堀井On-Line



5030,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー5

2014年12月22日(月)

          『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * アメリカは、「キリスト教原理主義」の国
 ここで取上げている『神の国アメリカの論理』上坂昇著と、
『アメリカは、キリスト教原理主義・新保守主義に、いかに乗っ取られたのか?』
スーザン・ジョージ著を読むと、アメリカの占領政策下で、いかに洗脳されてきた
日本の立ち位置が見えてくる。イスラム原理主義と同じく、アメリカもキリスト
原理主義で世界を占拠している実態が浮かび上がって見えてくる。 同時に、
イスラム教国の意味あいもみえてくる。 ーその辺りからー
≪ ここで紹介されているアメリカ人の宗教観は信じがたいまでキリスト教原理
主義的。教派によって違いがあるが、アメリカ人の圧倒的多数が、神、イエスを
信じており、地獄、悪魔の存在も信じている。原理主義者は世界で起きている
ことはすべて「神と悪魔の戦い」とみなす。「邪悪な人々」は「抹殺」される
べきと考え、神の教えに反する不道徳な制度・慣習は廃絶されるべきと考える。
それが政治にも直接反映、レーガン大統領は、ソ連は悪魔に導かれた「悪の帝国」
とみなしたし、中絶や同性愛を認める人々は神の教えに反しているとした。
 宗教右派の分析が面白い。そこで紹介されている有名テレビ説教師や、CNNに
次ぐネットワークカを持つCBN(宗教テレビネットワーク)の驚くべきパワーを
知らないと、アメリカの政治と社会を本当に理解できない。特に彼らの政治力が
存分に発揮されることでイスラエル全面支援の米外交戦略が維持されていること
がわからないと、中東問題は理解不可能。 今世界のユダヤ人は約1300万人。
うち4割がイスラエルに住み、4割はアメリカにいる。アメリカとイスラエルは
切っても切れない関係だが、彼ら宗教右派の未来イメージが、悪魔と反キリスト
が起す最終戦争のハルマゲドンの戦いにあり、そのとき天の軍勢をひきいて
キリストが再臨してくると信じているなどと聞くと、なんともあきれ返る。 
(略)・・著者はパリ在住の著名な米布教活動家。ユニークなのは、キリスト教
原理主義にネオコンの思想を加えた右派の思想がなぜ近年のアメリカ言論界で
これほど圧倒的な影響力を持つにいたったかの分析。その背景には、資金潤沢で
よく組織された右派エリートたちによる論壇コントロール長期戦略があった。
その戦略下、過激な右派思想が「『思想を正統化する存在』として機能する
大学やシンクタンクや各種財団を制覇」した。 その結果、巨大な右派思想
ネットワークが、大学、シンクタンクだけでなく「個別問題の政策開発センター、
草の根組織、出版社」などまで乗っ取り、いまやアメリカ全体がそのネット
ワークにおおわれている。・・ ≫
▼ 上記からして、、現在のアメリカと世界の政治の大きな構図が見えてくる。
 欧米の考え方は、『白人をトップにした進化論主義で、その下に、赤、黄色、
黒色と、進化が遅れた人種が続き、黒の下には、類人猿がいる』という考え。 
白人にも細かいランク付けがある。 世界の1%が、世界の富の半分を保持。
 格差社会の扇方の骨格が軍隊と警察と、銀行と、司法になっていて、
日本はキリスト教原理主義に間接統治をされている!のが実態である。
・・・・・
4663, 2050年の世界 ー22
2013年12月22日(日)
 * 女性の職場進出と機会均質 
        「2050年の世界 ー英『エコノミスト』誌は予測するー」            
 女性の職場進出は結婚率を低下させる上に、離婚率も高める。今や婚外子の
割合が欧米では3〜5割に至っている。そこに貧困が生まれる要素が大きくなる。
職場進出にはメリットと、デメリットが生じる。
  第三章のまとめ  ー経済成長がもたらす女性の機会
《 法の下の平等、教育経済成長がもたらす女性の機会の均等、家族計画、
 労働市場への自由な参入など、先進国における女性の地位は過去四十年で
著しく上昇した。それにともなって、女性は、キャリアのめどをつけて結婚出産
をするようになり、出生率は低下、かってのような大家族は過去のものになった。
一方で、アフガニスタンなどイスラム圏で宗教的な制約の強い国々では、
女性の選挙権すらまだない国も多く、その解消にはより時間がかかると思われる。
・ブラジル、ロシア、インド、中国のいわゆるBRICs新興国では、すでに教育の
 平等は制度として確立されており、それら知識層の女性たちが、経済の急成長
 から、今後、広く様々な分野で労働力として参入、経済成長をさらに促進する。
・富裕国でも少子化により、労働人口の減少が問題となり、技能と専門知識を
 必要}する職業では特に深刻化するため、女性たちはより多くの雇用機会を
 与えられ、より良い仕事に就けるようになるだろう。ただし、女性の早期退職
 慣行が段階的に廃止され、年金の支給開始年齢が男女を問わず
 引き上げられれば、女性は高齢まで働く必要に迫られる。
・先進国では、高齢化による介護の問題が、女性の職場進出に影を投げかける。
 出生率の回復を始めた一部の先進国では、育児と介護と労働のバランスを男女間、
 社会、企業でどうとっていくかが議論が行なわれ、様々な政策がとられる。
・製造業セクターの縮小と、サービス業の増大は、世界的傾向となる。
 サービス業は女性にとっては相性がよいが、しかし、雇用は非正規雇用や
 有期雇用で不安定である。
・一九七〇年以降、OECD加盟国では結婚率がほぼ半減し、離婚率がほぼ倍増した。
 婚外子の割合は約三割から五割もある。未来においては、そうした傾向がさらに
 加速し、片親の女性は、育児と職業の負担のバランスにより苦闘することになる》
▼ 欧米の現在の社会現象が世界規模に広がり、女性の職場進出も後追いで多くなる。
二次産業から三次産業に重心が移動していく環境は、女性にとって雇用機会が増加。
一強多弱の傾向が、より強くなる近未来では、大部分の弱者は夫婦で家計を維持を
するしかないが、子供は一人しか持てなくなる。それなら現在の中国、日本と同じ。
それ以外の後進国が、後追いをしていく。家庭のあり方も、結婚という形が大きく
変化。一生の間に、複数回の結婚をする方が多くなるだろう。夫婦が頼りあうこと
より、個々が自立した共同生活といった家族になっていく。核家族から核個人家族、
各個人家族になっていく。これは情報機器がもたらす大きな変化。それぞれの
家庭空間より、個々の情報空間に関心が移行した結果生じる。楽しそうではない
情報社会の未来は、家族のあり方を根本から変えている。

・・・・・・
4298, 「国の借金」新常識
2012年12月22日(土)             
     「国の借金」新常識  "年金絶望世代"も元気が出る ー廣宮 孝信
 安部がインフレターゲット2%を目指すと宣言したが、こういう理論的?
背景があってのことだろう。タイミング的に今、読んでおくべき本。
日本も早々、破綻をして焼土の中から立ち上がった方がよいのかもしれない。
経済の主役はモノ、脇役はカネ。その基本をつかまえておかないと! 
それにしても狐に騙されたような妙な論理である。アメリカのヘリコプターベン?の
、「空から金を撒けば景気浮揚になる」という理屈に似ている。
   まずは ーアマゾンのレビューよりー
● ≪「政府の借金」=「銀行預金」という説が面白い。銀行預金は銀行に
 とっては預金者からの借金。これはいずれ、預金者に預金を返さなければ
ならないし、利息を支払わなければならない。これは国債と同じ。三菱東京UFJの
銀行預金残高は2000年〜2010年の10年間で約100兆円増えている。つまり三菱
東京UFJの借金はこの10年で約100兆円増え、今現在も増え続けているこの状況
でも「三菱東京UFJの借金が増え続けると銀行が破綻する〜!」とか誰も騒がない
のは何故だろうか。それはみんなが三菱東京UFJの銀行預金はあくまで「貯金」
だと思ってるからだ。(銀行側からみれば借金であるにもかかわらず)
「貯金がふえてるんでしょ、何か問題あるの?」というわけである。誰かの
借金は誰かにとっての資産である。これは方程式のように成り立つ法則なのだ。
つまり日本政府債務残高約千兆円は日本国民が日本政府という銀行に預けている
預金にすぎないのだ。「国(政府)の借金が増えるというのは国民の政府に
預けているお金が増えている」というだけのことなのだ。 日本の場合、
結論的には国(政府)の借金がいくら増えても問題ないのだが、ただ一つ国
(政府)の借金が増え続けるとヤバイ場合がある。 それは「外貨建てで
外国から借金すること」である。 これの典型的例がギリシャだ ≫
● ≪「財政赤字額のGDP比は2倍と世界一、財政再建待ったなし」
 「IMFも日本の財政赤字を問題視している」「国債発行は子孫にツケを残す」
「家計貯蓄が減少傾向なので国債の買い手がいなくなる」「景気対策のための
財政出動の必要性はわかるが財源がない」「よって消費税増税は避けて通れない」
「事業仕分けなどにより財政支出を削減せよ」といった発言が総理大臣を
はじめとする政界や言論界学界に溢れているが、これらはすべて誤りであり、
悪玉視されている。 財政赤字こそ日本経済をデフレから救う善玉だという。
また現下の日本の財政余裕度なら、余計な心配をせずに国債を発行して
公共投資や技術開発を促進することが可能という。
 * 財政赤字善玉論のポイントは
1.政府赤字が増減すれば民間(家計&企業)黒字が逆方向に増減し、
両者を併せた円立て金融資産の総和は常にゼロ、故に円立て政府赤字のみを
取り立てて心配しても無意味。 外貨を含む金融資産の総和(対外純資産)
は重要だが、日本は世界一の純資産と経常黒字を続けている。因みにIMFは
外貨立て純債務と経常収支のみを注視している。
2.そもそもカネはいくらでも創出できるので本質的な存在ではない。
モノこそが重要であり、モノが不足すれば国民は 確実に困窮する。
デフレの時期には政府赤字(財政出動)を増やしてGDPを増大させ、現在の
所得を増大させる共に将来のモノ作りの準備に投資すべき。従ってデフレ時の
財政赤字は極めて重要であり、子孫にツケではなく資産を残すことになる。≫
▼ これでは、国内向け国債を無制限に発行し、節度ある投資を果敢に
 すべきであるというが、何か、変。しかし、著者は、その辺りの疑問を
 問いにたて、答えている。 お勧めの本である。
・・・・・・ 
3923, 閑話小題
2011年12月22日(木)
   * 北朝鮮のドン様が亡くなった
 北朝鮮の金主席が、お隠れになった。三男が後継者になって、当分は
内部把握に集中せざるを得ないか、早々のクーデターが起こるか。体制が
体制だけに、誰も今後の予測は不可能。 国家としての理想といえば、
若手軍部の蜂起が起きて、中国に類似した開放政策をとる集団指導体制
をつくりあげることだが、無理だろう。 このまま三代目への権力の移動が
順調にいって、今までの延長も考えにくい。中国にとって都合の良いのは何?
と考えると、リスクを負ったとしても若手軍部のクーデター。とすると数年後、
閉鎖的な老いた軍部が実権を持った後に、若手が金一家の追放というのが筋書
として見えてくる。その意味で、安物の時代がかった物語が進行していく。
ドン様の御陰で、国民はたまったものではないが、軍部など、これまでの
体制の役人の利権は大きく、これを根底から潰すことは至難の技。
   * 歪んだ年寄りに近づくな! 歪むな!
 まさか自分が65歳になるとは!と、妙な感慨にふけることがある。 
そして、ふと自分を振り返ってみて、「自分が歪んだ年寄りになりかけている?」
と、疑念を持つことがある。 同年代の歪みが見えるからである。老化は心まで
歪んでくるというが成る程と思うことしきり。他者を見れば一目瞭然だが
自分には見えてない。法事などで年寄の愚痴を聞くと無上に悲しく思っていたが、
自分が、その年齢になってしまった。それは合わせ鏡で、自分で気づくしかない。 
教養とは、そのために必要な知識だが、年齢には叶わない。肉体と精神が相まり
人間性が作られるが、肉体が老い、病気がちになると精神も歪んでくるのが
自然の摂理。 その結果が老醜というやつ。 過去の仕事柄、色いろな人間の
内側が見える立ち位置に長年いた。そして40年近くの事業で因縁のあった
知人も私と同じように老いていく。「世界も、私も、同時に腐っていく」
という言葉があるが、まさに、それが人生でもある。老い、嫌われ、孤立し、
最後は独居老人になっていく。スポーツジムで、歪んだ人は直ぐに分かる。
健康を正す場だから始末が悪い。老化=歪みの進行となると気が滅入る。
人生には色いろな時節に絶え間なく難問が押し寄せる。 
その対処がマトモなうちはよいが、それに押しつぶされていく。 
自分の好きなことに熱中するのが対処になる。
・・・・・・
3558, 「プレイボーイの人生相談 1966-2006」 −1
2010年12月22日(水)
         「プレイボーイの人生相談 1966-2008)
まずアマゾンの内容紹介から :真の教養人による人生相談の最高傑作!
古くは柴田錬三郎、今東光、開高健、最近では松本人志、リリー・フランキー
など錚々たるメンバーによる、時代は変わっても決して色あせない
珠玉の人生訓や哲学を集めた記念碑的1冊!
ーー
いや、面白い本を図書館で見つけた。どのページをランダムに開いて読んでも、
ニヤリとさせられる。やはり、まず見るのは今東光である。べランメイ調で
甘っちょろい若者の悩みを切って捨てている。
  * つまるものを探せばいい
● 質問≪厭世主義つていうのか、オレは人生っててちっとも面白いと感じた
 ことがないんだ。 よく「自殺は敗北だ」なんていうけど、つまらない映画
だったらさっさと途中で出ていっても敗北でもなんでもないと同じで、人生
だってつまらなかったらさっさと自殺していいと思うけど、これでもやっぱり
「人生に負けた」ことになるんですかね。≫ー死ぬのは平気なんだけど負ける
のは大嫌いな男より。≫
● 解答≪自殺より最初に人生についていうと、全部の人間に聞いてみな、
 「おまえの人生、つまってるか?」って。みんな「つまらねえよ」って言うよ。
そのつまらない中で、どうしたらつまるか、つまり、つまるものを見出していく
発見だ、この能力を養わなかったらどうにもならねえんだよ、人生は。
どこへ行ってもつまるものを発見するという能力をまず養う。
 能力というより、そういう努力をするということだ。織田信長がある日、
手をたたいて人を呼んだ。おそばの小姓が「ハイッ」と入ってきて、おじぎして
「ご用は?」「なんにもない。帰れ」。またポンポン……。
「ご用はっ?」、何人来てもみんな「帰れ」そして「帰れ」。そうしたら最後、
森蘭丸が入ってきた。信長がじっと見てたら、すっと来て、おじぎをする前に、
小さな糸くずが落ちているのに気づいた。 それを指でつまんでから
「何のご用でございますか?」。「呼んだのは、その糸くずを拾わせるためじゃ」
これで信長は「蘭丸というやつは注意深い、偉いやつじゃ」というんで登用した。
他のやつはみんな落第よ。信長ばかりじゃない。会社だって、学校だって上役、
先輩も全部、やはりそういう人間を要求してるんだ。それ考えりゃあ、つまらない
人生もつまるようにできる。オレも「坊主の世界はつまらん、つまらん」とも
言ってるけど、つまるようにいつでもやってるから、忙しくて面白くてな、
愉快でたまらんのだ。それでもつまらなかったら、さっさと死んでしまえばいい。
オレは別にとめやせん。生きてる意味を自分で放棄したんだから、勝手に
死にゃあいいさ。 ≫
 解)独り遊びが出来れば、人生は面白いはず。その代表的なのが読書。 
  最近はTV、パソコン、屋外スポーツがある。
・・・・・・・・
3183, つれづれに ー閑話小題 
 2009年12月22日(火)
 * 古町の老舗書店「北光社」の閉店
古町の大和の斜向かいにある「北光社」が来月で閉鎖をするという。
大和百貨店も春先に閉鎖するというから古町にとって大打撃。
残るは三越だけになってしまった。 ダウンタウン化が、さらに進む
ことになる。大和が撤退したあとは、その客を取り込めるか、それとも、
更なる地盤沈下でダウンするかで、三越の存在も決まってくる。
新潟駅の街中商店街の存在も大きい。それにしても、小さな書店の閉鎖に
新潟日報の反応が、あまりに大きい。日曜日の朝刊の一面と社会面のトップ
扱いである。それだけ象徴的な存在だった。情報化社会で本を読む人が少なく
なったことに加え、アマゾンなどのネットからの注文が増加していることもある。
 * 質素で退屈で憂鬱な時代
リーマンショック直後に、慶応の池尾和人教授が、2010年代は「質素で退屈で
憂鬱な時代」になる、といっていたという。なるほど、最近の時代風潮であり、
自分の気持ちでもある。 「空虚で回顧的で溜息の時代」ともいえる。それが、
一昨日のNHKのゴールデンタイムの「坂之上の雲」の明治時代の回顧と、
続いて放送された「マネー資本主義ウォール街の怪物復活である。 
再びアメリカのウォール街で、マネーゲームが復活はじめたレポート。
結局、その最大の被害者は、弱者で、強者は、直ぐに復活をしてくるのである。
で、質素は別に悪くないこと。退屈と憂鬱は気持ちの問題である。なら、
それは、それで、割り切ることも必要ではないか。「空虚で、回顧的で、
溜息」よりはよい。人口減少も、世界の先進国に先駆け、見本を示す。
・・・・・・・・・
2818, いやいや、驚いた
2008年12月22日(月)
 *娑婆は 色いろあるものだ。
 10日前に面白い?手紙が来た。 自宅前のアパートのオーナー?と名乗る
突然の手紙。十八年分のアパートの駐車場の電気代の割り当ての請求という。
18年×5300円=113万円分の向う三軒両隣の「融雪用電気料金」五軒分の分割、
24万円の徴収の願いという内容。(字数制限の関係でカット09年12月22日)
・・・・・・・・・・
2007年12月22日(土)
2453, 歌舞伎町事変(1996〜2006)      ー読書日記
 「歌舞伎町事変」文ー李小牧・写真ー権 徹 
歌舞伎町案内人と呼ばれるこの街を知り尽くした中国人、李小牧。
不夜城の暴力と欲望の全てを写し撮るため徘徊し続ける韓国人写真家、権徹。
歌舞伎町の生の姿を撮りつづけた10年分の記録である。殆どが白黒と、カラー
の写真で彩られている。いつの間にか新宿歌舞伎町の魔界のヤクザと警官と
不法滞在外人などの緊迫した世界に引き込まれてしまう。恐いもの見たさで
ついつい見ているうちに、カメラマンの目なってしまっている。歌舞伎町
裏社会の話が当事者から生の写真でレポートされているから迫真に迫っている。
新潟とはいえ飲食繁華街で商売をしているので、知っていた方がよい情報で
満ちている。韓国人、中国人の目で見ているのも切口を鋭くしていた。
これを読んでいると、あまり一見の店には行けなくなる。
ーーーーー
 P−44
2001年年9月11日が歴史の転換期であったように、03年4月年は、
2003年4月22日は、歌舞伎町にとって大きなターニングポイント。
(字数制限の関係でカット 10年12月22日)
 ・・・・・・・
2006年12月22日
2089, 道教と儒教  <(_ _)><(_ _)> おはようございます!
 少し硬い一席を!        
昔から中国では二つの役割を儒教と道教が果してきた。


5029,ポジティブ・サイコロジー ー①

2014年12月21日(日)

