股・戯れ言


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別れなければ、ナニワで逢えなかったじゃないか 前編

もう今年も7月超えているのですね。
立派に下半期ではないか。
あらためて今年に入ってから行ったところを書き出してみる(こういうことをやるのが大好きさ、旅先コレクションなのだ)
いや、せっかくだから今年に限らず今の部署に移ってからの転がりぶりを書き出してみよう(出張、私用問わず)

2004年
4月 焼津、厚木、静岡、名古屋
5月 焼津→浜松、富士宮、高松
6月 厚木、名古屋(一週間以上)
7月 高崎、成田、藤沢、焼津、豊川、苗場
8月 新潟、厚木、名古屋
9月 台湾
10月 厚木、京都、名古屋、熊本
11月 入間、いわき、秋田、宇都宮、豊川
12月 大阪、新白河、いわき→水沢→山形、山形
2005年
1月 北上、山形
2月 四日市→名古屋→小牧
3月 山形、千葉、北上→秋田→酒田→山形→仙台、東松山
4月 沖縄、千葉
5月 仙台→山形、岩槻(2回)
6月 沖縄、厚木、横浜、横須賀、宇都宮

いちおう不公平のないように、「東京以外の場所に行った時」という括りで書いてみました。
にしてもいろんなところに行ったもんだ。
傾向としましては、去年の前半は東海地方(静岡、名古屋らへん)どっぷりで去年後半は東海地方から東北にだんだん移りつつあり。
でも熊本や台湾てのもあるからな。
今年前半はどっぷり東北ですね。沖縄とか行きだしたけど。
で、今年後半。
ぜんっぜんわからんなー。出張はこのまま減っていくのだろうと思ったら急にアップテンポに増えていったりしてるし。
とりあえず、北海道と中国地方と北陸に全然縁がないのを何とかしたいと思うばかりなのです。

で、今年後半の最初の遠出は大阪なのでした。
やっぱり今年後半は西方面多目となるんだろうか。


金曜日の夜、仕事終わりで東海道新幹線に飛び乗り一路大阪へ。
東海道新幹線に乗るのは実に5ヶ月ぶり。それまでは一月に一回乗っていたのになんたるブランク。
金曜日の夜に大阪にいるとしたら!
そりゃあ探偵ナイトスクープをオンタイムで見るしかないのです。
いや、他の地方でもやってはいるけれど(東京以外)、本場で見るのはやはり違うなと思いました。「金曜の夜はタモリ倶楽部」よりも正しい金曜の夜の過ごし方なのかもしれない、関西圏においては。
この日のキダタローもズラ全開であった。あとカンニングの竹山が新探偵として参加していた。竹山の仕事ぶりはすごいな。毎日テレビで見かけるような気がする。「キレ芸」って潰しがきくのか。すぐダメになるとばかり思っていたけれど。
って、せっかくの金曜の夜なのだから探偵ナイトスクープ見ただけで終わったわけではございません。
もちろん飲みにでかけましたとも。
前回大阪に行った時(12月)は飲んだりしなかったのだ。最終新幹線で行った/翌朝早くからの作業/ホテルの回りがホストばっかで怖かったという様々な理由に阻まれたのです。
というわけで初めてに近い大阪呑み(実際には3年前になんばで飲んだのだけど)を敢行しようと思ったが、一体どの辺に飲み屋があるのかわからない。
今回泊まった場所があまりよろしくなかったらしい。
困ったなあ、と思いながら阪急のガード下あたりをグルグル回る。
しかも時刻は0時半過ぎだからほとんどの店が閉まっているのだった。
あーほんとにどうしようか、と梅田芸術劇場らへんをぐるぐる回っていたら、
あら、ま。
ひっそりと位置する店を発見。
ただし外からは店の中が全然見えねえ。
下から覗き込んだりなんだりしながら、とりあえず入店。
渋い外観からは想像もつかないような鯉口シャツの店員さん達(ボウズ率8割)が出迎えてくれた。ちょいビックリしたが、「ああ、この店はイケる(=俺リピートしてしまう)んではないか」という直感をまた感じてしまう。
最初は日本酒を飲みながら普通に話をしていたのだが、日本酒の話が高じて
「そういえば最近大阪の赤犬というバンドが赤犬大艶会って日本酒出したのですよ」
とぽろっと言ったら店のマスターが
「あ!ラジオで偶然きいた!サケロックの曲がよくて覚えてますわー」
と反応してくださった。
これもまたイイ偶然だなあ。人生ってこんな偶然の連続だなあ。
そんなわけで話が盛り上がり、日本酒と泡盛を飲んでいたのだがマスターのおすすめする
「ライムにコーヒーとシュガーを塗ったものを、ガブッと噛んでラム原酒を一気飲みする」
という酒を勢いで飲んでしまいました。
前にも書いたがわたくし、コーヒー飲むと偏頭痛が起こる体質なのです。
でも酔っぱらってたし、いい気分だったし、「まあ、コーヒーとライムとラムが混じれば別の味になるだろうから大丈夫だろう」と思ってしまったのだった。
普段ラムなんか全然飲まないのにな。

でも実際コレ、飲んだら物凄くうまいのですよ。

「この飲み方、絶対はやらせましょー」ということになったのだった。
本当にうまい!騙されたと思って飲んでいただきたい。
ライムの片面にコーヒー挽いた粉(コーヒーにあまりに無縁なのでこれをなんと呼ぶのかわからない)とシュガー(これもなんの砂糖なのかわからない)を塗って、そのライムをがぶっと噛みながらラム原酒をくいっと飲むのです。
・・・詳しい飲み方今度ちゃんときいとこ。

そんな感じに酔っているうちにBONちゃんがやってくる。
東京からチャリンコで台湾まで渡り、そこからチャリンコで東京に戻っているBONちゃんである。
私は前回沖縄に行った時にBONちゃんに会ったのだが、今度は大阪で会うとはなんとも不思議だ。
ちなみに沖縄から九州に渡った直後にBONちゃんは財布を落として文字通り一文無しになったりしていたのだった。
サバイバルなチャリンコ旅だ!
それでも各地で名刺を売るなどして(BONちゃんは名刺屋さんなのです)大阪まで辿り着いたのだから素晴らしい。
すばらしいつうか逞しいですよ。
そんなBONちゃんと4時半くらいまで飲んでその日の飲みは終了。

