股・戯れ言


BBS

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 中編

立派に梅雨入りですな。
雨が降り続いているので最近聴いているのはもっぱらスミスの「ミート・イズ・マーダー」。雨と全然関係ねーだろとつっこまれそうだが、「Well I Wonder」て曲が雨の日のヘビーローテーションになるのですよ、私の中では。
あ、でも今日は水曜日だから、雨のウェンズデイかけっぱなしにしよう。
海が見たいわって言い出したのは君のほうさ 降る雨はすみれ色 Tシャツも濡れたまま・・・ってTシャツ濡れたら風邪引くわ。今日は寒い(20度以下)だからな。


というわけで、幸いにも雨には見舞われなかった(今頃は大雨らしいけど)沖縄旅行記2日目


雨でもなかったし、水曜日でもなかったけれど「海が見たいわ」と思っていた。
前回渡航時に見た海は普通の港(海には違いないんだが)だったもんで。
この日は名刺屋BONちゃんのお友達(那覇在住)がどこかに連れて行ってくれるらしい。
なんという天気のいい日!海に行くには絶好の日ではあるが、お友達が連れて行ってくれるのは海であるとは限らない。どうなるんだろと思いつつ、牧志で待ち合わせ。
市場の奥の路地を曲がって曲がって、たぶん人に連れられてないと二度と来ることができないんじゃないかというような路地裏の食堂へ。食堂といっても一見普通の民家なので、「え!ここでホントにメシが食えるの?」というようなところだった。軒先にずらっと並んだ靴だけがかろうじて食堂らしさを醸し出している。
メニューなんて気の利いたものはない。「さしみ定食」「煮付け定食」「イカ墨汁定食」のみ。
前日結構飲んだので、当然のように腹が痛かった(この時ほどバスルーム別というホテルの部屋に感謝したことはなかったよ)私はさしみ定食を選んだのだが、当然のようにさしみと豚肉の煮つけがでてきたのだった。量多いなー。ちなみにるっぱちゃんが選んだ「煮付け定食」は豚肉の煮付けてんこ盛り。朝(正確には昼なんだが)からヘヴィだ。めちゃくちゃおいしかったけど。
食事をしながらまったりと話しているうちにわかったのは、お友達が連れて行ってくれるのは「糸満ハーレー」というお祭りらしい。
ハーレーのことは聞いたことあったけど、この日程で行われるとは知らなかった。
うれしい偶然。
ん?でも今日は金曜日のはずなんだが。平日じゃないか。
それに関してはNO問題だった。ハーレーは糸満の一大イベントなので糸満はすべて休みとなるそうだ。名古屋まつりみたいだな。
おお、ハーレー見に行くってことは、すなわち海を見に行けるということじゃないか!よかったよかった。

と、カンタンによかったよかった話には落ち着かない。
お友達の友達が車で糸満に連れて行ってくれるはずだったのだが、その日はあまりに天気がよかったのでその人はすでに糸満に行ってビールを飲んでしまったらしいのだ。どう行けばいいのやら・・・せっかくだからレンタカーして糸満まで行こうかという話が出る。

そうと決まればレンタカー探し。国際通りを通り抜けていると、途中で消費者金融がティッシュ配りをしていた。なぜかスピードくじつき。ティッシュを受け取ったBONちゃんがその場でスピードくじを削ると、なんと当たりが出たのだった。
珍しいな、こんなくじで当たりがでるなんて。
いや、ここは全部当たりを出させて、金を借りさせるのが目的なんだろうか。よくわからないが、BONちゃんは
「せっかく当たったんだし、何かもらえるならもらおう」ということでもと来た道を引き返していった。
待っている間にレンタカー屋に行ってみたが値段はなかなか高い。
ほどなくしてBONちゃんが戻ってきた。手にはQUOカード500円分を持っている。「なんか、(タダで貰ったので)こじきになった気分になっちゃった」というBONちゃん。QUOカードは私も持ってるが一体どこで使っていいのかわからない。持っていればいつか役に立つのだろうけど。