『 ポジティブ・サイコロジー「よい生き方」を科学的に考える方法 』
 クリストファー・ピーターソン (著)を、借りてきた。
『幸福優位7つの法則』の次に読むのに丁度よい内容である。
図書館で、この本を手にとって、以下の部分に目が釘づけになった。
【 おそらく、幸せに関する研究で最も特筆すべ一貫性のある発見は、 
「大多数の人々が予想以上に幸せである」ということだ。指標にも、また調査
対象者の標本にもかかわらず、大半の人々はニュートラルの上、つまり指標の
真ん中の点より上の部分あたりで生きている。人生はたいそう悲劇的なもので、
人々は大変悲惨な状況にあると思い込んでいる私の同僚の心理学者たちが幸せに
関するこの事実に向き合うことを私は願ってやまない。幸せに関する調査は
数多くの国で実施されてきたが、調査結果はだいたい違いを強調する形で示される。
違いは興味深いものなのだが、アメリカの億万長者だからとか、インド・コルカタ
の路上生活者だからといって、そうした違いが大半の人々にとっての本質的な
幸せを曖昧にすることがあってはならない。・・ 】
▼ フロイト、ユングは精神病理学の先生で、潜在意識など、精神症、精神病の
 学者である。だから、調査をした心理学者は、指標の真ん中より上に、大半の
人が住んでいることに驚かされる。そういう私も、実は、7〜8割の人が、
自分は不幸と思っていると思っていた。しかし、少し考えてみれば、どうだろう。
まずは、自分自身である。ある意味で、マサカ有り得ないと思っていた、二つの
経済震災と、自然震災で、この結果になった。しかし、現在、不幸と思ってないが、
現状を知らない人から見たら不幸そのものだろう。それなりの経験と知識が
あって、その対策を40年以上も前から立てていたこともあるが、そのことを
知りえる立場にはない。で、特にネガティブの人が、その視点で物語を創作
しているだけ。人の不幸は蜜の味というが、実は、その蜜は自分の毒でしかない。
 ネガティブが一に対し、ポジティブ三が必要するしかなくなれば、自動的に
それが沸いてくる。 ポジティビティがその効果を現すためには、ある転換点
(ティッピングポイント)を超える必要がある。氷が0度を超えると相が転移して
水になるように、ポジティビティ対ネガティビティの比が3:1を超えると
新たなフェーズに突入しポジティビティの上昇スパイラルが発生し、精神の
働きを広げ、生き生きしてくることを、この書も教えている。
だから、この結果も決して悪いものではなかった。とにかく、ポジティブを
三倍、いや6倍以上持つしかない事態だからだ。 まあ、人生は面白い!   
・・・・・・
4662, 米国社会の貧困問題
2013年12月21日(土)
先週、何気なくBS/NHKをみると{アメリカ冬の時代〜転落する中産階級〜前編}
の再放送をしていた。二日続けての再放送だったが、深刻な内容。 この春、
NHKで「シリーズ 貧困拡大社会―奪われたアメリカン・ドリーム―」を
放送していたが、この続編的な内容。遅かれ早かれ、日本にも生じてくる問題。 
いや、既に部分的に起きているが、生活保護が手厚いので大部分が救われている。 
しかし地方経済の惨状は厳しい。一つ間違えば、ドン底の事態が口を開けて
待っている。 ー内容といえばー (NHKのブログより)
《(前編)ー金融危機の余波を受け、かつての中産階級が貧困にあえいでいる。
 オレゴン州ポートランドで、負のスパイラルに陥っている人々をひと冬に
わたって見つめるドキュメンタリー。生活に行き詰った家庭を支援するNPO
団体「211」のホットラインには、毎日、せっぱ詰まった電話がかかる。
 その多くが、金融危機前、念願のマイホームを手に入れてアメリカン・
ドリームを実現しつつあった人々だ。
・3人の子どもを育てながら失業したある夫婦。家のローンに追われる中、
 ついに電気代が払えなくなり、寒い冬を暖房なしで暮らしている。
 なんとか仕事を見つけようと奔走するが・・・。
・銀行の保証制度を利用して住宅ローンの負担を減らそうとしたベン夫妻。
 審査の結果「まだ支払えるレベル」と却下された。しかし、本当に支払う
 余裕がなくなったときには、手遅れだとして立ち退きを言い渡された。
 こうした家庭を支援するべき公共的なセーフティネットは、どこも
 財政難で弱体化し、機能を果たせなくなっている。これがアメリカで
 進行する貧困の実態の一部。  
  (後編)オレゴン州ポートランドで、負のスパイラルに陥っている
      人々をひと冬にわたって見つめるドキュメンタリー。
・住宅ローンの支払いに追われ、電気を止められてしまったある夫妻。なんとか
 パートタイムの仕事を見つけたが、新しい職場で人種差別に遭い、解雇される。
・最近夫を亡くしたジャネットは、11歳の息子とシェルターに身を寄せるが、
 生活のあまりの変化に息子は情緒不安定になった。
・5人の子どもたちを抱え、電気も水道も止められたマイクの一家。親切な隣人の
 ガレージから電源を使わせてもらっているが、子どもたちは勉強に集中できない。
 こうした子どもたちがドロップアウトし、貧困が次世代に連鎖する事態が深刻に
 なっている。生活支援のNPOのホットラインに電話をかけてきた家族を定点観測し、
 普通に暮らしてきた人たちを初めて襲う貧困の実態を描く》
▼ TPPは、太平洋沿岸地区の各国が、アメリカンスタンダードの基準に
 従い垣根を低くしましょう!ということ。確かに競争力は弱肉強食の方が
強くなるが、それは近未来に一強多弱社会になり、中産階級が崩壊し、貧困層になる
ことを意味する。が、今さら鎖国は無理。 アメリカは、全人口の16%にあたる
5千万人の貧困者が存在し、その予備軍が同数あり、人口の三分の一が、貧困と
貧困予備軍に入っている。ちなみに自宅を除く資産が1億円(百万ドラー)を
超える数は2009年には780万人(2・7%)に、資産4億円を超える人の数は17%
増加の98万人、存在する。 米国民全体でトップ1%の収入(年収約3200万円以上)
の家庭収入は全体で6.8%アップ。このトップ1%の人たちがアメリカ全体の
23.5%の富を所有。日本も、残念ながら貧困国に陥っていくことになるが、
この国の体質では当然である。 今さらアベノミクスじゃないだろう! 
  ーで、去年の以下の文章に続くー  
偶然だったが・・ 成るほど、頭と尻尾から腐るというが。
・・・・・・
4297, 知らなかったミスと、知ってて犯すミス
2012年12月21日(金)
「知らないで悪いことをしてしまうのは、知っていて悪いことをするよりも、
 良くないことだ!」
ふと目につき頭に残っていた言葉で、考えるほど面白く深い問題である。
学生時代になるが、ある人物が近づいてきた。純粋でフレンドリーの都会人で、
地方出のアウトサイダー?の存在の珍しさに、新鮮な驚きを感じたようだ。
しかし直ぐにハッとし、その人を遠ざけた。気を許し何か変わったことを言うと、
純粋?のため新鮮なのだろう、彼ら都会仲間のネタにされているのに気づいた。 
他の友人の家庭内や、個人のプライバシーを、本人が居ない時に、聞いたまま、
悪気なく話をしているのを聞いた時に、これは付合う人物でないと確信した。
問題は悪気がないことである。今回取り上げた、「知らないで悪いことをして
しまうのは、知っていて悪いことをするよりも、良くないことだ!」と同じ。 
それを、そのまま書いていること自体、書かれた方からみたら同じ誤りを私が、
ここでしていることになる。人生を一歩ひいて振り返ると、この言葉の重みを
実感する。知らないため、あるいは逆上せ上り、甘い見通しで、多くの失敗を
してきた。それらの失敗原因を、数十年も経った現在でも気づくことが度々。 
以前、卸業をしている知人が「小売をやりたいが助言をして欲しい」と言ってきた。 
 「倒産した店の店長をしていた人物を採用しようか判断に迷っているが、
どういうものですか?」という。そこで、「その経験がプラスとマイナスの
場合がある。思い切り違う分野の人も面白が、素人は、やってはいけないことを
平気でどんどんする危険が大きい。その点で、その人物が持ち込んでくる経験を
上手く誘導できると思えば、採用すればよい」と答えたことがある。 
それにしても知らないことが、あまりに多い。それより、知らないことを
自覚できないで、失敗したミスが多かった。先日、取り上げた「しまった!」に、
その心理が書いてあった。若気の至りの失敗は、知らなかったミスだが、
若気の至りの失敗を多くしなかったことこそ、最大の失敗になる。
ミスは、実践する上で必ず付随するが、要は、ミスの要素を潰しておく
事前準備と、その対処になる。それにしても、震災型の経済変動が、
これほど激しいとは、知らなかった。いや、知りようがないこれは。言い訳か!
 ・・・・・・
3922, 精神力ーその偉大な力 ー12
2011年12月21日(水)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
  * 取り越し苦労をやめるには
 20歳代半ばまでは取り越し苦労をする方だったが、人生経験を重ねるに従い、
「その時になれば、その時!」という言葉が自然と出るようになった。事前に
考え尽くし、最悪も想定して、その対処を列挙して対策を練った後は、その場に
実際に立って知恵をだすしかない。あんずるより産むがやすし、が現実である。 
この本にも、そのことが書いてある。人生は最善を尽くした後は、なるようにしか
ならないのである。未来を恐れない、後悔しないこと、最後は自分独りであること
を充分自覚することである。  取り越し苦労で、多くは自滅をしてしまう。 
 ー まずは、その部分ー
【 仏教徒は、「感情の王国の二つの悪魔は、怒りと恐れである。怒りは燃える
 激情、恐れは凍る激情である。」と言う。怒り、いきどおり、抵抗は、過去に
起こったことへの非健康的な反応です。取り越し苦労は、将来起こうるだろうと
思うものへの恐れは陰惨な非健康的な反応です。起こってないが、起こるだろうと
恐れることです。それは苦難を求めて手を差し出すことです。その習性は繰り返す
ことで現実になることが多いのです。取り越し苦労が頭によぎったら
「悪魔よ、我が後ろに下がれ」と言うがよい。 ・・人間は推理しうる唯一の動物。
推理することは連想すること。取越し苦労は、その推理をマイナスに使うことです】
▼ 取り越し苦労も、必要な場合もある。しかし、やる前に、自滅して人生その
 ものを無為に過ごすほどの失敗はない。どんな問題でも、その中心点を想定し、
エネルギーを集中し続けていれば、いつの間にか、その問題は解決することが多い。
  ーここで著者は次のように自己暗示の言葉を述べているー
《 私は健康で幸福で自由だ。私の知る最善の方法で、なすように計画されたことを
 している。家族、友人、隣人、仕事仲間を愛している。けんぜんで、そして完全な
創造的な方法で大生命力を表現。最善が私から出ていくので、最善が私に帰る。
愛と善意が不断に私を通して流れ、接触するもの誰しもが私が身を置くあらゆる
ものを祝福する 》 何か、教会で牧師の説教を聞いているようだ。それでよい。
取り越し苦労に身を焼いているよりは。20歳代半ばに、不安の中、誰知れず必死に
読んだ本を40年過ぎた現在に読み返し、納得し、事前、事後を見つめるのも面白い。 
信念、志は心の基礎である。
・・・・・・・
3557, 今までいきてきた中で一番幸せ
2010年12月21日(火)
 1992年に岩崎恭子がバルセロナの平泳ぎ200Mで、よもやの金メダルを
とった時の言葉「今までいきてきた中で一番幸せ」を今も鮮明に憶えている。
当時、14歳の中二の女子が、直後発した言葉で注目されたが、時間が経つにつれ、
その言葉に対する反発が声無き声?として世に広がっていった。そのためか本人は
マスコミに出なくなってなってしまった。世の大部分の人は、多くの苦労を背負い、
日向に当たらず消え去っていく。ところが幸運が重なり、あの若さで金メダル。
その一言で一生、その重さを背負うことになった。この言葉は、苦労に苦労を
重ねた末に発する言葉。人生を振り返ってみると、心の中で何度も呟いてきたことか。
他人がどう思おうが、この言葉が芯から発することが出来れば、れで良いのでは
ないだろうか。14歳の女の子が、その時に、そう思ったのだから、世間様が
とやかくいうことではない。ところで、スポーツ選手が色いろの言葉を残している。
長島茂雄は「失敗は成功のマザー」とか、清原の「どん底に入る時は、底をもっと
掘れ、そうすれば、そこはどん底でなくなる」とか。ことをなしたから、
人も注目をするだけ。ところで「今まで生きてきた中で一番幸せのことは、何?」
とは、至高体験から発する言葉。感動、感激の極みである。その経験なら数限りある。
その一つを限定など出来はしない。これも受けとめ方の問題があるが。
 逆に何気なく誰かが言っていた言葉、「これまでの人生で、あまり良いことが
殆ど無かったな〜」を聞いたとき、エッと思った。 同じ体験をしても、感受性が
ないのである。言葉として、それをパック出来ないのではないか。「幸せを感じる力」
が無いのである。「感動、感激を求めて多く経験すれば、その積み重ねが、
更に感動、感激を引き寄せる。それが、「今までで一番幸せ」を感じる経験を多く
もたらせてくれる。 手っ取り早く 「私は幸せ」を口癖にして、心の芯から言える
訓練をすればよい。近くの山にでも早朝に登り、日の出をみて、幸せ!と思えれば、
数限りなく幸せと思えるのである。 傍から見たら御目出度いと見えても、それで
良いのではないか。要は、幸せ感は自分が作りあげていく心情でしかない。
それにしても、最近、溜息が多い! 良いこと三つに、悪いこと一つは仕方ない!   
半々? それは受けとめ方、次第。
 ・・・・・・・
3182, Twitter の意味すること! ー2
2009年12月21日(月)
 私の、この随想日記の一行が大よそ50文字である。ということは、140文字
といえば三行になる。そうすると、「要するに」「つまり」の要点か、本音の
ツブヤキしかない。だから面白いのである。新聞は、500〜1000文字が、
雑誌は、1000〜2000文字が記事としての目安。相手に大よその情報を
伝える場合は、200文字という。それを三分の一の140文字にするのは大変。
だから「思考の断片」か「自然にでた本音」を書くしかない。「つぶやきしろう」
とかいうのもいた。小泉元首相が一言コメントで、国民の心を捉えたこともあったが、
今からすれば、国民にたいするツブヤキでしかなかった。
 ところで、著者はTwitterのマーケティング活用の可能性について言及。
その目的を「情報発信・PR」「ユーザーサポート」「ブランディング」
の3点と整理。その上で、ユーザーから得られるものとして、「ダイレクトで
リアルタイムな反応」「ユーザーがどこでつまづいてるのか」といった
サポート的な情報、「Twitter上でブームが起きる過程」が調べられるという
3点を挙げている。 またTwitterを「マーケティングには間違いなく使える」
と断言。取り組むべき最大のポイントとして、
・コストが安いことを挙げた。無料でアカウントを開設でき、
 担当者が1人いれば情報発信できる。
・さらにTwitterには「ゆるい雰囲気」があるので、企業もできる範囲で
 取り組む“ベストエフォート”が許される環境にあるという。 
Twitterには面白い発言がフォローを集め、クチコミで広がるためサービス。
「社内で面白く、トラブルに対応できる人間にTwitterをやらせる」ことで
色いろなノウハウが得られる、という。グーグル社が「ユーチューブ」を1500億円で
買収されたが、現在の米ツイッター社は900憶円の価値というから、如何に数秒で
発信できる、この手軽なミニブログの凄みの大きさに驚かされる。
「今の六本木の映像が見たい」と入れれば、六本木のあらゆる場所から、携帯電話の
生映像が見ることが出来るのも一年以内に可能ということになる。面白い時代である。
・・・・・・・・
2817, ケインズの「相場は『美人投票』論」」
 2008年12月21日(日)
 ケインズは以下のように、相場と『美人投票』の類似性と、相違から、
相場の本質を述べている。「玄人筋の投資は新聞紙上の美人コンテスト、参加者は
100枚の写真の中から最も美しい顔かたちの六人を 選び出すことを要求され、
参加者全員の平均的な選好に最も近い選択をした人に賞品が与えられるという
 趣向のコンテストになぞらえてみることもできよう。このようなコンテストでは、
それぞれの参加者は自分がいちばん美しいと思う顔を選ぶのではなく、他の参加者の
心を最も捉えそうだと思われる顔を選ばなければならない。全員が問題を同じ観点
から見ているのである。」と述べている。 結果としてどうなるかというと、
他の者は誰を選ぶか、という観点から予想される者が選ばれることになる。 
この点に関し、岩井克人東大教授は、「その結果選ばれる『美人』とは、皆が美人と
して扱うから皆が美人として扱うという『自己循環論法』の産物にすぎない」という。
 解りやすい例えである。ソローの論は、この辺もヒントになったのか?。
新自由経済資本主義のフリードマン的な考え方には、再び戻ることはないとしても、
時間と共に再び規制が緩和、同じような大規模な金融危機が発生する可能性もある。
 それはさておいて、投資と、投機は違うもの、投機は美人投票論に近いだろう。
『儲かると信じて買い、結果として損をして売る』パターンが一般人の結果となる。
上がり切ったところで、逆張りをして反対の流れをつくって暴落させる、これも
あるから、素人が儲かるわけがない。「賭場の八百長ツボふり」と、同じである。 
それもNTTの株売却時のように、国家単位で仕掛けてくる。
 このケインズの美人投票理論を応用したものが、GoogleのPageRankだと言う。
よく考えるものだ。検索エンジンが、勝手に独自の評価項目を作り上げて選んだ
ページではなく、Webページ同士のリンクという投票行動を、ページのランキング
スコアとして採用したのである。これによって、検索が原始時代から抜け出すことが
できるようになった上に、広告効果が飛躍的に伸びたのである。持っているお金さえ、
国家間では相場で決まることから考えても、金を持つこと自体が投機行為である。
その貨幣が現在、一番不安定ときているから・・
・・・・・・
2007年12月21日(金)
2452, 居場所を見つけたときに人間は変わる −1    (。´_`)ノおはぁ。
( 字数制限のためカット 2,014年12月21日)


5028,幸福優位7つの法則 −11

2014年12月20日(土)