この日ずっと飲んでいた最高飲み屋は「Cue's」というお店です。
「梅田には沢山店があるのにわざわざここを選ぶなんて!」と言われたけれど、わざわざ選んだだけあっておもしろい店ですよ。
なんというかファンキーな店なんだ。店で流れてたのはずっとレゲエだったけど。ナニワなのに南国ノリを感じるぜ。
http://www.cues-club.com/
おしゃれな店のようだが全然気軽な感じでしたわ。
ブービーマジックの人のオススメの店らしい。聞いた話だが。

実は今回の大阪旅行のキーワードは「再会」なのです。
まずはBONちゃんとの再会。
そして土曜日は2つの再会に恵まれました。
その続きは次回にて!
2005年07月05日(火)

テリー伊藤のモノマネをしないホリ

わたくしは何がしたいのでしょうか(早川義夫風問いかけ)
昨日、うっかり「LEON」を買いそうになってしまいました。
本屋に告ぐ!
私の視界内にジローラモの表紙などは置かないでくれ。
弱っていたらフラフラと手を伸ばしてしまうじゃないか。
まあ、780円という値段で現実に引き戻されたけども。高いよ。

ああ、歯痒い!レオンに踊らされるなんて!

ところで最近のわたくしは週の半分以上がスーツ出勤という具合なので、新しいスーツを買ってみました。結構するもんだ。まあ、しょうがないけども。
足の短いわたくしですから、当然のごとく裾直し。伝票を書いたりなんだりの処理を待っている間に「よろしかったらこちらをお読みになってお待ちください」と手渡されたのだ「UOMO」であった。
女子だっつうの。
まあ、サラリーマンという大きな括りの中では間違っていないし、前からUOMOは読んでみなければならないという義務感に駆られていたので(別に昔メンノン愛読者だったとかではないのだが)、ここぞとばかりに読んでみました。
・・・
なんというか、まあ、「本当にこんな肉体をした40代はいるのか?いるとしたらどこに?」と思った次第。季節柄水着やらなんやら(もちろんブーメラン型ですよ)の特集があったのだけれど大胸筋の盛り上がり方がすんげえ。
「モテるオヤジはちょいムチ!」とか書いていたのはレオンだったか。
ちょいムチなんてかけらも載っておりませんでした。
やっぱりこの手の雑誌には現実との遠い隔たりを感じざるを得ないな。
空想というか、理想のモテオヤジライフ展覧会。
「よーし、俺もモテオヤジを目指して頑張るぞ!」なんていう方(30代後半以上)よりは、「ああ、こういうオヤジに(悔しいけれど)萌え」と思ってしまう私のような女子(一部、中性)が読んだほうがいいと思う。理想のオヤジ展覧会だから。目の保養雑誌だから。
と、うっかりレオンを買いかけた自分を擁護しておく。

あ、でもUOMOのやるなぁ、と思ったところは阿部ちゃんをモデルとして起用していたところ。カコイイ・・・
さすがメンノン卒業世代の雑誌。

と、こんなくだらないことを今打っているのは新幹線の中なのです。
ハタから見れば仕事をしているようなのに、書いている内容はレオン系オヤジについてだ。どうだ、参ったか。

ところで、UOMOを読んでいたときに読者からのハガキコーナーがあったので興味深く読ませてもらいました。「あなたは恋してますか?」というモテを標榜する雑誌らしい質問に対する答えが載ってたのだった。
いくつになっても話題は「恋」、そして送るのは「ハガキ」(メールかもしれないが)ってすんごくまぬけですね。
40過ぎの人が「今でも妻に恋してます」とか「会社の女の子と禁断の恋」などと書いてて、モテるオヤジ雑誌であろうと書いていることは「エルティーン」や「セブンティーン」「プチセブン」と変わらないんだなと思った次第。
幾つになっても恋心は絶えないものです。ただ、わざわざ雑誌に送るなよ、とだけ言いたい。読んでるこっちが耐えられないから。
そんな読者コーナーの上段に菊池成孔のコーナーがありました。
今をときめく「モテオヤジ」といえば菊池成孔なのでしょう。「情熱大陸」でも「現代最大のカリスマ」などと紹介されていたし。
以下は私が知っている菊池成孔の知識。

菊池秀行の弟、現代音楽を東大や京大で教える講師(しかも昔見かけた講義のタイトルが「難しい音楽」だった)、上智中退(中退がミソ)、バンドのアルバムタイトルは「構造と力」(浅田彰!)、神経症(であることを何度も書いていたのを読んだことある)、ワーカホリック(朝日新聞に書いていた)

なんだかすんごく「80年代病んでます気質」な人だなという印象。
意味は知らないのだけど「スキゾキッズ」て言葉が思い浮かんでしまうのだよ、菊池成孔のことを考えると。全然違っていたら申し訳ない。
80年代気質なところがUOMO世代にはいいのかしら。私は「未だにローファー素足で履いてるんだろうな」と思ってしまうのだけれど。
活動のすべてが「同人誌っぽい」と思えてしまうのもこれまた80年代っぽい。日記がとくに80年代ぽいんだよな。(笑)に対しての嫌悪感が薄れてきた今日この頃だけども、「あー自分ウケ全開だなあ」と思えてしまうこの方の日記(私の中では同人誌だけど)。
しかし若者のカリスマらしいからな。ニューアカとかスキゾキッズとかそういうことに関してよくわかっていない人が菊池成孔ヨイショヨイショなのは何故なんだろうとずっと考えていたのだけど、「単に80年代ブームだから」「高尚で小難しいこと言ってるので頭よさそうだから」「なんとなくお洒落っぽいから」くらいが理由なのだと思っておりました。全然腑に落ちないながら。

が、「情熱大陸」を見て膝を叩いてしまったよ。



菊池成孔ってホリにそっくりなんだね



菊池成孔のいい具合の写真が見つからなかったので比較できなくて申し訳ない。
でもホントにそっくりなんです。メガネかけていたりジャズについて語っていたり、前述の私の書いたような前知識なしでよく見ると、もうどっちが菊池でどっちがホリなのかすらわかんなくなるぞ。言い過ぎた。
「モノマネ芸人の素の顔に似ている」っていうのがおそらく最高に庶民的(言葉を選んでみた)でカリスマたる所以なんだろう。
違っていても私の中ではもう確定。

先述のUOMOの連載コラム(連載ではないのかも)には図書館だか喫茶店だかという単語をわざわざ外国語(フランス語?)で書いていて、いちいちお鼻につくお方(言葉選んでみました)なんだなと思っていたのだけど
「でも顔がホリ激似」
と思ったらいろいろと許せてきました。
ホリは素晴らしい架け橋だよ。週刊プロレスのようだ。
むしろターザン山本か。

若者のカリスマつーか信者が多い人のことを書くときは言葉を選ばなきゃいけないので大変ですね。無学な私にはなおさらだ。
タイトルはいちおう文筆家な菊池成孔にあやかってみました。こんなタイトルよくつけてなかったっけ?



