股・戯れ言


BBS

尻は桃尻、ふんどしは十人十色(夏の北国行きで 後編)

ここがどこなのか、どうでもいいことさ
どうやって来たのか、忘れられるかな

いや、そこが岩手の水沢であることはどうでもいいことじゃないし
どうやって行ったのかもしっかり覚えている。
そんな仙台→岩手編

土曜日
昼前に起床。
虫の声はすでにセミではなくすいっちょんだ。秋なんです。でも暑いンです。
ベランダに出てみると、おとといや昨日、台風だ大雨だ騒いでいたことが嘘のような快晴。
そうなると東京から引きずってきたビニール傘はいよいよ邪魔なだけなんだが、友人宅に置いていくのもなんなんで、片手にしっかり握ってお暇することに。

午後から用事のある友人とは地下鉄の最寄り駅で別れて仙台駅へ向かい、そこからさらに一ノ関行きのバスに乗車。
仙台から高速バスに乗るのは、主に山形方面への移動が多かったのだけど一関行きに乗るのは初めての体験だ。つーか一関行くこと自体が初めて。ウソ。一関は大昔に家族と行った事があったような。金色のミイラがいるのが一関ではなかったっけ?天国まで延びていくんじゃないかというほどべらぼうに長い階段と坂道を登っていった記憶がある。
暑い暑い夏の日、なんでこんなところを昇らなきゃいけないんだと憤慨したような、しなかったような。
まあ、
そこがどこだったのか、どうでもいいことさ。
どうやって行ったのか忘れちゃったし。


てなわけでバスに揺られて東北道を北上。
仙台から一関って、新幹線で3駅離れているから遠いものだとばかり思っていたんだけど意外に近いんだな。そして運賃も意外に安いんだな。
以前友人が仙台から古川まで高速バス乗ったら1300円かかったと言っていたので2000円くらいなんだろうと思っていたんだけど、1500円ポッキリ。そして1時間弱。新幹線や在来線で移動するのがあほらしくなるようなお値打ち価格だ。

一ノ関駅ではれこすけさんが待っていてくださった。ありがたや。
れこすけさんは一ノ関在住、アンガールズ田中似のナイスガイで、東京で赤犬ライブがあった時に初めてお会いしたんだった。
初めて会ったときはその名の通り「レコスケくん」バッグを持ってたなー
ライブ見に行った後の呑みで急にズボンとパンツ脱いで普通に日本酒飲んでてたまげた。「何故脱ぐの?」と尋ねると「あ、気にしないで下さい」などと言っていた。
気にしないわけがないだろう。その場にいた皆があっけに取られたもんだ。
その後、れこすけさんの奥さんであるmiuさんが車で迎えに来てくださる。

ん?こんな東北での光景、いつかもあったような気がするな。
そこがどこなのか、どうでもいいことさ・・・なんてすっとぼけてもしょうがない。
ああ、酒田でのまにさん夫妻と落ち合った時のことを彷彿とさせるんだ。

miuさんに送っていただいて「世嬉の一」の蔵へ。
蔵といってもそこで日本酒を造っているわけではないらしい。なんだかよくわからん。地ビールは敷地内で造っているらしいんだが。タダ酒呑んでからレストランに行き、さらに酒を呑むことに。
しかしタバコ吸っていたら「すいません、禁煙なんです。喫煙所は入り口だけなんで」と注意されたので、入り口に一番近い席に座って話、酒、ときどき、喫煙という具合に。なんだか家の中で食事してるんだけど、喫煙する時だけ換気扇の下に行くみたいな感じだな。
しかもこの世嬉の一レストラン、地ビールもあるというので頼んでみたらことごとく売り切れ。なかには「ビールサーバの調子が悪くて」今日は出せないなんてのも。もうちょっとしっかりしてくれい。
と、文句を垂れつつ飲酒。
れこすけさんは赤犬の会場でお会いしたのと、フジロックの時に人ごみの中から「ヤツザキさーん」と呼びかけてくださって立ち話をしたくらいしかなかったので、「なぜれこすけなんだろう?」と疑問に思っていたのです。
答えは簡単。
レココレ大好きレコードコレクターだったから。
それもビートルズはもちろんのこと、ニール・ヤング、スモールフェイシズやポール・ウェラー、13thフロアエレベーターズやホークウインド、そしてはっぴいえんど好きという・・・
あれ?こんな東北の人、他にもいなかったっけ?
それが誰だったか どうでもいいこと、じゃないわ。
こんなところも酒田のまに御大とかぶるなーホントに。

なぜ岩手にやってきたのかというと、この日は水沢にあるDeeDee'sCafeというロックバーでDJイベントがあるというからなのです。
タイミングいいよなーディーディーズ行こうと思ったらDJイベントやる日だっただなんて。
れこすけさんもDJとしてイベントに参戦するのでした。
音楽話をしていた時に、ぽろっと「私はwhoが好きで」と漏らしたら「ああ、じゃあ今日はフー回しますよ!」とのこと。
そしてmiuさんに電話して
「レコード棚の前に移動して。そうそう、フーのレコードあるでしょ、何がある?持ってきて!」
と頼む様は!
ああ、なんかこんなところも酒田の御仁ぽい!レコスケ遺伝子は全国に散っているのか!
世嬉の一レストランを後にして、れこすけさん行きつけの「やきとり道場」という店に行くことにしたんだけど(この時点で午後5時)、あいにく休み。
別の店で昔のロッキンオンとか増井修の話をしながら(こないだ大阪からやってきたオバ氏と新宿で飲んだときも増井話に花が咲いたんだった)うちに6時になったので店を出て、一ノ関から水沢に移動。
電車が1時間に一本なんですよ。
miuさんは具合が悪いそうで水沢に行けなくて残念。しかしmiuさんもギタポ好きの粋な女性だったんで、是非とも飲みたかった。フジロックに参戦し続ける夫妻っていいよなー。この勢いでフジロックに参戦し続ける家族になってもらいたい。苗場でそんな姿を見たい。

水沢に移動後はホテルにチェックインしてからいったんDeeDee'sCafeへ。
ここは前に来た街。12月末に出張で訪れたんだった。あの時はホテルにダニがいるわ変形金縛りにあうわ朝急に「作業終わり次第山形に向かってくれ」と言われるわ楽勝で終わるはずの作業が長引いてファミリーレストラン(という名の定食屋)でかき鍋うどん食べるハメになったわといろんなことがあった。
その時は寄れなかった、あこがれのサザンマンでも北朝鮮でもない、あこがれのディーディーズカフェ。
それは潰れたジャスコを通り抜け、前沢牛専門店を横目に進んだところにありました。
こんなところにロックバーがあったのか!ビックラ。
壁を埋め尽くすロックや映画のポスター群!
無造作に流され続ける昭和任侠映画!
ああ、なんで私は12月出張時にここに立ち寄らなかったんだ。わけわかんねえ。過去の自分を悔いる。
壁のポスターにマッドハニーが多かったのですっかり気をとられていたら、れこすけさんとマスターがやおら服を脱ぎだした。
そして現われたのは・・・


ふんどし締めた日本男児の姿ですよ!


