堀井On-Line



4740,<つまずき>の事典 〜   ー8

2014年03月07日(金)

      * 「他人歓迎」           <つまずき>の事典> 中村邦生編著
 既に亡くなったが、長年、連続テレビ映画の『ララミー牧場』の解説をし、「さよなら、さよなら、またお会い
しましょう」で終わる名調子の淀川長治の言葉を紹介している。
*『 映画は、ただ娯楽というだけじゃなくて、いつでも人間勉強させてくれるので、私は映画に命をかけました。
 ちょっと大げさですけど、映画への愛が今日の私を作りました。(中略)そして私は、映画から3つの言葉を学びました。
 「がんばれ、苦労、来い」。二番目は「他人歓迎」。“他人”という言葉を持ちなさんな、みんな仲間と思いなさい、
 映画は、そう言っていました。もう一つは「私はいままで、嫌いな人に一人も会ったことがない」。映画を見ていて、
 こういう言葉が出てきた時に、私はメモしました。家に帰ってから、それを身につけようとして、身につけようとして、
 今日まで来て、どうやらどんな人とも仲良しになれる気持ちになりました。愛というものは、本当に、豊かな人生を
 もたらしてくれます。』                         :淀川長治「美学入門」より
  〜ネット調べると、以下も、なかなか良い〜
*『愛というものがあるからこそ、人間は美しく生きられる。愛のない人間は汚い。お金だけで行きている人間は汚い。
 アメリカの言葉にもあります。「金で買えるすべてのもの、それは悪魔でも買える。しかし・・金で買えないものを
 持っているのが、人間。」それは、愛ですね。愛は金では買えませんね。そういうことも映画から教えられました。』
                                     :「大人の学校ー入学編」
*『キザな言い方だが、講演するときもこのあと私はきっと死ぬのだと自分に言い聞かせることにしている。
 するとその講演に命をかける。二時間がまるで20分ぐらいの勢いでしゃべってしまう。講演の後は汗でびっしょり。
 けれども不思議なことにこの方が疲れない。思いっきりやったという私だけの満足感が疲れを忘れさせる。』
 『人は必ず死ぬ。一日を十分生きなければ損だ』              :格言[いつも人生最後だと思う]
*『チャップリンは幼少時代ひどい苦労をなめた。貧しさのあまり頭が変になった母とチャップリンは二人暮らしになった。
 父を5歳で失った時に母は発狂した。腹違いの9歳の兄はこの家から逃れて船のボーイになった。5歳のチャップリンは
 食べるものがなくなってマーケット裏に捨てられた残飯を拾ったこともあった。その苦労がのちのチャップリン喜劇の中で
 いかに生きて描かれているかがわかるのである。それにこの母が実は偉かったのである。気が鎮まって正気を戻すと、
 小さな我が子を枕辺に呼び「イエス様はお前が運命をまっとうすることをお望みなのだよ」と何度も諭した。
 つまり自殺をするなということである。それは小さな我が子に言うよりも苦しい自分に言って聞かせたのであろう。
 そのチャップリンの苦労がのちに幸せの花を咲かせたのである。思えば神様は人間を豊かに幸せにするためにいつも
 苦労させるのだ。                           :格言[苦難のあとに幸せの花が咲く]
▼ チャップリンのコメディの基本となる「悲惨な生活の喜劇化」。彼の芸は道化師の芸からの頂きで、「サーカスの
 ネタばらし=自分自身のネタばらし」である。少年の頃から、お金を稼ぐため、大道やステージに立って注目を
 集めるために道化師の芸を盗んだ。子供の頃の生活のための知恵は、万人の心をうつ。『一日を十分生きていれば、
 どんな場面でも乗越えることが可能である』が、それが一番難しい。 『一日を充実させる』さえ心掛ければ、十分!
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4373, アフォノミックス
2013年03月07日(木)
   * アベノミクスは、アフォノミックスか
 アベノミクスを揶揄して「アフォノミックス」とは、よくいったものだ。経済評論家の浜規子が先日、アベノミクスの
内容を問われ、「アフォノミックスそのもの。死に掛けている病人にホルモン剤を投与するようなもの。気持ちが悪い。
今さら経済成長などおかしい!」と切り捨てていた。 日銀総裁の黒田氏の国会答弁の内容についてどうですかに対して、
「日銀総裁になりたいポチが尻尾を振っているだけ」と、これまた辛らつだが、当を得たりと納得をした。
この事態を招いた戦犯の主犯格の安部と麻生が、首相、副首相とは漫画の世界。殆どの人が、それを知っているから恐ろしい。
7月末の参院選までのミニバブルか、あと二年が限界とみてよい。それでも見渡す限り阿部しか見当たらないのが現実である。
一度、チャラにになるなら、早めに息の根を止めるのも仕方がないのか。この付けは、5年、10年後に覆いかぶさってくる。
 ところで韓国経済が特に変のようだ。 円安も効いて、あの元気にみえていた経済も崩壊過程。 輸出依存度を見ると、
日本 14% 、中国26%、アメリカ10%に対し、韓国は50%。 日本は貿易立国と言 われるが、実際には内需大国。
それにしても韓国の輸出比率が異常に高い。欧州危機と中国の経済停滞の影響を直撃し、急激に悪化している。
世界的動乱になると、国力がある方が有利。資源があり、海軍と空軍が断然強いアメリカが当分は世界をリードする。
体力を疲弊してしまった日本は、当分、アメリカの属国として生きていくしかなく、TPPの参加など当然のこと。
明治維新も、太平洋戦争の敗戦も、今回も、アメリカに屈した開国になる。アメリカにとって、どれも世界戦略の
一つでしかない。韓国、台湾、日本が、アメリカの軍事、経済の中国に対する前線基地。中国も北朝鮮を庭先の番犬で
飼っている。ここにロシアが絡んでくると、1930年代から太平洋戦争の様相に酷似してくる。そうすると、保守本流の
安部と麻生の出番というのも分からないこともない。「天気晴朗なれど、波高し」である。
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3999, 宇宙は本当にひとつなのか ー4
2012年03月07日(水)
  * 暗黒エネルギー
  ー 次に宇宙の全エネルギーの73%を占める暗黒エネルギーについてー
【 暗黒エネルギーは暗黒物質と並んで、宇宙を作るものの中で正体がわかっていないものです。正体不明のエネルギーなので、
 暗黒エネルギーといっている。暗黒物質のほうは10年以内にその正体が明らかになるのではないかと期待が持てるように
 なってきたが、宇宙の全エネルギーの73%を占めると考えられている暗黒エネルギーは、まだ糸口がつかめていない。
 今のところ、私たちは暗黒エネルギーを見ることも感じることも出来ない。しかし、宇宙のエネルギーの約四分の三を
 占めているものが、どこか一部の場所に偏って存在するとは考えられないので、私たちの周りに既に存在することになる。
 暗黒物質も、暗黒エネルギーも、それが分かっていないのに、物質とエネルギーとに分けているのはなぜか。
 一番の違いは、宇宙が大きくなると暗黒物質は普通の物質と同じように薄まるのに対し、暗黒エネルギーは薄まらない。
 暗黒エネルギーを発見するきっかけは非常に遠くの宇宙で起きた超新星爆発。 超新星の観測から宇宙は常に膨張し、
 その膨張速度は速くなっていることが分かった。宇宙には、目に見える星や銀河などより、目でみることの出来ない
 暗黒物質のほうが多く存在する。ところが、宇宙が広がっていけば、その分薄まっていきます。そうなると、宇宙のなかの
 エネルギー密度が低くなり、宇宙の膨張速度は遅くなると、物理学者は考えていた。ところが、観測結果はそうでなかった。
 宇宙が大きくなるにつれて、どこからからエネルギーが湧き出てくる。何故そうなるのか。それは宇宙が大きくなっても
 薄まらない何かがある。それを暗黒エネルギーと名づけた。】
【 宇宙の体積が大きくなっても、膨張速度は速くなっている。宇宙が広がるたびに増え続けるエネルギーが必要で、そのため
 考えられたのが暗黒エネルギーだ。有力な仮説は真空も粒子は反粒子が出来ては消えてを繰り返してエネルギーを持っている説。
 この説により真空エネルギーを計算すると120桁も大きな値になり宇宙は引き裂かれてしまうことになる。
 そこで素粒子を点でなく、小さなひもだという超ひも理論が登場し、宇宙は1次元の時間、目にできる3次元、小さな異次元が
 6次元(カラビ・ヤウ多様体)の10次元ということになる。超ひも理論は重力を含む力の統一が出来る可能性がある。
 超ひも理論は特異点を持つブラックホールが熱を持つという問題に解を与えた。アインシュタインの重力理論はまちがっていて、
宇宙は加速膨張しないとする人たちがいる。彼らは超ひも理論の一つにより泡宇宙となるとの提案をしている】
▼ 「宇宙の体積が大きくなっても、膨張速度は速くなっている。宇宙が広がるたびに増え続けるエネルギーが必要で、そのため
考えられたのが暗黒エネルギー。 有力な仮説は、真空も粒子は反粒子が出来ては消えてを繰り返してエネルギーを持っている」
 という説が分かりやすい。真空の中にエネルギーがあるというと、仏教の「空即是色」が思い浮かぶ。 この本をキッカケにし、
 「宇宙オタク」のブログを幾つか見たが面白い。 広大な宇宙に興味を持つと、シャバの世事に囚われている自分が見えてくる。。
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3633, 「中東革命」の行方 −2
2011年03月07日(月)
 * 新たな独裁の可能性にマスコミは甘すぎる?
 ー 次の視点も、なかなか考えさせられる ー
≪1月から2月に掛けてチュニジア、エジプトで次々と起こった民主革命について、筆者に思い浮かぶのがこのトックヴィルの洞察だ。
この革命に対するマスコミの反応は一言でいえば慎重な楽観主義である。 通常、国際ニュースについて、国内と海外の新聞の間に
切り込みの鋭さの違いがあり、立場にも若干異なる点が見られるのだが、今回の場合、内外格差も国内格差もほとんどない。
おそらくアメリカ国務省でさえ事態を掌握できないほど急速に出来事が展開したためなのだろう(なぜ、出来事の展開がかくも
急速だったのかという点について、各紙はアラブ世界へのインターネットの普及を原因として指摘する)。
 チュニジア、エジプトの国民が腐敗した独裁体制と平和裡に決別し、民主化を実現したという「美談」にも関わらず、
内外のマスコミが手放しでこの出来事を賞賛できない理由は、言うまでもなく「イラン革命」の経験である。
民主化は結構だが、それが結局、強硬なイスラム思想に立った新たな独裁体制につながったら困ると認識されているわけである。
トックヴィルの洞察が重要なのはまさにこの点だ。結局、新たな独裁制に行き着くのか、イスラム原理主義が中東に浸透する
結果になるのか、それを占う大きな要因は、今後、民主主義への体制移行期においてどれだけアナーキーが深刻になるかである。
今回のチュニジア、エジプトでの民主革命は、この点に若干希望が持てる。なぜなら、流血を伴うことなく実現されたからである。
暴力によって生まれた新体制は、その維持のためにも暴力を必要とする。同時にその暴力に反発する国民の暴力を誘発する。
今回はそれを避けられるかもしれない。もっともエジプトの場合、軍による移行体制という現状からして、民主革命はまだ序の口。
もし今後、軍が強圧的な態度に出て、国民の反発が強まった場合、次の衝突では流血が起こる。アメリカを中心とする西側諸国は、
軍を監視して移行期をスムーズに進展させる責任を持つ。≫
▼ イスラム教が、何で民主化というのか? 彼らの民主主義は独裁打倒ということで、欧米の民主主義とは違う。
 要は、他の文明圏との経済格差がTVなどで露出されたこともある。特に恵まれてない若者層に不満が浸透している。
 独裁者たちの国家の私物化も露骨。同じことは欧米でもあるが、それぞれの階層の中で飼いならされ満足しているのだから今さら
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3268, 哲学者は神について、どのように語ったか ー4
 2010年03月07日(日)
  * キルケゴールの「宗教的実存」
 キルケゴールは、「個人の生は3つの段階を経て深化する」と主張した。
1、美的実存:  美しいものを求めて、そのときそのときの享楽を求める生き方である。 ドンファン的生き方。
2、倫理的実存: よいことをし、社会的の規律を守り、習慣などに従い、全てに道徳的な生き方。
3、宗教的実存: 神である絶対者との関係の中で生きることにより、真の人生を手に入れることができる生き方。
 この宗教的な生き方も、二つに分けた。「宗教性A]と「宗教性B]である。「宗教性A」は、自力救済を試み、
 自分の主体や理性によって自分を支配しようとする。しかし、それはキエルケゴールによると罪になる。 
 支配するのは神である。(字数の関係でカット 12年03月7日)
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2893, 年寄りの持病自慢は、老人の猥談だと!
2009年03月07日(土)
50歳半ば頃から同級会では、年金か成人病の自慢のしあいか、誰かの死の話が中心になる。
青春時代に自分の体つきや身なりを気にしたり、性体験を陰で話したり、猥談を話したくなる時期があるが、
それと同じく、自分の「体調」や「病気体験」について語りはじめる老人の「健康談議」を「老人の猥談」というらしい。 
五十歳代半ばの下半身の衰えは男の共通の話題。 その次は癌体験か糖尿病か心臓病などの成人病の披露のしあい。
(字数の関係でカット 12年03月7日)
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2529, 山田風太郎 のアフォリズム
 2008年03月07日(金)
彼の本が好きで、何冊か図書館で借りて読んできた。暗い中に何ともいえない温みがあり、2年に一度は彼の本を読んでいる。
また亡くなる前に朝日新聞に『あと千回の晩飯』が連載したことがあった。なかなか文に鬼気迫る内容だったことを憶えている。
先日も『人間魔界図鑑』を借りて読んだが、著作群の中からの警句やアフォリズムなどを一冊にまとめたもので読みやすい。
手元に置いておきたい本と判断し、アマゾンの中古本を注文することにした。
以下の文章は 「人生(時間)のセイムスケール」というHPの中の山田風太郎のアフォリズムなどを抜粋コピーしたもの。
★「神は人間を、賢愚において不平等に生み、善悪において不公平に殺す」
★「我が命は地球より重い。他人の命は犬より軽い」
★「人は生まれ、苦しんで死ぬ。人生の要点はそれでつきている」
★「みんないう。いつか死ぬことはわかっている。しかし、「今」死にたくないのだ」
★「---いろいろあったが、死んでみりゃ、なんてこった、
 はじめから居なかったのとおんなじじゃないか、みなの衆」
★「死が生にいう。〈おれはお前がわかっている。しかし、お前にはおれがわかっていない〉」
★「死の瞬間に何人も悟るだろう。--人生の目的なるものが、いかにばかばかしいことであったかを」
★「生きながらそれは、多少ともすでに神曲地獄篇の相を帯びている」
★「いかなる人間も臨終前に臨終の心象を知ることができない。
 いかなる人間も臨終後に臨終の心象を語ることができない。何という絶対的聖域」
★「生は有限の道づれ旅 死は無限のひとり旅」
(字数の関係でカット 09年03月7日)
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2007年03月07日(水) 2164, 宮城まり子         (~Q~;)  おはよう〜〜 サム!
3月の日経新聞の「私の履歴書」は、「ねむの木学園」園長の宮城まり子である。まだ6回目だが、なかなか面白い。
 宮城まり子といえば私の小学校の頃から映画などに出ていたが、甘っ2007たるい声が印象的であった。
その後、芸能界をやめて「ねむの木学園」を開いた。もう二十年前のことになるが、TVでその「ねむの木学園」を放映した。
その時の子供の絵を見たときの衝撃は今でもハッキリと憶えている。ピカソのような絵だが、絵から純粋な子供の心が直に
伝わってきたからである。役者をやめた後からも、人生の舞台の「役割り」を正直に生きている人である。
「人生を思いのまま生きている人がいる!」というのが当時の感想であった。
「私の履歴書」の一日目に書いてあった、学園を開設するにあたっての、愛人?の作家・吉行淳之介との3つの約束がよい。
1.愚痴はこぼさないこと。2.お金がないと言わないこと。3.君を信じてくる子のため、やめてはいけません。
その時、宮城まり子は「ハイ」と答えたという。 三回目の、彼女の母の教えの「感じたまま」の言葉が印象的である。
 ーそこを抜粋してみるー
私は母と並んで絵を描くのが好きでした。小学校に入って間もない頃でした。並んで描きながら私は母に聞きました。
「お母さまはどうしてそんなに絵がうまいの?」すると母は「まりちゃん、人の絵をうまいなどと思っていけません。
人は人、自分は自分。自分の絵をお描きなさい。」と少し厳しい口調で言いました。
「お母さんは大人になってしまったから、あなたのような素直な絵は描けなくなってしまったの。
あなたにはあなたの絵があります。好きなように描きなさい」大きくなったら絵描きさんになりたい。
私の初めての夢でした。しかし母の言いつけを守ると学校で叱られました。
絵の時間にラジオ体操をする人を描いたときのことでした。その人がとても気持ちよさそうに見えたので、
感じたままに描いたら 腕が背よりも長くなりました。  先生は「真面目に描きなさい」といいました。
「ねむの木学園」では私は絵も担当していますが、一度も「上手ね」と言ったことは ありません。
  「うれしいわ」と言っています。だって「上手ね」と言ったら子供はそれで安心をして満足してしまいます。
▼ 書き写しているうちに20年前のTVの内容を再び思い出してきた。「ねむの木学園」の知恵足らすの子供が
  ピアノ演奏をしたが、鍵盤に魂を込めたピアノの音に気持が引き込まれた。
  感動のあまり、その番組のビデオを何人かに見せた記憶がある。今月は、毎朝彼女の魂と出会うことができる!
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2006年03月07日(火)
1799, 風太郎の死ぬ話   (○´・д・)ノ〔● ォ'`ョゥ   −読書日記
山田風太郎の「死」に関する本を読むと、色いろの人の死に様が面白可笑しく書いてある。そして読み終わって
「死」が軽く思えてくるから不思議である。また「死」を考えることは「生」を考えることになるのに気がつく。
(字数の関係でカット 11年03月7日)


4739,<つまずき>の事典 〜   ー7

2014年03月06日(木)