つうわけで大阪行ってきた日記は明日以降に書くのです
2005年07月04日(月)

!?

高校の時に死ぬほどはまったマンガといえば
「エロイカより愛をこめて」

「特攻の拓」
なのです。
私はそういう下等な人間なのだ。生まれも育ちもドキュソ地帯、親戚もドキュソ多目なことをもっと受け入れなければならん。自分の人生と闘っちゃだめだ、仲良くしろよ、とピート・タウンゼンドも言っていたしな。

エロイカはともかく、特攻の拓に対する入れ込み方はハンパなかった。
学校に持って行き、ロッカーがほとんど特攻の拓で埋まっているという異常事態。
「ぜってー」という言葉を普通に使用するというマヌケ具合。
好きなシーンを拡大コピーして持ち歩くという極端な愛のカタチ。
友人間で「誰が好きなのか」を言い合い、その登場人物に対する愛を語り合うというブッコミなのにジャニーズ状態。
わたくしはリューヤ(榊龍也。なんていい名前なんだ!朧童幽霊の初代総長)が好きでした。それか慈統享介。(あんな高校生はいない)
無論セロニアスが死んだ時は号泣。

しまいには私の友人のY嬢(自称・天才子)は
「夜叉神」の旗を作ったからね。鰐淵が好きすぎて。
うちの学校特有の「運針布」(白地の布)を繋ぎ合せて、巨大な白い布を作り出し、そこにマジックでせっせと夜叉神のマークを書いたものだ。
放課後にみんなで頑張って作ったなー。
高校の体育祭の時に、その旗を広げて大勢で写真撮ったなー。
今考えればそれが高校の時一番頑張ったことかもしれない。
援交やコギャルとは無縁な女子高生であった。

そんな当時は
「いつかは本牧の”B”突堤(ビートツ)に行ってみたい」
とよく思っていたものだ。
包帯ぐるぐる巻きの武丸も「本牧ゥ」と漏らしていた。
ああ、いつかは行きたい憧れの本牧。
大学は1,2年の校舎が横浜だったので「おお!こりゃ本牧行けるかも!」「!?」
と思っていたのだけれど、
いざ大学に入ってみると、横浜は横浜でも海ではなく山!
山のてっぺんに大学作ってるんじゃねエッ!(駅から徒歩30分)


がっかりしているうちに大学時代は過ぎ去り、横浜に対する夢もきれいになくなる。(完全に大学が山にあったせいだ)
特攻の拓は年に1回は読み返していたのだけど、時は流れ、長い物語、だんだんと読む機会もなくなっていたのだった。もういい大人なのだから暴走族とか言っている場合ではない。(現実の族は大嫌いだ)

ところが、人生って不思議なもんだな。
だいたいのことが「期待している時」にはおとずれないし、「期待していない時」に急におとずれるのである。
てなわけで先週から今週にかけて、仕事で神奈川県内をぐるぐる回っておりました。
その際に期せずして、本牧を訪れたのです。
それもただの本牧ではなく、本牧埠頭にですよ!
あこがれの”B”突堤(ビートツ)!

ってビートツには行かなかったのだけど、工場地帯に行ったのでカーブする道なんかを通るたびに「うぉー!これ、鰐淵やマー坊がレースした道なんじゃねえのか!?」などと思っておりました。お客さん同行だったから口には出さなかったけど。
是非とも本牧の風景を写メールで撮っておきたかったのだが、これもお客さんがいたのでできず。昼間だったから単車で走っている人もいなかったので、まあ、しょうがないか。

ちなみにこの前日は大黒ふ頭のほうに行ってきました。
大黒埠頭は特攻にはあまりでてこないので、気を抜いていたのだけれどここも夜になったら暴走族が走り回りそうな工場地帯っぷり。
バスに乗っていたら、ニッカポッカ姿で原付に跨っている兄ちゃんがいて、
「惜しい!ゼッツーのナナハン乗ってろよ!ちゃんと2ケツで!」
とひとりで悔やんでいたのだった。
全然ヒロシキヨシに似てない兄ちゃんだったけど。どっちかというとジュンジ似。
鵠沼南台中は湘南のほうだけどな。


なんか大黒ふ頭、本牧ゥと回って興奮しているのって、「冬のソナタ」のロケ地を回って喜んでいる韓流ファンのおばさんたちとか変わらないのな。


そんなことは気にせずに、再び神奈川県内ぐるぐる。途中宇都宮行ったりもしたけれど。昨日は横須賀のほうに行ってきました。
横須賀ももちろん「特攻の拓」ではよく出てくる地です。
むしろ横須賀といえばロォォォークサーヌ、とポリスばりに歌ってしまいたくなるね。あ、チーム名なんですよロクサーヌ。
字は
「麓沙亜鵺」
なんだけど。どうやって思いつくんだよこの当て字。
これじゃポリスも捕吏棲に当て字しないと。
麓沙亜鵺は緋咲薫のチームなのだが、それにしても緋咲薫って凄い名前だな。宝塚の役者のようだ。
あ、あと横須賀は「美麗」というチームもあったなそういや。
一色大珠!(ラリった男)

実際の横須賀は、時間帯が昼間だったので高校生が多目だった。
って高校生私服っぽかったけど、今が期末試験の時期だからなんだろうか。
しかし普通にアメリカ人(角刈り)が多い。
黒人は皆ボビーブラウンで白人は皆ガイル少佐にしか見えなかったわ。

(ガイル少佐はいい具合の写真が見つからんかった)
USネイビーの正門で写真を撮ろうとしたのだが、角刈り外人が怖いので撮らずに退散。こわいよ。無駄にディズニー映画のヘラクレスみたいな体型なんだもの。
肉食は違うね。
お昼食おうと思って入った店がアメリカンな店だったのだが、キーマカレーのセットってサラダがついてくるのだろうなと思ってたら「セットはホットドッグがつきます」と言われた。
セットではなく単品で注文する。
カレーにホットドッグって、どんだけ食うんだよ。さすがアメリカン。
きっとその後にレディーボーデンの1Lアイスをひとりで食えちゃうんだよな。

なんか横須賀はとても沖縄に似た町でした。
基地があるだけでこうも似るものなのかね。佐世保に行ったら確信が持てるのだろうけど。
今度は仕事ではなく来たいものだ。
今度は緋咲薫を目撃したいものだ。


