股・戯れ言


BBS

ソフトヤセロミニマル

昨日、とある喫茶店つうかドトールに入った時のこと。
女の子が飲み物を派手にこぼしてあたり一面水浸しになった際に、隣に座っていたおばちゃんがすぐに「店員さん呼んだほうがいいわよ」とアドバイスしており、呼ばれた店員がモップ片手に飛んできたのです。
そこまでは別にどうでもよかったんだが、店員がモタモタ床をモップかけしていたらおばちゃんが
「モップはね、こういう風に使うのよ」
とモップを取り上げて指導しておりました。
これがまた手際いいんだ。店員は水びたし地帯をただ広げていただけなのに、おばちゃんはちゃんと拭き取っていたからね。
それまで私はその光景をただ眺めていただけなんだけど、おばちゃんがモップを片手にしてからは釘付けでありましたよ。
♪あたしゃビルのお掃除オバチャーン、という歌が浮かんだのは言うまでもない。
どうやら本職の方だったらしい。(実際に言ってた)そのリアル憂歌団ぶりに拍手を送りたい。


ところで、おかしなことに最近ダイエット中なのでございます。
この私が!意味わかんねえ!
「あーん太っちゃう〜ダイエットしなきゃ」ばかりを連発している女子ってのは大概

1.痩せる気がないけれどとりあえず「ダイエット」という言葉を多様
→言ったことによって痩せた気分になっているだけ
2.痩せる必要がないのにわざと「ダイエット」という言葉を多様
→「そんなことする必要ないよ」「ダイエットする必要ないじゃん」と周りから言われたいだけ

というケースなんで、ダイエットという言葉はあまり口にすべきじゃないなと思っていたのです。実際にしようとしても続かねぇってのもわかっていたし。
しかしね、もうそんなことを言ってられる域を軽く超えてました。
真剣に痩せないとまずいレベルになってました。
やせなければならないんだよ私は!
エマージェンシー!

つうわけで炭水化物抜きダイエットに挑戦したいんだが、炭水化物完全抜きはできるわけがない気がするので
「米抜き」
だけしか実践しておりません。
今とこの主食は麺であります。
うわー全然意味がねー。炭水化物抜いてねーじゃん。
そして米食べないとメシ食った感が全然ねー。
ほかに心がけてるのは飲酒量を減らしたことですかね。
週に2日くらいしか飲まなくなりました。泥酔するまで飲むなんてもうしないし。
あとバスで15分〜20分くらいの距離はすべて歩くようにしてるくらいか。歩くと30分弱くらいか。私はi-podのような文明の利器を持っていないのでノー音楽状態です。そうすると歩調に合わせて自然に「やせろやせろやせろやせろ(エンドレス)」という呪文がずっと頭の中に回るんでヤセロミニマルが発生します。
あ、「やらせろやらせろやらせろやらせろ(エンドレス)」ではありません。飢えたオスではねぇんで。
最近じゃこれが一番ヘビーローテーションだな。どんなアルバムよりも。


今とこ3キロくらい痩せましたが、見た目に変化がねえ。なんだよオイ。
あと3キロくらいはすぐ戻る自信もあるのであぶないあぶない。


あとなんちゃってダイエットを始めてからお通じがすんなり出てくれないのがつらい。
「私もついに便秘地獄に堕ちたのか・・・!それだけはいやだ!・・・」
と悪あがきしてファイブミニ(山田邦子がCMしてた頃しか知らなかったが)をバカ飲みしたり水を1.5リットル飲んだり、最終兵器の牛乳を飲んだり(私は牛乳を飲むとおなかを下す人間なのだ)したら、なんてことなく出てくれたけれど。
あと便秘だと思っていたけれど昨日もうんこ出てたわ。
でも油断しちゃいかんね、
なぜなら、りえ坊の父上曰く
「一日一便 便秘のウチ!」
だからね。



とりあえず5月中は不毛な感じにダイエット続けたいと思います。
2006年05月19日(金)

拘束文章日記トランス

5月なので軽うつだなんだと抜かしておりましたが、
「今どうしても日記書けないの、無気力で」と抜かすことはとてつもなくかっこ悪いことに気づいたのでヤメヤメ。
しばらく書かないでいると「書かないでもまあいいや」という気持ちになってしまうのがいかんな。日記は自分で後で読み返すために書く必要があるので書いておかなければ。


ここ最近の雑記


・GWはプロレス&労働してた。
 プロレスといってもチョコボール向井自主興行とマッスルハウスだが。
 どちらも極北な興行であったけれども、ああ、プロレスって直接的愛情表現だったんだなあ、ということを思い出した。私がもっともプロレスにはまっていた頃は、ターザン山本が提唱する「活字プロレス」の影響下にあったので、勝手に思惑を読み取ったり試合に思いを投影していろいろ想像したりしたもんだ。
 いつの間にかそういうプロレスの見方を忘れていた。いかんいかん。


・労働のほうでは、大失態をやらかす。
 失敗のでかさに頭の中真っ白になってしまい、テンパって墓穴を掘りまくった。結果的に上司に助けていただいたんだが、上司が現れた瞬間、気持ちが緩んでしまってつい涙ダラダラ。現場で涙流すのなんか初めてだ。
 その後上司とサシ飲み。
 人生の深い部分というか本質の部分まで話す。いやーこんなに自分の心情を吐露できるとは思わなかったわ。
 この会社に入って、いや、社会人になって本当によかったと思えることはこの上司と出会えたことだなあ。たとえ飲み会でズボン脱いで踊る人であろうと。たとえ「うんこ」「まんこ」というメールを送ってくる人であろうと。


・とある飲み会にて
「自分が中心じゃないと気がすまない女は本当にうざい」
ということを再確認。自分がいかにモテているかの話ばかりで、あまりにもそればかりなんで別の話をしても強引に
「あ、私が××に好かれてるのは(周りに)言ってもいいからね」
などと挟んで話を戻すし(言わねーよ)、
彼女はあまりにもどうでもいいことすらモテにカウントしているようなんで
「私も同じこと言われたことあるよー」
と言ってあげたら
「あぁ、●●って女なら誰でもよかったんだぁ」
と言ったりしていたので驚いた。すげぇなここまでくると。
ちなみに彼女は実際にはまったくモテておりません。むしろ「あいつだけは勘弁」の対象。気づかないって素晴らしいことだなあ。思い込みって無限大だなあ。