             【幸福優位7つの法則】ショーン・エイカー著
  * 「幸福優位論」の総括 〜幸福優先の行きかたを!
 多くを考えさせられる内容であった。以前、「事業を始めるなら、まず有能の人を
集め、そのやろうとする事業計画の根底から作り直す作業が必要」と聞いたことがある。
目的に合わせ人を集めるのではなく、まず有能の人を集めることが先決。そして、前提の
事業計画案そのものから検討する。運のある人、明るい人、誠実の人、有能の人、どれも
これも兼備えた人は少ないが、選ぶなら暗い鞍馬天狗より、明るい丹下左膳が良い。
 『成功するから幸せになるのではなく、幸せな人間が成功をする!』の、成功も大切
だが、幸不幸は裏表である。幸せは、あくまで表面で、光の当て方、心の持ちよう。
その持ちように、7つの法則を使えばと説くため説得力がある。それには、長年かけた
習慣化が必要。 ありきたりだが、感謝、感動、感激、前向き、楽観の心根を持って、
日々を過ごすこと。その意味で、本人自身だけでなく、親としての責任にもなる。
 人生は、四苦八苦の連続。最期は、死を悟ると同時に、それまでの全ての人生と
匹敵するエネルギーを使って消えていく。 それまでは、幸福の心持で生きた方が良い。
「人間は生きているうち。死んでしまえば、それまで!出来るうちに、何事も楽しめ。
何ごとも前倒しをして、今を、楽しめ!」を、50代の10年間で実践して、本当に
良かったと実感する。 幸福『優位』というより、まずは幸福『優先』であった。
 一日一日、一年一年を、『幸福優先に生きるべし』が、現在の心情である。
『楽しんできて良かった!』と、心の底から言えるように、もっと焦るべきでないか。
「あの時、??してよかったのか?」「しないでよかったか?」 事と次第だが、
どうだろう・・ せっかくの人生、幸福優位で生きたいもの!少なくとも幸福優先で!
・・・・・・
4661,閑話小題 ー銀行ゴミ箱論
2013年12月20日(金)
 ーつれづれにー
* 自宅近くの長岡駅裏から東バイパスまでの大通り拡張工事が40年以上もかけ、
 そろそろ完成間近になってきた。その絡みの開発の一かんで比較的大きいSCが
完成して数年、近くの十数反の田圃が宅地の造成工事に入り、マンション数棟が
建ち始めてきた。そして近くの古い家が次つぎと壊され、新築住宅が目立ってきた。
自宅が、駅裏から徒歩10分の、ここに引っ越してきて50年になる。100M先
には十数年前に小型SCも出来て、500M先にも中型のSCと、非常に良い
住宅環境である。年齢を考えると、そろそろ小さな家かマンションに引っ越す
ことを考えなければならないが、あまりに居心地がよい。
* 「モノよりコト」を心がけ、物質的に高価のものは買わない方針だったので、
物理的には軽装備である。残ったものは、ほぼゴミとして処理してもよい物ばかり。
事業用不動産の購入や、箱物づくりはしてきたが、趣味的な高価のものを買った
記憶がほぼない。あの世に持っていけるのは「こと」だけ。それにしてもゴミが多い。
* 何度か書いたが、「何もする必要がない、敢えて何もすることがないのは、
何と気楽なことよ」を、日々実感している。今年の一年を一字の漢字で表現する
としたら『悠』。心身ともに、ひたすら自然の流れに身を委ねる経験は、初めて。
 40数年も、何をあくせくしてきたのだろうか。それでも時間だけは、装置事業
だったこともあり十二分にあった。そのため、フリーになっても身の処し方が
比較的余裕が持てている。 
* ミニ加湿器をネットで送料込1380円で購入したが、これが良い。
アロマの香りのする小さな湯気が、パソコンの横で香りと共に吹き上るのは、
何とも心が和む。冬で乾燥していることもあるが、これが有るなしでは大きな違い。
そこで、今度は居間で中型の加湿器が欲しくなるのが人情。
* 銀行のゴミ箱論は面白い。特に首都圏以外の地銀以下の銀行は、不良債権を
抱えている?デフレから10数年で、地方は6割まで経済力が落ち、隠れた不良債権が
山積みの筈だが、表だたない。いや、だてない。そこで、受け皿会社を探し出し、
融資付きで流し、そこだけミニバブルが発生、珍妙な現象になる。地銀や信金には、
不良債権と、米国債、社債などの不良債権の山。これはゴミ。とすると、ゴミ箱の
たとえはマトを得てることになる。ご隠居になればこそ、言えることだが。
行員からすれば、「何を今さら!」だろう。
・・・・・
4296, 閑話小題 ー円滑法、終了の、もう一つの難題
2012年12月20日(木)
  * 円滑法終了の、もう一つの難題
 先日ニュースで、円滑法打ち切りで中小・零細企業の他に、23万人の個人の
対象者の存在を報じていた。この不況下で失業や賃金カットで住宅ローンなど
の返済猶予で支えられてきた個人が、円滑法の終了で窮地に立たされるという。
中小・零細の30〜40万社の他に、個人の住宅ローンも円滑法に適応されていた
ことを全く知らなかった。ということは、来春の更なる法律の順延の可能性が強く
なったということか。一年間の時限立法が二年も順延したのだから打ち止め!
の理屈もあるが、現実問題として政権交代したばかりの安部政権が、参院選挙前
の打ち止めは、どうだろう。これから先は常に、こういう問題が次々と起こって
くること必定。それにしても、現実に現れてきた津波の現象は凄惨である。
それも洪水が始まったばかり・・
   * 自民一強、ほか八弱!
 朝日新聞の記事に、「選挙結果は、一強八弱に」とあった。参院までは公明と
組み大人しくして、二ヶ月前辺りから、改憲を前提に政界再編製か維新の会との
連立の組み替えになるだろう。この憲法下では、領土問題などで近隣の国と対峙
は不利の状況であるのは周知の事実。これからは紆余曲折があっても相対的に
中国の力が強くなり、アメリカは衰退する。その中で日本は極端なアメリカ依存から
の脱却が必要になる。その為、保守本流に立ち返り、独自の軍事力を持つべき時節。
また、この政権交代で地震対策と称した公共事業の利権争いが露骨に表面化する
ことになる。民主の自壊とはいえ、自民に議席の与えすぎ。三年もしないうちに、
公共事業過剰自壊内閣として、自壊するだろうが、誰も責任を取らない。
これを繰り返しながら国家は自滅していくのだろうか。 韓国の大統領選では、
政権与党の朴候補が勝ったが。
   * つれづれに
 恐慌か、戦争の可能性が高いと診ていた2012年も、あと二週間足らず。
このまま、何事も起こらず終わるのだろうか?何度も必ず起こると断言して
きたので、このまま何も起こらないと私の仮説が外れたことになるが、それでも
起こらないにこしたことはない。ただ不穏な感じはしてきたが。 クリントンが
急性の病気で辞任するが、政治的に何かがあるのだろう。二期目のオバマ構想で
切られる前に辞めるのか、中東で何かが起きようとしているのを知り、急遽、
辞めるのか。時間がたてば分かることだが。
 ・・・・・・・
3921, 精神力ーその偉大な力 ー11
2011年12月20日(火)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
  * まず、自分を愛すること
【 うまく他人に処するということは、他人を使うのではなく、まず私ども自身を
 使うのです。その後、相互の健全な協力を望むことです。他人と協調するには、
まず自分自身を愛し、自分を尊く思わなくてはならない。自分自身を尊ばない人、
自分を非難し、自分を蔑む人は、その蔑みや非難を他人に投入するものです。
そのために、他人から抵抗や非難をうけます。誰も、自分自身としっくりいかない
限り、自分を尊び、自分を健全に愛さない限り、他人を愛することはできません。
まず、自分を愛し、その上で隣人を我々と同じように愛しなさいと、キリストは
言ったのです。 利己的な人は、自分だけを愛します。彼が他の人を自分と同じく
愛することを学べば、彼はもはや利己的ではありません。健全の自己愛は他の人と
協調します。強い、健康な、活力ある、自尊心に富む人格が、他人と最もよく
やっていけます。 強い人格の人が、最もよく人を助けるのです。・・
詩人R・ブラウニングは言いました。「真理はわれわれの内にある。あなたが
なにを信じようとも、外のものから、それが高揚されることはない。われわれすべて
には深奥の中心点があり、そこで真理が完全に住み場を得ている。そしてまわりは
壁また壁で粗雑な筋肉がそれを押し込んでいる」と。・・あなたの真の内部自己は、
知恵と威力を持っている。一度あなた自身を神性の実在として認めると、自分の
生活に方向をつけられると知られるでしょう。思考や態度や信念を通して自動的に、
体験のなかに善いものを持ってくるでしょう。・・私たちは習癖なしには生きて
いけないが、その奴隷になることもありません。習癖こそ召使いであるべきです。
私たちの中に建設的習慣を作りあげたとき、宇宙のエネルギーを得ることが
出来るのです。良い召使を多く持ちなさい 】
▼ まず自分を愛することが、人生の基本である。そのためには両親から愛情を
 充分に受けること。良い両親、家庭環境が必要条件になるが、充分条件ではない。
その人に両親のことを語らせれば、大方が分かるはずである。聞くに耐えられない
ことを言う人を度々見うけるが、自虐でしかないのが分からない。
この「まず自分を愛しなさい。そして同じように他人を愛しなさい」の箇所が、
いやに印象に残って、私の生き方を変えた。聖人を除けば、自愛なくして他愛は
不自然になる。ところが多くの人は、自愛なくして、他愛に気持ちが向かうため、
相手に拒否をされる。真の自愛がないのは自立してないということである。 
殆どの愛は突詰めれば、自愛の変容。強すぎるのも問題だが。 自愛のほど!
・・・・・                          
3556, 閑話小題  ―つれづれに                                     
2010年12月20日(月)
  * 朝の瞑想
 同月同日の10年間の随想日記の一部を、数日前から私のブログ
「バードウォッチ」に貼り付けている。字数制限があるので、毎日、カットを
しないと字数オーバーになる。これは、現在書いている文章が、つまらないと将来の
自分がカットするぞ!という警告になる。しかし、カットは身を削られる気分になる。
早朝5時過ぎに、前日に書きあげたテーマ日記の添削と仕上げ、そして以前書いた
9年分の文章を読み返し、カットする作業は、ある意味の瞑想になる。
独りで10年間の同月同日の自分の文章(エネルギー)に向きあうのは、
自分との出会いでもある。
  *「自分の人生が嫌になった、終わりにしたかった!」ー昨日のニュースよりー
 高校卒業して依頼、10年フリーターで職を変えていた男が、無差別傷害をした
動機が自暴自虐の、この言葉である。10年前位まで、ウォーキングをしていると、
明らかに精神を病んでいる20歳代半ばの男が自転車に乗ってブツブツ言っていた。
ところが数度に一度、自転車で向かってきて直前で避けたリ、寸止めをする。
その間合いが、絶妙で怒るに怒れないで、一切無視。10年以上、それが続いたが、
ある日から突然、姿が消えた。全国的に子供が襲われる事件が相次いだ時期からである。
その男が、誰かに聞いて欲しいのだろう「俺はジイサン、バアサンに潰された!」と、
呻きながら自転車で通り過ぎていった。いやに、その言葉が心の底に残っている。
数年前の秋葉原の無差別殺人事件が、両親の弄りすぎだった。知人の多くは、長男の
話をしたがらない。 嫁姑と同じく、人生の永遠の課題である。旧約聖書にもある。 
  * 勘違い
 自宅の敷地内にある貸家の屋根裏にハクビシンが騒いでいたという話題を、
ここで取り上げた。そこで朱鷺を襲ったのがハクビシンと勘違いをしてしまった。
ある人に、あれは「テン」と注意をされ気づいたしだい。それにしても、
何でハクビシンが敷地内に? 雉や山鳩が時々見かけられるのだから、ハクビシンも
いても不思議でないが。そういえば数年前に熊も出た。鷺もいれば、鴨もいる。 
そうそう、変な布を羽織った類人猿もいる。
 ・・・・・・・・
3181、インコの話
 2009年12月20日(日)
 私はペット好きだが、家内は大嫌い人間。 子供の頃から家には犬か猫、はたまた
猿が家に同居していた。猿は二代にわたり4年位はいた。 結婚してから10年後に、
互いに妥協?をして小桜インコを5代にわたり飼っていた。しかし子供二人が大学に
行ってしまい、誰も居なくなってからは飼わなくなってしまった。 それと最後の
インコを寒さで死なせた罪悪感から飼うのを止めたのこともある。ところが三ヶ月ほど
前に、スーパーセンターの「ムサシ」のペット売り場で中型インコの「コガネインコ」
を衝動買いをして飼っている。 生後半年で、人に懐いている。近くに引っ越して
いった長男が、このインコを飼ってから必ず家に立ち寄り、世話をするようになった。 
本人に特に懐いていて、家内が言うには長男の車の音を聞き分けるという。 
ここまで人に懐くと情がうつるもの。買った時、そのインコを送り出す女店員二人が、
車まで籠にいれたインコをキャリアカーで持ってきてくれたが、何か寂しそうな顔を
していたのが印象的であった。「凄く人に懐いていて、寂しがりや。外にでたがるので、
籠の蓋を開けても外にでない臆病なところもある。三ヶ月も皆で可愛がっていたので、
愛情がタップリあるので、可愛がって下さい」という。
(字数の関係でカット 10年12月20日)
・・・・・
2816, 不況景色 −5
2008年12月20日(土)
 *貸し剥がしが、全国で吹き荒れ、そして大量倒産が一昨夜のNHKの
「クローズアップ現代」は30分の枠を1時間15分に延期した厳しいものだった。
その中での中小企業への銀行の貸し剥がしを具体的にレポートしていた。
一般的には、銀行借り入れは短期と長期の組み合わせになっている。
短期は、半年とか1年で借り換えをするが、まずは、急激に悪化した企業には、
借り換え時期の貸し出しを断る。銀行の立場からすれば当たり前だが、物件持込など
銀行が持ち込んだ投資案件など、銀行に梯子を外されるケースも多い。長期も計画通り
返済できない時に、返せなかった部分を銀行が追い貸しをしながら企業の回復を待つ
ケースが多い。ところが今回の金融恐慌で、銀行も企業も体力が消耗して上に、
日本中は貸し剥がしが露骨に行われているという。レポートは、黒字を長年続けている
企業に突然、借り換え時に返済を要求してきたケースであった。その経営者は、何で
突然返済を迫られたか呆然としていた。当社のコンサルティングをしてもらっている
H氏が先日の酒席で「銀行の貸し剥がしについて、どう定義づけますか?」と問われた。
深く意味を考えたことがないので、その時に思いのまま答えたことは
「資金の切迫している弱みに付け込んで強引に資金回収すること」あるいは
「自社の都合で、借り換え時に資金を回収すること」と答えた。H氏曰く、
「償却後に利益を出している会社から一方的に資金回収すること」成るほど思ったが、
「それがホテルや製造業などの設備装置産業にいえることでは」と問い返した。
 (字数の関係でカット 11年12月20日)
・・・・・・・・・・
2007年12月20日(木)
2451, 今日を楽しむための100の言葉
 『今日を楽しむための100の言葉』伊藤守著 ディスカバー21
「自分自身の素晴らしさに気づく」ことをテーマとするiBDセミナーを15年間
主催してきた著者が、今まで語ってきた中から100の短い言葉を選び出してある。
若い人はそのまま受け止めればよいが、歳のため、その正反対の言葉が出てしまう。
それでは、せっかくの言葉が台無しになるので、書くことは控える。若い人に良い言葉! 
・『辛いだなんて、格好つけるな』
・『嘘がいけないのではない。問題は、自分がどんな嘘をついているか知らないこと』
  *嬉しくもないのに嬉しいと言ってしまったり、だいじょうぶじゃないのに
 だいじょうぶな振りをしたり。わたしたちは、たくさん嘘をついている。
 そして、そのことに気がついていない。まるで、失神したまま生きているようだ。
・『やりたいことはやっている。やらなかったことは、やりたくなかったこと」
  *やっていないことを反省するより、いろんなことをたくさんやった方がいい。
 周りの人がどう思うか、そんなことはどうでもいいから。
・『可能性は、いつもあなたの外にある。したことないこと、やってごらん』
・『気球が上がっていくときは、最初に砂袋を捨てるんです。
 いくらヘリウムガスを入れようと、それより重い砂袋をもっていては上がらない。
 いまもっているものを何ひとつ捨てることなく、気持ちだけ軽くなろうだなんて、
 ちょっとむずかしい。
・『あぶなくなったら、トカゲは尻尾を切る。タヌキは死んだ振りをする。 
 ヒトは、感じない振りをする』
・『誰かがあなたを好きなのはあなたが優しいからじゃない。あなたがあなただから』
・『うまくいってる人は うまくいくパターンを使ってる。
 上手いってない人は 上手いかないパターンを使ってる。それだけのこと』
・『楽しくない人生は、基本的に意味が無い」
  *毎日ご機嫌で暮らしている人の前では、業績とか財産とか、
 これまで自分がすがってきたものが、本当に色あせて感じられるものです。
・『私たちは誰かのために生まれてきたんじゃない』
  *それなのにどうして他人の評価で自分の価値を計ろうとする習慣から 
 抜け出さないのだろう
・『目標をひとつに決める勇気を持ちなさい』
  *私たちが目標を持てないのは、目標を決めてしまったら、
 それ以外のものが手に入らなくなってしまうのではないかと恐れているから。
 何かひとつでも、本当に達成できたらすべてが手に入るというのに。完全に
 なったから人に認められるわけではない完全になったから人に愛されるわけではない
・『いちばん問題なのは、問題なんかないという状態に逃げ込んだ人』
・『人間はそう簡単に変われるものじゃないって?そう思っている人は,
 確かに変わらないと思うよ』
・『天に星が輝いていても、あなたが見上げなければ、ないに等しい
 あなたが自分自身に目を向けなければ、あなたの価値もないに等しい』
・『ほかの誰かになろうとしない ほかの誰かにならないようにしない』
ーー
以上だが、やはり素直に受け止めた方が良い言葉である。考えること、
考え続けること、それが最も大事なことである。そのためには独りになる時間
を持つこと、問題から逃げないことである。今日を楽しむといったら、任せておけ!
と言いたいところだが・・・殆ど、私にとって当たり前のこと?でしかない?? 
いや、違うか??微妙なところだ!


5027,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー4

2014年12月19日(金)

         『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * 悪魔憑き 〜ミシェル・ド・セルトー著『ルーダンの愚依』 
 映画で幾つか悪魔憑きの場面を見たが、実際に、具体的事実?
を読むのは初めて。 ー以下は、実際にあった内容?ーだから、驚きである。
≪ ミシェル・ド・セルトーの『ルーダンの愚依』がはじめて全訳された。
「ルーダンの慰依」は、十七世紀フランスの田舎町の女子修道院で起きた、
歴史上最も有名な集団的悪魔憑き事件。十七人の修道女からなるウルスラ会
修道院に、数週間前に亡くなった告解師の亡霊があらわれた。霊はしばらく
修道女のベッドの脇で泣いた。 別の亡霊が次の日真っ黒な球のかたちで
修道院の食堂にあらわれ、二人の修道女を乱暴に地面に押し倒し、肩に乗った。
やがて修道女たちの肉体と精神に奇妙な変調があらわれ、次々に判断力を失い、
全身がすさまじい痙攣に襲われた。教会の上層部は動転し、調査をした結果、
この事件の犯人は悪魔だと判断した。「悪魔祓い」が専門僧の手で行われた。
 悪魔に名を名乗れと命じると、「神の敵」という。悪魔にとりわけ狂った
院長の体から出るよう命じると、院長は暴れ回り、吼え、歯をきしらせ、
奥歯が二本抜けた。悪魔と問答を続けているうち、悪魔を彼女の体に
入れたのは、ユルバン・グランディエという別の教会の司祭であると判明。
「彼女たちは叫び、グフンディエを探そうとして、修道院の屋根に駆け上り、
また肌着だけで木のうえに、それも枝の先までよじ登ったのです。
そこで恐ろしい叫び声を上げながら、風や雨に耐え、何も食べずに4〜5日も
留まっていた」。この悪魔憑き事件は、たちまちヨーロッパ中に知れわたり、
ルーダンの街に何千人もの野次馬が押しかけた(修道女が教会の尖塔に上り
宙を飛ぶなどのウワサが広まった)。野次馬は何日も泊りカけで狂える
修道女を見物した。修道女は吼え叫び、土の上でころげまわり、足や手を
絡み合わせ、足の裏をくっつき合わせたりした。卑猥なようすで舌を出し、
つばを吐き、冒涜的な言葉を吐きちらかした。・・
 修道女たちとグランディエとの対決が行われ、グランディエが否認しても、
彼が悪魔に使われている証拠が次々に出てきた。六人の悪魔とグランディエが
署名した「契約書」すら出てきた(「神を否認して悪魔に仕え、できる限りの
悪を尽し、なろうことなら人間でなくなり悪魔になることを願う」)。
グランディエは、ルイ十三世直々の指名による特別法廷で魔法使いとして
裁かれ、一ヵ月余の審理を経て、膨大な証拠(悪魔との契約書など)によって、
火刑による死刑が宣告された。 刑は一万人以上の見物客の前で執行。
裁判中に、修道院長と修道女の一人が、無実のグランディエを告発して罪に
おとし入れたと告白したが、その告白も、魔法使いの魔力を証明するものと
され何の影響も及ぼさなかった。この異常な事件は、欧米では繰り返し検証の
対象となり数々の論文や小説が書かれた。 映画も(カヴァレロヴィチ
「尼僧ヨアンナ」、ケン・ラッセル「肉体の悪魔」)作られ、オペラも
(ペンデレツキ「ルーダンの悪魔」)作られている。・・ ≫
▼ 信じがたい事件だが、事実?なのだろう。神の存在証明は、難しいが、
 こういう憑依なら、でっち上げ易い。しかし集団となると、誤魔化しは難しい。
17Cのフランスで、17人の修道女が集団の悪魔憑きの物語となると?
やはり信じがたい。信仰心を深めるための法王庁の戦術も考えられるが・・
・・・・・・
4660, 知る悲しみ ー『極道辻説法』は、シマゲジがゴーストライター
2013年12月19日(木)
  * 今東光の『極道辻説法』は、シマゲジ作  ー『知る悲しみ』島地勝彦著
 図書館でみつけた島地勝彦著「知る悲しみ」。例の「水の上を歩く?
酒場でジョーク」島地 勝彦・開高 健 (著)の、元プレーボーイ編集長の島地の著書。
「知らない悲しみより知る悲しみのほうが上質である」とは、言い得て妙だが、
何と『極道辻説法』の「和尚前白」は島地が東光に憑依して書いたと告白。
生臭坊主の名回答も、シマゲジの創作とは・・  ーその一節を書き出してみるー
・矢野「いまインターネットなどで『今東光語録』が箴言集のように扱われています。
 ところが私などから見ますと、どう考えても大僧正の興味のテリトリー外のテーマ
 などが書かれてありまして、ずばり訊きますが『和尚前白』は大憎正が書いたもの?
・島地「今日はすべて告白しよう。あれは全部オレが書いたものだよ。
 しかしよく分かったね。読み込んでいるなあ、矢野は」
・矢野「ただ『速記録』で実際に大僧正が語った回想や時評をうまくリライトされて
 いるのもあります。ですから島地さんの全くの創作ばかりとは言い切れない。
 今日は漢幸雄さんが収集した『和尚前白』を持参してきましたので、どれが完全に
 島地さんの創作なのか教えてくれませんか」
・島地「いいとも。(『和尚前白』を読み進めながら)第一回からオレの文章。確かに。
 このころからうまいなあ、オレは。(国連総会の演説を取り上げた回を示し)
 これもオレ。高校野球の話、これもオレだ。この回は大僧正の話をまとめたもの。
 これもオレじゃないかな。ほんとに大僧正が愚依してるね。いま読んでも面白い!」
・矢野「スポーツや外国小説がテーマのものやアル・カポネの話もみんな
 島地さんの創作なんですね」
・島地「もちろん、そうだよ」
・矢野「このインタビューを読んでひっくり返る人、いっぱいいますよ。
 いま島地さんは『乗り移り人生相談』という連載をされていますが、まさに当時から
 大僧正に乗り移ってたことになりますから」
▼ 私もひっくり返った一人である。島地が今東光に憑依しないと、あれだけの
 名回答は出てこない。そうすると、この本の題名「知る悲しみ」に通じてくる。
「知らない悲しみより、知る悲しみの方が上質」としても、読者の一人として、
知らない方が良かったと思うのが人情。ここで紹介されている「エロ・アーカイブ」
は興奮した。飼犬の秋田犬と夫婦の3P?を生々しく書いてあるが・・ 
今度ここで紹介しようか?ー【スカトロ・マニア】犬のロッキーを恋人にした私の妻ー
 と検索すると出てくるが、お勧めはできない。
成るほど、「知る悲しみ」そのもの・・ 上質かどうかは別!
・・・・・・
4295, 過去10年間を振り返り、今後の10年先を予測してみる −2
2012年12月19日(水)
   ー 2022年の年末に、この10年間を振り返った物語ふうに書いてみる。
≪ 以下の文章は、10年前に書いた2022年を想定した文章である。当時は、創業から
 30年事業経営していた会社を倒産させ二年足らずで、少し悲観的と思っていたが・・ 
 まずは、当時の想定をした文章をコピーしてみる。
【 * 近い将来に欧州発の世界恐慌か、イスラエルによるイランへの核施設の攻撃と、
 イランのホルムズ海峡の閉鎖がある。それに伴いNATO軍との戦争が勃発。 
 原油価格が暴騰、日本経済が最初に大打撃を受ける。そして株価の世界的暴落で
 一挙に世界は不安定になる。
* 欧州経済は、ますます悪化、その煽りで中国経済と社会は不安定化し、
 暴動が頻繁に発生、その矛先を尖閣列島、フィリッピンやベトナムの国境紛争を
 画策し、国内の不満を向ける。これに伴いアメリカも経済悪化。アメリカ国債と
 株価も暴落、一時1万3千ドルもしていたダウ平均が、8千ドルまで暴落する。
* 世界が不安定になる中、日本では首都圏直下型地震と富士山が噴火。
 政府は、国家非常宣言を出して、銀行閉鎖。経済はハイパーインフレに転じて、
 米やパンなど食料の一部は配給制に逆戻り。IMFが、この事態に乗り込んでくる。
 10数年前、韓国がIMFの管理下に入ったのと同じ道を歩く。失業率は15%に、
 生活保護世帯は300万世帯になる。現在のギリシャ、スペインの事態以下に、
 まさかなろうとは、誰も思っていなかったようだ。日本の国債も、それに伴い暴落、
 国を信じた善良な?年寄は路頭に迷うことになる。
* スマートフォン、タブレットなどの情報端末の性能が年々、飛躍的に良くなり、
 それが逆に一強他弱の傾向を強めていく。中古品が出回り、収入は半減しても
 最低生活は可能である。しかし、一部勝ち組の生活が垣間見れるため、
 不満が溜まる一方。】
△ 以上が予測だったが、実際に起こった現実は、こんなものではなかった! 
 関東直下型地震が想定を超えた規模で、富士山の噴火に連動して首都圏はパニック
状態に陥り、数万規模の死者・行方不明が出た。首都圏に住む甥っ子一人が死亡。
日本経済は世界恐慌の煽りで国家経済が破綻。そして現在、アメリカのIMFの
管理下にある。失業率は20%を超えて、近くの小学校では夕方からの炊き出しに
行列の状態。リッチ層の多くはオーストラリアと、カナダに移住していった。
10年数年前からの傾向だが、リッチ層の子弟は海外に留学をさせるのが
顕著になっている。日本でのビジネスは絶望的な事態。私も実のところ、76歳
まで生きてはいないと思っていた。この有様では、生きていて良かったかどうか。
今では首都圏からの経済難民が日本海側に移住する流れになっている。 
中国は動乱になって内乱状態。市民が武器を持ったテロ活動が始まっている。
一部の共産党幹部の汚職が目にあまりに辛辣。その反発が武器を持った蜂起に
なっている。共産主義という名の資本主義の汚辱が、深く浸透した結果である。 
日本は10年前まで続いていた失われた20年の後には、崩壊の10年が待っていた≫ 
▼ こんな物語になるが、10年前に「2002〜2012年の過去語り」を書いていた
 としたら、現実との乖離は、あまりに大きいはず。ということは、こんな
ものではないということ。それより、まず私自身、生きているかどうか。
・・・・・・・
3920,精神力ーその偉大な力 ー10
2011年12月19日(月)
 * 人間の4つのベース  〜「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著
【 大生命力(宇宙にある無限のエネルギー)は、人間を通して
 4つの方法で自らを表現したいと望んでいます。
・一つは創造を通して・第二はリクレーション―娯楽で・第三はあなたを
 通した愛の表現で・第四には精神的に、知的に成長することを望んでいます。
 この4つの枝が等しい長さを持つギリシャの十字架を思いなさい。
この十字架にあなたの人格を代表させましょう。創造、遊び、愛、知恵の4つが
基本の十字架こそ、大事なカタチになります。仕事=創造と、遊びの重要性の
重要性と、愛を持って何事にも取り組むこと。そこて知的成長こそ、あなたの
魂に再充電をしてくれる。それは、あなたの深い本質を表現を与えることになる。
だから学び続けなければならないのです。あなたは大生命力=宇宙のエネルギー
への畏敬と、その親しい交わりこそ求めるべきこと。知性と推理が成長すること
こそ、大生命力があなたを通して現れ出てくることになります。仕事も、遊びも、
愛も、学びも、健全でなくてはなりません。心の絵図に従って宇宙のエネルギー
は流れ込むので、自我理想はバランスがとれ、かつ健全であることが求められる。
そして、古い自我イメージを、この新しい自我理想に置き換えなさい。
これが人格造成の技巧です。理想の見地からあなた自身を考えなさい。 】
▼ ここでは、「力、遊、知」に「愛」が加わったバランスを人格形成の
 自我理想にしている。その年代で、重心が変わってくる。還暦もすぎると
何になるのだろう?これも、それぞれの人生を如何に過ごし方で変わってくる。
バランスも、一つは極端に突出したり、へこんだり、している。私の場合、
「愛」が欠けていた? 八人姉兄の末っ子で、愛情を充分に受けたが、
与えるのは不充分だった?
・・・・・・・
3555, 哲学的ジョーク
2010年12月19日(日)
「プラトンとかものはし、バーに寄り道」ー ジョークで理解する哲学 ー
             トーマス カスカート, ダニエル クライン (著)
 少し難しいジョークと解説集。しかし考えさせられる内容で満ちていて、味わい深い。
哲学をジョークに絡めるというより、ジョークそのものが本来、哲学を含んでいる。
  * 合理的に疑う=哲学的ジョーク 
ある被告が殺人の容疑で裁判を受けていた。有罪を示す強い証拠があったが、
死体がなかったのだ。被告人の弁護士は最終陳述で奇策に出た。「陪審員のみなさん、
これからあなた方をびっくりさせようと思います。殺されたはずの人間が、一分以内に、
この法廷にはいってくるでしょう」 かれは法廷のドアのほうを見た。動転した陪審員
たちは、いっせいにドアを注視した。一分間がすぎたが、なにごともおこらなかった。
弁護人はいった。「死んだ人が廷内に歩いてはいってくるというのはわたしのでっち
あげでした。ところが、あなた方の全員が期待感をもってドアのほうを見ました。
つまり、だれかが殺されたかどうかについて、わたしはこの事件では合理的な疑問が
あることを、あなた方に示したわけです。あなた方に『無罪』の評決を下されるよう、
求めなければなりません」  (字数制限のためカット 2011年12がつ19日)
  ・・・・・・・・
3180,今年の総括
2009年12月19日(土)
 今年も総括の時期になってしまった。 
去年のリーマンショックや、中国・深川大地震のような大事件は無かった。オバマが
一月末に正式にアメリカ大統領に選出、日本では自民党が惨敗し民主党の鳩山政権が発足。
それと新インフルエンザが本格的な流行を始めたことと、WBCで日本が優勝、マイケル
・ジャクソンが亡くなったことぐらい。 身辺でも金融恐慌の暗い雰囲気が漂ってはいたが、
亡くなった人は従妹一人。来年は、その分だけ大きな経済的事件や、国際紛争も起きそう。 
今年は、中休止の年というところか。しかし日本経済は厳しさを増している。当方も
新潟国体で何とか息をつけたが来年は大きなイベントは見当たらない。来年は来年だが、
気持ちは暗くなる。 今年を歴史的に振り返ると、「ハイパー・デフレが始まり」
「新インフルエンザが本格的に蔓延」、「自民党が崩壊、民主党が政権を取り」
「国債発行が予算を超えた」が、キーワード。決して安泰の年というのではなく急な坂を
転げ落ちていく境目の年である。私自身、25年ぶりに海外旅行に行かなかったことである。 
9月に行こうとしたが、新インフルエンザの世界的な拡大に迷いが出て、キャンセル。 
今からすると、行っておくべきだったと後悔をしている。この恐慌の中、行かない判断も
正解だったのかもしれない。2001年9月11日のテロと、去年の9月15日の
リーマンショックの激震で、世界は大動乱に入ってしまった。 その二つの津波の
ウネリが大きく覆い被さってきているのが、昨今の大不景気の原因。 
今年も無事?終わりそうだが、来年はどうなっているか? 神のみぞ知るである。
・・・・・
2815, 不況景色 −4
2008年12月19日(金)
 今回の金融危機で、まずは日本の自動車、住宅、電気メーカーが大打撃で、
深刻な事態になっている。その一つが為替差損である。一円のドル安でトヨタで
400億というから、120円から87円となれば、33円×400億=
一兆三千億円以上になる。数年でトヨタでさえ倒産というのも肯ける。ニュースで
ホンダのトップが涙目で、異常事態と言っていたが、果たして如何だろう?  
野口悠紀雄の『円安バブル崩壊』の中では、ー「金融緩和政策と為替介入によって
生み出された異常な円安バルブが崩壊して、本来の状態に戻りつつあるだけ」と指摘。 
金融崩壊までの景気拡大は、企業の“選択と集中”による企業体質の強化や、
改革による効果というよりも、異常な円安バブルがもたらしたものだという。
( この本は2008年5月29日に発行だが・・)
 昨年8月以降に急激な円高が進んだが、日米の金利差や消費者物価上昇率を比較
すると為替レートは1ドル=60〜70円程度。世界でほぼ同一品質のものが販売
されているマクドナルドのビッグマックが課税前価格で日米で同じ価格の為替
レートを算出すると1ドル=79円に相当するという。 これから考えても、
きっかけは金融危機としても、円高は円安バブルの崩壊の70円代というのも肯ける。
この自動車業界の惨状からみて、これまでの彼らの繁栄が、大多数の国民の犠牲の
上で成り立っていたと思うと、腹が立つことも事実である。
 ーこの本のP−8にある次の箇所を読んでいて、腹が立ってきた。ー
・・「ビッグマック指数を使って次のように考えるとよくわかる。東京で276円で
買ったビックマックをニューヨークに持っていって売るとする。 販売収入
3・49ドルを100円のレートで日本円にすれば349円になる。276円の元手で349円が
得られるから、こういう行動が利益をもたらすのである。移動で品質が低下するので
現実的ではないが、製造業では品質は低下しないから、取引は現実的になる。
たとえば、「日本でもアメリカでも自動車がビッグマック一万個分」とすると、
日本円で276万円の車が、3万4900ドルになる。したがって、日本で製造した車が
外国に輸出して売れば、右のメカニズムで利益が発生。」
 この数年間に現実の経済で生じたことの基本は、このようなことだった。・・
現在起こっていることは、その正常値になっただけと、野口悠紀雄は述べて
いるのである。それも一挙だから、パニック状態になるのである。 円高は原油高、
穀物高、資源などを5割以上も高く買わされていた国民からみたらマイナスである。 
その上で、彼らは繁栄を謳歌していたのである。それが東海ベルト地帯だけが、
その他の地域と違う国ではないかとさえ思えるほどの差になっていたのである。
 ・・・・・・・・・・
2007年12月19日(水)
 2450, 手帳は予定、日記は過去を書くもの!   (σ・з・)σオハYO!!
そろそろ来年度の日記と手帳の準備に入る時期である。 最近では手帳と日記が
兼用になっているものも目立つ。書いたこと自体忘れていた学生時代の日記を
倉庫で見つけ読み返し、その当時の記憶が鮮明に思い出されて、気持ちを書き残す
重要性を実感した。当時、何故書き残していたのか?当時の日記からすると、
自己コントロールとして書いていたようだ。それが結果として行動記録になった。
現在はブログと随想日記に日々行動と心情を書いているが、見られることが前提で
ある。学生時代の日記に39年ぶりに出会って懐かしく感じるのは、本心を書いて
いたからだ。公開していたら、赤裸々な気持ちをそのまま書けなかっただろう。
昨日、毎日新聞の読書欄に東大教授が日記と手帳について解りやすく書いていた。 
ズバリである。下手に心情など書こうとするから書けなくなる。
身近なことを簡潔にメモを刷ればよい、それも自分の言葉で!
ーまずは、その内容からー
日記をつけない人はいう。いったい何を書いたらいいのかと。何も書く必要はないのだ。
何かを書こうと思う時点で拘束され、負担に。やがて挫折。日記は提出の必要なし。
文章表現に凝ることはない。自由きままに、その人の「いちばん楽なごとば」で
つければいい。感情表現を加えると重くなる。寝る前に一日を振り返り、
「晴。午後から講義。夜、必殺仕事人、見る」。ぼくはこんな感じ。 
田山花袋は、いう。事実を書くだけでいいと。<こう思ったとか、ああ思ったとか
いうことよりも、こういうことをした、ああいうことをしたという行為を書いて
おく方が「日記」という本来の性質にかなっている>。
  (字数の関係でカット2008年12月19日)


