないなら、
還暦までの9年間で、30年分を生きること!」とし、そのまま実行した。
それについて何度か書いてきたので、ここで省くが、還暦を向かえた時、
「無事到達でき、心底、良かった!」と思えたのも、その5年後の節目時の、
「でも、まさか!」の坂を、何とか越えられたのも、この実践のため。


6121,閑話小題 〜日馬富士事件を哲学すると

2017年12月16日(土)

   * よく支えてくれたが、さらば白鵬!
 この一連の事件を哲学の構造主義の切口で断面を捉えると、理解しやすい。
まず構造主義の意味は、【広義には、現代思想から拡張されて、あらゆる現象
に対して、その現象に潜在する構造を抽出し、その構造によって現象を 理解し、
場合によっては制御するための方法論を指す語】。
 構造を考えると、『横綱アドバンテージ』『モンゴル力士の日本角界支配』
がキーワードになる。『横綱アドバンテージ』は、以前、私が命名した造語。
立合いの「張手」と、カチ上げ風肘打ち。横綱は使えても、下位力士はタブー
という「決めつけ」。破れば、稽古場に押しかけて、可愛がりの「シゴキ」。
これは、鬼に金棒になる。それを知った貴乃花は、貴乃岩に合同稽古を制限。
 そこで40回優勝のモンゴル人横綱が、二人の舎弟格横綱を誘い、数年前に
追放された先輩横綱・朝青龍の追放劇と、人種差別に反発を持った怒りの蓄積
をベースに、その矛先が純粋培養育ちの貴乃花親方に…。その部屋に所属する
モンゴル力士の出席する宴会に、白鵬が二人の舎弟格の横綱を連れて押しかけ、
暴行を加えた。直接、手出しをしなくとも同罪。三人横綱の最盛期が終わった
のは、誰の目にも明らかだが、それを貴乃岩が指摘したという噂が発火点。
この三枚看板のモンゴル人横綱三人の支配下にあるのが大相撲協会。
 良くも悪くも、「ポチ」でしかない。
貴乃花親方の判断は何ら傲慢でない。こうもしないと「ポチたち」に阻止され、
ウヤムヤにされるのは、火を見るより明らか。しかし貴乃花も、認識と判断に
自信がない。それは、白鵬も、協会も同じことだが。
 現・理事長は早々に次期理事長の立候補の断念を表明し、『貴乃花理事長』
の立候補支持を表明するのが筋道。本来の古武道の原点に立ち返る時期。
 いずれにしろ、来年早々に鶴竜が。後半から再来年に白鵬は引退だろう。
もう充分、働き貢献をしたし、相撲年齢からして、明らかに限界点に達した。
この辺りが潮時。<発つ鳥、あとを濁さず>。 このままでは、朝青龍と
同レベルになってしまう。
 『よく支えてくれていたが、さらば白鵬! 国外への御退出の準備を。』
 若手に、素質のあるのが出てきている。
ー 面白味という側面では、やはり、あと二年は必要ですか、やはり!ー
 と、考えさせるだけ、一流ということ。
ところで、「逸ノ城」を協会上げて、つくり変えられないかい。
「ダメ!」ですか。素材だけでは無理。『横綱アドバンテージ』を自ら
つくれないだろう、あれでは。
 ところで、これって「哲学する」というより、「相撲談義」じゃない?

・・・・・・
3552, 何に出会うかを、成長と呼ぶ
2010年12月16日(木)
「何に出会うかを、成長と呼ぶ」 ある雑誌の新聞広告にあった言葉である。
実際に出会った人、著書を通して出会った人、宗教的啓示で触れた何もの。
大自然の荘厳な景色から受けた感動、絵画や音楽を通して感じた作者・作曲家
の魂など、出会いそのものが成長になる。マイナーの何ものかの出会いは、
マイナー成長ということか。その中で、書物を通して崇高な教えや啓示などの
出会いは、一番身近で誰もが出会う機会になる。最近は、ネットやテレビや
映画などからも多くの出会いが可能になってきた。長年の風雪の中で、これまで
読み継がれてきた古典には、何かがある。その辺から多くのことを学ぶことも
出会いになる。65年間に多くの出会いと別れがあった。自分が経験してきた
蓄積が新たな出会いを呼び込むのである。 最後は自分の「死」の直感という
厄介な何に出会うのだろうが。それも刷り込まれたイメージでしかない。
出会いといえば、感動が伴なった経験である。人はどれだけ、感動、感激に
出会えるかで人生の豊かさが決まってくる。ところで、この出会いに関して、
本当に豊富であった。その蓄積が、さらなる上質な感動の場面を作上げる。
感動した対象に対し我われは何だろうか?と知りたくなる。それが、考える
キッカケになる。もう一つ、出会いの中で、宗教がある。知識を持ってしまった
人間は、いずれは死ぬ運命にあることを身近の人の死を通して知ってしまう。
それは二人称の死で自分の死とは違うと分かっていても、長年かけて、知人の
遺体と焼却を目の当たりにすると、二人称の死を一人称の死に重ね合わせて
しまう。出会いこそ人生であり、生き方が変る。未知との遭遇、無知との
遭遇、人生には色いろある。
・・・・・・
5024,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー2
2014年12月16日(火)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花隆(著)
   * ドーキンスの『神は妄想である』
 ランダムに、印象の強い順に取り上げてみる。ここで、ドーキンスの
「神の定義」が、簡潔に書かれている。何か現時点の私の考えそのままと
思わせられる内容。自然界の、動植物の美しさは誰が創ったか? 自分自身に
起こる因果応報のリアルさは、神が与えたのでは?とか、いま、ここにある
自分という存在の不思議さ等々、考えるほど不思議なことばかり。 
 ーまずは、その一節からー
≪ リチャード・ドーキンス『神は妄想である』は、無神論を説く本という
 より、神の存在を信ずる有神論者に対する激しい批判の書。 一口に神と
いっても、さまざまな神がいるから、まず定義が必要になる。ドーキンスは
単なる宇宙創造神を信じる人にはあまり目くじらを立てない。ドーキンスが
はっきり否認するのは、創造されたあとも被造物のその後の運命をいまだに
監視し、影響を及ぼすような超自然的存在。 「人の祈りに応え」たり、
人の罪を赦したり罰したりするなど、主体的意図的に行動する神。奇跡を行う
ことで世界に干渉する神。人間のすることや考えることを常にウォッチして
それに対応して行動する全知全能の人格神。ドーキンスが信じるのは
「存在するものの整然たる調和のなかに自らを現している神であり、人間の
運命や所業に関心をもつ神ではない」というアインシュタインの神。 
あるいは、「もし〈神〉という言葉によって、宇宙を支配する一連の物理法則
を意味するのであれば、そのような神は明らかに存在する。この神は情緒的な
満足感を与えてくれるものではない」という、カール・セーガンの神。
 要するに、ドーキンスは汎神論的な神ないし、理神論的な神は認める。
しかし、「ここに、悪く書くことをいっさい許されない一つの考え、ないし
概念がある。けっして許されないのだ。なにゆえに? ―許されていないから
許されないのだ!」というような盲目的信仰には激しく反発する。 ・・≫
▼ 共同幻想などと、格好よいものでなく、妄想というところがよい。
 所詮、全てが夢幻でしかない。死んでしまえば3日も経てば、300年前に
死んだのと同じことになる。としても、知識を持ってしまった猿は、自他とも、
共同幻想でコントロールをするしかない。せめて、自分だけは汎神論を持って、
自然界を走り回りたいもの。で、出会うのは神秘的神? 偶然だが、3年前の 
 3917, 精神力ーその偉大な力 ー7 <2011年12月16日(金)>
「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 
* 『まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと』に続く!と、
7年前の<2007年12月16日(日) 2447, 四四太郎の霊日記>に続く。
・・・・・・
3917, 精神力ーその偉大な力 ー7
2011年12月16日(金)
「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと
◎ヤコブは聖書に書いている、「汝が乞うても受けないのは、誤り乞うからだ」
 それを別の訳にすれば、「あなたが求めるが受け入れられないのは、間違った
 求め方をするからだ」ということ。「その人を許しなさい。そうすれば
 天にいます貴方の父、すなわち大生命力は、あなたを許して下さる」
◎傷ついた否定的過去の記憶では、大生命力のエネルギーの自由な流れを妨げる。
 それを愛と信念をもって書き換えねばなりません。「なんびとかに、また、
 なにものかに反抗して抱く全てのものをゆるせ」といったキリストの言葉は、
 非常に実用的である。
◎もし彼を許さなかったら、私自身を不愉快な体験に、そしてまた、その人に
 結びつけておくのです。彼を思うたびに、不愉快な体験を繰返すことになる。
 もし、私が誰かを傷つけたとして、彼が私を許せば、彼は解放されたことになる。
 その許すということは、彼の側の精神活動です。怒りは憎しみは、恨まれた人
 より、恨んだ人を傷つけるものです。賢い、常識的な考え方は、愛し、理解し、
 そして許すことです。「神よ、彼に祝福を」とだけ、心の底から言いなさい。
◎私たち各自は、毎日、静かに座って自分向かって次のことを言い、それを
 まじめに務めるがいい。「・・ 私たち各自は大きな無限の大生命力の一部で
 あって、大生命力は実在の一部である。その大生命力の中で、すべてを生き、
 動き、そして実在している。これは真理だから、私が行なったあらゆる過ちに
 ついて私自身を許す。そして多少とも私を害したあらゆる人を私は許す。
 許すなら、あらゆる体験から善いことのみが私に来ると知るから。
 私が行なった一つ一つのあやまちは、より大きな理解と、より大きな機会への
 踏み石だから、過去のあらゆる体験を私は祝福する。どんな過去の体験も、今日
 あるいは未来において私を害さない。私が許れたいよう、私はことごとく許す」
▼ 自己啓発の、このようなセミナーに出席して感化を受け、日常の考え方と、
 祈りに取り入れたら、心の傷は和らぐだろう。20歳代半ば何度も何度も、
この本を読んで救われていた。こういう経験があったから、何人かの鬱病の相談
にのれたのだろう。現状でも平然?としていられるのは、自分で見つけ、何度も
読んで一人で手当をした経験があるためと、再確認をしている。数ヶ月前に、
地球の芯からの声が聞こえてきたのは、こういう経験があったからである。
芯の声は大生命の声、魂の声である。
・・・・・
4657, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々 ー2
2013年12月16日(月)
  * ゴミ箱のネズミとカラス
 古ビルは、どんなに安くとも買うものではない。それなりでしかないから。
まず内臓(設備)が腐りかけて、メンナンスのコストと、交換が莫大にかかる。
一般的に建物の撤去コストを土地相場の総額から差し引いた更地値で売りに
出されるため、一見、格安と勘違いをする。そのことが長期物件投資の経験が
少ないと分からない。バブル時に古ビルで大損をした経験があるからこそ
分かった知識。それに税制の問題がある。テナント率の低下で物件価値が
下がっても、税金は下がらない。日本のビル建設の償却は、実態の価値下落と
かけ離れていて、所有者にとって絶対的に不利。それがランニングコストを
押し上げる。(逆もあるが)これが大きい。知らないことは罪悪。
その無知のお陰で、このザマ。「万一の備えが長期投資の絶対条件!」 
バブルになると、それが見えなくなる。10年前になるが、新潟駅前の古ビルを
買いまくっていた人がいた・・ 本体に火がついた今、どうなったことか?
ところで、私が手がけた六棟のビルは、売出と同時に即売。設計段階から、
転用を前提につくってあった。
・これは西武鉄道の堤義明が著書で「私が手がけたホテルは、
 全て事務所に転用可能」と述べていたのをヒントに、
・私の父親からは「ビルは長期物件、時代の変化に対応できる基本設計
 にすること」と教わっており、
・設計事務所の当時社長のビル建設の基本が、「ビル設計は神の代行」
 の理念が建物に入っていたことで、再利用しやすい建物のため。 
話を元に戻すと、山の中腹からみえる津波本体の到来を前にした海辺の人が、
何とも気の毒。ある日突然、株式か国債の暴落から始まるが、それまでは
小春日和がつづく。純資産10億以上の金持の多くは、既に外国に資産避難
を終了とか。何処かのゴミ箱ではカラスとネズミが長閑に戯れている。
国が滅ぶとは、こういうこと。あとは素ウドンを啜りながらの楽しい
東京オリンピックが待っている! 丁度、後期高齢者だが、元気かどうか? 
・・・・・・
5754,マシュマロテスト 〜
2016年12月16日(金)
          『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
   * 彼らは、どうして耐えたか
 マジックミラーでコッソリと観察された二個貰えた子供たちの耐え方の
観察が幾つかあるが、これがいじらしい。独身時代の女性職場で、何とか
先延ばしで耐えた?が、それが、ここで紹介されている子供の姿に二重写しに
思い出される。フラフラとすると、『この人と一生、添えられる?』と、
対象に集中すると、一週間ほどで、『い・や・だ、ヤ・メ・ト・コ』。
外見だけでなくて、品性、教養、人柄のバランスが、揃っていれば、
『こ・れ・が・い・い』になったのだろうが… その時々の自分に丁度良い
人が現れるが、そこはあくまで仮の場。
 ここ一番(ジャンプ)の旬のタイミングに、家内と出会えたから、
これが私のレベル! (ハアー?)という誰かの声? 
 〜その内容とは    
≪・組んだ腕の上に顔を載せて横を向く子
 ・顔を背けて、御褒美と向き合うのを完全に避ける子
・褒美をチラチラみて、待つ価値があることを確認する子
・「待っていれば二個、貰えるんだ」と自分に言い聞かせている子
・テーブルの向こうの縁まで、遠ざける子
・うまく先延ばしできる子は、気をそらし、自分が経験している葛藤と
 ストレスを和らげるため、ありとあらゆることをしてした。≫
アウシュビッツのような?死体(したい)の山中の当時が、いじらしい!
――
▼ 金沢時代の衣料チェーンの社長が、男社員だけの席で、
『女は煽てれば逆上せ上る、殺せば化けて出るが、群れるとサル集団になる。
 現場でサルと割切ってしまえば、何とことはない』と宣っていたが、当に、
その言葉通り。 人生を振返ると、男どもこそ、当てはまる道理。
 40年前の話だが、関西への出張などの列車の席の過ごし方に慣れない時、
着くまでの時間が本当に長くつらかった。で、如何したか? 腰骨を立てて、
きちっと座る。そして、到着時間を考えないこと。その方が、遥かに楽。
海外ツアーのエコノミー席の過ごし方のコツが20回目辺りから分かってきた。
・食べものは最小に、飲み物は多めに飲んでトイレに足繁く通う。 
・行先の観光本や旅行代理店から貰ったパンフレットを何度も読み返す。
・今では、座席前のモニターで、TV映画が幾つかみることが出来る。
 落ち着いたとき、何をみるか決めておく。
・「高速移動の乗物は脳が最大限に活性化する、それをプラスにて楽しむ」と
 自分に言い聞かせ、経過時間を可能な限り気にしない。ゆめゆめ嫌な時間帯
 と思わない。
回数を重ねるうちに、御褒美は観光だけでなく、飛行機内の瞑想タイムも含まれ
ていることを自覚する。これは、人生過ごし方と同じ。 忘我の世界に入れば、
そこは別世界。 隣席の家内の存在すら、「孤」の外に追いやることが出来る。
手っとり早い「合理的高質な瞑想タイム」になる。 この応用が夜半0〜4時の
「死者のポーズ」の瞑想タイム。瞑想なら良いが、時に「妄想」に? ったく!
・・・・・・
5389,自分史の書き方  ー
2015年12月16日(水)
            『自分史の書き方』立花 隆(著)
 15年前から、随想日記として一日一文章を書上げ、ブログに公開してが、
この中で書いた「思い出話」や、50回以上に渡って書いた、「準備を含めた
45年間の事業総括」が、自分史を書上げるとしたら、そのまま資料になる。
それと多感な22〜25歳の頃の日記も、ここで公開してある。
 この年齢の視線で逆照射し、俯瞰した自分は、赤面の至りのことばかり。
20歳時に志をたて、それに向かい捨身で生きてきたことは確かである。
その過程の悲喜劇の中で、何とか、日々を過ごしている小さな己の姿が垣間
見ることができる。その姿が、何とも愛おしくもある。
  〜以下の、アマゾンビューの批評がわかりやすい〜
≪ 立教セカンドステージ大学における受講者の皆さんの自分史を引用しながら、
その書き方を示した本。ただし、自分史の書き方を指南した部分より、受講者
の自分史原稿そのものが実に面白い。特に「親子二代で書き上げた自分史」は、
太平洋戦争が始まる前からの個人の記憶が克明に描かれており、当時の人が
日常、何をどのように記憶していたかという貴重な記録の集積である。
「語り継ぐ」ことは、いつかはできなくなるため、「書き継ぐ」ことが極めて
重要になるとよくわかる。世の中の物価やニュース、また、その当時は
「記録するに値しない」思われる「今」の日常が、わずかな時間であっと
いう間にかけがえのない記憶になることが、この本を読むとよくわかる。
 もう一つは、誰の人生にもどんな人生にも、語るべきドラマやストーリーが
あるということ。「今」はただがむしゃら、必死、夢中、逆に絶望の淵という
人生で、「時間」がそのいかなる過去をも俯瞰すべき物語に変えてくれる。
「年齢を重ねていくということは大したものだ」ということを雄弁に語る自分史
の力に魅了される。 自分史を書くためには、自分についての資料が欠かせない。
自分に関する資料は、ネットでは調べられないことも重要だ。同じニュースを
100人聞いてもそのとらえ方は100通りである。そして、時間が経つと
そのとらえ方も変化していき、その人固有の記憶となる。仮に自分史を誰かの
為に書かなくとも、年齢を重ねるその度に「自分を俯瞰しなおす」という
行為・作業が欠かせなくなる。時間というのはとても不思議なもので、意識
して過ごさなければ(自分で記録をしなければ)今日という日も1年前、
5年前と同じようにあっという間に色あせてしまう。
「あれから僕たちは何かを信じてこれたかな?」という歌詞で始まる
「夜空ノムコウ」という歌がはやった時があった(これも10年以上前)。
それを確かめるべくして、執筆された受講生もいたのだろうか。
「これまでこうだったから、これからはこうだろうな」という見方あり、
「これまでこうだったから、今後はこうしてもいいのではないか」という
見方あり。自分は10年後、20年後人生をどのように俯瞰するのだろうか。
そう考えられる程、すべてのサンプルが優れている。一読を勧めしたい。≫
▼ ここで、<年齢を重ねていくということは大したものだ>とあるが、
 これは「経験を重ねていくことが大したものだ」ということ。実際に経験
してこそ解ることがある。<「語り継ぐ」ことは、いつかはできなくなるため、
「書き継ぐ」ことが極めて重要になる>は、社会に一歩踏出した前後に、
書いた日記を読み返すたびに、思うこと。あのまま、何で書き続けなかったか、
書いてなかった部分の詳細の「いま・ここ・わたし」は、断片的に書いていた
部分を除いて、スッポリと抜けてしまった。 実は、当時の日記帳は厚くて
余白のページが、まだまだあったため、気が向くと(数年間隔で)書き足して
ある。時おり、それを、ここで書いてみるつもりだが・・ 