そう、この夜のディーディーズカフェのDJイベントは、
「DJ全員がふんどし姿で選曲をする」
というコンセプトだったのです。
水沢は「ふんどしのメッカ」、蘇民祭開催地だからね!
蘇民祭の素敵な画像・映像はここ↓
http://wadaphoto.web.infoseek.co.jp/kisai_2.htm
これこそ「入れっこ吸いっこ」の祭典!うひゃー来年は行ってみてぇ。



ふんどし姿に目をチカチカさせながら、イベントが始まるまで再びれこすけさんと呑みに行く。
「水沢にもやきとり道場がある」ってんで行ったのだけど、これがまあ、店内が煙とコゲと油で真っ茶っ茶。カウンターしかない店なんだがそのカウンターの上にはどこで採ってきたのかさっぱりわからない、ものすごく巨大なハチの巣が何個もぶら下がっているし、今はもう動いていないような時計がいくつもいくつも置いてある。冷蔵庫にはテープで切り貼りした「おかげさまで42周年」という文字が。そのテープすらもすでに変色しているからな。一体創業何年なんだろうか。
そんな一筋縄ではいかない店だから、店のおやじも強力だ。コワモテの白髪頭を刈り込んだじいさん(推定年齢70代)。全身で「頑固オーラ」を放っている。手には木で作った硬球を握って投げたりしながら阪神戦を見ている。こえーなー。これは早々と店を退散させられるんではないか。
店に入った途端、れこすけさんのことをジロっと見据えていたから「ああ、こりゃほんとにやばいかも」と思っていたら、じいさんが口を開く。

「なんだー、アンガールズが来たのかと思ったよ」(強力な岩手訛りで)

!?

アンガールズ!

こんな頑固じいさんの口から出てくるとは思わなかった!
そうか、アンガールズってのは何処に行ってもどんな世代にも通じるのだな。ジャガジャガ効果は思ったより広い。
あとこの店で驚いたのは、頼んでもいないのに焼き鳥が10本近く出てきたんだけど全部同じ味であったこと。しかも焼き鳥の種は冷蔵庫の中に新聞紙が敷いてあって、そこに無造作に置いてあったものだった。
ここの壁にも蘇民祭の写真が貼ってあった。このじいさんのふんどし姿は強力そうだもんな。


ここがどこなのか、どうでもいいことではないので
水沢に行ったら「みちのくやきとり道場」行ってみてください。
常に阪神戦流れてるから。CMの間しか注文できないから。



というわけでようやくディーディーズカフェPresentsふんどしDJ祭り「熱帯夜」
店に戻るとすでにふんどしの人たちが増殖、マルチプライズしているのだった。
ああ、ついにふんどし祭りがはじまるんだ、とあらためて実感する。
ふんどしの人たちが何人も集まって、多少はお互いのふんどしを褒め合ったりするんだけど、おおよその部分では別にふんどしであることに関係なく普通に話し合ってる光景っていいですね。
ふんどしだけど普通に「あ、この曲いいな」という選曲をしていたりして、ふんどしであることに重点が置かれているようで置かれていないようで置かれている、という絶妙さがいい。
自然体としてのふんどし。ナチュラルふんどし。
これが高円寺だの吉祥寺だのでの光景だとサブカル臭プンプンで鼻につくだけなんだけど、ここだからいいのだ。
ディーディーズカフェも水沢にあってくれてよかった。東京にあったとしてもおもしれー店だな!と思うのだろうけど、水沢にあって、でもそれが水沢にあるということを関係なくおもしろい、いや、水沢にあるからやっぱりこの店はいいんだよ、という絶妙さが素晴らしい。
こういう書き方をするとディーディーズカフェとナチュラルふんどしがイコールのようですがね。
イコールはいくらなんでも、なんで「ディーディーズカフェはナチュラルふんどし色」くらいでまとめておこう。
そして(れこすけさんの)ふんどしはえんじ色。楽天カラー。
(マスターの)ふんどしはからし色。
他の方の赤ふんも決まっていた。

「今日は来れないかも」と聞いていたショウさんが来たのにはビックリしたけどよかった!
ショウさんと会うのは今年の頭以来。アラバキの時は私がヘタレで(寒いし眠いしで後夜祭不参加)会えなかったからなー。
久々にお会いしたショウさんが
「いやあ、これだけ皆ふんどしだと、自分も締めてくればよかったと思った」
と言ったのには激しく同意。ホントだよ。
まさかお客さんもふんどし締めてくるとは思わなかったよ!しかもひとりやふたりではなく!
そりゃーふんどし締めたくなるわ。ふんどし締めてない方がマイノリティになるところなんてそうそうないぞ。
ふんどしの締め間からのぞいた尻毛に嫉妬を覚える街。それが水沢。

そして時刻は11時を回るか、という頃に藤村さん登場。
思えば、夏の間に岩手に行きたいなと思ったきっかけは藤村さんから「夏にふんどし海水浴をやるんでよかったらどうぞ」というメールをもらったからだった。そのふんどし海水浴もディーディーズカフェ主催だったのです。
残念ながらふんどし海水浴は参加できなかったが、このふんどしDJイベントに来ることができたからいいのだ。
藤村さんも当然のようにふんどし姿でした。
格闘技で鍛えた体に、ふんどし。
抹茶に牛乳。小倉あんにマーガリンと同じくらいのマッチ感。
赤犬ライブの時もステージ上に登場した藤村さんは
「ボウズ頭、鍛え抜かれた肉体 プラス ふんどし、日本刀」
という三島由紀夫、いや盾の会を彷彿とさせる格好で現れていたのだけど、この人は本当にふんどしがよく似合う。
ミスターふんどしとかを決めたら、グランプリに輝くんではないのか。
ふんどしはネズミ色。
↑あ、これが一番原曲に近い言い回しだな。桃色のふんどし締めてる人はいなかったので。

そして藤村さんのレコードコレクションがこれまたすんごくて、シングル盤の山・山・山。
入手困難なシングル盤ばかりだ。さすが名盤解放同盟好き。
「何をかけるか決めてないんで、好きなのチョイスしてくれ」と言われたので適当に選ばせてもらいました。
いやー浮浪雲の主題歌(吉田日出子が歌ってた)や本宮ひろ志大先生の歌声が聞けて満足だ。
それにしても「お酒の唄」という唄がとんでもない名曲(迷曲?)でたまげた。酒の名前が次々に歌詞に登場。これは現代版に置き換えてもいけるんではないでしょうか。アントニオ古賀の「クスリルンバ」でもいいけど。
そんなバカレコードDJを聴きながらテレビで24時間テレビ。ちょうど「元気が出るテレビ」名場面特集が流れていてよかった。
電波少年も松村時代多めで流れてて、もう言うことはない。

このあたりから夜も大分更けていたので、80年代ポップスだの歌謡曲だので盛り上がる。
お客さんのひとり(当然ふんどし)がマイクを持って次々に歌っていくのですよ。で、この人のお尻がキレイなんだよなあ。ちょうどいいボリュームなんだけど締まっていて。
まさに桃尻。橋本治。ピンクヒップガール。ガールじゃないけれど。男だったけど。
最後にはその桃尻の方、いじみさんのふんどしが解かれていたけれど、前は死守していた。
その、むやみにずっぽんぽんにならない感じがまた絶妙に!だ。
大阪でストリップに連れて行って貰った時も思ったけれど、全部丸見えはよくないな。一部は隠れていたほうがいい。モザイクでもカスリでもいいけど、隠されたそこにロマンつーかドリームを持っていたいものである。