ちなみに私の部屋には鰐淵の巨大コピーが未だに飾ってあるのです。


そして学習机にリューヤの決め台詞「俺らァ死んでも“狂乱麗舞”…」が好きすぎて、

机にマジックで「狂乱麗舞」って書いたのでした。

お恥ずかしい。


もっとお恥ずかしいことに、その学習机が未だに部屋にあるのです。





わたくし25なんですけども。




2005年06月30日(木)

ゆきゆきて、フリーダム

奥崎謙三死去かー
享年85歳。
私のじいさんも今年死んだけど、奥崎謙三とは5つしか違わなかったのだな。
ほぼ同世代と見てもいいだろう。ちなみにうちのばあさんは80。これも同世代とみなしても構わないと思う。
そういえば今年は終戦から60年か。奥崎謙三がニューギニアで陸軍上等兵だった時と今の私の年齢は同じだ。25なんて、結構分別のつく歳なんだけどな(自分を棚に上げてみた)。いや、奥崎が従軍してたのはおそらく20頃からか。
こんだけ狂った人間を産み出した戦争は強烈でインパクトがでかくて人に悪い作用を与える。価値観を完全に崩壊させる。
キレイ事を言うつもりはないが、戦争はよくない。

うちのじいさんは死ぬ前からボケ気味だったけど、口数が多くなかったのでまだよかった。
ところがうちのばあさんは口数が多い。機関銃のように喋る。「ジーリーグ」
「ボール前蹴ってくやつ」(サッカーのことを言いたかったらしい)という風に間違ったことを喋り続ける。
そんなばあさんも、じいさんが死んでしまってからは一気に奥崎謙三方面まっしぐらで大変だ。前はそうでもなかったのだが、最近は戦中戦後(直後)の話をぶっぱなしっぱなし。何十年も前の恨みを持ち出して大騒ぎするという具合。
最近は「××からテレパシーが飛んできた」とか急に言い出して失踪とかしたし。
トーリーコーじーかーけー

身内を笑い者にするつもりで書いたわけではない。
前にも書いたがうちのじいさんは従軍はしていないので(技師として上海・満州に行っていたけど)うちは一見、戦争とは無関係のように思えるのだが、ばあさんの話を聞いたりしていると戦争の爪あとを感じざるを得ないのだ。
「防空壕に隠れた」だの「あたり一面焼け野原だった」だの「近しい人間が亡くなった」だのという直接的なものでない。そうじゃなくても戦争ってのは
「否応なしに奪っていくもの」
なんだなと思うばかりだ。
その対象は命だったり金だったり土地だったり正気だったり様々だ。それらを否応なしに奪っていく、目に見えない、理不尽な現象。災害に近い。大量通り魔殺人にも近いな。すなわち宅間守にも近いってことか。
戦争は普通の人間も皆宅間守にさせられちゃって、同時多発池田小学校事件が起こっちゃっていることがむしろ「普通」になっちゃうから恐ろしい。
そしてそれに関わった人間は、無意識のうちにその理不尽な現象に影響を受ける。
その一番極端なパターンが奥崎謙三(デフォルト狂気×狂気∞)なのだけど。

って半分笑い話気味に書かないと恥ずかしい主張ですね。
でも本当に戦争はよくない。
今戦争が始まったらいやだなー。私から旅の楽しみが奪われていくもの。
新幹線なんかすぐ爆破されちまうもんな。いやだ、絶対反対。


話は変わりますが、先週末はネタ・戯れ言にも書いたとおり、喧騒とはかけ離れた静かな週末を送るつもりだったのですが、またもや酒飲みすぎな週末を送ってしまいました。
日曜は仕事だったので遅くまでは飲まない(だいたい午前2時くらいで打ち止め)つもりだったのだが、以前も行ったことのあるおかまパブのママにバッタリ会ってしまい、「あーらー、後で来なさいよぉ」と乳首つつかれながら誘われたので入店。
おかまショーも見たのだけどこれが賑やかで下品。
ああ、このくだらなさはたまらん。
私はこういう、「ジェンダーを自由に行き来できる人」というのが好きで好きでたまらないのです。憧れるなあ。私は男はいいなーと思うけれど、生理の面倒くささ、生理痛のうざったさも捨て切れやしない。女な自分は普通に受け入れてるし。
男が羨ましいと思ったり口にしたりすると眉をひそめる方もいらっしゃるが、いいじゃねえかよ。
女であり男でありたいのだ。
昨晩の赤犬ライブで赤犬アキラ氏が言っていた「ぼくは処女になりたいんです」というMC。ちょうどそんな感じだ。深い意味はない。精神の幅が女部分だけじゃつまらないし、男部分だけでも足りない。どっちも楽しみたいのだ。
実際どっちも持っている人(肉体とか、精神とかだけでなく心の幅として)は豊かですよ。飽くなきチャレンジ精神の人が多いですよ。
そんなの気持ち悪い、嫌悪感200%という人もいるだろうが、そういう人は片方側のエキスパートになればいいさ。文字通り「男を磨く」「女を磨く」というやつを。ただし中途半端じゃなくてとことん「男根主義」「女陰主義」を目指して欲しい。(男だったら女性を見たら「アナ」と呼ぶとか、女だったら男性を見たら「サタンの杖」と呼ぶとか)

私はそんなの了見狭くて窮屈ぽいのでイヤだけどね。
2005年06月27日(月)

コミックご主人様なんかいらない

沖縄から帰ってきた後、何だか知らないが忙しい日々を送っております。
神奈川県内ぐるぐるツアー(常に日帰り)中なのですよ。今週なんか毎日神奈川のどこかしらにいるぞ。
今日は軽く工場見学のようなことをしてきました。
巨大機械がガシャーンガシャーンとけたたましい音をたてながらこれまた巨大な鉄のかたまりを組み立てていて、それが見ていて飽きないのな。
あれこそ近代的。「ビバ!フォード主義」とか思ってしまった。うーんデトロイト。(日本のデトロイトは愛知県豊田市つーか名古屋なんだろうけど)
ガレージロックっていうのはこういうののことを言わなきゃいかん。JETとかD4とかはちゃんちゃらおかしいや。(いや、オーストラリアやニュージーランドのデトロイト、とか呼ばれる都市出身なら正しいのだろうけど)
そういった意味ではあれだね。ダットサンズはガレージロックだね。車の名前だからね。それ造ったところにおりましたわ、今日。