6120,閑話小題 〜年末の土・日は「全日本選手権試合」

2017年12月15日(金)

  
   * 日・月曜は、空手とフェンシングの…
 この日・月曜日に、空手とフェンシングの選手権試合をTVでみた。
まずは「日本空手道選手権」。「型」と「組手」の男女4試合が行われ、3つが、
3〜5試合の連続王者が優勝。「全日本剣道選手権」同様、張詰めた試合だった。
 無差別の試合は体格勝負の要素が強い。 
 男子空手の決勝試合は、小柄の先制攻撃型の選手が連続王者を破って優勝。
女子は体の大きい連続王者が優勝をした。この選手の準決勝が、最後の0秒の
劇的逆転勝利が印象に残った。勝負は最後の最後まで何が起こるか。日本一を
制するには、日頃の練習の積み重ねが、奇跡を生む。
 フェンシングも、一流選手もあるのだろうがこれまた面白い…。一瞬の刹那
の妙が、勝負を決める。竹刀とフェンシングの違いがあり、後者は、片手による
「突き」だけだが、背中の後方から相手選手の背中に突刺すなど、しなやかな
剣なればの技がある。「全日本チャンピオン」は、いずれの道でも目指す到達点
なればこそ、そこにドラマが生まれてくる。
 11月から「全日本学生相撲選手権」「全日本相撲選手権」「全日本柔道選手権」
「全日本剣道選手権」が行われたが、これで全てTVで見たことになる。
☆ 後記:癪だが、去年の以下の文に遥かに負けている。日々の体調もあるのか。
 気を抜くと、自身だけでなく、第三者にも、そのまま知られることになる。
成るほど、知識・知恵管理だけでなく、自己・無意識管理に、意識管理にもなる。
――
2017/11/06
閑話小題 〜全日本剣道選手権
   * 11月は「全日本剣道選手権」と…
 この土・日は、この時節の毎年の楽しみにしている「全日本学生相撲選手権」
と「全日本剣道選手権」が行われたが、これが実に面白い!
・剣道は、順当に勝ち上がった実績・二番手の選手が、一番手を決勝で破って
 優勝をした。準々決勝以上の試合ともなれば、気合が満ちて一瞬の間で勝負が
決まるため凝視することになるが、何故か今年は「小手」の決り技が多く、眼を
凝らしていためか、眼と胃が痛くなっていた。
・「全日本学生相撲選手権」は、将来をプロかアマチュアかが決まる大事な大会。
 今年もまた一人のモンゴル人が目立っていた。初めて相撲部に入部したばかり
の一年生の選手。準決勝で敗れたが、準々決勝で有望選手の腕を圧し折って勝利。
彼は「全国高校レスリング選抜大会」の最重量級を制した、「デルゲルバヤル」。
レスラーが、そのまま土俵に上がってきて力任せで戦い、次々と勝利する姿に
将来性を垣間見せていた。優勝したのは二番手群の選手だが、実力どおりの優勝。
ベスト8までは、「3段目付出し」の特待で、入門可能になるが、何人かが入門
してくることになる。相撲などのスポーツだけでなく、この時節に、大きな人生
の決断に迫られる。 
 学生時代を有意義に過ごせた者ほど、社会への旅立ちに、大きく心が揺れる。
そして、学生気分を捨てきれず、第一歩を踏み出していき、大きな挫折を味わう
ことになる。尤も、その挫折こそ、新たな自己創造に、必要欠くことのできない
経験になる。 何はともあれ、20歳代は、人生の縮図になる重要な時節。 
 学生ー>新社会人ー>結婚(家庭人)ー>父親ー監督職 …
短所が実は長所だったことに初めて気付いたり、長所がマイナスに働いたり、
社会経験は人様ざま。若い人を羨ましくもあり、気の毒に思えたり。一度きり
だからこそ価値がある。価値=意味とすると、その価値を創造するのは、本人! 
 私の人生、一度で充分だが、「棒ほど願えば針ほどかなう」も道理。
「真剣に、かつ気楽に楽しんだもの勝ち」である。 他人の顔色を窺い、生き、
終えるも、面白おかしく思えれば、それでよし。楽しみが君たちを待っている。
 比較しないことだ。それさえ心掛けていれば、数倍は面白いことに出会える。
――
2017/12/04
   * 全日本相撲選手権
 1ヶ月前の「全日本学生相撲選手権」につづき、昨日、「全日本相撲選手権」
が行われた。今年は5年ぶりに学生以外の25歳の選手が優勝した。この年齢
ではプロは無理? 決勝相手が新潟県の23歳の三輪。彼ならプロの可能性が
あるため、応援をしてみてたが、体力の差で負けてしまった。去年の大会には、
何人か有望選手がいたが、今年は見当たらなかった。まあ、今年はいいだろう。
この現状からしても、内的素養は別として、モンゴル人力士も必要か。
双葉山には、「大本教」の大元の素養があった。 何もないなら、
< せめて神憑りのふりをしろ! >  所詮はお祭りの余興なら…  
――
2004/12/14
1351, 全日本相撲選手権
 この時期の日曜日、全日本選手権が行なわれている。全日本学生選手権か、
この選手権で優勝すると、多くが卒業後、大相撲にいく。そのためか多くの
ドラマが生れる。
 今年の見どころは既に学生選手権で優勝して大相撲の幕下から角界入りが
決まっている学生横綱と、スケールでは一回り大きい高校横綱の優勝争い。
トーナメント戦と準準決勝で争い、高校横綱が連勝した。これで高校横綱も
角界入りになると思われる。
 今年は、思わない伏兵が優勝。ほとんど予選で敗退してきた29歳の小手投げ
でしか勝てない選手が、優勝とは。 捨て身の起死回生の技で、相手は用心
する中で優勝するのだから。今まで見てきた、この選手権では一番面白い内容。
〜〜
去年も書いた内容をコピーしておきます。
 連日、面白いことがつづく。
ーー
2003/12/08
978, 全日本相撲選手権
 昨日、TVでこの試合が放送された。毎年、この時期におこなわれる。
学生と一般のアマチャュアが勝ち抜きトーナメントで優勝を決める。
学生で優勝すれば、大相撲の勧誘が待っている。
幕下の付け出しか、15枚目からの番付け保証される。
現在の学生出身力士は、ほとんどが、この試合で優勝か準優勝を。
一発勝負の要素も強いので、見ていて面白い。
 かなり個性的な選手が多く含まれているのも面白い。
 TVでやるのは予選を勝ち抜いた出場選手32名の勝ち抜き戦である。
学生選手権や実業団などの優勝経験者ばかりである。
また「元学生選手」と「学生選手」との戦いでもある。
やはり学生の方が練習時間と若さの為有利になる。
その辺の戦いが面白いのだ。
 今年のベスト8は、学生4名、社会人4名であった。
決勝は社会人同士の戦いで、まもなく31歳になるベテラン選手が優勝。
 現在の幕内上位の半分近くは学生出身力士といってよい。
高見盛、土佐の海、武双山、などがいる。以前は輪島など超大物がいたが、
最近はあまりいなくなった。相撲そのものの人気が無くなったこともある。
 これと全日本剣道選手権は毎年楽しみである。

・・・・・・
5753,スーパーベターになろう! 〜2
2016年12月15日(木)
   『スーパーベターになろう! ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」』
                      ジェイン・マクゴニガル著
   * 趣味のゲーム化
 秘境ツアーもそう。まず行先を数ヶ月かけて探す。そして決断、決行、
帰国後は、写真の整理と、記憶の整理のための文章化をする。行先も、縦軸に、
アメリカ大陸、太平洋諸島、アジア大陸、ユーラシア大陸、アフリカ・中近東に
分類。横軸に大自然を大草原、山脈、氷河、滝、クルーズに。文明として遺跡に。
文化として主に首都にある博物館・美術館、そして風景などの観光地に分類し、
一つずつ、潰していく。ライフワークとして数十年にわたる「ツアーのゲーム化」
である。起業も、その始末もゲーム化をすると、その全体像を鳥瞰することが
できる。それもこれも、毎朝の読書習慣の中から生まれてきた。
・・・・・・
2012/01/30
ゲーミフィケーション
  【 ゲームが未来を救う!?〜広がるゲーミフィケーション
             〜 25日NHK・クローズアップ現代 】
  * ビジネス、日常生活にゲームを持ち込む
 最近クローズアップ現代が面白い。先回はビジネスや科学の分野などに
ゲームの手法を取り入れ活用している事例を紹介している。
私も以前より事業や人生に「ゲーム化」を取り入れてきたこともあり、非常に
興味を持って番組をみた。 ここでも、ゲーム化について何度か取上げてきた。 
ネットが世界的に普及してきた中で、ゲーム感覚で多くの人が協力する時代
でもある。 驚いたのは、この番組の中で、コンビニの監視カメラを公開し、
万引き監視をゲーム感覚で察知し、店に知らせるシステム。
ポイント制にして最高で月3万円が貰える。先に見つけ連絡したものが勝ち、
ポイントがつく。
  −まずは、クローズアップ現代のHPよりー
≪人々を楽しませ、夢中にさせるゲームの手法やノウハウを“ゲーム以外”
の分野に活用していこうという動きが、急速に拡がっている。その名も
“ゲーミフィケーション”。若者の車離れにあえぐ自動車業界では、
運転技術を採点し、ドライバー同士で競わせる機能を
搭載した新型車が登場。ゲーム的な手法の導入は、外食・旅行・小売りなど
他の業種にも拡大し、2014年には世界のグローバル企業の70%以上にのぼる
という予測もある。更に、米国ではタンパク質の構造解析をゲーム化する
ことで、科学者が10年以上解けなかった
エイズ治療のカギを握る酵素の構造を3週間で解明。食糧危機やエネルギー
問題などを解決するアイデアを競わせるゲームを通じて、人類が直面する
課題の克服に役立てていこうという試みも始まっている。広がる
“ゲーミフィケーション”の世界を検証する。≫
■ 人生のゲーム化といえば、目を剥いて怒る人もいようが、人生は、
 その人にとっての物語を生きることである。  最期には死が待っているが、
生老病死の人生のサイクルとして、それぞれの障害を乗り越えるゲームが人生。
そう思えば、難関も、乗り越えるための壁として対処を想定ができるもの。 
何ごとも準備が重要だが、その準備をゲーム化するのがミソ。
 何事も楽しまなくては続かない。 楽しむには過程の難関をゲーム化し
乗り越えることである。ゲーム化すれば苦難は数分の一になる。
 航空会社が販促として「乗った距離をポイント制にして恩典をつける
「マイ・レージ」というサービスがあるが、顧客の「私は、これだけポイント
を集めている!」という自尊心と、特典で旅行できる恩典がヒットし今では、
当たり前のように使われている。 これもゲーム感覚で、ポイント集めを
楽しんでいる。 私も早朝から就寝まで、日程を組んで習慣化し、そのチェック
として手帳に書き込んでいるが、実は一種のゲーム感覚で実行している。 
倒産劇も、途中から手順に落として実行しているうちに、ゲーム感覚になって
しまい、自分で驚いた。他人から見たら、変じゃないかと思われて当然だろう。
 とにもかくも長期にわたり一つずつ壁を乗り越えなければならないのだから、
ゲーム感覚で障害を冷静になくては神経がやられる。 毎日書いているこれも
ゲーム感覚か。 まずテーマ探し、材料集め、それを起承転結に仕上げ、何ども
修正するゲームである。
・・・・・・
2012/02/01
ゲーミフィケーション ー2
    【 ゲームが未来を救う!?〜広がるゲーミフィケーション〜 
                 25日NHK・クローズアップ現代 】
  * 結構、面白いゲーム化
 私の趣味の一つが「秘境・異郷ツアー」だが、いや、だったが? 
回数を重ねるにつれ、いつの間にかゲーム化になった。旅行中の楽しみ
の一つにツアー仲間の情報交換があるが、ベテランほど旅先をゲーム
感覚で構成している。パリ、ロンドン、ローマとか都会文化を楽しむ都会派。 
アフリカ大陸専門のサファリ派、南米派、インド派、シルクロード派、秘境
・異郷派など、それぞれの趣味に合わせて行き先を組み立てていく。 
そして、まず予算と行き先の選定、旅行代理店のツアーの選定、そして、
旅行準備。それが面白く楽しい。 それで一ヶ月は楽しめる。そして旅行中
の10日間、帰ってから、写真や資料の整理の一ヶ月で、大よそ三ヶ月近く
楽しめる。その上、行った先は、毎日何処かのTV局で放送している。
見るたびに、その旅行の延長にいるような気持ちになる。
何ごともゲーム化をして楽しめば、それが記憶をパッケーをする効用になる。
「面白くなき世を面白く」は、自分の経験を、上から目線でゲーム化する
ことと同じである。その意味で、ゲーム化は日常生活を面白可笑しく活きる
ノウハウでもある。 ゲーム機メーカーや、ゲームソフトメーカーには、
大きな事業チャンスが限りなく広がっている。ゲーム機メーカーが、ブルー
レイ録画を売り出したが、これなど、その典型。ゲームは、簡単に知恵が
発揮できる場面を提示してくれる。面白いとは知恵を発揮し生じる感情である。 
ゲームといえば、最近は聞かなくなったが、「マネジメント・ゲーム」がある。
社員教育のソフトで、各自が会社を設立して、戦略をたて、市場の想定をした
基盤の中で競争するゲーム。企業とは何かを知るに、もってこいだが、麻雀や
将棋を多くこなしたものが有利なる。 私は経験ないが、「人生ゲーム」
というのもある。これも若いうちにやっておけば、人生を鳥瞰でき、目先に
とらわれない生き方が出来よう。男女の遊びをゲーム化しているのもいるが。
 「準備のゲーム化を手順に入れる習慣」に、人生の秘儀があるようだ。 
平凡な一日をゲームと生きるとしたら……
・・・・・・
H0607
ケニア・サファリ紀行 (機

 前知識はほとんどなし、
「何がおきるのか出たとこ勝負の旅」というのが率直な気持であった。
ところが秘境の旅というイメージで行ったところ、
そこは欧州の高級リゾート地であった。
三十年前まで英国領であった為、欧米のサファリを目的とした
リゾート地として区画整備されてあった。
広大な動物保護区及び国立公園と一般の土地はわけられており、
前者は天国、後者は貧困そのものであった。
サファリ(動物ウォッチング・ドライブ・ゲーム旅行)は生まれて初めて、
一日一日、一シーン、一シーンが鮮明な感激として脳裏に焼きついている。

強烈な印象の順に列記してみると、
夕方、五十頭の象の群れが一列になり、
  右手にキリマンジェロをみながら林の方に帰っていく、
 (TVでこのシーンを見た事があるが、
  まさか初日にこれをみれるとは思わなかった)
ライオン二匹がペアリングしている横で一頭がシマウマを食べているシーン、
チーターが二百m先に一匹のガゼルをねらいを定めて木影で
  スキをねらっているシーン、
二十頭位の象の群れに三m位近ずいたシーン、
湖でカバの群れに近ずいたところ一頭が我々のボートを
  追いかけてきたシーン(一ケ月前にその群れに漁師が殺されたとか)、
数千〜数万頭のヌーの大移動、
マサイ・マラ族の村の中での異様な雰囲気、
気球の船上よりのアフリカの大地の景色、
四〇〜五〇頭の水牛の群れの真只中にサファリーカーでつっこんだシーン、
キリマンジェロの遠景、等々書けばきりがない。
 過去十七回の海外旅行の中でも最も刺激的印象的なものであった。
 欧州では“アフリカの毒”という言葉があるとか。
 その毒(魅力)にあたり、ウワ言のようにアフリカ、アフリカと
 言うそうで、今の私はまさに毒にあたっている状態です。
 (1994.7/10 〜18 )
・・・・・・
4653, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝
2013年12月12日(木)
  * 行蔵の中の、旅行の棚には
 学生時代の欧州旅行が当時の40万円。5〜10万円を別途プラスして、
現在の金額からすると一ヶ月間で400〜500万円。丁度、高度成長時代に入った
昭和42年。馬小屋のような寮生活しか知らない地方出の私にとって、この旅行
のカルチャーショックはあまりに大きく、固定観念が粉々に砕けてしまった。
これが、その後の事業人生で、他人の思惑を気にすることなく生きてこられた
バネになった。その前に、大きな挫折経験があったが、これはカルチャー
ショックによる自己崩壊? それから20年後の40歳から年に平均二回、
20年近く行き続け、合計48回の秘境を中心としたツアー。今からすると
【来年前半に一月間の5百万のツアーに参加。余韻を半年、楽しんだ後半から、
隔月ごと年6回の割合で旅行に出るとして、まる8年。家内と共にすると
4千万円はかかる】 その旅行に続けてる期間は、手取り一千万以上の収入
があり、給与面からみて、収入範囲である。 それがどうした?といえば、
それまでだが、「べき時に、べく事を、べく実行してきた」ことになる。
御隠居の現在、肉体的に金銭的、気力的に不可能。河口湖や軽井沢に別荘を
持っている豊かそうな?知人を見ても、気持ちに余裕を持つことが出来る。 
「遠き日は、歳とるごとに近くなり」が、齢を重ねる度に、どれもこれも
昨日のように感じ取ることが出来て、人生の終盤にプラスに働いてきた。
プチブル主義の露出になるが・・ この年齢で、新羅ウィグル地区から
カラコルムハイウェーを抜けるコース、パタゴニア、南アフリカなど、
無理。その十倍の4億の現金と、この旅行経験を交換しないかと言われたら、
迷いなく行蔵をとる。あのTPOSの中で遣り繰りつけたから価値がある。
事業整理の結果に、さほど動じないで済んだのは、幾つかのライフワーク
を続けていたため。それもこれも両親の生き様から学んでいたため。
見方を変えれば「これで、この男、狂ったか!」だが「狂って良かった!」 
 ー最後は、いつも、「良かった良かった」の自画自賛かいー 
の誰かの声が聞こえてきそう! ケチくさい話だが・・


6119,『今日のつぶやき』−7 ぼく、ヒロシです!