・今年もタイフードフェスの季節でありましたが、あまりにも雨が降っていたので今年は不参加でありました。
 代わりに池袋で昼から飲茶食い放題に。無論昼ビール。
 その後雨の中サンシャインまで出向き、着物などをざっと見てから新宿。
 ハードコアチョコレートのイベントへ。コアチョコTシャツ(仮面ライダーアマゾン)も買ってしまった。んで、その日は3時まで飲んだ。長い一日であったよ。
 そういえばコアチョコで発売になった「拘束椅子トランス TOHJIROUTシャツ」はかっこいいな!買うぞ。


・そんなわけで翌日はダラダラとしていたが新宿にまた出向いてCD10枚くらい購入。
 なんか買い忘れたと思ったら木村充揮のだった。シバのライブ盤は買ったってぇのに。


・この日買って今もヘビーローテーションなのはカーシュ・カーレイの「ブロークン・イングリッシュ」であります。
 カーシュ・カーレイのことは全然知らなかった。在米インド人タブラ奏者なんだが、ポストロックやエレクロトやヒップホップに合わせてタブラがドコドコドコドコ鳴り、むげん堂やインドカレー屋で流れているインド音楽独特の高音の女性の声が鳴り響く、まさにイースト・ミーツ・ウエスト。ダンスミュージックにインド音楽が見事に馴染んでいて、しかもニューオーダーのように繊細で哀愁を帯びているのがたまらん。
 まあ、なんといってもカーシュ・カーレイが男前なのですよ。



褐色ワイルド系の男がどうしても好きだ。大好きだ。
私は中南米やインドや、そういう国の男前属性なんだな。
ヨーロッパにはあんまり興味が持てない所以はそれか。


・実は長尾謙一郎のマンガを読んだことがなかったのですが(赤犬大艶会のラベルだって描いてるのに!)、会社の人から「バカ田バカ助の挑戦」を借りて初めて読みました。
ああ、これ、ブブカでよんだことあったなー
最近バカマンガ読んでなかったんで新鮮であったよ。

・来たる6/11のスナックwell歌夢に向けて、かどーかはしらんが、そこでDJやる人2人と飲み。DJうんぬん以前からよく飲む人たちなんだけど、久々に飲んだのでおもしろかった。
 この人たちとは3年位前が一番よく飲んでて、まあ、定期的にぼちぼちと飲んでいるけれどやっぱり気心知れてる人たちはいいよ。
 飲んだ時は「(DJでかける曲は)なんだっていいんだよ。好きな曲をかけりゃいいんだスナックだから」という話をしていたのに、この時同席していた人が
「ダンスミュージックしばりなのがきちぃ」
と言っていたので驚いた。
誰もそんなこと言ってないよ!
ていうかいつの間にそんな決まりできたんだ!知らなかった!

ダンスミュージックしばりではないスナックwell歌夢は6/11なのです。
是非遊びに来てください。

「スナックwell歌夢」
6月11日(日曜日)
開店 18:00
閉店 22:00
場所:渋谷EdgeEnd(http://www.edgeend.com/)
チャージ:800円(1ドリンク+お通し)


DJ
ヤツザキ(東京)
るっぱ(東京)
オカモト(愛知)
もらしみ茶めこ(大分)
ケムタ(佐賀)
僕素朴(埼玉)
エンドー(長野)
はるみ(鹿児島)



・別に隠しているわけではないんだが、ただ今虎の穴に飛び込んで文章上達特訓中であります。昨日は他人から評価される機会に恵まれたんだが、指摘/指南されて自分でも気づかなかった部分がボロボロでてきた。
ありがたいことです。
文章を書くことには慣れたつもりでいたけれどまだまだであったよ。
先日飲んだ人たちも同様にいろいろ指摘してくれてありがたかった。
それを踏まえた上で文章を書かねば。
そのためには文章を書き続けるまでだ。
私の文章をもっと確立せねば。書いて書いて書きまくるしかねぇやこりゃ


・と、いうわけで、先週休みでありました「キタコレ!戯れ言」を更新いたしました。
 私は大衆映画も好きなんだ
 こちらもよかったらどうぞ
 http://d.hatena.ne.jp/maaa55/

2006年05月18日(木)

K.UTUの逆襲/誕生日おめでとう

ああ、気がつけば10日も間があいてら。
このまま更新止めてたら「このアマ、絶賛恋愛中なのよ調子に乗りやがってあーやだやだ」と思われることだろう。
恋愛してません。そんなこたぁ起こっちゃいない。
むしろそんなことの一つや二つ起きればいいんだが、生憎ここ最近の私はもぬけの殻状態なんである。何をする気もない。何かを綴る気もない。
正確に言えば何もすることがない。何も綴ることがない。
毎日が不毛で無駄でどうしようもなくて、ぽけーっとしていれば時間が過ぎていくからその流れに身をまかしているようなもんだ。しかしぼーっとしていても時間は流れていくんだなー、なんとか生きていけている気になれるんだなー。こういう状態がずっと続くと無職やニートでも平気だとか錯覚してしまうんだろう。そんなことを考えた。

なんか高三くらいの時もこんな時期があったなー
大学ん時にもこんな時期があった。
4年か5年周期くらいで繰り返すんだろうか。

無気力期ってのはしんどくないのがしんどい。
何も考えなくても生きていけちゃうのがしんどい。
なんかあれだなー「何食ってもまずく感じるから何も食わなくていいや」みたいな心境だなー
ってそれはうつ病じゃないですか。
あ、季節は5月。
そうか、今年もK.UTUに入っていたのか。



まあ、ぼーっとしていてもしょうがないんで、映画とか本とか音楽で頭を繋いでいたけれど。映画は「空中庭園」「パッチギ」とテレビでやってた「秘密の絆」あたりをば。
どれもおもしろかったんだが、今は感想文書く気にもなれんのです。
すんません。
つうわけで今週はキタコレ!戯れ言も臨時休業させていただきます。
来週こそは!火曜日更新でありますよ!