         * 私は人一倍こわわがり屋!(植村直己)    <つまずき>の事典> 中村邦生編著
  誰でもこわがり屋で、神経質である。もし、そうでないなら無知か、無神経である。それを登山家の植村が逆に
 準備を周到にすることで乗り越えてきた。私も、人一倍こわがりで、神経質の性格を乗越えてきた。初めてのケニアも、
 生きて帰れるかどうか、到着するまでは恐ろしさで震えていた。でも、サファリ地区に入ってしまえば、何とことはない、
 世界で名だたるレジャーランド。要は、決心できるかどうか。人生と同じである。 ーその辺りを抜粋ー
《 ☆ 人から「そんなに次次に危険を冒してこわくないのか」と、よく聞かれるがとんでもない、私は人一倍こわがり屋。
 危険に直面したとき、自分だけはなんとしても生きたい、と思うのである。 普段の生活では表に出ない利己的なものが、
危険に遭遇したとき、あらわれるのである。ー植村直己『冒険』〜
 植村直己(1941~84)は登山家・冒険家。兵庫県生まれ。モンブラン、キリマンジャロ、南米のアコンカグア、エペレスト、
北米のマッキンリーと世界初の五大陸最高峰登頂者となった。チョモランマを除いては単独登頂。他にも、アマゾン川を
筏で下ったり、北極圏一万二千キロを犬ゾリ単独走破などを成し遂げた。この希有の冒険家も明大山岳部に入りたての頃は、
新人の中でも最もパテが早く、使いものにならなかったという。
 この『冒険』は一九八○年刊行の自伝的冒険記。引用は単独行への新たな挑戦を語る章の一節。
この「利己的なもの」という言葉に続けて、「北極圏の犬ゾリ旅行のとき、ひとたび食糧が欠乏して生命に危険を感じると、
それまで家族のように接してきた犬も食糧に見えた」と告白している。植村直己は「未知の世界に立ち向かうとき、
私はあらゆる準備に時間をかける。そして、成功への可能性が見つかったとき、初めて行動に移る」と自他ともに認める
慎重居士であった。しかし一九八四年、マッキンリーの冬期単独初登頂に成功した帰路、消息を絶った。
43歳の誕生日を迎えた後であった。この登頂は南極大陸横断という挑戦に備えてのことだった。》
 ▼ 長期の設備投資の事業をしてきたが、20〜30年以上の投資のため、多くの時代の波に曝されることになる。
  判断と、決断は、それを前提にするが、そんな先が読める訳がない。そこに底知れぬ恐怖感がまとわり付く。そのため、
 万一の備えをつくっておくしかない。今回の一連で、大部分の人が計画倒産と思ったようだが、そんな小利口なことなど、
 私に出来ようがない。出来るのは、再投資の度に、リスク管理を積み重ねてきた。そこには利己的な自分が顔を出す。
 気が小さく、愚鈍で、利己的な自分と常に出会うことになる。だから綺麗ごとが綺麗ごとと自覚できない人の心中が
 透けて見えてくる。ドラマと、現実は違う。その内面は、ドラマでは表現できない。それは、自分で経験するしかない。
・・・・・・
4372, 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 ー5
2013年03月06日(水)               
   * セックス原理主義から遺伝子中心主義へ    「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」橘玲著
 フロイトがユングにとってかわって久しい。そのユングも科学の進展のためか、これまた時代遅れになっている。
フロイトの説くエディコンプレックスの人間の本性は、あまりに極端である。身近にいると、性欲対象から逆に外れてしまう。 
幼児期からの女友達と結婚するケースが殆ど無いことをみても分かること。
 ーまずは、その辺りを抜粋してみるー
≪ 幸いなことに現在では、エディプスコンプレックスがまったくのでたらめだということが証明されている。フロイトは、
男の子の母親への欲望は生得的なもので、それを文化的に抑圧し近親相姦をタブーとすることで社会が成立していると考えた。
でもそうすると、ヒトとほとんど同じ遺伝子を持ちながら文化的なタブーのないチンパンジーやオラウータンなどの類人猿は、
近親相姦で子どもを産んでいることになる。ところが詳細な野外調査によって、彼らがじつに巧妙な方法で近親相姦避けている
ことが明らかになった。たとえば人間にいちばん近い類人類ボノボは、思春期になるとメスが冒険的になり、故郷を離れてほかの
群れに加わる。それに対して内気な雄は、母親とともに群れに残る。この無意識のプログラムによって、ボノボの兄弟姉妹が
性交することはない。遺伝子的にみて、近親相姦はきわめて不利な繁殖方法だ。・・・
 ・・・いま精神分析に代わる新たな‘こころの原理’が登場してきた。ダーウィンの進化論を、遺伝学や生物学、動物行動学、
脳科学などの成果を踏まえて検証し発展させようとするもので、進化心理学(進化生物学、社会生物学)と呼ばれている。
ダウィンの理論は、生物は自然淘汰によって、より効率的に子孫を残こそうに進化してきたというものだ。長い進化の過程を
生き延びてこなければいまここには存在しないのだから、これは考えてみれば当たり前で、コロンブスの卵みたいな話だ。
この単純な理論で、キリンの首が長くなったり、クジャクの尾羽が絢欄豪華になったり、生物学的にはチンパンジーと大して
変わらないヒトがとてつもない知能を持つようになった理由がきちんと説明できる。進化論はナチスの宣伝に利用されたり、
聖書の教えを否定する冒瀆と批判されたり、なにかと評判が悪いけれど、現代の進化論(新ダーウィニズム)はさまざまな知の
領域を横断してとても洗練されたものになってきている。 ・・・ ≫
 ▼「遺伝子は、自らが生き残るために生物の身体を使う」という。 当分は新進化論が主流だろう。結婚相手は、北海道とか、
  九州など遠くの地域の人の方が、遺伝子的にも良いと聞いたことがある。地方から一度、都会に出たほうが、色いろな
  人と接する機会が多くなる。それは海外にも言える。その遺伝子の性格は非常にエゴが強いときている。遺伝子も、
  乗り移った身体が弱ければ、そこで終わってしまう。 ところで、孔雀の絵柄、誰がデザインしたのでしょうね。
 ・・・・・・・
3998, 宇宙は本当にひとつなのか ー3
2012年03月06日(火)
               「宇宙は本当にひとつなのか」 ー村山斉著
「暗黒物質ーダークマター」「暗黒エネルギー」「多次元宇宙」「多元宇宙」が、この本のキーワード。
 まず、「暗黒物質ーダークマター」から取り上げてみる。
   * 「暗黒物質ーダークマター」とは?
 目で見えなくて正体不明だが重力を持つように観測されるものを暗黒物質と呼ぶ。銀河は遠くに行っても星やガスの速度は遅くなっていない。
このためには、見えない物質(暗黒物質)が銀河の端に行くほど増加していなければならないことになる。また、遠くの銀河団の光が巨大な
重力によって曲げられている。これから暗黒物質が存在していることがわかる。そもそも、この暗黒物質がなければ、地球も、太陽も、
星も、銀河も生まれなかった計算になる。この暗黒物質は何物とも干渉しないので、今この瞬間にも私達の周辺、身体をすり抜けている。
暗黒物質の有力候補がアクシオンと、超対称性粒子のニュートラリーノであると理論的に予言、期待されている。
 ニュートリノ観測結果から、銀河系の中にある星はすべて原子できていると結論。 銀河系全体では、その中心からの回転速度の観測から、
見えないが重力を持つもの(暗黒物質と命名)が存在し、宇宙進化のシミュレーションから暗黒物質が存在しないと現在の宇宙は存在しなかった
ことになる。 最新の宇宙研究の現場では、この「暗黒物質」をつかまえる一歩手前まで来ている。 
 現在、仮説としては、「暗黒物質は異次元から来る使者であるという可能性」が、まじめに議論されている。
  ー以下は、暗黒物質についての箇所であるー
【 私たちは学校で、万物は原子でできていると習いました。ですが、その原子は宇宙全体の5%にもならないのです。
 ここで疑問になるのが、残りの95%は何なのか。実は約23%は暗黒物質で、約73%を占めるのが暗黒エネルギーなのです。
 全部足すと誤差の範囲でちゃんと100%になります。暗黒物質も暗黒エネルギーも、名前はついていますがその正体はわかりません。】
【 この考え方が最初に提起されたのは1933年のことです。銀河団の中の銀河の運動を観測したフリッツ・ツビッキーが、最初にそういった。
 最近の観測では銀河団のほとんどが暗黒物質でできている。どうしてそれが分かるのか?重力レンズ効果を利用し暗黒物質の分布が分かります。
 重力レンズ効果とは、アインシュタインが予言したもので、光は重力に引っ張られて曲がる。 そのため、遠くにある銀河や星の光は変形して
 地球に届く。この重力レンズ効果が、今は正確に測定することができるようになったのです。暗黒物質の分布地図作りではっきりしたことは、
 暗黒物質は原子ではない、つまり宇宙にある物質の8割以上は、原子ではないということ。】
【 暗黒物質は、ニュートリノ以上に、他の物質と反応せずに、地球などもすぐに通り抜けてしまう物質です。
 電子やニュウトリノと同じような小さな粒々の粒子だと思われる反応はしない重い素粒子と想像される。】
▼ ビッグバンから、この宇宙が始まったというが、その元になる素粒子が、どうして生まれたかは謎のまま。暗黒物質が、他の宇宙から
 来たというなら、ビッグバンの原因が、暗黒物質が来た原因を探し求めていく中で分かってくるのでは?と思われる。
 ・・・・・・・
3632, 「中東革命」の行方 −1
2011年03月06日(日)
  * 「中東革命」をなぜ手放しで喜べないか
竹森 俊平(慶大学教授)の中東革命をなぜ手放しで喜べないかの、毎日新聞の論説が面白い。
 「アメリカのデモクラシー」を著した19世紀のフランスの社会思想家、トックヴィルは民主主義の支持者だったが、
 同時に民主化された国の先行きに不安を抱く「慎重な楽観主義者」であった。 そのトックヴィルの洞察とは、
≪ 貴族が政治を支配する君主制の下では、社会はいくつもの階層に分断されるが、個々の階層内での団結は強い。
そのため国は「利益集団」の連合体という形態を取り、その集団の抵抗があるため、国全体を君主の意思で自在に動かすことは困難で、
君主制が「独裁政治」に転化することは稀である。これに対して、国民の間の身分の差を認めない民主主義の下では階層に基づく
利益集団が消滅し、誰もが一個人にしか過ぎない。しかるに、巨大な社会の中での個人の力は僅かだから、国民は「個人」として
行動する場合には微弱である。 そのため国家、社会の動きに国民は脅える。とくに一番国民を脅えさせるのは「アナーキー」である。
しかも軍事的革命によって民主主義が確立した場合に国民のアナーキーへの恐怖は大きくなる。 力によって維持されていた体制が、
その力とともに崩壊したあとの混乱を誰もが経験しているからだ。 結局、この無政府への恐怖が、国民を「絶対権力願望」へと
駆り立て、独裁制を生む。 こうした経緯で誕生した独裁制は、君主制の下で発生した独裁制よりも強権的である。
なぜなら君主制の下では、国民は「意に反して」誕生した絶対権力に対し抵抗し続けることができるが、「意に従って」誕生した
民主主義の下での独裁制には抵抗し難いからである。 しかしマスコミは「慎重な楽観主義」として民主主義をみている。≫ −つづく
▼ 独裁国家の崩壊は、王政国家の崩壊より性質が悪くなる。今回のエジプト、チュニジア、リビアのような
時代遅れの独裁国家の存在を許し、崩壊後も同じような独裁者を生むことになる。ソ連のスターリンも然りである。
王政が軍事独裁者が取って替わっただけでしかない? 北朝鮮も、中国の共産党の体制も、同じ似ている。軍隊は共産党所属である。
だから騒動が起きても、軍部は民衆より共産党につくしかない。共産党もそのの子弟が代々上層を占めている。競争社会は格差を
生み出し、その蓄積が社会構造を作ってきた。その構造が突然、崩れても新たな理想的なシステムは、簡単につくれるはずがない。
 ・・・・・・・
3267, 哲学者は神について、どのように語ったか −3
 2010年03月06日(土)
 中世が終わると、キリスト教の影響から脱した反動から16世紀以降特に、素朴な信仰は色あせてくる。
その中で、バスカルは神への信仰を語っている。人間は卑小なものだが、その卑小さを知るがゆえに偉大であると。
彼は、「人間は考える葦である」という有名な言葉がある。「人間は一くきの葦にすぎない。自然の中でもっとも弱いものである。
だが、それは考える葦である」すべての人間は幸福を目指して行動をするが、最終的には「人間は死刑囚だ」と嘆き、
その不幸から逃れるためには来世の幸福を望むしかないと考える。遺稿に遺作の「パンセ」がある。
《パスカルの賭け》という断章がある。
「神は存在するか、しないか。きみはどちらに賭ける? ― いや、どちらかを選べということがまちがっている。
正しいのは賭けないことだ。 ― そう。 だが、賭けなければならない。君は船に乗り込んでいるのだから。」
すでにこの世に生きている以上、この勝負を降りることはできない。賭けないということ自体が、結果的に一つの選択となるからだ。 
賭け金は自分の人生である。神が存在するという方に賭けたとしよう。勝てば君は永遠の生命と無限に続く喜びを得ることになる。
しかも、君の人生は意味あるものとなるだろう。賭けに負けたとしても、失うのものは何もない。反対に、神は存在しないという方に
賭けたとしよう。その場合、たとえ賭けに勝っても、君の儲けは現世の幸福だけである。死後は虚無とみなすわけだから、
そこで得るものは何もない。逆に負けたとき、損失はあまりに大きい。来世の幸福をすべて失うことになるから。
 ▼ なるほど、理にかなっていると学生時代に「パンセ」を読んで納得したことがある。パスカルは、理性を根拠に神の存在を
証明したデカルトに反対する。有限な人間の理性では、無限な神を理解できない。神を理解できるのは「心」と、考えた。
彼が考えた神は「ヤコブの神」という。旧約聖書の登場人物たちの語りかけ、導いた神こそ本当の神とであり、デカルトの神は
「哲学者の神」にすぎないという。若いときの私にとって、非常に新鮮な感覚で、大きな影響を受けた一人である。
・・・・・・・・・
2892, オーラをみたことがあるか?
2009年03月06日(金)
 オーラを見たことがあるか?というと、殆どの人は見たことがないのでは? 一般的にオーラがかかっているというと、
「貴乃花を見たときに、オーラが見えた」という人は、弟子に前後5〜6人に囲まれて熱狂的なファンの間を歩いている姿の
全体のエネルギーの威圧感を言っている。「光の手」という本に、「人間の体にはエネルギーフィールドがあり、
7つのチャクラがある云々」とあった。それを一般的にオーラというのだろうが、実は私は一度だけオーラを見たことがある。
15年ほど前、母が痴呆症になった時に三年ほど毎朝、車で20分の長岡ニュータウンの丘陵公園に母親を連れて、
車椅子で誰も居ない広場の散歩道を歩いている時のこと。大きな広場を坂道をやっと上がりきった瞬間に前方から
朝の陽光が雲間から私たち二人を照らした。その時に車椅子の後ろから見た白髪の母に虹のようなものが
包みこんでいるのが見えたのである。 逆光が私の位置から母の白髪を通して見たため光の加減もあったのだろう。
早朝の誰も居ない坂道の幻想的背景もあってか、今も心に焼き付いている。その半年後に二番目の姉夫妻が千葉から母を訪ねてきた。
その時のオーラの話をしたところ、そこに行きたいという。そこで母と姉夫婦と私の4人で車でドライブがてら行ってみたところ、
そこで義兄が面白いことを言った。「私が学生時代に登山で似た体験をしたことがある。早朝の山頂で日の出をみていた時のこと。
自分の影が朝日に映し出された時に、その光景がオーラのように感じ取られ何とも不思議な感覚になった。
その感覚とソックリのような気がする」とのこと。自分のオーラを影の中で見たのだろう。これは経験した者でなければ分からないこと。
自分の感覚にはバクテリアの発生から進化を20億年以上かけてしてきた蓄積がある。それを何かの折に、底知れない何かを感じるのは
何ら不思議のことではない。 この年齢で人生を振り返ると、色いろの経験をしてきたのである。過去に数百、数千億人が人生を
過ごしてきたのだから、信じられないほどの蓄積が存在している。それを可能な限り知ること、これも生きるということである。
まったく、人間には自分というバカの壁が強固に張り付いている。  しゃ〜ないが・・・
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2008年03月06日(木)
「ニッポン、ほんとに格差社会? 」池上 彰 (著)
ーHPでの内容紹介ー
 「日本は本当に格差社会?」 ー常識のウソを大検証
ーまずは内容概略からー
 日本は本当に格差社会なのか? 本当に少子化国家なのか? 
元NHK「週刊こどもニュース」の池上彰が、新聞、テレビから伝えられる「ニッポンの常識」を最新データをもとに診断。
世界の国々と比較することで、「日本はこんな国」と漠然と信じてきた「常識」が、劇的に覆ります。
項目は、「日本人は貯蓄好き?」「女性の社会進出は進んでいない?」「郵政民営化は先進国では常識?」など「30題」。
池上彰が○×形式で平易、そして明快に解説します。目から鱗になること請け合い。これがほんとの「ニッポンのかたち」!
▼ 発行されてから一年半が経つが、指摘していること自体が怪しくなっている。それだけ日本が急速に悪化している!ということが
解る内容でもある。その一つが生徒の学力である。現在はさらに著しく低下をしている。経済が縮小しているのに対処できない姿が、
この本の統計から窺い知ることが出来る。この本では格差社会の問題は、あくまで一部。色々の30の分野で外国との差異を示し
日本の特異な部分を浮かび上がらせている。 なるほどと、現在おかれている日本の危機を考えさせられてしまう。
 30の命題に、○×△の判定を下してあるが、その中で印象的なものを選んでみた。
「日本の政府は巨大である」     ○      「郵政民営化は先進国では当たり前」 △
「米軍との地位協定は不平等」    ○      「日本でも格差が広がっている」    ○
「日本社会もかなり危険になってきた」 △     「日本の生徒の学力は低下している」  ×
「国会議員の数は多すぎる」     ×
ーその他に、幾つか印象に残った部分を書き出してみた。
*財政状態を家計に例えると借金総額は5380万円。
*「日本の生徒の学力は低下している」の項では「データを正しく読み取ることができない大人の方が学力低下の心配がある」
*厚生年金などは消費税率の高いヨーロッパよりも、給付額が多い。
  次回は、「日本は本当に格差社会だろうか?」を取り上げてみる。
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2007年03月06日(火)
2163, 池田晶子が亡くなった!       才八∋ウ_〆(∀`●)サン        
「哲学者の池田晶子さんが亡くなった」と昨日のモーニング・ショーで、読売新聞元政治部長の解説者がコメントしていた。
二年間に彼女の本を6冊を「何度も」読んだ。「生きることは考えること、考えることは生きること」と、
自分の頭で考える必要性を説いていた。哲学を普通の言葉で説明するのが売りで、彼女の本を読みこんだ分だけ、
地頭で考える力がついていったような気がする。  
    ー字数のためカット(2013年03月06日) 


4738,<つまずき>の事典 〜   ー6

2014年03月05日(水)