お友達がバイクで別のレンタカー屋に行ってくれるというので、その間に、昨晩社長が教えてくれた那覇の大赤線地帯・栄町に行ってみる。
45分5000円という破格の場所らしい。
それが高いんだか安いんだかは赤線利用したことのない私にはわかりかねるが、BONちゃんは「やすいよー」と言っていた。
うわー。見るからに赤線というような小さいスナックと名ばかりの「旅館」という建物が立ち並んでるなあ!
明らかに客引きのおじさんたちが何人かたむろしているし。
BONちゃんとるっぱちゃんだけなら客引きのおっさんたちに集られるのだろうが、私がいたため客引きは寄って来なかったのだった。
なんかおもしろくないねえ。わざと離れて行動してたほうがおもしろかったんじゃないか。気が利かない行動をしてしまってすまん。

そんな中携帯で会社メールをチェックしてみる。
すると・・・
私が3日前にこなした仕事で障害発生しているではないかよ!
メールが飛び交っているよ!
それどころか「本日16時までに人を長野に飛ばす」とか書いてある。
ああ・・・本来ならばわたくしが長野まで飛ばされるところだったのだな!
でもわたくし、今、沖縄にいるのだよ。長野にはどう頑張っても16時までに行けないのだよ。(メールに気がついた時刻、13:00頃。そこから長野の目的地まではどうがんばっても6時間以上かかるのだった)
ぐはー。脱力。念のため電話をかけてみると上司怒ってら。
「許さん!電気アンマかけるからな!」と言われる。まあ、私に電気アンマかけても罰ゲームにはならないのだけれど。

電話終わりに脱力していたところでお友達が戻ってきた。レンタカーは借りれなかったらしい。だったらタクシーで行ってしまえ、ということになりタクシーでGO!
結構長い距離を乗ったつもりでいたのだが、料金は2000円ちょいであった。
やっぱり安いよなー沖縄タクシー。
結構あっという間に糸満着。ただ、ハーレーの会場から離れたところに停まってしまったので歩いて会場へ。途中「私の中での沖縄イメージ原型を作り上げたオンナ」みやらさんに電話してみる。糸満ハーレー見に来たわ、と告げると「いい季節に行ったんだねえ」とのこと。
季節はよかったかもしれないが、

カ ン カ ン 照 り な の だ !

あ       つ       い
焼       け       る


ちゅうか、焦げてる


しかし海はすずしげで、日差しによってキラキラ光っている。
あー沖縄の海って感じだなあ。
その海の上をハーレー(地方によってハーリーと呼んだりもするらしいが、糸満はハーレーらしい)舟が行ったり来たりしている。
ウミンチュ(漁師)の祭りだというからどんだけ荒々しく舟を漕ぐんだろうか、とワクワクしながら見ていたのだが、とあるレースはなかなか始まらない。
舟は揃っているのに、一チームだけ舵取りが現れないらしい。
ゆるい。
すんごく沖縄っぽい。
結構な時間待った後に舵取りとして舟に乗ったのは、チームとは関係ないような黄色いTシャツを着た人であった。そのチームの色は水色で、皆祭り衣装を身に着けていたというのにいきなり黄色いTシャツて。
このゆるさがいいよなーたまらんなー。

しかもいざレースが始まったらそのチームはいきなりスタート失敗して失格となっていた。
ああ!ほんと、どこまでもイイ!ユルイイ!

そんなのほほんとした光景を見ている間も会社から電話がかかってきてバッキャロー!電話してくんじゃねー!と思うことしきり。

で、しばらくしてからハーレー競漕メインイベント開催。
ほかのハーレーはどうだか知らないが、糸満のハーレーは「中村」「西村」「新島」(ニージマではなくミージマと読むらしい)という3つの集落に別れて競い合うみたいで、集落ごとに応援が派手。このメインレースはそこらじゅうで「うおぉぉぉぉぉー!」とかピーピーという口笛とかがあがっていた。
さすがにメインなだけあってこのレースはスピード感がある。特に折り返しは湧いたなあ。何周するんだよ!ってくらい折り返す折り返す。最後の100mくらいの時に司会の人がしきりに「過去のレースでは30m差を逆転したものもあります!がんばれ西村!」と言っていた。明らかに西村応援しているのがバレバレ。
でもレースは中村が優勝してました。
コレ見てる間にどんなに日に焼けたことか!