なーんて浮かない日記を上げていますが
今日はある男の子の誕生日です。
本当におめでとう。
この一年間、大きくなっていく君と触れ合っていくことが私にはとても楽しくて、嬉しくて、なんか遠い昔にどっかに忘れてきちゃったものを思い出したりしました。
君が来てくれたことによって、私や私たちは変わったのです。
生まれてきてくれてありがとう
これからもよろしくね
2006年05月11日(木)

コイローゼ

予告どおりの2回目更新。
見苦しい文章が続くので覚悟をしてください。


股・戯れ言にもキタコレ!戯れ言にも「恋なんかしなくたっていいじゃないか」ということを書いているので、私は恋愛至上主義否定者のように思われがちですが、実はそんなことはない。微塵もない。
恥を忍んで告白するとしよう。


私は恋愛をすると周りが見えなくなる、超がつくほどの恋愛至上主義者だ。


惚れた、と自覚した瞬間からすべてをかなぐり捨てて走り出し、水分呼吸もペース配分も考えずに、コース状況も自分の余力も何もかもに目を瞑ってひたすら走っていくうちにランナーズハイの状態となり、ランナーズハイの状態になると魂が浮遊し出してやっと客観的に自分を見ることができて
「どうしようもない恋愛に突っ走ってるだっせー女」
ということがようやくわかる。
で、わかると走る気を一気になくして終了。
もっと正確に言うと、走る気をなくし、そこで立ち止まればいいものをもと来た道を再び全力で走って戻る、というのが正しかろう。で、全力で走っているうちにスタート地点を大きく通り越しているという。
それが私の恋愛パターンだ。
そして私は、それがとてつもなくださくてかっこ悪くて、次こそはうまくやらんといかんということも自覚している。だからおいそれと恋愛したくない。恋なんてしてしまえば同じ道だ。同じパターンだ。つまりダメ恋愛だ。
ああ、もうダメ恋愛しんどい。もうしたくない。また自分のことを「だせー女」と自覚して、ついでに相手のことを「死んじまえ」なんて憎むようなことは繰り返したくない。
もういやだもういやだもういやだ本当にいやだ死んでもいやだ。
いや、死んだら関係ないか。



という念が強まってなのか、たまたま突っ走る相手がいないだけなのか、最近は身の上に何も起こらない状態でありました。
それなりに自分内の転機もあったし、やりたいことやらなければいけないことが沢山あったのでそういうことは考えずに済んでいたのだろう。
時々友人から「そろそろ作ったほうがいいんじゃねーの?」と言われることもあったが、何もわざわざ好き好んでつらくてしんどいものに身を投げるのもいやだったし、とても変ではあるが、好きになったら一直線(に地獄行き)のようなような相手もいなかったんで急かされて作るようなこともありませんでした。
自分塾ばかり開講し続けましたよ。補習も予習も復習もばっちりでありましたよ。
肝心のテストだけが開催されていない状態でありました。



しかしなあ、あまりにも自分塾ばかり開き続けると、弊害が起こるんだなあ。
恋愛とはしんどくてつらいものだと思ううちに、打倒だめ恋愛のつもりが恋愛そのものを打倒せねば、と思うようになってしまっていたよ。
普通の恋愛的なものに手も足も出なくなった。


そして、こっちのほうが深刻なんだが、「だめ恋愛繰り返してはイカン!本当にイカン!」と来る日も来る日も予習復習を繰り返していたにも関わらず
「やっぱり一気に惚れて突っ走る恋愛以外できない」
と気づいてしまった。
むしろアイデンティティー確立。強固。震度6でも崩壊しないほどの。


よく、友人らに
「あんたってホント、女どアホウ甲子園だよねーストレート超速球しか投げれねえのな」
とか
「なんでそんなに1と0しかねえんだよ。二進法かよ」
とか言われておりましたが、ああ、ホントその通りだ。
なんでもっと曖昧なところに落ち着かないのだ。
ストレートど真ん中以外の選球だってあるはずだし、120キロくらいのカーブやフォークなどの球を投げてもいいはずなのに、どうしても160キロストレートど真ん中しか投げられねぇ。そりゃあ受け止める人間もたまらんわ。


数字のほうに喩えれば、
普通の恋愛は0.3でも0.5でも0.8でも実現可能なんだろうとは思う。
おそらく世の中の大部分を占める恋愛は0.4や0.7の状態で行われているものであり、だからこそ突っ走りすぎて「だっせー」にならずに済んでいるんだろう。
私の中にも0.2や0.6で人を想うことはある。ないわけではない。


しかしね、私にとっては、
小数点の状態って不快なんだよね。


野球で言えば
ストレート全力投球以外は負けた感があるんだよね



世の中にはいろんな人もいるし、いろんな時間もあるし、時と場合もさまざまであるから、その時その時に対応せねばならないわけで、ことに恋愛なんてのはストレートど真ん中超速球が必要なときもあれば、敬遠が必要なときもあるであろう。牽制球を投げる時だって、もちろん変化球を投げるべき時だって必要だ。


けどなー、それはすべて「勝負」していない状態だからいやなんだよ。
闘う前から負けた感に駆られるんだよ。
恋愛して、勝負して、その中で「負けた!」と思うならばいい。
しかし、闘う前から「ストレートど真ん中投げられねえなこいつには」と思ってしまって、でも投げるべきなんじゃないか、投げても意味ないんじゃないか、ということでぐるぐる悩む状態は不快だ。本当に不快だ。
恋しているわけでもないのに、恋している以上にモヤモヤしたかない。不快な思いはしたかないんである。



私はこの恋しているわけでもないのにモヤモヤせねばならない状態を

「コイローゼ」

と名づけたいと思うのです。
コイローゼは恋に非ず。
先日友人が

「恋って、するもんじゃなくて落ちるもんだわな」
「ストンと落ちきってしまえばいいのにドロっと沼に半身だけはまっちゃっているような状態が気持ち悪いんでしょ?」

というかなり的確な表現をしていたのですが、
コイローゼはまさに、その沼にドロっとはまってしまったけど別に呼吸はできている状態/体半分出ている状態のことですよ。
ああ、本当に不快だ。こんな不快はよう知らん。