2017年12月14日(木)

 「つぶやき」といえば、『ぼく、ヒロシです!』から始まる自虐ネタの
一人漫談が思い立つ。 自虐ネタの元祖は、せんだみつお。次に坂田利夫は、
自分のアホキャラをネタにし、ヒロシは自らの失敗・ネガティブな日常をネタ
にしている。「つぶやき風」語り口が「ヒロシ」の売り。

<まず、『ぼく、ヒロシです!』を、加えて下さい。味わいが違います>

・『 ぼく、ヒロシです! 10月の半ばで仕事納めでした。』

・『観葉植物は悪い気を身代わりになって吸い取ってくれると聞きました。
  どうりで置いたそばから枯れていくわけです。』

・『今のユニクロのTシャツってユニクロって分からないですよね』
  『そうですよね、僕が今着ているこれも、実はユニクロなんですよ』
 『ああ、それは分かります』

・『お忙しいところありがとうございます』
 『いえ、暇です』

・『そのまま食べるカルシウムってのを噛んだら、歯が欠けました。』

・『“「あなたのためを思って……」って、自分のためでしょう?”。』

・『果報は寝て待て』っていいますが、どれくらい寝ればいいのだろうか。』

・『ハトがどいてくれません。』

・『修学旅行のバスガイドがおじさんでした。』

・『ホームレスのおじさんが、俺が持っている服と色違いの服を着ていた。』

・『「暇なとき電話してね」っていわれたが、いつも暇でタイミングを逃す。』

・『空港の荷物受け取り場にて、2つ預けておいた荷物が、
  最初と最後に出てきた奇跡。』

・『誰にでもハグしている外人が、俺は避けました。』

・『ピンチはチャンスだっていうけど、ピンチはピンチでしかない。』

・『「ストレッチ」が「1人エッチ」に聞こえてしかたがありません。』

・『キャバクラはお金の墓場です。』

・『霊感が強い友達が遊びに来て「ここに若い女の霊がいる」といわれたその夜、
  俺は全裸で寝てみた。』

・『20歳のころテレクラで、工藤静香に似ていると言う女の人と待ち合わせを
  したことがある。痩せたブスが立っていた。』

・『頭に思いついた言葉を書けばいいってアドバイスがありましたが、
  そう言われて一番最初に思ったのはチンコでした。まさかチンコって書く
  わけにはいかないので悩んでいるのです。』

・『電車で隣に座った母子。騒ぐ子供を注意する母。『静かにしなさい!!
  他の人の迷惑でしょ!! みんなあんたみたいに遊んでるんじゃないのよ!!
  みんな仕事してるのよ!!』…。
  昼間から漫画喫茶に向かっていた俺は、帽子をより深くかぶった。

――
▼ 白け気分だと、バカバカしいが、一度、笑うと、どれもこれも面白い。
 好きなのは、『ハトがどいてくれません。』 私の創作は… 内なる声、
『それだけは、絶対にya/me/ro!』  なら書きたくなるのが心理。
『 ぼくヒロシです。このブログに励まされています。アフォくさくて、真面目
くさったところと、実に下らないのが、笑えるからです。癒されています… 』
  これをアップをしたら、もう一度、ふて寝をしようか!
☆ 今日の生つぶやき:けっこう、怒りをオブラートに包んで書いていても、
 傷つけているのだろうな〜  何処かから【オブラートなど、ついてないよ】
 
・・・・・・
4290, 学ぶということ −4
2012年12月14日(金)  「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
  * 自殺は平和の時代に上昇するというが・・
 まず人生で学ばなければならないのは死である。自殺を欧米では昔から
禁じている。これは、奴隷の自殺を阻止するためにつくられた価値観。奴隷の
最後の自由は「苦しい生」からの逃避である。自殺は基本的に容認するか、
しないかは哲学的にみても非常に難しい問題。平和の時代に自殺率が
上昇するから脆弱病と切ってすてることはできない。
  ー まずは、その辺から・・
≪ 自殺は過去100年間の統計で見ると、一番高い年がなんと1958年なんですよ。
その年は{ゴールデンイヤー・オブ・ジャパン」なんですけれど、その年が一番
高いのです。自殺率に関しては、世界中のすべての国に該当する法則があります。
それは、戦争しているときには下がるということです。人間というのは、人を
殺すことに忙しいときは自分は殺さない。だから、戦争中はどの国も自殺率が
激減するんです。戦争が始まると、自殺者と精神疾患者数が激減する。戦争中は
精神科の待合室にも閑古鳥が鳴いている。相当に悪い人でも戦争が始まると治る
みたいです。日本の場合、自殺率は1958年に突出して高い。それから下がって、
次に1967年に上がる。その後、小さい上下の波が何度かあり、バブル崩壊直後に
また自殺率がドンと下がる。そしてまた上がって現在に至る。なんか不思議な話
ですが、自殺率が戦時には下がるということは、平和な時代になると人々は自殺
するようになる、ということなんですね。その理屈でいうと、1958年、撲たち
1950年代生まれの子どもたちにとっての黄金時代で古き良き時代に自殺がビーク
を打ったというのは、それが1931年から始まる長い戦争と、戦後の混乱も朝鮮戦争
も一段落して、「ほっとした」年だったからなんですね、ようやく生活も楽になり、
だんだんゆかになっていく実感があり、冷蔵庫もテレビも買えそうだし、
中にはクーラーや自家車を持っている時代。≫
▼ 戦時中には、自殺と精神疾患は激減するのは当然といえば当然のこと。
 養殖の魚の囲いに食肉魚を入れると、全体の魚の活きが良くなるのと同じ。
生き死にの世界で自分から死ぬ人は少なくなる。10数年前から自殺が急増した
のは、抗ウツ剤という名目のドラッグを投与するようになったため。それを境に
1・5倍とは、異常である。抗ウツ剤を投与し、死にたい奴はサッサと死ねと
同じである。 時代が恵まれた時代に人は死にたくなるのは、北欧の自殺率も
高いのと似ている現象。人間は多かれ少なかれ、緩慢な自殺をしているといえる。
最近、高校の同級生が不況の煽り?で自殺をした。そこで感じたのは、
「彼は耐えられなかったのだ!誰も好き勝手に自殺をしない、死にたくなるほど
苦しいから死んだ。自殺は人生の敗北でない。」と。現状から逃避したい気持が、
生からの逃避の自殺に繋がる。 それに耐えるには、逆に死を直視し、
「正、中心、一点、無」の正を「生」に置き換え、「生、中心、一点、無」
に置き換え、呟くしか、ない。この言葉から、「生を凝視すると、私という
存在は、宇宙に浮かぶ一点」ということ。 彼の死をみて、
「自殺を容認するしかない!」に気持ちが移りつつある。55歳が目安!
・・・・・・
5752,マシュマロテスト 〜
2016年12月14日(水)
        『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
  * 父親の教育 〜御年玉の預金
 この実験で、「我慢し通して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、
1/3ほど」という。何の知識や経験のない子が目前の誘惑に負けて当然だが、
1/3もいるのだから驚かされる。
 父の金銭教育を5歳頃からされていた逸話を、何度か書いてきた。
会社清算の後、金銭的に窮しなかったのは、そのお陰で。15%の家内への給与
と、家内名義の積立預金のベースと、家内共々の厚生年金があったため。
これは40年以上の継続があればこそ。マシュマロ・テストと同じで、年末年始
に貰った御年玉の全てを回収して通帳に預金される。そして高校時に、私自身
に選ばせた株式銘柄を購入させ、その動きを見させていた。自然と日経新聞の
経済欄を見る習慣がついていた。 それが21歳時の欧州一周旅行の「種銭」に
なっていた。普段の生活を質素にして預金を続ける重要さを教っていた。
姉達には、結婚時に、それを種銭として家付き娘として嫁がせていた。
 「目の前の欲望を我慢する」、「将来の結果のため欲求充足を先延ばしを
する能力を養成していた」ことになる。上京して、都会生活の中で驚いたのは、
その父親の呪縛?に、あまりに染まっていた自分に気づいたこと。その呪縛も、
一か月間の欧州旅行で半分近くは壊れていた。贅沢な遊びの味を知ってしまった。
この味知らずして何のための人生ぞである。面白いものである。
 ところで、学生時代を含めた独身時代、合コンに何度も参加してきた。
そこで見たのが、直ぐに一生の伴侶を決めていく友人たち。
 20歳の頃、「創業を目指す」という決心があったが故に、
「その人、青春を捨てるだけの相手?」と、冷ややかな目線が出来ていた。
といって生身の欲求がある。 社会人になって数年間、女性職場で何とか…? 
 若い女性が主な職場は、まさにマシュマロ・テストの生現場。18〜23歳頃の
女性は、どれもこれも美しいが、食べてしまえば、それまでよ。で…
「選んだ相手が、自分レベル」。とすると? 基準が4人の姉たちの具体例が
現にある。その姉らの評価に耐えられないと、行先長い人生、頭が上がらなく
なるため、いざ決断となると躊躇する。その先延ばしの繰返しで楽しめた? 
それが良かったか悪かったのか、落ち着くところに落ち着いた。戦争で一番男数
の少ない世代のため、対象は団塊世代で1〜2ランク上の選択が可能? だった
はずだったが… いっぱいマシュマロを食べておけば良かったが、食べたら
食べたで…桃色吐息? 
・・・・・・
5387,閑話小題 〜夢の中で発明
2015年12月14日(月)
   * 夢の中に出てきた変ったカセット
 一昨日の夜半に、面白い夢をみた。iPhoneで音楽を聴いていると、
何処かの部屋に知人が横になっている。そこには、枕の形のフレームの
カセットで、黒色のグラスファイバーで出来ている。中は、スケルトンで、
上側が頭をのせるようにウェーブが出来ていて、音色の震動が直に伝わり
迫力が出るらしい。夢から覚めて思ったことは、「これ、商品化が可能? 
音楽鑑賞に、TVに連動させた居間のゴロ寝用の枕に良いのでは?」と。
 夢が新商品のアイデアを提示? それにしても、夢は面白い!
問題は、実際に試してみるかどうか? せめて特許をとったら?
 いや、ヘッドフォンの高性能なのがあるから、これじゃダメだろう!
   * シネマ ー 杉原千畝 
 先週末のシネマは、『杉原千畝』。16年前に、イスラエルに旅行した
時に彼のことを知った。ユダヤ人社会の中では、よく知られた存在で、
その後、TVでも、たびたび紹介されてきた。この映画の脚本も、なかなか
の出来。 〜評価:85点  〜以下は、ネット紹介より〜
≪ 杉原千畝―あなたは、本当の杉原千畝を知っていますか?
― 杉原千畝といえば、多くのユダヤ難民を救ったヒューマニストとして
有名だが、稀代の【インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)】であった
ことは、あまり語られていない。堪能な語学と豊富な知識を駆使し、世界各国
で諜報活動に携わり、リトアニア赴任時には一大諜報網を構築。 混乱の極みに
あった世界情勢を分析し、身の危険を顧みず、日本に情報を発信し続けていた。
【諜報員】としての千畝の信念とは。 ユダヤ難民にヴィザを発給し続けた
千畝の心情とは。 遂に本作で、今まで描かれることのなかった本当の杉原
千畝の姿が明らかとなる。 戦後70年の時を経て“真実の物語”が感動超大作
としてスクリーンに甦る!≫
▽ 当時のユダヤ人の切迫感、危機感が、いま一つ画面からは伝わって
 こなかった。あくまで、助けた立場の視点。 ユダヤ人の脚本なら全く
違っていただろう。規律違反で、逮捕されるかどうかの際だったが、
 諜報員の経験が、豪胆な決断をさせたようだ。
映画館でみると、何れも、その迫力に圧倒される。
・・・・・
3915, 閑話小題
2011年12月14日(水)
   * 夢の中で夢に気づく
 数日前、夢の中で、「これが現実のはずはない、これは夢だ」と確信した
と同時に、 その場面がス〜ッと消えて白くなった。これまで、これに近いこと
があったが、夢の中で、リアルに夢と確信したことは殆どなかった!その翌日に、
似たような夢を見た。夢から醒めた直後に再び、その夢に戻って、その場面を
見つめている夢である。夢から醒めた後に同じ場面に戻れるか試したのである。
そういえば最近、幾重にも重なった夢をみる。ほんらい人の心は複雑怪奇なもの。
潜在意識は生物の進化過程の、それぞれの記憶が織り込まれている。
夢は、その潜在意識が現れ出て、それを見せてくれる。それも物語の形式で。
  * 脳卒中
 冬は老人にとって、脳卒中になりやすい時節。昨日のモーニングショーが
脳卒中の話題を取り上げていた。脳卒中と脳梗塞と脳溢血とクモ膜下出血の
違いについて述べていた。
◎ 脳卒中は、脳梗塞と脳溢血とくもマッカ出血などの総称 
◎ 脳梗塞 = 脳の血管が何らかの原因(塞栓、血栓、出血など)で血管が
   閉塞したり、狭窄することによって、その血管から栄養される領域の
   脳室・脳幹が虚血を起こし、壊死または壊死しかけている状態のこと。
◎ 脳出血 = 脳内出血と、くも膜下出血に大きく分けられます。
 ・脳内出血ー 脳の内部で細かく枝分かれしている動脈が破れて出血し、
  脳の中に血のかたまり(血腫)ができること。
 ・くも膜下出血ー 脳の表面を覆っている軟膜とその外側のくも膜の間に
  出血した状態。対策として、風呂とか、トイレに入った時などの温度差に
  気をつけること、前兆の身体の不調を見逃さないこと、そして万一、
  それらしき事態になったときは三時間が目安、速やかに救急車を呼ぶこと、
  などである。数ヶ月前に幼な馴染みも急死したが、私の年齢になったら
  充分、気をつけなければならない病である。
・・・・・・
3175,学習性無力感
 2009年12月14日(月)
[私はいつも仕事でミスばかりしている」
[自分が就職する企業は、何処も良くない」
「どうせ自分は何をしてもダメだ」
「旅行に出ると、嫌のことばかりつづく」
「女性には持てたことがない」「あ〜あ、面白くない」とマイナーなことばかり
目に捉われる人がいる。そういう心理傾向を「抑うつ的自己意識スタイル」という。
悲観主義者である。誰も失敗したり、何をしても駄目な時期がある。
そして自己嫌悪に陥り、欝症になり、それが重くなると、鬱病になる。
そして、マイナーな言葉により、何もヤル気がなくなる。それを[学習性無力感」
の法則という。その底から、這い上がる過程で自分を作り、そこで力がつく。
アメリカの心理学者の実験がある。
≪ 第一のグループには騒音を止めることが可能で、第二のグループにはコント
 ロール不可能な状況に置き、その後、全員を騒音を止めることが可能な状況に
 置いたところ、第一のグループは簡単に騒音を止めることができたが、第二の
 グループは、「学習性無力感」が働いたのか、誰も騒音を止めようとせず、
 その状況に耐え続けることしか出来なかったというのである。≫
一番の問題は≪どうせ自分なんか≫という考えが習慣になると、ろくなことが
ないということ。これに対して成功体験が人間をプラスを重複して導き出す。
これが世の中に出回っている「成功本」の共通点。この「学習性無力感」を
もじれば、「学習性達成感」ということになる。大相撲やプロ野球で、優勝回数
の多い力士や選手は、ますますヤル気が出て練習に熱が入る。 
優勝というゴールセッテングが体験でハッキリイメージできるからである。
逆に、失敗時のイメージを持つと、負け犬になってしまう。「学習性無力感」
が付いている。 恐ろしいのは、この20年近く日本は、バブルの崩壊以来、
どうも学習性無力感が国に、ついてしまったことだ。現在の若者の間で、
「一度で良いから景気の良い社会を経験してみたい」という願望があるという。
景気がよく、努力をすれば報われる実例が周りにあれば、自分も!
と啓発されるのだろうが・・・
・・・・・・
5022,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー1
2014年12月14日(日)
         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
 この本は立花隆の読書案内書で、06年12月から13年3月までに300冊の書評。
書評シリーズの4冊目だが、どれも読みごたえがある。ここでは娯楽本や、
フィクションを排除してある。冒頭は、東大付属図書館の副館長・石田英敬の
対談だが、図書館の未来像が面白い。知的好奇心の追求としての読書の役割、
紙の書籍の役割が衰えない可能性を述べていたが、現在の世界が大きな変化の
時代の最中、「知」をまた考えさせられる。
ネット書評で、この対談を纏めた内容があった。 −その辺りを抜粋ー
≪ 東大図書館のハイブリッド化が進んで、蔵書のデジタル化が進み,図書館
 は紙の本と電子本併存のシステムになっていく。そして図書館のディジタル化
が急速に進めば、図書館という本の入れ物は不要になる。 家にいて東大図書館
にアクセスして本を検索、パソコンで読めるようになる。東大図書館の特別室
には森鴎外の蔵書もあり、それには鴎外の書き込みもある。ディジタル化は
書き込みにも及び、これは鴎外研究者に便利。しかし、ディジタル化した鴎外
蔵書は紙の本と比べて情報量の点でどうだろうか。鴎外の手に触れた紙の本と
パソコンで見るそれとは全然違う。前者は鴎外の息吹が感じられるが、
後者にはない。これは大きな差。電子本は「深読み」には不利になる。
パソコンはマルチタスクを同時にやるが、これに慣れていると電子本を読んで
いるときにもメイルが入ってきたりして中々集中できない。ネットのもたらす
注意力の分散化は深刻な問題。確かにネットが広く、かつ深く行き届けば
大学も存在価値をなくすかも知れません。研究者は専門誌をネットで読むし、
パソコンで記事のギャザリングができるし、必要な情報もピンポイントで手に
入れられる。また「今週の新しい知識はこれ」とパソコンが教えてくれる。
これで真の学問はできるか、疑問がある。立花隆は紙の本の方が汚しながら
読めるから、使い勝手がいいと言う。電子本も電子的に汚しながら読めるように
直ぐなるだろうが、汚し方がデジと紙では決定的に違います。紙では消したり、
戻したりなどして,思考の過程が再現できるし、その過程で本を自分化できる。
デジ本では中々こうはいかない。ヨーロッパ中世の頃、ヴィクトル・ユゴーは
印刷されたばかりの本を手にし、ついでノートルダム大聖堂を指さし、コレが
アレを殺すだろう、とつぶやいた(25頁)。キリスト教支配の中世はグーテン
ベルグで確かに終わった。同様にデジタル書籍は印刷本を殺すのだろうか。≫
▼ 二人の対話では、紙とデジタルが、併用していくと述べている。
私自身、朝日新聞をデジタルとアナログ(紙面)を両用している。要はコスト。