そんな工場見学(いや仕事なんだけどさ)で興奮したあまり、今日はエンケン純音楽の友の日だったのに忘れてました。
くそー7月初めに関西で見てやる。

というわけでもっぱら移動移動の日々なのですが、移動となれば本を読むか寝るしかないので読んでおりますとも。
で、最近読んだ中で一番おもしろかったのが「ネット・サイコ」という本。
アメリカで実際にあったインターネットが絡んだ連続殺人事件の話なのだが、小説のようにすらすら読めてしまう。それくらい殺人犯のジョン・ロビンソン(ジュリアナTOKYO〜とかやってた人と同じ名前だ)が滑稽でケチで嘘つきで最悪なのです。
まあ、典型的なサイコパスなんですね。
あまりにもサイコパスすぎるので面白いのだ。「どんだけウソつくんだよ!」と心の中で突っ込みを入れ続けてしまう。「自分は起業家でイスラエルに行かなければならないんだ!」とかすぐ口からでまかせで言うのだけれど、住んでるのはカンザスだし、「カンザスシティからイスラエルまでの直行便はなかった」とか調べられているから嘘バレバレ。でもサイコパスってウソがばれても平気だから不思議だよな。なんなんだあの自信は。
あと小太りのじじいなのに、チャットで知り合った女性に写真を送る時は必ず「お気に入りのカウボーイ姿の写真を送る」というくだりがよく出てくるのだけれど、勝負服がカウボーイ姿ってすごいな。「おしゃれ=カウボーイ=男らしさ演出」って、そんな発想する人、私はうちの会社の「自分のことを戦国武将だと思いこんでいる」人(通称:武将)以外見たことナイヨ!

そんなジョン・ロビンソンのちんけぶりがたまらんのだけれど、それよりも重要なのは以下のことです。
この殺人事件てのは、米国初のインターネット連続殺人なのだが、どのへんがインターネットなのかというと、チャットで知り合った女性を次々にカンザスシティに呼んで殺してしまったというあたり。
で、そのチャット、というか殺された女性とロビンソンを結びつけたのは「SM」なのですよ。ジョン・ロビンソンはサディストでハンドルネームは「スレイブマスター」でしたから。ひねりゼロ。
こういう記事を見ると「HNは慎重に選びたいモノだ」とつくづく思います。
「HNは人にどう見られたいかを示すもの」ですから。いやあ私は「八つ裂き」な人なんだ、と思われたかったわけではないのだけれど。
で、女性達はいわゆる「ご主人様」を探していた人ばかりで18歳から40代後半まで幅広い。就職の需要は少なかろうと、ご主人様需要はいつだって多いのだ。そんなに欲しいか?ご主人様。ほかはわからないがジョンロビは自分の本名も職業もすべてでたらめなんだぜ。
著者の人が何度も書いているが「サイバーな空間にロマンスを求める女性は多い。とくにSM的な関係を求める女性は身体的拘束よりも精神的拘束(依存)を望んでいるのだ。それに対して男性は純粋に身体的拘束しか求めない場合が多いからキケン」というくだりには納得だった。
そうね、女性が求めるのは精神的なもんだものな。
SMは精神的なモノ、というのはよくきくが、やっぱり肉体的な危険のほうが多かろう。やったことないから知らないけど。

あと「自分の人生の決定権を他人に委ねがち」の人もサイコパスの餌食になりやすいなと思いました。
さっき見てた「汚れた舌」でも藤竜也(相変わらずカコイイのだが声がショボショボなじいさんだと思ってしまった)が言ってたけど、「自分の軸を持っていることが大事」だよなやっぱ。
私の軸はなんだ?「これを取ったら私じゃねえ」ということ。いまんとこまだわかってないような気もする。うわーまだモラトリアムかよきもちわりー。

まあ、とにかく「ネットサイコ」おもしろいんで読んでみてください。
スレイブマスターの事件はこのページ参照(英語)
http://www.mayhem.net/Crime/robinson.html
壁紙がジョンロビ顔で埋め尽くされていてちんけだなあ。
つうかこの犯罪アーカイブス、すべてのページが殺人犯の壁紙なのか。ちんけだけど夢に見そうだ。
2005年06月23日(木)

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 後編

5年弱続けておりました前ページ「小学生マインド」は今日死にました。
殺しました。長い間ありがとうございました。





で、今日からは名前を「スナックwell歌夢」に変えて再始動です。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/1727/
ってこの日記しか読んでない人には何がなんだかさっぱりわからんだろうし、
そもそもホームページがあったのかよ!という具合だと思われますが、あったのです。
そしてホームページは変わったようで、全然変わってないのです。
何がしたいんだかわっかるかな。わかんねえだろうな。私もあまりわかってねえから。

↑上記の文章はなにも松鶴家千とせの真似がしたかったのではなくて、実際に5年ばかりHPをやってたときは自分で何がしたかったのかわからなかったのですよ。なにやら自分探しみたいでこっ恥ずかしい物言いですが。5年もただのうのうとHPを続けていただけ!ってすごいな。得意ジャンル皆無で。あ、昔はプロレスのことをよく書いていたんだっけか。
最近になってあーわたくしは旅が好きなんだなー酒が好きなんだなーとわかってきたわけです。実に時間がかかったのだけれど。
まあ、今も十分そうだけど、今後はさらに旅を増やしていきたい所存。ってそのためにはちゃんと働かなけりゃ。
関係ないが松鶴家千とせのブログを発見。芸歴50年でも最先端だなー
http://www1.bbweb-arena.com/chitose/2004331224920_blogB001.htm


つうわけで、沖縄旅行記3日目

前回沖縄渡航前に、さんざん先輩から「沖縄行ったら美ら海水族館行かなきゃダメだ!」と言われていた。その先輩だけでなく、沖縄行ったらちゅらうみ!というのは皆の統一見解だったのだが
前回はわたくしが運転できないと言う(免許は持ってるんだが)のがネックになって行けなかったのです。

で、今回。
るっぱさんという「運転が出来る人」と沖縄に来たお陰で、ちゅらうみに行けることとなりました。ヤター!

しかし、問題がただひとつ。
生粋のボンボンであるるっぱさんは「右ハンドルの運転に慣れていなかった」のです!
普通じゃ考えられない悩みだわ。さすが高等遊民!