いやー来てよかったふんどしナイト、ディーディーズカフェ。
あまりに愉快だったので、そのまま「街で唯一朝5時まで営業」の白木屋(これも酒田っぽい)に行って
朝5時まで飲んじゃった。
もう朝4時40分頃になると
酔っぱらっていたので本気で思っていたような気がする。
そんなに綺麗に思っていたか自信はないが。酔っぱらってるだけだから。
ここがどこなのか、どうでもいいことさ
どうやって来たのか、忘れられるかな、って。



いやー今回も長いな。すんません。
しかも細野晴臣のアルバムばかりきいてたらすっかり水沢の思い出を細野色に染めてしまった。
ほんとはそれじゃいかんだろー
水沢っていったら江刺
江刺といったら大瀧詠一じゃないか。
細野色につけないでくれぇぇーという声(妄想)が聞こえてくるようだ。

2005年09月08日(木)

夏の北国行きでわしも考えてみたの(モテについて)  中編その2

ロケット・フロム・ザ・クリプト解散!!!!!!!!!!!
以前、ゲットアップキッズ解散なんでだよーと書いたけれどもこっちのほうが150倍くらい衝撃。いや、解散すると思ってなかったんだ。いつまでもいるもんだと思ってたんだ。ショーーーーック。
10月31日にサンディエゴのホテルで宿泊つきのライブがあるらしいが・・・・
サンディエゴってどうやって行くのだろう。どれくらいかかるんだろう。
というわけで調べてみた。

成田→サンディエゴ間 4万8500円

ぐおー想像していたよりも遥かに安いじゃねえかよ
今月、勢いだけでNYに行ってしまおうかと考えて調べてみたら5万9000円だった時も「意外に手の出せそうな金額だどうしよう」と慌てたんだった。それよりも安いなんて・・・行こうかな・・・museum of deathもあるんだよなサンディエゴ。柳下毅一郎が書いてた。それ以外に食指が動かないのが難点だが。ていうか英語どうすんだ。

柳下毅一郎といえば、今読んでる「ラッシュ」という小説がとんでもなくおもしろい。
前回の日記にもちょろっと名前を出してみたけど。氏が翻訳していたのを図書館でたまたま見つけて借りたんだけど、これがビックリするくらいのハードゲイの世界。濃厚。ギラギラ光る汗。どろっと垂れる体液。咽せ返すようなオスの匂い。湯気さえも上がる熱気。そんな空気が読んでいるだけでビンビン伝わってくる。「タクシーで移動するバイカー」「馬に乗らないカウボーイ」「逮捕できない警察官」「どこの部隊にも属さない軍人」たちの熱い,ショッキングな夜を「入れっこ吸いっこ」「情事のはざかい」などの秀逸な表現で綴る。
「入れっこ吸いっこ」なんて、そのまんまAVのタイトルにしてもいいくらいだもんなー。柳下訳がすばらしいのか。
ハイドパークフェスの時はなにかにつけてこの「入れっこ吸いっこ」と「このちんぽなめ!」ってのを連発してました。すっかり自分内流行語。
どんな時に使ってたのかっていうと
「雨降りすぎてウゼー、このちんぽなめ!」
「(細野晴臣ライブ時に必要以上にさわやかに騒いでるバカがいたので)あいつうっとーしー、このちんぽなめが!」
という具合。まあ罵倒する言葉の強調形てことで。
電車の中とか、公共の場では小声で言おう。
しかし、この「ラッシュ」、今はもう古本でしか手に入らないのかしら?
ジョン・レチー著、白夜書房刊




というわけでまだまだ続く東北・夏の陣。


金曜日
台風はすっかり通り過ぎたのか、別のところに行ってしまったのか。
とにかく起きたら雨なんぞは降っていないのだった。窓を開けると、むあんとした空気が入ってきただけ。台風が通り過ぎようと湿度はまだまだ高い。まだまだ蒸し暑い。
仕事は午後からだったので昼までゴロゴロ過ごしてから出発。
昼食をとりながらメール送ったり受け取ったり(この頃に「ラッシュ」に出会ってたら「メール入れっこ吸いっこしてた」という表現を使っていたところだが)したのだけれどまだまだ時間が余っている。

中古レコード屋に行ってしまいました。
4枚ばかり買ってしまいました。
これから作業だっつうの。邪魔になるってんだい。(アナログはホントに邪魔になるので買ってないが)

そして、作業。
滞りなく終了。


友人に会うまでに時間があったので、藤崎でかりんとうや煎餅をバカ買いして東京に送る。正確にはバカ買いではないのです、うちの会社内で「さがえ屋のだだちゃ豆せんべい」が流行ってるんです。流行らしたのは私だ。会社内東北出張王だから。
買ってきてくれと頼まれたのでしょうがないのだ。
そして友人を待つ間にまたしても中古屋。追加で4枚。
あほか。
しかも92年〜94年あたりのものばかり買う始末。どんだけ好きなのあの時代。
買ったもののうち3枚の解説が小野島先生だった。10年前の自分に自慢してやりたいよ。「オハイオから94年最大の衝撃」と銘打たれたゴッドアンドテキサスは今何をやってるんだろう。泥臭系アメリカンインディーロックは長年低迷気味ですね。ヘヴィでジャンクで土着的なロックの復権待つ!ってそれじゃただのアメリカンハードロックか。あとノヴァモブのアルバムは、当時、欲しかったけど中学生のこづかい制度が邪魔をして買えなかったんだった。やっと手に入れた、嬉しい限りでございます。
ああ、依田レモン、否、涎モンのポップな轟音ギターロック。これも土臭いと言えば土臭いんだけど。
アメリカのインディーギターロックはどんどんスマートでキャッチーになっていくけど、もっと土臭いバンドがあって欲しい。土臭いというか、洗練されないで欲しい。地方deロック万歳!
にしてもライナーでハスカードゥのことを「ヒュースカー・ドゥ」と記載されてるのは、ミュージックマガジンの影響なのかな。
Jマスキスみたいな。ポリースみたいな。



その後友人と合流。
国分町で行ってみたい店があるというので行ったんだけど混んでいたので違う店へ。ラウンジというかカフェというかなところでソファに座りながら「特攻の拓」の話などをしてたような。てんでおしゃれじゃねー。
そしたら合コン二次会です、といった10人組の男女が流れ込んできて友人がえらく「合コンの二次会にこんなとこに来るなんてどうよ?」と繰り返していた。なんでそんなに目を光らせるのか(私の座っている位置からはその10人組がどんな顔なのかわからなかった)と思ったら、中心人物の男性(20代後半)が普通のオシャレTシャツにオシャレ眼鏡なのに
顔が岸辺シロー激似
だったのだ。
「ああいう人はモテようと努力してはいけない。底辺を這いつくばって欲しい」
と力説する友人。
「亭主改造計画」のようなダメな格好の人がおしゃれに変身するのは、その時はいいかもしれないが元に戻るのだからまったく必要ないだろう。むしろ本人がヘンに「俺いけるかも」とモテようとするのはうっとうしい、というわけである。
これは私も同意だな。きもい男は変に努力なんかしてもきもいのだから、そのままでいいんだよ。と、モリッシーのように言って差し上げたい。「生まれた時から変えられないことなんだ、自分と戦っちゃダメだ、仲良くしろよ」とピート・タウンゼンドのように言って差し上げたい。
むしろ努力したほうがきもいから。
残酷なようだが、しょうがないのである。格好を改善しただけでは変えられない何か(モテ度数)がある。というかそこまでモテたいなんて思わなければいいじゃないか。
日本中にはびこる「恋人がいる人間至上主義」は本当に罪深い。
「ただの公認入れっこ吸いっこ」なのにな。ちんぽなめ!ですよ。