5026,閑話小題 〜ロシア経済が変

2014年12月18日(木)

  思わないところからブラックスワンらしき声が聞こえてきた。
 ロシア経済が危ないらしい。 あるレポートである。
≪ ロシア株の時価総額(米ドル換算)が、アップル1社の半分以下に落ち込んだ。
 アップルは6300億ドル余り。一方、世銀の統計では、2012年にロシア株の
時価総額が8746億ドル。しかし、その後のロシア株、ルーブル暴落により、
現状では3000億ドルを大きく割り込む水準と推定される。その程度の規模の
市場となると、ヘッジファンドにとっては「おいしい」標的となる。
 季節的にも欧米市場はクリスマス休暇モードで連日、商いは薄いので値だけ
飛びやすい地合いだ。しかも、プーチンに残された選択肢は極めて限定的だ。
直接市場介入、資本規制、更なる利上げなどである。それゆえ足元を見られる。
数少ない救いは、4000億ドルを超す外貨準備と、財政赤字対GDP比13%
(2013)の低さだ。しかし、外貨準備は徐々に減少しつつあり、更に制度的に
介入に使えない部分もある。ロシアの、国内インフレ率は9%を超え、国民の不満も
鬱積中だ。ルーブル離れも目立つ。四面楚歌となったプーチンが、例えばウクライナ
隣国でロシア系住民の多いモルドバに侵攻するなど、愛国心高揚かつ国民の士気を
高める奇策を打つ「地政学的リスク」もある。欧米側は、プーチンのウクライナ妥協で
経済制裁が緩和され、ロシア経済の負担を減じることが望ましい。しかし、その場合、
国内強硬派の批判が高まること必定だ。結局、ロシア経済不安の今後は原油価格次第。
輸出の32%を原油、21%を原油関連製品、14%を天然ガスに依存する構造は
変わらないからだ。≫
▼ 二年間で、ロシアの総株価が三分の一に減り、時価総額がアップル社の半分に。
 そして、ロシアルーブルは米ドルに対して、約1年で半値になってしまった。
輸出の7割近くが原油・ガスというから、この数ヶ月来の半値の原油安が直撃した
結果である。もしかしたら、リーマンショック以来に、世界的経済危機もありうる
事態である。ロシア中央銀行は16日、原油価格の急落を受けて、通貨ルーブル
の下落に歯止めがかからないことから、政策金利を10.5%から17%へと
大幅に引き上げることを決めた。 その割りには株式の暴落がないのは、1998年の
ロシア経済の危機をアナリストが知っているから?‘死なばもろ共’と、世界恐慌に
自ら火をつけて回るか? 一度、どん底まで落ちたロシア、厳冬には慣れている。
 リーマンショックから6年、そろそろ、膿みだしの条件が揃ってきた。
アメリカも大統領がレイムダックになったし、欧州の経済は最悪、中国も、暴動の嵐。 
前の事業を考え合わせると、背筋が寒くなる。で、地方銀行って、どうなってる?
・・・・・
4659, 高齢者4人に1人が、認知症(軽度を含め)
2013年12月18日(水)
  最近、発表された認知症調査が二つある。 ーまず、その部分からーー
《 65歳以上の高齢者のうち、認知症の人は推計15%で、2012年時点で約462万人に
 上ることが、厚生労働省の調査で分かった。認知症になる可能性がある軽度認知障害、
約400万人と推計。65歳以上の4人に1人が認知症と。その“予備軍”となる。
調査は09〜12年度に、愛知県、大府市、茨城県、つくば市、佐賀県伊万里市など全国
8市町で実施。本人への面接や家族への聞き取りなどに加え、医師が診断を行って
計5386人分のデータを分析。認知症の人の割合である有病率を調べた結果、全国の有病率
を15%と推計し、12年時点の高齢者数3079万人から、認知症の人を約462万人とした。
10年時点では約439万人、うち在宅有病者数は約270万人、その中で独居者は 43万人。》
《 全国の認知症の高齢者は、推計550万人に上ると九州大学のグループが発表した。
なかでもアルツハイマー病が原因の認知症は、7年前に比べて2倍に増加。九州大学
大学院のグループは、年齢構成が全国平均に近い福岡県久山町に住む65歳以上の高齢者
1906人を対象に認知症の診断を行った結果、2割近い342人が認知症であった。》
▼ 軽度認知症と、認知症を加えて850万以上、4人に1人というから長寿社会の大問題。
同居していた母が82歳で発症、5年半後に88歳で亡くなったが、本人も家族も大変である。
高年齢になるほど比例して発症率が高まり、看護期間が7年10年に及ぶ。私も前期高齢者に
なって3年、今度は自分の順番。いつ何時、認知症になっても不思議でない。寝たきりの
余生もあるなど、考えたことも無かった。東京オリンピックが2020年に開催される75歳が
人生の終焉とすると、もう介護年齢?それならばアッサリ逝く?認知症が850万というと、
全国民の15人に1人。平均一世帯2・5人とすると6世帯に一世帯がボケが半ボケが存在。
 ボケ防止に、面倒、興味ない、面白くない、などの言葉を乗り越えるしかない。
老い方、病い方、死に方、生き方、それと考え方、受けとめ方の問題になってくる。
・・・・・・
4294, 学ぶということ −5
2012年12月18日(火)
         「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著
   * 小説に、作家と読者と中間的なものが必要!
 毎日12年近く根を込め書き続けてきて、それぞれの内容で、具体的読者を想定し文章を
コントロールするようになっている。そこで文章の内容を冷静に見つめている第三者というか、
中間の別者を感じることが度々ある。 前に書いた文章を、早朝に読み返し添削している時に、
違う何かの視線が立ち上がってくる。数年先に読み返す自分の視線だろうか。 
下書きをした文章を数日間、寝かし冷静に見つめ直す時に、けったいな何かを差し置くのも
一つの方法だろう。 その辺を村上春樹の対談を抜粋して説明している。
【 村上  僕はいつも、小説というのは三者協議じゃなくちゃいけないと言うんですよ。
 柴田: 三者?
 村上: 三者協議。僕は「うなぎ説」というのを持っているんです。僕という書き手がいて、
読者がいますね。でもその二人でだけじゃ、小説というのは成立しないんですよ。
僕にはうなぎが必要なんですよ。うなぎなるもの。
 柴田: はあ。
  村上: いや、べつにうなぎじゃなくてもいいんだけどね。たまたま僕の場合は、
うなぎなんです。何でもいいんだけど。うなぎが好きだから。だから僕は、自分と読者 との
関係にうまくうなぎを呼び込んできて、僕とうなぎと読者で、膝を突き合わせて、いろいろと
話し合うわけです。そうすると、小説というものが上手く立ち上がってくるのです。】
▼ 村上は中間者の存在の必要性をいっているが、中間的協議を何かケッタイな存在として
イメージするのは面白い。こで、私は何にするか? 「ジャックと豆の木」「ジャック」
が今、思い立ったので、これに決めた。「ようジャック、どう思う?」が内語として、
定着するかだが。
 私:  「ところで、ジャック、このテーマと内容、どう思う?」
 ジャック:「急にふられても、答えようがないが、私を創作してくれただけで
良いんじゃないか」ってな感じか。
・・・・・・
3919, 精神力ーその偉大な力 ー9
2011年12月18日(日)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * 黙想の重要さ
【 黙想は心をある状態に置くことです。黙想は、感情を完全に清浄にし、じゃまものを
取り除き無垢にするので、善い世界と、その中にいる人びとが根本的に善いと知るのです。 
・・静かな黙想に入って、動機や、あなた自身を分析することで、自分が真の何であるか―
人間の形をした宇宙の生命力の存在であると知るのです。許すことの理解や、また私どもの
過去の経験は、ほんとうは悪でも凶事でもないことを理解するのです。心を掃除をし、
正常な精神にした後にのみ、精神治療に効果がでるのです。心配や恐怖が自動的に、
そういう欲しない心の絵をつくりだすのです。黙想は、くつろぐこと、理解すること、
許すことの三つをもって成り立っています。黙想そのものは創造的ではありません。
それは、創造が行われる前の雰囲気、前提を作り出す。黙想を持って、憎しみ、心配、
煩悶、怒りを取り除き、それを愛で置き換えるのです。恐怖は積極的信念で取り除けます。
 この選び決定するという力は、神が与えた、おそらく最大の威力でしょう。 】
▼ 毎朝、5時に起床し、仏前の祈りと、この文章の最後の添削と、ネットへのアップと、
過去10年分の随想日記の読み直しが、私にとって黙想に近い状態である。 
その前の起床一時間前の半覚醒状態も黙想に近い。実際は黙想でないが・・ 
「くつろぎ、理解、許し」の三つとは逆の妄念と、格闘しているといってよい。
しかし、この格闘のため、第三者の思惑などに惑わされない心の状態を作っていることになる。 
30年間の新幹線通勤の車中も黙想に良い。飛行機も同じだが、高速の乗りもの内で、
目を瞑って考え事を集中するに良い。 黙想も、何も考えないで半覚醒の状態も範疇に入る。
私が最近になって始めたことは、地球の中心点=芯に気持ちを集中し、その向こう側の宇宙に
出ているイメージを持つこと。そこは自分の魂が宇宙空間に解放されたイメージに浸れる場所。 
その刹那が黙想でもある。感動、感激、心のこもった感謝も、その域への解放をしてくれる
魂の世界である。 まだまだ感動の絶対量が少ない! と、思う。黙想して探さなくては。
・・・・・・・
3554, ドラマの基本形は三角形           
2010年12月18日(土)                                
* 脚本家ジャームス三木の目からみた「人生」とは
 十数年前に、ジェームス三木の「ドラマの作り方」をテーマにした講演を聞いたことがある。
朝の連続ドラマを書こうとしたら朝食の場面を思い浮かべる。そして味噌汁と醤油から、
そのライバルメーカー同士の男女の恋愛を想定。二人が親同士の反対を乗り越えていく物語を
作れば、大衆に受けいれられる。成る程と感心して聞いた憶えがある。 
ある雑誌に「ドラマの基本形」のテーマで書いていた。 ーまずは、その部分からー
【「あなたは死にますよ」この予言だけは絶対にはずれない。死ななかった人間はひとりも
いないからだ。ただし生きているという前提がなければ、死ぬことはできない。
死は生存のあかしでもある。ならば生きるとはどういうことか。 脚本塚として四十数年、
人間のありようをこつこつ書いてきたが、ドラマの基本形は突きつめると二種類しかない。
・ひとつは敵と闘って勝つか負けるか。
・もうひとつは困難を乗り越えて愛が実るかどつかだ。 
 闘争系ドラマは戦争もの、犯罪もの、出世物語、スポーツ根性ものといったたぐいで、
勝ち負けは生存本能につながる。愛情系ドラマは恋愛・子育てを中心に、メロドラで、
ホームドラマ、文化教育ものなど、種族保存不能と深ぐ関わる。つまりドラマは、
動物の二大本能である食欲と性欲を、あの手この手で表現してきた。私たちが生きる意味の
ヒントはここにある。人類が他の動物より少し偉いのは、集団社会を維持する手段として、
食欲と性欲の暴走を制御するシステムを編み出したからだ。それが神である。
神が人類をつくったのではない。人類が神をつくったのである。史上最大の発明である神は、
集団のコントロールに絶天な威力を発揮した。人々は神の下に行いを正し、倫理道徳を守り、
欲望にブレーキをかけた。ドラマ作者から見れば、人類の行動論理は神と食欲と性欲の
三極に支配されている。 人間の実体は三角形といってもいい。人によっては平べったい
三角や、とんがった三角もある。ぐにゃぐにやした三角も、硬直した三角もあるだろう。
 いずれにしても三角形の内角の和は、すべて百八十度である。ところが厄介なことに、
人類は複数の神様を創った。集団ごとに神が違えば、信仰は対立し排他的になり衝突する。
人類を救うはずの宗教が戦争を起こす。文明が発達し、生活様式が変わると、集団杜会の
システムも修正せざる得なくなり、三極のうち食欲ど性欲は変えようがないので、
神のかたちを合理化するしかなかった。それが憲法や法律、イデオロギー、正義、秩序、
ルールといった〔神〕になった。新しい神は仕分けに不慣れで、いまだ掌握しかねている。
「死は生の終末である」人はこんなシンプルなことさえ、きちんと認織していない。】
〜〜
 神と性欲と食欲の三角形が人間の実体か〜 歳を重ねると、食欲と性欲が減退し、
神様がノサバッテきて、変に尖がった三角形になってなってくる?それがイスラムの
禁欲主義? 性欲と食欲をコントロールするため神を創った?か〜
 ・・・・・・・
3179, Twitter の意味すること!
2009年12月18日(金)
 4ヶ月前に、ツイッターに興味を持ち登録をして試したが、その後は全く見もしなかった。
ところが10日前になるが、衛星TVのニュース専門番組で、「ツイッター」の特別番組を
放送していた。そこで驚いたのが、そこに自分のブログを貼り付けたり、写真を貼り付ける
サービスのPicture.Twitterなどがあることだった。 
・ツイッターとは、それらを含め分りやすくいうとミニブログである。 基本は、
「140文字で、つぶやく」原始的、現場の生生しさが、見る方にとっても面白いことである。 
・モバイルや携帯電話で、気楽に、自由に、思いのままの言葉を発信できるのが取り柄である。
・そのつぶやきに、見ている人が、語りかけることが出来るのが良い。 
 それでは、自分がというと、少し抵抗がある。 しかし加藤登紀子などのつぶやきに
 割って入ってつぶやくことが、現実に可能なのである。私の場合、ヤフーのブログ
《バードウォッチ》で、「つぶやき」専門として毎日書きこんでいるが、イタズラの書き込みが
 あってから、発信専門にかえた。ところで先日さっそく書店で「Twitter社会論」津田大介著
 を買ってきて読んでいる。ネットにTwitterの6つの特徴が書いてあった。「リアルタイム性」
 「伝播力が強い」「オープン性」「独特のゆるい空気感」「使い方の自由度が高い」
 「属人性が強い」。
・リアルタイム性については、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
 の「mixi」と対比して、その違いの一例として、「 mixiとTwitterは数分か数秒の違い」
 という。 書き込みへの反応は、mixiでは早ければ5分程度である一方、Twitterでは
 早ければ数秒後。 (以下は字数制限のためカット 11年12月18日)
・・・・・・・
2814, 不況景色 −3 
 2008年12月18日(木)
 *景況感下げ幅 過去二番目
先日の日銀の短観によると、企業の景況感が石油危機以来下げ幅が21ポイントと過去
二番目になった。今回は、その角度が大きく、速度が速いのが特徴で、一日一日と奈落に
落ちるように悪化している。ニュースや、ワイドショーなど、失業、倒産、節約などの
話題一色、僅か三ヶ月で、世界が凍りついてしまった。当然のことながら来年から
大量倒産時代が到来し、それにともない大量失業者が溢れることになる。
世界恐慌は、20%の失業率というから、前年比7割になるというから、想像を遥かに
超えた暗い社会になる。長岡駅裏に、数ヶ月前から、ホームレスが三人、毎日のように
座って酒を飲んだり、通行人に金をせびっている。全国的に今後大量解雇が行なわれる
というから、こういう姿が日常的になる。年金年齢に達したから、仲間に入らなくて済む・・ 
こういうのが冗談では、無くなるのである。
 *アメリカの金利が実質ゼロ!
(以下は字数制限のためカット 11年12月18日)
 −−−
 *百貨店の商売モデルは終わったのか
 (以下は字数制限のためカット 09年12月18日)
・・・・・・・・・・
2007年12月18日(火)
 2449, 今年の創作熟語     p≪゚+。ぉレ£∋ぅ。+゚≫q(´I`●)
先週、今年の創作熟語が発表された。まず創作四字熟語とは「住友生命保険が日本全国から
世相を反映した四字熟語を創作してもらい、毎年12月中旬に発表するイベントである。」 
1989年から発表されており、10000語を超える作品が寄せられている。第一生命のサラ川(柳)
の向こうを張ったものである。創作と名が付いているが、基本的に既存の四字熟語の文字や
読みを世相を映す単語に変更したものが多く、優秀作品はシャレの効いたものが目立つ。
そこで、読売新聞や住友生命のHPの記事を少し変えた語呂合わせをしてみた。
 ーー
{7月の参議院選挙で自民党が歴史的惨敗を喫し、「二党両壇(にとうりょうだん)」になり、
その結果、突然変異で安倍前首相が辞任。秋より食の偽装が「連詐反応(連鎖反応)」を
起こした。また医師不足問題を象徴した「医師薄寂(意志薄弱)」や様々なダイエット法の
中でハードな「軍似痩練(ぐんじそうれん)」が大ヒット。「人離相撲(ひとりずもう)」
の角界も、「廃反治拳(はいはんちけん)」のボクシング界も、来年に向かって
「出発進幸(しゅっぱつしんこう)」しましょう。} てなところである。
 −−
これまで、この存在は全く知らなかったが「創作四文字熟語」は
第一生命のサラ川から見ると少しインパクトは弱いようだ。    
・・・・・・・・
2006年12月18日(月)
2085, 哲学者が霊能者を一刀両断すると! −1   才八∋ウ_〆(∀`●)
知ることよりも考えること −? 池田晶子著  ー読書日記
ー前世を知りたいー             
哲学者が霊能者を批判すると、これだけ説得力があるものか? 霊能者の立場の視点で
読んでみると、反論しようがみあたらない。哲学者は霊能者のいい加減さを一刀両断で
以下の通り切り捨てる。ー人間は自分が存在しているという以上の神秘がありえない。
(自分が)存在していることは、科学的には説明できず、理性によっても理解できない。
なんで存在するのかわからないものが存在し、毎日生きている驚くべき神秘の毎日こそ
神秘体験のはずが。その当たり前のことこそを知ることが先ではないか。
ー以下は、その中の抜粋であるー    
 (以下は字数制限のためカット 09年12月18日)


