股・戯れ言


BBS

ナミイおばあに会ったど!&ラウンジwell歌夢告知

そういえば「キタコレ!戯れ言」
http://d.hatena.ne.jp/maaa55/
すっかり絶賛休止中なんですけど今年は再開するつもりでおりますよ。

そのキタコレ!で取り上げていた映画「ナミイと唄えば」
http://d.hatena.ne.jp/maaa55/20060328
の主役・ナミイおばあに石垣で会ってきました。
しかもタイミングよく姜信子さんらも石垣に来てらっしゃってて、ショーコーおじいの家での宴会に混ぜてもらっちゃいましたよ。で、大酔っ払いした。
みやらさんのお母さんに大感謝であります。
キタコレ!に載せた文章にも書いてたけど、あらゆることには縁があって、私の縁はちゃんと石垣まで通じていたんだなあ。嬉しいことよ。まあ泥酔だったけどさ。でもおばあとうんと遊べたから満足だ!書いたことが実現するなんて!
詳しくはまた後日書きます。




とりあえず、今週末はこんなイベントやるのですよ

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「ラウンジwell歌夢」
1月20日(土曜日)
開店 19:00
閉店 23:00
場所:下北沢el mago(http://r.gnavi.co.jp/g504200/)
チャージ:1000円(1ドリンク+お通し)
DJ
19:00 - 19:40 フリータイム
19:40 - 20:20 オオツボ (佐賀)
20:20 - 21:00 石井 (東京)
21:00 - 21:40 小野島大 (大阪)
21:40 - 22:20 オカモト (愛知)
22:20 - 23:00 ヤツザキ(東京)


■ラウンジwell歌夢とは?
スナックwell歌夢の姉妹イベント。
普段スナックwell歌夢ではかからないよな暗かったり、地味渋だったり、長かったり、マイナーだったりな曲を中心にかけて呑んだり話したりする「おとなのwell歌夢」(妹イベントなのに姉より大人)を目指しております。

■DJフリータイムあり
3、40分くらい空白の時間があるので
希望者がおりましたら持ち込みCDでDJやってもらって結構!
希望者が全然いない場合は出演者でテキトーに繋ぎますが
希望者が多い場合はリレー式になるかも。その辺は当日決めます。
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いつもやってるスナックwell歌夢の裏バージョンでございます。
何も準備してなかったから東京帰ってきて慌てて調整しましたよ。
わたくしの先生である小野島さんや音楽最高サイト「フリークスインフリークスアウト」の石井さんに出てもらいます。オオツボさんおかもっちゃんもいつもと違う感じのDJでしょう。
私は何かけよっかなーON-Uの曲ばかりかけたいが、USインディーのどマイナーなバンドばかりかけてしまいそうな予感。

かまぼこと北海道の珍味がお通しでついて1ドリンク1000円ですわ。
よかったら皆さんきてくださいまし。
フリータイムは早い時間なんで早い時間から来るといいよ。
いろいろ書きたいことはあるが取り急ぎ。
2007年01月18日(木)

振り向くな、振り向くな、いまさら2006年ダイジェスト

一週間の休暇が終わり、本日から仕事始めでございます。
なにせ行ってた先が沖縄、石垣ですから、「社会復帰できないかもしらん」なんて言っておりましたが
ホントにその通りですよ。
今日は起きたら9時26分でした。
会社の先輩から「何やってんだコラ」という電話が入って起きた。
今年の目標も「遅刻をしない」にされそうでございます。

さてさて、沖縄にいる間に更新しようと思うていたんですが毎日人に会ったり呑んだくれたりしていたら時間が勝手に過ぎ去っていきやがりました。時間を浪費しまくりました。まあ沖縄行ったらそうなることはわかってんだけどさ。
というわけで沖縄話もいろいろ書きたいところだが、まあとりあえず去年のうちに書くはずだった「2006年ダイジェスト」をば。ちなみに2005年版はコチラ↓
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=54856&pg=20051231
こういうのって読み返すと恥ずかしいね。今更気づいた。


1月
・栃木の工場で新年を迎える。31日から1日にかけて37時間労働。
・市原までわざわざ高校サッカーを見に行く。大阪朝鮮最高!
 2006年はそのまま高校野球も高校ラグビーも見に行くつもりだったんだが・・・
・リキプロを見に行く。今年はプロレス沢山見に行くと誓ったんだが・・・
・もりしまさんに誘われて横見浩彦鉄道ツアーに行く。つらい女をたくさん見た。
・ズーキーパーばかりやる日々
・ヘリッシュを知りヘリッシュばかり聴く日々
・「キタコレ!戯れ言」を始める
・前髪を作ってジョニー・ラモーンのよな髪型となる

2月
・りえ坊とともに一週間ほど大分〜福岡の旅。
 りえ坊の実家で関サバ関アジの豪華な刺身をいただくが、父上と母上がウンコ話ばかり するのでビックリした。大分では鶏メシ、とり天ばかり喰らう。
 福岡でも泥酔。ライブ見に行ったりすりゃよかったなあ。
・ガールズタイフーンにDJで出演。2年ぶりくらいにDJやっておもしろかった。
 女の子イベントなんで女の曲をかけな!思っていたんだけど女の曲は山本リンダのみと いう体たらく。
・親戚間の重要事情でダイナソー行けず。まあしゃあない
・映画「スティービー」に出会う。傑作!