       * 据え膳食わなねど高楊枝の後悔と・・      <つまずき>の事典> 中村邦生編著
 人生の黄昏時になると、若い時の愚行と共に、絶好の機会でありながら、犯さなかった愚行の悔い?が交差する。
   ーここで紹介している内容からー
《「男が最も悔やむ愚行は、絶好の機会でありながら犯さなかった愚行なのです。」ヘレン・ローランド『男への案内』
ヘレン・ローランドは、アメリカのジャーナリスト・作家・主に若い女性への愛と結婚をめぐるユーモラスで、皮肉な寸言を
得意とした。例えば、「結婚前、男はあなたの言ったことを夜中あれこれ考えて眠らずにいるが、結婚後はあなたの話がまだ
終わらないうちに眠ってしまうものなんです」といったように。 o(・`ω´-+) --☆Wink…o(;-_-;)oドキドキ♪ _+)(/_;) 
 引用の警句「絶好の機会でありながら・・」を読んで、忸怩たる思いが込み上げてこない男はいないだろう。
もちろんこの種の「愚かさ」は、特に男だけに限られたものではないが。しかしこれはやはり男のもの。 
つまり「悔やむ」という未練の引きずり方のだらしなさにおいて、男独自のものである。そもそも「絶好の機会」などと
いうものからして、常に後になってみなければ気づかないようにできている「機会」なのだ。》 (“o(>ω<)o”))オシイー!! 
 ▼ 「あの時、もし、愚行をしてしまったら、どうだったか」を考えると、やはり留まる理由があったからである。
  逆に「愚行の失敗の結果が現在の自分」と思うと、これまた複雑な心境である。「踏みとどまって良かったのか、
 踏みとどまらずに云々・・」などを考えることが、引きずっている男の哀しさである。結婚を考えると、解りやすい!
 男は強力な下半身のエネルギーによる愚行で結婚相手の判断を狂わせ、一生かかって後悔する。その結果が世の男たちの、
 姿だが。「若気のいたりの愚行が無いのが一番の愚行、若気のいたり!」と、今東光が身の下相談で言っていたが。
 「いい女、いい男」は、「いい女、いい男に見えるため、思えるだけ!」というのが解らず、家庭内離婚を含め、
 大部分が一生かかって後悔する。人生の大部分が愚行で成立している。 「絶好の機会」は「絶体的危機」でもあった。
・・・・・・
4371, 歳を取りそこねる人たち ー3
2013年03月05日(火)                  
   * 嫌なジジイの自覚         「老いへの不安 歳を取りそこねる人たち」春日 武彦 (著)
 人は歳をとるにつれ、嫌なジジババになっていく定めにある。肉体と精神が緩んでくる結果である。自分で気づかないが、
 世代の違う人から見れば、60過ぎればシッカリした老人である。 ーその辺りをシビアに述べている部分を抜粋するー
 ≪ おそらく、わたしは老いていくに従い偏屈で意地悪で寂しい老人となっていくであろう。ひと筆描きの描写で事足りそうな
「いやなじじい」で片づけられてしまうだろう。いやなじじいであることはその通りであるにしても、そのようにタイプ分けされて
オシマイー そんな呆気なさが付いて回る老人たちの孤独感や屈託には、そうした粗雑な決めつけを受けがちな立場に由来している
部分が予想以上に大きい気がしてならない。 とはいうものの、たとえば人品卑しからぬ「かくしゃく」とした老人がアンフェアな
ことをすると、わたしは必要以上に失望し立腹してしまう。イメージに忠実でなかったから、と。強がりを言ってまでも独りぼっちの
生活を送っていた井杉あやが、風邪を契機に急に弱気になったりすると、左知子は裏切られたように感じてしまう。勝手なものである。
老いることとは、自身の在りようを一方的に決めつけられ、それを甘受させられることなのである。つまり物語を押し付けられる
ことに他ならない。しかもその物語は、なべて安っぽく底が浅い。不良少年にまつわる物語のように。 P−66≫
 ≪ 60歳あたりで急に妄想的になったり、精神的に不安定になる人が結構いる。改めて考えてみると、彼らの胸の内に若さに
付随する筈の楽しいことや充実感を享受し損ねたという未練や不満が「損をした」という感覚で漂っているのではないだろうか。
その恨みの気持ちが、世の中から取り残された、見捨てられたという実感と合体すると、そこに被害者意識が生まれることになる。
それは往々にして「だから自分は何をしても許される」といった放漫さや尊大さにつながる。そうした心の動きが、異様なほどの
自己中心的な行動として顕現することになるのではないか。たとえば暴走老人や高齢者の万引きとか。 P−208 ≫
 ▼ 噂話そのものが、安っぽく底が浅いもの。その物語が、さらに書き加えられ魔女狩りのようになっていく。特に老人は、
  その手の名人になっていて、歳を重ねるにつれ嫌なジジイ、ババアに色濃くなっていく。往々にして人生の総括期に、思いも
  よらないことになり、それまで全く気付かない肯定すべき材料が一挙に自己嫌悪の対象に下落してしまう事態になる (私も)。
  癌だったり、連れ合いの喪失、初老性欝、事業の倒産など生々しい事態が急に圧迫する。円熟などの妄想は一瞬に吹っ飛ぶ。
  いきなりオセロゲームのように人生の行蔵が裏返しになってしまう。それも、こういった事態は幾つか重なる。 
 不幸論は、こういうところから成り立つ。問題は、そこで独りに成りきれるかどうか。 孤独に徹っし、受け入れるかどうか。
  それらも含めて、人生を味わう心掛けが最後の一里に必要になる。他人に嫌らしさは見えても、自分のそれは見えづらい。
・・・・・・
3997, ビジネスマン退職後の誇りある生き方 ー3
2012年03月05日(月)
            ービジネスマン退職後の誇りある生き方章ー キングスレイ・ウォード著
  この本の中で7人の人が提唱している「若いための十の秘訣」がある。
 その共通をまとめると、次のようになる。これは年齢に関係ない人生の秘訣でもある。
 * 若いための十の秘訣
1、人生に好奇心を持ち、冒険を恐れない ー自主的であること
2、あらゆる年代の人たちと接する場を持つ
3、何ごとも最善を尽くせ ー諦めず、忍耐強くあれ
4、楽天的であれ、これは考え方の訓練で可能になる ー障害を挑戦と受け止める
5、ユーモアのセンスを持つ 
6、運動をする。散歩、ヨガと、スポーツジムなど。 ー健康が一番の財産
7、教養を身につける。そうすれば、いろいろな人たちと気楽に付き合える
8、家族、友人を大切に ー友好の関係を当たり前でなく、壊れやすいものとして維持とメンテに心がける。
9、自分自身の最大の長所を見つめ、自分を好きになれ ー本来の自分を受け入れること
10、今日一日を大切に生ききること
 ▼ どれもこれも、老化は逆の力が働くもの。ここには書いてなかったが、これらを実現するための少々の
  お金が必要である。それと思いやりと、家族である。 一つバランスを崩すと、誇りない人生になってしまう。
・・・・・・
3631, 入試投稿漏えいには驚いた!
2011年03月05日(土)
 韓国で数年前に摘発された入試漏えい事件からしばらく経つが、日本でも似た事件が発生した。
起こるべくして起こった問題で、氷山の一角なのかどうかは誰も今のところは分からない。
中国ではビジネスとして成り立っているとマスコミで報じている。眼鏡などに超小型の撮影機を埋め込んで、
それを近くの受信機で受け取り、回答をメールにして携帯電話などに送り込めばよい。
犯人は逮捕されたが、これらから大掛かりな不正合格ビジネスが成立してくることになる?
機器の高度化に防犯がついていけるかどうかだが、無理だろう。 本人にしてみれば、カンニングにネットを使っただけで、
これほどの大騒ぎになるとは思ってなかったようだ。 せいぜい、学校当局の厳重注意ぐらいしか考えていなかったのでは。
この手際からすると、帯電話を使ったカンニングのキャリアではないか?と疑われる。過去の分まで記録が残っているはずだから、
キャリアなら情状酌量の余地はなくなる。そうこう考えると、かなりの受験生が、これまで入試投稿で合格をしてきたと疑うことができる。 
こういう暗記した問題を解く入試方式はアジア特有のもの。そろそろ、入試そのもののあり方を考える時に来ている。 
高校までの、本人の総合評価と、大学独自の能力検定などを加味した判定方式など・・・
 それより大学の選定によって、その人の人生が大きく変わることも間違いはない。京大が早稲田、同志社より、
よいとは限らないが、そこで出会う教授、先輩、友人等から受ける影響は膨大。学校のブランドは伊達ではないことも確か。
一流大学のビリの方が、三流大学のトップより格段に良いことは、周知の事実。 「田舎の学問より、京の居眠り」という諺がある。
 ・・・・・・・
3266, 大阪市の支出の半分が生活保護費
2010年03月05日(金)
 昨日の朝のTVで「大阪市税の6091億の半分近くが生活保護費(2863億)に消えている」と報じていた。
大阪は他より生活保護を受けやすいとは、聞いてはいたが・・・。 
何と13世帯に一世帯が給付を受けており、アパートの前に「このアパートに入居すると生活保護がもらえます」
という看板が出ているのがあるとか。 他と比べると5倍以上である。人口230万人で国の2%で、国の1割の生活保護費である。
ネットによると、大阪市の予算は1兆7千憶円。国や大阪府の交付金、その他税収で、公債発行は千二百憶で済んでいる。
市債合計は5兆円))夕張の次の、市の破綻の候補。「これは日本の将来の姿?」とキャスターがコメントをしていた。
これでは厚生年金や国民年金などかけないで、最後は大阪市に移住して生活保護を受ければよい。
 大阪は、社会党と共産党の支持基盤が前より強い地区。これが成れの果てといわれても仕方がない。
民主党が自民党の自壊のため政権を取ったは良いが、綺麗ごとを並び立てた22年度の予算。税収の二倍以上の予算。
国家破綻へまっしぐら。 大阪市の拡大版を国家として、やろうとしている。
もう国家としてのコントロールが不可能と市場が判断をすれば、国債と株式の暴落圧力が一挙に高まる。 
・・・・・・・・・
2891, 末期自民党政権
2009年03月05日(木)
 自民党が最後の醜態を露出している。 その最後に相応しいのが麻生首相と思えば腹が立たない。
どうして、こうなったのであろう。 以前のようなドスのきいた首相がいなくなった。
・三角大福中は、叩きあげで派閥を率いていた。早くいえば「汚職」ギリギリの塀上で集金し手下の面倒をみていた。
・その後、安部晋太郎、宮沢喜一、竹下登という半二代目の親分が派閥を率ていた。
・更に小粒の村山、橋本竜太郎、小渕、森などが続いて
・小泉が一言パフォーマンスを駆使して改革という幻想を国民に抱かせて何とか自民を持たせた
・極めつけが直近の安部、福田、麻生首相である。ひ弱な二代目、三代目が とても一国を率いる器ではない。
劣化の最たる者たちが政権にきゅうきゅうしている姿は、亡国の醜態そのもの。
首相は学歴とか、血筋で務まるものではない。それぞれの世界で、叩き上げでのし上がったものしか、国のトップになれない。
下から這い上がってきたからこそ、庶民の気持ちをくみ上げることができる。麻生に関しては全く大衆の生活が分かってないのを
大衆が直感で解ってしまった。第二次大戦を潜り抜けてきた連中が消滅してしまった。では、なぜ彼等が首相になれたのか?
といえば、彼等でもやれる環境が、そうさせたのである。そしていざ地球規模の危機に際して、これほど程度の低い首相に
国民は茫然自失状態。あのレベルの失言で済んでいるだけ!まだ良いとしなければならない。実際は致命的ミスが出ないかハラハラ。
それだけではない、自民党そのものも劣化の最たるもの。ところで今度の小沢の第一秘書の逮捕は、タイミングから見て明らかに
国策逮捕である。検察の頭からして腐りきっているから始末が悪い。 これで更に国民に自民は嫌われること必定。
これは歴史に残る腐りきった自民と検察(官僚)の仕組んだ猿芝居として残る。
日本は世界恐慌に先駆けて突入したというのに。4〜5月には株価が6千円はおろか5千円を割るのでは?
・・・・・・・・・
2008年03月05日(水) 
「千年、働いてきました」                          
  「千年、働いてきました」ー老舗企業大国ニッポン (角川書店)が面白い。
三ヶ月に一度、金融を中心にコンサルトをしてもらっている林さんから、是非面白いから読んでみたらというメールが入った。
さっそくアマゾンから(中古だが)この本を取り寄せたが、成るほど面白い。まずは最も面白い部分を書き出してみると
*「世界最古の会社はどこの国にあるだろうか?」。企業の寿命が30年といわれる中で、我が国日本に578年から
 創業している会社がある。聖徳太子に招かれ百済(中国)から来た職人の技術を持った会社である。
・他にも、創業して千三百年にもなろうかという北陸の旅館、
・千二百年以上の京都の和菓子屋
・同じく千百年を超える京都の仏具屋  
・千年を超える薬局といった具合に、開業当時に思いをはせると、気が遠くなる店や会社ばかりである。
*日本には創業100年以上の老舗企業が10万社以上あると推定されている。
 これほど老舗が多い国は世界でも例がない。こんなにあるのは、アジアだけでなくヨーロッパにもない。
*伝統は革新の連続である。
*製薬トップの武田薬品(1781年)、大手ゼネコンの鹿島建設(1840年)や竹中工務店(1610年)、化粧品トップの資生堂(1872年)、
ゲーム機の任天堂(1889年)、楽器最大手のヤマハ(1887年)など・・  大手デパートのほとんどが江戸時代に
 創業した呉服店から発展しているし、三井、住友の様なロスチャイルドより古い歴史を持つ財閥も存在する。
*初代目から11代目に当たる福田さんは、こう言った。「身の程をわきまえるというのが、ずうっと貫かれてきたのではないかな。
 バブルの時など、それはもう土地を買えとか言われたんですが、・・・・
 『コア・ミッション』=使命の核心=から離れてはいけない、というのはわかっていました」
(字数の関係でカット 2012年3月5日)
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2007年03月05日(月)
2162, 秋田市のホテル事情
      オッ(*^○^*)ハ?ヨウサン!
秋田のシングル・ルームの値段がバス無しといえども、何と3000円。三度目の値下げでここまで落ちたという。
考えられないほど、安いが・・秋田は秋田新幹線が開通したとはいえ袋小路の県である。
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2006年03月05日(日)
1797, 心に効くクラシックー3    才ノヽ∋?_φ(≧ω≦*)♪
 ー作曲家の性格の三分類
偉大な作曲家はそれぞれの性格的な傾向を持っているという。
強い個性があるからこそ、個性的な曲を生み出すことができるといえる。
性格分類といえば、クレッチマーの気質の三類型がある。
   S型ー分裂気質 Z型ー躁鬱気質 V型ー粘着気質で、誰にも当てはまる。
S型ー分裂気質は、体型的には痩せ型。
   一般的には内向的で自分独自の世界を作るのが特徴。天才肌が多く、自らを孤独に追い込み、シャープな頭脳で思考を重ね、
   独特の研ぎ澄まされた世界をつくり、芸術上に現れたものは恐ろしいような美しさがあります。 
   服装も調度の好みもうるさく、いわゆる貴族趣味に走る傾向がある。感受性が豊かなゆえに矛盾した要素を抱え込み、
   冷淡で利己的で鈍感だと思うと、別の面では非常に敏感で情熱的で興奮しやすかったりします。
   ーベートーヴェン、ドビッシーなど
Z型ー躁鬱気質は、体型的に肥満型多く、循環気質ともいわれる。
   S型の怜悧な美しさとは対照的に、親しみやすさに溢れ人間的な美しさがある。
   一般的には、人間大好きで、他者への共感性や同情心に溢れ、社交的、快活、温厚、善良、陽気、といった
   性格に富んでいます。目新しいことにひかれ、アイデアが閃くと直に実行します。循環気質といわれるように、
   気分の段差が激しく、明るく陽気と思えば、落ち込むと自室に籠るような極端さがある。
   ーバッハ、モーツアルト、ヴェルディーなど  =ε=(。・ω・)_旦~~ オマタセー                       
V型ー何ごとにもこつこつと丁寧に打ち込み、まじめで粘り強いという特徴がある。
   少々スロースターターだが、礼儀正しく、社会の常識や伝統を大切にします。冗談やユーモアにも縁遠い。
   気質は、蓄積と爆発と評される。ネガティブな感情や不愉快な体験などの心的エネルギーを溜め込み、
   世間に従おうとするが、時に大爆発をする。体型は筋肉質、闘士型でがっしりして、スポーツマンタイプが多い。
   ベートーヴェンはS気質にV気質が加味されている。 作家だがドフトエスキーなどが典型である。
   ヘーゲル、ジュリアス・シーザーのこのタイプである。
この三分類に当てはめることはできないが、実際には、複数の類型の中間型であったり、特定の分類の属していても
それほどの明確な特徴を現していなかったりする。この本では三つを使って作曲家の心理を分析している。´',_c')зβyё☆


4737,<つまずき>の事典 〜   ー5

2014年03月04日(火)

    * 思い出のグリーングラスの意味      <つまずき>の事典> 中村邦生編著
 半世紀近く前の学生時代、トム・ジョーンズが大ヒットを飛ばし、森山良子が日本版で歌った「思い出のグリーン・グラス」
の歌詞の意味を、この本で初めて知った? 当時、その意味を知っている人が多かったのだろうが、現在になって知ろうとは!
この原曲の本当の意味は「若い死刑囚が、執行の朝、望郷の夢から醒めた哀しい歌だった」 当時、何も知らなかったのか? 
知っていて、その心情を深く思わなかったのだろうか? その方が、もっと酷いが。 当時の底の浅さが、思いやられる! 
多くの人が死の直前に走馬灯のように思い出す故郷は、こんなものだろうか。 ーあるブログから、元歌の歌詞の訳を引用ー
 ーー
故郷の街並みは昔と同じ    列車を降りると 両親が迎えに来てくれている
通りを走ってくるメアリーが見える    金髪でさくらんぼのような唇の
故郷の緑に触れるのは気持ちが良いものだ  そうなんだ 皆が迎えに来てくれる
両手を差し伸べて 優しく微笑みながら   故郷の緑に触れるのは気持ちが良いものだ

古い家はまだちゃんと建っている      壁は干からびてひび割れてはいるけれど
そして 僕が遊んだあの古い樫の木もある   愛しいメアリーと一緒に小道を歩くんだ
金髪でさくらんぼのような唇の      故郷の緑に触れるのは気持ちが良いものだ

そして僕は目覚める 辺りを見回してみる   僕は灰色の壁に囲まれている
そして気づくんだ そうなんだ 僕は夢を見ていたんだ と
看守がいるし 悲しそうな顔をした年老いた牧師がいる
夜明けには 腕を掴まれ歩くんだ   それから僕は故郷の緑に触れることになる

そうなんだ 皆が僕に会いに来るんだ  あの古い樫の木陰のところに
皆は僕を故郷の緑の下に横たえるんだ
ーー
▼ Youtubeで、この歌を改めて聞いてみた。 この意味を知ってから聴くと、歌が違って聴こえてくる。
 私の幼児の頃の家と、家族と、店の人たちを、思い浮かべると、魂の故郷に帰ったような気がする。
 熟年になってきて、死が近い将来?に近づいてきた現在、この歌の味わいは、ことさらである。
 そういえば、この随想日記で「白い雲に乗って」のテーマで、書いたことを思い出した。〜以下
・・・・・
2007/02/10  
2139, 白い雲に乗って ー両親の思い出  ー1
  
 夜半に幻想的な夢をみた。 小さな白い雲があった。
それに乗ると、ふかふか浮いて異次元の世界に引き込まれてしまった。
そこは4歳の頃の世界におりたようだ。
すべてが鮮明な蘇った当時の世界が浮かび上がってきた。
両親がいて、兄達と姉達、そして多くの従業員がいた。
そこは越後長岡の十字路のど真ん中にある当時の私にとって大きなビルの中。
一階が店、二階に事務所と倉庫があり、三階に家族の住まいと台所、
四階には従業員と姉達の部屋があった。
白銀に輝くファンタジーの中に包まれていた。

 三階の住まいに猿のタロー、そしてタマという茶色の猫がいて、
そこでラジオから童謡とか歌謡曲が聞こえていた。
店には若い女店員が多くいて、ぼくを「ハッちゃん」と頭を撫ぜてくれている、
正に当時の真っ只中にいた。
コロという生まれたばかりの白黒の小犬を運一・兄が拾ってきた。
そして三毛猫のタマとコロがジャレている。
その空間には何時も緊張感がただよっていた。

 燕が飛んできて窓に当たって死んでしまった。
初めて死をみた瞬間だ。いやに首の下の赤い色が印象的だ。
そこを出たところには大きな通りがあり、多くの人が歩いている。
小さな三輪車で駅の方に行くと右手に小さな公園があり、
その脇に池があり小さなスイッカスが水上を泳いでいた。

 そうだ、ここは公会堂の裏にある小さな山の上に神社が祭ってある公園である。
周りを見渡すと植木の展示会が開かれていた、多くの植木鉢がところ狭しと並んでいる。
その先に大きい広場があった。それは阪之上学校の運動場。
何時も遊んでいる近所の子がいたので声をかけると、スーと消えた。
夢をみているのだろうか?いや、夢のはずがない。
ぼくは間違いなく、ここにいる!

・・・・・・
2007/02/18
2147, 白い雲に乗って ー2
         b(^o^)dおっ W(^O^)Wはー♪

 先日のつづきの夢をみた。半分は覚醒をしていたのかもしれない。
前回の夢が契機になって当時のイメージがドンドン出てくる。
如何いうことなのだろうか?それは57年前の世界そのものである。
その世界から此方をみている感覚と、此方の感覚の間にある塀の上での
微妙な世界に立っているようだ。    
    ーー
白い雲に乗って再び、その世界(4歳)へ行ってきた。
そこは前回よりリアルな当時の世界があった。
中央保育園の面接があるというので、目新しい服を着せられて、
母の手に引かれて「同じぐらいの小さい子が多くいるところ」に行った。
そこは家から10分ほど歩いた小さな小路にあった。
面接のオジサンがニコニコしながら、色々なことを聞いてきた。
母に前もって聞いていたので、驚くほど上手く答えた。
恐らく入れるだろうと思った。
 家(店)に帰った後、三輪車に乗って前の安栄館というビルの
同じくらいの友達のところに行った。
やはり最近できた大きなビルのところの子だ。
何か遊んでいると楽しい!

 その数日後に場面が変わり、幼稚園の合格のしらせがきた。
手紙を待っていたが、何時までたってもこないので、
お母さんが「落第したのかもしれないけれど、そんなことがないはずだが・・」と言う。
ガッカリしていたところ、合格の葉書がやっと届いたが、凄く嬉しい。

 クリスマスの飾り付けのため、二番目の姉の恭子と近くにツリーの飾りを買いに
二人で行った。大きな雪がフワフワと降っている。
ツリーに吊るす色いろなものを二人で選んだ。
小さな家とか、星とか、動物とか、人形などがあった。
それを袋一杯に買って家に帰って3Fの食堂で飾り付けをした。
ラジオのクリスマスの音楽を聴きながら、それを他の姉たちと飾りつけた。
ツリーの電飾がいやに奇麗だ!
こんな楽しい気持ちは初めてと喜んでいる自分を誰かがみている。
あれは誰だろう?
翌日の朝、枕元に箱に入ったサンタの贈り物があった。
雪が、ドンドン降っていて窓の下は雪で埋まりそうだ。
    
 突如、周りを見渡すと誰もいない空間になってしまった。
何処に行ったのだろう、皆は!
白い靄がかかり、その中で恐ろしさが襲ってきた。
目をつぶって白い布団を被った。
 目が覚めると、そこは寝室の布団の中であった
               (o ・д・)ツ  バイ!
 ズットここにいるのだ。
何で、ぼくは、ズ~ットここにいるのだろうか?
忘れたが何か遠い遠い旅をしてきたようだ。
何の旅だったのだろうか、僕はどこにいってきたのだろうか?
    
 そこで、無性に悲しくなり大声で泣いてしまった。
泣いても泣いても、あの遠くのズット向こうの世界は戻れない!
ぼくはもう、あの遠い世界には返れないのだろうか?
ふと脇をみると小さなコロが悲しそうな顔をして、ぼくをみていた。
でも、コロがいたので安心をして三輪車を引っ張りながら家路についた。

 両親は忙しそうに働いている。
その横で姉達は今度法事で着る洋服を試着して笑っている。
その後に夕飯の時間がきて、丁度みんなで食べようとしていた。
父チャンがいて、ぼくもふくめて子供達が8人が勢揃いをしてご飯を食べた。
外がいやに賑わしいのでみると、長岡祭りの山車が次々と通っている。
三階の窓から手を振ると、屋台の上から男の人が笑いながら手を振り返した。
何かそれをみていたら、嬉しくてケラケラ笑ってしまった。

 しばらくすると父親が今日の売り上げを持って、下にある店から上がってきた。
札を十枚ずつ数えて束にまとめて小さな金庫に入れている。嬉しそうな顔をしている。
何か自分が白い雲の中で浮いているような感じがしている。
ふと目が醒めると、隣に両親が寝ていた。
あ〜ぼくは、一人ではないんだ!よかったと独り言をいっていた。

 ここは間違いなく大手通の世界である。
どうして、ぼくはここにいるのだろう!
それにしても、それにしても、どうして浮いているのだろうか?
    
というところで、目が覚めてしまった。
幻想的な遥か彼方の遠い世界に舞い戻ったのだ。

・・・・・
2007/04/25
2213, 白い雲に乗って ー3
          (・_・) ノ オハヨウ!
 お風呂に入った直後の22時過ぎにクラッシック音楽を聴きながら就寝する。
就寝30分後に爆睡を4〜5時間した後、午前の3〜4時に一度目が覚める。
そして冬時間の起床時間が5時半、夏時間は5時に起床する。
起床前の2時間が半睡状態の時間になる。
その時間が、ある意味でゴールデン・タイムになる。
夢をみたり、夢と現実の塀の上を遊ぶ?のである。

以前、書いた「白い雲にのって」は、半覚醒で子供時代に立ち返った内容を書いた。
夢のような、魂の故郷を漂った白昼夢の世界の描写である(いや白朝夢か)。
白い雲に乗ったイメージで当時の思い出の世界に入ると、記憶がドンドン出てくる。
脳の奥行きの深さに驚いてしまう。
 ある意味で夢と同じぐらい深い脳の領域に思える。
50〜60年前の赤ちゃんから幼児の記億の世界は、魂の世界である。
殆んど忘れてしまった、古い古い記億の痕跡への旅である。
立ち返って気がついたのは、それからの人生の激しい時代の記億より、
ず〜と刺激の強い世界の思い出である。

白銀色の毎日が新鮮な経験のシャワーを浴びているようで、
愛情に包まれた夢のような日々であった。
ドラマをみているような、自分そのものが舞台劇の小さな子供の役者を担っていた。

初めての大きなショックが、柏崎の親戚の近くの海を初めてみた時である。
それまでは近くの公園の池しか見たことがなかった。
海のコバルト・ブルーを見たときの驚きは現在でもはっきり憶えている。
それと、舟と漁師の姿と磯のカオリも記億に鮮明に残っている。
よほどショックだったのだろう。

 ところで、私が生まれたのは第二次大戦の終戦の5ヶ月後の1946年1月15日である。
越後長岡の東神田で産湯をつかり、長岡駅から100胆菷鵬擲垢了佑蝶僂
三月後に戻ってきた。百日風邪になり、「もしかしたら駄目かもしれないと
医者に言われた」と、父は口ぐせのように言っていた。
私の名前は八人兄弟の末で「八郎」というが、実際は九人目で、
もう一人2歳で亡くなった兄がいた。
父が42歳、母が38歳の時の子供である。
そのためか、特に父親にはペットのように特別愛されて育った。
16歳、14歳、年上の兄と、その下に姉が4人、その下にすぐ上の兄がいて、
最後に私という構成であった。(2~3歳違いで、双子、年子は一人もいない)
終戦直後で両親は大家族の生活維持のため人一倍働かなくてはならない条件があった。
産まれてから10年間の長岡のど真ん中の大手通の生活は刺激の強い環境にあった。

 東神田から大手通に連れてこられた生後三ヶ月後の記憶が残っている。
リンタクに乗せられて、大手通の家に行った記憶である。
そこでは、「福ちゃん」という喫茶店をしていたが、一年もしないうちに止め、
衣料品店に転業をした。

 そして2歳になった頃に、その店兼住宅を丸太を下にいれ、転がしながら、
近くの公会堂の前に引きずっていき、仮店舗を開きながら4F建のビルを建築した。
個人名義のビルは国内で始めてと市役所で言われたとか?
その記憶が一つ一つ記憶として残っている。
人生を振り返って一番楽しい日々といえば、10歳までの大手通のビルの立ち上げから、
店の開店、そしてそこで起こった悲喜交々も日々だった。 本当に刺激的な日々だった。
                  ヾ(@⌒▽⌒@)ノ バイ


4736,<つまずき>の事典 〜   ー4

2014年03月03日(月)