こんなことならばいっそだめ恋愛に落ちてしまったほうがいい。地獄に落ちてしまったほうがいい。自分から身を沈めたほうがいいよ。だっせー女になってもかまわんよ。



「おまえ、0か1しかないからこんなんなっててかわいそう」

とはある友人の弁。
かわいそうなのかどうかは知らんが、少なくとも自分の思う恋愛状態にも行きつけていない私は不幸だ。
いや、世間ではこういうモヤモヤ状態=コイローゼ状態こそが「恋愛」であり、これが「だめ恋愛」からの突破口なのかもしれないけど。
それが気づけないのがかわいそうなのかもしれないな。




明日は「キタコレ!戯れ言」の更新日でありますよ
ここ2週くらいこっちで全然告知していなかったけど更新しております。
読んでみてください
http://d.hatena.ne.jp/maaa55/
2006年05月01日(月)

スナックwell歌夢 出店のお知らせ

今日は2本立て更新しますよ!
まずは最初の一本目。重要告知アリ。


フジロックのメンツはこんな感じになっているそうです。


7/28(Fri):
Franz Ferdinand/ Afra & Incredible Beatbox Band/ Asian Kung-Fu Generation/ Atmosphere/ Blackalicious/ The Cribs/ Donavon Frankenreiter/ Fire Ball with Jungle Roots/ Flogging Molly/ Ganga Zumba/ Gnarls Barkley/ A Hundred Birds/ Jet/ 加藤登紀子/ Natsumen/ North Mississippi Allstars/ OOIOO/ Overground Acoustic Underground/ Roger Joseph Manning Jr./ Scratch Perverts/ 上々颱風/ The Spinto Band/ The String Cheese Incident/ The Terry Adams & Steve Ferguson Quartet/ Tucker/ 矢野顕子/ The Zutons

7/29(Sat):
Red Hot Chili Peppers/ The Benevento/ Russo Duo/ Clap Your Hands Say Yeah/ eastern youth/ Fields/ The Hives/ Hyper-DJ Set/ Johnny A/ Junior Senior/ Junkie XL/ Ken Yokoyama/ 木村充揮 with 三宅伸治とFRF All Stars/ ザ・キングトーンズ featuring ジミー入枝&ナンシー / Kula Shaker/ The Like/ locofrank/ Marines Big Band/ Mo'Some Tonebender/ Mystery Jets/ Radiosoulwax presents Niteversions Live, 2 Many DJs/ The Rifles/ Scissor Sisters/ Sonic Youth/ Straightener/ The String Cheese Incident/ Trashcan Sinatras/ Tristan Prettyman/ UA×菊池成孔/ Wolfmother/ Yeah Yeah Yeahs

7/30(Sun):
The Automatic/ Broken Social Scene/ Digitalism/ Double Famous/ ISIS/ Jason Mraz/ Killing Joke/ 鼓童/ KT Tunstall/ Magnolia/ Milburn/ Mogwai/ MUMM-RA/ 大江慎也/ 小野リサ/ らぞく/ The Refugee All Stars Of Sierra Leone/ rinocerose/ Snow Patrol/ Super Furry Animals/ Toby Foyeh And Orchestra Africa/ ゆらゆら帝国



未だ決め手がないような気もするが、わしは木村さんだけでもう満足であるよ。
上々颱風てのもいいなあ、絶対野外合うよなー
2 Many DJs見てみたかったし。


しかし、気がついたらいろんな人が来日すんのね

●Andreas Tilliander
5/28 (日) 東京:渋谷Lush
共演:Motocompo/ Metalchicks/他
(問):渋谷Lush 03-5467-3071
●Calvin Don't Jump!
5/04 (祝) 東京:下北沢440(four forty)
共演:さかいゆう/ Groundlab/ Little fats & Swingin' hot shot party/ Co-rchestra/ 松千/ playnote/ えあどぐべ/他
(問):下北沢440 03-5481-4143

"ゆーきゃん&Calvin don't jump! Japan Tour Final"
5/06 (土) 東京:代々木Zher the ZOO
◎ 開場 18:00 / 開演 18:30 / ¥2,300(自由・別途1ドリンク代)
共演:ゆーきゃん meets あらかじめ決められた恋人たちへ/ Chikisounds/ トレモロイド/ SPECIAL GUEST:ドン・マツオ(Zooboms)
●Kieth John Adams
5/23 (火) 東京:下北沢クラブQUE
◎ 開場 18:30 / 開演 19:00 / 前売り:¥2,000・当日:¥2,300(自由・別途1ドリンク代)/ 共演:エレキベース/ 倉橋ヨエコ/ Lodge
※オープニングアクトとしての出演です。

5/24 (水) 東京:渋谷7thフロア
◎ 開場 18:30 / 開演 19:00 / 前売り:¥2,000・当日:¥2,500(自由・別途1ドリンク代)/ 共演:徳永憲
●Graham Coxon
9/13(水)・9/14(木) 東京:LIQUIDROOM ebisu
◎ 開場 18:00 / 開演 19:00 / ¥7,000(スタンディング・別途1ドリンク代)
●Lightning Bolt
6/01 (木) 東京:Shibuya O-Nest
◎ 開場 18:30 / 開演 19:00 / ¥3,000(スタンディング・別途1ドリンク代)


そんで極めつけは
アリスインチェインズのウドーフェス出演!