3月
・ケニー・ドープのCDばかり聴いていたなあ。
・二泊三日で沖縄に行く。友部正人のライブでボロ泣き。
・「送還日記」や「ナミィと唄えば」などの良作映画を沢山見る。
 ナミィおばあの映画は2度見に行ったくらいだ。
・PC壊す。相変わらずデストロイヤー
・春の選抜に狂う(わざわざみやらさんの家で観戦する程)

4月
・部署移動 。私の人生の師でありまさに父親のような上司とのお別れ。
 っても全然湿っぽくもなく、上司はズボン脱いでカラオケしてた。
・鹿児島出張。九州全県制覇!
 天文館のジャズバーが最高すぎた。ドン・チェリーばっか聴いてたが。
・PCをまた壊す。2ヶ月連続ってどんなんだ。
・ライター講座に入る。小野島さんにいつもは「ヤツザキ」で呼ばれてるのに本名で
 呼ばれるのが非常に羞恥プレイであった。

5月
・チョコプロ、マッスルと邪道ながらプロレス二連チャン。
 やっぱりオイラ、プロレス好きなんだ
・仕事で失態犯し、前の上司に助けられて泣く。
・D-1クライマックスのオーディションに招待されたので行く。
 女の裸はたくさんありすぎるとありがたくなくなるなあ。
・また沖縄行く。どんだけ行くのかと。
 うつみようこさんに初めてお会いする。ウヒャ!
・ビミョウなダイエット開始。やせる
・るっぱさんのフジロック出演が決まって自分のことのように喜ぶ。

6月
・スナックwell歌夢を始める。大盛況で感謝感謝。
・ブリノイにDJ出演。ベタなロックをかけるところで赤痢などを流す。
 この週はブリノイ、well歌夢と一週間に二回もDJやったんだった。
・パワハラで腹が立つ 。訴える。勝つ。
・腫瘍発覚。うへー
・ダイエットが行き詰る。あと発情しない病が悪化して困る。

7月
・おおきさんいなさんの結婚パーティへ。おめでとう。
・検査の結果、内膜症ではないことが判明。ホントよかった。
・発情しない病なのにリプレイスメンツを聴き狂って胸キュンしたいなどと夢見る。
・年に一度の部屋大掃除。ものすごく大量に雑誌や服を処分。
・フジロックに行く。ヤパニ!をフジロックで見られたのは感慨深かったなあ
 2006年もいろんな人に会えて楽しかった。
 ベストアクトは大江慎也!!!!ていうかルースターズだったし。
・フジ帰りにワキ毛を剃ろうとして人差し指を剃る。半もげとなる。
 温泉から病院に運ばれて手術。全治3週間。
 「そこまでしてワキ毛が剃りたかったのかと」といわれる。

8月
・指負傷に伴い禁酒の日々。
 つらいが飲むと傷が疼くのでしょうがない。
・甲子園に熱狂の日々。今年も(観客席に)初出場できず
 2006はセンバツも夏の甲子園もみやらさんの家でばかり見ていたな。
・スナックwell歌夢2開催。仕事で間に合わないかもと思われたがなんとか間に合う。
 部室の打ち上げみたいで最高。
・なんかうっとーしーメールが多くて大変な日々。
・スクリッティポリッティを見に行く。
 グリーン・ガートサイドは昔より今のほうがカッコイイよ

9月
・白河→水戸→福島の村という地味渋なんだが桃鉄的出張5日間。
 茨城の山奥のひなびた温泉に泊まったりして大変つげ義春っぽかった。
・無我を見に行く。西村に握手してもらってポワーン
・やたら忙しかった気がする。ほか覚えてないし

10月
・8月、9月の代休ということで誕生日休暇と称して沖縄へ。
 去年は誕生日に宮崎で泥酔だったが、今年は沖縄で泥酔であった。
・沖縄から帰ってそのままスナックwell歌夢3。
 那覇から着物で飛行機乗って会場入りですよ。えれえ大変。
 しかしこの回のwell歌夢は非常にターニングポイントとなった。
・石井聰亙おっかけに精を出す日々。
 最初は池畑潤二を拝みに行ったつもりだったんだが、
 気がつけば石井監督の言動に右往左往。
 とにかくいてもたってもいられない衝動に駆られる

11月
・引き続き石井聰亙おっかけの日々。
 バウスシアターの上映後は吉祥寺駅まで走って帰ってほど。
・膝下を負傷したら傷痕が眼になってた。未だに消えてない。
・石井聰亙おっかけフィナーレ迎える。
 最後はサイン貰ってその後ファンレターまで送った。 感無量。
・和歌山出張。大阪で放蕩さんオバ氏とおもろい話ができてよかった
・和歌山から戻って即マッハトリガーでDJやらせてもらう。
・マッハトリガー終了後即新潟出張。さすがにへばった

12月
・金沢に出張の日々。3回渡航、計11日間滞在。見事に風邪引いた
・スナックwell歌夢4開催。年内最後。
 ほんと盛り上がった。ありがとうございます。
・仕事忙しすぎ。月の休みが3日しかなかったよヒー
・でも忘年会で飲みまくる日々
・あまりに労働がしんどいので正月明けに旅に出ることを決意する
・年越しは後楽園ホールで「第二回インディーズサミット」
 やっぱりオイラ、プロレス好きなんだ(二回目)



2005年は壁にぶち当たってモヤモヤしてたが2006年はいろんな人のおかげで新しいことをいろいろ出来た。仕事も忙しいが充実しとるよ。
ほんとにほんとに、皆さんに支えられて生きてますわ!ありがとうございます!
2007年はどうなるのかしら。ってもうすでに様々な出会いがあったけど。
長くなったんで一旦終了。続きは次の日記にて。
2007年01月17日(水)

もう2007年だけど本日仕事納め

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

と、書いてるのにただいま2006年仕事納め真っ最中です。私の2006年仕事納めは2007年1月5日なのであります。
北関東のクソ寒い工場でガタガタ震えながら待機しとります。寒い。ほんとに寒い。
このままおっ死んでしまうんじゃないかとさっき思ったほどだ。(大げさ)
でもまあ、この仕事納めさえ乗り切れば!
来週は南の島だ!
いつも行ってる南の島よりも400キロくらい南にある南の島だ!