                       <つまずき>の事典> 中村邦生編著
    * 言ってはならぬ、闘いが無益などと
  人生の終盤に、あまり良い結果ではなかった?が、自分の人生を全面否定する気持ちは最小である。
 気持ちは「天気晴朗なれど、波高し」だが。 この詩は、誰にでも訪れる人生の終焉で、励ましを与えてくれる。
《  言ってはならぬ、闘いが無益などと
   努力も傷手も無駄などと
   敵はなお息絶えず、怯むこともなく
   事態は相も変らず元のとおりだ、などと。
         ーアーサー・ヒュー・クラフ「言ってはならぬ、闘いが無益などと」よりー  P-44
 アーサー・ヒュー・クラフはイギリスの詩人。ラグビー校でトマス・アーノルドに習い、その息子マシューと
生涯にわたる親交を結んだ。マシュー・アーノルドの追悼詩の傑作「サーシス」はクラフを悼んだもの。
「言ってはならぬ、闘いが無益などと」は窮地にあってなお不屈の心をうたった詩として知られる(引用は冒頭の一節)。
また第二次大戦中にチャーチルがルーズベルトへの放送の結びにこの詩を引用し、イギりス国民を励ましたという逸話を
持っている。クラフには「一度も闘わないよりは、闘って敗れた方がましである」という有名な言葉もある。  》  
  ーネットで、調べたところ、以下の訳があった。   
【 悪戦苦闘しても無駄だ、
  骨折り損だし、怪我をするだけだ、
  敵は一向に怯(ひる)まないし、逃げる気配もない、
           結局元の木阿弥だ、などと言ってはならない。
  希望を抱いて馬鹿をみるなら、心配が杞憂に終わることもある。
           もしかしたら、ここからは見えない戦場の一隅で、
  まさに今、君の戦友が逃げる敵を追っているかもしれない、
           君さえいなければ、勝利は味方のものかもしれないのだ。
  疲れきった様子で浜辺にうち寄せている波も、
           いくら苦労しても一歩も前進してはいないように見える。
  それでも、ずっと彼方の湾や入江では、じわじわと、
           そして、黙々と、大きな潮がみちかけているのだ。
  夜明けの時にしても、東側の窓からだけ、
           光が射してくるのではない。
  東の空に太陽が昇るのが、どんなに遅々としていても、
          西の方を見るがいい、天地はもう明るくなっているのだ。 ー平井正穂編『イギリス名詩選』より 】
▼ 現在の私に、一言一言が実感として響いてくる。 何もしない人ほど、いや出来なかった人ほど、
 「闘いが無益で、努力も痛手も無駄」と言い張る。闘いもない、さしたる努力もない人生ほど、毒が溜まり、
 精神を腐らせている。その毒を、他人に?に向け、吐き出すしかない人々の哀れさを、この節目でタップリと見せて貰った。
 「世界は広い。そして深い!」人類は成功によって導かれてきたが、その背後には99%の失敗と挫折がある。それが人生だ。

・・・・・・
4369, 書くことが思いつかない人のための文章教室  ー8
2013年03月03日(日)

                 「書くことが思いつかない人のための文章教室」近藤 勝重 (著)
     * そもそも書く手順とは
   12年間、毎日書き続けてきた。そして文章作法の本も数冊、読んできた割りに満足出来る内容に全く至ってない。
  しかし、この本には多くの基本を改めて確認することが出来た。以下のルールも量を書くうちに身についてきたが、
  話の筋たてのヒントが理路整然と書き連ねてある。 ー私なりに、要約してみた。
 ≪ ー まずは箇条書き、そして起承転結
 ・ まず頭に浮かんだことを箇条書きにする。そして、それを起承転結の順にナンバーをふる。
  起承転結は漢詩から生まれたもので、起句、承句、転句、決句、
  からなる。起句で文章を起こし、承句でこれを承(う)けて、転句でその単調さを破り、内容をガラッと一転させ、
  そして決句で全体をまとめる。その中で一番大事なのは、「転」である。この捻り、転がしが、その人の特徴になる。
 ・ 行き詰ったら、初めから読み流し最初からの流れに乗ること。これを面倒ぐさがらずやること。すると、すっと
  次の考えが出てくる。 他に、散歩に出ること。頭が煮詰まって何も浮かばないときは、その方が、新しい考えが
  浮かんでくる。 行き詰らない方法として、「また」「そして」「しかし」「おそらく」「たぶん」といった 
  接続詞や副詞も、文章を前進する働きをしてくれる。要は、次の文章が浮かんでくるところで、一休みの働きになる。
 ・ アイデアはすぐに書き留める ー何処であろうと、思いついだ時にメモをとっておくこと。とにかくメモ魔になる。
  書き留めることは、脳に刻み込むことでもある。長期保存された事柄は、書き留めたことが多い。
    ー 現在・過去・未来の順に書く
 ・ 現在は、今の状況、過去は、その今の状況をもたらした背景、そして未来は、その状況が今後どうなるかーですから、
  その順に書いていけば話の筋が組み立てられる。情報伝達で、この3つは欠かせない。・・文章は自由自在に「時」を
  操ることが出来る。文章は現在の状況を書きつつも、近未来、近過去を行ったり来たりできます。
    ー 書き出しで興味を引く
 ・ ハッとすることをズッバと書いて興味を引く。 気の利いた一文で、さっさと終わる
  ▼ プロの書き手には、それなりの定石がある。量を書けば良いのではない。量から質を高めるには基本が必要になる。
   定石を知っているといないとでは大きく違う。「現在」を基点に、「過去」そして「未来」の順を意識する、しない
   のとでは、大きく違ってくる。 この12年間で、論理脳が出来てしまったようだ。 ああでもない、こうでもないと、
   独りで言葉を組み立てている。感じ取り、思い、考える。これを自動的に脳内で誰もがしていることだが、問題は
   文章化をして残すかどうか。 「で、残して、どうなるの?」という問いには、「どうも、こうもなりません!」

・・・・・
3995, 宇宙は本当にひとつなのか ー2
2012年03月03日(土)
        「宇宙は本当にひとつなのか」 村山斉著
 先日、「 宇宙論のコペルニクス以来の大転換 」について書いたが、そのタネ本が、この「宇宙は本当にひとつなのか」。
私にとって、世界観がひっくり返るほどの驚きである。オーバーにいえば夜半に目がさめ、これを考えると息苦しくなるほど。
宇宙の果てがあるかどうか、時間の始まりがあるのか、神の存在とは、自由とは何か、どこまで自由になれるのか?などの問いは、この本を
読んでしまうと根底から揺らいでしまう。 前提が宇宙がひとつ、だったのが、10の500乗の宇宙の存在の可能性を突きつけられれば、
今までの宇宙論と、世界観は何だったのか?になる。コペルニクスの地動説が事実と知ったキリスト教徒のようなもの。 
 これは万物の存在に根底から問い直しを迫った宇宙論になる。
「 宇宙で原子でできている目に見える物質は5 %に満たず、残りの約23 %は正体不明の暗黒物質(ダークマター)と、73 %の
  暗黒エネルギーが占めている。それが、どうもあるらしい。ということは、宇宙の約96%は正体不明で、それらは他の宇宙から、
  私たちの宇宙に流れ込んできている 」という途方もない説。 まず、「 第一章 私たちの知っている宇宙 」から、幾つか書き出す。
   * 私たちの知っている宇宙
・ 地球が太陽の周りを回る速さは、秒速 30 km。
・ 星の成分は光を分析することで解る。 温度が高い場所ではどんな物質でもガスになる。
  光がガスの中を通るとガスにより決まる波長が吸収される。このスペクトラムの欠けで元素がわかる。
・ 宇宙の年齢は137億年。宇宙が膨張して38万歳のときに電子と原子核がくっついて光が真っ直ぐ進めるようになる(宇宙の晴れ上がり)。
  このときの光が宇宙背景放射である。 地球の年齢は約46億年。
・ 2006年8月に冥王星は惑星から準惑星に格下げになった。光の速度で4時間。 月は7分。 太陽系の中で恒星は太陽だけ。
  次に近い恒星はケンタウルス座プロキシマ星で4.2光年。 我々の天の川銀河には約2000億個の星がある。太陽系は中心から
  28千光年離れた端に近い場所にあり、天の川銀河では、まだ若く星や惑星が生まれている。太陽系は銀河の中心を秒速220kmで動いている。
・ 銀河団より広い6.6億光年でみると、銀河は一つの点になり、線のようにつながったフィラメント構造と空洞になった泡になる。
  これを宇宙の大規模構造という。
・ 60億光年くらいの範囲で見ると、宇宙はだいたい均質で同じような性質をもっている。 これを宇宙原理という。
・ スイス・ジュネーブ郊外の地下一周27kmの世界最大の加速器「大型ハドロン衝突型加速器」でビッグバンを再現する実験を行なっている。
  ここでは、ブラックホールをつくる計画があり、できれば4次元以外の次元、つまり、異次元があるという証拠になる。 
  そうすれば、異次元の中を運動する物質の暗黒物質の正体もわかるかもしれない。
 ▼ この数年来で最も面白く、ショックを受けた本である。このところ、ショックのことが多い。異次元世界、いや異次元宇宙があるとはね。
・・・・・・
3629, 閑話 小題ー二題
2011年03月03日(木)
  * クライストチャーチ
 ニュージーランドはチョットした旅行やショートスティーには良いところだ。オーストラリアの右下にある日本の北海道と九州が
上下に並べたような島国である。北より南の島の方が見るべきところがおおい。私には非常に良い印象が残っている。
今回の地震があったクライストチャーチは南の島のオーストラリアよりにあり、ロッキーのバンフに雰囲気が似ている。
この国は、こじんまりとした自然豊かだが、冬はかなりの寒さになる。近くにあるクインズタウンの小さな街並みがすばらしい。
クライストチャーチは観光地だが、最近は日本人学生の語学研修に人気がある。クイーンズタウンから6時間ほどにある氷河の
ミルフォードサンドが印象に残っている。山あり、氷河あり、港があり、高原ありで、日本人が好む国である。
一見、豊かそうだが、実際はそうでもなさそうだ。そういえば、現地人の姿は全くといってよいほ見かけなかった。
  ーニュージーランドのバンジージャンプー H7・05
 四十三mの渓谷の吊橋より足首に一本のゴム紐をつけて飛びおりるゲーム。
まさに“身も氷るおもい”そのものであった。あの飛びこみ台は死刑台と同じ感覚ではないかとその瞬間思えた。
立って下を見た瞬間まさに金縛りそのもの。自分は何でこんな事をしてしまったのか。 まさか自分がここより飛びおりる?  
…本当に恐怖のどん底とはあの瞬間であった。そういえば現地の日本人ガイドが私の申し込みに、四回も私の目をみて
念をおしたのも頷けた。また、その後にのったジェット・ボートの現地の運転手が、その事を聞き真面目な顔で“クレージー”。
  * ‘ありがとう’と‘ごめんなさい’
 人間の精神活動の根本に、この二つの言葉がある。 これを使いこなせれば人間関係は、よりスムースにいくのだが。
それが意外とむずかしいのである。 子供に対する躾で、この二つの言葉を素直にいえるようにするのが、まず第一歩。
それと、‘おはようございます’‘こんにちは’‘おつかれさま’‘ごくろうさま’は社会人の初めに訓練される。
そういえば最近の若者に、この言葉が聞かれなくなっている。 今年の学卒の3割は、就職ができないが、正社員とアルバイトの差が、
この辺の一年間の訓練、躾が入っているかどうかの大きな分岐になる。フリーター癖のついている人は、まず挨拶がまともに出来ない。 
これは20歳前後までに訓練されないとなかなか組織人として長年生きていくに難しくなる。 ありがとう、ごめんなさいは、互いの心を
開かせる働きがある。外国旅行では、サンキュー、ソーリーは、イエス、ノーより頻繁に使う。互いに迷惑をかけないが、基本にあるからだ。  
 ・・・・・・・
3264, 哲学者は神について、どのように語ったか ー1
 2010年03月03日(水)
 神について「一神教と多神教について」以外はは書いたことは殆どなかった。 書けるほどの知識も宗教体験もない。
そんな恐ろしいことがかける訳がないし、結果として無知を曝け出すことになる。今さらだが。
それなら、哲学者が神について、どのように書いてきたかなら調べることが出来る。
もし、あと半年しか命がないとしたら、永遠の命の存在としての神について、真剣に考え救いを求めるだろう。
「あの世は、あるのだろうか」「生まれ変わりは」「この私の人生とは何だったのだろうか」
「神が存在するとしたら、自分は、その大元に帰っていくのだろうか」等等・・・・
古代のプラトン、中世のトマス・アクィナス、近代のカントなどの哲学者が、神について書いている。
* まずはプラトンのイデア界(本物の世界)の考えが面白い。
【 我々が生きる、今ここは、人が真に生きる世界ではない。 前世のイデア界の世界で、完全な美や真実を目にしている。
 しかし生まれてきた現世では、そのことを忘れていて、この「世」の美しいもの、真実、良いものをみると、それを思い出す。
 このイデア界の憧れは、この世ならぬ完全なものへの憧れで、この世の中での有限なものの恐怖と表裏一体としている。】
* 次にローマ帝国期のAC3頃のプロティノスは、
【 プラトンの哲学の流れをくんで、プラトンのイデアと同じく、この世に根拠を与えているものを想定し、
 それを一者(ト・ヘン)となずけた。それは絶対的な超越者であり、人間が把握することも、表現することも出来ない。
 それは一者でさえなく、存在に先立ち、すべてを含む完全なものという。一者は完全なるがゆえに、力が満ち溢れ、
 外に溢れ出る。世界は、一者からの流出物と位置づけている。この一者からヌース(精神)が生まれる。
 これが一者の思惟の世界。これがプラトンのイデア界にあたる。そして、プシュケー(霊魂)が生まれる。
 さらにこれが、ヌース(精神)からイデアを受け取り、物質と結びついて、我われが感じ取る感覚の世界をつくる。
 これが世界をつくられる。流出のプロセスである 】【 一者は、流出を行っても完全性を損なわない。太陽の光が
 どんなに照らしても、その力を失わないのと同じである。ただ、遠ざかると太陽のように光も熱も弱まるように、 
  そのレベルが低くなる。ヌース、プシュケ、物質の順に、一者から遠い存在になる。】
【 人間は、物質である肉体を持ち、そこに霊魂を持っている。その物質に逆行して、一者を目指すのが人間のあるべき姿。
 それは忘我の境地でなされ、そこで人は知性の光に満ち溢れる。一者のことをプロティノスは「神」ともいう。
 忘我の境地になれば、人間は神と神秘的な合一が果たせる、という 】
  ー 以上だが、プラトンにしろ、プロティウスにしろ、説得力がある。 
 プロティウスの論理と、そのイメージは、キッチリと頭に叩き込んでいた方がよい。 いざという時の
 生から死へのイメージが沸いてくる。般若心教と同じような感覚として、安らかな気持ちになれる。考えぬかれたイメージ。
 ・・・・・・・・
2889,プーチンのリスト
 2009年03月03日(火)
 一昨日の三月一日のNKKスペシャルの「 揺れる大国 プーチンのロシア《プーチンのリストー強まる国家資本主義?》 」が、
今後の世界の方向を暗示する内容であった。米国もまたAIG、シティ、GMなどを政府管理下におき建直しを図ろうとしている。
  ーまずは、NHKのHPより、その番組説明をコピーしてみるー
オイルマネーの流入で、いちやく経済大国となったロシア。 去年秋の金融危機以降、プーチン首相のもとで進む経済対策、
支配の強化によって、財界はかつてない大混乱に陥っている。ロシア経済の繁栄を支えてきた外国資本が一気に去り、
頼りは国家が貯めこんだ資金だけとなった。ソ連邦崩壊後、市場経済化の中で急成長してきた新興財閥は巨額の負債を抱え、
国の支援を受ける代わりに国から送り込まれた監視役を受け入れざるを得ない状況に陥った。
プーチン首相は、国家が蓄えた巨額の資金を振り分ける企業を選別する「プーチンのリスト」の作成を指示。
財閥たちはリスト入りをかけて熾烈な争いを繰り広げ、そのことがプーチンによる財界支配を強化していく。
 (字数制限のためカット 2012年3月3日)
・・・・・・・・・
2525, 国家を斬る
2008年03月03日(月)
「 佐藤優 国家を斬る 」 佐藤 優 (著), 宮崎 学,       ー読書日記ー
佐藤優のみならず、、イーホームズ・藤田東吾社長、そしてヤメ検の田中森一の本を読んで国家の腐敗、
特に官僚の腐敗の実態に、ただただ驚く。それが司法の検察まで及んでいるのだから救いがない。
元々、腐っているのが、露見しただけということも言えるが。
  (字数制限のためカット 2011年3月3日)
・・・・・・・・・
2007年03月03日(土)
2160, 今日は息子の結婚式!          、おはよう!♪? ヽ(´π`)ノ 
今日は花婿の父である。結婚式のその役割りの一つを演じるのも滅多にないこと。
その辺が面白そうだが! とにかく目出度いことである。 *⌒ヮ⌒*)ゞ        
 まずは、最後の来賓への挨拶のメモより
   ー新郎の父親の挨拶ー           m(_ _)m
新郎の父、堀井です。 堀井家・高橋家、両家を代表し、お礼の挨拶をさせていただきます。
本日はお忙しい中、遠路はるばる 崇史、みな子両名の結婚披露宴に来ていただき誠にありがとうございます。
お忙しい中、ご出席いただきました皆様のおかげで、無事に結婚式を挙げることができましたことを、心より感謝申し上げます。
先ほどより、新郎新婦には、温かいお祝いの言葉、お褒めの言葉をいただき、親としてましては大変ありがたく思っております。
去年、崇史から結婚したいと話を聞いたとき、子供だと思っていた息子が、大人になっていたのだと感じた瞬間でございました。
嫁となるミナコさんを見て、私は人目で品性の良さと堅実な人柄を感じ、二人の結婚をすぐに快諾した所存でございます。
私自身は娘が欲しかったのですが、これでやっと「娘を持つ願い」が叶いました。「自分の家庭で平和を見出すものが、
もっとも幸福な人間である」といいますが、次男の崇史も、その点だけは大丈夫に育てたつもりです。
理想的な家庭人に必ずなることと思います。これから新しいスタートとなります二人に、どうか皆様のご指導、
ご鞭撻をお願い申し上げたいと思います。 本日は誠にありがとうございました。
▼ 自分の息子が家庭を持つというのも不思議で複雑な気持ち。孫ができるち、何か自分が老けこんでしまう感じがするが・・
 花婿の父の役割をただ目立たないように果たすことだ。 こういう役割、実をいうと好きである。それも明治記念館なら、
なお面白そうだ!会社の社員の結婚式の挨拶で、一度もトチッタことがない。しかし自分の息子の場合は、どうなることか? 
少しトチッタほうが場がもりあがるのだろうが・・やってみるか? 13時半過ぎに家族紹介、そして14時半に挙式。 
披露宴15時半、17時半?18時に終了。新幹線に19時半に乗車、21時半から長岡で二次会、23時半に帰宅!予定。
幸せな楽しい一日になりそうだ!  さてと、明治神宮に向け出発の用意だ!     ヽ(゜∀A)ゞ イケー!