だから、ヲタクはそのままでいいんだ。いや、ヲタクはちっとも問題なんかじゃないんだ。本当に問題なのはヲタクではないけど気持の悪い男なのだから。「モテたい市場」をピラミッド型に表すと底辺を占めるあたりだな。おたくは別のピラミッドに棲息しているから。
だから、電車男ってのは別のジャンルからモテのところに転向してきたようなもんなんだな。小川直也、柔道から格闘技転向!みたいな。小原道由、プロレスからガリバーに転向!のほうが気の利いてる喩えかね。


何書いてるんだかよくわからなくなってきたが、その後二軒目に移動。
月曜日に行った沖縄風バーの「ForestCountry」という店。
約束通りに行きました。ゴーヤ炒飯ンマイ。泡盛も焼酎もンマイ。カウンターで他の常連さんたちも混じって話をしていたら、急に顔がとても濃い青年がやってきて三線で一曲歌ってくれた。曲名失念。そしてその青年は、一曲歌っただけで「ちょっと他の店に行くんで」と風のように去っていった。粋な流しのいる街、一番町。って、実際は流しやってないようだが。
「ForestCountry」はいい店だなーこじんまりしているけど居心地がいい。マスターがイイ味出してるんだよな。
東一市場内の店でございます。141や三越の近くなので、一番町に寄った際には、是非是非。
仙台地下鉄の終電時間になったので友人の家に急ぐ。
で、地元の駅に着いたらまた三軒目行ってしまった。3月東北祭りの時に行った店。
日本酒飲んで〆。
そして友人宅で「かまやつ女ダメ、ゼッタイ。」な話をしているうちに就寝。



土曜日からの話はまた次回。
日記がどんどん長くなっていく。なんとかせねば。
そして何書いてるんだかどんどんわからなくなっていく。なんともならんのか。
2005年09月07日(水)

夏の北国行きで 極上酒を呑みに行くの 中編その1

水曜は東京で仕事して、木曜日。

木曜日は台風が関東を直撃するとかなんとかで、大雨につぐ大雨。
あまり気にせずにいたんだけど、会社がなぜか4時で業務終了するという。台風で交通機関動かなくなるかもだから。家から会社までなんの公共交通機関を使うこともないわたくしにとっては単に「会社早く終わるぜやったー」という決定なんで喜んで家に帰ろうとしたところ、
「この台風、関東上陸して明日には東北に向かっていくらしいよ」
と言われて、ちょっと経ってから
「あ、私の移動と同じ経路じゃないか」
ということに気づく。
先日、地震で東北新幹線が止まったばかりなのでこりゃー台風もやばいんではないか。台風と地震は全然別物だが。災害というでかいカテゴリーでくくれば一緒かもしれないが。
そんなわけで一日早めに仙台入りすることにケテーイ。
気がつけば月火木金土で仙台という結果に。水曜日帰った意味がワカンナイヨ!
東京駅は台風の影響で人がうじゃうじゃ。やだなー新幹線激混みだったらと思っていたがなんとか席確保。
なんだかしらないがこの新幹線、仙台行きなのに空いているな。

と思ったら仙台行きの「各駅停車」やまびこに乗ってました。
なんだよ!
東北新幹線も各駅停車はこだまみたいな名前つけろよ!

そして宇都宮あたりまでは大雨降りまくっていたけれど、
福島以北は雨降ってないでやんの。ばかたれ。

仙台に着いてから知ったのだけど、東京駅が人いっぱいだったのは東北新幹線ではなく東海道新幹線が止まったからだったらしい。
・・・。まあいいや。


福島以北雨ふってねーじゃねーかよと思っていたけども、仙台は結構雨が降っていてジーンズびしょ濡れ。スーツ着てこなくてよかった。ゴム草履はいててよかった。
急遽仙台泊となったのでホテルがなかなか取れなくて苦労。なんとか取れたところはツインルームでございました。ああ、ツインルームをひとりで使うのはほんとに快適だ。この快適から抜け出せそうにないわ。
そして雨ザーザーだけど、翌日は作業午後からなんで今日はいくらでも飲めるぜということに気づき11時過ぎにのそのそと外出。
台風ボーナスの夜は!
国分町で飲みですよ!
国分町は雨だろうと台風だろうと人が多いのな。なんで多いのかと思ったらキャバやホストクラブの客引きが多かっただけだったけども。さすがは東北一の繁華街。雨にも負けず風にも負けず精神、ってそれは岩手だった。失敬。

店の外に一升瓶の空き瓶がたくさんある店があったんで、のこのこと入ってみたら日本酒の種類がめちゃくちゃ多い店で大当たり〜でございました。黒龍がやたらいっぱいある。純吟いただきました。
しっかりとした味が味蕾直撃。口の中にテロテロと流れていくミルフィーユのよな味の階層だな、と思ってたら説明文には「十二単のようなハーモニー」と書いてあった。そっちのほうが表現的にイイ。美しい。
黒龍は口の中に膨らんでいくとか広がっていく、というより伸びていくようなお酒だなー。
そこが龍たる所以なのか。
あと黒龍はラベルが麗しい。フェルト使ったりいろんな金糸が織り込まれていたりで、デザインというより素材に対するこだわりが、こんなところにも表面化しているのが、一本筋が通っているようで気高い。気高い酒ですよホント。
この店、よく見たら義侠が置いてあるのですっかり釘付けになってしまい、でも義侠を二発目に呑んでしまったら他を飲む気になんねーなーどうしようかしらと思ってたら、「義侠好きなんですか?」と聞かれ、「そうなんですよ、見かけたらまず呑まなきゃと思ってしまうのですよ」と答えたところ、お店の方が
「先日、義侠の酒蔵に行ってきたんですよ!そこで社長にお土産もらって・・・」
と出していただいたのが、なんとまあ、
義侠熟成酒「若水1993」!!!!!
12年モノの古酒でした。日本酒の古酒(正確には日本酒の熟成酒と言わねばいかんらしい)を見るのは由利正宗以来だなー。
もう色が、惚れ惚れするような琥珀色なのです。うっとり。
心底うらやましく思いながら眺めていたら、飲ませてもらえました。生きててよかった。


グラスに注がれた琥珀色の液体は、溶かされた飴のようにトロトロとしているのです。
長年眠り続けた酒は溶けるのだな、と思う。甘美な重みが重力に引っ張られてグラスの底に沈んでいく様は・・・棒で練った練り飴を口にする時のような興奮を抑えきれない。ああ、早く呑んでしまいたい。眠っている間に時間に練られて、凝縮された濃さを味わいたい!
以前書いたけれど、義侠は「ケンカ強そうな酒」「口腔でのふくらみが豪快」「ヒザ蹴り一発どしんとくる」酒なんです。だから好きなんです。甘い/女々しいを一切シャットアウトする酒、それが義侠だと思っておりました。頑なに信じておりました。
この熟成酒も、もう柔道十段とかの老人猛者のような酒だとばかり思っていたので、腹に力をこめて歯を食いしばらんくらいの、まるで猪木に張り手される前のような構えで口にしたのですが