ちなみに大晦日はインディーズプロレスの祭典「インディーサミット」@後楽園ホールに行ってまいりました。
なんというかもう、夢のような年越し。
大日本プロレス、DDT(この2つは大学の時よう見に行ってたなー)、IWAジャパン、みちのくプロレス、大阪プロレス、KAIENNTAI DOJO、エル・ドラドの8団体によるインディーズ版「夢の架け橋」だ。このほかにもアパッチ軍、バトラーツ、ドラゴンゲート、666の選手も出ていたからほんとにインディーズ大集合である。
久方ぶりに見た大日デスマッチ(気仙沼二郎血まみれ!)とバチバチファイトのモッチー、飯伏VS澤、ゴッドファーザーJr.(ちょっと見ないうちに立派な大人になっていて驚いた)が最高だったりしたが私の目当ては何はともあれ、海援隊★DXでした。
今を遡ること10年以上前、週プロを毎週せっせと買っていた頃、私はUインターとリングスと海援隊★DX(とグレートムタ)が好きで好きで、とりわけ海援隊に関しては似顔絵を描いたりするほど(ほんと恥ずかしい告白)好きだった。「高校卒業したら東北までみちプロ見に行こう」と友人と話しておりましたよ。今考えるとオボコな夢だなあ。その頃の東北は遠かったのだ。
しかし高校卒業時に海援隊は渡米、みちプロを見に行くという夢も潰えてしまったわけです。それでも「海援隊大噴火」(ビデオ)を見てはいつか海援隊は復活してくれるものだと思い続けていたのです。私はTAKAみちのくは最近好きじゃないんだが(海援隊だけでなく夢狩人の頃はよかった)、ブログっつうか昔の日記に書いていたこの文章には目頭が熱くなったもんだ。
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Acropolis/4224/gallery45.html
ほんと名文(駄文だけど)なんで読んでいただきたいよ↑

2003年のみちプロ10周年大会の時も海援隊は復活してましたが、あん時はショーンがいなくてちょっと抗議したい気分になったんだった。かわりに半蔵が居たけど。半蔵で海援隊といえば、大阪でやった海援隊VS正規軍の五大シングルマッチですな。リング上でヒモ引っ張って対戦相手決めたやつ。マスク被った半蔵が出てきて海援隊に入ったんだよなあ。


その海援隊★DXがショーン入りで2006年最後に復活て!
しかも東郷、テイオー、獅龍は昔のコスチュームのまま!
後楽園ホールの観客席に彼らが現れた瞬間、全身が痺れた。電流が走るとはまさにこれのことだろう。海援隊のチームカラーである青と白で書かれた「WE ARE COMEBACK」という文字を見た途端、あああ!本当に帰ってきたんだね!(2003年の復活はなかったことになってんのね!)と声をかけたくなった。
試合のほうは若手5人が相手だったこともあって物足りない感も残ったが、最後のTAKAの
「俺はこの5人で再びリングに上がれることを10年間ずっと夢見てきた。俺たちは今、それぞれの道を進んでいるからこの先この5人で再びリングに上がることはないかもしれない。でも俺は満足だ」
という旨のマイクには目頭が熱くなった。胸がいっぱいだった。
海援隊★DXはバンドだったんだなあ。
少なくとも私にとってはそうだったんだ。この先もずっとそうだろう。

しかし海援隊の着ていたTシャツよかったなー欲しい。心底欲しい。
でも売っていなかったのが残念。しかしコアチョコの激カッコイイ後楽園炎上Tシャツが手に入ったからNO問題だ。ムネさんありがとう!さっそく元旦の作業に着ていったぜ!


そんなわけで今年はプロレスを沢山見に行く年にしたいと思うのですよ。
ちなみに去年の目標
・高校スポーツ選手権に行く
は結局高校サッカーのみしか実現できませんでした。とほほ。
というわけで今年もこの目標持ち越し。
高校サッカー決勝見に行くど!
って、高校ラグビーは今年も見に行けないってことなんだが。(12月の一回戦に・・・って実現できるわけがない)
2007年01月05日(金)

not2006年最後の日記

唐突ですが「私テレビはあまり見ないんです」アピールをネットでしている人ってだっさいよねー
本当に頭悪いんだなあと思ってしまいます。テレビ見ないくらいで上等に思われるとか思ってんじゃねえぞ。テレビの有無で品位決まるくらいの程度の安い人間だとしたらお気の毒ですが。そういう人の脳内ではネット>>>>>テレビなんだろうけど、そんなこと思ってたら橋田壽賀子だよ。ネットもテレビも同等だ。ものすごく低いレベルで。私はネットもテレビも携帯もマンガもなにもかも同じ距離感ですよ。ものすごく低次元な人間と思ってもらって結構。「テレビあまり見ない=ネット中毒」アピールしちゃってるお前よかなんぼかマシ。そもそもネット中毒アピールも病気でもねえのに「私肺弱いかも・・・?」「微熱っぽい」とアピールしている人のようで嫌気さすよなあ。自覚症状アリで誰かに迷惑をかけているのなら即刻やめろ。自覚症状なしなら人間辞めろ。あー心ギスギスしてんな俺。


12月ももう終わりですよ!どんだけ日記書いてねえんだ!
金沢に12月だけで3回(計11日間)行ったり東京近郊(ほんとに近郊。八王子とかさいたま新都心とか鶴見とか)あちゃこちゃ行きまわったりしておりました。わたくしにあるまじき事態ですが仕事がちょい忙しかったのです。


忙しいがまあいろんな行事もありまして、とりわけ印象深かったのは「スナックwell歌夢4」。12月10日に開催しました。
well歌夢はフライヤーも作らんし、適当に友人に声かけて適当にやってるイメージが強いようですが(当社調べ)結構考えるんですよ主催者は。客も出演者も店も私も全員がおもしれえと思えることがやりたいのでね。
というわけで今回のメンツは以下の通りでありました。


山田参助(大阪)
急行(千葉)
みやら(沖縄)
れこすけ(岩手)
遠藤遊佐(長野)
僕素朴(埼玉)
ヤツザキ(東京)

日本シリーズまさかの延長戦30分一試合
オカモト(中日)VSるっぱ(日ハム)


さてさて、時間ごとにレポート

18:00 僕素朴(埼玉)
カオスパーティーの一番打者はファンキー酔っ払い乙女、素朴さんでございました。
今回もファンキーな曲をかけてくださいましたが、「顔が白塗り」てのはインパクトありましたよ。
普通の女の子が白塗りですよ。well歌夢はどんどん過激になってくなあ。バカ殿でもゴスでもない白塗りというものがこの世には存在するのだ、と教えてくれたのだった。しかしオレンジレンジをwell歌夢でさらっとかけるあたりが素朴さんの力量つうか技量だよなあ。well歌夢唯一のさわやかな風ですよ。