その後、ゆるゆると糸満市内を散歩。海(ハーレーの会場は漁港だったので、本物の海)を見に行ったりしたのだが、結構汚れていたようだ。遠くのほうはきれいだったけどね。
そしてぜんざい屋へ。
しろくまウマイ!でかいけど。虫歯にかなり染みたけど。

これくらいから仕事の雲行きがあやしくなってきたので、お先に那覇に戻る。
日に焼けすぎて体力奪われたのもあったが楽しすぎた。
夜も呑みに行くのだからいったん体力を戻さねばならん。

宿に戻って見てみたら肌焼けすぎ。ノースリーブだったからとんでもないことになっていた。しかも首に巻物をしていたので首の部分だけ白くて奇妙。
いそいそと業務メールを作ったり受信したりしているうちにずいぶんな時間になっていて社長さんをいつまでも待たすわけにはいかんので「うりずん」へ。


「うりずん」は前回も連れてってもらったのだけど、前回行った時は閉店間際だったのでそんなに人はいなかった。
が、今回は金曜の夜だったので大繁盛。遅れて行った事が大変惜しまれた。
三線を弾きまくるおじさんにえらく高い声で歌いまくる女の子。
すごいねえ、沖縄の夜だねえ。
適当にテーブルに混ぜてもらって盛り上がっていたら、社長さんに「この人すごく有名な人だから」と紹介されたのはアルベルト城間氏であった。
うおー!普通に有名人ジャン!ビックラ!
さらに普通に三線に合わせて歌っていた女の子や踊っていたおじさんたちは全員海上自衛隊という有様。
すげー!なんなんだこのいろんな人たちの入り乱れ様は!
しかも全員さも知り合いのようにワイワイやってるのに「今日初めてこの店に来た」「今日はじめて会った人ばっか」とかサラッというあたりが素晴らしい。
沖縄はやっぱりすごいなー大好きだなー
それにしてもここで知り合った自衛隊3人娘はほんとにノリがよくてよかった。
すっかり意気投合。大いに盛り上がる。
BONちゃんも後からやってきてしばらく飲んだのだけど、その日の深夜12時のフェリーで鹿児島に渡るので「もう一日居たいなぁ」と言っていた。
ハイテンション娘さんたちとは翌日も飲む約束をしてしまったくらいだ。
そしてBONちゃんは後ろ髪引かれながら鹿児島へ。
いやーうりずんはやっぱりいい店だ。
連れてってもらえて本当によかった。
また行きたいなー

その後やっぱり「観覧車」へ。
もうすっかり疲れ果てていたけれど、またまた楽しいお話をすることができてよかった。同業者(いや、うちのほうが遥かに下だが)の方やきれいなお姉さんとも話せたし、浅川マキも聴けたし。
そしてママは昨晩の酔っ払い振りを何も覚えていないらしい。
酔っ払いなんてそんなもんだからね!しょうがないさ!
ママと店以外のところに飲みに行きたかったけど、今回はタイミング合わず。次回こそは叶えたいものです。


しかし、この日はほんとによかった。いい日だった。
沖縄はいつ行ってもいい日ばかりなのだけど。

そういえばこの日飲んだ泡盛ってなんだろ?
社長のキープ甕に入ってたからよくわからん。観覧車で飲んだのは「瑞穂」だったな確か。



続く
2005年06月15日(水)

あの酒(泡盛)を飲み干すのはあなた 前編

沖縄に行ってきましたよ。
実に2ヶ月ちょいぶり。待ち遠しくてしょーがなかったのです。やっと舞い戻った。長かったぜ。何度悶々としたことか。
って、最初から2ヵ月後にもう一度行ってやる!と決めていたわけではありません。
沖縄行きの切符が安いシーズンを選んだらちょうど6月になったのだった。5月はGWで高いしな。いや、それ以前に4月終わりは仙台だったのだけど。
あーこの勢いで2ヵ月半後には再び沖縄に行ってしまいたい。むしろ行く。
今年中にあと2回は絶対行きたいなー。(他の地方も行くけど)