Thrash Domination '06開催!出演者はVenomにSodom!
でありますよ。
2006年にもなってソドムやアリチェンが見られる時代が来るとは。中学の時の自分ならば泣いて喜ぶところだが、うーん。ああ、でも私アリチェンのショーンが大好きだったんですよ。どうすればいいんだろう。



と、そんな具合にイベント盛りだくさんですが、
6月はもっと重要なイベントがあるのです。
それがこいつ



「スナックwell歌夢」
6月11日(日曜日)
開店 18:00
閉店 22:00
場所:渋谷EdgeEnd(http://www.edgeend.com/)
チャージ:800円(1ドリンク+お通し)


DJ
ヤツザキ(東京)
るっぱ(東京)
オカモト(愛知)
もらしみ茶めこ(大分)
ケムタ(佐賀)
僕素朴(埼玉)
エンドー(長野)
はるみ(鹿児島)



ついにこのHPがネットを超えて開店するのです。
まあ、私のネット生活6年弱の集大成ですな。って、これで終わるつもりは全然ないけれど。
DJとは書いておりますが、クラブイベントではありません。
むしろ1日スナックであります。DJはBGMです。
ロックやらファンクやら歌謡曲やらジャズやらニューウェーブやらテクノやらレゲエやらバラエティ溢れる選曲になることでしょう。というか全員バラバラなんだが。

この日はわたくしがママとなりまして、全テーブル回って呑んで喋りますよ!
ママなんて言われたことねぇけど、それなりに気使うよ、がんばるよ。
お店はバーなのですが、椅子は沢山あります。座れないなんてことはありません。
もう、是非とも来ていただきたい。
この日記をずっと読んでくれている方などに来てもらいたいものです。
なんつってもチャージ800円であるからね。お通しと1ドリンクつくからね。オールナイトイベントでないしね。



というわけで、3時間後くらいに次の日記に続く
2006年04月30日(日)

男たちのSATSUMA 下

サブカルとトラディショナルのクロスオーバー!ミクスチャー!ハイブリッド!でおなじみの岩手の日本酒酒蔵・喜久盛の純米大吟醸酒「電気菩薩」を新宿で呑める店ができましたよ。
店の名前は「たちばな診療室」。
場所は新宿ゴールデン街のど真ん中であります。
ナースの格好をしたねえさんたちが日替わりでママを勤める店です。ナースっつても風俗店ではないし、ねえさんたちは百戦錬磨の強者ばかりなんで女性がひとりで行っても楽しいお店です。新宿で飲む際には是非足を運んでいただきたい。きっと店にも酒にもエレクトリック・ショックを受けることでしょう。

たちばな診療室
http://www.tachibana-mari.net/top.html
喜久盛
http://kikuzakari.jp/



喜久盛の藤村さんは坊主頭に総合格闘技ボディ、そしてなぜか赤犬のステージにふんどし姿で登場したり、ふんどし姿でDJしたりする方なんですが(どんだけふんどし好きなんだ)、その日本男児マッチョ姿が禁色や仮面の告白な有名作家を彷彿とさせます。それを見込まれて、かの有名作家役のオファーがあるとかないとか。
ちなみにたちばな診療室の火曜日・金曜日担当ナースである春咲小紅せんぱいは多才なねえさんでありますよ。酒場のママ以外にも文筆活動やらバンド活動やらSMショーっつうか大道芸活動やらをやっておられます。すべての活動に意欲的でエネルギッシュで大変素敵な女性なのです。
ま、マンコス(バンド)の時はけっこう仮面のコスプレでベース弾いているがな。
そして私はこないだライブ中におっぴろげアタック食らったけどな。



さて、一週間あいちゃったけどかごんま話続き。長いよ。覚悟してくれ。


夜は呑みに行きました。出張の定番であります。
熊本に行った時も宮崎に行った時も大分に行った時も思ったことなんだが、九州の飲み屋街はでかい。どこも必ず東北一の繁華街・国分町以上の規模。鹿児島の繁華街・天文館も例に漏れず国分町以上にでかかった。
どこに行ってもまーいいやーと思って入った一軒目は名前失念。
きびなごも黒豚もたいそううまかった。
しかしそれ以上に私の心を捉えて離さなかったのは、
私は「ミス・練り物」でありますからね、もうおわかりでしょうね。

練り物の最高峰・さつま揚げ!

かまぼこも大好きなんだが、やはり練り物最高峰はさつま揚げだと思うのですよ。
ここの店のさつま揚げは自家製だったんだけど、これが本当に旨かったのです。すり身は勿論のこと、中に入っていた海老がぷりぷりでたまらんかった。
ああ、もうね、毎回言ってるけど
「小倉とマーガリンを合体させた人」
「抹茶と牛乳を合わせて初めて飲んでみることにした人」
「練り物を発明した人」
はノーベル賞受賞していいと思うんだ。ノーベルはもらえないかもしれないが、ヤツザキ賞はあげてもいいよ。しょぼいけど。
焼酎は地元でよく飲まれているというやつばかり飲んでました。これも名前失念。なんでこんなに忘れてんのよ。ここ最近の記憶力エラーの多さには自分でもびっくりだ。


その後、歩いているうちにジャズバーを発見。
Bluesy Tavernという店でありました。
引き寄せられるように入店してみる。壁にアルバートアイラーのジャケットなどが貼ってあるので「サン・ラーとかもあるんですか?」とマスターにお尋ねしたところそれはないとのこと。残念!つーか私、フリージャズ以外あんま知らんのだよな。よくないことだ。と、いうわけで、ドン・チェリーのアルバムをかけてもらう。
実はドン・チェリー、ちゃんと聴いたことがなかったんだけどなんともかっこいいですな。アヴァンギャルドというよりも正統派なビバップの匂いを感じました。
どっちにせよジャズってのは己の内側の狂気を音という形でいかに近似値として放出するかの表現方法だと思うんだけど、ドン・チェリーのトランペットの音は音量も旋律もすべてが規格外、というかほかで聴いたことのない音だ。
そこから推し量ることができる内面の狂気・熱狂の渦は凄まじいものなのだろう。
それは彼の生命力そのものであり、また、自分が生きていることに真っ向から向き合わなければこんな風に音を鳴らすことなんかできやしない。ジャズってのはそういうものだと私は思う。生命の匂いに満ちた音楽。生命そのものかもしれない。
もはやアヴァンギャルドとかビバップだとか言うことすらためらわれるなあ。
どのジャンルだろうと、偉大なるジャズメンてのは皆、己の命を、魂を、肉体を、衝動を音楽というフィールドで燃え尽きるまで表現している人たちだ。
そして、そういう音楽を聴くと触発されるのですよ。
魂が震えるのですよ。血湧き肉踊るとはまさにこのこと。