若水は、いや、義侠は私の想像を遥かに超えた酒だった。
ああ、なんという甘さ!(「Ride on time」調)
衝撃である。目の前の酒がまぶしすぎて、また価値観がひとつ更新されて、頭や目の奥がチカチカする。
しかし、舌の上に転がるのはこのうえなく甘い液体。甘い露。甘い玉。珠のように甘美。
珠玉のような、とはまさに若水のこと。
懐深いよ義侠。玉のようなあなた。男の中の男てな感じなのに、女のような側面すらもあるなんて・・・女の如く・・・ボブディランのようだな義侠は。玉門すらも・・・とは言わないでおこう。ラッシュ(ゲディ・リーではなくジョン・レチーな)っぽくなっちゃうからね。





よく日本酒を別の食べ物の味に喩えたりすることがあるけれど、そういうものの半分くらいは「無理やり喩えるなら/あえて言うなれば」であることが多いのだけど(酒は酒だぜ)、
これはもう、自信をもって断言してしまおう。
べっこう飴が酒に化けたのだ。酒と結婚したんだ。酒がべっこう飴を産んだんだ。
台風のおかげで一日早く仙台きてよかった。生きててよかった、ホントに。
結構呑んだが(〆は義侠純米酒)安いお店で素晴らしかったです。店の方の酒好きな人柄が伝わってきた。
酒膳「Zeami」という店でございます。国分町に行った際には行くとよいよ。

そんな感じで気分が乗ったのでこの日は3時過ぎまでハシゴ酒。
台風の夜って楽しいのな。最高だ。


金曜日
翌日起きたら台風どこ吹く風でびっくりした。
皆が働いている時に昼まで寝ていられる喜び。
午後から仕事。ここからはまた次回の日記に続く。



話の時系列が完全に狂うけれども、9月3日4日でハイドパークフェスに行ってきました。
一日目はセンチメンタルシティロマンス(はいからはくちキター!!!!!)や鈴木茂(バンドワゴンの曲盛りだくさん)で盛り上がり、小坂忠にポワーン。なんというかっこいい御仁なんだ。
今や、時代は小坂忠か上田正樹ですね。どんだけああいう顔が、ヒゲが好きなのか。
でも最後に「セイリング」を歌ったのは、なんか蛇足。
会場の大部分を占める50代以上の方々にはたまらなかっただろうけども。合唱が起こってたからな。
二日目はサケロックに始まり、西岡恭蔵トリビュート、次は鈴木兄弟だと言う時に降り出した大雨。
ありえないぞあの豪雨は。でも鈴木弟はかっこいいんだよ。雨音でほとんど聴こえなかったが。
あまりの雨で洪水状態だったので(荷物が流されてた)、どさくさにまぎれて前のほうに行くことができて洪栄龍を間近にみることができたのだけど
「何の為に」が名曲すぎた。そして続く佐野元春。今回のフェスで一番踊ったけど4曲で終わったのには驚いた。
もっとやってくれよー。
そしてそして最後の細野晴臣は・・・ああ、書きたいけど、あまりに素晴らしすぎて・・・ああ・・・
一言で言うと羨ましくて悔しくて、いてもたってもいられない気持ちで胸がいっぱいになった。
私もどこかに行こう。こんなとこにいる場合ではない。
詳しくは後日書きます。
2005年09月05日(月)

夏の北国行きで呑みに行くの 前編

昨日「ターザン」だったか、そんな芸能人の肉体改造雑誌を読んでいたらshihoが載っていたんですよ。さして興味もないのでスルーしかけたのだが、
「今、男女を問わずもっとも『自然体』として憧れているshiho」
という紹介文に疑問が止まりませんでした。
いやあ、モデルさんだから美人です。手足だって長い。憧れの的であるのも納得だ。
でもヒューマンリソシアだったか、なんかの自己啓発セミナー(違ったら失敬)っぽいCMにおけるshihoの声はなんであんなに中途半端にくぐもった声なんでしょう。音だけ聴いていた時に野暮ったい声のへったくそなCMソングだな、と思って画面を見たらshihoが歌ってたわけだ。
誰もが憧れる自然体=くぐもった声、なの?
いやあイコールではないよなあ。あれは自然体の声ではあるけれど、平たく言えば「へんな声」だもんなあ。ちょっと知恵遅れ感すらあるよ。言いすぎてみた。
あれすらも「自然体」としてしまうと
shihoが書く字がとんでもなく汚かったり(小学生男子並み)
shihoの口臭がとんでもなく臭かったり
shihoの性欲がものすごく強かったり
しても受け入れられるということだから。(性欲は強くても一向に構わないが)そんなこたぁないだろうが。
むしろそこまで受け入れられるのならば世の中は変わったんだなとも思えるどな。
自然体=ナチュラル=無菌状態、キレイなもの幻想が打ち砕かれたんだなこの国はと感慨に浸ることもできるのだけど。
あと個人的には「SHIHO」というと未だにハイレグとか履いてたほうの人が浮かぶのです。古いか。

フジロック、高校野球と夏の二大イベントが滞りなく終了し、もう私の夏は終わったもんだと思っておりました。
例年、8月はその2つで盛り上がり、9月に入ってから長期の休みを取って長い旅に出るものだったんで。(そんな感じに去年は台湾行ってきました)
しかし今年は夏の終わりに、思ってもみない旅ウィークが待っておったのです。

月、火で仙台。
金、土で仙台。

なんでこの2つの仕事は、連日でスケジュール組まれてないんだろう。
と、不思議がりながらも、一週間に二度も東北、しかも仙台に行けるというボーナスポイントに心躍る。夏の東北行きなんてねえんだろうなと思っていただけに!今年も高校野球東北勢がんばった!涙!と思っていただけに!(感動させてよ病ではない)
というわけで喜んで一週間に二度足を運ばせていただきましたよ。

月曜日
夕方に仙台移動。もちろん新幹線ビアー。
仙台は大雨に見舞われておりました。雷がピカピカ光り、ゴロゴロ鳴っている。
雨粒のでかさもハンパない。
こりゃーやばいとタクシーで宿へ急ぎ、部屋に逃げ込む。
外が落ち着いてきたのを見計らって外出。せっかく仙台に来たのですもの、やっぱり飲まなきゃイカンよ。翌日早いからそんなに飲めないが。
てなわけで外出したはいいが、今回の宿、ちと中心街から離れているので歩かなければならん。さくっと飲める店に行きたくて、うろうろと歩いたのだけど結局国分町の方に辿り着く。国分町だと夜が長くなりそうだなーと思っていたんだが、国分町手前の一番町東一市場という横丁に入っていって、なんだかよさそうな店があるので入ってみた。
日本酒を飲むと調子に乗って夜が長くなりそうなことを懸念して、泡盛が置いてありそうな店に入ったのです。中には三線が。テレビではひたすら海画像流してら。「沖縄の方なんですか?」と尋ねたら「ううん、八木山に住んでる」とのお答え。
あらま仙台人。ベニーランド!
(関係ないけど)ベニー八木山!
で、ここで泡盛飲んで喋っていたらちょうど仙台の友人から電話がかかってきた。
仙台の子といっても、平日は仙北のほうに住んでいるので(週末だけ仙台に)金曜日に一緒に飲もうと思ってたんです。
が、「今一番町で飲んでるよ」と告げたら
「えー!あたしも一番町にいるよ!」とのこと。
「どこの近く?」と聞かれたんで店のマスターが
「三越の近くのダルマ(仙台でメジャーな薬局)のほう」と言ったら
「あたしも三越のそばにいるよ!」という返事が返ってくる。
偶然だな!仙台も広いからこんなに偶然会うことはないのだよ。
そんなわけで友人と合流。
高校野球の話なんかで盛り上がる。そういや今年も去年もおととしも仙台は高校野球盛り上がってんな、東北高校のおかげで。
そして1時過ぎまで飲んでしまう。ぐは。
金曜日にまた来ることを約束してお開き。