18:30 みやら(沖縄)
某AVメーカーのプロデューサーにて、私がいつもお世話になっているみやらさんがDJ初体験。「女の怨歌(えんか)」という色紙を用意していきなり森田童子ですから。クランベリーズやアラニス、そして梶芽衣子「恨み節」熱唱。「well歌夢はスナックだった」という事実を思い出させてくれました。そんでその後スザンヌヴェガ→中島みゆきてのもすごいよなあ。粘着質な歌い方だらけだなあ(スザンヌヴェガは精神的に)ちなみに中島みゆきも熱唱していました。みやらさんは歌がうまいなあ。
この時みやらさんが配っていた紙がおもしろかったです。「借金」「結婚×」「妊娠」「リストカット」「一人息子」etc。普通だったらどよーんとなるとこですが、すべてが笑いに着地してたのがよかったですよ。笑いに着地してくれててほんとによかった、心から思いますワイ。

19:00 山田参助(大阪)
当初から「well歌夢に最初に出演していただく漫画家さんは、well歌夢らしい人でなくては」とボンヤリ思っておりましたので、山田参助先生に出演していただいたのは本当に光栄でございました。参助先生は戦前歌謡曲がお得意ときいておりましたので、おお!是非是非!と思っていたのですが「当日CDを全部忘れてきてしまった」そうで急遽昭和30〜40年代の歌謡曲大全集をやっていただきました。いやあ、これもえらく素晴らしい。途中歌声も披露されてました。うめえ!
特に会場の話題をかっさらっていったのは「死んだがナ」という曲。めちゃくちゃアフロでファンキーでフェラ・クティの曲と言っても過言ではないほどなのに、「死んだがナ死んだがナ」という声が乗っているのがいい。
この曲、なんと「ピラニア軍団」のオムニバスアルバムに収録されているそうで、ブックレットを見させていただいたのだけど三上寛作詞作曲で坂本龍一編曲、歌っているのは根岸一正という全然知らない俳優だった。すごいんだかすごくないんだかよくわからないが、この曲だけは奇跡のグルーヴ。


そして参助先生は、先生のイラストがパッケージになっているコンドームを配るという大サービスぶりでした。私は貰い損ねたが、貰った人は必ず使えよ!ていうか今更ですがください参助先生!

19:30 オカモト(中日)VSるっぱ(日ハム)
well歌夢生粋の生え抜き、うんこボーイズことオカモトさんとるっぱさんによる「日本シリーズまさかの延長戦30分一試合」と銘打ったバックトゥバック(交互にDJ行うやつ)。
この2人はスナックwell歌夢の前身サイト「小学生マインド」時代に急に掲示板に書き込んできて、そこから仲がよくなったという経緯の人々なのですが、この「スナックwell歌夢」というイベントももともとはこいつらとイベントやろうという趣旨から始まったのでした。でもビックリするほど2人とも自分から動かないんだよな。
というわけで初回から参加の2名も数々のDJに揉まれて成長いたしました。中日、日ハム戦とは名ばかりと帽子、ユニフォーム姿だけででどっちも反則連発というか。面影ラッキーホールの「俺のせいで甲子園にいけなかった」大合唱のあとにクイーンがかかったりするんだもんなあ。
うんこボーイズはwell歌夢代表として他のイベントにも送り込みたいですよ。イベント出演依頼お待ちしております。

20:00 急行(千葉)
プラスワン名物司会者キター!バカバカしい画像、映像の数々を紹介するロフトプラスワンの名物イベント「オールザッツバカ映像」の司会者として名を馳せるDJ急行氏でございます。急行さんとも気がつけば4、5年くらいの仲ですなー長いなー。「ビヨンド・ザ・マット」見に行ったなーなつかしや。
急行さんはガバDJでありますので、このようなゆるいイベント大丈夫かよと思ってたんですがNO問題でした。むしろ流石!のプロレステーマ曲DJでしたよ。前の野球流れからプロレスて。well歌夢は小学校5、6年生くらいの男子マインドのイベントなのだよなあやっぱ。このコールエンドレスはおもしろかったなあ。鶴田に三沢に橋本に、という感じにコールの嵐。急行さんは途中、ストーンコールドやサンドマンの真似やってたし。痩せたボディを惜しみなく見せてたし。
あまりに飛ばしすぎてネタが早めに切れちゃったのもおもしろかった。そんで最後はi-pod引っ張り出してきて「太陽のkomachiエンジェル」だったから。「i-podにコマチエンジェル入ってるなんて!恥ずかしい!」と本人は言っていたが。

20:30 ヤツザキ(東京)
手前でございます。
私の直前までの流れがとんでもないことになっていたので「この後すっげーやりづらいんですけど」と前置きして始めてしまったよ。毎回毎回そうなんだけど、皆があまりに飛び道具的選曲(および演出)をするので私のDJは至極真っ当なんでございますのよ。

Let's Spend The Night Together / The Rolling Stones
Noise Brigade / The Mighty Mighty Bosstones
Safe European Home / The Clash
約束の橋 / ブルボンズ
Concrete Jungle / The Specials
ロマンチスト / スターリン
Bombtracks / Rage Against The Machene
テキーラ / The Roosters
反射速度 / herish
Skankin' to the Beat / Fishbone
マラッカ / パンタ&HAL

まあ、いつも通りの色々詰め込んでる感じですよ。
今回のDJではどうしてもパンタをかけたかったんだが、あまりの熱気に断念しかけていたのだが・・・でもかけたよ!頑張った!浮いてたけどな。

21:00 れこすけ(岩手)
私がwell歌夢を始めたのは、つまりれこすけさんに出てもらいたかったからだ!いや、これ褒めちぎりでもなんでもなく本当のことです。
私はプライドだけべらぼうに高い文系音楽好き人間(内輪のくせに業界っぽい繋がりをアピールしたがる、肩書き至上主義/笑いの沸点が激低い/男女問わずメンヘルなど。言うまでもなくすべて偏見)が嫌いでたまんなくて、そういう連中のやってるようなパーティを否定するためにwell歌夢を始めたところがある。私は、おもしろいと思う人間とおもしろいことがやりたいのですよ。で、私が面白いと思う人間がまさにれこすけさんなんですよ。
思ったとおりにれこすけさんは素晴らしかった。もう、ほんとに「その場に居合わせたすべての人間を巻き込んだ」DJをやってました。笑いの沸点の低い連中には絶対にできっこない。その場をカオスに引き込むことができるという要素は知名度や肩書きなんかじゃねえんだよ。編みタイツにシャンプーハットに女物ランジェリーでチンコ出してたけど、でも感動したな私は。そしてレコードコレクターでありますから選曲も素晴らしかったです。ほんとにほんとにwell歌夢やっててよかった。フジロックで泥酔しながら「れこすけさんをwell歌夢に出したいんだ!」とウザイ感じに熱弁しといてよかった。