バーボンソーダを立て続けに飲みながら、痺れた頭でケルアックの小説のことを思い出した。
ロック一本槍だった私がジャズに興味を持った一因に少なからずケルアックの小説があるのです。「路上」はもちろんのこと、「地下室の人びと」におけるジャズメンたちの演奏は熱狂が強力なウイルスのように伝染し、汗と熱気が充満するライブハウスの雰囲気が読んでいるこっちにまで伝わってきた。私はビートニクなんて殆どわからない人間だが、文章を読んでいて音楽が聞こえてきたり、その音楽が鳴っている空間の熱狂の渦を感じたりするのは初めての経験であったのです。
そしてケルアックの小説には、とにかく登場人物すべてに強烈な嫉妬を覚えたものだ。どこかに行かなきゃ、動かなきゃ、一つの場所にとどまっていては見えるもんも見えなくなるぞと思わされた。

よく考えてみると、いつだってそうなのだ。
私を突き動かすのは「こんなところにとどまっていてはいけない」「どこかに行かなきゃ、こんなところにいる場合ではないよ」「果たして今私は、自分の生命とどれだけ向き合っているのか」という思いなんだ。
私の心を刺激するのは、「どこかに行き続けている人間」であり、「今、この瞬間にも己の生命を燃やし続けている人間」およびその人間の行動なんだ。
それは自分探しなどではない。自分なんてもともとあるんである。その輪郭をはっきり、くっきりとしたものにしたくて、旅を続けるんである。輪郭を広げたいのだ。つまり、世界を広げたいのである。

なーんて書いてるけどまあ、旅先は国内ばかりですがね。それも行き当たりばったりな出張ばかりだけど。でも、それでもかまわない。何かの縁で、ほんのきっかけで辿り着いたところが壮大な世界の入り口だったりするからな。
今まで行くと思っていなかったような鹿児島。大音量でジャズを聴かせてくれるこの店にいて、まるで「路上」の一員になったかのような気がしていた。
「路上」の一員なんて生ぬるい。
これは、私の「路上」の一場面なのだ。

いろいろとレコードを大音量でかけてくださって、なおかつお話もしてくださった男前マスターが最後に、「このアルバムを聴くといいですよ」と教えてくれた。
セシル・テイラーの「ジャズ・アドヴァンス」でした。
また新しい世界の入り口に立ったんだな私は。




翌日
10時にホテルをチェックアウト。
飛行機の時間は午後4時過ぎであったので、時間は十分あるようだが実はない。
なぜならば市街地から空港まで約1時間であるから。遠いなー。まあ、これが普通であって、那覇や福岡が例外なんである。宮崎も近かったっけ。大分もホバークラフトで30分弱だったしな。
昨日とは打って変わって快晴の日曜日。
鹿児島でやりたいことが山ほどあって迷う。
だってさ!鹿児島中央駅が目の前にあるということは!
九州新幹線に乗れる
ということなんですよ!
これに乗ったら私は国内新幹線制覇なのだ。九州新幹線は新八代−鹿児島中央間しか走っていないので今までは諦めてきたのだが、目の前にお宝があるなんて!素晴らしい。素晴らしすぎる。
しかし新幹線乗ってどっかに行ってしまったら帰りの飛行機に間に合わない罠。
どうしよう、と思いながら路面電車に揺られていると、でっかい銅像が見えた。駅に着いたところにも銅像がわらわらと建っている。
そうなんだよ、鹿児島は維新志士の里なんだよなー
そのへんも見たいんですよ実は。私は新撰組だの戦国武将だのは全然興味がないんだが、薩摩藩の明治維新の功績とか遍歴はちょっと好きなのだ。なんでかというとかつて、なけなしの忍耐力をもって「翔ぶが如く」を読んだことがあったからなのです。っても途中で挫折したんだけど。長すぎて。
日本の革命といえばやっぱり明治維新だと思うのです。旧体制を打ち破り、次のステージに向かっていった転換期のパワーというか生命力に、畏敬の念を抱かずにはいられないのよ。まあ、その後日本は訳がわからない方向に転がっていってしまったわけだが。


というわけで、新幹線よりも「維新ふるさと館」を選びました。

資料館は、明治維新のきっかけから維新後に至るまでの展示が中心でありました。
今は亡き人びとばかりなんで、もちろん生涯にわたる功績が展示されているんだが、
鹿児島という首都からも遠く離れた場所で、下級武士や百姓らのせがれ、つまり若者たちが絶望したり、このままじゃいけないと思ったり、実際に世の中動かそうという思いに突き動かされて行動をしたという事実に私はどうしても着眼してしまう。
あまりにも等身大に思えるのだ。
特別な人間だけが起こしたことじゃないからな。
テレビや街頭でじじいの政治家が「日本を変える!」って言ってても即座にウソだと思ってしまうけど、彼らの「どうにかしなきゃ」「なんとかしなきゃ」「変えなきゃ」は信用できる。本当にそう思ったんだろうというのもわかる。
それが、薩摩だけでなく長州だとか土佐だとか、各地で湧き起こって、ひとつの大きなうねりになったっていうのが凄いよなあ。まさにムーブメントだ。若者らが偉い人になってしまった後も実は重要なんだけど、そっちはあんまり魅力的ではないんだよな。身勝手ですが。

資料館を出ると、川沿いをのろのろと歩く。
天気がよくて気持ちいい。川面がキラキラしていて、川岸には青々とした木が立ち並んでいる。すがすがしい。川の流れの向こうに大きな山が見えて、あれが桜島なのかと思うと感慨もひとしお。ああ、俺、今とても維新志士な気分・・・泣こよっかひっ翔べと叫びたくなるような気分だ(鹿児島弁全然わからんが)
・・・しかしそんな気分はすぐに終了。
川岸で20人くらいのおじちゃんおばちゃんが焼肉パーティをしていたんであたり一面肉の匂いが物凄かった。


実は維新館を出た後は温泉に入ろうと思っていたんだが(鹿児島市内は温泉の宝庫)、川のずっと向こうに見えた桜島に惹かれて海まで歩くことにする。私は本当に地方を歩くのが好きなのだ。
歩きがてらコンビニを見つけるたびに入店して、どうにかマンハッタンを購入しようとしたんだが見つからん。何故だ!大分では結構見かけた気がするのに。
足掛け7店は入ったがゼロ。歩いているうちに海まで辿り着いてしまったよ。
今度こそ本当の「泣こよっかひっ翔べ」気分になるのか!?