それでも車でGO。
沖縄は道がわからんね。高速乗るまでにぐるぐる迷った。
なんとか高速乗ったらあっちゅう間に名護についたけど。
名護は海が那覇と全然違うのな。これぞ沖縄の海!とやっとこ思う。
高速降りてからヨイヨイでなんとか進んでいったらちゅらうみに着きました。
土曜日だったので混んでいた。美ら海水族館は仙台でいうところの「八木山ベニーランド」、岩手でいうところの「けんじワールド」(岩手ではディズニーランド級ときいた)なのか。違う気もするけれど。

入ってみるとこれまた大盛況。
皆写真バシャバシャ撮っている。
入ってすぐに水からヒトデを出したりしていたら「水中から出さないで下さい」という注意書きが。
とにかく水槽がでかい。
なにかとアナゴにばかり気を取られていた。だってアナゴの体、紙ふうせんで膨らんでいそうでかわいいんだもの。(「ぷっすま」でよくやってるお宝ハンティングの時に宝箱から出てくるヘビみたいな素材なんだ。わかりにくい喩えだな)

人気のジンベイザメとマンタの水槽はホントにでけえよ!
ジンベイザメはかわいいなーと思えたがマンタはそんなにかわいくなかったです。目がへんなとこについてるんだもの。
昔、海岸でエイの死骸を拾ったことがあって、それをしっぽを掴みながら引きづってたら親に「そんなもの拾ってきて!バカ!」と怒られたことがあった。
その時は「うちの親はホントにつまらないことで怒るな」くらいにしか思わなかったんだが、よくよく考えるとエイってしっぽに毒バリを持っていたから怒られたんだな。
その時のエイもでかかった(私が小さかった訳だが)のだけど、そんなもんじゃないんだ、マンタ。でかすぎ。もはやエイリアン。
でもエイの中でとりわけずっと見ていて飽きなかったのは、ヒョウモンオトメエイでした。私の思い描く「宇宙人っぽいエイ」なのよコイツ。すんごいヒョウ柄ぶりだし。


そしてサメの部屋もおもしろかった。
サメは人間を喰ったりはしないのだね。一番印象深かったサメは「ヨゴレ」ってサメ(実物はいなかったが)で、なぜそんな奇特な名前がついたのだろ?と思ったらサメのヒレにヨゴレみたいな模様がついているからなんだと。裸になったりする芸人みたいなサメかと思ったら。(まあ、サメなんてもともと裸だし糞尿垂れ流しなわけだけど)

あと印象深いのはマナティだなー
ほんとにかわいいんだマナティ。
のうのうとしているのに名前が「マヤ」泥団子とか食べるんだろうか。
のうのうとしているのに名前が「リュウ」るっぱさんと同じだ。
マナティ館の裏手が海だったので砂浜に降りてみた。
なんつー綺麗な海なんだ。思わず海入ってしまったよ。
るっぱさんは水着わざわざ買ったのに持ってき忘れていた。

その後、ちゅらうみを後にし、那覇に戻ることにしたが途中でるっぱさんがどうしても沖縄で行きたかったという「A&W(エンダー)」という店へ。
ルートビア飲み放題のファーストフード。
私も喉が渇いていたので、普通のコーラを頼んだのだけれど、出てきたらどっちがどっちだかわからん。口をつけてみたら見事にルートビアだった。ギャー。
エンダーって有名な店なのか。私は全然知らなかったけど、グッズがわんさか売っていて、るっぱさんはむしろこのグッズを買うために沖縄にきたんだそうだ。だから「えー!帽子、この色とこの色どっちがイイと思う?」とか「ジョッキも買っちゃおうかな〜」などとまるで109で買い物迷っているギャルのように大はしゃぎ。20分くらい迷っていたんではないか。
さすが私以上にオンナな男。

帰り道は「沖縄だから」という理由でダパンプを歌ったり(だいたい途中から歌詞がわからなくなる)していたら途中からスコールのような、シャワーのような雨。「おお!ドリームシャワー!」とわけわかんないことを言いながら走る。
そしたら直後にかけっぱなしにしていた奥田民生CDが
♪高速〜道路に〜強い雨〜
という曲を流し始めたという。偶然なんだけど。


で、なんとか那覇に戻って夜は海上自衛隊ギャルズとの飲み。
その前にタワレコ那覇店に行こうとして、その道すがら電話で話をしていたら知らないおじさんに止められた。
電話してるのに、だ。
いきなり目の前に「身体障害者手帳」を見せてきて、手を出せ、と要求してくる。耳が聞こえないらしい。
出すと指文字で「すいません」とか「ともだち?」とかきいてくる。
はあ、と適当に答えていたら急に手帳を開いて、あらかじめ書かれていた「若い美人」というところを指さしてきた。
なんだよ、照れるじゃねえか。やめとくれ。
こちとらそういう言葉に慣れてねえんだ!(悪い気はしていない)
で、何を要求してきたのかというと、

「か た を も ん で」

であった。指文字で。
なんだよソレ!
肩揉んで欲しいがためにおだてやがったのか!ガッデム!
とりあえず揉んでおいてその場を去った。人に優しく。
知らない通りすがりの人に笑われたけど。おかげでタワレコ行けなかったが。


つうわけで自衛隊ギャルズとの飲み。
実は今年の初めに別のツテで海上自衛隊の女の子と友達になっていたのだけれど、その子がとてもかわいくて天然キャラで大酒飲みで「とても自衛隊には思えねえ!」という女の子でした。
今回知り合った自衛隊娘達もオシャレでかわいくてノリが良くて大酒飲みで全然自衛隊という感じがしない。
自衛隊は実はそんな子ばかりなんだろうか。しかも海上ばかり。
るっぱさんもいたのだが、るっぱさんは別の店で泡盛一合飲んでから合流したのですぐにノックアウト。
そんなわけでホントに純粋に女の子だらけで飲むことに。
いや、みんな泡盛ガバガバ飲むんだけど。
盛り上がった話が「ワキガ」とかばかりなんだけど。
ちなみに一軒目の店の上にあるダーツバーで、前回お客さんと飲んだわ。ダーツやったわ。ずっと忘れてたけどその時思い出した。

二軒目は毎日恒例観覧車。
今回も3日間みっちり通ったわーやっぱ良い店。
最後までワッツラブ?漬け。自衛隊ギャルのはるみちゃんも気に入ってくれて何よりだ。
ほんとにまた行きますよ観覧車。ていうかこれ書いている間にも観覧車に飲みに行きたくなるな。チクショー、なんで沖縄遠いんだよ!