4735,閑話小題 ー冬期オリンピックも終わり

2014年03月02日(日)

   * 冬期オリンピックも終わり
「オリンピック騒ぎも終わりつつある。お祭りだから、何もいうこともない!」 なら、話が始まらない。
ワールドカップのサッカーと同じように、国家の威信を背負っての闘いだから、熱くなる。
期待とおりメダルを取れた人も、取れなかった人もいた。オリンピックには魔物が棲むという言葉のとおり、
思いもよらないハプニングが起こる。 極限の緊張の中で、プラスにもマイナスにも身体が違った反応をする。
フィギアの浅田麻央、引退表明をしていたのが、ここで急に妙なことを言い出した。もう選手寿命が明らかに
ピークを過ぎたのは、誰の目にも明らか。 幼いのだろうが・・ この娘は、今が辞め時! 葛西選手とは違う。
   * 今年の雪国長岡は、この十数年来の少雪
 表日本を含めた日本中が寒波に襲われ大雪で騒いでいるが、こと豪雪地区の越後長岡は、10年来の少雪だった。
例年は、12月半ばに70〜80cm位積もり、その後、1月半ばから下旬にかけて、1・5〜2m位の積雪になるが、
今年の二度目の積雪は例年の半分以下。この時期、(庭師や建設業者などが副業)除雪業者は、完全に当て外れ。
豪雪は稲作にとって、地下水の貯水源になるため、降らないと何らかの影響が出てくる。
 で、先日、1月初旬以来、一時間程のポタリング(自転車散歩)をしてきた。近くの土手を、自転車一台が
通れるほど、地面が雪間から出ている所を恐る恐る走った。しかし雪に乗り上げ、アワヤ転倒になりかけた。
まさか二月の下旬にポタリングとは・・ さすがに、信濃川の土手は走行不可。 今日の午後も予定している。
・・・・・
4368, 歳を取りそこねる人たち ー2
2013年03月02日(土)
                  「老いへの不安 歳を取りそこねる人たち」春日 武彦 (著)  
 「老いると独自の当惑や釦の掛け違いによる問題、恥や失望や悔しさが待ち受けている」というのが本当のところ。
 そして最期は死ぬのである。その中で幸福であるために、幸福とは何かを常に自省しなければならない。
   * 幸福のふたつの文脈
≪ 近頃の私は、幸福が二つの文脈から成り立っていると実感するようになっている。
・ひとつは日常における安寧とか平和とか、つまり波風の立たない平穏の毎日である。それは往々にして退屈に感じたり、
 無価値に映る。だが、大病を患ったり危機の状況に追い込まれると、つくづく【当たり前の日常】の有難さに気づく。
 現代社会における大問題として、年齢を重ねたなりに淡々として、維持していく筈の【当たり前の日常】が、老人に
 とって手の届かない危惧が挙げられてないだろうか。
・幸福におけるもうひとつの文脈は、それこそラッキーなこと、嬉しいこと、楽しいこと、満足感を得ること――
 そのよう躍動的で高揚感をもたらす事象との出会いであろう。こちらは個人差が大きく、ある人にとって十分に
 喜ばしいことが、別の人にはむしろ物足りなさや悔しさを惹起することなど幾らである。
 こうしたことも、歳を重ねて肩の力が抜けてくれば、それこそ春の訪れを告げる日差しの変化とか、隣人から土産にもらった
 鯵の干物の美味さとか、窓の向こうに見える教会の屋根の赤い色と自宅で飼っている金魚の赤色とがまったく同じ赤であったことに
 今さらながら気付いた軽い驚きであるとか、学生時代に読んだ小説を再読してやっとその素晴らしさを悟った喜びとか、そういった
 もので十分に幸福の文脈を形成し得るに違いない。ガッツポーズをしたくなるような晴々しい出来事に遭遇しなくとも、さりげなく
 幸福の滴を感じ取ることができる。それが年寄りになることの醍瑚味だと信じてきた(へいや、今でも信じている)。… ≫
▼ 幸福とは、当たり前の日常を受け入れる「受容」と、驚き、楽しみ、満足感をえる「新鮮な事象との出会い」にある。
 自虐的な性格もあり、倒産すら楽しんでいた自分がいる。ならば、老いていく自分を楽しむには、これは最適の本。
  ー次のアマゾンのレビューが解りやすいー
《老いるとはいかなることか、そのかたちの探求を試みる。自己の人生のなかで出会ってきた様々に個性的な老人たちや、
 小説に描かれた味わい深い老人たちを参考にしながら、その探求の過程において示されるのは、著者の考える素敵な老いや適切な
「年寄り」のかたちも若干はあるが、ほとんど、みっともなかったり、哀しかったり、ときには常識をはずれさえするグロテスクな
 老いの姿。他者と生き別れ死に別れた孤独のなかで、死の可能性が充実したゾーンへと入っていく時、空間の戸惑いのなかで、
 人間が抱えている厄介なものが唐突にあらわになる。老いるとは、あらゆる出来事に対する達観した精神の獲得といったような
 ものではなく、人生が与えてくる難儀さに傷つけながら、なんとか過ごしていくことではあるまいか。》
 肉体も精神も老いぼれ朽ち果て、無になる。それで良いではないか。 ただ、噂話や愚痴を言い合う老人の群れに入らないことだ。
・・・・・
3994, 時代が生んだ、ボーカル・アンドロイド
2012年03月02日(金)
    * 初音ミクには驚いた
 最近、NHKニュースや「クローズアップ現代」で取り上げられた「初音ミク」には驚いた。 検索で調べたブログに次にようにあった。
≪  ◎ 思いが伝わる声を作れ 〜初音ミク 歌声の秘密〜
 ステージ上で歌って踊る日本発のCGキャラクター「初音ミク」。 世界中でライブが開かれ、人気が急上昇している。
 人気の秘密は、その自然な歌声。ある声優の声を録音し、その声の素材から合成しているが、人間の脳の認知の仕組みに
 最新技術が組み込まれている。 最近、音声合成技術は飛躍的に進歩し、社会に深く浸透し始めている。特に注目されているのが
 医療の分野。声帯の切除を行う喉頭がんや、ALSなど進行性で筋力が低下する運動ニューロン疾患などで、声をだすのが難しい人たちに、
 音声合成技術によって、再び自分の声を取り戻してもらおうというのだ。音声合成技術の最先端を伝える。 ≫
≪  ◎ 初音ミクーカルチャー&エンタテインメント
 パソコンの音声合成ソフトによって作成されたボーカル・アンドロイド。 札幌に本社のあるクリプトン・フューチャー・メディアが
 2007年8月に発売した『VOCALOID2』で、現実には存在しないバーチャル・シンガーである。 メロディと歌詞を入力すると、合成音声が
 その通りに歌う。YAMAHAが長年研究してきた周波数ドメイン歌唱アーティキュレーション接続法を採用しているので、母音と子音が
 なめらかにつながり、実際の人間と変わらないような日本語になっている。キャラクター・ボイスは声優の藤田咲の声であるが、
 それを元にして、自身でパソコンの画面上のピアノのキーでメロディを打ち込み、歌詞を日本語で入力することで、音声合成された声で
 メロディに合わせて自在に歌わせることができる。強弱の変化やビブラートをつけたいときも、音符をダブルクリックするだけで
 簡単に編集できる。まるで音楽CDのプロデューサーやディレクターの気分になることができるソフトなのである。 ≫
  ▼ カラオケで好きな曲を歌うと、モニター画面に初音ミカの歌声と姿が出てくる。 また初音ミカのライブが開催され、
   会場にはバーチャルの初音ミカが現れ、歌い踊る。 こうなるとSFの世界である。Youtubeには、そのソフトを使った多くの
   初音ミカが歌う音楽が投稿されてある。それはバーチャルのCGキャラクターを通して、自分の曲を世に問うことになる。
   設定が年齢が15歳、身長が158センチだそうだ。 バカみたいと言えば、そうだが、ライブの映像の歌とフリは面白い! 
  ・・・・・・・
3628, 閑話小題
2011年03月02日(水)
* 女子高生が電車内で毛を剃っていた
 先日の朝日新聞(全国版)投稿欄で中年女性の投稿に目を奪われた。
「電車内のこと、小千谷辺りで女子高生がやおら剃刀で脛毛を剃り始め、さらに腿の毛まで剃っていた」という。
化粧をしていたとか、スカートからジーンズを変えている目撃談はあるが、ついに毛まで電車内で剃るとは恐れ入る。
その手順からして、今回が初めてとは思われなかったという。
年々、中高生の質の低下が問題になっている。新幹線内では見かけないが、在来線や駅構内での学生の横暴無人の言動に唖然とする。
こうなると質の低下云々の話では無くなってくる。 携帯電話、パソコンなどから、色いろな情報が入ってくるが、それぞれのレベルに
無制限に入るのだから、プラス・マイナスの拡大が進むことになる。以前、有名カメラマンが電車内の女子高生の荒れた写真を公表した。
魚は頭と尻尾から腐るというが! 「今の若い者は!」という古来からの小言がある。 今さらだが・・・
・・・・・・・
3263, つれづれに 
 2010年03月02日(火)
  * 冬季オリンピックは終わったが
 オリンピックの賑わいも、昨日まで。今日からは現実がまっている。
この商売は不景感がモロに伝わってくる。 実感は、「大津波が静かに荒れている!」というところか。 
狼少年ではないが、狼がいても今さら騒いでも仕方がないと、鍵をかけて家の中でジッとしている、という喩えか。
民主党、これで本当に大丈夫なのか? 革命ごっこはいいけど、社会と経済が壊れてしまえば、もともこうもない。
  * 「津波と高波と高潮の違い」とは
「高波、大波」は、一般的な波で大きな波。「高潮」は、台風などで水面が盛り上がる現象。気圧がさがる事によって、
水が上に持ち上がる現象をいう。 カトリーナの被害はこれである。「津波」は、地震などによる海底の振動や隆起によって
水が持ち上げられて起こる。持ち上がった水が周りに広がっていく現象。震源地の周囲が一様に一時的に水面が上昇、海岸線の海面が
一気に上昇して、津などの内陸まで水が押し寄せる。チリ地震のように地球の裏側まで到達することもある。
「津波」と「高潮」は「水面が上昇する」という現象において同じ。海底の隆起によって起こった水の盛り上がりは、当然元の水位に
戻ろうとするので、津波による水位変化は一時的。高潮は、気圧が上昇するまで続く。津波は地震だけでなく土砂崩れで湾が一気に
埋まってしまったりする場合にも起こる。「津波」が英語で「TSUNAMI」なのは、ハワイの日系人が「津波だ」と言ったことが語源とされている。
潮が一気に引いたのを見て、日系人が経験則から「津波がくる!」と避難を促したことが切っ掛けである。
チリ地震をきっかけに、数年前に起こったインド洋の津波の映像を幾つかiTuneでみた。
現在、100年に一度の恐慌という大津波が世界を襲っていることと重ねると、とんでもない事態がわかる。
まず日本に、そして欧州に、そして、中国に連鎖していくのだろうが。
・・・・・・・・・
2888, 天地人と先祖
2009年03月02日(月)
 現在、「天地人」を日曜日の20時の連続ドラマで放送している。NHKの、このゴールデンタイムのドラマは
20年来見なかったが去年から観始めた。今年は地元越後の上杉家・家老の直江兼継が主人公で、先祖の縁があるので面白い。 
 堀井の家系は小父谷市近郊の片貝に、30代近く続いた総本家がある。4代前の祖先が江戸末期に長岡に出てきたと
子供の頃から聞いていた。その堀井家の総本家に父が亡くなる数年前に訪ねていったという。ご先祖様は上杉謙信が亡くなった後の
起きた御家騒動【御館の乱】で負けた影虎の家来で、その火中に小父谷郊外の片貝の池津の村に落ちてきたという。
  (字数制限のためカット2011年3月2日)
・・・・・・・・・
2524, 酒は涙か溜息か 
2008年03月02日(日)
「酒は憂さ晴らしに逆効果 」ー東大がラットで実験ー という記事が先日の地元紙に載っていた。
 ーまずは、その内容をー
憂さ晴らしに酒を飲んでもむしろ逆効果? 嫌なことを思い出した直後にアルコールを摂取すると、かえってその記憶が
強められることを松木則夫東京大教授(薬理学)らがラットの実験で見つけ、28日までに米専門誌の電子版に発表した。
人の場合なら、嫌なことを忘れようと酒を飲んで一時的に楽しくなっても、翌日には楽しいことを忘れ、嫌な記憶が
強く残ることを示しているという。松木教授は「酒を飲まずに、嫌な記憶に楽しい記憶を上書きしてしまうのが良いのでは」と
“しらふの気分転換”を勧めている。実験で、かごに入れたラットに電気ショックを与え、恐怖を学習させると、かごに
入れただけで身をすくめて固まるようになる。チームはいったん固まった直後のラットに飲酒相当のアルコールを注射した。
 その結果、注射しないラットと比べると、かごの中で固まり続ける時間が長くなった。
その効果は2週間続き、記憶が強くなったと判断されたという。(共同通信社)
▼ 以上だが、20年以上前になるが、ある取引先の営業の人に 「私は、不味い酒は飲まないことにしている。
自棄酒とか、気分を紛らわせる酒は、ますます気分も体調も悪くする。楽しい酒を選んで飲めば気分は更に良くなるが、
その逆を金を出してすると逆効果になる。」と言われた。そして、その日以来、忠実に守ってきた。
10年ほど前に、高校の同級生に「おい堀井、御前な?自室でな酒を飲んで、二日酔いをした経験をしたことがあるか?」
と言われ、そういう経験の記憶は殆どない。色々の挫折の末に独りで部屋に篭って飲みざるをえない酒の味を
言いたかったのだろう。そいうば私の好きな歌に古賀政男の「悲しい酒」がある。
1 酒は涙か 溜息か  心のうさの 捨てどころ   2 遠いえにしの かの人に  夜毎の夢の 切なさに
3 酒は涙か 溜息か  かなしい恋の 捨てどころ  4 忘れた筈の かの人に  のこる心を なんとしょう
 「かの人」を、「かの憂さ」、「恋」を「傷」と置き換えると、中小企業のオヤジや、サラリーマンの赤提の憂さ晴らしと
 同じになるか! これを歌っていると何とも面白く楽しくなるのは如何いうこと?  飲まなきゃ、やってられないことは
 よーく解るが!「しらふの気分転換」じゃ晴れないから飲むんじゃないか!ったく!! ってのが、おちか!
・・・・・・・・・
2007年03月02日(金)
 2159, 閑話小題  (o_△_)oゴロン (o_ _)o.。o○グー オハヨ?
* 都知事選が面白くなった!*
 ・都知事選に前宮城県知事の浅野氏が立候補の意向を表明した。これで見ている分には面白くなってきた。
  石原知事は批判があるにしても、名知事である。少し変節したが許容範囲である。しかし浅野に代わるのも
  タイミング的に良いのかもしれない。二期で充分と言えなくもない。これで三月・四月の面白いイベントが一つ加わった!
  石原都知事も浅野氏が出てくるとは思ってなかっただろう。 一番手ごわい相手である。 浅野の方が勝ちそうな気がするが、
  実績からみて五分五分だろう。 首都圏の為にどちらが有効なのだろう?まあ、楽しみが一つ増えた! 
   浅野氏勝ったらゼネコンは一大事だろう。談合が更に厳しくなるからだ。
* 中国発、世界同時株安*
  この言葉は何処かで聞いたことがある。同じような題名の本の題名が数年前から本屋の平台に積んであった。
  今回の下げは地震に例えるならば、前振れの余震だろう。それが数度つづいた後に、本格的な大地震がくる。
  現在の世界経済は、一度清算をしなければならないところにきている。  以前は、世界大戦というカタチで清算してきたが、
  それができなくなってきた。今は株や債権の暴落から大恐慌が発生、それがキッカケで破壊がおこなわれる。
* 新潟駅周辺が変わり始めてきた*
  日本海側初の政令都市へ移行にともない、新潟駅周辺も変化を始めてきた。今日明日中に新幹線改札口近くの専門店街大改装と、
  その至近距離にあるやはり大型ビルの地下と1Fに大型書店など合計1万平米が開店。駅から6分ほどにある万代シティーの
  SCのダイエー跡も今日、開店。合計一万数千坪の商業施設が新たにオープンするのだから、雰囲気は一変するだろう。
  今までが、郊外のSCに押されて、駅周辺が寂れる一方だったが、これで駅再開発工事も始まりやっと明るさが見えてきた!
 ・・・・・・                                  (o ・д・)ツ  バイ!   
2006年03月02日(木)
1794, 超アメリカ整理日記 ー1       (o´・ェ・`o)♪ぉはょぅ  ー読書日記
 ー スタンフォードから日米をみると・・ ー
野口悠紀雄氏がスタンフォード大学客員教授時代に週刊ダイヤモンド誌の2004年5月1・8日合併号?2005年4月16日に
連載したものをまとめたもの。米国生活からみる日本の政治経済システムの貧困を説いている。
政治経済学者の視点で、米国と日本のシステムの差異の分析が解りやすい。現在の日本の国際競争力の低下、高コスト構造、
年金制度、など、社会システムの非合理性を指摘している。イケア、マイクロソフト、トヨタ、米国デトロイトの盛衰なども登場。
経営、経済、経済システムや、荒涼とした大地に、都市と生活とクルマ社会のアメリカのシステム。それに対する、日本という
国土の狭い国の諸処にシステムとの比較、それによって、浮かび上がってくるシステムの矛盾の指摘がわかりやすい。
 ー印象に残ったところを幾つかあげてみるー
p.43 「能力に応じた役割分担」こそ、アメリカ社会の能率を支える基本的なメカニズムなのだ。
p.190 日本で所得を得て海外で生活すればよい
   →日本の高い物価を回避する手段。年金生活者にとっては、不可能ではない。
   ただし現地のコミュニティに溶け込むことが重要。
(字数制限のためカット2012年3月2日)


4734, 心を上手に誘導する方! ー3

2014年03月01日(土)