今度も無理でした。
鹿児島港、無骨な港を想像していたのにおしゃれなモール街があるでやんの。アウトレットのようなやつ。家族連れとヤンキーカップル(男は何故か皆セカンドバッグ)に溢れていた。
いやじゃーこんなフレームの桜島いやじゃー
しかも風強すぎ。1分で鹿児島港を去る。


途中山形屋でさつま揚げを買いながらてくてくと歩いて駅に向かうと、なんとまあ、人気のない交差点近くで中古レコード屋があったのでした。
これだから歩くのが好きさ。
レコードをいろいろと物色するが、いかんせんレコードなんで持ち帰りが面倒くさくなるんで買うのはヤメ。しかしこの店で30分近く使ってしまった。
なんでレコード屋って隅から隅まで見たくなってしまうんだよ!
温泉はもうムリだ。

でもね、温泉諦めてもね、まだ昼飯を食っていないんだよ
どうにか食わなきゃいかんのだよ

鹿児島はラーメンがなかなか旨いらしいという話は聞いていたのでどうにかラーメンを食わねば、と最後の悪あがきでラーメン屋を探し始めたが、なんでなのかな、こういうのって探し出すとなかなか見つからないものであるね。
見つからないまま駅のほうまで戻ってきてしまう。
駅の程近くに大久保利通のでかでかとした銅像が建っていて、「大久保はん、ラーメンとマンハッタンは何処なんだよ・・・」とつい恨めしげに見上げてしまう。
関係ないが、大久保利通はハンサムですね。髭具合が。




駅前まで戻ったらラーメン屋はあっさりあったのだった。
そして駅前のダイエーでマンハッタンもあっさり見つかったのだった。
今まで歩いたのはなんだったの?

バスの時間が迫っていたので、大急ぎでラーメン食ってマンハッタン買ってバスに乗車。なんとか間に合った。そして空港でまたさつま揚げを買うのだった。
どんだけさつま揚げ好きなんだ。

ちなみに、バス内で隣に座っていた人が、そんなに歳を召しているわけでもないのにセカンドバッグを持ってました。前日のジャズバーでもセカンドバッグ持った人見ました。天文館でのセカンドバッグ率は半端なかったです。
鹿児島はセカンドバッグ天国なのかー。

そして帰りの飛行機搭乗口でやたらメートル上がっている人たちがいるんで
なんだなんだと思ったら、行きの飛行機に乗っていて土方軍団でした。
・・・・。


土方に始まり、土方に終わる鹿児島旅。
おかしいなー、私の「路上」はケルアックのそれとは大違いだなー
まあ、日本の道は「国道」「県道」でその路上は「ドライブイン」と「(ヤンキーの溜まり場である)コンビニ」だからな。
これぞ日本のリアリズム。
でもBGMは長渕にはしねえぜ。私の血肉を湧き躍らせてくれるジャズやロックにさせてくれ。
2006年04月24日(月)

男たちのSATSUMA 上

誰しも正の運気期と負の運気期というのがあると思うんです。
もちろん私にもあります。しかも「今日から正ターム!」「負ターム昨日までで終了!」てな具合にきれいに分かれておるのです。
すなわち「今日はいいこともあったけど、悪いこともあった」って混同している日は殆どないんだよなーいや、実際はあるんだろうけど。そういう日は認識されずに記憶から自動消去されてるんだろうけど。
わたくしはスピリチュアルカウンセラーではないので正しくはどう言うのかも、実際にそういう期間分けがされているのかも知らんのですが、今はバリバリの負の運気期でありますよ。
今日はタクシー乗ったのに、財布忘れていることに気づいて一度会社に戻って貰ったりしたからな。
PCがなかなか起動してくれなくて仕事にならんかったりしたからな。
「うおー負のパワーに押されている!さっさと過ぎ去れ!」と何度願ったことか。
早く負期終わってくれ。

ところでスピリチュアルカウンセラーはなんであんなにもてはやされとるのか。
いつ発生したのかもよくわからないんだが、深夜番組で気づいた時に「こいつは胡散臭い」とすぐに感じたので抵抗の意志を表す為に「オーラの泉」は今まで一度も見ておりません。しかし、友人や会社の人は「あの番組おもしろいよねー」と言う。本屋に行けばスピリチュアルカウンセラーの本のコーナーができている始末。

おい!
目を覚ませよ!

心からそう言いたくてたまりません。実際言ってるけど。
先日本屋で、またしてもスピリチュアルカウンセラーコーナーが拡大していたので、何やってんだよ世間は!と思いながらコーナーを覗いてみたんですよ。
いやーもうたまげたね。その本の多さに。
お前は中谷かよ!とつっこんだわ。
しかもタイトルが
「江原啓之のスピリチュアル子育て」
「スピリチュアルワーキング・ブック」
「スピリチュアル生活12ヶ月」
子育ても仕事も生活もスピリチュアルなのかよ!
そのうち「スピリチュアルクッキング」とか「スピリチュアルAV」とか「ビッグコミック・スピリチュアル」とか出てきちゃう勢いですね。スピリチュアルAVはもうすでにありそうだ。
しかし、私の目を一番引いたのは「メッセージ」という漫画。
もうね、とにかく、この表紙を見て欲しい。
画像でかいけど、帯がよく見えるようにネ。




この絵を載せて「主人公のモデルは実は私です」だってよ。
おーい、このデブ吊るし上げなくていいんかー?(ユンボ操縦者に対する呼びかけ)
スピリチュアル以前の問題ではないのか。オーラは見えても自分を正しく認識していないんじゃ話にならん。