5025,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー3

2014年12月17日(水)

           『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * 今世紀で人類は終わる?  
 「今世紀で人類は終わる?」マーティン・リース (著)から!ー内容(アマゾン)よりー
< たとえば、致死率の高い危険なウイルスのDNA配列情報は、いまやだれでもネットから
 ダウンロードできる。このDNA情報から、ウイルスを合成し、さらに強力なウイルスへと
改造する技術を持った科学者は、世界に数千人存在し、その数は年々増えている。もし、
通り魔殺人や銃乱射事件を起こすようなタイプの人間がこの技術を習得したら、いったい
何が起きるだろうか。核戦争や地球温暖化といった、20世紀から危惧されてきたものとは
全く別の、予想外の脅威による人類文明終焉のシナリオを、第一線の物理学者が描き出す>
 ー著者・立花の解説が明快である。
≪ 著者は宇宙物理学者。英王立天文台の名誉天文台長をつとめる。話はすべて、科学的に
 ありうる地球滅亡、文明滅亡の話。小惑星の衝突、「温室効果」の暴走、といった自然現象
の脅威もあれば、核兵器の拡散、バイオテロ、カルトの先鋭化といった人間の暴走現象もある。
自己複製する機械ができて、人間より優秀になり、ポストヒューマン文明を築いてしまうとか、
生物を栄養源とする自己増殖ナノマシンが生まれて、爆発的に増殖し、地球上の植物を食い
つくしてしまうなどというテクノロジー未来物語もある。
 驚いたのは、最先端の素粒子実験がもたらしかねない世界の終り。巨大な金や
鉛の原子核を光速近くまで加速して衝突させると、原子核がくだけてグジャグジャになり、
小スケールだが、ビッグバン直後の世界を再現する。すると、ブラックホールができて、
周りのすべてを吸いこんでしまったり、複数のクオークが途方もなく圧縮されて、
ストレンジレットと呼ばれる奇妙な新粒子を作りだしたりする。ストレンジレットは自分が
接触するあらゆる地球上の物質を片端から奇妙な物質に作りかえていって、アッというまに
地球を直径百Mほどの超高密度天体に変えてしまう可能性がある。 あるいは、この実験で
真空に転移を起こさせ、これまでの空間を空間ならざるものに変貌させてしまい、これまでの
空間がスッポリそれにのみこまれてしまう可能性がある。このような真空の相転移が宇宙
規模にふくらんでいき、ついには銀河系全体がすっぽり、飲みまれてしまうことも考えられる。≫
▼ 小スケールのビックバン直後の世界の再現の可能性には、驚いた。あるうることである。
 また、狂信的イスラム教徒達が、自分の体に細菌を感染させて、世界各地で、いっせいに
テロに走ることも十分に考えられる。現在、問題になっている『イスラム国』。ネット上の
教団が、世界中の狂信的イスラム教徒に、様々なテロを呼びかけている。そのアメリカも、
考えてみれば狂信的キリスト教国。とすると「目には目」の殺しあい、激しくなって当然。
・・・・・・
4658, 2050年の世界 ー21
2013年12月17日(火)
「2050年の世界ー英『エコノミスト』誌は予測するー」〜英『エコノミスト』編集部 (著)
  * 第四章のまとめ ーソーシャル・ネットワークの可能性
・インターネットが人類に与えた影響は、ソーシャル・ネットワークのくくりでみると
 わかりやすい。コンピュサーブなどのパソコン通信の掲示板の世界から、よりIDが実名化
 したフェイスブックの世界まで、その世界は、八億人を超えひとつの国家となっている。
・SNSの興隆により、三つのトレンドが将来に予想される。
 一つめは、意思決定において友人の影響力が強まる。
 二つめは、集団の英知を利用したウィキペディア型のサービスを利用する度合いが強まる。
 三つめは、新聞やテレビなどの大マスコミに頼らずとも大規模な運動を起こすことができる。
・社内の協業を促すために、セキュリティの厳しい社内SNSの新しい形が生まれ、それを
 利用する企業が増えるだろう。
・トヨタは、自動車間でソーシャル・ネットワーキング機能を持つことのできる車を発売
 するが、車に限らず、日常の電化製品のあらゆるものに、常時接続のものに、
 常時ネットを利用したソーシャル機能が搭載されるようになる。
・一方で、一社支配によるプライバシーの管理への懸念は、政府の規制を招くか、
 あるいは非営利団体によるデータの管理といった方向に向かうかもしれない。
 またSNS上のプライバシーの規定などを共有化する「権利章典」が作られる可能性がある。
・但し一社支配が長く続く可能性は少ない。新しいイノベーションを持った
 ネットワークが参入し、既存のSNSに取って代わる。
・異なるSNS間で、ウェブ上の人格を移動し、共有できるシステムが開発される。
▼ この予測で、ここが一番予測しにくい分野。パソコンが携帯に収まるとは、10年前は
 誰も思ってもなかった。そして、今度はメガネ型パソコンで視覚情報を直接、遣り取り
可能なものまで出てきた。グループチャットが、広島で少女殺人事件を引き起こしてしまった。
 ーその事件をネット検索をするとー
《 広島県呉市の山中に女性の遺体を遺棄したとして16歳の少女が逮捕された事件で、
 警察は男女数人を死体遺棄の疑いで逮捕。この事件では逮捕された少女の友人3人が17日朝、
警察に出頭し、任意で事情を聴かれていた。 また、逮捕された少女が携帯電話の通信アプリ
「LINE」で友人に犯行時の状況などを打ち明けていたことが新たにわかった。 》
この事件に至った具体的内容がTVで放映されていたが、多くの見知らない人が会話に
出入りをしてエスカレートしていく。逆に趣味などの世界の人が簡単に結びつくことが可能。
それぞれのレベルの結びつき強くなり、固定化すると、ネットカーストも出来てくる。
レベルが違うと理解できない世界になる。価値観の違いとレベルの差異は違う!そこが問題。
・・・・・・
4293, 衆院選挙の結果について
2012年12月17日(月)
    * この結果は、ベストに近い! とみるべきか?
 選挙結果が粗方の予想通りになった。小選挙区制度では、こんなもの。これで超保守体制で
難局に立ち向かうことになる。この選挙は民主党の自滅と、第三局の乱立による共倒れと、
尖閣列島などの領土問題や北朝鮮のミサイル発射も日本の右傾化を進める結果となり、まったく
空気が変わる。 民主党の弱者救済のスタンスから、弱肉強食へ大きく舵をきることになる。
グローバル化社会では割り切るしかない。 経済は、今週の株価がどうなるのか? 特に週末に
かけての動きが心配である。まずは来年三月の金融円滑法の打ち切り問題、自民党が果たして
打ち切りが出来るだろうか?地元の高校の同級生が3人続けて、倒産、不祥事、自殺が発生した。 
これ、「地方は既に恐慌が始まっている」という私の説の身近な現象である。
ここで政策の大転換が必要な時節、この結果も悪くはないという見方も出来る。問題は、
自公で三分の二の議席を確保したこと。参院で法案が否決されても、再び可決出来る。
おまけに改憲に反対している公明党と、この夏まで組んで、その後に、改憲賛成の維新の会に
乗り換えれば、それも可能になる。週刊誌などの事前予測の結果に近かったが、まさか60議席を
割るとは思っていなかった。タカ派の安部が、領土問題で中国と真っ向から対峙することになれば、
経済に直接、大きく響いてくる。それと、建設国債の乱発による公共事業の拡大も懸念される。
地元の小選挙区では自民党の全勝。建設業界の笑い声が聞こえてきそうである。 
土建王国の宗主だった角栄の娘も、この逆風の中で落選。当然といえば当然。 
政治課題のスタンスは、「消費税増税、原発継続、改憲、原爆保持、地方への分権化、賛成。
公共事業の依存化、反対!」。そうこう考えると、最後の公共事業反対以外は、この圧勝は
良かった、ということ。分かってはいたが、民主党への拒否反応が、ここまで大きいとは驚き。 
政治談議が多くなったのは、歳のため? 年末まで、株式か国債の暴落がないことを祈るばかり。
 ・・・・・・・
3918, 精神力ーその偉大な力 ー8
2011年12月17日(土)
  「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
【 難題にぶつかり、それを理解し、それを乗り越え、超越するとき、そこから多くの力と
 知恵を与えられます。それにより将来においての他の更に大きな問題に取り組めるのです。
世の中には善いもの悪いものもありません。ただ私たちが善い悪いと思うだけです。
もし問題、難題を一つの機会か励ましの挑戦と見るならば、人生に処する私たちを
弱くしたり無能にしたりすることは、ありえません。‘あらゆる事態はつまずく石か、
ぬかるみの中の踏み石’です。すべての進歩は、なにかの問題を征服し、なにかの挑戦に
戦い抜いた結果です。大生命力は、絶えず励ましの挑戦をしてきます。前進を促す体内の
威力を見出すと、私たちは成長するのです。もし挑まれなければ成長が出来ません。
教育さえあればとか、子供の頃の愛情の欠如で、やる気が起きないとかいう人を知っています。
しかし、その逆に、それをバネとして、その中に善を見つけ強くなった人がいます。
「あらゆる逆境は、好機のタネをもつ」といいます。あなたの過去の傷は打撃や損失を癒す
最も良い方法の一つは、その体験の結果として生涯に起こった善いものの表を作ることです。
ものごとが良くしていくには、体験をいかに反応するかにあります。鹿が足がはやいのは、
敵から逃げるために自分の体内の力に頼ったからです。 人間は自然界の挑戦を克服するため
推理と知性を発揮してきました。問題を受け入れ、善さを見、ゆるし、解放して自由にし、そして
前進するか―あるいは怒り、おのれを哀れみ、自分のことだけを思い、みじめに暮らすかです・・】
▼ 先日の新聞記事に「壁を乗り越えようとするな、壁のまわりを動き回れ、そうすれば壁の
 隙間が見つかる。登ろうとするから、登れないと諦めてしまう」というような内容があった。
上記の内容に似ている。 20歳で創業を決意し、準備を始め、結果は、2つの経済震災と
東北大震災で、この結果に終わった。が、創業も倒産も廃業も事業のうちである。
その創業も、まずは精神である。計画し、手順に入ると、まず思いもよらない難題が山のように
次々と行手を阻んでくる。 初めは、それを嫌々取り組んでいたが、慣れてくると、これこそが
踏み台で、難題の中にこそ鍵があることが分かってきて、逆にゲームとして楽しむようになる。
 この難題がゲームの醍醐味と自分に言い聞かせ暗示をかける。下り坂より上り始めは夢はあるが、
厳しい! それも数十倍も。何だかんだあっても、事業人生は面白い。
自分の限界が常に目先に立ち塞がって、自分自身に直面する緊迫感が、である。今もか?
・・・・・・・
3553, 「閑話小題」 が一番面白い?
2010年12月17日(金)
 「閑話小題」は書くネタが出尽くして、仕方なくメモがわりに書いた中途半端な文章を
小題として、幾つか重ねたもの。読者からみたらバレバレと思っていた。だから、しゃ〜ない
「B級品」と割り切っていた。その半分手抜きの文章が先日、久々に参加した木鶏クラブの
人から何気なく「閑話小題」が一番面白いと言われ、何かの間違いと、再び聞き直したほど。
それでも「その人が、たまたま、そうか?」と半信半疑。ところが昨日、ある知人が訪ねて来て
「閑話小題」が面白いと全く同じことを言った。この10年間、一度も言われたことがない
「‘しょうがない’閑話小題」が面白いが偶然にも一週間内に、たて続きである。実際、
長い文章ほど時間もエネルギーも要する。書くほうからしたら、その分、自己満足する。 
昨日の友人曰く、「それは、あなたの言葉で、身近かなことを実感で書いているのが伝わって
くるからよい」という。日々の身近な内容はブログ「バード・ウォッチング」に書きとめていた。
要は実感として書いた文章こそ、相手に伝わるのである。記事とか書物の感想文は、自分の記憶
として留めておくためのマトメとして書いている。 さらにいえば一年先、数年先の自分が
読み返し、消化するためのマトメ。 読む方からしたら、それは、それでしかない。
しかし小題は書き散らした短文をマトメタもので要点だけ書いてある。それなら閑話小題を
多くすればよい。書いている方は無我夢中であるが、読んでいる方は、その無意識の本音を
楽しんでいるのである。だから、今さら冷笑も、侮蔑も、「何じゃい、笑うなら笑え、
笑われて何ぼじゃ」と割り切らないと。 ブログは結局は自慢話?の披瀝になる。
読んでいる方は冷静に、その辺が見えている。息抜きの文章が面白いとうと、もう少し内容に
強弱をつけた方が良いということか! 書くテーマが見当たらず、苦し紛れの「閑話小題」が、
逆に、井戸の底から湧き出てくる水の味なのか。 書き、曝すことの恐ろしさと、面白さか。 
ネット・セルフも色いろ考えさせられる。 そこで、閑話小題を遡って調べたら、月に
1〜2度しか書いてない。内容も短くまとめてあり、解りやすく、言われるとおり。 
これからは週一ぐらいは「閑話小題」を書くことにする。
 ところで、「ツイッター」も時々書いているんだけど! 少し軽すぎる?
 ・・・・・・・
3178, アメリカは現在、どうなっているのか ー2
2009年12月17日(木)
 * アメリカの産業の現状は?
 ー以下は、中央公論の中岡望のレポート[アメリカ、失われたバラ色の未来」の抜粋ー
アメリカでは金融業界を「ウォール・ストリー」というのに対して、製造業などの産業のことを
「メイン・ストリート」という。現在、ウォール・ストリートは急速に回復しているが、メイン
・ストリーや地方経済の低迷の色はさらに濃くなっている。アメリカ経済の衰退はもはや
避けがたい状況となっている。 デトロイトでは、自動車産業の衰退で都市そのものも機能
しなくなっている。工場労働者だけでなく、高学歴のホワイトカラーの雇用調整もかつてない
スピードで行われている。自動車会社のビッグ・スりーは工場労働者だけでなく、2006年末から
今年の六月までに3万人のホワイトカラーを解雇。かっては最強の労組と言われたUAW
(全米自動車労組)も、雇用維待するための戦闘力を失ってしまっている。
その結果、ミシガン州の6月の失業率は15・6%と.全国平均の失業率を大きく上回っている。
デトロイトの失業率は17・7%とさらに高い水準になっている。同州の労働者の20%がフルタイム
の仕事を探しながらも、パートタイムでしか働けない半失業の状況に置かれている。 
デトロイトの住宅市場に回役の兆しはなく、七月時点で住宅価格はピークを付けた2006年初と
比べて45%下落し地域杜会の荒廃が続いている。 同州では、高賃金が期待できる防衛関係や
代替エネルギー関係や医療関係の企業の誘致を進めているが、目立った成果は見られない。 
職を失った人は悲惨である。あるクライスラーのエンジニアは年収11万ドルを稼いでいたが、
早期退職をした現在はパートタイムで働いており、週給はわずか500ドルである。
クライスラーの製造開発の責任者であった男性は、年収10万ドル以上あったが、早期退職を
して得た現在の仕事の年収は3万1千ドルである。職を失う影響は収人の滅少に留まらない。
アメリカの健康保険制度は企業が提供しており、仕事を失うことは健康保険も失うことになる。
▼ アメリカ社会の深刻な問題は貧困と格差である。最も豊かな国でありながら、貧富の格差は
深刻。その貧者に金融危機が直撃をし、その格差をますます大きくしたのである。貧困率は
一年で12・5パーから13・2パーセントへ拡大した。「1人暮らしで100万円、4人暮らしで200万円」
以下で生活する人は4000万人と一年で、250万人も増えたという。医療も、教育現場もガタガタで
日本とは事情が全く違う。あと1〜2年後の地方が、これに近い状態だろう。これらをみると、
アメリカ一極の時代の終焉を示している。それだけ、この金融恐慌の影響は大きい。
・・・・・・・・・・
2813, ビッグスリーの救済は正しいことか?
2008年12月17日(水)
 アメリカのビッグスリーを政府が公的資金投入の検討を始めたというが、中長期的に
 見たときに正しい判断かどうか?
・アメリカ国内のGMの一人当たりの人件費が、トヨタの1・3倍。
そこまで賃金を下げるべきという議会の案に組合が反対という。
   (字数制限のためカット09年12月17日)
・・・・・・・・・
2007年12月17日(月)
2448, コマツの「コムトラックス」には驚いた!  ('-'*)オハヨ♪
一昨日の朝、何気なくBS・TVに回すと、コマツの社長が出ていた。
見たのは最後の10分位だったが、「コムトラックス」というシステムを紹介していた。
思わず、その内容に引き込まれてしまった。ブルドーザに機稼動管理システム「コムトラックス」
を標準装備し、遠隔での効率的な車両管理やきめ細かなサポートサービスを提供する。
建設機械の内部に組み込んだセンサーで車両のあらゆるデータを収集して自動的に送信する
システム。365日24時間、本社へコムトラックスから絶え間なく送られてくる情報は、コマツ自身、
販売会社、顧客の誰にとっても「宝の山」であるという。それを顧客・販売会社に公開して互いに
有益に使うのがミソである。一種のWeb2.0型企業ともいえるが、そのシステムなどで、現在では
利益率で米キャタピラーを追い越し、今後とも業績の向上が期待できる見込みが高いという。
TVの画像には、宇宙衛星により大きな地図上に世界中の稼動しているブルドーザの現在地が
表示されていた。 更に、それぞれのマシーンの情報 ーガソリンの在庫や、稼動状況、機械の
自己診断の記録、運転状況などのデーターが自動的に情報センターに送られてくる。
それらの記録を販売会社、顧客が交互に使用できるという。運転手のサボりは勿論、ガソリンの
不正使用や、盗難も即座に把握できるという。「何で小松のブルドーザが売れるのか?」と
思っていた矢先、納得をさせられてしまった。顧客にとってブルドーザの状況は一切、機械自身が
発信して本部が管理してくれる。機械自身がブログを持ち、自動的に発信するマシーンといえる。
これも情報化社会の先取りの事例ということ。こういうシステムは今日明日出来ることでない。
長年の企業全体のシステムの構築の結果できることである。ただただ、驚いてしまった。
せめて人間もブログは持たないと!IT革命は人類の20万以来の潮流の変化であり、
身近に感じ取れるのは個人的立場からみればブログと携帯電話だろう。 バイヽ(*´∀`)ノ
・・・・・・・
2006年12月17日(日)
 2084, 森の生活         (。^0^。)ノ オッ(*^○^*) ハ〜 ヨウ
 『森の生活(ウォールデン)』岩波文庫     


5024,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー2

2014年12月16日(火)