6118,『今日のつぶやき』−6 生つぶやき

2017年12月13日(水)

   * 今日の「生」つぶやき
 このブログ自体が、「生」つぶやきである。 
< 合コンのときに思う。笑わせているんじゃない、笑われているんだ、と…>
 これそのままと、独りつぶやきが、自虐として癖になる…。 
ブログの本質は自慢。 少々、自虐で丁度よいと言うが、どうだろう。
 ―    (
・  学生時代、3日間、同じガムを嚙み続けていたら溶けてしまった。
   〜少し、自分が恥ずかしかった。

・ 20年前。散歩で同じ靴を修理をしつつ毎日のように10年近く歩いた。
  靴底が擦り切れて、二つに割れてしまった。  
   〜何故か、悲しかった。
  
  30年前、通勤に使っていた靴。会社近くの靴修理店に持っていったら、
  変な目つきで「新しいの買ったら!」と言われた。
   〜少し惨めな気分になった。

  コーヒーカップを20数年、使い続けていたら、手元にヒビがはいった。

  3台目の「ソアラ」 「20年以上も乗り続けている」と言ったところ、
  怪訝な顔で「本当ですか?」ですと。私も初体験だった。最後は恐怖が…

・「わ〜ん!」と泣くのは悲しみを吐出すから良いが、「シクシク」と静かに
  泣くのは内に吸込むのでダメだと聞いた。
   〜泣けるうちは、まだよいが… 今ではニヒルに笑って、丸まって寝る。
 
・ 毎日、挫折と再起の繰返し。
   〜その日に再起しないと、二度と立ち直れない気がする。

・ みんな馬鹿にみえる。
   〜それ以上に自分が馬鹿に思え自嘲する日々刻々。

・ 一年程前、北朝鮮の金様が養豚場で吊るされた豚肉を見上げる映像が流れた。
   そこに、「一匹だけ生きたのが…」と、誰の目にも明らかだったが… 
   〜側近の何人かが高射砲で粛清されているのでは? 
   〜あれは絶対、ブラック側近の陰謀だ。 と独りつぶやいていた。

・ 全国各地の冷蔵と冷凍ラーメンに嵌っている。
   〜それが美味いのなんの。 (B級グルメと生活に満足する私)
   
 ―
▼ そんな真剣に考えないで… <「自虐的」というキーワードで書いたため、
 シリアス、かつ誇張だよ!>と言い訳したいところだが… 偽悪的、自虐的で、
まず己の心のドアは開かと…。ところで、「ヒロシです…」で始まるネガティブ
ネタの一人漫才家がいる。「前向きじゃなくても生きていける」とのコンセプト
が面白い。 <1日過ごして万歩計が27歩>など、この年齢では、明日の我身の
可能性がある。 次のテーマが、彼の自虐ネタを取上げてみようか。
【数日前から、気に入った順に並び替えています。今日は、去年のがベスト?】
・・・・・・
5751,マシュマロテスト 〜
2016年12月13日(火)
        『マシュマロ・テスト』ウォルター・ミッシェル著
 図書館を彷徨っていると<マシュマロ・テスト〜成功する子・しない子>
が目にとまった。子供に2つの御菓子をみせて、ある時間を我慢すれば二個、
貰えるが、我慢できない子は一個だけと教え、席を立つ。自制心の弱い子は、
目先の欲望に負けて食べてしまう。その結果と、将来の成長度を比べるテスト。
当然、我慢する子は将来成功する確率が高くなるという面白い実験結果の分析。 
  〜ネット検索の内容が簡潔である〜。
≪ マシュマロ実験、またはマシュマロ・テストとは、子ども時代の自制心と、
 将来の社会的成果の関連性を調査した著名な実験。スタンフォード大の心理
学者・ウォルター・ミシェルが1960年代後半から1970年代前半にかけ実施した。
マシュマロ実験という名前ではあるが、報酬はマシュマロの代わりにクッキー
やプレッツェルが使われることも多くあった。
  ◇ スタンフォード大学での実験
「自制心」「セルフコントロール」などと呼ばれている「将来のより大きな
成果のため、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力」
が、人の社会における成功に重要であることはよく知られている。この実験の
本来の目的は、この能力の幼児期における発達を調査するためであった。
最初の実験は、ミシェルと、エッベセンによって1970年に行われた。
最終的にこの実験には、600人以上が参加した。
  ☆ 実験方法
・職員の子どもたちが通う、学内の付属幼稚園の4才の子供186人が実験に参加。
被験者である子どもは、気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に
通され、椅子に座るよう言われる。机の上には皿があり、マシュマロが一個
載っている。実験者は「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、
私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもう一つ
あげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」と言って部屋を
出ていく。
・子どもたちの行動は、隠しカメラで記録された。1人だけ部屋に残された子ども
たちは、自分のお下げを引っ張ったり、机を蹴ったりして目の前の誘惑に抵抗。
小さな縫いぐるみのようにマシュマロをなでたり、匂いをかぐ者もいた。
目をふさいだり、椅子を後ろ向きにしてマシュマロを見ないようにする者もいた。
映像を分析した結果、マシュマロを見つめたり、触ったりする子どもは結局
食べてしまう率が高いこと、我慢できた子どもは目をそらしたり、後ろを向いたり
して、むしろマシュマロから注意を逸らそうとする傾向があることが観察された。
すぐ手を出してマシュマロを食べた子供は少なかったが、最後まで我慢し通して
2個目のマシュマロを手に入れた子どもは、1/3ほどであった。
・ミシェルの娘も実験に参加した一人だったが、娘の成長につれミシェルは実験
結果と、児童の成長後の社会的な成功度の間に、当初予期していなかった興味
深い相関性があることに気がついた。そして1988年に追跡調査が実施された。
その結果は、就学前における自制心の有無は十数年を経た後も持続していること、
またマシュマロを食べなかった子どもと食べた子どもをグループにした場合、
マシュマロを食べなかったグループが周囲からより優秀と評価されていること、
さらに両グループ間では、大学進学適性試験の点数には、トータル・スコアで
平均210ポイントの相違が認められるというものであった。ミシェルはこの実験
から、幼児期においてはIQより、自制心の強さのほうが将来のSATの点数にはるか
に大きく影響すると結論した。2011年にはさらに追跡調査が行われ、この傾向が
生涯のずっと後まで継続していることが明らかにされた。
・また被験者の大脳を撮影した結果、両グループには、集中力に関係すると
される腹側線条体と前頭前皮質の活発度において、重要な差異が認められた。
同実験は、スタンフォード大学で「人間行動に関する、最も成功した実験の
うちの1つ」とされた。≫
――
▼ 15年かけ創業の準備をかけ30年間の実業の結果が、9・11テロ、リーマン
 ショックと、東北大震災のブラックスワンの到来で45年のミニ物語が呆気なく
終わりをつげた。しかし、失ったモノ、コトより、得たコトが、少なくとも10倍
はあった実感がある。そこには想像を絶する忍耐を要した。両親の後ろ姿を見て
いればこそ、45年間を面白おかしく過すことができた。 学生時代に、水商売の
アルバイトなどから同棲や、二股、三股をかけるなど私生活の乱れがある知人は、
その後の人生は恵まれていない。それは目先の快楽を御菓子に例えられる。
家系もあるが… 
 独身時代数年の女職場は、猛毒入りのマシュマロ、いやマンジュウだらけ? 
一度かじったら…それまで! 20歳の頃、ダブル合コンの片割れが目出度く成立、
卒業と同時に結婚した。その後の様々な女性とのイチャツキを、その時点で放棄
したことに、不思議な感覚にとらわれた。 いや、相手によるか? 今でもして
いるのもいる? 選んだ相手が、「猛毒を持ったタガメ」のケースが? 
誰のこと? 人生は複雑怪奇!「若い時に誤りがないのが最大の誤り」としても。
・・・・・・
4289, 学ぶということ −3
2012年12月13日(木)
            「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
  * 教えたい人間が引き受けるべきリスク ー教育の原点
 教育だけでなく、事業も、忘年会の幹事も全てに通じる内容である。
何かを引き受けたり、事業を立ち上げたようと決心した瞬間から全うしよう
とする自己責任が起きる。これは誰の問題でなく自分の問題。決心と実践の
本質の問題。著者は教育者のため「教えたい人間」が主語だが、実は
「実践者としての人間」が、引き受けるリスクのテーマである。
  ー まずは、その辺を書き出して考えてみる。
≪ 教えるということは本質的には「おせっかい」だということが骨身に
 しみたのは、ある出来事のせいです。・・80年代の中ごろ道場を始めた。
台風がきて、一時間くらい薄暗い体育館の中でまっていたけど誰も来ない。
そこの道場の中に座りこんで、来るか来ないかわからならない門人が来るのを
待っている。これは理不尽でないかな、と。「だいたい、ただ同然のすごい
安い月謝で教えているのにさ、ちゃんと来いよな」と思ったり、だんだん気分
が沈んできた。そのときに体育館の鉄の扉がガラガラと開いて、近くの中学生
が顔を出した。「あ、先生いたんだ。今日台風だから稽古ないのかと思った」
「台風でもやるよ」。それから二人で一時間くらい稽古をしました。
そのとき、外で嵐が荒れ狂う暗い体育館で腕組みしながら、誰も来ない畳の
上に座って待っていたときに、僕は覚悟したんです。人に教えるって、
多分こういうことだろうって。誰も「教えてください」と言ってこないけれど、
こちらが「教えたい」と言って始めた以上、教える人間はこのリスクを引き
受けなければ! そう思ったんです。誰かが扉をあけて来てくれるまで、
待ってなければいけない。畳を敷いて、準備体操をして、呼吸法もして、
いつでも稽古できるように備えていなければならない。それが「教えたい」
と言った人間の責任の取り方じゃないか、と。そのとき、教育というのは
多分そういうものと思ったのです。27・8歳の頃でしたが、気持ちは
今でも変わっていません。それが僕のなかの起点的経験としてあるのです。≫ 
▼ 新潟で30年近く前に立ち上げた会が、今でも続いている。私は10年ほど
 前に抜けたが、先日、参加してきた。私の経験からして幹事は大変。
これを立ち上げに際して、3年は続ける!が、後は成り行き次第と決心をした。
最初は我慢我慢の連続。「荒れ狂う、体育館で腕組み」なんてものでない。
その会を利用してやろうという気が全くないため、逆に欲が見えてくる。
それも土足で平気で上がりこんで来る。「私は来てやっている」というのが
丸見え。その我慢そのものが修養になったが、「自分が引き受けたからには、
やるしかない」と続けたが・・ 慣れると、その我慢も面白くなる。
何も知らず参加している方々は、私は鼻持ちならない傲慢な場所貸しの男で
しかない。そして30年、時代は大きく変わった。 事業も同じ。これは
己の魂の問題。生きんがため、そして自己実現のため、リスクを背負い、
心の奥底は半狂乱。それを隠し、ひたすら思いの実現のため手順を踏む。
起承転、の後に待っていた「結」は、経済大震災。40年前に事業を始める
にあたって、全てを失っても後悔はしないと何度も心に誓ったので、
後悔の念は無い。リスクに、普通のリスクと震災型リスクがあったのだ。
・・・・・・
5386,閑話小題 〜クソバイス
2015年12月13日(日)
   * 立場かわれば、クソバイス 
「クソバイス」とは、「クソ」と「アドバイス」と掛合わせた造語。 
アドバイのつもりが、言われたほうからすれば、クソ!という屈辱の言葉
を浴びせられたにすぎない。過っての具体的嫌味を言われた経験を街角で
(女性に)聞くインタビューを放映していた。 アドバイスそのものは、
上から目線。それが正しいほど、相手を傷つけることになる。私も何人も、
これで傷つけたことか!このブログ自体、多くのクソバイスが埋まってる?
  〜ネットで、私がみた番組を検索すると、以下のとおり〜
≪ 12月7日に放送された日本テレビの番組「スッキリ!!」で、
 「クソバイス」という言葉が特集され物議を醸しています。
この言葉の意味は「クソみたいなアドバイスで、一見アドバイスみたい
だが上から目線で自分の持論を押し付けること」ですが・・ 
番組によれば 「クソバイス」という言葉は犬山紙子さんが作った言葉
番組では、「あなたが受けたクソバイスは?」という質問を街の人たち
にしていた。 〜次のような人たちがインタビューに答えていた。
・ママ友に「働いていたらお子さんが寂しがるよね」と言われた47歳自女性
・彼氏がいる友人に「恋愛は頑張るものじゃない」と言われた20歳女子大生
・ママ友に「赤ちゃんぽくしないためにはお母さんも努力をしなきゃ」
と言われた 49歳保育士。子供の発達が遅かったらしい
・上司に「もうちょっと日焼けしたら」と言われた
               23歳アパレル非常に肌の色が白い女性
・女性の上司に彼氏を作りたいと相談したところ「短いスカート履いたら」
と言われた 26歳会社員
・旦那の母から「ママらしい格好を」と言われた 26歳のギャルメイクママ
・旦那から「ママの格好をしなさい」と言われた 30歳女性
・旦那に「いつも一緒の服を買うので違う服を買えば」と言われた35歳女性
 この言葉を作った犬山紙子さんは「クソバイスで悩むのはもったいない。
 クソバイスの場合は真剣に悩まない。受け流すのが一番いい」とアドバイス。
コメンテーター陣からは、
「クソバイスを聞くことがある。"あなたのことを思って言うけど"というのは
クソバイス」という意見や、逆に「言われているうちが花」「言われないと
寂しいから言って欲しい」「愛情の表現だし、そこには真実もある」も。 ≫
▼「クソバイス」も悪くはないが、造語で、「ヘド」を絡ませた「ヘドバイス」
 も考えられる。 最近、中古ビルを購入して得意満面の人に、
『バイパスか高速道路の出入口を間違え、逆走を始めた車と同じじゃない。
気が狂った?』と、思わず叫んでいた。4年前に4つの中古ホテルと、一つ
の駐車場を持つビジネスホテルを清算。その結果、過大借金から開放された
経験をしたこともある。その前にも中古ビルの購入で、数億の損失経験も
あって、思わず、「クソバイス」を叫んでしまったが、本人は目をパチクリ。 
それと、知人が二つの中古ビルの処分で苦労しているのを身近で見聞き
している。 果たして「高速道路の逆行」は言いすぎの、クソバイス?  
 「中古ビルは、ババ抜きのジョーカー。最後に引いた者が負け!」 
これだけは経験しないと分からない。 中古の飲食ビルを次々を買い捲って
いる得意満面の知人がいたが・・「どんなに安くても買ってならないのが
中古ビル」が私の経験が教えてくれた教訓。 私が30年間経営していた
ホテルを競売で半値八掛で購入、同じホテル名で経営している現オーナーの
苦渋の姿が目に浮かぶ!それも私の妄想かも?都会のビル郡のオーナーは、
不良物件を、あれだけ抱えていることになる。数年後に、ハイパーインフレが
生じれば、先を読んでの正しい投資になる。 ハイパーインフレは、根こそぎ
社会を破壊するからやはり正しくない、とも考えられる。『貸ビルという長期固定
投資は、激変の時代に問題あり』が、助言の資格がない(逆にある?)私の
「クソバイス」。 長期投資は難しい!が、経験上の実感。あの空きスペースに
過剰人員を抱え込む可能性がある。それより、投資物件に資金が縛られる
のが良くない。長期の結果が歴然とするのは5年〜10年後。その時は、その時?
まったく、こんなことを言いえる立場じゃないが、言いたいのだろう、この男!