21:30 遠藤遊佐(長野)
第1回目以来の再登場、遠藤さんであります。
「持ってるCDが10枚以下なのでDJできるかわからん」などと言われてましたが、エロサンタの格好で頑張っていたよ。
1回目の時の遠藤さんの選曲が素晴らしくポップであったので(ベラマンチョや岡村ちゃんやフラカンや真心)、トリにはもってこいだなあと思って今回はトリをやっていただきましたが、途中のDJ紹介のせいもあって思うようにDJできなかったんじゃないかと。ホント申し訳ない。何度も書くがエロサンタの格好(衣装はかのこちゃんのもの)だったので、季節感のないwell歌夢ですが非常に年末ぽかった。
しかし最後の最後を「今夜はブギーバック」で〆るあたりがいいですな。気が利いてるなあ。2回目とは思えないほどDJ安定しているし。
遠藤さんもよそのイベントでDJやってみるといいと思う。その前にCD買うか焼いてもらえ!





と、ここまでの日記を書くのに約10日くらいかかりました。
ほんとにほんとに今年終わりじゃねえかよ。って書いている今(12月30日午後7時)も仕事中ですが。もういいよー早く終わってくれよー。このままでは作業着に始まり作業着に終わる1年になってまう。わたくしの20代は残り3年なんであるが、若いうちに女やってないと後々厳しくなるよなーと考える今日この頃。年取ってから女に目覚めるとたいていイタイ感じになるから。時間がねえよ!ていうかもうタイムオーバーかもしれん。やべえ。
今年はなんかあっという間だったなー去年の今頃はもちゃもちゃとしていた気がするんだが。
というわけで今のうちから予告しておきますが明日の日記は1年を振り返る日記です。たぶん。おそらく。きっと。
2006年12月30日(土)

地味渋日本縦断帰り、ボーナス付き

22日からの大阪→和歌山→東京→新潟→東京という地味渋日本縦断(横断?)旅が本日(26日)終了いたしました。帰ってきたどー。

かつてもいわき→岩手→山形だとか、岩手→秋田→酒田→山形→仙台だとか山形→秋田→青森だとか無謀な出張はしてきましたが(しかも全部冬。雪降りまくり)、今回はさすがに疲れた。あまりに疲れて、新潟駅でついついスヌーピーのぬいぐるみを買ってしまった程。癒されたぜ。酒こぼしちゃって日本酒臭くなっちゃったけど。
寄る年波には勝てないと言うことか。ってのは大げさで、和歌山から戻ってきてそのままオールナイトのイベントでDJやってそのまま朝からバスで新潟行ったてのがでかい。バスの中で爆睡したけど、それが仇となって風邪引いた。

出演させていただいたマッハトリガーは漢なイベントで、皆さん男気溢れる選曲。私もwell歌夢の時よりコア寄りな選曲をしました。しかしマイナースレッドとかかけるもんじゃないね。曲が1分以下だからDJは大変だ。しかも選曲していかなかったからアタフタしましたわ。
セットリスト

Suspect Device / Stiff Little Fingers
ふざけるんじゃねえ / 頭脳警察
Stand Up / Minor Threat
herpless / Sugar
Winn Coma / Boss hog
Fool for you / ルースターズ
ビル風の向こう / Herish
Merchandise / Fugazi
Disconnected / Face to Face
Digging the Grave /Faith No More
Seventeen / Forword Russia
Concrete Jungle / The Specials

普段とあまり変わらない気もしますな。かけたかったCDをほとんど忘れた罠。
というわけでそれらは次回のwell歌夢でかけるとしよう。
ちなみに次回のwell歌夢は金沢から帰ってきてやる感じですわ。翌日は茨城だってさ。
なんか最近DJやる時は必ず遠方から帰ってきて、というパターンだな。前回のwell歌夢は沖縄から帰ってきたその足で渋谷に向かったし。まあ体力とフットワークの軽さだけが取り柄ですので。


ちなみに大阪では「かなしいうわさ」の石井さんとオバタ君と呑みました。朝までお付き合いしてくださってありがとう。味園という濃いビルでCKBやブルースやハウスやらを聴きながらいろいろな話ができてよかった。刺激的であったよ。いろいろやっていきましょうぜ。しかし明け方に串揚げを食べたのは胃が痺れた。
和歌山では呑まなかったなー、いや、呑めなかった。店が殆ど開いてなかった。
ロックDJイベントが毎週木曜日やっているというバーの情報を入手したので大雨の中向かったのだが、「今日はやってないんですよー」と言われてがっくし。ラーメン食っただけで終了。
新潟でも風邪引いたので飲めなかった。ラーメン屋でビール飲んだ時に体が拒否反応を起こしたから。まあ、今日帰ってくる前に寿司食って日本酒飲んだけどさ。新幹線の中でもワンカップ飲んだけどさ。風邪引いてるんだかなんなんだかようわからん。


で、今週末も出張なのです。金沢。
実は金沢は初めて行くので楽しみであります。
金沢といえばコアな映画上映をよくやっているイメージがあるのだけど、ちょっと調べたら毎日やっているわけではないのか。
新潟も予想をはるかに上回る寒さであったので、金沢も寒いんだろうな。しかも金沢での仕事はまたまた工場だからたまんねえ。
あたい、本格的な風邪引いてる場合じゃないのヨ!