火曜
朝早くから作業。前日の酒はそんなに残っていなかった。判断正しかった!
なので比較的快適に仕事をこなす。予定時間より終わるのが遅くて腹が立ったが。(すぐカッカするのイクナイ)
結局午前まるまる仕事になってしまったので、そのまま直帰してヨシの号令が出た。まだ時間はあるなーこれは久々に山形に行かない手はないだろう、と思いバスに乗って山形へ。(仙台→山形間はバスで1時間しない、そのうえ750円)ちなみにバスに乗る前にはいつものように阿部かまでひょうたん揚げを食らいました。そしていつも気になっていた「こだま」というどら焼き屋でどら焼きを購入。
ンマイ〜生どら(生クリームが入ってるやつ)もなかなかでござんした。
特にここは皮がいいね。しっとりしてら。
余談だが、俺認定「和菓子熱闘甲子園」をやるならば宮城代表は岩出山のかりんとうですがね。ああ、それか喜久福。
で、山形は栄玉堂のカマンベールチーズどら焼き。うますぎる。

というわけで山形行ったら「武蔵」に寄るのですよ、私は。
何ヶ月ぶりかに来た。山形はその間に花笠があったりですっかり祭りの後だったようだが、午後1時過ぎにもかかわらず「そんじゃ日本酒飲むか?」と酒を出してくれるからこの店は最高だ。
六歌仙隠し酒に始まり、王禄、亀酔、そいか出羽桜のなんだったか(名前失念)などなど。
昼間から日本酒まみれなんて、幸せだなあ。
この亀酔というやつは「時間ですよに出ていた人によってブレイクした」とかなんとか聞いたけど、わしは「時間ですよ」を見ていたことがないのでわからんかった。亀酔飲みやすくてイイヨ!
そんな感じに飲んで喋って食べて気がつけば夕暮れ時。
いい具合に酔っ払ってたので新幹線乗ったとたんに眠り、起きたら上野だった。
至福。


こんなに楽しい東北旅が週に二度もあるなんて!
嬉しい!ボーナスだよ!
水木を東京で過ごさなければならないのがうっとーしーくらいだ。


つづく

後から知ったけどヒューマンリソシアて人材派遣会社だったのね。
自己啓発セミナーだと信じて疑ってませんでしたわ。なんとも失敬。
2005年09月01日(木)

さよならストレンジャーババア

最近のコンビニは「コンビニ内FM」とでも呼ぶんであろうか、DJらしき男性が「お届けするのは夏の香り漂うナンバーです」などという曲紹介をしてくれるパターンが多い。無論流れる曲も「最新J-POP」ばかりだ。
そんな中、うちの会社の近くにあるコンビニ(元酒屋)はこの2005年のご時世にブラックビスケッツの曲ばかり流すという意味のわからなさ。スタミナー(フォーヨーライフ←キャイーン天野の声)がなぜこんなにヘビーローテーションなのか。
さっき100円ジュースを買いに行ったらタイミングが流れてた。


私が学生の頃のことだが、毎朝7時30分くらいの電車に乗ろうとすると大声でわめいている女性がいた。もう10年も前だから詳しい格好は忘れたが普通のOLかなんかだったのだろう、セットアップのスーツを着ていた記憶がある。極端に不潔とか、見るからに頭おかしいとかではなかった。不自然に口紅が赤いなとは思ったけど、当時の流行だと思えばさほど気にもならなかったのだ。しかしとにかくわめいて髪振り乱してて、しかもそのわめきというのが周りの人間に対する攻撃みたいなものだったから、朝の電車というのは混み合っているというのにその人の周りはいつも半径1m以上人が寄り付かなかった。
ラッシュの解消は時間差通勤するだけではないのだね、自ら爆弾になるという手もあるのだね。
それはともかくとして攻撃の仕方がすさまじい。特に私のような学生に対して
「邪魔なんだよ!」「いい気になりやがって!」みたいなことを大声で吐き捨てるのだ。今、現在のわたくしであれば無意味に太って口の端に泡吹き出しながらしゃべくる女子高生を見ると「うるせえよ」などと思いがちなので、この半狂乱OLの気持ちがわからないでもない。この半狂乱OLは思ったことをすべて口にしてしまう人だったのだ、きっとと思うことも可能だ。
しかし当時は無意味に太って口の端に泡吹き出してるほうの立場だったので、この半狂乱OLのほうこそがうるさくて邪魔で恐ろしいので近寄りたくねえなと思い続けていた。今でもこんな人には近寄りたくないけど。
この女性の攻撃の中で一番すさまじかったのは、ある雨の日のこと。
皆傘を持って地下鉄のホームへの階段を駆け下りる。階段はある程度の幅があるのだけど、なぜか皆、極端に右に寄って降りていく。なぜだ。階段渋滞まで起こっているじゃないか。のろのろ進む列の後ろにくっついて階段を下っていくと、ちょうど階下で例の半狂乱OLがわめいていたのだった。
いつものわめきが半狂乱ならば、この日は狂乱と言う他ない。
狂乱OL、右手に傘を持ちながら左手にひとりの女子学生を捕まえていたのである。
わめき散らす攻撃がエスカレートしてやんの。ビックラ。
「この子が邪魔するのよ!私をいじめるの!いじめられてんのよ私!!」
「この悪魔!この悪魔が!!!いじめるのよ!!!」
スカートの長さは膝下、メガネをかけたおとなしそうな子だったし、当然ながらOLをいじめてもいない。むしろいじめているのはOLのほうで、右手の傘で小突いたり、床をカンカン叩いたりしている。これ、もう立派な暴力事件なんではないのか。
うろたえる女子学生。当然だ。うろたえる群集。手出しできやしない。