6117,『今日のつぶやき』−5 

2017年12月12日(火)


   * 無いもんねだりはやめましょう! 〜

・ アナウンスが「… …次は新宿、おデブちん右側です」と聞こえる。 
                      (電車トド、32歳・男)
・ 松井稼が、松井嫁にいつも見える。 (誰かの嫁になりたい女・35歳)
   ◎アンサー:私の耳には、「不味いオカズ」と聞こえる。
・ 停めておいた自転車に「粗大ゴミ捨てないで」という貼紙を貼らてた。
                      (ゴミはお前じゃ)
   ◎アンサー:「ゴミはお前じゃ」と書いて、一日、置いておけば!
         そしたら、きっと「ゴミに言われたくない!」と…
・ 近所で遊ぶ子供たちの横を通ると、子供たちの口数が減り、皆目を
  合わせないようにする。         (何でやねん・38歳・男)
   ◎アンサー:近所の小母さんが、そうそう。 私もそうそう!
・ 今日、「東急バンズ」で無心になって乗馬乗り運動にまたがっていた
  人がいた。               (何を思って乗ってんだ)
   ◎アンサー:ロデオの騎乗者の気持ちだと思う。だから無心になれる。
・ 「このままでいいのか」と考え、また寝る。(22歳・男子学生)
   ◎アンサー:その前に、トイレに行ったら。
・ 年賀状より喪中ハガキが沢山来る。    (23歳・男性)

・ 飼っている犬が私を見て震える。     (匿名希望の女)
   ◎アンサー:うちのインコは家内がくると、すっ飛んで巣に入る。
・ 彼氏が来るたび、ブランド品がなくなる。(28歳・女性)
   ◎アンサー:「どのみち、貰ったもん!」と思ってんだろう。
・ 美人は3日で飽きないし、ブスは3日で慣れない。(バランスが大事君)
   ◎アンサー:女の職場で、つくづく実感した。付いてのは皆同じなのに!

・ 来世でがんばろう…。         (消防士・男性)
   ◎アンサー:無いものねだりはやめましょう。
・ ブスの女子高生ほど透けブラが派手だ。 (でも見ちゃう男)
   ◎アンサー:よっぽど、それがエロイんじゃない。
   
・ 俺をどこの保険に入れるかで両親が大喧嘩。(長男・26歳男性)
   ◎アンサー:どっちの名義にするかの喧嘩でないから…

・ 心も体も裸になったのは、私の方だけだった。 (どんぞ子・28歳女)
   ◎アンサー:経験、経験!

▼ アンサーを書きながら、誰かに支配されている心持がした。誰だろう?

・・・・・・
5385,閑話小題 〜潮流のうねりの波間で
2015年12月12日(土)
   * 人は時代の潮流に大きく翻弄される
 人生のを振り返ってみると、節目ごとの自分は、その時代の大波に漂って
いるに過ぎない事態が見てとれる。特に、社会に出てからは、次々と襲って
くる大波の真只中。その只中にいると、潮流に対する意識が少ない。
・敗戦の翌年、日本海側の中規模の商業都市の商家の8人兄姉の末子で生を受け。
・高度経済成長期の中の、卒業前後の1968^70年は学生運動の盛り!
 その中で、ジャスコの創業時に入社。四日市、神戸と一年、従事。
・2年後の金沢時代には、ドルショックに遭遇、衣料チェーンの勤務先は
 大きな混乱の極み。そこに一年半、従事。ドルショックの恐ろしさを知る。
・その2年後の27歳の頃に、事業の立ち上げを始めたと同時に石油ショック。
 500棟のマンション開発を当てに立ち上げた千葉・千城台の飲食ビル前の
 計画が全て白紙撤回。 5つのテナントの入居希望はゼロ。 
・その2年後に、地元の家業に戻ったが、暖冬など異常気象が続いた中、
 異常気象を逆手にとったディスカウントに徹して、引き継いだ店を
 5年で軌道に乗せ、兄に渡し。一年間、開業前の準備に入る。
・新潟駅前で、新幹線開通を当て込んで、学生服販売とビジネスホテル
 の二業種・一業態の変わったホテルを立ち上げ軌道に乗せた。、
・それも、10年後のバブル崩壊で、右上がりの売上げが急ブレーキ。
 2001年に9.11テロで、売上げが3年かけ3分2まで激減。
・2008年のリーマンショックで、3年かけて半分、10年で合計、3分1に落下。
 東北大地震の影響もあり2011年3月、30年続けてきた事業を断念に至る。
・あと数ヶ月で5年になるが、民主党から政権を取戻した自民党保守本流の
 安部、麻生元首相が、タックを組んでアベノミクスの経済政策の取組んで
 いるが、時代逆行の愚作は誰の目にも明らか。とはいえ、他に手立てはなく、
 二度目の東京オリンピックに向け、ミニバブルの兆候を見せているのが現状。
 その数年後に、現在の韓国のような国の態をなしてない危ない事態が待つ。
▽ 以上の全てが、歴史的な経済震動と自然災害が直に影響している。
そうこう考えると、人間は、大激震から生じる社会変動に大きく影響され
翻弄される小さな生ものでしかない。グローバル化の最中、誰も助けては
くれない。あるのは自助努力のみ。家訓のベースを崩さなかったお陰で、
一つ間違えれば奈落の底の前に、何とかセフティネットに引っ掛ったが、
そろそろ、御向かい?が忍び込んでくる時節。 面白かったらよかったが!
・・・・・・
5020,幸福優位7つの法則 −10
2014年12月12日(金)
 【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
   * 幸せの波及効果 
 その人を判断したければ、まず両親を、そして連れ合いを見て判断すべし、
というが、幸せも、同じこと。『血筋』とは、よくいったもの。特に、幸せの
波及効果は横だけでなく、親子など縦にも出てくる。親の背中を見て子は育つ。 
  ーその辺りを抜粋ー
≪「楽しい、嬉しい、幸せ」などプラスの感情を、積極的に表に出すことで、
 周囲に幸せの人が集まることで「上昇スパイラル」が生まれ、仲間同士の絆が
強まり、幸福度が高まっていく。「幸せ」は無条件で「ある」ものでなく、
積極的に「幸せになる」のだ。幸せかどうかを決めるのは自分である。
・・ 「七つの法則」は、自分自身がまず実践しなければならないのだが、
決してそこで終わりではない。自分に変化を起こすことが、周りの人にも影響を
与えるということを話したいと思う。 自分の生活に「幸福優位性(ハピネス・
アドバンテージ)」を活用するようになると、すぐにポジティブな変化の波及効果
が始まる。だから、ポジティブ心理学はかくもパワフルなのである。これまでに
述べた「七つの法則」を全てに使えば、幸福と成功の上昇スパイラルが点火される
ので、その効果はすぐに何倍にもなる。その後、ポジティブな効果は周辺に
向かって波及し始める。周りの幸福を高め、同僚の働き方を変え、最終的には
自分が働く組織全体をいい状態に整える。7つは全部が分ちがたく関連している。
だからいくつかを一緒に使えば、総合的な効力を高めることができる。
たとえば法則3「テトリス効果」は、法則4「再起力」を支援する。
身の回りからポジティブなものを探し出す訓練ができれば、失敗も成功の機会
と再定義できるようになるからだ。また、法則7「ソーシャルへの投資」は、
法則6「二〇秒ルール」を活用するのに役立つ。周りからの応援によって、
新しい習慣を簡単に投げ出さなくなるからだ。また逆に、法則6「二〇秒ルール」
によって、職場のよい人間関係を作るために必要な「活性化エネルギー」を減らし、
法則7「ソーシャルへの投資」を成功させることもできる。そして、職場において
上質のつながりができるほど、自分の仕事を単なる勤めではなく「天職」だと
思えるようになり、その結果「幸福優位性」による"競争優位性"が生まれる。
そのように波及効果が次々に生じていく。一つの法則の効果が他の効果を
引き起こし、単にそれぞれの寄せ集めをはるかに超えた力になる。
全部が総合的に働くと、一つだけでは望めないほどの効果が得られる。・・≫
▼ベルギー、ポルトガル、ハンガリーの離婚率は70%前後というから、日本の
35%の二倍になっている。日本でも家庭内離婚を含めると90数%が破綻して
いるというから、多くの人たちは、不幸な家庭環境で育ってきたことになる。
だから、自分から積極的に「幸せなる」しかない。その意味で、この7つの法則は、
人生の基本姿勢として、身につけておかなければならない。逆に「不幸だから、
何もかも上手くいかなくなる」ことは周辺を見渡せば分かる。いや、まず自分?
人生の総合幸福度は、自己評価85点。現時点は75点。老いる度、現時点の
満足度は減っていくのだろうが、何ごとも心がけ。ここまできたら
「日々是好日」しかないが、これなら得意!

・・・・・・
4653, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝
2013年12月12日(木)
  * 行蔵の中の、旅行の棚には
 学生時代の欧州旅行が当時の40万円。5〜10万円を別途プラスして、
現在の金額からすると一ヶ月間で400〜500万円。丁度、高度成長時代に入った
昭和42年。馬小屋のような寮生活しか知らない地方出の私にとって、この旅行
のカルチャーショックはあまりに大きく、固定観念が粉々に砕けてしまった。
これが、その後の事業人生で、他人の思惑を気にすることなく生きてこられた
バネになった。その前に、大きな挫折経験があったが、これはカルチャー
ショックによる自己崩壊? それから20年後の40歳から年に平均二回、
20年近く行き続け、合計48回の秘境を中心としたツアー。今からすると
【来年前半に一月間の5百万のツアーに参加。余韻を半年、楽しんだ後半から、
隔月ごと年6回の割合で旅行に出るとして、まる8年。家内と共にすると
4千万円はかかる】 その旅行に続けてる期間は、手取り一千万以上の収入
があり、給与面からみて、収入範囲である。 それがどうした?といえば、
それまでだが、「べき時に、べく事を、べく実行してきた」ことになる。
 御隠居の現在、肉体的に金銭的、気力的に不可能。河口湖や軽井沢に別荘
を持っている豊かそうな?知人を見ても、気持ちに余裕を持つことが出来る。 
「遠き日は、歳とるごとに近くなり」が、齢を重ねる度に、いずれも昨日の
ように感じ取ることが出来て、人生の終盤にプラスに働いてきた。
プチブル主義の露出になるが・・ この年齢で、新羅ウィグル地区から
カラコルムハイウェーを抜けるコース、パタゴニア、南アフリカなど、
無理。その十倍の4億の現金と、この旅行経験を交換しないかと言われたら、
迷いなく行蔵をとる。あのTPOSの中で遣り繰りつけたから価値がある。
事業整理の結果に、さほど動じないで済んだのは、幾つかのライフワーク
を続けていたため。それもこれも両親の生き様から学んでいたため。
見方を変えれば「これで、この男、狂ったか!」だが「狂って良かった!」 
 ー最後は、いつも、「良かった良かった」の自画自賛かいー 
の誰かの声が聞こえてきそう! ケチくさい話だが・・

・・・・・・
4288, 学ぶということ −2
2012年12月12日(水)
          「最終講義 生き延びるための六講」内田樹著
 * 母親と父親の育児戦略の違い
    −まずは、親の教育論の部分より
≪母親は破局的状況を生き延びることを求め、父親は優劣を競う戦いに勝ち
残ることを求める。相対的競争の勝者になって目立つことを求める父親型育児
と、群れに紛れて、あたりと見分けのつかないものになって欲しいという
母親型育児、この二つは実は排除しあうものではない。対になっている。
その二つの育児戦略の拮抗の中で、子供はいい具合に育つ。この拮抗の並列が
一番バランスが良いのが理想的。これが両方とも「競争に勝て」と子供を責め
たてたら、子供はストレスで壊れてしまう。「生き残っていさえすればよい」
と言えば、社会性がつかない。でも、数多の親たちをみると、どちらかに
偏りすぎでバランスの良いのは少ない。偏りすぎると社会的成熟が出来ない。
1980年代からあとは、日本社会では、母親までが父親型の「競争優位」に
なってしまった。あまりに日本が豊かで安全な国になってしまったから。
もう破局的状況を生延びる緊急性がなくなった、どう転んでも心配なくなった。
 だから、人のことなど顧みず、私ひとりよければ、それでいいという時代に
なった。競争に負けても、取りあえず食べていける保証があったからです。
まだ50年代までは貧しい時代で、「共和的貧しさ」であった。ところが時代は
変わった。日本が例外的な豊かな時代が終わった。「ラットレース」は勝った
ものの総取り、負けた人間には何も与えない時代になったら、本当に飢死にする
可能性が出てきた。そこで、ここで「ルールを変更しようと」という話になった。
競争原理は、豊かな社会向けルールだった。しかし今や資源が限られた中
「潮目の変化」。 限られた資源を複数の個体で分け合うためには、行動
パターンを変えなくてはならない。動物は、そういうようにしてきた。
あるものは夜行性になり、あるものは昼行性になる。樹上で生活するもの、
地下で生きるもの、肉食か、草食で、あるものは大きく、あるものは小さく、
など生態学的な地位をずらしていく・・ それが共生の原理なのです。 ≫
▼ 時代は、父親型から、母親型生存戦略に変わってしまった。もう二度と
 終戦から半世紀近く続いた右上りの時代は戻らない。当然、母親が子供教育
でも家庭内で主導権を持つようになるのが自然の成り行き。首都圏に住んで
いれば、何時、直下型地震が襲ってくるか分らない、とにもかくにも生き
延びることが優先される。日本という国家からして資源のない条件の中で、
これほど危険な状態はない。国家も母親的戦略と、父親的戦略の拮抗が必要。
 これが三極の「石原・維新の党」と「未来の党」の戦略に見て取れる。
地政学的にみて、これまで丁度良い島国が、これから大きな試練に立たされる。
韓国と日本の差は、近隣に時代錯誤の軍事国家が在るか無いかである。
徴兵制度で、青年期に鍛えられるかどうか。それを見守る母親は自然、
優しくなる。日韓の若者は青年期に歴然とした差がついている。

5750,大格差 〜書評  平均は終わった!
2016年12月12日(月)         
       ー「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」
                      タイラー・コーエン (著)
   * 気の毒な大部分の若者たち!
 上位15%になれない若者たちにとって、ますます生きづらい時代になる。
若者の賃金指数は未来の先取りになる。20世紀は数百万、数千万単位の集団殺戮
の時代といってよいが、21世紀は科学が飛躍的に伸びて、「想像すらできない
現象が起る」ことしか知りえない。その中で生きていくことは並大抵ではない。
激変の中で、安定した職業など極わずか。変化のうねりの中を漂うことになる。
 政治家は、若者の将来など考えている余裕などない 〜その辺りから〜
≪ 若者の失業は減らず、職に就いている若者が受取る賃金も下がっている。
 2000年の時点で、若い高卒者の賃金は10年以上前に比べてわずか11%しか
増えておらず、若い4年制大卒者の賃金にいたっては5%以上減少している。
若い大卒者のなかで、失業者の割合が10%前後、フルタイムの職に就けていない
人の割合が20%近くで推移するようになって久しい。大不況による歴史的な景気
収縮期が終わり、経済が再び成長しはじめてから数年がたつのに、多くの若者の
就労機会は減っている。それが厳しい現実なのだ。いま多くの人は、自分の
経済的な未来が蝕まれつつあると感じている。見当はずれの不安ではない。
若者の雇用問題(多くの国に共通する問題)は、仕事の世界の未来像を先取りして
いる。今後、しかるべき技能をもたない人は、これまで以上に、職に就く機会
から締め出されていくのだ。それを尻目に、高学歴中心とする所得最上位層は、
ますます高額の所得を手にするようになる。
 "平均は終わった"というのは、今日の世界のさまざまな局面に当てはまる言葉
だが、未来の世界はそれがますます顕著になるだろう。」そして、その背景が提示
される。「こうした潮流の根底には、元に戻ることのない、いくつかの大きな変化
がある。その変化とは、経済のグローバル化、賢い機械の生産性の向上、停滞した
産業と活力のある産業の二極化である。」ここでも平均層が消滅するというわけ≫
――
▼ 半世紀前に若者だった私たち世代の就業環境と比べようないほど悪化している。
 それが更に止めどなく右下がりになるという。まして地方経済の惨状では、若者
の住むところは限られる。中流の下流化は、それぞれ差別が明確になり貧相の社会
になっていく。隣国の南北朝鮮が、それを示している。私たち世代が生きた、高度
経済成長時代の、高揚した社会は何だったのか、特殊の時代だっただけか。
 で、また偶然、以下の内容に続いていく。 
 ・・・・・・
3913, 閑話小題
2011年12月12日(月)
   * ひとり焼肉専門店 「焼肉ひとり」
 独り者が増えているためか「ひとり用専門店」がニュースになっている。 
一人カラオケ、ひとり焼肉専門店などである。店サイドは、一人で一部屋・
一テーブルは効率が悪いので良い顔をしない。が、この不景気で、そんなことは
言っていられない。しかし最近の国勢調査で単身世帯が全世帯の三割を突破、
「夫婦と子供」世帯を上回っている。アメリカでは、一人客は寂しい人と、
白い目で見られるという。 映画やTVのドラマでも店の中の一人客は少ない。
そこで、店の構造から一人用の席をつくる発想である。30年間続けてきた
事業も「お一人様専用ビジネスホテル」だった。ひとりカラオケを「ヒトカラ」、
二人のカラオケを「フタカラ」、多人数のカラオケを「タカラ」と呼ぶ。 
ヒトカラは、歌の練習やストレスの発散に使われるが、何か侘しいか。
  * そろそろ今年の総括
 今年は、東北大震災と、30年続けてきた事業の惨事?が重なった。
20%半ばの売上ダウンが三年目に入っても止まらず落ち続ければ、この事態
は当然。恐慌の前ぶれの波に直撃されたことになる。過去40年近い事業人生で
資金繰りの心配は無かった。しかし、数値は数ヶ月後に資金枯渇状態になること
を示していた。何度もシュミレーションしても、半年後にはアウト。その上に
東北大震災が起れば何の躊躇することなく決断をせざるを得ない。そうこう
あって、心の痛手は深いが、未練とか、後悔はない。それより現在起きつつ
ある大恐慌の近将来の到来と、東北震災の経済に及ぼすマイナス現象である。
今さら最悪の状態の私が何を言わんであるが・・
今年の総括は、もう少し年末が押し迫ってからにする。