最後に。
先日、某サイトにファンレターならぬファンメール(の、ようなもの)を送ったのです。ファンレターを送ったというのは初めての経験だなあ。以前、アメリカの某ミュージシャンに送ろうとしたけど、「やっぱ気の利いたこと書けないわ(英語だし)」と断念したんだった。
(ここ参照→http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=54856&pg=20050313)

しかし今回は書いた。送った。やっぱり気の利いたことは書けなかったが、「気の利いたことなんか書けないんだよ!処女なのに経験豊富みたいな演出しなくていいんだよ!」と言い聞かせ、思いの丈を暑苦しく送ってしもうた。


そしたらお返事というかコメントがそのサイトに載っておりました。
キャーキャーキャー!
新潟で見たのですが、思わず声上げそうになっちゃったよ客先で。
地味出張をしている私にとっては神からのプレゼントかと。いや、ファンレターの壁を乗り越えたからなんだが。
壁の乗り越え方のアドヴァイスをいただいて、もう感無量。
しかもこの日記も読んでくださったようで

「これから寒くなります。現場労働にはドカジャンとホッカイロは必需品です。お体大切に。」

というお言葉が!
キャーキャーキャーキャーキャー!
ホッカイロは思いつきませんでしたわ。今まで冬の青森や秋田、山形で作業したことあったけどカイロは一回も使ったことなかった!なぜならだいたい前日呑み過ぎて体あったまってた(=酒抜けてなかった)から!すんばらしいアドヴァイス。ああホント風邪引いてる場合じゃない。気合で治してやらあ。
もうこれからは現場しか行かないくらいの所存ジョンゾーン。データセンターなんか行ってられっか。

読んでいただけてるかわかりませんが、どうもありがとうございます!
まだまだ全国行脚は続いておるのですよね。
私もこの程度の地味渋日本縦断でへばっている場合じゃないな。
和歌山出張が一日ずれていたら大阪行けたんだけどなあ・・・!(DJだったから無理だが)
今日滋賀出張行ってたら行けてたんだけどなぁ・・・!(新潟→滋賀はさすがにヘヴィーだが)

そして本業のほうも期待しておりますよ!早く見たい!!



追記(というか自分メモ)
・エンケンBOX1月発売て!!!
エンケン実況録音大全集1968-1977(DVD付) [Limited Edition]
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000JRYPZ0?ie=UTF8&tag=tatarunote-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000JRYPZ0
買わねば。買わなければ。

・「ストップ・メイキング・センス」の日本最終上映@バウスシアター行き逃した!しまったあああああ!
 と、思ったら、ユーロスペースで30日まで上映だった!行かないと!
 ちなみに「真夏の夜のジャズ」日本最終上映も30日までだ。急がねば。
2006年11月26日(日)

とびきりの映画監督に会ってきた その2

2日後。
大雨にもめげずにタワレコ渋谷へ。
10月15日から始まった石井聰亙DVD-BOX発売関連イベントの東京におけるグランドフィナーレであるインストアイベント(サイン会)に行ってきました。
私はBOXをこの日のために、5000円引きのアマゾンではなく定価(25000円)のタワレコ渋谷店で買ったのだよ!サイン会およびインストアイベント参加のためだけに! 今までさんざんイベント足運んだけど、いつもサイン会になるとサーっと帰っていたのだよ!「私には渋谷がある」と言い聞かせておったのだよ!

しかし大急ぎで会場に向かっているうちにイベント参加券を失くすというマヌケぶり。
何やってんだ俺!
タワレコの店員に
「現物は持ってきたんですけど券なくしました!でもサイン欲しいっす!間違いなく渋谷店で買いましたから!一緒に映画の本も買いましたから!」
とノイローゼ気味にゴリ押ししたら、
「レシートがあればいいんですけど・・・」
と言われる。
レシート。
そんなのとっくに失くしたワイと思いながら財布を漁ると・・


アッタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!


財布の中身をなかなか捨てない人やっててよかった。
そんなわけでレシート持参で参加。参加券1枚につき2人入場可であった(参加券ではなくレシートだが)のでみやらさんも一緒に入場いたしました。 そういやこの3日間みやらさんと毎日顔合わせてたな。そして土曜も「監督」と呼ばれる人に会ったんだった。二村さんだけど。

この日のインストアイベントは石井聰亙監督、緒方明監督、スマイリー原島氏に加えて

・トークショー
ゲスト:山田辰夫、中島陽典
・スペシャルライブ
パンタ(新バンド・蜻蛉名義で)
・サイン会

なんで渋谷店で買ったのかって、このメンツを見れば一目瞭然だろうよ。「5000円分で山田辰夫を見に行くのだね!」と友人にも言われましたよ。
そしてその仁さんはえらく渋かった。もはやリーゼントでもないけれど、溢れる男気はすさまじかった。

「サンダーロードのことを聞かれるのが10年前はイヤでね・・・なんつうか、昔付き合ってた女が犯罪犯すたびに『元気してた?』って尋ねられる感じ」
「今はもう、付き合ってたのは事実だからいいかなって。俺も初めてだったしね」

という名言を飄々と吐いてらっしゃった。 兄貴はいつでも俺流だ。
パンタのライブは凄かったですよ。新バンド結成していたのね。カゲロウというバンドだそうですが。どこぞやのバンドと同じ名前ですな。
それはさておき、「ルイーズ」もよかったが、「つれなのふりや」に完全にやられました。俺の声が聞こえるか〜聞こえるぜえ!何年か前に頭脳警察の紙ジャケは集めたのにパンタ&ハルは持ってないんだよなー買っちゃおうかなBOXで。


で、最後にサイン会。
1ヶ月間追っかけ続けた人との対面に、緊張もMAXでわざわざBOX持って行ったのに敢えてTシャツ(シャッフルTシャツ。ちなみに色違いで2枚とも買った)にサインしてもらいました。
着ていたやつに。
「背中にお願いします!」と頼んだら、監督は非常に書きづらそうだった。しかし背中に石井聰亙が動かすペンの感触が・・・ ああ、こそばゆい。今まで味わったことのない感触だ・・・
まさにこの1ヶ月間のおっかけの集大成ですよ!
背中越しに
「お名前は?」
と尋ねられ、恥ずかしかったがここはひとつ、大勝負に出た。
「ヤツザキです」
みやらさん爆笑。笑っている顔が視界に飛び込んでくる。
監督の「ヤツザキさんですかぁ」という声も苦笑気味であった。
「どんな字で?」
「カタカナでお願いします!」
その時、監督が一体どんな顔をしていたのか、私には一生わからない。