その騒動が一体どういう風に終わったのかは覚えていない。たぶん私は、係わり合いになりたくないので電車に乗ってしまったのだろう。

その女学生にとってはどんだけトラウマになったことか計り知れないが、私にとってもこのOLは重要な教訓を残していった。
「年上の『女性』はややこしくて嫌」
実際にその女性がいくつだったかもわからないわけだし、年上の女性が皆ややこしいわけではない。ではなんで年上に限定するのかというと、下や同じくらいの歳ならばややこしくてもそれなりに対処ができるからである。結果はどうあれ進言可能というあたりが。
さっきの表現は正しくなかった。正しい表現は
「年上のややこしい『女性』は嫌」
なのである。どこらへんが嫌かというとなんといっても、何処まで行っても被害者意識なところ。「いじめられてる」「邪魔をする」って、あーた、何を言ってるんですか、と呆れたくなるところだが彼女の頭の中の思考回路では立派にいじめを受けていて、彼女の頭の中のゾノが「いじめ、カコワルイ」と囁いたのだろう。知らないけど。
まあ、反対から見ると無意味に存在する「私は何も知りません」的な年下の女はバカで媚びていて、憎むべき存在なんだろうけど。そっちの気持ちは知らない。知りたかない。なんとでも思え。勝手に恨め。
嫌、というのは『女性』という部分にもかかっている。ああ、私はほんとうに女性的なことを強調する人が嫌だ。
ああ、なんでこうも嫌に対して気を使ってるんだ私は。
もっとはっきり言ってしまえ。失うものなどなかろうよ。
ややこしいババアが嫌いだって。
幾つになっても自分のことを「乙女」なんて括る、あの手に負えないぶり。
無意味にハードルが上がっていってしまって、もはや誰にも打ち崩すことが不可能なプライドの高さ。
「相手の立場に立って行動しましょう」なんて習ったのはもはや忘却の彼方なのかと思わせる、簡単に吐き出される人を傷付ける言動。
(きっとババア側から見ると、これ、全部ややこしいガキの欠点になるのだ。すんばらしい)
嫌というよりも苦なんである。もう面倒くせえや。ややこしい女性と接するのは私にとってイコール「接待」なのである。怒らせないようにしなきゃいけないからな。
彼女を否定してはいけないのだ。
このルールに気づくまでにどんなに長い道のりだったことか。私は馴れ馴れしく図々しい、そして自制できない人間なので(何かと結論を急ぎすぎるとか)今まで数多の失敗を犯してきた。これからも繰り返していくんだろう。と、こんなところでセバドーマインド。マイ座右の銘。
まあ、つまりは、そんな方々にとっては私は癪に障る存在なんだろうし、私にとってはそんな方々は苦手でうっとーしー存在だということ。理解なんてできやしないのだ。ハナから無理だったということ。
最初から接点がなければ気にしなくていいのだから、接点なんてないほうがいいのかもしれない。「普段は存在してるかどうかも知らない」くらいの気持ちでいいのだ。お互い見えないほうがいい。
でも、世の中は広いから失敗を繰り返してばかりいちゃイカン。すべての年上女性を否定するわけではないのだから。憧れる女性だって多いのだから。世の中には豪気で(ああ、私は豪気人が本当に大好き)素敵な女性だって沢山いるのだから。
まだ修正する時間はある。直していかなきゃイカン。そして自分は心にゆとりのある人間を目指さなければならないなと思った。受け流す余裕を。笑い飛ばす余裕を。あ、なんかイージュライダーっぽいな。
幅広い心を、くだらないアイデアを、軽く笑えるユーモアを、うまくやり抜く賢さを。
そうしないとあっという間にややこしいババアになってしまうからな。同じババアになるにしても豪気なババアになりてぇんだ。


アメリカンインディーギターバンドのCDを久々にいろいろ買ってみた。
大好きMergeから不意打ちで出てたポータスタティック新譜が最高すぎてたまりません。
うわお!もうほとんどスーパーチャンク新譜といっても過言じゃないな。マックの声がなぜかしゃがれてるのが気になるけど。
そいからChin Upというバンドのアルバムが佳作。
シカゴのFlameshovelというレーベルから出てたんだけどこのレーベルしらないや。
けどこのレーベルのHPにあったSybrisとMakeBelieveとナレーターってバンドの音源がもんのすごくいい。
ナレーターなんかすでにCMJで人気高そうだ。
うわーどこに行けば手にはいるんだろ 。
KillRockStarsから出てたJOHN WILKES BOOZEというバンドのアルバムも買ったけどそっちはイマイチだなと思ってたんだけど、聴きこんでいくとよくなってきた。そういうところがギターロックの醍醐味ですね。
シカゴのインディーレーベルといえばやはりDragcityなんですが、スモッグが来日するそうでたまらんね。ああ楽しみだ。
2005年08月24日(水)

俺の目の周りが黒いうちに、癒されてくれ!

前回の日記からもう10日くらいたってら。その間に甲子園もいよいよ終盤なのですが、前回の日記で取り上げた本田拓人くんの京都外大西も準決勝に進んでおりました。もう決勝戦は近畿勢同士だね。そんで本田拓人は千葉パイレーツに入団するね。

この10日間くらいの間にお盆もありました。日本内民族大移動が起こる季節だというのに何処に行くわけでもなくずっと東京におりました。
なぜなら俺は絶対!江戸ニシャンだから。しょうがねえ。
そのかわり長野から来たたのきゅうさんを囲んで高円寺で飲んだり、沖縄から来たタマシイさんのライブを見に行ったり、舞鶴から来たはるみちゃん、大阪から来た天才子とるっぱさんのライブを見に行ったりで賑やかなお盆ではありましたよ。いつも出回っているから新鮮よ。
タマシイさんのライブとすずちゃんのライブとるっぱさんのライブに行ったあたりがお盆のピークでした。吉祥寺土砂降り地獄にもぶつかってしまったが。でも王将やいせやで飲んだ時はおもしろかった。
救急車に乗るという初体験もあったしな。初体験は・・・狭かった。痛くはなかった。(運ばれたのはわたくしではないので)夜は更けておりましたよ。

ついでに、ついにBONちゃんに名刺を作ってもらいましたよ。
やっとヤツザキマサコのほうの名刺を配ることが出来る。これで「あれ?なんで会社の名刺の減りが早いの?」などと指摘されないで済む。
特徴を存分に掴んでおる、さすがはプロ作成の名刺でございます。
今後会う人にはもれなく渡します。宜しくお願いいたします。

それ以外では、フジロック明けで「夏は短いから焦るよね、なんだかね」「夏は短い、何か何かしなくちゃ」などとCKB調で思っているうちに知らぬ間
に鬱になってましたわ。夏鬱。結構しんどかったぞ。
そんな鬱状態を救ってくれたのは
読書とパンダでございました。
not新潮社。
ミステリー小説というものを読む機会があまりなかったのだけど、読んでみるとあれはすごいな。先が気になって一日で読み終えてしまう。そして夜更かしだ。そして寝坊だ。悪循環だ。
しかしまあ、私の読み方もひどいもんで、ミステリー小説読んだ直後に「カバチタレ!」読んだり、ちょっと疲れたら「中国・四国地方道路地図」をひたすら眺め続けるという。地図は心のオアシスなのです。あ、夏ですからもちろん「ドカベン」も読み直しました。何度読んでも!山岡キャプテンがミスを犯してしまってそのせいで点が入ってしまうシーンから微笑三太郎のサヨナラホームランまでの流れは涙流しっぱなしだ。全員野球はうつくしいよ。
で、パンダ。
パンダのページをひたすら見てパンダ飼いてえ(半殺し以上にされるだろうが)などと考えていると心が安らぐものです。
http://www.panda-kan.com/index.html
トップページのパンダ絵ではなくて、中のパンダの写真は本当にイイヨ!
パンダの生殖器、平たく言えばチンボコがエレクト!ビィィーーーン!状態になっている動画が最高だ。
あーアドベンチャーワールドに行きてぇ。
前回は愛媛、長崎と騒いでおいて今度は南紀白浜だ。節操ないんだ私は。
で、結局どこに向かうのだ?
正解は来週、月火金土で仙台でした。
また仙台!しかも一週間で二度!
水木(notしげる)は東京だけど。