6116,『今日のつぶやき』−4 〜私の‘つぶやき’

2017年12月11日(月)



   * 私の‘つぶやき’
 身近な「つぶやき」ネタを考えると、あるある… 幾らでも! 
 ―
< 以前、ある人が失職した上に大手術。暫くしての酒席を共にした時。
 その男、『そろそろ私も一念発起」』をしなければ…」に、思わず
『その前に、まず「一念勃起」では』と自然に、つぶやいてしまった。
隣席の上品そうな見知らぬ御婦人二人、「あっは・ははは〜」 >
 
< 20年前になるが、会社の若い女子社員が会社の二次会のスナックの隣席に
 来て、「私、変態なの!」と一人つぶやいていた…。「どういう変態なの?」
と聞きたかったが、立場上、ただ黙るしかなかった。真面目そうで、清潔感が
あったのに。>
 ―
< 金沢で、同僚の女子に、『今日は閑古鳥が鳴いているね』と言ったところ、
 『それって、どんな鳥?』と真顔で聞き返えされ、思わず吹き出した。美人
だったが、二度と近くに来なくなった。店内にアゲハチョウが飛んでいた。>
 ―
< 警察官になった友達から「友達を逮捕してしまった」と連絡が…(32歳の男)>
 内省: ?学校時代の同級生に、二人がヤクザ、一人が窃盗で…。それに
倒産が一人。この男、「それがどうした」と開き直って何の自覚がない。ったく!
 ―
< どこかの誰か?が『私って特別の存在なの!』って、真顔で話すので、
 思わず『本当に?』と聞き返した。更に念を入れ、『本当よ!』だと。>
だから、生きていけるじゃないかい、人間は。「僕はきっと不幸だよ〜」
 ―
< 姉の一人がシリアスな人で。上京したばかりの私に、『女ってね、
 やられるふりをして、やるんだからね、気をつけなさい!』と注意された。>
・内省: 最近、やたらため息ながら、「後悔、先にたたず」じゃなくて、
「後悔、あとでたたず」の‘つぶやき’しきり。
 ―
<「楽しんだもの勝ちだよ」>  
< 感動をもっと求めたら >
< もっと柔軟に生きていればよかったのに >
< こんなものかい > < これでも実に面白かったよ >

▼ 学生時代のタメ息混じりの独り言が、「何か良いことないか〜」。
 だから、面白いこと、良いことを引寄せていたようだ。

【 重要なお知らせ:  
  過去文を読返すのも億劫になってきたため、
 「時系列」から「気に入った」順に並び替えます。 】

・・・・・・
3547, 「モテキ」の話
2010年12月11日(土)
毎日新聞に《ザ・特集: 
 なぜ今、「モテキ」かー今年の新語・流行語大賞にノミネート》があった。
◇人生にはモテる時期が3回来る?ーブームの背景に「草食系」への慰めと
励まし?ーの副題もよい。面白い特集だが、この大不況の中、結婚をするだけ
でも大変。その人なりに?その時期はあるという。振り返ると21〜26歳辺り
男の一番の盛り、女は18歳から24歳辺り。私の場合は団塊世代の女性が対象
のため、恵まれていた。で?・・ その日々が過ぎ、ある日、突然、潮を引く
ように誰も相手にしてくれなくなる。その時になって慌てても、既にカタオチ?
になっている。それが青年と成年の境目。 ー以下、その特集をまとめたー 
【 今年の新語・流行語大賞にノミネートされた言葉の中に、「おやっ」と
 思わせる一語があった。「モテキ」。文字通り「異性にモテる時期」の意味
 だが、ずっと前から口にしていたという方も多いのではないか。それが、
 なぜ今? 甘酸っぱい香り漂う恋愛用語を読み解いた。【平野幸治】

「現代用語の基礎知識2011年版」の「モテキ」の項目には <モテ期。
人生には3回の異性にモテる時期がくる、などという>とある。飲み会の席や
友人同士で「それってモテ期じゃない?」「来たーモテ期!」というよう使う。
この言葉が恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補に選ばれたのは、
女性漫画家、久保ミツロウさんの作品「モテキ」が評判になり、さらに
テレビ東京でドラマ化されたことが大きい。・・主人公は派遣社員の藤本幸世、
29歳。 ある日突然、知り合いの女性たちから電話やメールが殺到し、
話したこともなかった職場の同僚女性からもコンサートに誘われる。
「これがモテ期か」と舞い上がるが、恋愛経験が乏しいだけに屈折していて
不器用で、美女たちに振り回される(実は振り回している?)という物語。 
モテ期が「ある日突然」訪れるという設定は、作者のある「メッセージ」が
込められているのだが、そもそも私たちはどんなときにモテるのか。
「どうやって」の研究は雑誌などで盛んだが、「いつ」というのは意外に難問。  
 (字数制限のためカット11年12月11日)

 ・・・・・・
3912, 精神力ーその偉大な力 ー6
2011年12月11日(日)
    ◎ 想像力の魔力 「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著
 * あなたの心のなかに、絵または型やプランなどを作る能力がある。
応答する性質のある大生命力は、そういう絵や型に応じて、あなたの体験内に
流れいるのです。心に以上のようなイメージを作る能力を想像力といいます。
誰もが想像力を持ち、それを使って自分の望むこと、または望まないことへの
プランを立てます。考え尽くした末に、これをしようと思い定めた心の絵は、
あなたが大生命力に送り込む計画案です。こういうプランには、信念が方向を
与え、かつ統御します。信念は、心の中の確信です。あなたにとって真であり
と確信するものです。これがこころの中につくる絵やプランの型を決定します。
大生命力は、それに始動されて行動に入ります。想像力は、心の中の技術する
部分です。・・・ フランスの精神治療医クーエは「毎日あらゆる点で、私は
よりよく、よりよく、なっていきます」と、自分に言い聞かせるよう教えた。
また、「幅30センチ位の長い平板を地上に置くと、たいていの人なら、
どんな長い距離でも、平気でその上を歩いていけます。しかし、二つのビル
の10階の高さのところに渡すと、話は全然違ってきます。歩こうという人は
殆どいません。想像力が、落ちる絵を作るためバランスを崩し落ちてしまう
と想像をしてしまいバランスを崩す。 が、30センチの高さでは、逆に
大丈夫という想像力が、バランスを保ってくれる。」という。タバコを止める
ことも、酒を飲むことも、止めたときに得られる利益が将来、いかに多いかの
イメージを書き出し想像すればよいのです。10年で、20年で、30年で・・
と。昔の人は、意思力を養おうとしました。 近代医学では、それを強いると
いうことで効果なしとし(強要することは、感情的な欲求に反するからと)、
イメージを利用するように変わったのです。逆に想像力はマイナスに働く力が
非常に強い。被害妄想とか、心配性とか・・それも生きていく上で必要だが。
▼ 最近、歳を重ねて実感することは、「貧すれば鈍する」ということ。逆に
「馬子にも衣装」もある。豊かな環境と知識は、その人を豊かにする。
また逆も、ある。格差社会というが、中産階級が減ってきた日本が、最近、
いやにギスギスしてきた。高度成長期の時代は、歌謡曲も、何もかもが夢。
将来に対して豊かなイメージを持つことが出来た。しかし、現在、どうだろう。
夢がもてない背景がある。信念を持てといったところで、持てないのである。
長期楽観、短期悲観は人生に生きていくために必要なスタンス。
楽観は意志でもあるが、意志の具体的イメージ化にヒントがある。 

・・・・・・
5749,大格差 〜書評 � 平均は終わった!
2016年12月11日(日)           
     ー「大格差:機械の知能は仕事と所得をどう変えるか」
                      タイラー・コーエン(著)
  * 21世が姿を現してきた 〜平均は終わった
 1946年生れの私は、太平洋戦争敗戦の20世紀後半を主に生きたことになる。
そこは歴史的経済成長の稀な恵まれた時代であった。その時代を壮年まで
半世紀も過ごせたことが私たち世代の総て。その時代が終わった21世紀は、
ぶ厚かった中間層が下層になり、一部上層の総取りの時代となる。
 大部分の者は生きづらい世界である。 〜その辺りから〜 
≪・「このような変化は、所得格差にどのような影響を及ぼすのか?まず言える
のは、機械とともに働くことができ、機械を発明でき、機械に関する知的財産
を所有し、機械の産物を世界中の消費者に届ける人たちは、非常に裕福になる。
日本にも新たな富裕層が出現するにちがいない。しかしその一方、多くの人は
賃金が上昇しなくなる。若い世代、とくに若い男性の多くは、満足に生計を立て
られなくなるだろう。低賃金のサービス業の職にしか就けない人が多くなる。」
・「日本の平等社会の伝統も揺らぎはじめるだろう。テクノロジーが進化して
多くの分野で人間の労働が必要なくなれば、私たちが創造性と時間をもっと
自由に活用できるようになる面はある。抑圧的な上司に縛られて働く必要も
なくなるかもしれない。しかし、私たちは本当にその変化の恩恵に浴せるのか?
これからやって来るのは、新しいルネサンスの時代なのか、それとも経済的な
苦しみの時代なのか?ひょっとして、その両方が現実になるのかもしれない。」
 ――
▼ 問題は、進化し続ける高度の情報端末を経済弱者が持ってしまったこと。
 その結果、20世紀のような集団殺戮を公然と出来なくなった。
機械とともに働き、機械を発明でき、機械に関する知的財産を所有し、機械の
産物を世界中の消費者に届ける人たち以外は、その機械によって、除外される。
その矛盾のガスは、何時か大爆発を起こすことになる。22世紀まで人類が
持つのだろうか? 狂ったサルが人間になり、その中で、一番狂ったのが、
人類を滅ぼす現実が、目の前にきつつある。隣国の韓国、北朝鮮の露出した
姿そのものが、日本の先行きを示している。混乱は、これからである。

・・・・・・
5384,閑話小題 〜何処の??が!
2015年12月11日(金)
   * 何処かの??が!
 沖縄の普天間基地の跡地に「ディズニーランド」誘致のニュースが流れた。
《【沖縄】普天間基地跡地にディズニーランドを誘致? 
  安倍政権の次なる施策に疑問の声も
 菅官房長官が沖縄県の宜野湾市の市長と会談し、普天間基地の跡地に
ディズニーランドを誘致する案について言及した。ただ、ディズニー誘致には、
普天間基地の県内移設や辺野古基地建設について反対する世論をかわす思惑も
見え隠れする。安倍政権の次なる施策に疑問の声もあるのは事実。》
「何処の馬鹿が」が、安部政権とは! アフォノミックスを打ちたて時代逆行
の政策を打上げている「何処の馬鹿」なら、あり得る花火だが、直ぐに萎む
線香花火。テーマパークを成功させるには、最低2千万人の後背人口が必要。
東京のディズニーや、江戸村には、首都圏3千万の商圏が控えている。
いや、中国や、アジアが控えてある? 誰が、沖縄の孤島のディズニーに、
わざわざ行くのだろう。それなら東京のディズニーを選択する。そこには
東京という猥雑なテーマパークも楽しめる。こういうのが、政権を担っている
と思うと、うら恐ろしや。喜劇と悲劇は紙一重というが・・ 他人事でないか!
  * 北京のスモッグは、ソ連のチェルノブイリ事故クラスの問題?
 チェルノブイリ事故で3年目に被曝が一部で表面化し、住民の暴動が発生!
5年後に はソ連が崩壊! をした。共産党一党独裁の体質では、国が滅びて
しまうことが、表立ち、ゴルバチョフのペストロイカなどから、ソ連崩壊に
繋がっていった。 現在、北京のスモッグ問題、一過性の問題なのか? 
それとも、チェルノブイリ事故クラスの問題なのか? それにしても酷い! 
今さら、工場、個人に規制をかけると社会問題になる。さて、根本問題を
果たして解決できるのか、見もの!
・・・・・・
5019,幸福優位7つの法則 −9
2014年12月11日(木)
【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  * ボジティブ比 〜繁栄と衰退を分ける「ロサダライン」〜
 ここで、「ロサダライン」という考え方が示されている。
「ボジティブ比」である。  ーまずは、その辺りからー
≪ これは、心理学者でビジネスコンサルタントのマルシャル・ロサダが
 発見した、2・9013という数字で表されます。これは、10年にわたって、
業績のよいビジネスチームと、悪いチームにおける「ポジティブな意識」と
「ネガティブな意識」が、2・9013対1以上でなければ、そのチームに成功は
もたらされない、というもの。 言い換えれば、チームとしてネガティブな
考え方を打ち消すためには、その3倍以上ものポジティブな考え方が必要、
ということになります。単に、「ポジティブな考え方が多い」というだけでは、
ダメ、ということ。3倍以上でなければならないが、調査結果では、理想的に
「6倍」必要。その事例として、国際的な鉱業会社での事例が紹介されている。
 この会社では、ポジティブの比率が1・15対1だったところ、リーダーに
対してポジティブなやりとりを心がけるよう指導したところ、その比率が
3・56対1まで上がった。その結果、生産性も飛躍的に向上し、業績は40%も
改善したのです。この取り組みに対し、CEOは当初、半信半疑だったが、
実行したところ、メンバー間の信頼関係が向上し、自分の成功だけでなく、
他者の成功も考えられるようになった、など、その効果は非常に大。≫
▼ 私が知る限り、普通の人のネガティブ比が、逆の3倍のようだ。 
 毎年、小中、高校、大学と同級会に出席しているが、恐れずにいうと、
上級に進むにつれ、ポジティブ比が高くなる。 さらに年齢とともに、
ネガティブ度が高くなっていく。歳を重ねるごとに意識してポジティブ度を
高めなければならない。特に、私は6倍、いや10倍を目標にしなくては・・ 
それが、私の事業における結末の最大の収穫。「肯定肯定、絶対肯定!」
「積極一貫!」「美点凝視!」でいくしかない。 そう! 秘境ツアーが、
これに似ている。際どい地域ゆえ、トラブルは一通り出てくるが、これは
避けることが出来ない。しかし、その数倍の感動体験が必ずあるから、挫けず
に出かける。 創業も同じ。大変だが、その数倍の面白さがある。
 ロサダライン「良いこと3に、悪いこと1」は、誰も人生体験から知って
いることだが、問題は、その1にだけ目がいくこと。大部分は、そこで留まり、
世間様?に取込まれてしまう。トラブル1は、避けることが出来ない。
が、その数倍の良いことが必ずある。同じくネガティブ1は、必然だが、
その準備は可能である。それは、場数で、エネルギー量を最小にすることは
出来る。 ポジティブ量を多くするには、時間をかけた知識と訓練が必要。
それと言葉。肯定的言葉を普段から意識し身につけておかないと。特に私は!

・・・・・・
4287, 学ぶということ
2012年12月11日(火)
 内田樹の著書や論文をたびたび見かけるが文章は平易で分かりやすい。
最近の若者論は女子大の教授ということもあって、的を得た内容である。
失われた20年間の中で、将来に希望が持てず「学ばず、働きたがらない」
若者が多いという。
 * 何故、学ばなければならないのか?  
        「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著
≪ ある大学で「先生、現代思想を勉強するとどんないいことがあるのですか?」
 って訊かれたことがあります。見ず知らずの学生のくせに、僕の方に100%
説明貴任があると思っているんです。自分は腕組みして「商品説明聴いてやるよ」
という態度なんです。「お前の説明が納得がいったら現代思想勉強してやるけど、
説明がつまんなかったり、オレにわかんない言葉とか使ってたら、勉強しないぜ」
というわけです。ほんとに。そういうふうに教師に訊くのが学生にとっての権利
だと思っている。思わずぶん殴ってやろうかと思いましたけど《笑》。でも、
怒りらえて、こんなふうに説明しました。{ 悪いけど、僕がこれから教える話は、
君にはまだその価値が軽量できないものなんだよ。喩えて言えぱ、君には君自身
の価値判断のモノサシがある。そして、そのモノサシを持ってきて、
「先生がこれから話すことの価値は何センチですか?」と訊いてきた。でもさ、
僕がこれからする話が、ものの重さや、時間や光度にかかわることだったら、
そのモノサシで計れないでしょう。世の中には度量衡そのものを手に入れな
ければ、何の話だかわからないこともあるんだよ。}
 6歳の子供が手をあげて「先生、それを学ぶと何の役にたつのですか?」
というとき、子どもはこどもなりに「有用性のモノサシ」を持っているわけです。
でも、問題なのは、その六歳児のモノサシで世界中の価値がすべて計れると
思っていることです。だから、そういうときは、「パカモン、子どもは黙って
勉強しろ」と言うのでいいんです。でも、それを断定して言える基礎づける
ロジックを今の現場の教師たちは持っていない。「君たちになぜ勉強しなくては
ならないか、その理由はわからないだろうが、私にはわかっている。」という
絶対な知の非対称性が必要なのです。≫
▼ 学生時代に学んだことは、上記のことである。絶対的な父がいて、
 その価値観から離れ、多様な価値観の世界を知り、結局は再び舞い戻り
似たような生き方をしている自分と現在、直面している。しかし、そこで一日、
二時間以上の読書習慣を身につけたのが収穫であった。とにかく、何のためで
なく最低限の絶対量の知識を身につけること、それは価値観を常に再構築し
続けることが可能なベースを積み上げることである。それが活き続けるである。
 「人生、常時戦場、一生勉強」を実行してきた先人から、それを吸収する
ことを楽しみとするのが{学ぶ」ということ。


6115,『今日のつぶやき』−3 〜読書日記

2017年12月10日(日)

          
            『今日のつぶやき』リリー・フランキー (著),
   * つぶやきは、リアリティが満ちて                   
 早朝の新鮮な空気のなか、こんなのを打込んでいると、哀しく、可笑しな
自虐的な笑いが込み上げてくる。下手なジョークより面白い上に、同化して
いる自分が一時的にも解放されるような複雑な心境を醸し出す。

・ カッコをつけて外人に英語で話しかけたら、「え?なんスか?」と
  日本語で返された。      (シケメン 26歳)
・ やっぱビールとセックスは生だよね。(19歳・女)
   答え: 危ないよ。その歳で! 生は、ハムと刺身にしていたら!
・ 会社の電話応対で、「はい」を言おうとして、「へい」と言ってしまった。
            (限界がきたのかな 女)
・ ファンと会うたびファンが減る。 (漫画家 35歳男)
   答え:わかるわかる! 自分の漫画のコスプレでもして会ったら。
・ どうすれば一人の男で満足できるか教えてもらいたい。(女学生)
   答え:数うちゃ当たる!
・ 自分の彼女が、知らない男から呼び捨てで呼ばれていた。(無欲の男・20歳)
・ 彼氏が医療用の太い浣腸を入手してきた。なんだか、もう逃げられない予感。
                           (34歳・女医)
・ タラレバを珍味と思っていた。 (33歳・男) 
・ 今までにエッチしている最中に「ママ」って言ってきた男が三人。
                   (ママじゃない普通のOL・27歳)
   答え: マ〜マ〜
・ ネガティブでもいいや!というポジィテブ・シンキング。毎晩。(男・29歳)
   答え:<ポジィテブでもいいや!というネガティブ・シンキング。毎晩。>
・ とにかくやりたい。この際、デブでも、ハゲでも誰でもいい。
                         (欲求不満女・29歳)
・ 正常位からバックに移る瞬間。「ウィーン、ガチャン」と言ってしまった。    
                             (男・40歳)
・ 昔は器用貧乏。今はただの貧乏。      (31歳の、ただの貧乏女)
・ どんなデブでもハゲでもワキガでも、外科医の85%には愛人がいる。(女…)
   答え: ところで産婦人科医なら、どうなの? 