今回は仕事でもないのでるっぱちゃんと行ってきましたよ沖縄。
高等遊民のるっぱさんは働いてないのに沖縄に行けるからすげえな。
朝から空港でビール煽って出発。

ちなみに今回利用したのは正規料金ではなく、個人旅行向けパック。
やっすいよ。一泊ホテルつき帰着日延期可で28000円弱。
前回は往復7万(ホテル代は別)だったからな、経費だったけど。
だんだん出張が少なくなってきている身だが、旅は毎月行きたいのだよ。惜しんではいけないのだよ。
しかも那覇にはすでに全国をチャリンコで旅している名刺屋兼イラストレーターの友人BONちゃんがいるらしい。合流してさっそく飲む約束をしたので楽しみでしょうがなかった。
ま、空港だけでなく機内でもビール飲んで、寝ていて気づいたら那覇に着いていたんだけど。


2ヶ月ぶりの那覇!
やっぱり空気がぬるい!
あー戻ってきたんだなぁ。


しかし着いた途端に会社から電話がかかってきてテンションがた落ち。
今回は振休無理矢理くっつけてきたので、沖縄に行くとは言ってなかったのだ。(すなわち日焼けしたらバレバレなので大変なのだ)
それでもかけてこないで欲しい。頼むから。
まずはホテルに荷物を置くことになったのだが、ホテルもビックリなことに4人部屋であった。2人なのに。
だからベッドも2つ、バスルームが2つあるという具合。ヤター!便利!
バスルームが2つあるということは臭いうんこをしても気にしないでいいということだからね。ありがたや。

そんなこんなのうちにBONちゃんと波之上で合流することに。
前に滞在していたホテルとは逆方向から波之上に向かわねばならないのだが、まあ、歩いていくうちに適当に到着するだろうと思ってたらひとつ曲がり角ひとつ間違えて迷い道クネクネ状態に。海はすぐそこにあるのだけれど、フェンスだの仕切りだのが多すぎ。
迷っているうちにJEFというおそらく沖縄にしかないんであろうファーストフードチェーン店を発見したので入ってみる。ゴーヤバーガー食おうかと思ったがそんなにお腹もすいていないのでゴーヤリングというものにチャレンジ。
るっぱさんはルートビア買ってました。大好きなんだと。今まで飲んだことがなかったので少し飲ませてもらったんだが
うわー!
こいつは、いつぞやに飲んだことのある「台湾コーラ」の味じゃないか!
「台湾コーラ」というのは、その昔うちのジイさんの誕生日祝いを台湾料理屋で行ったのですが、その時に飲んだものなのです。正式名称じゃなかったと思うが。
「湿布の味しかしねえよ!」と驚き、鼻つまみながら我慢して飲んだ記憶がある。
台湾コーラとルートビアは同じものだったのか!ビックラ。

ルートビアにやられながら波之上ビーチへ。
4月にもここのビーチには来ていたのだが、その時よりもルンペンが増えていた。
砂浜にソファ置いてる優雅なルンペンまでいるし。南国だなー。
買ってきたゴーヤリングを食べながらBONちゃんと合流。
ゴーヤリングは単にゴーヤを揚げたもので、普通に苦かったです。砂浜に落としたけど3秒ルールで食べてみた。腹には異常なしだった。
目の前では中学生女子たちが裸足で走っている。
思わず「♪裸足でかけてく〜白い砂〜浜〜」と赤犬の「ズキズキドキュン」を歌いたくなるような光景だが、その中学生女子はひとりだけ図体がでかくて女子プロレスラーみたいだった。ガイア(もうないけど)や全女(もうないけど)あたりでスカウトして欲しい。