さて、週末は鹿児島出張でございました。
こないだも書いたけれど、九州で唯一辿り着いていない場所が鹿児島だったのです。
去年の10月が宮崎、そして今年の2月が大分、福岡、そして4月で鹿児島って、ずいぶんあっさりしたもんだなー
「ブルーフォレストシンドローム」に匹敵する名前も思いつかないうちになー。いちおう「おいどんコンプレックス」などと名前つけたんだっけ。なんつー安易な名前なんだ。

それはさておき、朝もはよから羽田で見かけた光景は凄まじかった。
我らが鹿児島行きの搭乗口には、なんでかしらないが血気盛んなヤンキー似兄ちゃん〜パンチおっさん〜朝から呑んだくれジジイが沢山おりました。
あれ?ここはドライブインだったっけ?
と一瞬本気で思った。いや、違う。空港だ。俺が乗るのはトラックじゃなくて飛行機だ。
しかしムダに歩く歩道に乗っているヤンキーが知らない兄ちゃんに
「おい!おめえ今俺のこと見てただろ!なんだ、やんのかてめー!」
と絡んで胸倉掴んでいた時(周りに全力でなだめられていた)には再び
あれ?ここは県道沿いのコンビニの前だったっけ?それとも私鉄沿いのつぼ八だったっけ?
と思ってしまった。
まあ、この集団はきっと鹿児島行きの飛行機には乗らないだろうと思っていたんだが、
全員鹿児島行きの飛行機に乗ってきました。
・・・・。
修学旅行の高校生だらけの飛行機よりもハズレ便だ。
しかも私は一番後ろの席だったんだけど、私の前はすべてその団体だったからな。
座席指定時に前方や中央を選ばなかった自分が恨めしい。

その集団は飛行機の中でもすさまじかった。
とにかく奇声上げちゃってるから。イヤホンで音楽聴いていても聞こえてくる声ってどんなんだよ。
特に着陸時の声。うぉーうぉーうぉー叫びすぎ。
長渕か。
あ、鹿児島だけに長渕で正解なのか。
私は今回仕事だったんで、早く飛行機を降りたかったんだが、この集団が与太話をしていてなかなか降りないのでたまらんかった。
通路に出て与太話すんなよ!
話している内容は「アッチのほうを固くするのは得意なんですがねぇ、えへへへへ」だの「(ゆりかもめのニュースを見て)俺、ドア部分作ったしな!」だの、とてつもなく土方。ザ・土方。まあ、私も土方ではあるんだが。


なんとか降り立った鹿児島は、そんな私の気持ちを反映してか雨模様であった。
空港で先乗りしていた会社の人と合流。バスに揺られて1時間弱で市街地へ。
降り立つといきなりでかいシロアリの看板が目立つビルがお出迎え。
鹿児島=シロアリだって思ってしまうじゃないかよ!
しかもシャッターにはでかでかと
「殺し屋参上」
と書いてある。なんかワイルドだなあ鹿児島。小さく商標登録って書いてあったけど。
中途半端な時間に到着してしまったんで、近場でお茶でも飲んで時間を潰しましょうと店に入ったところ、一本の電話が。
会社の方でした。
受話器の向こうから遠慮がちな声で
「あのぉ、障害なんですけどぉ・・・」
今鹿児島だっつうの!
今から仕事だっつうの!
慌ててメール開いてサーバー繋いでなどの対応しているうちに時間に。お茶なんて全然飲めんかったわ。
しかも送付するファイルがやたらめったら重くて、PC開いたまんま雨降る道を移動。
現場に到着してようやくファイル送信は終わったものの、電話はその後も続き仕事になんねー。
ふざけんなアホ!


という調子であったのが悪かったのかどうかはわからないのですが、
この1時間半後、PCがぶっ壊れました。


ヒュンヒュン音をたてながら空回りを続けるばかりで全然起動してくれねー!
俺、仕事しに来たんだよね?
俺、仕事しに来たんだよね?
自問しながら電源切ったり入れたりを繰り返すが、ヒュン・・・カチカチ・・・ヒュン・・・ヒュン・・ヒュン・ヒュンとだんだんヒュンを言う間隔が短くなってきたので焦る。
俺、仕事しに来たんだよね?
PCにも問いかける。
ヒュン・・ヒュン・・ヒュン・・・ヒュン・・ヒュン・・・
俺、仕事しに来たんだよね?
動いてくれないと仕事できないよね?
いい加減動いてくれないと困るんだよね?
ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン、ヒュン(恐ろしいほど速い間隔での繰り返し)

たぶんこの時の私の形相は、とんでもないものだったんだろうと思われます。
PCに恫喝。顔ゆがんでいたことだろう。同行の同僚が「いや、もうしょうがないですよ、俺のPCもあるし大丈夫ですよ」となだめてくれたがとり付かれた様にPCの電源を入れ続けたわ。
だってよぉ!


出張−PC=ただの呑み旅行


になっちまうじゃねえかよ!
俺にも仕事をするという頭くらいあるんだよ!
それを無下にしないでくれたまえよキミイ!仕事させてよ2006!


まあ、結局は同行の方のおかげで何事もなく仕事終了でありましたが。
さすがに「何もしなくてすいません」と首を垂れる。しかし落ち込んでてもしょうがないんでメシを食いに。
天文館をウロウロと歩き回って入った店で薩摩地鶏とビール。
その後偶然通りかかって見つけたのが天文館むじゃきという店でした。
ああ、そうだった、鹿児島と言えば白くまだった!
さっそく入店。もちろんチャレンジしましたよレギュラーサイズを。



氷が細かくてうめえ!最高!俺はいくらでも食える!
と、思ったが最後のほうはしんどかった。逆に同行の志は「うわーこんなの食えないよ」と言いながら最後まできれいにたいらげておりました。


と、食いまくって喋り捲っているうちにすっかりPCのこと忘れてました。


同行者は日帰りするってんでギリギリのバスで帰っていったんだが、ホテルにチェックインしてしばらくしてから
PC起動させたら一発で起動。
仕事中のあれはなんだったの?
ねえ?俺、仕事しに来たんだよね?




下編に続く

明日はキタコレ!戯れ言更新日であります。
ってもう今日だけど。たぶん明日の夜になると思いますが、どうかよろしく。
http://d.hatena.ne.jp/maaa55/
2006年04月17日(月)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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