▼ そういえば、小池都知事が、ニュースキャスターをしていた時に、
<「火が出た」というところで、「屁が出た」と言ってしまった!>
との失敗談が印象的だった。それらの殆どが実体験?なればこそ面白い。
 生々しいところでは、
<コンビニから出てくると、自転車の両ハンドルに、コンドームが装着…。
                          (29歳・男)>
<アルバイトでレジをしていたら、客が渡した小銭に、陰毛が混ざっていた。
                    (女アルバイト 年齢不詳)>
などは、リアリティあり過ぎなればこそ笑える。 今日はこの辺で… 
 次回は私の「生つぶやき」! お後が、宜しいようで。

・・・・・・
5748,なぜ本を読むといいか? 〜9 : 脳受容体を活性化させる 
2016年12月10日(土)
          <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
  * 第二章‘脳受容体を活性化させる読み方’
 ここで、「乱読」の効用について書いている。思いもしない発見、偶然の
一致の遭遇を意味する『セレンディピティ』を誘発するのに乱読が有効という。
最初から深く理解することは出来なくとも表面を撫でるだけでいいから、広く
浅くフックを出しておけば、いつか何かが飛び出してくる。さらに鳥瞰する
にもよい。浅くとも何かと結びつくことで、のちに深く入り込むこともある。
 以前、シネマとTVを含め何度か見た『ルーシー』を、ブログ内を検索をした
ところ、以下の内容があった。フックとはキーワードである。
 主人公のルーシーがマフィアの闇取引に巻込まれ、体内にドラッグを埋め
こまれ、それがとけて体内に漏れたのを切欠に、脳が100%活性化する物語。
著者は、読書が微弱のドラッグの役割を果たすと類推する。微量でも、徐々に
効いてくる。 読書習慣の有無で、生涯で大きな差が生まれ、その差は指数
関数的に広がっていく。読書を通して作家の脳とつながり世界を広めていける
かどうかだが、鈍いのが実際、ここに私として存在している。せっかく地球に
人間として生れ出てきたのに。としても、バカの壁を低くしてくれていた。
 一つの生命には20億年の記憶がつまっている。そこに私たちの想像を絶する
能力が隠されていることは当然といえば当然。ところが18歳までに、常識や、
道徳などの壁を周囲に作ってしまう。人生とは、それを一生かけ壊すプロセス。
世間人とは、当人の前に立塞がる範囲500m内の社会が全世界の人。今では、
手の平サイズの有り難いスマホがあるが、それでも、抜け出せない壁である。
15〜6年に渡って書いてきた、この貧弱なブログ。 これが私の‘脳受容体’? 
 ったく! 
追)いま気づいたが、7年前の<3171,「にこまる」で超図解 2009年12月10日>
 と、去年の<5383,武器としての決断思考ー? 2015年12月10日(木)>が、文脈
として、そのまま繋がる。面白いものである。 (以下にコピー)
――――
2014/09/01
閑話小題 〜「LUCY/ルーシー」〜シネマ評 
  * 「LUCY/ルーシー」〜シネマ評
 まあ面白い! 95点。ここでは、人間は脳の10%しか機能してないと
いうが、3〜5%も使ってないのが大部分だろう。私自身の過去を振り
返ってみた実感は5%。 
  ーレビューよりー
≪ 脳が100パーセント機能してしまったヒロインの戦いを描くアクション
「ルーシー」。ごく平凡なルーシーは、台北で、マフィアの闇取引に巻き込まれ、
密輸のため新種ドラッグを体内に埋め込まれる。だが、袋に入ったそのドラッグ
が体内で漏れ出し、ルーシーの脳はみるみる覚醒。驚異的スピードで変化する
彼女は、脳科学者ノーマン博士が見守る中で、人知を超えた能力に目覚めていく…。
 しかし一方で次第に人間性を失っていく彼女は、 自分自身でさえも制御不能な
状態へと陥っていく。果たして100%覚醒したルーシーは、人類を救う存在なのか? 
それとも破滅へ導いてしまうのか?
 通常は10パーセントしか機能していない脳が100パーセント機能してしまったら?
わずか数分で外国語をマスターし、傷みも感じない身体はスーパーパワーを身につけ、
肉体的な格闘を超越して超能力の域に達する。気弱な女の子から、人間性を失い
つつも超人に激変を楽しみたいファンにはおすすめだ。≫
▼ 火事場の馬鹿力は確かに存在するが、それを薬物を使って引出すのは、
 アスリートや音楽家の世界では広く応用?されている。 
これを拡大したアイデア一発だけで勝負をした内容が、何とも面白い!

  * つれづれに 
 先日、TVで「幽霊や、虫の知らせ」について、色いろなケースを取上げていた。
そして、学者が、「それら全てを、勝手な物語化しているに過ぎないだけ!」と
否定をしていた。これは各自の感覚の問題であり、断定出来る問題でない。
私も、ある時期、変な感覚が身についたことがあった。今は全く無くなったが、
これは経験してみないと理解できない。「激怒した相手は、本人か家族が数年
以内に病気か不幸が起こる」と信じている。家庭内は何こも多くの問題を抱えて
いて、数年以内に必ずトラブルは起こる。特に熟年家庭には・・ 自分より年上
には「いずれ直ぐ死ぬ!」で済む!そういう年齢になったということ!
死んで三日もたてば、三百年前と死んだと同じこと!で、日々暮らすしかない。
――――
2016/05/17
閑話小題 〜 『ルーシー』  
   * 『ルーシー』
 先日、『ルーシー』をTVの再放送を観たが、半年に一回位は放映されている。
もう4〜5回はみている。私も微細だが、何か面白い特殊能力がある。誰も、
個々に特殊能力、いや脳力があるが、気づかず見逃しているだけ。この映画、
見る度、その面白さが増していくのも珍しい。それにしても、映画は面白い! 
 〜まずは、その内容から〜 【ストーリー】
≪ マフィアの闇取引に巻き込まれたルーシーは、特殊な薬が入った袋を体に
 埋め込まれ運び屋にされてしまう。しかし、体内で薬が漏れたことで彼女の
脳機能は驚異的に覚醒。脳科学者ノーマン博士が見守る中さまざまな能力が
超人的に目覚める一方、少しずつ人間性が喪失、自ら制御できなくなっていく。
『レオン』や『ニキータ』などクールなヒロイン像を打ち出してきたリュック・
ベッソン監督と、スカーレット・ヨハンソンが初めて組んだアクションスリラー。
体内に埋め込まれた特殊な薬が漏れたことで脳機能が驚異的に覚醒し、
人間離れした能力を発揮し始めるヒロインの暴走を描く。通常は10%程度しか
機能していない脳が、100パーセントへ向かって覚醒していくヒロインを見守る
脳科学者役に、オスカー俳優モーガン・フリーマンがふんする。≫
▼ 西アフリカを南に下っている道すがら、面白いところがあると立寄った
 数軒のテントの店が全て、呪いに使う小道具だけを扱う店だった。当時は、
民度が低いアフリカの地方の一現象と見ていたが、どうだろう、案外に効果が
あるのかもしれない。変と思われるかもしれないが、この5年間、いや人生の
節目ごと、直接、私の心の傷口を蹴り上げてきた人の8〜9割が人身事故か、
大病か、ごく近い親族が倒れ寝たきりとかになる。あとの1〜2割は、それが
入ってこないだけと思っていたが、その数人が、ごく最近・・? 自分でも
恐ろしい? 元もと不幸な性格の人が、他者の傷口に、自分の傷口の血を擦り
付けるため、それが膿んで、自分の傷口に毒が悪化するため。こんな映画を
数回も見るため、因果をつけた筋書きをしているだけとしても、実際に、何か
あるのでは?と・・ 人を恨ばま、穴二つ、いや無数! 逆に、恨まれている
憶えは数限り? それでも何とか、健康に?生きている。毛沢東、スターリン、
ヒットラーなど、狂い死にしてよいはずだが、そうでもない。とすると、
これは私の創作した馬鹿話! がオチ。 でも不思議だが、娑婆は妄想である。
・・・・・・
3171,「にこまる」で超図解
2009年12月10日(木)
 ー秒間! で脳内整理術 「にこまる」で超図解すれば問題解決ー茂野太陽(著)
二つの○を重ねて書き、重なっている部分を「同定」し、そこから新しい
 キーワードを探し、
三つ目の○に書き出すもの。
・「正・反・合」を○で図示しながら、正・反から合を気楽に導き出すものと、
  考えてもよい。
・また「守・破・離」も守・破から離を導き出すことができる。
・「三位一体説」の「神(父)、イエス(子)、霊)のモデルの図示にも似る。
・その他にも、起承転結や、帰納法、演繹法などに気楽に使える。
 書店で、立ち読みで充分と判断していたが、手に取るたびに著者のエネルギー
が本から溢れ出ているようで、思わず買ったが、これは使える。「脳内整理を
遊びながらする」手法であり、新しい手法というより、一つのテンプレートの
提示である。実際に図をノートに手書きでうつしていると、著者が考えつくして
いるのが分かる。 テンプレートとして、*にこまる基本図、*にこまる時間図、
*にこまるラセン図の三図がベース。何か問題を抱えたら、この三つの図をジッ
とみて、そこに問題のキーワードが収まるのを待つという方法もある。
その意味では、面白い提示をしているともいえる。まず○印が二個重ねるという
ところが、ミソである。 ー以下は、キーポイントの言葉である。
*頭がもやもやするのは入り口が自動ドアだから
 =入り口で、開けるかどうかの判断を手動でするべきというのは、
  情報社会だからこと必要
*情報は外だしすることで整理が加速する
 =書き出し、まとめてこそ、情報の価値がでる。脳内整理は「答え」ではなく
 「問い」に重点を置くこと
*情報は、問いを含めた形で整理する
 =問うという能動的な形で整理するから価値が出る。
*情報を整理するには入れる箱が必要
 =自分の手作りの箱が必要。 この随想日記は私の箱である。
  一般にブログは最適。
*思考のステップ化で脳内整理をさらに加速
 =この「にこまる」は、思考のステップ化に最適である。
思考法としては、シンプルで分かりやすい。 図示し、展開するには良い手法。
・・・・・・
5383,武器としての決断思考 ー
2015年12月10日(木)
       ー武器としての決断思考〜 瀧本 哲史 (著)ー
 知識、判断、行動のそれぞれに対して、膨大のエネルギーを投入、
それを知恵で役立つように加工しなくてはならない。そのためには、
日ごろから学び続けていなくては。私たちは、知りうる、出来る範囲で
しか、判断し、行動するしかないのである。まずは、知識・情報を
ベースとして蓄積しておかないと!
  * なぜ「学ぶ」必要があるのか?
≪ 実学にも「知識・判断・行動」という三段階が存在します。
 実学の世界では、知識を持っていても、それがなんらかの判断につながら
ないのであれば、その知識にあまり価値はありません。そして、判断につな
がったとしても、最終的な行動に落としこめないのであれば、やはりその判断
にも価値はないのです。 この知識・判断・行動は3つがセットになって、
はじめて価値が出てきます。それらをセットでこなす能力を備える人が、交換
不可能な人材こそが求められる人材になる。武器は持っているだけでなく、
使って、役立ててこそ意味がある。≫
   * エキスパートではなく、プロフェッショナルを目指せ
≪ エキスパートとは、ある分野の専門的知識・経験が豊富で、それを売る
ことで生きている人たちをいう。この時代で目指すべきは、プロフェッショナル、
 エキスパートの上位概念という人材モデル
1、専門的な縦断的知識・経験をもっている
2、それらをもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる
 プロフェッショナルが求められる。
世の中には、それぞれのエキスパートは多くいても、全体を見て判断できる
プロフェッショナルは、あまりいないのです。縦横を鳥瞰し、瞬間的に知恵を
出せる人材こそ、これからに厳しい社会環境で要求される人材である。
 正解のない時代に、激変する中で、変化対応を生き抜けることこそ、
プロフェッショナルである。≫
▼ 今さら、この歳でだが、戦場で命の危険に晒されれば、極限の中で、
 エキスパートも、プロもない。持っている能力と、直感で戦うしかない。
あるのは、死か、生。要するに場数の経験が、生死を左右する。
だから、戦場に立って戦い続けるしかない。命がけだから、人生は面白い。
・・・・・・
5018,幸福優位7つの法則 −8
2014年12月10日(水)
【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  法則7: ソーシャルへの投資 〜周囲からの支えを唯一最高の試算とする
 わかったようなことを毎日書いているのに、人扱いがうまくない。そこで、
毎朝、親しい友人に向かい語りかけるように、この随想日記を書いている。
これも一種のソーシャルへの投資と考えている。読み手は、直接、会って
話さなくとも、ピュアーに集中して書いたため、私と会話をしていると同じ
感覚では? 読んでくれているだけで、仲間? それとも?
  この法則7は、「幸せになるためには仲間が大切だ」ということ。
≪ ハーバード大学はアメリカで最も優秀な人物が集まる大学の一つ。
 それは何を意味するか。今まで全米各地で「成績トップ」として生きてきた
人達のうちの半分が、ハーバードでは「平均以下」に位置する。彼ら「天才」
「秀才」と呼ばれてきた人にとっては初めての屈辱だ。そんな過酷な競争社会
ハーバードの学生の幸福度を研究した結果、ある学者は以下のように表現した。 
 「研究によって得られた発見を一言でいえば『愛』に尽きる」 つまり、
同じぐらい辛い状況、追いつめられた環境の学生たちでも、信頼できる仲間
関係を構築できている学生たちの幸福度は高く、孤立している学生は幸福度
が低い、という結果が出たのだ。この傾向は大学に限ったことではない。
2008年のリーマンショック直後、多くのアメリカ企業は未曾有のパニック状態
に陥ったが、その際、多くの企業は社員同士のコミュニケーションの機会を
増やし、相互の絆を強める努力をしたという。福利厚生費や懇親会などの費用は
不況の時にはまっさきに削られてしまうが、マネージャーたちは自腹でビール代
を捻出し、社員と自由に会話する時間を持ち続けた。人と人との絆に投資する。 
これが大切なことなのだ。・・≫
▼ 日本では、居酒屋で上司の悪口を言って憂さをはらし、そこで絆を強める
 慣わしがある。私は地縁の会には、ほとんど出ないが、学縁の同期会には
可能な限り参加している。出身校は自分をつくってくれた骨格であり、人生の
道標として参加を続けていると、その時どきの合せ鏡として学ぶことが大きい。
ソーシャルとしては、以前経営していた以前の会社も飲み会がソーシャルへの
投資としていたところがあった・・当時は、忘年会や、退職者の送別会が、
その一つ。年5回として150回以上の宴会をしていたが、面白かったこと!