           『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
   * ドーキンスの『神は妄想である』
 ランダムに、印象の強い順に取り上げてみる。ここで、ドーキンスの「神の定義」が、
簡潔に書かれている。何か現時点の私の考えそのままと思わせられる内容。自然界の、
動植物の美しさは誰が創ったか? 自分自身に起こる因果応報のリアルさは、
神が与えたのでは?とか、いま、ここにある自分という存在の不思議さ等々、
考えるほど不思議なことばかり。 ーまずは、その一節からー
≪ リチャード・ドーキンス『神は妄想である』は、無神論を説く本というより、
 神の存在を信ずる有神論者に対する激しい批判の書。一口に神といっても、さまざまな神
がいるから、まず定義が必要になる。ドーキンスは単なる宇宙創造神を信じる人にはあまり
目くじらを立てない。ドーキンスがはっきり否認するのは、創造されたあとも被造物の
その後の運命をいまだに監視し、影響を及ぼすような超自然的存在。 「人の祈りに応え」
たり、人の罪を赦したり罰したりするなど、主体的意図的に行動する神。奇跡を行うことで
世界に干渉する神。人間のすることや考えることを常にウォッチしてそれに対応して行動
する全知全能の人格神。ドーキンスが信じるのは「存在するものの整然たる調和のなかに
自らを現している神であり、人間の運命や所業に関心をもつ神ではない」という
アインシュタインの神。 あるいは、「もし〈神〉という言葉によって、宇宙を支配する
一連の物理法則を意味するのであれば、そのような神は明らかに存在する。
この神は情緒的な満足感を与えてくれるものではない」という、カール・セーガンの神。
 要するに、ドーキンスは汎神論的な神ないし、理神論的な神は認める。
しかし、「ここに、悪く書くことをいっさい許されない一つの考え、ないし概念がある。
けっして許されないのだ。なにゆえに? ――許されていないから許されないのだ!」
というような盲目的信仰には激しく反発する。 ・・≫
▼ 共同幻想などと、格好よいものでなく、妄想というところがよい。所詮は、全てが
 夢幻でしかない。死んでしまえば3日も経てば、300年前に死んだのと同じことになる。
としても、知識を持ってしまった猿は、自他とも、共同幻想でコントロールをするしかない。
せめて、自分だけは汎神論を持って、自然界を走り回りたいもの。で、出会うのは神秘的神?
 偶然だが、3年前の 3917, 精神力ーその偉大な力 ー7 <2011年12月16日(金)>
「精神力ーその偉大な力」ダン・カスター著 * 『まず相手を許すこと、そして自分自身を
許すこと』に続く!と、7年前の<2007年12月16日(日) 2447, 四四太郎の霊日記>に続く。
・・・・・
4657, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々 ー2
2013年12月16日(月)
* ゴミ箱のネズミとカラス
 古ビルは、どんなに安くとも買うものではない。それなりでしかないからだ。
まず内臓(設備)が腐りかけて、メンナンスのコストと、交換が莫大にかかる。
一般的に建物の撤去コストを土地相場の総額から差し引いた更地値で売りに出される
ため、一見、格安と勘違いをする。そのことが長期物件投資の経験が少ないと分からない。 
バブル時に古ビルで大損をした経験があるからこそ分かった知識。それに税制の問題がある。
テナント率の低下で物件価値が下がっても、税金は下がらない。日本のビル建設の償却は、
実態の価値下落とかけ離れていて、所有者にとって絶対的に不利。
それがランニングコストを押し上げる。(逆もあるが)これが大きい。知らないことは罪悪。
その無知のお陰で、このザマ。「万一の備えが長期投資の絶対条件!」 バブルになると、
それが見えなくなる。10年前になるが、新潟駅前の古ビルを買いまくっていた人がいた・・ 
本体に火がついた今、どうなったことか?ところで、私が手がけた六棟のビルは、
売出と同時に即売。設計段階から、転用を前提につくってあった。
・これは西武鉄道の堤義明が著書で「私が手がけたホテルは、全て事務所に転用可能」
 と述べていたのをヒントに、
・私の父親からは「ビルは長期物件、時代の変化に対応できる基本設計にすること」
 と教わっており、
・設計事務所の当時社長のビル建設の基本が、「ビル設計は神の代行」の理念が
 建物に入っていたことで、再利用しやすい建物のため。 
話を元に戻すと、山の中腹からみえる津波本体の到来を前にした海辺の人が、何とも気の毒。
ある日突然、株式か国債の暴落から始まるが、それまでは小春日和がつづく。
純資産10億以上の金持の多くは、既に外国に資産避難を終了とか。何処かのゴミ箱では
カラスとネズミが長閑に戯れている。国が滅ぶとは、こういうこと。あとは素ウドンを啜り
ながらの楽しい東京オリンピックが待っている! 丁度、後期高齢者だが、元気かどうか? 
・・・・・・
4292, 閑話小題 ーつれづれに、今日、選挙!
2012年12月16日(日)
   * 今日、衆院選挙
 今回の選挙ほど見ている分に興味深い選挙はない。この国難といえる問題山積の中、
結果が大きく将来を左右するからだ。終戦から67年、今だにアメリカに実質に占拠
されている状態。この間、国民が借物の民主主義で骨抜きにされてしまった。
この世界的大変動の中で待ったなしで新憲法をつくりかえる時節になった。 
明らかに民主党は、この三年間で方向を誤った。しかし自民党は、それ以前に日本を
大きく弱体化させた張本人。県内の自民党の女性候補が何と「人からコンクリートへ!」
と絶叫していたのを聞き耳を疑った。 彼らに票を与えすぎると地震対策という御題目で、
ゼネコンマフィアと組んで、建設国債を発行させ無制限に公共投資をしてくる。
彼らの景気対策は、それしか考えられない。どっちらに転んでも、救いようがないなら、
最後の饗宴をするのも分からないでもない。 ところで、私のスタンスは、
「改憲、消費税増税、国会議大幅員削減、原発の現状維持、原爆保持、以上が賛成。
インフレ政策反対」である。今度の投票は人物第二で、家内?ともどもに無党派だが
日本維新の党へ投票予定。 石原の傲慢さは好かないが、一番まとも。
   * 今年、買った最大の物は何?
 何気なく、Yahooを見ていると、今日のお題「今年、買った最大の物は何?」
という言葉があった。ハッとして考えてみた。電波歯ブラシと、ジャケット二枚に、
ウォーキングシューズ、他に何だろう? 本が数冊。後はスーパーで酒のツマミと
百円ショップで小物以外、心当たりがない。そうそう、電気洗濯機を買え換えた。
これは家庭必需品。私が買った部類に入るのか入らないか。 それよりも去年の春以降、
iPad以外、思い当たらない。何か欲しい!と大体思わなくなったことがある・・ 
いや、年金生活者は、大体こんなものか。 現在、欲しいのはパソコン。 
だが5年使っているiMac二台が、まだ使える。TV、パソコン、月に数回のシネマ、
スポーツジム、月に1〜2度の飲み会の世界では、こんなもの。ところで家では
「ママリッチ、パパプアー」。大きな夫婦間格差が現実。(´;ω;TOHO!
・・・・・・
3917, 精神力ーその偉大な力 ー7
2011年12月16日(金)
「 精神力ーその偉大な力  ー 」 ダン・カスター著
   * まず相手を許すこと、そして自分自身を許すこと
◎ ヤコブは聖書に書いている、「汝が乞うても受けないのは、誤り乞うからだ」
  それを別の訳にすれば、「あなたが求めるが受け入れられないのは、間違った
  求め方をするからだ」ということ。「その人を許しなさい。そうすれば天にいます
  貴方の父、すなわち大生命力は、あなたを許して下さる」
◎ 傷ついた否定的な過去の記憶では、大生命力のエネルギーの自由な流れを妨げる。
  それを愛と信念をもって書き換えねばなりません。「なんびとかに、また、なにものかに
  反抗して抱く全てのものをゆるせ」といったキリストの言葉は、非常に実用的である。
◎ もし彼を許さなかったら、私自身を不愉快な体験に、そしてまた、その人に結びつけて
  おくのです。彼を思うたびに、不愉快な体験を繰り返すことになる。もし、私が誰かを
  傷つけたとして、彼が私を許せば、彼は解放されたことになる。その許すということは、
  彼の側の精神活動です。怒りは憎しみは、恨まれた人より、恨んだ人を傷つけるものです。
  賢い、常識的な考え方は、愛し、理解し、そして許すことです。
  「神よ、彼に祝福を」とだけ、心の底から言いなさい。
◎ 私たち各自は、毎日、静かに座って自分向かって次のことを言い、それをまじめに
  務めるがいい。「・・ 私たち各自は大きな無限の大生命力の一部であって、大生命力は
  実在の一部である。その大生命力の中で、すべてを生き、動き、そして実在している。
  これは真理だから、私が行なったあらゆる過ちはについて私自身を許す。
  そして多少とも私を害したあらゆる人を私は許す。許すなら、あらゆる体験から善いこと
  のみが私に来ると知るから。私が行なった一つ一つのあやまちは、より大きな理解と、
  より大きな機会への踏み石だから、過去のあらゆる体験を私は祝福する。どんな過去の体験も、
  今日あるいは未来において私を害さない。私が許されたいよう、私はことごとく許す。」
▼ 自己啓発の、このようなセミナーに出席して感化を受け、日常の考え方と、祈りに
 取り入れたら、心の傷は和らぐだろう。20歳代半ば何度も何度も、この本を読んで
救われていた。こういう経験があったから、何人かの鬱病の相談にのれたのだろう。
現状でも平然?としていられるのは、自分で見つけ、何度も読んで一人で手当をした経験が
あるためと、再確認をしている。数ヶ月前に、地球の芯からの声が聞こえてきたのは、
こういう経験があったからである。芯の声は大生命の声、魂の声である。
・・・・・・・
3552, 何に出会うかを、成長と呼ぶ
2010年12月16日(木)
「何に出会うかを、成長と呼ぶ」 ある雑誌の新聞広告にあった言葉である。
実際に出会った人、著書を通して出会った人、宗教的啓示で触れた何もの。大自然の荘厳な
景色から受けた感動、絵画や音楽を通して感じた作者・作曲家の魂など、出会いそのものが
成長になる。マイナーの何ものかの出会いは、マイナー成長ということか。その中で、
書物を通して崇高な教えや啓示などの出会いは、一番身近で誰もが出会う機会になる。
最近は、ネットやテレビや映画などからも多くの出会いが可能になってきた。
長年の風雪の中で、これまで読み継がれてきた古典には、何かがある。その辺から多くの
ことを学ぶことも出会いになる。65年間に多くの出会いと別れがあった。
自分が経験してきた蓄積が新たな出会いを呼び込むのである。 最後は自分の「死」の
直感という厄介な何に出会うのだろうが。それも刷り込まれたイメージでしかない。
出会いといえば、感動が伴なった経験である。人はどれだけ、感動、感激に出会えるかで
人生の豊かさが決まってくる。 ところで、この出会いに関しては、本当に豊富であった。
その蓄積が、さらなる上質な感動の場面を作り上げてくれる。感動した対象に対し我われは
何だろうか?と知りたくなる。それが、考えるキッカケになる。 もう一つ、出会いの中で、
宗教がある。知識を持ってしまった人間は、いずれは死ぬ運命にあることを身近の人の死を
通して知ってしまう。それは二人称の死で自分の死とは違うと分かっていても、長年かけて、
知人の遺体と焼却を目の当たりにすると、二人称の死を一人称の死に重ね合わせてしまう。
出会いこそ人生であり、生き方が変る。未知との遭遇、無知との遭遇、人生には色いろある。
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3177,デフレス・パイラルの脅威
 2009年12月16日(水)
* ハイパー・デフレの始まり
 どうも本格的なデフ・レスパイラルに入ったようだ。それもハイパー・デフレ。
ということは、二番底に向かって転がりだしたということになる。先日、自宅から歩いて
10分もしないところにある中古プレハブ住宅の販売広告が入っていた。土地が25万、建物が
20万?の相場の家屋が何と土地15万、建物10万の値段である。(その逆でも同じぐらい)
その販売業者は、競売物件を買って、少し手を入れて二割位の利益を乗せて売るのを専門に
している。(なぜ分かるかというと、知人の自宅が、そのプロセスで売却されたからで、
競売落札の値段も、お化粧代も大よそ分かる。) どうみても半値に近い相場だが、
結果として資産デフレに火をつけている。 近所の相場が、それによって暴落する。
会社の人の自宅近くが半値×八掛けで売りに出され、数日で売れたという話も入ってきた。
資産デフレである。あらゆるところで価格が暴落しているのは、誰も彼もが実感していること。 
背広の客単価が一年前の4割も落ちているし、薄型テレビも3割ダウンした。
冬物衣料などもオール半額!というチラシが入ってくる。 ホテルもネットで2980円、
3180円、3280円が出ている。安い順に売れていくが、それさえも最近は売れ残っている。 
安くしないと、消費者は買わないから、競って安くするが、全ての業界が始まり体力の
消耗戦になってきた。 一番強い者だけしか生き残れないのである。 
そして、会社の多くは淘汰され、そのうちに、今度は金(かね)の価値が暴落を始まる。 
ハイパー・インフレが始ると、これは国家破綻を意味する。いつも同じことを書いているが・・ 
世界は間違いなく経済も、政治も含めて大動乱に入った。アメリカも、去年のリーマン・
ショック以来、経済はガタガタ。失業率が、あれよあれよと10%を超えてしまった。 
日本も、数年以内に、それを超えるだろう。リーマンショックの津波が姿を現してきた。
デフレス・パイラルは4年間?続く。来年からは、その中で食品の一部が値上がりが始る。 
ハイパー・インフレの波も現れる。 
 ・・・・・・・・
2812, 今年を振り返る
 2008年12月16日(火)
今年もあと半月、振り返って、思いのまま書いてみる。
大荒れの一年で、歴史に残る年といってよい。
 ■ 世界をみると
・アメリカ発の金融恐慌である。予測はされていたことだが、実際に起こると、
 その衝撃度は甚大。100年に一度の経済的危機というが、私の人生で起こった
 最大の世界的大事件である。一次世界大戦、第二次世界大戦、世界恐慌の三つの一連の
 ウネリより大き事象が十年以上は続くレベルの大事件である。
・アメリカ大統領選挙で、民主党のオバマが史上初の黒人大統領に選出された。
 これも歴史的出来事である。それだけアメリカの懐が深いということか。
・中国の大地震、ミャンマーのサイクロンの自然災害は、地球システムが
 人間システムに対して発した警告である。
・中国オリンピックの開催と、中国国内の暴動の頻発。これは中国の将来を暗示してもいる。
・北朝鮮の金総書記に異変? 朝鮮半島が流動化になるかどうか。
 ■ 国内では
・金融危機で一挙に景気の悪化。不気味な雰囲気が漂い始めた。
・福田が辞任して麻生が首相になったが、凡将の器が露見、一挙に政治混乱が始る。
・若者等の無差別殺人が続出をした。
今後、10年以上続くだろう社会的な大混乱の‘目次’と‘前書き’が今年の事件の
集約とみるべきである。暗い日々が待っていると思うと憂鬱になるが、これだけの
変動の中で、自己責任をより自覚しないと。「1970年代に始った新自由主義経済
の崩壊が始った」と、新聞の論説にあったが、この数年間で統制が強くなるだろう。
それぞれの企業が、根底から存在意義を問われ、価値のないものから否応無く淘汰される。
特に来年一年が今後を占う年になる。 どうなることか?
・・・・・・・・・・・・
2007年12月16日(日)
 2447, 四四太郎の霊日記 ー12     (*´_●`)ノオハオハオハ♪
さてと、お出ましである。何時も同じようなことをブツブツ言っているが、
違う視点を持つことに意味があるということじゃ。<私>+<私の体>=
「私」とうことは「私」−<私の体>=<私> と誰か哲学者が論じていただろう。
 その<私>の芯にあるのが、≪私≫とすると、更にその奥にあるのが≪≪私≫≫
ということになる。いや、この括弧を内側に幾つかつけたのがワシということ。
これが≪私≫を通して<私>に語りかけているということ。
だから、御主も何か変な気分になるのは解るし、御主とは見方が違ってくる。 
だから先祖を大事にせい!というのは、決して間違ってはいないのだ。
ただ、葬式坊主のタカリに乗ってもよいというのとは違う。ところで、御主が娑婆で
過ごす心得を教えてやる。大きな地球儀を何処か身近に置くことじゃ。
パソコン内ではない、とにかく手に触れる場所に置くこと。そして月の上か、
衛星から地球をみる気持ちで常に見ることじゃ。字数の関係でカット(2011年12月16日)
・・・・・・・・
2006年12月16日(土)
2083, 哲学者がローマ法王の奇跡を切り捨てると!    才八∋ウ_〆(∀`●)
   知ることよりも考えること−? ー読書日記          
字数の関係でカット(2011年12月16日)


閑話小題 ー政治談議

2014年12月15日(月)

 ー今朝起きて、選挙結果をみて感じたことを、そのまま書いてみるー
ブレーンに策士がいて、この突然の解散総選挙の筋書きを書いて、阿部首相が
決断?それを、右系の新聞社に直前にリークをしたと考えるのが筋である。
 とすると、あの強力な金融緩和も、この筋書きの一つ。 頭取がポチなら、
それに乗って当然。まずは仲間内から絶対秘密にしなくてはならない。
 そう早くない段階でアベノミクスの失敗が露呈するから、1〜2割の議員数の
マイナスを覚悟してでも、ここで選挙をして然るべき。あと二年の任期より、
4年の方が、憲法改正に一歩も二歩も歩み寄れる。この国のシステムでは、
首相任期が1〜2年が限界は、首相経験者の安部が一番知っていること。
 アベノミクスの成否に目を向け、実際は、任期の延長と、改憲が真の狙い。
小泉元首相の手法から学んだこと。ますます、将来の若い人たちにとって
生き辛い条件が強くなっていく。 しかし、中国、韓国、ロシアなど隣接した
国との緊張からみて、やはり最高権力者の権限は強い方がよい。
 私が阿部首相なら、ここで、公明党の連立を、維新の党へ乗換えるが・・
選挙用の顔として、頼りなさそうな民主党の海江田党首が議員落選をした。
 ところで、私は自民か維新か迷った結果、両方とも維新の党に入れた。
アベノミクスが×、改憲が◎とすると、自ずから維新の党。
 せっかく思惑通りになったのだから 国民投票を早々実施し改憲をすべき。
その辺りから、アメリカが「安部下ろし」を仕掛けてくる。 これが現実。
 雪とはいえ、あまりに選挙率が悪いのが、気になった。「下り坂、最低!」
ということか。 安部首相、さすがに「美しい国、日本!」と言わなくなった。
 選挙結果からみて、国民はさほど馬鹿ではないことが解った!
『本気に国家的リストラをしろ』ということ! そして民主党への不信は強い。
・・・・・・
4656, 閑話小題 ー行蔵の中の、旅行の棚のお宝 ー2
2013年12月15日(日)
    * 行蔵の中の、旅行の棚には ―�
 最初の旅行で固定観念が粉々になったのは、現在のような情報・知識が身近に
無かったため。欧州行きの決定が直前で知識の準備が全く無かったことが次から
次に驚きを立てたことになった。国内旅行も殆どしたことがなかったのが、
一挙に欧州を中心にした遺跡や文化に直に触れた経験は貴重だった。
21歳の私にとって、欧州の地から逆照射して見えた極東の日本と自分。 
世界は広く、歴史が深いことを目のあたりした経験が、自意識過剰な小さな
固い壁を粉々にした。 これほど秘境・異境に惹かれ、憑かれたように行き
続けたかというと、そこが遠く離れた秘境であるほど、自分の住む日本も、
自分も、同じような特異点でしかないことがハッキリ分るため。
常に、このことを自問自答しないと、小さな壁が内側に拡大し、内的世界を
小さくしていく。それも悪くはないが。
  * 今年の一文字
 毎年の12月半ば、清水寺にて、『今年の一字』が発表されるが、今年は『輪』。
さっそくTVの街頭インタビューで、「あなたにとっての今年の一文字は何ですか」
の質問に対する、それぞれの答えが、面白い。そこで私の一文字は何だろう?と、
頭をひねってみた。まず浮かんだのは事業人生を終えて、娑婆っけを乗越えた『超』。
「ちょう」から漢字を連想すると『蝶』。意味深長だが、軽やかに身辺を飛び回る?
また『跳』もある。 他に、『融』『浮』『宙』などが浮かび、結果は、『悠』!  
 ー悠をネット辞書で調べると、{ �時間的・空間的に、どこまでも続くさま。
はるか。「悠久」。�気分がゆったりしているさま。「悠然・悠長・悠悠自適」}
ー これが御隠居生活の中で少しは身についてきたため? 創業を決意してから
45年、常に何かの影に追われてきたのが解き放され、ゆったりした日々。
『蝶』の実感もあるが!
 