で、三軒目ははるみちゃんオススメの「バルボラ」というアフリカンバー。
岩の多めな内装が非常にアフリカンだがめちゃくちゃ居心地いい。
ここで女子飲みは最高潮に達する。ディープな話で盛り上がる。
しかしちかちゃんもはるみちゃんもほしみちゃんも皆いいよ!
初めて会った気が全然しないのな!
沖縄の人は皆フレンドリーで本当にありがたい。でも「こうやっていきなり知らない人と電話番号交換して飲んで盛り上がるの初めてさー」と言われて本当にうれしいのであった。
またあなた方に会いたいス。むしろ会いに行きます。


いやー今回は、いや、今回もだけど「いい人達と知り合えてよかったなー」ということに尽きた沖縄旅行であった。
沖縄はいいな!ホントいいな!
何度となく観覧車で聴いて歌った「あの鐘を鳴らすのはあなた」そのものですよ。あなたに逢えてよかったとホントに思えるものな。
朝まで飲んだり、朝までじゃなくても真夜中すぎまで飲んで「じゃーねー」と別れた後に大声で歌いたくなるくらいだ。ホントに歌のままの世界。
沖縄行くまで結構クサるようなこともあったし、帰ってきた今もどうしたもんかなーと思うようなことが沢山あるわけだけど。それこそ人は皆悩みの中だよな。
それでも皆さんと逢えてホントによかった。
本当にありがとう!本当に皆愛してる!

そして欲張りなわたくしは、また皆さんに会いたいのである。


てなわけでまた沖縄行きますわ、そのうちな。



(あーどんなに頑張っても日記が短く終われねえ。すんません)


あ、このページ壁紙復活しましたわ!久々の早川義夫!
2005年06月16日(木)

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 中編

立派に梅雨入りですな。
雨が降り続いているので最近聴いているのはもっぱらスミスの「ミート・イズ・マーダー」。雨と全然関係ねーだろとつっこまれそうだが、「Well I Wonder」て曲が雨の日のヘビーローテーションになるのですよ、私の中では。
あ、でも今日は水曜日だから、雨のウェンズデイかけっぱなしにしよう。
海が見たいわって言い出したのは君のほうさ 降る雨はすみれ色 Tシャツも濡れたまま・・・ってTシャツ濡れたら風邪引くわ。今日は寒い(20度以下)だからな。


というわけで、幸いにも雨には見舞われなかった(今頃は大雨らしいけど)沖縄旅行記2日目


雨でもなかったし、水曜日でもなかったけれど「海が見たいわ」と思っていた。
前回渡航時に見た海は普通の港(海には違いないんだが)だったもんで。
この日は名刺屋BONちゃんのお友達(那覇在住)がどこかに連れて行ってくれるらしい。
なんという天気のいい日!海に行くには絶好の日ではあるが、お友達が連れて行ってくれるのは海であるとは限らない。どうなるんだろと思いつつ、牧志で待ち合わせ。
市場の奥の路地を曲がって曲がって、たぶん人に連れられてないと二度と来ることができないんじゃないかというような路地裏の食堂へ。食堂といっても一見普通の民家なので、「え!ここでホントにメシが食えるの?」というようなところだった。軒先にずらっと並んだ靴だけがかろうじて食堂らしさを醸し出している。
メニューなんて気の利いたものはない。「さしみ定食」「煮付け定食」「イカ墨汁定食」のみ。
前日結構飲んだので、当然のように腹が痛かった(この時ほどバスルーム別というホテルの部屋に感謝したことはなかったよ)私はさしみ定食を選んだのだが、当然のようにさしみと豚肉の煮つけがでてきたのだった。量多いなー。ちなみにるっぱちゃんが選んだ「煮付け定食」は豚肉の煮付けてんこ盛り。朝(正確には昼なんだが)からヘヴィだ。めちゃくちゃおいしかったけど。
食事をしながらまったりと話しているうちにわかったのは、お友達が連れて行ってくれるのは「糸満ハーレー」というお祭りらしい。
ハーレーのことは聞いたことあったけど、この日程で行われるとは知らなかった。
うれしい偶然。
ん?でも今日は金曜日のはずなんだが。平日じゃないか。
それに関してはNO問題だった。ハーレーは糸満の一大イベントなので糸満はすべて休みとなるそうだ。名古屋まつりみたいだな。
おお、ハーレー見に行くってことは、すなわち海を見に行けるということじゃないか!よかったよかった。

と、カンタンによかったよかった話には落ち着かない。
お友達の友達が車で糸満に連れて行ってくれるはずだったのだが、その日はあまりに天気がよかったのでその人はすでに糸満に行ってビールを飲んでしまったらしいのだ。どう行けばいいのやら・・・せっかくだからレンタカーして糸満まで行こうかという話が出る。

そうと決まればレンタカー探し。国際通りを通り抜けていると、途中で消費者金融がティッシュ配りをしていた。なぜかスピードくじつき。ティッシュを受け取ったBONちゃんがその場でスピードくじを削ると、なんと当たりが出たのだった。
珍しいな、こんなくじで当たりがでるなんて。
いや、ここは全部当たりを出させて、金を借りさせるのが目的なんだろうか。よくわからないが、BONちゃんは
「せっかく当たったんだし、何かもらえるならもらおう」ということでもと来た道を引き返していった。
待っている間にレンタカー屋に行ってみたが値段はなかなか高い。
ほどなくしてBONちゃんが戻ってきた。手にはQUOカード500円分を持っている。「なんか、(タダで貰ったので)こじきになった気分になっちゃった」というBONちゃん。QUOカードは私も持ってるが一体どこで使っていいのかわからない。持っていればいつか役に立つのだろうけど。

お友達がバイクで別のレンタカー屋に行ってくれるというので、その間に、昨晩社長が教えてくれた那覇の大赤線地帯・栄町に行ってみる。
45分5000円という破格の場所らしい。
それが高いんだか安いんだかは赤線利用したことのない私にはわかりかねるが、BONちゃんは「やすいよー」と言っていた。
うわー。見るからに赤線というような小さいスナックと名ばかりの「旅館」という建物が立ち並んでるなあ!
明らかに客引きのおじさんたちが何人かたむろしているし。
BONちゃんとるっぱちゃんだけなら客引きのおっさんたちに集られるのだろうが、私がいたため客引きは寄って来なかったのだった。
なんかおもしろくないねえ。わざと離れて行動してたほうがおもしろかったんじゃないか。気が利かない行動をしてしまってすまん。