              「心を上手に透視する方法 」トルステン・ハーフェナー (著)
   *「凄くプライベートのことを質問してよいですか?」
 この本にあった、人の心を惹きつける一言「凄くプライベートのことを質問してよいですか?」である。 
同じ質問でも、この一言を置くと、質問された相手も、周囲もエッと注目をする。たったこれだけで、である。
「あなたの趣味は何?」というより、「凄くプライベートな質問だけど、あなたの趣味は何ですか?」と聞かれれば、
エッと思ってしまう強烈な添え言葉が、これ。「凄くプライベートのことだけど、(間をおいて)昨日、偶然入った
ラーメン店が大当たりで・・」というと、ありきたりな話でも、凄くプライベートの話を聞いてしまった気持ちにさせる。
「凄くプライベートの質問だけど、どうして、そんなに綺麗なの?」と、今度、誰かに言ってみようか? 冗談だが。
 ところで「凄くプライベートのことだけど、私、堀井さんのファンなの」と、言われたことがある。当人にフィアンセが
いたので、気楽に言ったのだろうが。その時は何とも思わなかったが、40年以上の年月が経った現在、この一言が、
これを書いていて、遠い記憶の底から湧き上がってきた。当時、失意のドン底の時だから、少し光っていたのだろう。
今度は、その引き継ぎで、若い女性にでも言ってやりたいが、若い時分に若い人に言われたから良いのであって、
この年齢だと誤解されかねない? スポーツジムか、趣味の会で、誰かが突然、「凄くプライベート・・」と前置きして、
「貴方の趣味は何ですか?」と聞いてきたら、〈よくぞ聞いてくれた(内語)〉と、勿体なぶった上に、喜んで話すはず。
まず秘境ツアー、ブログ、週一のシネマ通い、そしてポタリングに、酒の失敗談にと材料は幾らでもある・・ 
 とすると、ブログで毎日書いているのが実は、これ。だから見る方からしたら面白いのだろうが、結局は自慢話?
それを知っているから、書く方も、偽善より露悪、いや偽悪の内容になっていく。でも、それが自分の心の傷を癒やす?
 ところで、凄くプライベートのことを質問してもよいですか?
・「あなたは、何ものですか?」
・「何で、ここにいるのですか?」
・「いま現在、充実してますか?」
・「自分の人生、肯定できますか?」
・「今の答えは、本当ですか?」     これを何度か、考えてみると、底の浅い自分の心が透視できる!
・・・・・・・
2003年03月02日(日)
 697, ルーツー2(縦人脈)
  ーその資料によると
 先祖を遡ると「平家の侍」であったが「源平の戦」で負けて、落人となって富山から上越と逃れてきた。
そして「上杉家の家来」になった。上杉謙信の時代に、上越の高田の先にある新井市の郊外にある「鮫ヶ尾城」
という出城の城主であった。謙信の死後、跡目相続の争いの「お館の乱」に巻き込まれて、小千谷の郊外の
片貝の近くの「池津」の村に知人を頼って逃れてきたという。その時の先祖の名前が「堀井宗親」と「堀井四四太郎」という。
一緒に逃げてきた名前が馬場、小黒、大矢とか。その後、そこで百姓をしていたようだ。ルーツというほどのものではないが、
平家・上杉という流れと、関西ー富山ー新井ー小千谷ー長岡の流れがある。また、武士ー百姓ー商人という流れも時代によって
変わってきている。金沢にいた時(25歳)によくいった店が落人焼きの「平家」であった事を思い出した。
また第二新館の鉄骨が富山の「堀井鉄工所」であった。その検査に富山に行った時に会った社長は正しく「堀井ヅラ」。
その時入った食堂の電話帳で堀井の名を調べてみたら、三桁に近い堀井の姓があった。上越市も新井も小千谷も本当に多いのだ。
長岡は10あるかないかで、新潟市では数人だけ。20年近く前に家内と子供と、ドライブがてら鮫ヶ城に行ってきた事を思い出した。
車を止めて独りで歩いて城跡に行ったが、そこに立った時に何ともいえない気持ちになった。何か昔の記憶が沸き立ってくるような
フワ?という感覚で、何かオーラに包まれたような気分である。この気分は柏崎の「極楽寺」に行った時に同じ気分になった事があった。
そこで亡くなったある僧の墓を訪ねた時だった。人間の脳には全く知られてない領域を感じた瞬間であった。家のルーツ探しから
500年ー1000年スパンの鳥瞰ができたのが最大の収穫だ。それと「自分とは何か?」を考える一つのヒントになったことだ。
・・・・・・・・・
2002年03月02日(土)
347,心の陰
人を指さしたとき、他の指は全て自分のほうを向いている。人を非難するのは、結局自分の影を非難しているに過ぎないことを、
いっているのだ。「他者認識は不可知」という論がある。ー他人のそれを認識はできない、認識したらもう他者のそれでなく
自分のそれを認識しているに過ぎないー
これが理解できるかどうかで、「人生に背負っている人間関係の重荷」が半分か三分の一に軽減する。
特に「嫌いな人間」に対しては「自己の嫌いな部分」をみているにすぎないからである。
自己脱皮のできない「子狐」どもを嫌っているのは、今でも脱皮できなかった自分の部分を見ている。
自分もその「子狐」で、少し程度がいいだけだからだ。
私の嫌いな「教養のないオバサン」結局教養のない現実志向も、自分のある一面であるからだ
・・・・・・
3993, 閑話小題 
2012年03月01日(木)
   * ペットのインコ
 雀ぐらいの大きさのルリハインコのピーが我が家に来て一年あまりになる。 前のインコの存在感が大きくケタタマシかったので、
今度は小さな大人しいインコにした。 とにかく可愛い。少し攻撃的だが人懐こく、常に鳴き声で呼びかけてくる。そこでガラス越しの
ベランダに目をやると、止り木でデスプレイの連続回転を続けて7〜10回はする。とにかくかまって欲しいようだ。前のインコを
風邪で死なせたこともあり、この越冬は注意しているが何とか越えそうだ。 ペットも家族に同化してくると心があるのが分かる。
カゴを置いているベランダにはサッシの囲いがあり外気とは一応遮断されているが、それでも殆ど寒さは変わらない。
障子を開け姿がみえている時は大人しいが、閉めると騒ぎ出す。二日か三日に一度はヒステリックが起き、狂ったようにカゴの中で
飛び回る。本来なら餌を求めて森を飛び回っているのが、小さな空間に押し込まれ、飽食なら、さもありなん。
   * 「貯蓄ない」世帯、過去最高の28・6%
 ネットのニュースに、次のような記事があった。
【 金融広報中央委員会が22日発表した2011年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上の世帯で「貯蓄がない」
 と答えた世帯の割合が28・6%に上り、調査を始めた1963年以来、過去最高となった。 貯蓄の平均値は1150万円で、
 前年より19万円減った。 人々の実感に近い中央値(答えた世帯の中間の値)は前年より80万円少ない420万円だった。 
 貯蓄残高が1年前に比べて「減った」世帯は40・5%で、「増えた」世帯(21・3%)の2倍近くになった。
 減った理由は「収入が減ったので取り崩した」が43・3%で最も多く、景気減速が家計に大きな影響を与えている。
 調査は11年10〜11月に全国8000世帯を対象に訪問と郵送で行い、回収率は47・5% 】
  ▼ 家電などの一般ローンと住宅ローンの残債もあるので、実際の家計は苦しいはず。平均値と中央値の大きい乖離は、
   老齢化した金持ちに預金が偏っているため。 世代間格差も、今後ますます広がる傾向にある。失なわれた20年で、
   急速に家計が苦しくなった実感がヒシヒシと伝わってくる。二人以上の世帯で貯蓄ゼロが三割、中央値が400万は厳しい。
   持家があっても、資産価値が暴落ときたら、家計をしめるのは自然の理。それに地震列島が大きく歪んで動き出したときたら・・
・・・・・・・
3627, 「生きがい」について
2011年03月01日(火)
「生きがい」という言葉を最近、以前ほど聞くことが無くなったが、私の学生時代は「生きがい論」ばやりであった。
「この子は、私の生きがいなの」と母親が子供に対していうケースとか、趣味に没頭している時などに対していう。
「現在している仕事に生きがいを感じない」と聞くこともある。この不況の中では生きがいより、食べていく方が優先される。
 やはり生きがい論は経済成長の時代にあっている。 「生(活)きている、かい!」ということ。
*この子が生きがい、という時は、この子の幸せのため骨身を削って働いている時にいう。自分の子供、家族に献身している幸せである。
*夢や希望に向かって没我をしている時にも「生きがい」という言葉が出てくる。両者とも未来に向っている時の充実感がある時である。 
 また、そこに価値=意味を感じ取ることが出来る時に「生きていて良かった」「生きている価値がある」と思うのである。 
ところで、「生きがい」という言葉は、日本だけの特有の言葉という。 哲学は人生の意味、価値は論じるが、それを主体的に感じとる
「生きがい」は、日本人特有のもの。 ネット辞書には、「生きるに値するもの。 生きていくはりあいや喜び」とある。
「生きるに値するもの」とは、対象の中に見出すことだから、まず自分の価値を見定めていなければならない。
そのためには時間をかけエネルギーを注いで、多くの困難を乗り越え満足出来た結果、心の底から「生きがい」が生じる。
従って、若い人が「生きがいを見出せない」というのは、当然のことで、それほど薄っぺらなものではない。
しかし若いうちから「生きがい」に足る目標、対象を探すことは必要。 基準は好きになれるかどうかである。
 何ごとも無我夢中になれる対象に向かっていけば、それが生きがいになる。
 ・・・・・・・・
3262, 久々のジョーク −8
 2010年03月01日(月)
* レストランで財布を落とした男「千ポンド入りの財布を落とした。
  見つけた人に百ポンドはらうぞ!」というと、奥のほうから「俺は二百ポンド払う!」
* 教会での結婚式に参列していた小さな男の子が小さな声で母親に訪ねた。「ママ。あの女の人ドレスはどうして白いの?」
 「白いウェディングドレスは,幸福の色なのよ。人生で一番幸せな日に着るのよ」
 「フーン」男の子はしばらく考えて,また聞いた。「じゃ、ママ。なんで隣の男の人は黒い服を着てるの?」
*「ママ、新婚旅行って何?」「結婚したばかりの男の人と女の人が一緒に旅行することよ」「ふうん、ママもパパと行ったの?」
 「行ったわよ、とても楽しかったわ」「その時ボクも一緒に行ったの?」「もちろん行きましたとも。
 「行きはパパと一緒に、帰りはママと一緒にね」
* A子が久しぶりに車を運転していた。 その時、母親が心配そうな声で彼女の携帯に電話を掛けてきた。
 「もしもし、A子?母さんよ。今どこ?」 「東名高速に入ったところ」 「東名高速!?気をつけて!
  今ニュースで言ってたんだけど、そこを逆走してる狂った女がいるんですって。あなた見なかった?」
 「見た見た!でも一台じゃないわよ」 「え?」 「さっきから何百台も逆走してるわ」
*「どうしたんだ?そんな暗い顔をして」 「ああ…。実は俺、もうすぐ父親になるんだ…」
 「本当か! おめでとう! でもなんで喜ばないんだよ?」 「妻にまだ話してないんだ…」
* 週刊誌の人生相談のコーナーに、男性読者から次のような手紙が送られてきた。
 「ボクは20歳の独身男性です。六ヶ月前から、誰が見ても魅力いっぱいの女性と同棲しています。
 彼女は美しくて、利口で、愛想がよく、かわいらしくて……。僕たちはお互いに声を張り上げたことなど
 一度もありませんし、口げんかで二人を包み込む青空にかげりがさすなどといったこともありませんし、
 そこでお伺いします。僕は彼女と結婚するべきでしょうか?」 回答者はただ一行、こう返信した。
       「そんな素晴らしい関係を台無しにするのは、おやめなさい」
ー字数の関係でカット(2012年0301)
・・・・・・・・・
887,日本は輸出立国か?
2009年03月01日(日)
野口悠紀雄は、その著書で、
「アメリカの金融立国に対応して、日本も円安に誘導して資金をアメリカに供給し、かつ円安メリットを最大限利用し輸出立国を
つくりあげた。 金融恐慌は日本も同罪である」と断じている。しかし統計の数値からみて、果たして日本が輸出立国かという
素朴な疑問が生じるのも事実である。 他国のGDPの輸出比率をみてみると、意外なデーターがある。
・中国 37パーセント ・韓国 37パーセント ・ロシア 30パーセント
・欧州平均 50パーセントの数字。(中は大きなばらつきがあるが)
・原油輸出国のクエート 56パーセント。 他の産油国では90以上だろう。
 対して日本は 15パーセント なのである。間違いだろと思ってしまう数字である。
 これからみると、日本は輸出立国と果たしていえるのだろうか。しかし輸入も13〜4パーセントがあるので輸出は必要である。
ー字数の関係でカット(2012年0301)
・・・・・・・・・・
2008年03月01日(土)
 2523, 賢人の知恵 ?2
 面白そうなところを幾つか選んで、考えてみる!人間や、それを構成している社会などは数百年経っても、
 簡単に変わるものではない! 人間は全て、飯くって、?!して、寝て、死ぬのだからだ。    
    ーー
“知恵を備えていることが最大の幸運であり、それがないことが最大の不運だ”
  ー解ー 知恵は知識が醸成され出てくるもの、そうでないのは浅知恵でしかない。
“言葉は飼いならされてない野獣と同じ、一度解き放つと戻ってこない。”
  ー解ー 全く、これでどれだけ無駄をしてしまったか!
“第三者の悪口を言うのは、下手な駆け引きでしかない。”
“運のいい人を見分け、ついていない人からは逃げるに限る。”
“大事なのは知識より知人である。”
“落ちぶれた人とはかかわりを持たないほうがいい。”
“友人に貸しがあるなら、つまらないことで返してもらわないこと”
“うそをついてはいけないが、すべてを明らかにする必要もない。 ” うそも方便だが、その方便がつけないから・・・?
“敬愛される立派な人と行動を共にしていれば、その威光のおかげで、こちらまで輝いて見える”と言う反面次の次のページで、
“「自分より光っている人は、・・相手の方が常に注目や栄光を集め、こちらはそのおこぼれにありつくだけだ。
 ・・自分より優れた人とではなく、平凡な人と肩を並べて歩くこと”
“平凡な人と付き合おう。自分より優れた人と一緒にいると自分が目立たないから。”など、矛盾もしている。
“みんなが王になれなくても、一人ひとりが王にふさわしい行動を目指すことが可能だ”
  ー解ーこれが少し分かりかけたのが、ごく最近になってからだ。神と言い換えてもよい。
“自分という作品を完成させようではないか”
  ー解ー この人は、牢につながれたのが完成か?でも、この方が素晴らしい!
”賢人は、何ごとも偶然はないことを知っている。ただし運命に身を任せるより、自ら運命を切り開いていく人になろう。
 よく考えればチャンスに敏感でいること以外に成功の道がないことがわかるはずである。”
  ー解ー 何がチャンスか、それを常に問いかけていないと敏感になれない。
“持てる資源を一度に使い切らないこと。今の境遇を保ちたいなら、後方に備え・蓄えを用意しておこう。
 失敗の恐れがあっても、利用できる援軍があれば力は倍になる。後方部隊は、前線より重要といえるだろう。
 彼らは信頼と不屈の精神で成り立っているからだ。常に大事をとることを考えよう。
 ー解)当時の彼に孫子を知るはずもないが、孫子の兵法と同じことを所々で述べている。
“人には七年ごとに転機があるという。これを精神向上のためのしよう。
 最初の七年は知性の誕生で、その後七年ごとに新しい美徳が輝いてあらわれるのだ。
 この間に起こる変化を意識して、うまく手助けしよう。 変化は新しい地位や仕事などの形で
 ごく普通にあらわれるかもしれないが、かなり大きくなるまで気がつかないときもある。
 人は、二十で孔雀のように気どって歩き、三十で獅子のように吠える。
 四十で酪駝のように節制家となり、五十で蛇のような陰険さを身につける。
 六十はくだらない犬、七十はする賢い猿、そして八十は……、何も言うまい。”
 ー解)ーくだらない犬のとしになったか? それにしても辛辣である!
・・・・・・・・・
2007年03月01日(木)
2158, 幸福に驚く力 ー4          (~Q~;)  おはよう?? キョウハ スゴク サム? 
ーまずは、要点の抜粋から
  *日常の幸福に驚く力*
 何かを買ってもらった喜びと、何処かに連れて行ってもらった喜びを除いた子供時代の一番幸福な思い出は
何だろうかと考えると、チョッとしたことの中に喜んだことを多く発見することができる。
つまり日常にあるそういう幸せをしっかり受け取る力が子どもにはあるのです。しかし、それを放っておくと、
イベントや買い物の方にいってしまう。そういうものに邪魔をされて見えなくなってしまう。
そして「凡庸で退屈なことは悪だ」という情報社会の空気の中で自分たちの日常なんてつまらないものと思い込まされていく。
ー字数の関係でカット(2012年0301)
  *凡庸や退屈が悪と思わせられる社会*
 ー字数の関係でカット(2009年0301)


4733,心を上手に誘導する方! ー2

2014年02月28日(金)

             「心を上手に透視する方法 」トルステン・ハーフェナー (著)
   * 「思い込み」だけでも減量(何でも)できる!
 「思い込み(バイアス)に縛られ、何も考えないで一生をおくってしまう」マイナス面もある。が、その思い込み
「世界は、あなたが考える通りにある」を、プラスに転用すればよい。人間の思いには膨大な可能性を含んでいる。
その思い込みを科学的にやろうというプログラムの本が数多、販売されている。 ーその辺りを抜粋するー
《 ある調査によって、こういった現象の結果が身体にも影響して出てくると証明された。
 その調査では、ホテル勤務の肥満ぎみの部屋係の人々が二つのグループに分けられた。
肥満方のグループには、部屋の掃除をするとスポーツをしたときと同等の負荷が身体にかかり、客室を掃除する
だけで痩せる効果があるという調査結果を伝えておいた。もう一つのグループには、そのことを伝えなかった。
結果はどうだろう。「スポーツ」効果を伝えたグループの被験者ほぼ全員が、それまでの生活を変えることなく三週間後に
減量に成功したのだ。もう一つのグループは、体重が減らなかった。この調査結果にもとづけば、「被験者は自分が痩せると
期待していた。だからその効果が表れた」という研究者の主張は正しいだろう。我々のもつ期待は、ほかの人のことをどう
思うかにも影響する。初対面の人を紹介されるとき、非常に成功した重要人物として紹介された場合と、どんな人なのか
説明なしに紹介された場合とでは、相手に対する私たちの反応はまったく違うだろう。私たちは無意識のうちに相手の
イメージを自分の期待に合うようにつくり上げてしまうのだ。この現象は、研究によって裏づけられている。・・・
 また、ある学校の教師たちに、あるクラスから無作為に選んだ生徒のグループに、ほかの生徒と比べ、成績が平均以上
だったという情報が与えられた。すると年度末になって、ある結果が出た。成績がよいとされたグルーブの生徒は、ほかの
生徒より格段によい成績をとった。ほかの生徒よりもよい成績が期待されたグループの生徒は、より好意的に評価された!
もしかすると、教師はこのグループの生徒に甘くなっていたのかもしれない。そして、ほかの生徒に対するのとは異なる
口調で話しかけていたかもしれない。とにかく教師の期待だけで、そのグループの生徒が変化したことは事実である。
つまりこういうことが言える。私たちが受け取る情報がどんなものであれ、それを受け敬ったことの結果がいつでも表れる!
 私たちの文化、経験、五感、期待が、私たちを取り巻く世界を唯}無二のものにしている。 だから、世界は誰にとっても
同じというわけではない。先に触れたように、世界は私たちがとらえるままにある。》
▼ リタイアをして、つくづく気づいてことは、「思い込み」にガンジガラメに縛れれていた、それまでの自分。
 それはプラスにもマイナスにもある。「人間は、思い込みの中でしか生きられない」ことも確か。思い込みを、一度、
 離れるために、読書、瞑想が必要になる。思い込みを、冷静に見つめるために、「良く遊び、良く学び、良く働く」
 を基準にしているが、もう一つ、空をイメージしている。前者をドーナツとすれば、真ん中の穴が、空と例えると、
 少しは理解できる? で、「思い込み」をドーナツとすると、穴は内的無意識で、ドーナツの外側の周辺が、がユング
 心理学のいうところの「集合的無意識」。他のドーナツも、コーヒーもある。
・・・・・・
2013年02月28日(木)
閑話小題 ー熱気球事故
   * 熱気球事故
 一昨日、エジプトで熱気球が墜落して日本人4人を含む19人が死亡した。ルクソールといえば、屋外博物館といわれるほど
多くの遺跡群がある。そこは、古代エジプトの都テーベがあった場所で、市域はナイル川によって分断されている。日が昇る
方角であるナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など生を象徴する建物が、日が沈む方向のナイル川西岸には
死を象徴する、王家の谷や王妃の谷などがある。王家の谷にあるツタンカーメン王墓は有名。 先週、シネマで「ヒンデンブルグ」
をみてきたが、これも超大型の熱気球である。 熱気球は、初めて行ったケニアのマサイマラで、乗ったことがあった。
7〜8人の定員で、カナダ人のペアのカップルが船長と副船長だった。オプションで、草原での朝食付きで2万5千円。
早朝も真っ暗な中、迎えのジープに乗って気球のところまで行く。ジープは、我われを置いて直ぐに気球の到着する場所へ直行し
我われを待つ。出発基地の広場にある気球に、ボンベの熱風を吹きつけ、膨らます。 温風が空気より軽い原理で風船は上昇する。
吊らされるバスケットは垂直になっていて、その手すりの内側にしがみ付く。そして、飛び立つと垂直のバスケットは水平になる。
一度浮いてしまうと、安定をして乗りこごちは良い。それもマサイマラの草原の日の出が見れるように時間に設定しているため、
景色はこの上ない。着陸地まで一時間近くの御来光と大草原を見る空の散歩である。シマウマやヌーの群れが眼下にみえる。
目をこらすとライオンが二匹、気球に驚いたのか走っている。 改めて感動がよみかえってくる。
 ルクソールに一歩、足を踏み入れた時の衝撃は今でも鮮明に残っている。5千年の歴史が、そのまま伝わってきたからだ。 
この気球からの景色も絶景だろう。私が行った時は時間的に余裕がなく、乗らなかったが、一万円なら安いし、価値は十分ある。 
今回の事故は、着陸時にガスバーナーの管が折れて3Mの地点から300Mまで上昇して爆発し墜落。船長は、飛び降り命に別状は
なかったが、他の19人は亡くなった。300Mの上空では助かるわけがない。
 旅先で、セスナやヘリの遊覧飛行のオプションがあるが、これが絶品である。 他にマッキンレー、イグアスの滝、アスカの地上絵、
テーブルマウンテンなどで乗ったが、人生の絶頂のトキである。残念なのは、エベレストの飛行が天候が荒れて中止になったこと。
あまり書かないが、かなり際どいことが何度もあった。だから面白い。「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」である。 不運は仕方ない!
・・・・・・
3991, パチンコ店が何故、廃止にならないのか ? −2
2012年02月28日(火)
* パチンコ屋の仕掛け
 パチンコの売り上げ、10年前に30兆円、現在では20兆円という。ギャンブル総額が30兆というから、大部分がパチンコ・スロットの
売上げが占めている。子供を含めて一人あたり15万円にもなる。これは明らかに賭博であるが、どういう訳か廃止論が出て来ない。
この国は、政界、警察、広告、メディアがパチンコ業界と癒着?の実態がある。それがあって当然というのも異常。 チョットした
市の郊外には必ずパチンコ屋がある。 ギャンブルと見なされてない遊びの文化のようで何の規制もない。 受験が終わって、友人と
初めて行ったのがスロットマシーンとパチンコ屋。 やっと大人を感じる時である。 人がギャンブルに嵌りこむのは、大損しても、
稀に勝った快感の記憶が残り、その味を求めて繰り返す仕掛けがある。 業者の方は、勝った際の高揚感や恍惚感を高める工夫をする。
パチンコ店の音楽やパチンコの光と音などである。 そして勝つための技術が必要と錯覚させる仕掛けをつくる。 負けたのは、
勝つための技術料金と錯覚させる。 もう一つ巧妙なのは、ニアミスの仕掛け。スロットの場合、AAAが当たりの場合、ABAや、
AABが出ると、「当たり損ねた」と考える。 しかし、外れは外れでしかない。その辺の気持ちを逆用するようゲームは出来ている。
 ギャンブル依存症の人は、脳内に勝った時に出るドパーミンが長年の間に多くなっている。 それは麻薬中毒の似ている。 
iPadを購入して以来、パソコンゲームに嵌っている。 あるゲームの場合、達成すると、音楽と金色の星が三つでる。失敗すると、
グフフ!とバカにしたような笑い声と軽蔑の絵が出てくる。 それも、あと一歩のところで達成できないようになっている。 
金を賭けている訳でもないのに、やり始めたら、止めるタイミングが無くなりトイレさえ行けないほど熱中する。
難しい本を読んだ直後には非常に効果的である。 私の周辺の人でパチンコが趣味というのは一人もいないため、20〜30兆円が
ピンとこないが、この金額は国民の何割の人は中毒に近いと伺わせる。 韓国は、悲惨な悲劇の続出で禁止されてしまった。
 この不景気で、業界は壊滅的打撃を受けているはずだが、何故か倒産の話は聞こえてこない。
 ・・・・・・
2011年02月28日(月)
3626, デトックス
  ーまず「デトックス」を、ネット辞書で調べるとー
【 「解毒」や「浄化」という意味で、人間の体内にたまった重金属や、余分なミネラルなどを取り除く健康法。
 体調がよくなる、肌が若返る、生活習慣病の予防となる、などの効果があるといわれている。
従来の健康法はサプリメントなどによって足りない栄養素を補うという足し算方式だったが、これは余分なものを取り除く引き算方式。
人間の体内には、食品や水道水などを通じて鉛やアルミニウム、ヒ素などが細胞のタンパク質などとくっついて蓄積されており、
これらはわずかな量でも体に悪影響を及ぼすことが、最近の研究でわかっている。 脂肪を分解する酵素の働きを妨げるため、
ダイエットがしにくくなることも指摘されており、これらを体内にためないためには、効率よく排出する食事に心がける必要があるという。
ゴボウやコンニャクなどに含まれる食物繊維は、余分なミネラルが体内に取り込まれるのを防ぐ働きがある。
タマネギやリンゴ、コリアンダー、ニラ、ニンニクなどは、重金属をとらえて体外に排出する。
肝臓の解毒力を高める亜鉛やセレンを含む緑黄色野菜などを組み合わせて、取り込まれた毒素を排出するのが効果的である。
また、不要な成分を取り除く「デトックスサプリメント」も発売されている。 】
 ー以上だが、これとは別の話になるが、活性酸素が人間に溜まると、これが病気を誘発する。冬を除いて毎日散歩を続けているが、
 雨などで数日休んだ後に、久々に歩くと身体全体に溜まった毒素が体外に排出していく感じがする。
 これが身体に溜まった活性酸素の排出か?と思ったことしばしば。 身体に新鮮な酸素を入れると血液が洗われる。
 またストレスも毒素になる。知らないうちに溜め込むと病気を誘導する。毒を入れないことと、溜めないことである。
 インスタントや冷凍食品の防腐剤、そして米や野菜にふりかけられた防虫剤などが長年にかけ我々の身体に蓄積されている。
 体内の毒素のデットストックをデトックスするということ。私もデトックスサブリメントとして二種類の酵素を飲み続けている。
 とはいえ、毒はたっぷり溜まっているのだろう。子供時代はインスタント食品や、防虫剤がふりかけられた米・野菜は無かったので
 良かったが、団塊世代の後の世代の人たちは、これから後遺症が出てくるはず。だから、この言葉が注目されているのである。
・・・・・・・
2010年02月28日(日)
 3261, 日本の将来が暗いのは?
現在の日本が目先に直面している問題は大よそ
 ・二番底は回避できるか ・財政破綻は防げるか ・米国と中国のどちらに頼るか
 ・企業経営は長期低迷を脱するか ・民主党に期待できるか ・政界再編成が、どうなるか
 ・当面の少子化をどうするか  ・消費税を早急にアップできるか
日本人の平均生存年齢が80歳以上で、世界で一番高いのは知っていたが、
年齢の中央値が44歳とは驚いた。
 各国の年齢の中央値は
  日本 43.9歳    米  36.7歳    中国 35.2歳    ベトナム 27.5歳
  メキシコ 26.7歳    ブラジル 28.8歳   ロシア 38.5歳
日本だけが異常に高い数字となっている。 これは国民の年齢と捉えることができる。
これでは日本の将来に対して不安が生じるわけである。
この恐慌の中で、結婚適齢期の人たちの結婚時期が遅くなり、結婚しても、せいぜい一人っ子。
当分は平均値が上がるだろう。 それは、即、国家税収の減少につながる。 暗くなるのは当然である。
 ・・・・・・・・
009年02月28日(土)
2886, ハリウッド映画のような「アメリカ物語」
2009年02月28日(土)
 今回の金融危機は、歴史の残る大事件であることは言うまでもない。そして、この金融クラッラシュは、起こるべくして起こった出来事。
史上最低?のブッシュ大統領を8年間に渡って我われは毎日のように見せつけられた。そして最後の置き土産として、これまで無かった
世界恐慌を遺してくれた。 何か安物のハリウッド映画を見せられているようだ。その悪役ブッシュに替わり、善人を演出して颯爽と
オバマという史上初の黒人大統領がデビューしてきた。出演のスターは悪党のブッシュ元大統領、その補佐としてポールソン商務大臣、
ラムス元国防大臣、黒人女の国務大臣のライス、前大統領のクリントン、その奥様のヒラリー、ブッシュの親父の大ブッシュ元大統領。
更に、その前のレーガン大統領と役者が登場。 彼らにとっての悪役は、アルカイーダのオサマ・ビン、イラクのフセイン大統領、
北朝鮮の金日生に金正日、ロシアのプーチン。脇役は日本の小泉、イギリスの歴代首相、などなど、書けば限がない。
30年をかけて完成したアメリカ金融帝国(大統領ブッシュ)に、アルカイーダのオサマ・ビンが2001年9月11日、乗取った旅客機三機で
ニューヨークの金融ビルと国防省に突入。アラブ対ユダヤの対立項をつくる。それに激怒したアメリカは、その本拠地のアフガンと、
疑惑の深いイラクに戦争を仕掛ける。イラクに関しては、その実、油田狙いと、原油決済のユーロへの転換を阻止することが後で判明。
その戦費捻出のためアメリカを牛耳ってきたユダヤ人を中心に、秘策を考え出す。 さらなるアメリカ需要拡大のために黒人や中南米から
流入してきた貧しい人たちに住宅と自動車を売りつけ、それを証券化して(格付け機関の偽ラベル張りをして)世界にばら撒く。
その上に世界中から輸入をして、見返りに、紙切れのドルをドンドン刷って交換する。 一度支払ったドルを、今度はアメリカ国債と
交換させて回収すれば、戦費を稼ぐことが出来ると・・・国家謀略である。そこで目をつけたのが、日本と中国である。まずは日本に
円安を誘導して日本の輸出産業にとって優遇を与えて、紙切れと交換する計略を練りあげ、間接誘導。そして中国には自由主義経済圏への
参加費として、外貨準備金としてのドルの備蓄を誘導。 ドルの替わりに中国製商品を輸入することに、まんまと成功。
しかし、それにも問題が発生してきた。 右上がりに上がりするはずの住宅価格が値下がりを始めたのである。 そこをキッカケに、
そのシステムが根こそぎから崩壊が始る。 そして、この金融危機である。そこで対立党の民主党に黒人大統領を選出させて
「チェンジ、ウィ・キャン」とか言わせて、その影で国債を強引に、これまでのように押し付けようとする。
 特に日本は丁度良い隷属国家...
・・・・・・・・・
2008年02月28日(木) 2521, つれづれに
  *新大学生の同棲率が6割だと!
 先日、長岡の知人が事務所に訪ねてきたときの話
「来るときの車の(地元局の)BSNラジオで、新潟大学の150人の学生のアンケートの結果、友人を見ていて同棲率が、6割という。
筑波大学に続いて日本で二番目というから驚いた。自分は早稲田だが、殆どいなかった。それにしても地方大学とはいえ
一期校だった新大の学生がね〜。信じられない」と、憤っていた!  
 (字数制限のためカット 2012年2月28日)
  *新潟の景気が底抜けした?
 (字数制限のためカット 201年2月28日)
  *新潟空港までのアクセスについて
 (字数制限のためカット 2012年2月28日)
・・・・・・・・・
2007年2月28日(水)
2157, ワンセグ携帯・二つ!
   オッ(*^○^*)ハ〜ヨウサン!
夕飯後の団欒で 家内が買ったばかりのauと、私が買ったばかりのNTTドコモの携帯のワンセグなどの機能を
試しながら、互いに「凄い・凄い!」と連発。昨日はドコモの方がよい!ということだったが・・・
(字数制限のためカット 2010年2月28日)
ーーーーーーーー
2006年02月28日(火)
1792, 冒険投資家ジム・ロジャーズ
   世界バイク紀行−2             才ノヽ∋ ー ヾ(^ω^*)
一度きりの人生、極限に生きてこそ人生の面白みが出てくるのだろう。アメリカの現代的なエリートの人生の一つの
カタチを見せられたようだ。徹底的な自由主義者である。履歴からみて、間違いなくエリートコースを歩んでおり、
人生の設計図も緻密にたてている。 ー印象的な部分をランダムに抜粋した。  +。゚φ(ゝω・`○)+。゚
・「まず第一に殺されないようにすることです。 二番目には人生を楽しむこと。 三番目には世界を知ること」
 「人生は短い、遠くまで行け!そして深く考えよ!」 人生を勝手に難しくしているのは、我われ自身である。 
   解)深く考えつくした上でシンプルにすること。
 「殺されないようにする」は、旅だけを言っているのではない。 生活レベルの生存の確保もある。
・「大きな変化」
 −これがキーワードである。大きな変化とは、100年に一度の変化である。
 それを読み取るには徹した研究と調査と分析が必要である。そのベースとして、「歴史」と「哲学」が大切である。
   解)その潮流は情報社会の到来である。
・歴史のひとつの教訓は、真に虐げられた人間は立ち上がらないが、抑圧された人間が期待を目覚めさせられたときほど
 恐ろしいものはないということだ。そして共産圏の人々は期待を裏切られ、憤怒はその標的を探さなくてはならなかった。
 それぞれの地域を悩ませた民族や国家や宗教の対抗意識は再び噴出するだろう。もともと国境は合理的なものでなかった。
・政府はゲームのルールを変えることなど何とも思っていない。政府のおこなったことを個人がおこなえば監獄いきだ。
 たとえば投資家たちと契約を結び、後でルールを変えれば、一般的には詐欺と呼ばれる。S&Lの危機は記憶に新しい。
 S&Lはせいふに泣きついて 「大問題を抱えている。利益は吹っ飛んで、深刻な資金不足になっている」といえば、
 政府は、「では、会計規則を変えよう。本当におきていることは口外しないこと」と言った。
 政府は会計報告を操作できるようにしたのである。もし、私人が同じようなことをしたら、監獄いきになる。
 政府は「詐欺行為をしたのは少数の貪欲な奴らが起こしたことだ」と言った。政府はその貪欲な奴らの一部である。ヾ(´_`ノヾィ♪