・・・・・・
4291, 過去10年間を振り返り、今後の10年先を予測してみる
2012年12月15日(土)
 10年前の2002年から現在までのことを考えると、想定を遥かに超えた
出来事の連続。もし当時に立ち返り、この10年の有様を予測をしても
誰も信じないし、狂っていると思われるのが関の山。ーそこで思いのまま、
この10年をダイジェスト的に書いてみると
【 地元では中越地震と柏崎沖地震の二つの大地震が発生。自宅近くの学校に
被災民が避難。近くの高校のグランドには自衛隊ヘリが被災民を搬送をしていた。
そして去年春の千年一度規模の東北大震災と津波で2万人が死亡。
そして福島原発の爆発。現在も20〜30万人が避難民暮らし。海外では
スマトラ沖地震で23万、中国の四川では8万人近くが亡くなった。他に多くの
大地震が数多く発生。紛争では、アメリカがテロの報復でアフガンに侵攻。
その後、イラクにも侵攻してアメリカ傀儡政権を樹立。極めつけは4年前の
リーマンショック。アメリカが世界の株式総額の10数倍の不良債権6京円を
世界中にばら蒔いた。それが金融機関や政府機関に今も塩漬け。 
さらに欧州ではリーマンショックを遥かに超えるというユーロ危機が発生。
これまた、先行きは真っ暗。この間に当方の事業も売上げが三分の一に激減、
昨春に倒産、現在を向かえている。・・ 】 
▼ これからみても、10年以上に渡り大変動が起こると予測される。 
 国内的に直面している問題は、東北大震災の後に、首都圏直下型大地震が
10年以内に起こると言われている。中国・韓国。ロシアとの領土争いも
想定できるし、リーマンショックの不良債権問題と、ユーロ危機と、それを
契機にした世界恐慌は起こるだろう。さらに中国国内の動乱の可能性と、
日本の財政破綻も非常に危険。そうこう考えると、この激動の10年より
遥かに大きい変動が起こるのは必定。その意味で、この衆院選挙は日本の
先行きを決める重大な判断になる。世界恐慌が起き、中国が動乱になり、
国民の目先をかわすため尖閣列島などの国境紛争を起こすだろう。
首都圏で数万規模の死者の直下型地震が発生、ハイパーインフレで円が暴落、
等々を、一つひとつの判断をし、乗り越えるしかない。で、「万一の備えが
‘本当に’あるの?」は、まず自分への問いかけになる。そうこう考えると、
自民党の保守本流の圧勝も必要なのかもしれない。
一度、ハイパーインフレで焼き尽して出直しか・・・
・・・・・・
3916, 50冊の本をデジタル化してみて ー2
2011年12月15日(木)
 iPadで書籍や雑誌などを読んでみて、間違いなく紙の書籍より
馴染めたのに自分で驚いている。ネットでブログなどの文章を読んではいたが、
書籍などはiPadを買うまでは読んだことがなかった。しかし一度読んだ本
50冊をデジタル化してパソコンに入れて実際に読んだところ非常に読みやすい。
アプリが読書に便利なように作られていることもある。その上に音声読み上げ
機能がついたソフトもある。文庫本の小さな文字や写真をパソコンの大画面で
大きくして読むと、今までの読書スタイルか不思議にさえ思ええる。
現在使っているAdobeの読書用のソフトが非常に良い。 実際、二日前
までは、そのことに気がつかなかったということ。デジタル化の良さは
一度変更してしまうと、コピーが出来る。それをiBookや、iMacに
入力して、読書が可能になる。紙の本の方がシックリしていて良いのでは?
と思うのは、デジタル化してパソコン上で読んだことがないためである。
そうでなくては電子書籍化が、ここまで急激に進むわけがない。
 家電チェーン店のホット商品コーナーには、ワンタッチで本を裁断する商品と、
自動スキャナーが置いてある。10年前と今回の事務所の閉鎖を機会に半分
近くの本を処分したので、現在は5〜600冊しか本はないが、半分は数ヶ月
がかりでデジタル化することになる? コストは10万円が目安になる。
自分でやれば5万円で済むが、その気力はない。自分で書籍のデジタル化をする
のを自炊というが、自炊をやり終えた中古品が間もなく市場に出回りだすだろう・・ 
定年後のチョッとした小遣い稼ぎとして成立するのでは?しかしネット上には、
業者が多く存在している。また、法律で制限される可能性があるというが、
それは無理がある。中古品数万の投資でチョットしたビジネスが成立するのだら、
数人の顧客を確保して始めればリスクは最小で済むはず。私のデジタル本の
コピーの希望者には迷わず無料配布をするが、自分が気に入ったからといって、
相手がフィットするか?である。でも無料なら価値が充分ある。
音楽の無料化と同じ道をたどることになる。
 ・・・・・・・
3551,閑話小題 ーつれづれに
2010年12月15日(水)
 * 7回目?の乗り過ごし
 先の土曜日の木鶏クラブの忘年会に参加して、21時半の新幹線に乗ったのは
よいが、長岡駅を乗り過ごしてしまった。浦佐駅手前のトンネルのゴーッという音で
「しまった!」と気づいたが、後の祭り。浦佐に降りないで、湯沢まで行って新潟方面の
新幹線に乗れば最終前の一列車早い列車で到着するが、酔いで、そんな判断が出来
ようもない。浦佐駅ホームの小さな待合室で一時間以上も待たされた。
乗り過ごしも数年ぶりになるのか。あの寒さの中、風邪をひかなかったことを喜ばないと。
最近、落し物とか、物忘れが多い。どうも変、歳のせいは分かっているが。
  * 東芝の高性能TVーセル・レガシのその後
(何度も書くが)この夏に買った東芝の未来型のテレビ、これが日ごと経つにつれて、
その良さに驚きが増している。地デジ放送の見過ごしている番組を何時でも見ることの
できる効用は、慣れるほど深くなる。地デジ全番組をビデオに録画して、その百数十本から
一つ選択してみれるのがよい。一週間分のゴールデンタイム4時間×6チャンネルが自動録画
してあり、そこから選択して見るのは、その時点の選択出来る番組が百数十倍になったこと
になる。 底挽き網で全て捕ってしまうのと同じ。これに内臓ビデオと外付けブルーレイに
百位の録画があるから、選択肢が増えたぶんテレビが面白くなった。テレビ否定派の人が
いるが、ハーバードの哲学科教授の授業や、過去に行った旅先の放送もある。歌謡ショー
など、現場で生で見ているような錯覚になる。これも情報化の恩恵の一つか。 お宅か〜
  * 人間、それぞれの宇宙世界
 最近になって、「それぞれが、それぞれの世界を持っているというより、それぞれの
『宇宙』を持っている」という方が正しいのではと考えるようになった。「個々人の、
それぞれの宇宙」とは、前から言われていたのだろう。なぜ、「個々の世界を持っている」
では、言い足りないかというと、魂を人間が持っているからである。魂は、生きている
現世の背景に広がっているだけでなく、生前、死後の内的宇宙につながっているからである。 
自分も他人も魂を持っており、それは心の背景に大きく広がり網目のように繋がっている。
この感覚、以前は神秘的に思えたが、ごく普通のこととして受けとめている。 
インターネットで、キーワードで世界中の人たちと結ばれていることを考えると、
個々の魂が小宇宙として互いに継っている実感は、当然といえば当然である。   
「外は広く、内は深い!」
 ・・・・・・・
3176, アメリカは現在、どうなっているのか ー1
 2009年12月15日(火)
日本とアメリカ社会は少し早いか遅いかはあるが似たような動きを示す。
日本の現状も酷いがアメリカは実際のところどうなっているのか?と思っていた。
マスコミはアメリカまでの実情を辛らつには暴かない。それ以前に、日本の現状が
悪いということか。2001年の9・15テロと、去年のリーマンブラザーズの破綻から
金融恐慌は社会的・経済的にアメリカ国民に大きな打撃を与えた。ダブルパンチであり、
この二つの事件は、連動している。まず9.11テロの後、傷ついた経済を立て直すため
サブプライム・ローンを下層階級の人たちに勧め、それを証券化して世界中にばら撒いた。
そして、それが破裂をしてしまい100年に一度という金融恐慌を招いてしまった。
失業者は瞬く間に10パーセントを超え、2008年の末から2009年の初めにかけて
三ヶ月で家計部門の純資産が100兆円以上も失われてしまった。
 アメリカのメトロポリタン生命保険会社が、毎年[アメリカンドリームの研究」
という調査を行っている。以下は、そのレポート。『中央公論11月号 参照』
《 ・回答者の59パーセントが個人破綻に追い込まれることを心配し
  ・64パーセントが住宅を手放さなければならなくなるのでは、と答えている。
  ・失業すれば二週間で蓄えが無くなると回答した人は28パーに達している。
  ・さらに56パーが、来年、失業するかもしれないと答えている。 
   そこには楽観的なアメリカ入のイメージはない。
  ・経済的な苦境を乗り切るために多くの人はライフスタイルも変えつつある。
   44パーの人が、不況によって生活の優先順位を変えざるをえなくなったと答える。
   大多数の入は外食を減らして自宅での食事の回数を増やし、旅行は贅沢だと考える
   ようになっている。
  ・40パーの人が、買い物は大型安売り店でするようになったと答えている。
   66パーの人は株価や住宅価格の動向に以前ほど注意を払わず、現在は家族や友人、
   子供、結婚といった‘個人的な事柄’を重視するようになっていると答えている。
   さらに同報告は「雇用不安が高まる中で職場がアメリカン.ドリームの礎石となって
   おり、従業員福利が重要な意味を持ち始めている」「アメリカン・ドリームがこの
   一年で大きく変わったのは明らかだ。人々は人生の成功とは何か考え直し始めている」
   という興味深い指摘をしている。どこの国でも不況期には、人々は生活防衛的に
   なるものである。しかし同調査では、こうしたライフスタイルや人生観の変化は
   一時的なものではないと結論付けている。 ≫ 
  〜〜
 この調査から分かることは、この金融危機がアメリカ人に与えた影響は我われ
日本人が見ているより遥かに大きなインパクトを示している。
しかし、どうだろうか、日本の地方の現状も、こんなものかもしれない。
・・・・・
2811, 閑話小題
 2008年12月15日(月)
 *韓国経済が変なわけ
日本より一歩先に金融恐慌の影響が韓国経済を直撃、深刻な窮地に立っているようだ。
韓国の経済の貿易による割合が何と76%もあるという。ちなみに日本は、27%というから、
この金融危機の影響は国家存亡の事態。先日、日本が韓国に3兆円の緊急融資をしたこと
からみて、極めて重大な事態ということになる。円に対してウォンが一年前の半値になっている。 
輸入は倍、輸出は半値は厳しいだろう。自己通貨の暴落は、恐ろしいことである。
 * 医者は社会的常識に欠けるのか?
麻生の『医者は社会的常識が欠けている』は、誰も知っていること?
(字数の関係でカット 2011年12月15日)
・・・・・
2007年12月15日(土)
2446、狂気について
 (*^o^*)オ (*^O^*)ハ (*^。^*)ヨー!!
   「狂気について」渡辺一夫著(フランス文学者) −読書日記
「狂気について」は、1948年のエッセイ集「寛容について」の中の一章である。
 ーまずは概要を、まとめてみたー
人間は「天使になろうとして豚になる」存在であり、おそらく狂気とはこの自覚を
持たない人、あるいはこの自覚を忘れた人間の精神状態ではないのか?と、我々には
皆キチガイじみたところがあり、うっかりしてると本物になってしまう。
しかし人間というものは狂気なしには居られないものらしい。我々は、
「天使になろうとして豚になりかねない」存在である事を悟り「狂気」なくしては
生活できぬ存在であることを悟るべきである。酒飲みの醜態を考えてみればよく解ること。
酔って醜態をさらし、しばらく飲まないで生活する、そして再び醜態を曝す。
この循環こそ、人の状態でないのか? と。狂気も正気も人の心に棲んでいて、
これを忘れてはならない。「戦争が狂気、平和は正気であるとするなら、戦争より
平和の持続の方が実は苦しい」平和は苦しく、戦乱は楽であることを心得て、
苦しい平和を選ぶべきで、冷静と反省が、行動の準則にならなければならない。
常に「病患」を己の自然な姿と考えて、進むべき。
ーー
これを読むと、何かホッとする。特に酒飲みの醜態の循環の箇所など!
何かを目指したら、他からみれば(目指している先は見えないから)狂気に見えるのは
当然のこと。まずはそれを乗り越えることが求められる。元々、人間は理想を求めれば
求めるほど、「天使になろうとして、豚になりかねない」存在になってしまう。 
  (字数制限のためカット 2010年12月15日)
・・・・・
2006年12月15日(金)
 2082, ワーキングプア?   (~Q~;) おはよう〜〜 ファ〜
(字数の関係でカット 2014年12月15日)


5022,読書脳 ぼくの深読み300冊の記録 ー1

2014年12月14日(日)

           『読書脳 ーぼくの深読み300冊の記録 』立花 隆 (著)
 この本は立花隆の読書案内書で、06年12月から13年3月までに300冊の書評。
著者・書評シリーズの4冊目だが、どれも読みごたえがある。ここでは娯楽本や、
フィクションを排除してある。冒頭は、東大付属図書館の副館長・石田英敬の対談だが、
図書館の未来像が面白い。知的好奇心の追求としての読書の役割、紙の書籍の役割が
衰えない可能性を述べていたが、現在の世界が大きな変化の時代の最中、「知」を
また考えさせられる。ネット書評で、この対談を纏めた内容があった。
 −その辺りを抜粋ー
≪ 東大図書館のハイブリッド化が進んで、蔵書のデジタル化が進み,図書館は紙の本と
 電子本併存のシステムになっていく。そして図書館のディジタル化が急速に進めば、
図書館という本の入れ物は不要になる。 家にいて東大図書館にアクセスして本を検索、
パソコンで読めるようになる。東大図書館の特別室には森鴎外の蔵書もあり、それには
鴎外の書き込みもある。ディジタル化は書き込みにも及び、これは鴎外研究者に便利。
しかし、ディジタル化した鴎外蔵書は紙の本と比べて情報量の点でどうだろうか。
鴎外の手に触れた紙の本とパソコンで見るそれとは全然違う。前者は鴎外の息吹が
感じられるが、後者にはない。これは大きな差。電子本は「深読み」には不利になる。
パソコンはマルチタスクを同時にやるが、これに慣れていると電子本を読んでいるときにも
メイルが入ってきたりして中々集中できない。ネットのもたらす注意力の分散化は深刻な
問題。確かにネットが広く、かつ深く行き届けば大学も存在価値をなくすかも知れません。
研究者は専門誌をネットで読むし、パソコンで記事のギャザリングができるし、必要な
情報もピンポイントで手に入れられる。また「今週の新しい知識はこれ」とパソコンが
教えてくれる。これで真の学問はできるか、疑問がある。立花隆は紙の本の方が汚しながら
読めるから、使い勝手がいいと言う。電子本も電子的に汚しながら読めるように直ぐ
なるだろうが、汚し方がデジと紙では決定的に違います。紙では消したり、
戻したりなどして,思考の過程が再現できるし、その過程で本を自分化できる。
デジ本では中々こうはいかない。 ヨーロッパ中世の頃、ヴィクトル・ユゴーは
印刷されたばかりの本を手にし、ついでノートルダム大聖堂を指さし、コレがアレを
殺すだろう、とつぶやいた(25頁)。キリスト教の支配する中世はグーテンベルグで
確かに終わった。同様にデジタル書籍は印刷本を殺すのだろうか。≫
▼ 二人の対話では、紙とデジタルが、併用していくと述べている。
 私自身、朝日新聞をデジタルとアナログ(紙面)を両用している。要はコスト。
・・・・・・
4655, 閑話小題 ーゴミ箱周辺で蠢く人々
2013年12月14日(土)
   * ゴミ箱のネズミとカラス
 言い得て妙の例え話に、「銀行をゴミ箱、行員をネズミ、借主をカラス」がある。とすると、
さしずめ金がゴミか。私の知人に、地元銀行から持込まれる飲食ビルを中心に不動産を融資付き?
で買いまくっている男がいる。B/Sの左右を脹らましているだけだが、本人も、周辺は、それが
分からない?「不動産を半値八掛にして、借入を差引いて何ぼ、で計算すれば、マイナスか、
せいぜい数億?だが、数百億の資産家気分。自他ともに資産と借入が膨らんだ現象しか
見えなくなるのがバブル。20年数年前のバブル期の自分に重なり、脂汗が出る。長期投資の
恐ろしさが分からない。当人、色?いろ、行き詰まっているというから、「哲学書を読んだら!」
と勧め、本人も入門書を買ったようだが・・「現時点での飲食ビルの買いは、大津波を前にした
海岸近くの料亭での大臣遊び」と、まさか面前では言えない。ミニバブルはカラスとネズミが
太るというが。現在は大津波の一波の引きの中、恐慌も、この程度と、水に浸かった物件を
買いに入り、B/Sの左右を膨らませている姿が見えてない。アベノミクスの首相と副首相は
歴史に残るトンデモ人物。今や国会も、こういう人達の貴族院に化している。現時点は
世界恐慌が本格的うねりの現象が出始めた1932年辺りに酷似。本格的恐慌は、これからが本番。
そして第二次世界大戦に入った。その時節に「東京オリンピック」の誘致をし、問題から
目を背け興奮している現実に、批判の声が聞こえてこない。2020年のオリンピックの立候補、
最悪の経済状態のグループの日本、スペイン、トルコが、最後まで選考に残ったのは、
先進国?が最悪の事態を予測し、尻込みしているため。 で、ネズミとカラスがゴミさらい。
私も最近まで、そのカラス!・・ 戯言かどうかの判断基準は、「世界恐慌が既に起こっている」
と見るかみないか。
・・・・・・
4290, 学ぶということ −4
2012年12月14日(金)  「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著
  * 自殺は平和の時代に上昇するというが・・
 まず人生で学ばなければならないのは死である。自殺を欧米では昔から禁じている。
これは、奴隷の自殺を阻止するためにつくられた価値観。奴隷の最後の自由は「苦しい生」
からの逃避である。自殺は基本的に容認するか、しないかは哲学的にみても非常に難しい問題。
平和の時代に自殺率が上昇するから脆弱病と切ってすてることはできない。
  ー まずは、その辺から・・
≪ 自殺は過去100年間の統計で見ると、一番高い年がなんと1958年なんですよ。
 その年は{ゴールデンイヤー・オブ・ジャパン」なんですけれど、その年が一番高いのです。 
自殺率に関しては、世界中のすべての国に該当する法則があります。それは、戦争している
ときには下がるということです。人間というのは、人を殺すことに忙しいときは自分は殺さない。
だから、戦争中はどの国も自殺率が激減するんです。戦争が始まると、自殺者と精神疾患者数が
激減する。戦争中は精神科の待合室にも閑古鳥が鳴いている。相当に悪い人でも戦争が始まると
治るみたいです。日本の場合、自殺率は1958年に突出して高い。それから下がって、次に1967年
に上がる。その後、小さい上下の波が何度かあり、バブル崩壊直後にまた自殺率がドンと下がる。 
そしてまた上がって現在に至る。なんか不思議な話ですが、自殺率が戦時には下がるということは、
平和な時代になると人々は自殺するようになる、ということなんですね。その理屈でいうと、
1958年、撲たち1950年代生まれの子どもたちにとっての黄金時代で古き良き時代に自殺がビークを
打ったというのは、それが1931年から始まる長い戦争と、戦後の混乱も朝鮮戦争も一段落して、
「ほっとした」年だったからなんですね、ようやく生活も楽になり、だんだんゆかになっていく
実感があり、冷蔵庫もテレビも買えそうだし、中にはクーラーや自家車を持っている時代。≫
▼ 戦時中には、自殺と精神疾患は激減するのは当然といえば当然のこと。養殖の魚の囲いに
 食肉魚を入れると、全体の魚の活きが良くなるのと同じこと。生き死にの世界で自分から
死ぬ人は少なくなる。10数年前から自殺が急増したのは、抗ウツ剤という名目のドラッグを
投与するようになったため。それを境に1・5倍とは、異常である。抗ウツ剤を投与し、死にたい
奴はサッサと死ねと同じである。 時代が恵まれた時代に人は死にたくなるのは、北欧の自殺率
も高いのと似ている現象。人間は多かれ少なかれ、緩慢な自殺をしているといえる。最近、
高校の同級生が不況の煽り?で自殺をした。そこで感じたのは、「彼は耐えられなかったのだ!
誰も好き勝手に自殺をしない、死にたくなるほど苦しいから死んだ。自殺は人生の敗北でない。」と。
現状から逃避したい気持が、生からの逃避の自殺に繋がる。 それに耐えるには、逆に死を直視し、
「正、中心、一点、無」の正を「生」に置き換え、「生、中心、一点、無」に置き換え、
呟くしか、ない。この言葉から、「生を凝視すると、私という存在は、宇宙に浮かぶ一点」という
こと。 彼の死をみて、「自殺を容認するしかない!」に気持ちが移りつつある。55歳が目安!
・・・・・
3915, 閑話小題
2011年12月14日(水)
   * 夢の中で夢に気づく
  数日前、夢の中で、「これが現実のはずはない、これは夢だ」と確信したと同時に、
 その場面がス〜ッと消えて白くなった。これまで、これに近いことがあったが、夢の中で、
リアルに夢と確信したことは殆どなかった! その翌日に、似たような夢を見た。
夢から醒めた直後に再び、その夢に戻って、その場面を見つめている夢である。夢から醒めた後に
同じ場面に戻れるか試したのである。そういえば最近、幾重にも重なった夢をみる。ほんらい
人の心は複雑怪奇なもの。潜在意識は生物の進化過程の、それぞれの記憶が織り込まれている。
夢は、その潜在意識が現れ出て、それを見せてくれる。それも物語の形式で。
  * 脳卒中
 冬は老人にとって、脳卒中になりやすい時節。昨日のモーニングショーが脳卒中の話題を
取り上げていた。脳卒中と脳梗塞と脳溢血とクモ膜下出血の違いについて述べていた。
◎ 脳卒中は、脳梗塞と脳溢血とくもマッカ出血などの総称 
◎ 脳梗塞 = 脳の血管が何らかの原因(塞栓、血栓、出血など)で血管が閉塞したり、
      狭窄することによって、その血管から栄養される領域の脳室・脳幹が虚血を起こし、
      壊死または壊死しかけている状態のこと。
◎ 脳出血 = 脳内出血と、くも膜下出血に大きく分けられます。
 ・脳内出血ー 脳の内部で細かく枝分かれしている動脈が破れて出血し、
  脳の中に血のかたまり(血腫)ができること。
 ・くも膜下出血ー 脳の表面を覆っている軟膜とその外側のくも膜の間に出血した状態。
  対策として、風呂とか、トイレに入った時などの温度差に気をつけること、前兆の
  身体の不調を見逃さないこと、そして万一、それらしき事態になったときは三時間が
  目安、速やかに救急車を呼ぶこと、などである。数ヶ月前に幼な馴染みも急死したが、
  私の年齢になったら充分、気をつけなければならない病である。
 ・・・・・・・
3550, 木鶏クラブ ー レジメ
2010年12月14日(火)
 先週の土曜日に頼まれたミニ講演(レクチャー)のレジメである。
地元では教養人?で通っている人たちの前で話すからには、通り一遍等の内容では
何も残らない。意外と渦中で殆どの人が気づかない、ネット社会到来の意味=価値を
中心にすれば酒の肴にとレジメを作った。
 ■ 結論からー現在の世界恐慌?は
  ・20万前に人類が道具を使用を始めて以来の革命的道具=ネット、デジタルと、
  ・200万年に人類が言葉を使い出して以来の情報手段の革命的ツールがもたらした、
   現象の一つでしかない。このネット社会の当来は、人類にとって大変革をもたらす。
   ところが、識者の多くは、そのことを、あまり語らない。
   裸の王様ではないが、誰が声高に言うかどうかである。
1、時代は、どのようになっているか
  ・現在はネットデジタルがもたらしている、200万年、20万年、1万年に一度の
   人類にとっての革命期
  ・この恐慌は経済的に見て、500年、250年、100年に一度の大変動の序曲
   これも情報化社会の到来の一現象。  ネット化、デジタル機器の飛躍的進歩などに
   よる電脳化は、人類が言語を持って脳の進化を始めて以来の革命的出来事。
  ・宇宙からの視点で、地球外から逆照射した理論が注目されてきた。 
   環境破壊の問題も含め
2、HPとブログに没頭した10年
   毎日、一テーマの文章作成の義務づけ
   そこで得たことは 起承転結脳、物語化の習慣づけ 論理脳
3、哲学が面白い
  この10年間、初心者向けの哲学書に徹して読んできた。特にカントに
  焦点を合わせて・・ 哲学はギリシャ哲学から始まりカントに納まり、
  そのカントから流れ出て現在に至っている。
4、秘境・異郷旅行について
  47回の旅行からえたもの アフリカ、南米、etc
   〜〜
 何か気楽に引き受けたが、軽すぎるのも、重いのも何である。地元では一応、識者?
で通っている人前で何を?と。そこで、「このネット社会の到来は、実は20万、
200万年に一度の大発明で、人類にとって大断層を起こすほどになる」という内容に
することにした。聞いている方は、何かキョトンとしていたようだ。梅田望夫ではないが、
この10年間で、現実社会の他にネット社会が、いま一つ出来てしまった。
そして、それが現実社会の上に覆うようになった。これが尖閣列島のビデオ漏洩問題とか、
アメリカ政府の秘密漏洩事件につながる。抑えようがないのが現実である。 
・・・・・・・
3175,学習性無力感
 2009年12月14日(月)
[私はいつも仕事でミスばかりしている」[自分が就職する企業は、何処も良くない」
「どうせ自分は何をしてもダメだ」「旅行に出ると、嫌のことばかりつづく」
「女性には持てたことがない」「あ〜あ、面白くない」とマイナーなことばかり
目に捉われる人がいる。そういう心理傾向を[抑うつ的自己意識スタイル」という。
悲観主義者である。誰も失敗したり、何をしても駄目な時期がある。そして自己嫌悪に陥り、
欝症になり、それが重くなると、鬱病になる。そして、マイナーな言葉により、何も
ヤル気がなくなる。それを[学習性無力感」の法則という。その底から、這い上がる
過程で自分を作り、そこで力がつく。 アメリカの心理学者の実験がある。
≪ 第一のグループには騒音を止めることが可能で、第二のグループにはコントロール不可能な
 状況に置き、その後、全員を騒音を止めることが可能な状況に置いたところ、第一のグループは
簡単に騒音を止めることができたが、第二のグループは、「学習性無力感」が働いたのか、誰も
騒音を止めようとせず、その状況に耐え続けることしか出来なかったというのである。≫
 一番の問題は≪どうせ自分なんか≫という考えが習慣になると、ろくなことがないということ。
これに対して成功体験が人間をプラスを重複して導き出すのである。これが世の中に出回っている
「成功本」の共通点。この「学習性無力感」をもじれば、「学習性達成感」ということになる。
大相撲やプロ野球で、優勝回数の多い力士や選手は、ますますヤル気が出て練習に熱が入る。 
優勝というゴールセッテングが体験でハッキリイメージできるからである。
逆に、失敗時のイメージを持つと、負け犬になってしまう。「学習性無力感」が付いている。
 恐ろしいのは、この20年近く日本は、バブルの崩壊以来、どうも学習性無力感が国に、ついて
しまったことだ。現在の若者の間で、「一度で良いから景気の良い社会を経験してみたい」という
願望があるという。景気がよく、努力をすれば報われる実例が周りにあれば、自分も!
と啓発されるのだろうが・・・
 ・・・・・・・・
2810, 禁断の市場
2008年12月14日(日)
 「禁断の市場 ーフラクタルでみるリスクとリターン」ベノワ・B・マンデルブロ (著)
この本の「内容紹介」と『禁断の金融10ヵ条」が、簡潔に纏めてある概要である。
それぞれのページは、あまりに難しいので、この部分をジックリと理解することで良しとした。
 これもフラクタル理論の応用?
ー内容紹介ー
「フラクタル」という言葉、あるいは本書の著者である「マンデルブロ」については、
どこかで聞き覚えがあると思います。フラクタルとは、全体を一定の割合で縮小すると
部分が再現できることを指します(部分と全体の自己相似)。1970年代にマンデルブロにより
命名され体系化された概念です(本書167頁)。自然現象との幅広い関わりが研究され、
統計物理学、宇宙論、気象学、水文学、地形学、解剖学、分類学、神経学、言語学、情報技術、
コンピュータグラフィックスなどの分野にさまざまな影響を及ぼしています。 
 インターネットで「フラクタル」あるいは「マンデルブロ集合」を検索していただければ、
どこかで見たような図を多数見ることができます。雲や山脈などの風景を描いた、「写真」
のような図もありますが、コンピュータが計算して描いたグラフィックスです(196、324頁)。
マンデルブロ以前には、自然の世界において「雲は丸くないし、山は円錐ではないし、
海岸線は滑らかではない」ことを数学的に説明することは不可能でした。それを明らかに
したのが、1982年に刊行された『フラクタル幾何学』(翻訳は1985年)です。
その功績は「私たちが自然を見る目を変えてくれた」と称えられ、1993年には物理学の世界で
権威あるウォルフ賞を受賞している。また2003年には日本国際賞を受賞しています。 
本書は、その考え方を金融市場に応用したものです。マンデルブロにとっては、1960年代から
続けてきた研究ですが、一般書の形で発表されるのは本書が初めてです。
マンデルブロの研究は、所得の分布と綿花価格の変位の分布、乱流状態にある流体エネルギー
散逸量の変動と金融市場におけるボラティリティの変動の類似性など、グラフを見比べて
「似ている」と感じた直感に基づいて研究が発展したそうです。
本書では、「自然現象のフラクタルと経済現象のフラクタル」は同一のものであり、
このフラクタル幾何学を金融市場に適用することによって「ランダムウォーク理論からは
予想できないバブルの発生と崩壊」が理解できるようになるというマンデルブロの考え方が
示されています。金融工学の基礎となっているのは、コインを投げて、表が出たら相場が上がり、
裏が出たら下がるという最も単純な「マイルド型」のランダムさの変動をモデル化した概念です。
実際の市場は理不尽な動きをする「ワイルド型」のランダムさに基づいて動いている。
市場の動きを説明しモデル化できるのは「洪水」や「大気の乱流」などを説明できる
「マルチフラクタル・モデル」であるとマンデルブロは主張します。2008年1月のダボス会議で
ライス国務長官は、サブプライムに揺れる世界経済について「われわれは今、タービュランス
(乱気流)のなかにいる」と発言し、話題になりました。
ーー
 それにしては、内容が難しい。そこで、一番の要点の12章の「禁断の金融10ヶ条」から、
「サブプラム・ローン入りの債権」で大損をした無数の人を対象に、これを当てはめると、
この意味が解るから面白い。 私も証券会社の人を近づけていたら、毒入り債権を買っていた
可能性があるからだ。「だろう」と、結果としての「〜になった」は、違うのである。
 *禁断の金融10ヶ条     
*市場価格とは乱高下するものである。 
*市場とは、きわめてリスクの高いものである
 ー既存の金融理論ではけっして起こるはずのないリスクが現実に起こる
*市場のタイミングはきわめて重要である。 巨額の利益と損失は短期間に集中して起こる
*価格はしばし不連続にジャンプする。そして、それがリスクを高くする。
*市場での時間は、人によって進み方が違う
*いつでもどこでも市場は同じように振る舞う
*市場は本来不確実であり、バブルは避けることがでぎない
*市場は人をだます
*脳の予想は無理と思え。しかし、ボラティリティなら予測可能だ (*価格変動率)
*市場における価値は限定された価値である
 −−−
何か大損をしたと想定して、これを読むと、一言一言が実感として解る。
間違っても、証券会社の言いなりになってはならないということである。
・・・・・・・・・
2007年12月14日(金)
2445, ルサンチマン           (Оゝ∀・О)。+゜+。ォハョォ☆
(字数制限のためカット 2014年12月14日)