今気づいたけど、ドカベンの山岡は目の周りが黒いからパンダつながりだ。
というか山岡もパンダだから癒されるのか?号泣なのか?
眼の周りが黒い人って他に誰がいたっけ。
・・・・だるま?
あ、そういえば私はだるまも好きだった!だるまちゃんと天狗ちゃんだけでなく、普通のだるまもかわいいんだよなー

といろいろ書いていた矢先に大阪桐蔭が負けた。
こうなったらなおさら京都外大西優勝!
本田拓人、ちばてつや眼ならずちばあきお顔でがんばってもらいたい。そんなのないけど。
まあ、桐蔭VS苫小牧は実質上の決勝戦のようでしたがね。
2005年08月19日(金)

京都外大西のデビッド・シルヴィアン

毎年恒例高校野球の季節がやってまいりました。
まあ、今年も甲子園には行けないのですがね。一体いくつになったら甲子園に行くことができるんだ私は。(すでに高校時代は遠い日々)
連日連夜試合と熱闘甲子園を見て喉を詰まらしたり涙腺を緩めたりしております。
今年もいい試合満載でございますことよ。かけがえのない若さがほとばしる瞬間。自分にはもともとなかっただろうし、あったとしてもこんな夏を送ることはなかっただろうから羨ましいんであろう。
「クサい、むず痒いわ」「安っぽいことに熱くなりやがって」などと批判する奴は勝手にしろ。クソぶっかけるぞ(長州)
わたくしはかなり、直情型人間(主にイヤだという感情が顔や態度や言動に表れがち)なので、なにかとクールとかアウトロー気取っている人間が気に食わないんだよな。本物のアウトローなら構わないのだけど、「おまえ、それ単なる強がりなんじゃねーの?」「てめえの思う『カッコイイ』を実現したいだけなんじゃねえの?追いついてねえけど」という人は見苦しい、のみならずうっとーしーな。
そういう奴に限ってもったいぶりながらも知らぬ間に「ライフスタイル」「ポリシー」「アティチュード」(同じ意味のような気がする)なんかを語り出しちゃうからね。タチが悪い。オンリーワンな私語りですか。くそば(以下自粛)
UNCHIKUやHERIKUTSU並べてせいぜいのたれ死んでください。アルファベットで緩和してみました。
話がそれた。育ちの悪さ露出で申し訳ない。
最近はどうも心がすさんでいてたまりません。やはり人間は体とか頭ん中のもやもやを吐き出さないとダメですよ。私の場合旅方面は絶賛お休み中(8月後半に出張あるけど)なので、あとは「泣き」で発散するしかないのです。
そんなところに高校野球。
そして毎週のお楽しみ、「がんばっていきまっしょい」
この2本柱でおんおん泣いてます。「がんばっていきまっしょい」のほうは文庫本も出たので嬉しい限りだ。ドラマも映画もいいけれど、「がんばっていきまっしょい」は小説が一番いいんだよなー主人公の悦子が何がしたいんだかわからないんだけど、何かをしたくてたまらない/したくないことだけはわかってるけど、したいことはできやしない、という挫折や葛藤を抱えているあたりがいい。サクセスストーリーや元気いっぱい物語なんて心には響かねえや。高校受かってすぐやったことが「漫画を一日中読んだ」というような箇所のリアリティもよい。私もアンドレが死ぬシーンは激泣きですから。
若いうちの挫折・葛藤・振り返ってみるととるにたらない悩み、今になったら笑い話になるような甘酸っぱい感情などが伊予弁(響きがいい)と海、そいからじゃこ天がのったうどんなんかに囲まれていて、本当にいい物語です。
つまり、今、何を考えているのかというと
まあ、賢明な方にはもうおわかりであろうが
「松山に行きたい」
ということである。
結局旅だった。どうしても行きたい松山。じゃこ天食いたい。

松山に並んで今、もっとも行ってみたいのが長崎なのです。
先日、ふぁる姐に連れられて歌舞伎町で飲んだのですが、その際に声が太い私にふぁる姐が「この曲伝授するから、覚えなさい」と渡されたのが内山田洋とクールファイブの「さようならの彼方へ」でした。
愛に 愛に傷ついた二人が同じ場所に住んじゃいけないーって
別れたからって別に異国に旅立つ必要はないと思うんだが。どちらかが外国人なんだろうか。
一晩のうちにふぁる姐Ver.とメンバーズクラブのマスターVer.でこの曲を聴いたので、さっそくクールファイブのベスト盤を買ってみました。
いやあ、いい曲多いなあ!全然知らなかった。
フジロック前でもクールファイブばかり連日リピートで「神戸〜泣いてどうなるのか〜」などと口づさみっぱなし。
なーがーさーきーいーきーてーぇー
あああ、でもここは東京。中の島は遠いよ。
フジロックに行ったときも長崎出身の「松千」という男女デュオのステージを見たのだけどこの女の子ボーカルがパワフルで躍動感と表情に富んでいてよかったのです。佐世保の海を歌った曲がよかった。
高校野球でも清峰高校は瑞々しかった。名電を破るという快挙。
双子の大石ブラザーズはきっと人気が高くなることだろう。
そんな具合に長崎への愛はつのるばかり。
しかし、羽田−長崎間って航空券が日本一高いらしいんだよな。前途多難。

と、思ってたら!
スカイネットアジア航空が就航してら!
パックだとひとり20300円だった。ギャー!行けるぜー!

というわけで、長崎行きを真剣に検討したいと思います。

話は大分戻って甲子園。
今年は先述の清峰だけでなく、国士舘にもツインズがいるのですよ。
その名も「高橋兄弟」
高橋厚史君・智史君という兄弟なのでその括りは間違ってはいないんだが。
熱闘甲子園のディレクターはバブル期に就職した世代とみた。
高橋兄弟のほうは今なにやってるんでしょうか。ちょろっと調べたら室井滋主演の「のど自慢」にチラリと出演しているらしいのだが。
高橋兄弟といえばいいともの「いい男さんいらっしゃい」ですが、これを録画したものはふぁる姐宅にて見せて貰いました。さすが、と思った。
甲子園関連の名前でこれまた思わず注目してしまったのは京都外大西のスーパー一年生投手、
「本田拓人」君ですよ。

若葉学園のデビッド・シルヴィアン!
スケコマシ!
奥義!ちばてつや眼!
池上遼一眼!

といろんなことが頭を駆け巡りましたが、本田恭章似ではなくクリクリ坊主の高校球児でした。
当然だ。
それどころか子連れ狼の大五郎似と言われているらしいし。


BOYは今・・・今は高校球児なんだよな。お耽美は遠くになりけり。
でも「京都外大西のデビッド・シルヴィアン」と呼ばれていて欲しいものである。そんなファンタジーを抱いてもいいじゃないか。
1989年生まれらしいけど。
平成生まれ!・・・

そういえばこないだ表参道のライブハウスの前を通り過ぎたら本田恭章のライブやってたな。うちのイトコ(本田恭章ファンクラブに入っていた)に教えたら喜びそうだ。中川勝彦の娘、しょこたんが人気だったりでいろいろ感慨深いものです。
(今日の日記は甲子園の前に本田拓人を思い出させてくれた由織さんに捧ぐ)
2005年08月11日(木)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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