合流したBONちゃん(台湾帰り)は真っ黒でウチナーンチュなのかという勢い。
ビーサンなので足に切り傷が多くて、傷口にハエがブンブン止まってた。かくいう私も下駄でできた傷口にばかりハエがたかってくるので払うのに精一杯。やめろバカ!化膿するじゃねえかよ!卵なんか産んだらタダじゃおかねえからな!恐怖ウジ人間にはなりたくねえんだ!
エイ!ヤー!とハエを追い払いながら、るっぱちゃんがトランペット(持ってきていた)を吹くというので、波之上の崖の上にある波之上宮に登ってみた。
しかし崖になっているところは立ち入り禁止。なんだよ。
しょうがないので近くにある記念碑のところで吹けばいいんじゃないという話になったのだが、その記念碑は実は「警官殉職者慰霊碑」なのだった。
なんとなくそこで吹くとさびしい気分がするというので、またまた場所を変えて波之上展望台へ。
最初からここに来ればよかったじゃん!というくらい見晴らしのいいところであった。
るっぱちゃんの吹くトランペットを聴きながらBONちゃんの旅話などを聞く。
うらやましいなあ。
でもどんなに全国回っても帰ってくるところはやっぱり東京だという。BONちゃんは東京が故郷だから。それは私も一緒だ。
私もどんなにいろんな地方にいってもやはり東京が好きなのですよ。愛すべき故郷なのですよ。エンケンも歌ってるじゃないか、「イヤなら出てけよ、俺は好きさ東京」って。
そんな話でしんみりした後はオナニーがどうこうとかソープ街がどうこうとかいう話になっていたが。

ほどなくして歩いて牧志に出向き、よさそうな居酒屋で飲む。
一番最初に飲んだ泡盛は八重泉でした。やっぱり沖縄で飲む泡盛はおいしーねー。
八重泉はほんのり甘い香りがよい。あいかわらず水のようにスイスイ飲める。
酒のあまり飲めないるっぱちゃんも結構飲んでいた。泡盛はいけるのか!
一軒目ではアグー豚を結構食べておなかいっぱいになったので、さっそく前回散々お世話になった最高バー「観覧車」に行くことにした。
のだが、行ってみたら
「すみません、9時過ぎにお店開けます」
という張り紙が貼ってあったのだった。しょうがないので観覧車の隣のバーへ。
ここは「月光居酒屋コトブキ」という店でもともとBONちゃんが知っていた店らしい。
カウンターに座ってぐいぐい飲んでいたら、お店の方がバンドをやってる人だということが判明。トイレにフラカンとYOCOLOCOのフライヤーが貼ってあったのでおー!と思っていたのだ。
そしたらShaolong to the Skyというバンドの方だったのでした。
おおー!
るっぱちゃんもバンドマンですからちょうどいいね。いろいろ話したらいいじゃない!
と、思ったら泡盛飲んだおかげで眠くなったらしくて、トランペット吹いた後すぐ寝てた。やはり酒がよわい。

Shaolong to the Skyのタマシイさん(ウチナーンチュハンサムボーイ)は今度東京でライブをやるというので絶対見に行くとしよう。
8月15日!下北!


と、楽しい会話をしている間もちょこちょこ隣の観覧車を覗きに行ったのだけれど、なかなか開いている気配ナシ。
ようやく開いていたと思えば11時だったからね。
「9時過ぎに開けます」と書いておきながら11時に開くあたりがとっても沖縄っぽい。
しかも観覧車ママはすでに出来上がってて
「シノ〜!ひさしぶり〜!でも全然ヒサシブリって感じしないさ〜」
と歓迎してくれた。
嬉しいなあ、再会できて。
私も全然久しぶりって感じがしなかったよ。酔っ払ってるけどNO問題だ!
まあ、カウンターからドバドバ泡盛注がれてこぼれまくったけど。いろいろおもしろいお酒の割り方してたけど。
酔っぱらいは酔っぱらいを否定できない、むしろ仲間なのでいいのです。
そして私がママに送ったWhat's Love?の「温故知新」を早速かけてくれて嬉しかった。皆で「あの鐘を鳴らすのはあなた」や冬のリビエラ、みちのくひとり旅などを合唱。
いやー素晴らしい。ホントに沖縄帰ってきたんだなあという気持ちに溢れる。
同い年のかわいこちゃんも一緒になって歌っていて楽しくてたまらんかった。