5021,閑話小題 ーダイアナのセックス

2014年12月13日(土)

      『王たちのセックス―王に愛された女たちの歴史』エレノア ハーマン(著)
   * ダイアナのセックス
 アマゾン内をネットサーフィンをしていたところ、ダイアナ・スキャンダル本に出会った。
むしろ、「王女に愛された男たち」の内容だが、これでは暗殺?されて当然。事実とすると、
どうみても淫乱。ボディガードから始まり、次々と男漁り励むと、ゴルフのタイガー同様、
性依存症疾患である。当人は、これほど面白いことはないだろう。ーアマゾンのビューよりー
・ダイアナの情事で一番有名なのは、ダイアナの乗馬教師だったジェームズ・ヒューイット大尉。
 ヒューイット曰く、「ダイアナは性欲に飽くことがなかった。いつも、もっととせがんだ」
「ベッドで長い時間を過ごして帰った後、10分と経たずにダイアナから電話がかかってきて、
愛してると言って欲しいとせがまれた。こういう電話が日に10回もかかってきて、
毎回同じことを言わされた」
・ヒューイットとの関係が始まった直後、ダイアナは銀行家のフィリップ・ダンとも交際していた。
 この交際は、チャールズ皇太子も半ば容認していた。
・チャールズ皇太子と結婚した頃でさえ、チャールズは3週間に1回くらいしか、ダイアナと
夜を共にしなかった。ダイアナがチャールズの浮気を責めたところ、「自分は愛妾のいない
初めてにして唯一の皇太子になるつもりはない」と言われた。
・次男のハリー王子が生まれた後の1984年10月、ダイアナとチャールズは最後の
 ベッドを共にした。しかし、この頃から、ダイアナは自分のボディガードのバリー・バナキー
 軍曹を愛人にしていた。
・バナキーは、不可思議なバイク事故で死亡。ダイアナは諜報部に暗殺されたと信じていた。
・1986年、チャールズの弟アンドリュー王子の結婚式パーティーにダイアナが出席した際、
 ダイアナは銀行家のチャーリー・カーターと関係を持った。他のパーティー客の証言に
 よれば、ダイアナとカーターは草の茂みに隠れて情事の最中だった。
・1989年夏、ダイアナは10代の頃に交際していたジェームズ・ギルビーと再会した。
 その後しばらくの間交際したが、ダイアナはギルビーとテレフォンセックスに興じてしまい、
 この時の音声は大衆紙Sunに盗聴・録音されて、後に公開されてしまった。
・チャールズと正式に別居した1992年、ダイアナはイスラム美術商オリヴァー・ホー
 と交際し始めた。この関係は1994年頃まで続き、この頃からダイアナは自分に
 ボディガードを付けるのを止めた。 これが後の事故死の遠因となってしまう。
 ホーの運転手によれば、ダイアナはホーに1日20回も電話することがあり、少ない日でも
 5〜6回電話してきた。あまり回数が多いので、ホーは最後には電話線を抜いてしまった。
・ダイアナはフィットネスクラブに通っていたが、それは体型維持ではなく、男性を探しに
 行くためである。ダイアナは気に行った男性を見つけると、すぐに近寄って行って自己紹介し、
 いつお茶に誘ってくれるかを聞いていた。こうやって交際した男性は数しれない。
・ダイアナは有名なラグビー選手のウィル・カーリングとも交際していた。
・1996年、ダイアナとチャールズの離婚が成立した。この頃からダイアナは
 パキスタン人の心臓外科医のハスナット・カーンと交際を始めた。
・カーンと別れた数日後、ダイアナはドディ・アルファイドと出会って交際を始めた。
 アルファイドは毎月父親から10万ドルの小遣いを貰っていたが、浪費癖があり、
 クレジットカード会社からの催促がたびたび来た。アルファイドはダイアナと交際する
 一方で、モデルのケリー・フィッシャーと交際して婚約もしていた。
・ダイアナがフランスで死亡した当日に電話でダイアナと話した親友曰く「ダイアナは
 アルファイドと別れたがっていたが、アルファイドはダイアナと絶対に結婚するつもり
 と言っていた」。
・ダイアナの個人秘書を8年間勤めたパトリック・ジョンソンは、ダイアナを
 執念深くて妄想症で陰険で冷血な性格だとしている。
▼ ダイアナが週刊誌を賑わせているころは、全く興味がなかったが、現在、
 読んでみると、むしろ自由奔放で、可愛げがあるような、ないような・・ 当の本人は
面白く、スリリングな日々だっただろう。先年、パリの事故現場をツアーバスで通ったが、
ガイドは、欧州で暗殺を疑うものはないとか。彼女を通し、上流階級のセックス
スキャンダルの一端を垣間見たことになる。
・・・・・
4654, 閑話小題 ー今年の総括
2013年12月13日(金)
   * 今年の総括
 今年も総括の時期になった。去年と一昨年は、平凡の日々?の中にも結構、
色いろあったが、今年は何も見あたらない。朝、4時〜4時半起床。ブログの下書きを
仕上げてアップ、そして翌日分の下書か、読書をする。6時から一時間のポタリング
(12〜3月を除く)そして新聞とTVを見ながら朝食。8時過ぎに風呂に入って、
9時から読書。昼飯を食べて、1時前からスポーツセンターに1〜2時間。
図書館かスーパーか蔦屋などに寄り、4時からビデオかTVのドラマをみて夕食。
21時前には、就寝。11月からは15時から週2〜3回の晴間をみたポタリングが加わったが、
これも今週で終了。 週に一回、スーパー、図書館、シネマに行き。月1回の飲み会。
日々この繰返しだが、充実感がある。 今年は、県外に同級会のため上京した以外は
出ていない。御隠居生活に入って3年近く、気持ちも落ちついた。事業生活45年間の
分厚いバイアスも薄れ、思いの他、後悔や挫折感が少ないのが意外。 落ち込みは、
このブログを書き上げるストレスと、SJとポタリング、週一のシネマもあって少ない。
60歳までに、やりたい事、全てを消化した実感が気持ちの支えになっている。
あと3ヶ月余りで御隠居生活に入って3年になる。あと一年で古希。具体的な身辺の
整理だが、身の回りのもの以外、何もない。 
   * 北朝鮮の不可解
 北朝鮮の金正恩第1書記の叔父で実力者の張成沢国防副委員長の粛清が確認された。
これで正恩体制が強化されるか、逆に弱体化するか今のところ分からないが、暴走の
可能性は高まった。ドン様、能力の限界の設定が出来てないのでは? 中国から、
金正恩の排除の働きが露見し粛清? それとも中国の引き締めで追い詰められ、
その槍玉に上げられた? 目先は国内引き締めのため、韓国との間に、いざこざを
起こすか、軍事クーデターでアッサリいくか? あまりに劇的だが、崩壊への一現象
だけは間違いない。この時代かかった漫画的金王朝、天皇王朝日本と何処が違う?
・・・・・・
4289, 学ぶということ −3
2012年12月13日(木)
                   「最終講義 生き延びるための六講」 内田樹著
  * 教えたい人間が引き受けるべきリスク ー教育の原点
 教育だけでなく、事業も、忘年会の幹事も全てに通じる内容である。
何かを引き受けたり、事業を立ち上げたようと決心した瞬間から全うしようとする
自己責任が起きる。これは誰の問題でなく自分の問題。決心と実践の本質の問題。
著者は教育者のため「教えたい人間」が主語だが、実は「実践者としての人間」が、
引き受けるリスクのテーマである。
  ー まずは、その辺を書き出して考えてみる。
≪ 教えるということは本質的には「おせっかい」だということが骨身にしみたのは、
 ある出来事のせいです。・・80年代の中ごろ道場を始めた。台風がきて、一時間くらい
薄暗い体育館の中でまっていたけど誰も来ない。そこの道場の中に座りこんで、来るか
来ないかわからならない門人が来るのを待っている。これは理不尽でないかな、と。
「だいたい、ただ同然のすごい安い月謝で教えているのにさ、ちゃんと来いよな」
と思ったり、だんだん気分が沈んできた。そのときに体育館の鉄の扉がガラガラと開いて、
近くの中学生が顔を出した。「あ、先生いたんだ。今日台風だから稽古ないのかと思った」
「台風でもやるよ」。それから二人で一時間くらい稽古をしました。そのとき、外で嵐が
荒れ狂う暗い体育館で腕組みしながら、誰も来ない畳の上に座って待っていたときに、
僕は覚悟したんです。人に教えるって、多分こういうことだろうって。
誰も「教えてください」と言ってこないけれど、こちらが「教えたい」と言って始めた以上、
教える人間はこのリスクを引き受けなければ! そう思ったんです。誰かが扉をあけて
来てくれるまで、待ってなければいけない。畳を敷いて、準備体操をして、呼吸法もして、
いつでも稽古できるように備えていなければならない。それが「教えたい」と言った人間の
責任の取り方じゃないか、と。そのとき、教育というのは多分そういうものと思ったのです。
27・8歳の頃でしたが、気持ちは今でも変わっていません。それが僕のなかの
起点的経験としてあるのです。≫ 
▼ 新潟で30年近く前に立ち上げた会が、今でも続いている。
私は10年ほど前に抜けたが、先日、参加してきた。私の経験からして幹事は大変。
これを立ち上げに際して、3年は続ける!が、後は成り行き次第と決心をした。
最初は我慢我慢の連続。「荒れ狂う、体育館で腕組み」なんてものでない。
その会を利用してやろうという気が全くないため、逆に欲が見えてくる。
それも土足で平気で上がりこんで来る。「私は来てやっている」というのが丸見え。
その我慢そのものが修養になったが、「自分が引き受けたからには、やるしかない」
と続けたが・・ 慣れると、その我慢も面白くなる。何も知らず参加している方々は、
私は鼻持ちならない傲慢な場所貸しの男でしかない。そして30年、時代は大きく変わった。
 事業も同じ。これは己の魂の問題。生きんがため、そして自己実現のため、リスクを
背負い、心の奥底は半狂乱。それを隠し、ひたすら思いの実現のため手順を踏む。
起承転、の後に待っていた「結」は、経済大震災。40年前に事業を始めるにあたって、
全てを失っても後悔はしないと何度も心に誓ったので、後悔の念は無い。
リスクに、普通のリスクと震災型リスクがあったのだ。
・・・・・
3914, 50冊の本をデジタル化してみて
2011年12月13日(火)
 iPad2を購入して4ヶ月になるが、これは良い。パソコンゲームは面白し、
ネットサーフィンが直ぐに出来、電子書籍を気楽に読め、アプリが豊富で面白いのが
手軽に入手出来るなど、充分に満足している。そうこうあって二ヶ月前に50冊の本を
スキャン代行業者に送りデジタル化した。 本を送った一週間後に封筒に一本のUSBが
送ってきた。そこに全てが入力されていた。ところが、これをiPadに如何したら移行したら
よいか分からず二ヶ月以上経った。サポートセンターへ電話をすれば済む問題だが、
まだ本気になっていないだけのこと。 特に気に入っていた本を送ったため、デジタル化の
判断を間違えてしまったか、後悔しかけたが、数日前から気を取り直して居間と書斎に
あるiMacパソコン取り込み読んでみたが、これが案外に良い。
特に字を大きく出来るのがよい。実際のところ目の前に本があっても、いざ開いて
読むかというと、必要にせまられないとなかなか開かない。ところが、パソコン画面の
ファイルに50冊を入れておき、気が向くとクリック一つで気楽に本を開けるのが良い。 
それも大文字にワンタッチで変換できる。
 先日、東京に行ったときに駅の売店で何気なく週刊誌を買ったが、家内に
「何で、電子の週刊誌にしないの?」と言われ、ハッとした。朝にネットでiPadに入れて
いけば良かったのだ。しかし売店で選び車内でバラバラと見ること自体が良いのだが。
実際に、紙の週刊誌と、iPadの中の週刊誌のどちらを取るかというと、もちろん電子本。
紙の週刊誌は、一度読むと二度と開くことはないが、電子書棚に放り込んでおけば
開く機会が格段に多くなる。 ところで、送料を入れると電子書籍化には200円かかるが、
200冊で4万円が高いかどうかである。実際にiPadとデスクトップでダウンロードした
書籍などを読んでみて実感したことは、数年で、間違いなく日本の出版業界と書店は
壊滅的打撃を受けるということ。50冊のデジタル化は早まったか?の迷いは無くなった。
私にとって、これは読書のスタイルという面で大きな出来事になる。 
年内に、あと50冊を電子化するかどうか思案中である。それにしても、パソコンと
iPadとiBookで書籍を読もうとは思ってもいなかった。
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3549, 生きてるだけでなぜ悪い ? ー1
2010年12月13日(月)
 「生きてるだけでなぜ悪い?」―哲学者と精神科医がすすめる幸せの処方箋ー
                        中島 義道 , 香山 リカ (著)
 中島義道が、女心理学者に最後まで、遠慮をしているようで、歯切れは悪いが、
それでも面白い。二人とも大学を出て社会的にも金銭的にも恵まれている余裕からこそ、
好きなように出来るが、それがないと? 島国の世間的体質にドップリ漬かり、そこから
一歩も出ることができない日本人に冷笑をしているのである。地方に住んでいると
全く開直りの出来ない人達に呆れるやら、腹がたつやら。 ーまずは内容紹介よりー
 若い読者を対象に「生き難い」男女に語りかけてみました。しかし両著者とも、他に類を
見ないような「突き放した態度」や、「見もふたもない態度」で一貫。甘えを蹴飛ばし自己
幻想を突き破り、しっかり自分を見よ!と、「喝」を入れる。といって、「まじめに生きれば
いつか報われる」なんぞクソ食らえ。 人生何事もやってみなければ分からない。
「成功したければ動け! 失敗しても学ぶ事はある」といったメッセージ  
 〜まずは< 第1章 結婚なんかしなくていい! >から〜
 家族至上主義を告発し、家族がないっていいね、といっても排斥されない健全な
世の中がくればよい。 ー中島義道の結論ー現代日本は多様化していると言われながら、
「勝ち組」と「負け組」という言葉が横行しているように、はっきりした価値基準があります。
結婚や家庭もその一つ。結婚したくてもできない人は「負け組」に分類され、結婚できる
のにしたくない人は「変人」に分類。 そして「家庭」とか「家族」という言葉こそ、
錦の御旗になっている。「あなたにとって一番大切なものは何?」と聞かれて「家族」
と答える人は、まともな人。「金」や「会社」、まして「自分」と答える人は、「かわいそうな人」
なのです。しかも、結婚して家庭をつくることは、現代日本では「つつましい幸福」とみなされて
いるからこそ、「善良な市民」という名の、何の才能もないけれど身の丈に合った幸福を
求めている国民大衆に大受けする。こういう風潮を「家族至上主義」と呼んで私はずっと
告発してきましたが、今や「家族ファシズム」と呼んだほうがいいかもしれない。
「家族っていいね」とごく自然に語る人と並んで、「家族がないっていいね」とごく自然に
語る人が排斥されない「健全な」世の中が早く来ないかなあ、と思います。
ー香山リカの結論ー 結婚で得られる自信や安心は、本当の意味で自分を支えてくれない。
 〜〜
 時代の流れだろうが、結婚すること自体が難しい時代になってきた。
「結婚をして家庭を一度は作らないと、それを肯定も否定も出来ない。」というのは、
「家族至上主義」の侵されているためか。しかし、ベースであることは確か。
逆に「家族で群れてなぜ悪い?」という問いを立てると、そのプラス・マイナスが見えてくる。
「群れている分には良いが、独りになれないだろう」とか、逆に「‘人’と‘人間’の初めの
境い目が家族だろう」とか。
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3174,言葉はこころの杖
2009年12月13日(日)
 「片耳の話」ー秋山駿著 で、
「言葉は、人生を歩くための杖である。というより、こころの杖である、といった方がよい。
 若いときは、高く跳ぶための杖だが、老いれば、転ばぬための杖である」
「―汚い言葉は、汚い痰のようなものだー私は教室で若者達に、このようなことを言っている。
もっと言葉にお洒落になってもらいたい、として、よくプルタルコス[饒舌について]の言葉を紹介。
《 すなわち、酒は本来楽しんで愉快になるために発見されたのに、むりやり何杯も、それも
生のまま飲ませる連中がいて、こうなると酒は不愉快な泥酔のためのものになる。 
まさにそれと同じように、言葉は本来楽しく、かつ最もよく人間味を伝えるものなのに、
それを悪用、また無造作に使う者がいて、そうなると言葉は人情に反し、かつ人を孤立させる
ものになってしまう。》」と、言葉の人生に対する影響を述べている。 それは、杖だけでなく
刃物にもなってしまうこともある。人生の終盤を迎え、そろそろ転ばぬように、自分を支える
杖としなければならない。「ありがとうございます」や「般若心教」は、こころの杖として、
最上級のものだろう。仏教では「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華教」という御経を杖として
与えている。晩年は如何に良い言葉を多く知っているかで決まってくる。そういえば
学生時代、紙に書いて部屋の壁に貼っていた言葉がある。 ロマンローランの
「ベートーベンの生涯」の中の言葉「良くかつ高貴に行動する人間は、それだけでも
不幸に耐えることが出来る」「苦難の通りぬけて歓喜へ」である。 現在は何だろう? 
「如何にでもなる!」あたりか?
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2809, 閑話小題
2008年12月13日(土)
 閑話小題
 *米自動車救済法案、協議決裂 政府支援白紙だと!

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