4732,閑話小題 ー年金生活者になって垣間みえてくる貧困問題? 

2014年02月27日(木)

 年金生活に入って、事業人生の気の張りも緩み、かわり映えのない日々が続いている。年金生活になれば、娑婆ッケも抜け、
今さら欲しいモノも、してみたいコトも然程ない。還暦までが人生の面白いところ。あとは、自然の流れに身を委ねて、日々、
面白、可笑しく生きることを心掛けるしかない。生活に心配ない収入があるかないかだが、自然に適応するから不思議。 
同世代が、二ヶ月後から古希になる。 残された人生の期間が、あと平均10年になる。そのうち9年間が介護を必要とする、
というから、そう甘くはない。比較的恵まれた環境の生涯だったが、ここにきて、周辺が寒々とした空気になってきた。
貧困問題である。以前も書いたが、世界と比較した相対的貧困問題である。この東北震災の影響が今後、さらに深刻になり、
日本は貧乏国になることは避けられない。 以前にも少し取り上げたが、ーその辺りをネットでみるとー
《 日本の貧困率についての最新のデータ、OECDの2009年の統計によれば、日本の相対的貧困率は16.0%で、この年に調査
 された中では、イスラエル20.9%、トルコ19.3%、チリ18.5%に次いで4番目に相対的貧困が高い。同年調査された韓国
(15.3%)よりも高い率である。2009年には調査されなかったが、かねて貧困率が高いアメリカ合衆国が17.3%(2010年)、
メキシコが20.4%(2010年)である。 日本より貧困率が高いメキシコ、トルコ、チリはいずれもOECDには加盟しているが、
先進国と言える経済力ではないため、日本は先進国の中でイスラエル、アメリカに次いで3番目に貧困率が高い国になる。
逆に西欧諸国は大半が10%以下、全調査国中最も低いスウェーデンとデンマークの5.3%を筆頭に、北欧の貧困率が低い。
 厚生労働省の調査では、日本の相対的貧困は2009年の時点で16.0%は、データが存在する1985年以降で最も高い数値。
2007年の国民生活基礎調査で、日本の2006年の可処分所得の中央値(254万円)の半分(127万円)未満が、相対的貧困率
の対象となる。これは、単身者では手取り所得が127万円、2人世帯で180万円、3人世帯で224万円、4人世帯で254万円に相当。
日本は、かっての調査では北欧諸国並みの水準で「一億総中流」と言われたが、1980年代半ばから2000年にかけて貧富格差が
拡大し相対的貧困が増大した。なお、ジニ係数と相対的貧困率は定義が異るので一概に比較は出来ないが、単身世帯を含めた
すべての世帯における年間可処分所得(等価可処分所得)のジニ係数で国内格差をみると日本はアメリカ・イギリス・カナダ
・オーストラリアの英語圏諸国より格差が小さく、フランス・ドイツとほぼ同程度の格差であった。
 相対的貧困率は、1980年代半ばから上昇している。この上昇には、預貯金や不動産を所有しつつも収入は年金しかない
「高齢化」や「単身世帯の増加」、1990年代からの「勤労者層の格差拡大」が影響を与えている。「勤労者層の格差拡大」
を詳しくみると、正規労働者における格差が拡大していない一方で、正規労働者に比べ賃金が低い非正規労働者が増加、
また非正規労働者間の格差が拡大しており、これが「勤労者層の格差拡大」の主要因といえる。》と、やはり深刻である。
▼ 年金生活に入って、家にいるケースが多い上に、見栄など、どうでも良い年齢だが、それでも思わぬ出費が次々かさむ。
 リーマンショックによる静かな恐慌と、大震災による影響で、マイナスの影響を受けるのは、貧困層。 我われ世代は
「良い時代」を生きてきたが、これからは「悪い時代」に生きることになる。 良い時代を知らないから、それが当り前?
・・・・・・
4365, セックスがあいさつ代わりの類人猿
2013年02月27日(水)
              『あなたのなかのサル』 フランス・ドゥ ヴァール
 読書の合間に、Youtubeの他に、最近、アマゾンのネットサーフィンをしている。で、見つけたのが、この本である。
ボノボの、この習性を知ってはいたが、立ち読みでも面白い! これが人間の隠された本質かもしれない。
  ーまずは、ともあれ、この中の一節からー
≪ セックスがあいさつ代わりの類人猿ボノボは、発見が遅かったにせよ人間のタブーに接触のためか、あまり知られていない。
何と一時間半に一回セックスする。体格的にもずん胴なチンパンジーよりスマートで、より人間に近いと思われるこの類人猿は、
そのため動物園にもTVのお茶の間にも登場しない。このフリーセックスというか、挨拶代わりのセックスは、子殺しを防ぐことから
起こったのかもしれない。 父親がわからなければ、外から来たオスに殺されることが防げる。セックス相手のオスから庇護を
与えられるからお得である。ボノボでは若いメスは相手にされない。熟女が歓迎される。若いメスは性皮の腫れをパスポートにして、
新しい集団におちつくのである。 ボノボはメスのほうが権力をもつ。メスはほかの集団のオスともセックスすることによって、
オスの縄張りの意味をなくして、ボノボは平和な社会の可能性を開くのである。
 人間はセックスを社会生活から隠す。あいさつ代わりのボノボと違って、セックス相手をひとりのオスに絞ることによって、
育児の支援を受けるのである。ために家が必要になった。チンパンジーなら劣位のオスはセックスをとがめられる。
 人間はチンパンジーのように縄張り意識や外集団に対する攻撃心をもち、メスを囲い込む。子孫や経済の共有がないから外集団との
争いが絶えないと思われるのである。ボノボのように子孫と食物の共有が広くおこなわれる必要があるのではないかとヴァールはいう。
人間はチンパンジーのように縄張り意識や外集団に対する攻撃心をもち、メスを囲い込む。子孫や経済の共有がないから、外集団との
争いが絶えないと思われるのである。ボノボのように子孫と食物の共有が広くおこなわれる必要があるのではないかとヴァールはいう。
 チンパンジーには集団での権力闘争や序列関係があり、観察記録には如実にそれが現れる。人間はそれがあたかも存在しないか
のように暮らすから、動物たちの観察記録が参考になる。
 動物たちは序列を明確にする。それをボティランゲージではっきりとわかるように表わす。劣位の者は腰を低くしたり、腹を見せる。
人間には序列があるはずだが、それを明確に表わさないし、ときには無意識に行っているのに意識の底に潜りこませるのである。
それを明確に意識の昇らせるために、このようなチンパンジーの観察記が役に立つのである。≫
 ▼ Youtubeに、この映像がある。(今日のバードウォッチに掲載) これをTVで放映は出来ないのは当然。
  人間に最も近い類人猿の永年かけた知恵というから考えさせられる。食肉系女子を重ねると、いやに納得する。近親間では
  どうかは、分からないが、恐らくないのだろう。考えてみれば、これが桃源郷の世界ということ? 一時間半に一回ですか!
・・・・・
3990, 日本の、今そこにある危機
2012年02月27日(月)
  産経新聞一面に世界協力銀行の企画部長の論説、【日本の、今そこにある危機】の論説が現在の日本の
 実態を分かりやすくまとめてある。 これが現在の日本である。
* 日本のGDP(一人あたり)2000年には世界第3位だったものが2008年には23位に低下
* 国際競争力は1990年には世界1位だったものが2008年には22位に低下
* プラント(生産設備)輸出では2006年に韓国に抜かれ、今や成約実績で3倍以上引き離されている
* 貿易収支は31年ぶりに赤字転落
* イギリスエコノミストは『自動車の海外生産比率が2003年の49%から2014年には76%まで上昇する』と予測。
* 日本の国と地方の債務の対GDP比率は213%でイタリアの129%を大きく上回っている。
* サマーズ元財務長官(オバマ政権経済顧問)は『日本はもう終わっている』
▼ 莫大な借金を政府部門が抱えているのに金利が上昇せず、円高が続くのは、債務の95%を国内で保有しているため。
 このマイナス・スパイラルも、ますます加速しているが、これに対し政治が混迷をして思い切った対策が出来ない。
 もう「日本は終わった」のか? 更に東北大震災と、首都直下型地震と、東海、東南海、南海地震が待ち受けている。
 これから10年間は、日本は激しく衰退するしかないのか。 首相は一年しか持たないで交代するパターンを繰り返し、
 ある日突然、国家破綻の道をひた走り、国内は空洞化。国民は今そこにある危機にさえ鈍感で、ゆで蛙状態。
 国が滅びるとは、こういう姿か。充てがわれた民主主義の行き着いた結果が、これ。少し早めの?会社整理は、正解だった。
 ・・・・・・・
3625, 人は人生に何を求めるのか
2011年02月27日(日)
 人生の終盤に差し掛かり、ふと「人間は一生を何のために生きているのか?」という学生時からの問いが再び俄然と立ち現れてくる。
何度も問いかけ、問いかけられてきた問題だが、この年齢の、その問いかけは自分の人生の奥から沸きあがってくるから学生時代の
それとは違ってくる。 「己の魂を磨くため、高めるため」というのが、現在のアリキタリな答えになる。キュープラー・ロスのいう
レッスンとは魂を磨き高めるためである。 それは社会的に成功したとか、何かを残したとかいうことより、内側に一歩踏みこんだ
自分独りだけの醒めた問いかけと、その答えになる。 そこで、何度も問かけてきた、「魂とは、そもそも何ぞや?」という
根源的な話になる。 魂とは= 物理的には、大宇宙の中の微細な最大100年間与えられた肉体。それに対し、魂は、己の心の
背後に広がる内的宇宙と、そこに繋がっている己をいう。 それは「いま、ここ」から過去・未来に広がり宇宙に通じている。 
それを人間は一生をかけ心を通して広げ、高め、開放していくことが、人生が求めること。 自分の人生が半年、三ヶ月と、区切られたときに、
己は果たして何を求めていたのか、問題が立ち上がる。 「人生は魂の研磨を通して己を高めること」とすると、そこに知識と経験が必要になる。
求める対象にエネルギーを集中していく過程で己を高めることそのことが人生である。 よく遊び、よく学び、よく働く、こと。
その3つを心がければ、自動的に求めているところに近づくはずだが。人生が何を求めているかというフランクルの哲学になっていくが。
 そんな難しいことを考えることもない。 今ここ、を大事にすればよいのだが!
 ・・・・・・・
3260, 日米「振り込め詐欺」大恐慌    ー2
 2010年02月27日(土)
  ーこの本の論旨というと
「アメリカ発の世界恐慌」がこれから始まるが日本はアメリカに洗脳されたままなら、アメリカと一緒に崖から落ちて行くだけ。
オバマは2年で大統領を辞任し、ヒラリー大統領が登場する。 現在のままでは「日米振り込め詐欺構造」では日本が潰される。
既に「日米振り込め詐欺」で私たちの年金が吹き飛ばされたも同然で。日本の年金が国債などで吹き飛んで、近い将来には、
3分の1しかもらえない事態になる。しかし、これからはアメリカ処分案が実行される。アメリカが処理しなければならない
金額は4千兆円。 巨大バブル崩壊で失われた世界の富は総額6〜8京円。 その10分の1の処理が必要になる。 
その中で、日本はアメリカの洗脳から脱却しなくてはならない。ここで更に日本から60兆円を貢がせようと策動する。
これからアメリカは横柄な態度で次から次へと日本に政治謀略を仕掛ける。
 ▼ 以上だが、隷属国家の日本は、民主党への政権移管でアメリカと日本の官僚たちからの呪縛から解放される時である。
日本が稼いできた金は、ドル本位制度とかいうシステムで殆んど絞りとられてきた。 この著書は一年前に書かれたが、
著者の言うとおり、鳩山の脱税、小沢の政治資金疑惑など、明らかに日本の官僚がアメリカに策動された動きになっている。
そして、今度はトヨタバッシングである。 現在が日本にとって大きな節目。思い切ってアメリカと間を置くチャンス。
アメリカは露骨に日本の貯蓄を狙っている。 この数年が経済危機に見舞われるが、大元のアメリカの傷は最小で済む。 
「振り込め詐欺」というより、「抱き込み詐欺」に戦術を変えようとしている。 ドルを大幅に刷って、
世界中のドルの価値を一方的に下げればよいだけ。 それがドル本位制の正体である。アメリカは軍事だけではない、
小麦、トウモロコシなど、食物の生産国である。軍事と食料で日本など簡単にコントロールできる。
だから、いざとなると日本は腰が引けるのである。 人口減少と、戦後教育、とりわけ「ゆとり教育」で日本人は、
確実に骨抜きになってしまった現実がある。 頭と尻尾に、その傾向が大きく現れている。 
 ここで、政界再編成を早く実施して、新しい時代に向けた体制をつくらなければならない節目にきている。
今さら鎖国もできないだろうし。 欧州、アメリカが駄目ときたら、紆余曲折はあっても、中国、インドの時代か!
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2885,「思い出婚」というが!
2009年02月27日(金)
芸能関係の話も、たまには良いだろう。
ーまずは昨日の芸能界でのサプライズニュースの内容から
《 歌手玉置浩二(50)と女優石原真理子(45)が復縁し、東京近郊で同居生活を始めていることが24日、分かった。
 2人は85年に不倫愛が発覚したが、紆余(うよ)曲折があり翌86年には破局。 06年は石原が自伝で玉置の暴力癖
 などを暴露し絶縁したと思われていたが、2人は自伝の出版後も連絡を取り合っており、再び恋に発展したという。
 今月に入って同居を始め、玉置の自宅周辺では、買い物に出掛ける姿も数多く目撃されていた。
 80年代後半には泥沼の不倫騒動を起こし、06年には石原が自伝「ふぞろいな秘密」の中で「(玉置の)暴力が原因で別れた」
 と衝撃の告白をした。2度と顔を合わせるはずもないと思われていたカップルが、20年以上の時を経て再び愛をはぐくんでいた。》  
  (字数制限のためカット 2010年2月27日)
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2008年02月27日(水)
2520, ライバルはディズニーランド!     ゚+.(ノ*・ω・)ノ*.オハヨオォォ☆゚・:*☆
*IKEAの日本進出
 欧州を旅行をすると、首都の郊外で「IKEA」の店を見かける。
 何度か入ったことがあるが、組み立て家具の店でゴチャゴチャと雑然としているが面白い店である。
 本社はスェーデンにあるが、とにかくセンスがよくて、その割りに(欧州としては)値段が安い。
 北欧は家に招待しあい家具のセンスを競い合うのが互いの楽しみという。
 そのインテリアはシンプル&スタイリッシュで洗練されて、手頃な価格になり、日本の消費者にも
 支持されるのではないか。それか店としてのエンターティ-メンか!100円ショップも似たようなことを言っていた!
 そのIKEAが数年前に船橋に開店したことは知っていた。その後のニュースは聞いてなかったが、
 数日前の産経新聞の生活欄に記事が出ていた。日本でも本格的に出展を始めるようだ。 
 ーーーー
 ーIKEAの日本進出ー
*ライバルはディズニーランド
 それはIKEA日本進出の記者発表会でのことでした。競合はどこですか、という質問に対して、
 イケア・ジャパン代表取締役はきっぱりとひとこと。「ディズニーランドです」
 (字数の関係で中間カット2009年02月27日)
 ーー
 日本では、ニトリ、大塚家具、東京家具あたりが、当面の大きなライバルになる。
 日本人に組み立て家具が受け入れられるかどうかだが、私は大丈夫と思うが・・・。
  まさか、日本でIKEAの店が見られるとはね!               (。´_`)ノホンジャ!
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2007年02月27日(火)
2156, 幸福に驚く力 −3               (o_△_)oゴロン(o_ _)o.。o○グー オハヨ〜
*「物語」の持つ力*           ー読書日記ー
  ーまずは、この本の中の「物語」の持つ力と不思議についての面白いところを抜粋してみようー
河合隼雄の「物語とふしぎ」の中で、「〇〇にとって納得のいく答えが物語になるのだ」
「正しい知識を供給しても人は納得できない場合がある」「人間の体験した不思議とか驚きを心に収めるために物語はある」
といっている。人は科学的、客観的にはおかしくても、それでも納得できる方を選ぶということを遠い昔からしてきたのである。
河合さんは、それを、「その人と世界との関わりを示すものとして物語はある」といっている。
「物語とは何か」を根源に立ち返って考えさせてくれる、あるエピソードがある。ある人が、南フランスに出かけていって、
一面のヒマワリ畑の中にたったそうです。ところが、彼はヒマワリに圧倒されて、ほとんど気が狂いそうになったといいます。
その時彼は何をしたか。ゴッホのヒマワリの絵を必死になって思い浮かべたというのです。
そしてその目の前のヒマワリと自分の間にゴッホのヒマワリおいて、そうすることで初めて精神の均衡を保つことだできた。
そう話してくれました。つまり、私たちは本当に対象となるものに直に触れているように見えるけれど、いつもそこに何か借りてきて、
それを通して対象と触れ合うことを無意識のうちにやっているんじゃないか。 自分と世界と直接結ぶということは物凄く大変なこと。
だから、こうだよという物語、それを借りてくるんじゃないか。 いま私がいう物語には絵も音楽も入っています。
つまり自分は世界とどう関わったかに答え、それを一つの形にしたもの。それを聞いた時に物語とは何か、ふっとつかめたような気がします。
ある波頭を見ていると、「あっ、北斎の波頭だ」と思わずつぶやく。もし、北斎のあの版画を見ていなかったら、本当にあの波頭を
捉えることができたか? ある人がこうつかんで、物語にした。その物語を借りてくることによって、対象と向き合う。
  (字数の関係で中間カット2009年02月27日)
・・・・・・・・・
2006年02月27日(月)
1791, 全日本ラグビー選手権が面白い!      (☆-v-)。o○《Gооd Мояйiиg》○     
昨日の全日本選手権の「NEC]と「東芝府中」が面白い試合であった。 最後の瞬間まで攻防が続き、6対6の同点引き分けで両者の優勝。
後半は東芝が一方的な攻撃になったが、終了間際のワンプレーが届かず、NECが守りきり同点優勝になった。
目の前のボールを拾えばゴールで東芝の勝ちだったが、するりとボールが前に滑ってしまった。(p>□<q*))          
去年がNECの優勝の為、宦官びいきで東芝を応援していたが,近年まれなる好試合であった。
表彰式では、お互いに笑顔が多かったのは、持てる力を存分出したからだろう。 (^―^) (*^-^*)
ラグビーは延長戦は無く、両者の優勝になった。これでNECにとって昨年に続いて連続優勝ということになり、
東芝はマイクロソフトカップと、トップリーグの合せて三冠をとった。 観ていて両者が全力を出し合った
後味の良い試合であった。今年は学生の優勝チームの早稲田大学がトヨタに勝つハプニング?もあった。
ラグビーは集団格闘技(乱闘)といってよい。よく観ていると激しい殴り合いを審番の見えないとこでしているのがみる。
体力勝負のところが面白いが、闘っている選手は恐ろしいという。まあ、観るぶんにはよいが!     