そんな中携帯で会社メールをチェックしてみる。
すると・・・
私が3日前にこなした仕事で障害発生しているではないかよ!
メールが飛び交っているよ!
それどころか「本日16時までに人を長野に飛ばす」とか書いてある。
ああ・・・本来ならばわたくしが長野まで飛ばされるところだったのだな!
でもわたくし、今、沖縄にいるのだよ。長野にはどう頑張っても16時までに行けないのだよ。(メールに気がついた時刻、13:00頃。そこから長野の目的地まではどうがんばっても6時間以上かかるのだった)
ぐはー。脱力。念のため電話をかけてみると上司怒ってら。
「許さん!電気アンマかけるからな!」と言われる。まあ、私に電気アンマかけても罰ゲームにはならないのだけれど。

電話終わりに脱力していたところでお友達が戻ってきた。レンタカーは借りれなかったらしい。だったらタクシーで行ってしまえ、ということになりタクシーでGO!
結構長い距離を乗ったつもりでいたのだが、料金は2000円ちょいであった。
やっぱり安いよなー沖縄タクシー。
結構あっという間に糸満着。ただ、ハーレーの会場から離れたところに停まってしまったので歩いて会場へ。途中「私の中での沖縄イメージ原型を作り上げたオンナ」みやらさんに電話してみる。糸満ハーレー見に来たわ、と告げると「いい季節に行ったんだねえ」とのこと。
季節はよかったかもしれないが、

カ ン カ ン 照 り な の だ !

あ       つ       い
焼       け       る


ちゅうか、焦げてる


しかし海はすずしげで、日差しによってキラキラ光っている。
あー沖縄の海って感じだなあ。
その海の上をハーレー(地方によってハーリーと呼んだりもするらしいが、糸満はハーレーらしい)舟が行ったり来たりしている。
ウミンチュ(漁師)の祭りだというからどんだけ荒々しく舟を漕ぐんだろうか、とワクワクしながら見ていたのだが、とあるレースはなかなか始まらない。
舟は揃っているのに、一チームだけ舵取りが現れないらしい。
ゆるい。
すんごく沖縄っぽい。
結構な時間待った後に舵取りとして舟に乗ったのは、チームとは関係ないような黄色いTシャツを着た人であった。そのチームの色は水色で、皆祭り衣装を身に着けていたというのにいきなり黄色いTシャツて。
このゆるさがいいよなーたまらんなー。

しかもいざレースが始まったらそのチームはいきなりスタート失敗して失格となっていた。
ああ!ほんと、どこまでもイイ!ユルイイ!

そんなのほほんとした光景を見ている間も会社から電話がかかってきてバッキャロー!電話してくんじゃねー!と思うことしきり。

で、しばらくしてからハーレー競漕メインイベント開催。
ほかのハーレーはどうだか知らないが、糸満のハーレーは「中村」「西村」「新島」(ニージマではなくミージマと読むらしい)という3つの集落に別れて競い合うみたいで、集落ごとに応援が派手。このメインレースはそこらじゅうで「うおぉぉぉぉぉー!」とかピーピーという口笛とかがあがっていた。
さすがにメインなだけあってこのレースはスピード感がある。特に折り返しは湧いたなあ。何周するんだよ!ってくらい折り返す折り返す。最後の100mくらいの時に司会の人がしきりに「過去のレースでは30m差を逆転したものもあります!がんばれ西村!」と言っていた。明らかに西村応援しているのがバレバレ。
でもレースは中村が優勝してました。
コレ見てる間にどんなに日に焼けたことか!

その後、ゆるゆると糸満市内を散歩。海(ハーレーの会場は漁港だったので、本物の海)を見に行ったりしたのだが、結構汚れていたようだ。遠くのほうはきれいだったけどね。
そしてぜんざい屋へ。
しろくまウマイ!でかいけど。虫歯にかなり染みたけど。

これくらいから仕事の雲行きがあやしくなってきたので、お先に那覇に戻る。
日に焼けすぎて体力奪われたのもあったが楽しすぎた。
夜も呑みに行くのだからいったん体力を戻さねばならん。

宿に戻って見てみたら肌焼けすぎ。ノースリーブだったからとんでもないことになっていた。しかも首に巻物をしていたので首の部分だけ白くて奇妙。
いそいそと業務メールを作ったり受信したりしているうちにずいぶんな時間になっていて社長さんをいつまでも待たすわけにはいかんので「うりずん」へ。


「うりずん」は前回も連れてってもらったのだけど、前回行った時は閉店間際だったのでそんなに人はいなかった。
が、今回は金曜の夜だったので大繁盛。遅れて行った事が大変惜しまれた。
三線を弾きまくるおじさんにえらく高い声で歌いまくる女の子。
すごいねえ、沖縄の夜だねえ。
適当にテーブルに混ぜてもらって盛り上がっていたら、社長さんに「この人すごく有名な人だから」と紹介されたのはアルベルト城間氏であった。
うおー!普通に有名人ジャン!ビックラ!
さらに普通に三線に合わせて歌っていた女の子や踊っていたおじさんたちは全員海上自衛隊という有様。
すげー!なんなんだこのいろんな人たちの入り乱れ様は!
しかも全員さも知り合いのようにワイワイやってるのに「今日初めてこの店に来た」「今日はじめて会った人ばっか」とかサラッというあたりが素晴らしい。
沖縄はやっぱりすごいなー大好きだなー
それにしてもここで知り合った自衛隊3人娘はほんとにノリがよくてよかった。
すっかり意気投合。大いに盛り上がる。
BONちゃんも後からやってきてしばらく飲んだのだけど、その日の深夜12時のフェリーで鹿児島に渡るので「もう一日居たいなぁ」と言っていた。
ハイテンション娘さんたちとは翌日も飲む約束をしてしまったくらいだ。
そしてBONちゃんは後ろ髪引かれながら鹿児島へ。
いやーうりずんはやっぱりいい店だ。
連れてってもらえて本当によかった。
また行きたいなー

その後やっぱり「観覧車」へ。
もうすっかり疲れ果てていたけれど、またまた楽しいお話をすることができてよかった。同業者(いや、うちのほうが遥かに下だが)の方やきれいなお姉さんとも話せたし、浅川マキも聴けたし。
そしてママは昨晩の酔っ払い振りを何も覚えていないらしい。
酔っ払いなんてそんなもんだからね!しょうがないさ!
ママと店以外のところに飲みに行きたかったけど、今回はタイミング合わず。次回こそは叶えたいものです。


しかし、この日はほんとによかった。いい日だった。
沖縄はいつ行ってもいい日ばかりなのだけど。

そういえばこの日飲んだ泡盛ってなんだろ?
社長のキープ甕に入ってたからよくわからん。観覧車で飲んだのは「瑞穂」だったな確か。



続く
2005年06月15日(水)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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