興奮気味に
「私1ヶ月ずっと東京でやるイベントは行ってました!(多少誇張)」
と告げたら「でもDVDは渋谷で買ったんですか?」とお聞きしてくださった。「そうです。他のイベントは、渋谷でサイン貰うための辛抱だと思ってました」と言ったらありがとうと返してくださいました。もう恥ずかしいという感覚は通り越していたので「あの!ファンレター送りたいんですけど!」などと激恥なことを口走ったらご丁寧に送付先を教えてくださったのだった。何故か二回も握手してくださった。
私があまりに話すのを粘っていたのでみやらさんが笑っておった。
いやあ、5000円多く出してよかった。

何はともあれ、感無量でありますよ。
なんともいえない達成感。いい年こいて追っかけやってみてわかったことだが、そうか、おっかけって追っかけることに意味があるのだな。おっかけておっかけて、辿り着くという。追っかけていくうちにゴールがどこだかわからなくなってやめらんなくなったりするのだな。って、私もよく考えたらイベントに行ったきっかけは「池畑潤二が見たいから」だったわい。ゴールがいつの間にか変わってら。
しかしまあ、達成感があるので今後おっかけることはないかもしれない。次におっかけるのはその熱意とか熱気のほうにだ。次に辿り着かなきゃいけないのは、熱気をなんとかすることのほうだ。
この日記でもうざったいことを散々書いたがそれは全部本心だ。全部私のどうしようもないくらいの衝動だ。触発されて、衝動がもう爆発寸前であるよ。暴動起こるよそのうち。監督もこないだ新宿でのトークショーで言ってた

「このトークショー見に来る人は一人で来る人が多いね。一人で来る人はなんか熱いものを持っている人なんだろうね。そういう人たちの勢いとか熱いものが集まって、何かが起こるんよ。地殻変動というか。今は休火山の状態だけど必ず爆発するね」

て言葉は自分のことだと思ったが、まさにそんな感じだ。そんな感じにしたいものだ。いや、してやろうじゃねえの。



その後、興奮冷めやらぬ中会社行って機械設定しましたけどね。背中に石井監督のサイン背負いながら。背中にモンモンが入ったばりに強くなったような気分。
そして夜中の2時過ぎに大雨の中機械2台抱えながら家帰って、早朝には作業に出ましたけどね。
ちなみに月曜日はサンダーロードな街、京浜工業地帯の工場で作業でした。ブルーカラーの職人率100%の気合入りまくり現場。しかし客先からそんな現場だとは知らされていなかったのでヘルメット忘れて行ったら現場のオヤジに怒られました。貸してくれたけど。
足元はエンジニアブーツだったので何も言われなかったが。
隙間風ピューピューの現場で真剣にドカジャン欲しくなりました。作業着じゃ防げねえ。
ドカチンねえちゃん(現場でイイ顔のオヤジに「ねえちゃん」と呼ばれた)は今日も仕事がんばっとるよ。ここで収まるつもりはからきしねえけど。でも石井聰亙サイン(ヤツザキ様入り)があるから生きていけます。走っていけます。しばらくは。

しばらく、それは・・・先のことなんかわかんねえや。行けるとこまで。




そんなドカチンねえちゃんの先のわかっている限りの予定。告知アリ。
11月23日 和歌山(出張)
11月24日 帰京
       深夜 「マッハトリガーvol.6」にてDJ
11月25日 新潟(出張)
11月26日 帰京
11月27から30の間 どっかで茨城(出張)
12月1日  金沢(出張)
12月2日  帰京→都内のはじっこで作業
12月3日  再び金沢(出張)
12月4、5、6 金沢 
12月7日  帰京
12月10日 夜 「スナックwell歌夢4」開催

意味ワカンネくらい出張だらけでありますよ。
そんな間を縫ってDJをやりまする。
1つ目はサソリベイダーさん主催の「マッハトリガーvol.6」

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「マッハトリガー Vol.06」 【full metal rising】
2006.11.24 (FRI) 23:00 START 〜 ALL NIGHT!!
@BAR CHROME
http://chrome.shine.jp/
adv & door→¥2000/2D

DJ's
サソリベイダー
wheel
ナグモ
kenzo_ria
YUGO(PARTYHARD)

GUEST DJ's
tkd
ヤツザキ(スナックwell歌夢)

more info↓
http://www1.odn.ne.jp/~eno/info.html
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ハードコアでゴリゴリでメタルでロックンロールな漢のパーティであります。
とにかく硬派!銀次郎!
「LAZREZ」「皆殺しのマリア」などのロックマンガの原作のTKDさんと並んでいっちょまえにゲスト出演させていただきます。わしもいつものふにゃけた感じではなく硬派に行こうかと。
しかしもう今週末なのになんもしていない罠。和歌山で練るよー


そんで12月10日はわたくし主催のオルタナティブならぬオルタナ恥部DJ祭り「スナックwell歌夢4」ですわ。

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「スナックwell歌夢4」
12月10日(日曜日)
開店 18:00
閉店 22:00
場所:渋谷EdgeEnd(http://www.edgeend.com/)
チャージ:800円(1ドリンク+お通し)

DJ
山田参助(大阪)
急行(千葉)
みやら(沖縄)
れこすけ(岩手)
遠藤遊佐(長野)
僕素朴(埼玉)
ヤツザキ(東京)

日本シリーズまさかの延長戦30分一試合
オカモト(中日)VSるっぱ(日ハム)
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過去3回「酒蔵社長」「ストリッパー」「現役軍人」「サブカル女実業家」「世界にHAMEDORIと紹介されたAVライター」「フジロック出演アーティスト」などなどが出演しましたが、今回も強力でありますよ。
今回のゲストは

・ゲイ漫画家
・ロフトプラスワンの名物司会者
・AVメーカープロデューサー
・全裸系レコードコレクター

という顔ぶれであります。誰が誰だかさっぱりわからんしよう知らないという方もとりあえず客としてくればカオスに巻き込まれること必至。私はいろんな人を巻き込んでわけがわからない熱気が発生させたいのです。皆で熱気の渦を作る場を作ったまでだ。わけわからない熱気を発生させるのは、その場にいる全員だ。