6114,『今日のつぶやき』−2  〜読書日記

2017年12月09日(土)

          
            『今日のつぶやき』リリー・フランキー (著),
 お笑いのような、お笑いでないような。そこには悲哀と、自虐が滲み出てる。
本人にとって、曝け出し、独り笑うしかないない失敗。とすると、ここで度々、
心の安定のために自虐的、偽悪的内容になるのは、自己治癒のため。
その典型的な「つぶやき」の一つを!
<そういえば、居酒屋の親仁が、知ってか知らずか、奥の調理場で呟いている
のが、そのまま聞こえていた。ところが、一人だけの客の私に「あの客、苦手
なんだよな〜」だと。> 
 その店も、道路拡張の恩恵を受けて、何処かに移転?していった。

・ 合コンのときに思う。
  笑わせているんじゃない、笑われているんだ、と…
             (ピエロ君のつぶやき・20歳・大学生)
・ 後ろからナンパされて振り向いたら「すいません」と謝られた。
               (女医のつぶやき・31歳)
・ 「アーナルほど!」  (著名人のつぶやき・49歳のイラストレーター)
・ 勝負下着の出番がない。  (女のつぶやき・ 25歳)
・ そりゃ女だって溜まる  (女のつぶやき・ 20歳)
・ ホームセンターのアルバイトをしていたら、見ていた子供から、
  「子供の頃の夢は何だったの?」と聴かれた。(女のつぶやき・20歳)
・ この歳で尿漏れ。    (女のつぶやき・17歳)
・ 彼氏から「このセックスマシーンが!」と言われた。
              (一年前まで処女・23歳)
・ 高校生から席を譲ってもらった。 41歳。 (男のつぶやき)
・ 僕だけがデートのつもりでした。 (男のつぶやき・26歳)
・ 野グソのときだけ山盛りに出る。 (   )
・ ノイローゼ気味の叔父から「鬼どもが人魂狩りの血祭りだ」という
  手紙が来た。全部赤字で。 (男のつぶやき・23歳)
・ 温めますか?「はい」。今日、声を出したの、これだけだ…。
               (一人暮らし8年目・23歳)  
・ 兄が寝言で大笑い。楽しそう… 。(女のつぶやき・ 23歳)
・ 26歳の彼氏と7回やったら 2人で熱を出した。この歳で何をやってだか。
                   (女のつぶやき・ 31歳)
・ 「あなたよりセックスが上手なの」 これほど納得できるフラレ文句は
  今までない。         (男のつぶやき・32歳)
・ 下ネタ、聞くのも、話すのも苦手。断然実際するのが好き(  )
・ 同じ人と二回以上セックスしたことがない。(女のつぶやき・24歳)
・ ブスだけど、性格の良い人を見たことがない。(男のつぶやき・37歳)
・ 2回のベランダに蛙がいた。どうやって来たの? (   )
・ 知り合いのガキに「いくつ?」って聞いたら「10万3歳であ〜る」って
  言われた。          (吾輩は10万29歳の女)

▼ 「つぶやき」「ぼやき」で検索すると…
【「つぶやき」=小さな声で独り言の ように言う。 内容には関係がない。
「ぼやき」=自分の意に適わないことに不平不満を言う。声の大小に関係がない。
つぶやきはほかの人に聞こえなくてもよい発声 による不平不満の表現、
ぼやきは近くにいる人に聞こえるような発声による不平不満の 表現。】
これからして、二つの意味合いは、非常に似ている。聞いて欲しいため、
投稿する野だから、殆どが「ぼやき」とも言える? しかし、ホノボノした
のが「つぶやき」には多い。やはり面白いのが「自虐・下ネタ」。そのまんま
赤裸々になる。<ブスだけど、性格の良い人を見たことがない>は、現実。
<すぐに「やらせろ」って言う男いないかな…。過程が面倒くさいんだよな、
  過程が。 ―発情中の女・24歳> など、何をか言わんで、気にいった。
 男は、金さえ出せば… だが、女性は? 女の職場空間では、断じて言えない。
即座に、「いいわよ、直ぐに、その気になるの私…」と。しかし、それが女史間
に、ふれまわり、息を凝らて事の成り行きを見られる最中で何も出来ようない。
そこで終われば良いが、上記の「つぶやき」のような人が次々と… 色気で、
からかいに! シリアスに、猿のごとく、本能的視線で、相手を見抜く。
それが女の職場。なればこそ、「つぶやき」は、女性の方が遥かに面白く、
下ネタの底が深い。馬鹿の方が多いのは今さら。されど女性は少々馬鹿が良い…。
 振り返れば、そこは大河の濁流。何故か私は、笑っていた。いや笑われていた。
そこは笑い返すしかない、笑いだった?それも今では同じこと?
<アルバイトをしていたら、見ていた子供から「子供の頃の夢は何だったの?」
と聴かれた。(女・20歳)> シリアスで、情けなさが直に伝わる。でもね、
「そういう経験こそ、料理の塩加減になるところが人生」の内なる声も聞こえる。

・・・・・・
5747,なぜ本を読むといいか? 〜8 :マタイ効果 
2016年12月09日(金)
           <本を読む人だけが手にするもの>藤原和博著
   * マタイ効果 〜アジャ・パー
 今さらだが、現実社会の実態は弱肉強食の冷酷な世界。住宅地も、歴然と
高級住宅地と下町が分かれている。都会だけでなく、地方も然り。世の中は、
不自由・不平等・憎しみで満ちているため、逆に、<自由・平等・博愛>が
叫ばれる。それも家柄、富で何世代も引継がれ、富める者には富が集まり、
貧者は互いの足の引張りあいで貧しくなる。これが一度、貧者に陥ると、
元に戻るのは難しい。 だから万一の備えが重要。人生が、それを教える。
  〜「マタイ効果」をネット検索をすると、以下のとおり〜
≪ マタイ効果とは、富める者はますます富み、奪われる者はますます
 奪われるという現象です。例えば、面白い情報がたくさんあるところには、
利用者がたくさん集まり、人が集まればその人達に知って欲しい情報が更に
集まってきます。逆に情報が少ないと、人は集まらず、人が集まらないから
情報が更に集まらず、寂れてしまいます。雪だるま式の効果を良い方向へ
回転させることを考えるべきです。仕事のできる人に仕事が集まってくる
現象で、経験が増えるからますます仕事ができるようになり、良循環になる。
だから「仕事は買ってでもせよ」と言われるわけです。それを仕事の中で経験
することが一番人生経験に役立ちます。幸福な人はいつもニコニコしています。
その結果、善人にみえるので人から好かれ、他の多くの仲間が合体して、より
いっそうの地位を固めていきます。厄介なのは、一歩進み始めたマルビとの
コースは、なかなか変更ができないことです。こうして階層の分化が進行して
いきます。この言葉は人々の間での階層分化とその拡大再生産のメカニズムを
述べています。 ≫
 ――
▼ 『貧すれば鈍する』で、経済的余裕、お金が無いと心まで鈍くなる。
 そこで踏んばって『窮すれば通ず』、極限の立場になると知恵が湧出て活路
が開けることがある。『火事場の馬鹿力』『窮鼠猫を噛む』が、これに近い。
科学技術の進化が、ネット社会と情報端末を飛躍的に及ぼし、マタイ効果を
拡張、加速させる。2045年が、人工知能の進化の特異点になって、世界が
一変する可能性があるという。極々、少数の天才が、世界を支配する日である。
最近、シネマで、その類の物語を見たが。 マタイ効果が現れ出ている現実は、
何ともいえない味がする。 味はパッ いや、 アジャ・パー ですか。
 世間とは、アジャ・パーというと、味わい深くなる。 ったく!
・・・・・・
5382,閑話小題 〜2階建オープンバス
2015年12月09日(水)
   * 2階建オープンバス
 家内が義妹とディズニーランドに遊びに行った二日目の昼頃に、東京駅近くで
オープン2階建バスをみつけ、空席が残っていたので、50分で1600円と手ごろ
もあって、乗車した。その車上からの都内遊覧が、何とも優雅。ビューポイント
のガイドは運転手がするが、それで充分とか。分かっていたら、先週の土曜
夕方の同級会の前に一時間早く上京し、乗っていただろう。これも幾つかの
コースがあるようだが、これは御のぼりの時間つぶしのチョイ観光に丁度良い。
東京の一極化と地方の格差は更にすすむ一方。 年1〜2回の上京なら良いが、
住みとなると別問題だが。母校がセカンドステージの1年間の大学生?を募集
しているが、関東圏なら入学するが、週に三日間の上京は、腰痛持ちでは無理? 
   * ISのテロが、本格的に世界各国に飛び火
 アメリカも、カルフォルニアの無差別テロで、ISによる世界各国のテロが
本格的になってきた。ことの本質は、地域間格差と人種格差による差別問題。
それとオゾン層破壊と温暖化による砂漠化による貧困化が格差をよび、テロに
結びついている。特に露骨な格差社会のアメリカはテロの温床として、一度
飛び火を始めれば、延焼は避けることが不可能。その意味で、この数ヶ月、
続いているトルコ、パリ、ロシア旅客機の爆発テロ、アメリカの乱射テロは、
大きな転換期の象徴になる。恐ろしいのは一匹狼型のテロ。二年半前の
ボストンマラソンの爆発テロも、周到に計画された二人による、そのテロ。
 これは、テロという手段のゲリラ戦。それが、日本を含めた世界各国で、
日常的に起こる危険に晒されることになる。国対国の大戦から、一匹狼による
ソフトターゲットに対するミニサイズのネット型ゲリラ戦がトレンドとは!
これ、考えてみれば、宗教戦争? 文明の相克である。
・・・・・・
5017,幸福優位7つの法則 −7
2014年12月09日(火)
   【幸福優位7つの法則ー幸福と成功の意外な関係】ショーン・エイカー著
  * 法則6: 20秒ルール
 森(現役)から、サバンナ(御隠居)の生活に移動するについて、まず考えた
ことは、ウツ対策。そこで、毎日の習慣を、更に厳格にする実行することにした。
< 4時起床。この文章の修正と完成、アップの後、一時間のミニサイクリング。
 9時から11時半まで、読書と、ブログの下書き。
午後からは、スポーツジム、ポタリング、図書館、テレビなど自由時間にあて。
17時から20時までは、居間で食事やテレビなど。そして20時過ぎに就寝。>
 20分ほどの誤差は出るが、ほぼ毎日この日程である。我ながら真面目だが、
習慣(日程)は第二の天性と信じ、このパターンを続けている。この20秒
ルールを、早速、取り入れたが、早朝など、寒さで布団から出れない時、
ピッチャーから投球を受け、制限時間20秒以内の投球動作のイメージを持つと、
何故か不思議に行動に移れる。コツはキャッチャーが球を渡すタイミング。
  ー要点を纏めるとー
≪ 私たちは「単なる習慣の塊」。そして、習慣は「初期設定」を変更しないと
 変えられない。そして初期設定は、一番楽なこと、に集約されていく。
著者はギターが趣味だが、忙しくて弾く機会がなかった。そこで一念発起、
「毎日30分ギターを弾く」誓いを立てた。 習慣が身につくには21日かかる
研究結果から、21日分のカレンダーに✓マークをつけることを想像していたが、
その計画は4日で頓挫。そこで、著者が学んだのは、[一番の問題は、「ギターが
ギターケースに入れられ、リビングのソファーから歩いて20秒かかるクローゼット
にしまってあること」] そこで著者はギタースタンドを購入、ソファーの座る
位置から手が届くよう配置したところ、21日後に著者は、✓マークが21並んだ
カレンダーと、ちょっと上達したギターのテクニックがついたという。 
この二つの事例の違いは、クローゼットまでギターを取りに行く、20秒しか
かからない行動の「面倒くささ」が習慣化を拒んでいた、ということ。 
重要なのは、「望ましい行動」を「最も抵抗の少ない道にする」ということ。
 著者は正反対の実験へと自らを進める。彼は帰宅後にだらだらテレビを観て
しまう習慣を何とかしたいと思いつつ、やめることができずに、オフィスから
自宅に戻ると、リビングのテーブル上にあるリモコンでまずテレビのスイッチ
を入れてしまうのだ。そこで、テレビのリモコンから電池を抜き、リビング
から20秒かかる部屋の引き出しにしまい、代わりに積ん読の本を自分が座る
位置に置いた。もちろんギターも手に届く場所にある。当初は、帰宅すると、
電池が抜いたことを忘れてリモコン操作してガッカリしたが、そこで引き出し
まで電池を取りに行ったか? 面倒だから行かないのである。立ち上がって
テレビまで行って操作するのも面倒だと。その代わりに、すぐそばにある本を
手に取ってパラパラめくったり、手許にあるギターを弾いて時間を過ごすよう
になった。著者は、テレビ番組に対する興味が薄れている自分に気づいた。
そしてその代わりに読書とギター練習という、より「望ましい」習慣を
身に付けた自分を発見した。≫
▼ 老齢化には、これは有効に働く。とにかく、億劫になってしまうが、
 ピッチャーの20秒以内の投球制限のイメージを持って次の動作に移る
習慣化は、有効になっている。これは実際に回数を重ねるしかない。で、
「大リーグで、来年から更に厳格に実行される」とニュースで報じていた。
・・・・・・
4650, 老後の生活破綻、そして死 ー3
2013年12月09日(月)
     「老後の生活破綻 - 身近に潜むリスクと解決策」西垣千春(著)
  * 健康面から見る、高齢社会の現実
 ー健康面から、高齢社会の現実を要約するー
《日本人の要介護期間は平均約七年と、2008年にWHOより報告されているが、
軽いものを含めると十年前後。介護を要するきっかけは、脳血管疾患が最も
多いものの、認知症や老衰、関節疾患、骨折・転倒とばらつきがある。認知症、
老衰、関節疾患の多くは緩やかに進行するが、脳血管疾患や骨折は突然起きる
ことが多く、生活の急変をともなう。65歳以上の死因別死亡率は、約半数が
心疾患、ガン、脳血管疾患の三大病で亡くなっている。後期高齢者は増加すると、
肺炎や、老衰で亡くなるものが増える。注目するのは、不慮による事故による
死亡が死因の6番目にあること。 交通事故、入浴中や、転倒によるもので、
予期せぬ人生の終末は、周囲のものにとっても後悔を残す。
60歳以上の自殺者は、全体の3割を占めている。
55〜65歳で三番目の死因が自殺。
高齢者の自殺原因で、健康問題が半分、経済問題4分の1が動機になっている。
まずは、ウツになり、それが自殺につながる。目先に迫ってくる死の影に慢性
の鬱症がつきまとう。 恩師、上司、同年代の友人、配偶者、時には子供の死
などが身の回りに次々に起きて、周りのつながりが、どんどん減る。さらに
体調が悪くなり慢性的に不調を抱え、収入も減り、医療費の支出が増えたりして
経済的に不安定になる。それらが増るのに対し、鬱憤を晴らすチャンスが減る。
それが自己否定になり、生きている意味を感じられなくなる。高齢者の自殺の
6割が健康問題。その中で、ひたすら峠を歩くことになる。・・・ 》
▼ 峠からみる下界も時に美しく光り輝くこともあるが、人間の肉体は生もの。
 時間とともに、腐っていくのが老いであり、病気である。それをカバーする
には、運動と読書と趣味の深耕を続けること。その気力が衰えれば、思い出の
宮殿に入るしかない。欧米の公園で年寄りがボンヤリ座っている姿は、思い出の
宮殿の中にいる抜け殻の姿。50歳代で、数人の友人が亡くなったが、老いの
経験をしないで済んだプラス面もある。としても、長く生きたい。
特に、これから10年、厳しいが面白いはず。眺めは良いが、風は冷たく強い。
荷物を一度下ろして、思いきった整理の時!
・・・・・・
4285, 閑話小題 ー痴呆老人?の罵声
2012年12月09日(日)
  * つれづれに ー痴呆老人?の罵声と娑婆
 最近、近所で徘徊している?80歳過ぎの痴呆のような老人がいた。
一年前から2〜3回見かけるが、服装は普通だが何か変。一月以上前になるが、
駅に向かっていたところ、その老人が突然、7mほどの道路の反対側で並列
状態で歩いて大声で喚き出した。私を罵倒しているような、しかし何を言って
いるか意味不明。見ると目をさける。100mほどすると、そこは土手で民家
が無くなる。恐ろしくなったのか、少し離れて更に大声で喚いていた。
汽車時間がギリギリだったので、通り過ごしたが、列車に乗ってから急に腹が
立ってきた。帰った後に警察に相談に行って「収容をしないのか?」というと
「無理」。それと「言っていること自体が本当かどうか?」と。実は痴呆でなく、
私の現状を近所で聞きかじった「寂しい老人性欝病者の鬱憤ばらい」か、
など考えてしまった。それにしては異常な怒りかた。上下の黒スーツに
白ワイシャツ、14時からして、「近所の孤独死をした老婆の49日法要の
帰りで酒が入った勢いか?」と仮説を立てると、怒りは増す。
「怨みの時代」の一現象だろうか、何だろう、これは。 私の事業整理は内情を
知らない人からすれば計画倒産そのもの。 私には外海の大津波(金融恐慌)
が内海に向って押し寄せているのが実感できるので、この事業整理には割り
切りが出来ている。しかし倒産にしては、今でも自宅に住み続けているし、
大型車はそのまま。(20年乗った査定ゼロ車など知る由もない)毎日、何処
かに出かけ、それまでと変わらない生活。誤解され罵倒されても仕方ない状態。
その上、旅行バックを持っていれば・・ あれは軋轢のあった地元の人の罵声を
代表したと思えば、一つの具象として分かる現象。シラミの世界は、こんなもの、
真当に生きれば当然!と、納得するしかない。地元に住む限りは半年に一度は、
と割切っているが・・ ゾンビ?は無感覚で襲いかかってくる。 
私が「死にぞこない!」と怒鳴り返せば大打撃だろうが、痴呆老人との言い争い
レベルに下がる。でも、面白い? あの怒り、色いろな顔を思いかべ当てはめる
とドレもコレもピッタリ。その数の多さに今さらの感がする。神様は丁度良い
タイミングにボケ老人を遣わし、忠告したと感謝するしかない。 ここで、
アメリカ、中国、韓国、そして日本の選挙と政権交代が進行中。 変動期には
何かが起こる可能性が大きい。株式・国債相場の暴落か戦争を機会に世界経済は
恐慌に入る。ある朝、突然に始るが、それを境に想像を遥かに超えた日々になる。 
特に経営者は厳しい。それより何気なく病院で検査を受けた結果が、
死の病の宣言!の方が、よほど恐いか。人生は喜劇、かつ悲劇。 

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