さらに少したったら社長さんが来てくれたのだった。
なんとまあ!ビックリ!
「今日は忙しくて行けないかも」と言っていたので。ホントありがたい。
「ザ・カラテ」に出てたと言っていたおじさんも後から来たよ!
いろんな人に再会できて酒も酔いも進む進む。

ほんとにいろんな人と出会ってて、また出会ったりできてよかったなー
あの鐘を鳴らすのはあなたばりに歌いたくなるよ。
(この時点ではさらに楽しい出会いに恵まれることは知る由もないのだが)
沖縄の夜は楽しいまま更けていくのだった。

ってここだけでは終わらない。
那覇の飲み屋街桜坂というところがおもしろいとBONちゃんがいうので社長さんに連れてってもらう。
アメリカンな雰囲気のバーだったが、カラオケで流れているのは北京語のテレサテンメドレーであった。
歌ったり「めちゃくちゃウマイ」という餃子食ったり(ニンニク丸ごと一個入っててビックリ)、るっぱさんが再びトランペット吹いたり。(この日だけで5回くらい吹いていた)
この日はその店までで終了。
いやー初日から飲みまくりでおもしろい!木曜日なのにね!
これだから沖縄が好きさ。沖縄ワッショイだ。


2日目に続く

ちなみに写メ沖縄日記は
ネタ・戯れ言
なのでまあ、見てやってくれい。
沖縄前回渡航時の記録は
股旅・戯れ言
に載ってるんでそちらでどうぞ。
2005年06月13日(月)

飲まずにはいられない

大阪が誇るキング・オブ・真性裸ジャンクバンド「赤犬」
岩手が誇るニューウェイブ・オブ・日本酒酒蔵(略してNWONS)「喜久盛」
タッグを組んで作り上げた、純米酒「赤犬大艶会」。
ついに完成しました。近日発売だそうです。

新作としてアルバムではなく日本酒を発表するバンドなんて世界初だろう。
バンド命名の日本酒を出す酒蔵なんて世界初だろう。
とにもかくにも世界初が2つも重なってできたおめでたい酒なのです。

赤犬と言えば本人たちが「裸が俺たちの正装」とよく言ってるくらい裸の男たちが入り乱れ、全力で踊り狂い、汗やらなにやらいろんな体液を振り乱す濃厚で男くさいライブが素晴らしいバンドだ。ライブパフォーマンスも圧巻だが、ファンク、アイリッシュ、パンク、スカ、ハードコアetcと幅の広い音楽性を持ち、聴く人をトリコ(じかけ)にしてやまない。
そして喜久盛といえば「純米大吟醸 電氣菩薩」や「純米酒タクシードライバー」など革新的なネーミングの日本酒を次々に発表し、自社のCMソングをテクノ系アーティストにRemixしてもらうという、今までの酒蔵では考えられなかったことを次々に実現していく酒蔵。そんな革新的な戦略もさることながらしっかりとした、伝統的で、非常に味わい深い「男の酒」を作り続けている。
ああ、ほんとに凄いタッグだよ。いきなりロードウゥリアーズ級だよ。むしろヒルサイド・ストラングラー級だよ。タッグじゃねえけど。

この「赤犬大艶会」はそんな赤犬ライブを口の中で忠実に再現してくれる、濃厚で男臭い酒です。
地酒でありながら、ワンカップやガード下で飲んでしまいたいくらいの親しみやすさを持った辛口純米酒。最初に口にした時は辛口/濃厚なので、日本酒になじみのない人はとっつきにくいと思うかもしれないが、赤犬の曲やライブのように一度飲めばヤミツキ間違いなし。
赤犬ライブをより再現したいのなら、風通しの悪い、蒸すような暑い部屋であえて常温で飲んでもらいたい!冷酒で飲むなんてクーラーが効いた部屋で赤犬DVDを見ているようなもんだ!