どちらのイベントも是非来てくださいませ。
2006年11月21日(火)

とびきりの映画監督に会いにいってきた その1

先週の強烈2連発。

まず、渋谷に「映画監督って何だ」を見に行く。映画監督協会創立70周年記念の映画だそうで、出演者の9割以上が「職業:映画監督」による映画。2週間限定レイトショー公開であったが、日替わりで映画監督のトークショーがあり、そのメンツがなかなか豪華でした。

11/4(土)山田洋次&林海象 
11/5(日)佐藤真&林海象 
11/6(月)孫家邦(映画プロデューサー)&阪本順治&望月六郎 
11/7(火)佐野史郎&林海象 
11/8(水)山本晋也&壇雄二 
11/9(木)高橋伴明&福岡芳穂 
11/10(金)伊藤俊也&高橋伴明 
11/11(土)崔洋一&山本起也 
11/12(日)石井聰亙&緒方明 
11/13(月)西岡琢也(シナリオライター)&林海象&茅場和興 
11/14(火)成田裕介&小水一男 
11/15(水)宇崎竜童&山本起也 
11/16(木)森重晃(映画プロデューサー)&緒方明&北川篤也 
11/17(金)伊藤俊也&黒沢清 ほか多数

目下石井聰亙おっかけ中である私は12日の回に行くつもりであったのだが、12日は糞障害の仕事(オールナイト)のため行けず。なんだよオイ、だったら阪本順治の日に行っていたよ!と思ったが時、すでに遅し。しかも13日から16日まではなんやかんやと忙しかったので、結局足を運べたのは千秋楽の17日金曜日でした。
千秋楽なのだから激混み必至であることはわかっていたのだが、どうしても仕事が終わらなくて走って走って辿り着いたのは開演5分前。同行のみやらさんが先にチケット買っておいてくれてよかった。ゼイゼイ言いながら館内に入ると、思った通り満席なのであった。
なんとか席を見つけるも別々の席だし、端っこも端っこで見づらいことこのうえない。まあしょうがない。
肝心の映画の内容は、現在の日本は法律によって「映画の著作権は映画製作者にある」と定められており、映画監督には著作権がないという由々しき事態と映画監督協会は闘っていますと宣伝するプロパガンダ映画。プロパガンダなんて言葉をきくと非常に堅苦しいが、監督たちが寸劇やったりしているので堅苦しくもない。むしろ、「全日本プロレスがやった白雪姫のミュージカル」や「ガキの使いのスタッフたちしか出ていないドラマ『とぎれたインカム』」と同じテイストであった。大真面目だがとにかくゆるい。
小栗康平は傘を作る浪人に扮し、阪本順治は白塗り女装の花魁となり、若松孝二は大部屋俳優顔を十二分に利用した悪党大家(時代劇の)というわけのわからなさ。そのほかの監督も国会議員役やったり新米監督やったり、実在の映画監督役やったりさまざま。
「監督」と呼ばれる人たちがピンからキリまで集まっているのだが、
「ああ、これは壮大な自主制作映画なんだなあ」
と思わされることしきり。やってる人たちはさぞかし楽しかったことだろう。
「映画は映画製作者のもの」という考えの元にあるのは、「映画は観客のもの」「観客を楽しませるために存在する」という大義名分がある。悪しき資本主義民主主義的大義名分である。糞くらえだ。唾ペッペだ。観客は確かに必要かもしれないけれど、観客を集めるためだけに/話題を呼ぶためだけに作られた映画がいかにクソであるかを我々はもう既に知っているのに。まあ、今流行りのシネコンで上映される映画なんて「映画は観客のもの」という考えに則ったものばかりであるが。
映画でも何でも、作っている人間/やっている人間が満足して作ったものでなければ一時的には盛り上がるが消費されていくのもあっという間だ。後には何も残らない。この映画は映画監督のための、映画のための映画であったけれど、いろいろと考えさせられた。って、この映画の意図とは違うことことばかり考えてしまったが。的外れ。
お客に迎合するのが必ずしも「善」ではないんだよなあ、とか。客を寄せるために無理や唐突を敢行するのは、その場凌ぎでしかないんだよなあとか。客の望むものと作っているものが最初から一致されている世界は幸福だけど、そんな幸福は滅多にない。だからといって唐突に、帳尻合わせ的に無理矢理客に迎合する必要なんてないのだ。(ある部分では必要かもしれないが)
自分の世界観や、自分の考えや、何がしたいのかをはっきりと持たないと、呑まれて流されてわけわかんなくなってすべてパーになっちまう。自分の立ち位置とか、自分の器量(外見だけでなく、自分にできることのすべて、自分が持てることのすべて)を正面から見つめ、自分の価値観、簡単に言えば「ここだけは譲れない」って部分を必ず持って、それに沿ってすべてを全うせねば。相手、あるいは客に媚びちゃいけねえ。いきなりデカイところを狙ってもいけねえ。いかに周りを巻き込んで一緒に走り回らせるかのほうに私は重きを置きたいね。そのうち自分が思ってもみないくらい遠くに進んでいたりするから。


と、そんなことはともかく、映画の後にトークショーがありまして、千秋楽なだけあってさまざまな監督が出演されたのですが、何はともあれ黒沢清監督がかっこよすぎてクラクラしました。どんだけ好みの顔なんだ!!!!端っこの端っこに座っていたのも、結果的には黒沢清、伊藤俊也、緒方明という顔ぶれを間近に見ることができたので満足なのだった。トークショー終わった後思わず緒方監督に話しかけてしまったよ。みやらさんがビックリしていたが。(のちにファンであったことが判明)
そして黒沢清監督にサインを頂いたのだった。握手もしてもらった。握手していただいてさらにポワーン。一番見た映画「スイートホーム」だけど!あ、「アカルイミライ」も好きだ。未来なんか全然わからねえ感がリアル。
これで生きていけます。しばらくは。

しばらく、それは2日間。




続く
2006年11月20日(月)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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