4731,閑話小題 ー結婚生活は、忍耐、努力、諦め!

2014年02月26日(水)

    * 結婚生活は、忍耐、努力、諦め!
  朝日新聞の土曜版に、美輪明宏の人生相談‘悩みのるつぼ’があるが、
これが面白い!先週は、結婚歴33年の57歳男性の「妻に振り回されているのですが・・」の相談。
《・質問 <私はマイペースの行動して個人の時間を大事にしているが、妻は何時も他人のことを気にし、
  何か不安があると、口にし、私に共感を求めます。総合的に私は、その妻に振り回されています。> に対して、
 ・答は <いい歳をして何もわかってない。男女は精神的にも、生理的にも違っていて考え方が根本的に違うもの。
 結婚生活とは、忍耐、努力、諦め以外のなにものでもない。これが、その正体であり、本質。現在、日本の若者たちの
 間で「シェアハウス」が流行している。言わば共同下宿で、一人で生活するのが経済的、精神的に難しかったりする若者が
 暮らしている。他人を必要としない時には、離れた部屋にいて、人の息づかいを感じたい時には、共有スペースに出て
 いって話をしたりする。結婚とは、そういうものでは? 還暦過ぎて、家に一緒にいるケースが多くなると、この姿勢が
 必要になる。妻を亡くしたことをシュミレーションしてみて、そのプラスマイナスを考えれば、自ずと答えが出るはず。
 妻のマイナスだけを見ずに、プラスもを考えて、感謝をしてみれば!> 》と、ギレがよい。
  家に入って3年近くになるが、互いに我が強いため大変だが。その間に、いや40年以上の結婚生活で至った結論が、
 上記の「シェアハウスと思えばよい!」 この三年間では、互いの居間の滞在時間を半々にすること。私がいる時間帯は、
 家内は食事の支度など家事をして、私が書斎で読書とパソコンや、寝室でドラマなどを見る時間帯は、家内が居間と、
 棲み分けている。 就寝時間も私が20時過ぎ、家内が0時。起床時間は私が冬場4時半、夏場が4時。家内は7時過ぎ。
 結婚以来だが、互いに自分のスケジュールを淡々とこなすが、2〜3ヶ月に一度は恒例の喧嘩になるが、数日で元に戻る。
 そこに自然と「忍耐、努力、諦め」が滲み出る。 色いろ見てきて「独り暮しの厳しさ」が分かるため、まず我慢、忍耐!
 だから、互いに違ったライフワークと、共通の趣味が必要になる。定年期を向えた日本中の団塊世代が、家庭内では、
 忍耐、努力、諦めの鍛錬の諍いが生じている。私のように、立場が180度も逆転した者にとっては、この実感が強い!
 m(。・ε・。)mスイマ-m(*- -*)mス・スイマセーン (≧◯≦)(-゛-;)~(TmT)ウゥ・・
   :/   u\;   コノヤロ(☆_@;)☆\(`-´メ)  
 ;/   ノル(<)\;   / ;u  ノ \   
 ;|  (>)  _)  \;/   ⌒   \    
 ;|::: ⌒(__ノェソ   /       、   
 ;.\ u ´   ソ /   ^     |
    ;\     ,  |             
   ,ヾ \_ n^^- \     j; __/
  ;/  ∠_;i  ̄丶/ ̄      \  ´          
・・・・
4364, 嘘と真実 −3  
2013年02月26日(火)            
               ー『「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」橘玲著』よりー
  嘘といえば、超能力と霊媒である。少しは本物もあるのだろが、99%はタネがある。所詮は、思い込みでしかない。
 世の中の現象、嘘と真実が丁度よい塩梅で混合している。営業活動は9割方は、これを知り尽くしたもの。絶対量と
 質を持ったものが、知らないものへ都合良く誘導する。政治など、まさにこれである。
   * サイキックマフィア
≪ 50年前の1961年の頃、世界心霊主義者協会の理事で、世界で最も金を取る霊媒師の一人だったラマー・キーンは、
全米各地で交霊会を催し、神秘体験を求める人たちの前で霊視能力や念動作用、心霊療法などさまざまな奇跡を演じてみせる。
スター霊媒ともなれば湯水のごとくカネが流れ込み、王侯貴族のような豪邸に暮らし、美女をはべらせて最高級のレストランで
食事をし、一流のナイトクラブで札束をばら撒く夢のような生活が待っている。彼がほかの霊媒とちがっていたのは、虚飾の
生活に倦んで正直な生活に戻ろうと思い直したことだ。彼は『サイキックマフィア』(太田出版)という本を書き、‘幽霊ビジネス’
のカラクリを暴露した。 交霊会では、さまざまな"奇跡"が演じられる。物体移動の実演も、そのひとつで、こんな感じだ。
会場から指名され壇上に上げられた男に、霊媒が訊く。「免許証をなくされたんじゃない」怪訴そうな顔で、男は反論する。
「そんなはずはないよ。免許証はいつも財布に入れていたんだ」 「だったら、確認されたらどうですか?」
男が財布を開けると免許証はどこにもない。「お捜し物はこれですか?」霊媒は、胸ポケットから男の免許証を取り出してみせる。
もう少し手の込んだものがある。交霊会で、年配の女性に霊媒が尋ねる。「最近、大切なものを無くされたのではないですか?」
そして、それを出してみせる。何ということはない。スリを雇って予め抜き取っていたのだ。交霊会の前に、広告などで参加者を
募る。霊媒は、その中から適当な人を選んで、人を雇って花を届けさせ、家の中の様子をうかがい、情報を取る。そして、
あたかも霊感があたったように、その詳細を全員の前でいう。 ≫
 ▼ 要は事前に情報をとっていて、手品のように効果的に使えばよいだけ。どんな社会にも、神秘体験に惹かれる人たちがいて、
 ‘本物の神秘体験’を求めてオカルト世界を放浪する。そんな彼らのために、‘超能力’を演じ、効率的に搾取する仕掛けが
  できている。そしてサイキックマフィアが、そういう連中の情報を互いに流している。キーンが、活躍したのは1960年代。
  あれから半世紀が過ぎ、科学は進歩してが、そのテクニックは更に進歩した。手品師が、こぞって霊媒師に変身していった。
・・・・・・
3989, カーネーション
2012年02月26日(日)
 朝の連ドラの「カーネーション」、初めから見続けてきたが、なかなか面白い。デザイナーのコシノ三姉妹の母親と実家の商家を
題材にしたドラマ。初めの触れ込みは、「NHKの朝ドラで、一番がらの悪いヒロイン役」だった。 これを見るにつけ、私が育った
実家が思い出される。このドラマの数十倍の濃さと激しいドラマがあった。父が亡くなった後の私の代も次々と問題が起きていた。 
商家の家族には、あらゆる問題が全て現れ出る。この連ドラには、ヒロインの三姉妹の母親の業が、赤裸々に表現されている。 
和装店から洋装店への業種の転換と、親娘の商売上などの葛藤などの実話が背景にあるため非常にリアル。また主役のタレントも
役に憑依したような熱演。ヒロインの思い込みの強さと、目の前の障害に身体ごとぶつかっていく姿は、私の20歳、30歳の頃の
姿を見ているようである。 あの赤裸々の柄の悪さ?は、時代の変化に対応するに自然に出てくる姿。 時代は商売に関係なく先に
動いていく。その変化対応には捨て身で取り掛からないと難しい。 その辺を、このドラマは上手に脚色をしてある。 
 実在のコシノ三姉妹の子供の頃からの取っ組み合いの喧嘩も、リアル。 私が事業を始め気づいたことは、事業に家族や親戚を
入れてはならないのが鉄則。 事業は極限の限界の連続。そこで相打ちになる。コシノ三姉妹は、そのことに気づいていたようだ。 
三姉妹の母親の子育ては、殆ど祖母が担っていた。 浮き役としてのオバアサンの役割が、そこにある。人類の進化にオバアサンの
存在の役割があったという説がある。経験の知恵伝達をオバアサンを通して、子孫に教えを伝える役割である。 
その役割を、とぼけたオバアサン二代が、巧妙に果たしている。 それぞれが主体的に生きてこそ人生ということか。 
いずれにしても同じことだが・・・
 ・・・・・・・
3624, 自己の探究 ー1
2011年02月26日(土)
 「 自己の探究 ―自己とつきあうということ 」 和田 渡 (著)
    ーアマゾンの内容
 悩む人にも、悩まない人にも。偉大な思想家たちの思索をたどりながら、他者や世界と繋がる自己発見への旅。
 モンテーニュら偉大な思想家たちの思索を辿りながら、誰もがそこから逃れられない厄介な「自己」とのよりよい関係の構築を模索する。
   ーー
  哲学史から、世界との関係より、自分自身との関係を重視した思想家たち、ソクラテス、モンテーニュ、パスカル、アミエルなど、
  を取り上げている。「自己」の哲学的意味を知りたい人が、その思想家を見つけるための「カタログ」でもある。
  どのページを開いて、4〜5行を読むと自己に対する意味が自己完結しているように書いてあるのが良い。 
 ≪ 自己への問いは、いわば、われわれに課せられてくる問いなのである。日常に亀裂がはいり、自己の存在そのものがひとつの問題で
  あることに気づかされる時が、われわれに訪れるのである。ひとたびこの問題に遭遇すると、自己は一種の棘となってわれわれを
  苦しめることにもなる。----- しかし、その歩みを通じて、自己がどのような存在であり、自己として生きることがいかなることかが
  少しずつ見えてくるであろう。 自己への旅は、われわれが自己の多様な側面を解きあかしていく思考の経験であり、自分との対話や
  反省の試みを介して自己を掘りさげていく経験である。 ≫
 ≪ 自己探究という冒険には、終わりがない。それというのも、自己は不断に変化することをやめないからであり、自己を探究する
  視線にも変化が伴うからである。 それゆえ、この冒険は、変化するものをめざす視線と、それ自身が変化する視線とが交錯するなかで
  くりひろげられる絶え間ない自問自答の過程である。 そこでは、見えていなかった側面が見えてくる、自分に疑いなく見えていたと
  思っていた側面が疑わしくなる、自分の見方の狭さ、窮屈さが見えてくる、もうひとつ先を読む見方が自分に求められてくる、
  というようにして自分を軸にした思考がくりかえされる。 この思考は・柔軟性を欠けば、こり固まって偏狭な自閉的世界へと
  入り込んでしまうのかもしれない。 ≫
▼ 60歳を過ぎてから、自分では見えていたと思っていた側面が疑わしくなってきた。 老化とは偏狭な自閉的世界に入るプロセスでも。 
 最近、自分の中に以前から下町などで見てきた歪んだ顔の老人の姿が合せ鏡になってきた。 自分の老いを見つめることも自己探究。
・・・・・・・
3259, 世界の深さは、世界を読む人の深さにかかってくる
 2010年02月26日(金)
  *蒟蒻問答
八五郎。昔の伝で上州は安中で蒟蒻屋を営む六兵衛を頼ってやって来た。 六兵衛さん曰く「丁度村の寺に住職が居なくて困っていた所だから、
そこの住職になれ」と勧められた八五郎、気楽に過ごしていたが、ある日、諸国の僧侶が問答をしたいとやって来たから、大変。
当時は、問答をして負けた方が、寺を明け渡して出て行かなくてはならない決まりがある。八五郎は、仕方なく、その日は住職は留守だとして
旅の僧を引き取らせますが、また来ると言われ、困った八五郎六兵衛に相談、六兵衛は自分が住職になって適当に追い返すと言うので八五郎は
代わってもらう。次の日、早速旅の僧がやってくると、住職になりすました六兵衛。 僧の前に座ったきり口をきかない。
旅の僧は住職が無言の行をしているのだと勝手に思い込んで、身振り手振りで問答をしようする。自分の胸の前に、指で小さな丸を作って
前に突き出すと、住職に成りすました六兵衛、若い僧を睨み付け、両手を大きく動かして円を書く。
(字数制限のためカット 2012年2月26日)
・・・・・・・・
2884, 被膜で隔てられて
2009年02月26日(木)
          「ことばの顔」ー鷲田清一    中公新社
  被膜に隔てられてー ミッシェル・セールの哲学
    ーもし君が身を救いたいと思うのなら、君の皮膚を危険にさらしなさいー
 何気なく読んでいたら鋭い指摘に、深く納得。
   ーその一部をまとめてみるー
 私たちは傷つくことを深く恐れているらしい。いつも被膜越しに、防禦壁ごしにものに、出来事に関わろうとする。
 関心がないわけではない。強く惹かれるけれど、それにふれて、ぶれてしまうことを恐れるのだ。そう、火遊びをこわがるのだ。 
 とりかえしのきかない痕跡が残ることを怖がるのだ。TV、ビデオをまるでマジックミラーをのぞくかのように、まるで透明人間のように、
 他人のプライベートな空間に入って行きたいと思う。あるいは殺人事件の現場、他人のセックスを身近でみたいと思う。
 それも自分がその場に身体をもつことなく。
 ・ホラーや怪奇のビデオは今も人気がある。 バラエティ・ショーも、この場合は、自分も実は観たいし
  参加したいが、画像を通せば簡単に参加した気分になれる。
 ・TV、インターネット、携帯電話、など全てが被膜を通している。
 ・透明ラップ ー> スーパーの魚や肉も同じである。 調理済みにしてパックされている。
 私たちは、自分の皮膚をさらさない、避難所に立てこもったままで、しかし他者に、異物に関わりあいたいと願う。 
 いや、現代ではその被膜こそが、唯一の対象なのかもしれない。物ではなくて媒体そのものが最初の、異物と思われない
 異物なのかもしれない。そうすると、他人でも物でもなく、媒体という遮蔽膜が私の環境になっているかもしれない。
  セールは、(内部)を皮膚という表層の効果としてとらえた人だ。皮膚と皮膚とが接触するところに〈魂〉が生まれると考えた。 
 唇を噛みしめる、額に手を当てる、手を合わせる、括約筋を締める、そうすると〈魂〉が生まれる、と。そう〈魂〉をさらした
 ゲームの中で、ひとはじぶんの存在に触れる。そう、傷の中で、時間がなにかのきっかけで思い出したように疼かせるあの傷の中で、
 そう、負った傷だけ、たしかに〈わたし〉は存在する。少なくとも「美には傷以外の起源はない」。そういったのはジャン・ジュネである。
  ーー
 以上だが、中高年になって人生を振り返ると、この言葉の深さが思い知らされる。 最近になって、傷の痛みが深く疼く。
 忘れていた嫌な記憶がフラッシュのように蘇る。しかし、その痛みの分だけ〈わたし〉は存在してきたのである。
〈魂〉をさらした分だけ、自分は生きてきた。 そして、その痛みに疼くこと、それが生きていることになる。
 情報機器で私たちは何時の間にか囲まれてしまい、我が身を危険にさらすことが少なくなっている。それが、
 自分自身の真の危機であることをしらないで・・・  そういう私も年齢を重ねるごとに(皮)膜が厚くなる。 
 それが老いるということなのだろうか?  この恐慌で世界中が情報機器の便利さも重なり、内籠り傾向になってきた。 
 それが実は恐ろしいことである。 充分に皮膚をさらした後なら、まだ良いが。 中年クライシスや、初老性鬱病は、
 その過剰や過小を起因とする。 充分すぎるぐらい曝してきたか? こんなものか? 傷の疼きに聞いてみよう!
 ・・・・・・・・・
2008年02月26日(火)
2519, ジム・ロジャーズの講演 −1
2年ほど前にジム・ロジャーズの本を二冊読んだが、なかなか面白い内容であった。
その彼が日経新聞の主催の講演会で述べた内容が、この日曜日に載っていた。
 大まかの内容をまとめてみた。
 世界の大きな流れとして、
*21世紀は中国の時代。= 中国で何か問題が起きたときは投資のチャンス。20世紀はアメリカの、21世紀は中国の世紀である。
 私の娘は完璧な中国語を話せる。2003年生まれの娘にとって一番身に付けさせたいスキルだったので覚えさせた。
*アメリカ離れ進む= 私の娘はアメリカドル預金を持っていないし、私も資産をドルから撤退させるつもり。
 株式もアメリカ及びアジアで現在株価は下がっている。 配当利回りなどいかなる指標を使ってもアメリカの株式は割高。
 3〜4年周期で上がったり下がったりするだろう。短期売買で儲ける人々もいるだろうがすすめはしない。
*日本株= アメリカ株に投資するよりは良いので多少持っているが、アメリカの影響を受けない会社に投資したほうがいい。
 アジアの 水・農業関連また中国人の観光に関する会社ならアメリカの影響を受けないので有力。私は日本では高齢化関連の会社、
 幼児関連の会社などをもっている。 日本の商品のブローカーはこれからリターンが楽しみだ。
 日本は現在少子化対策をあまりしていないが、やがて少子化対策に動くと信じ幼児関連の会社に投資している。
*通貨= 私は10から20ぐらいの通貨をもっているが、最近は、人民元・日本円・スイスフランに投資している。
 人民元は交易量がどんどん上がってきている。人民元は非常に割安で安全な投資先。 日本円やスイスフランは何かがきっかけで
 キャリートレードの巻き戻しがおこり上昇するだろう。オーストラリアドルやニュージーランドドルに投資している人は
 日本の低い利率が変わるときに注意すべき。利率が変わると他の国の人が円を買い戻す動きが起こる可能性がある。
 利率だけにこだわってアメリカドルに投資するな。長期ではアメリカドルの価値は下がる。それをふまえたならもっていてもよいだろう。 
 商品の時代に1999年からはじめった商品の上昇相場はおそらく2020年まで続くだろう。企業を分析して株式に投資するより商品は簡単な投資。
 需要と供給をみればいい。オイルをみると、供給はここ25年間減っている。40年間、大きな油田の発見がなく、アラスカ・メキシコ
 ・北海など既存の油田も産出量が減っている。 国別で見ればイギリス・マレーシアは10年以内に輸入国になる。
 中国・インドネシアはすでに輸出国から輸入国になってしまった。またどのオイル会社も埋蔵量が減っているというデータもある。
 一方需要は、世界全体が成長し続け増え続けている。一人当たりのオイルの使用量を国別で見ると中国は日本の約10分の1、
 インドは約20分の1。 中国・インドの人達はいま日本のような暮らしがしたいと思い働き・投資をしている。
 特に現在30年〜50年来割安な農産物への投資がおすすめする。最高値より砂糖は85%・コーヒーは60%・小麦は50%安い。
(字数の関係で中間カット11年02月26日)
・・・・・・・・・
2007年02月26日(月)
 2155, 格差社会        (~Q~;)  おはよう〜〜ファ〜
先日TVを見ていたら格差社会について報じていた。事業者の立場の実感として、その拡大をヒシヒシと感じているが、
さらに加速しているようだ。自由競争が情報化やグローバル化により、激しさを増した結果である。「20対80」の法則が、
「5対95」の法則に変化したということだ。(20の要素に80が集中する法則が、5に95が集中)
  ー以下の数値は「格差社会」で検索した結果であるー
就業者の33%が200万以下の収入で、30佑非正社員。その雇用形態による所得格差は、リクルートワークス研究所の
04年7月の調査によると、正社員の平均年収は532万円、派遣社員は227万円、定職に就かないフリーターは167万円。
派遣社員やフリーターがこの三年で更に増えてきて、それが格差拡大につながっている。
 −−
先日の新聞によると、「生活保護世帯の補助金に満たない就業者が25%になった!」と報じていた。
その影響は結婚にも表れている。大学を卒業して1年後に正社員だった男性は10年後に71%が結婚しているが、フリーターは
35%しか結婚していない。背景にはフリーター期間の長期化による現在や将来の経済的不安がある。
  (字数の関係で中間カット14年02月26日)    

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