バンドの酒を出す、という喜久盛社長の粋な心意気も素晴らしいよ。いまだにトラディショナルの域から抜け出せないでいる酒蔵が多い中で革新的なことを次々に行っていくことはいいことだ。
日本酒は日本人のDNAレベルに染みついている「米」から作った酒なのだから、丁寧に手間をかけて作った地酒がおいしいのは当然なのです。
やっぱり今の日本酒市場に必要なのは「売り方」「戦略」のほうなんだろう。
いろんなことをやっていかないと市場は変わっていかないのだから、
バンドと組んで酒を作るって発想はすごくよいと思う。
バンド側も組んで作るのがTシャツだけじゃなくてもいいだろう。
音楽側にしても日本酒側にしてもすごいことだ。


とにかく大推奨です「赤犬大艶会」
何度も書くが、酒蔵とバンドがタッグ組むなんて世界初ですから。
微力(ほんとに1ミクロン程度だが)ながら、この「赤犬大艶会」制作に携わらせていただきました。
だから完成された品を見た時は感激。感激したのなんか何年ぶりだろ。
ほんとにいいもの作ってくださった。感謝感謝である。
「赤犬大艶会」発売記念ツアーが名古屋、大阪、東京で開催されるので、会場で買ってみてくださいまし。

ああ、シックスナインの日に「赤犬大艶会」の日記が書けるたぁ嬉しいねえ。




てなわけで明日からはまたもや沖縄行ってきますわー
こんなに日本酒話を書いておいて明日からは泡盛三昧。

2005年06月09日(木)

飲んではいけない

そろそろボーナスの季節なのです。
10日が待ち遠しいな、と日々考えながら生活していくうちに「10日になればボーナスだから今月の給料はさっさと使っても大丈夫だろう」という考えにシフトして先週などは浪費をしてしまったのだが、
マイ会社のボーナス支給日は20日でした。

すなわち来週はド貧乏。

6月は幸運期ってどこの占いの結果だよ!







絶望のあまり、今日の日記はここまでにしとこうかと思ったけれど続行します。今朝から今にかけて腹痛がおさまりません。10分に一回くらいトイレ行ってるんじゃないのか。しかもトイレ入ったら5分以上出てきてないし。
ごめん、家のトイレばりにうんこしてて。
余談だが、「小学生のうちは学校でうんこをすると恥ずかしい/いじめられる」などという事例があるようだが(草なぎのドラマでも小学生の子どもがウンコ我慢して大変なことになってた)、私は小学生の時からトイレで普通にうんこしていた気がする。なんで恥ずかしいんだ?よくわからん。別にうんこしたからっていじめられたという子を見たことないのだけど。そもそも「うんこした」なんて自己申告しなきゃわからんだろうよ。トイレ覗き見したりする奴はいないのだから。
中学か高校の時も授業中、死ぬかと思うほど腹が痛くなって過呼吸状態となり、トイレに駆け込んでうんこしたもんだが。
ほんとに余談申し訳ない。
私の腹がおかしかったのは、、前日の酒が残ってるんではないのか、いつものように。
と思われがちですが、原因はわかっているのです。

そいつは朝、起きてすぐに飲んだ牛乳なのである。

99%以上間違いなし。なぜならば昨日は酒飲んでないから。(いちおう休肝日があるのだ)
牛乳は嫌いではない。むしろ好きだし、必要性を感じている。
ニンニクを食べた日にはちゃんと飲むように心がけておりますとも。その日飲めなかったとしても翌日飲むようにしますとも。あと、今年の初め胃が痛くなったときは「牛乳飲むとイイヨ」とさかんに勧められたので、仕事中にパック牛乳買ってきては一気飲みとかしてました。
だけども、朝、もっとも胃腸がデリケートな時に飲む牛乳はまさに劇薬。間違いなくおなかピーピーなのである。
ハエが乗ったごはん食っても平気だった(タイでの話)のに。
わかってんなら飲むなよ!という話だが、わかっちゃいるけど飲んでしまうのだね。

飲んでしまう理由
1.前日ニンニク食べたのに酔っ払って寝てしまったので、におい消すには朝牛乳を飲むしかないから
2.他の飲み物がない場合(とくにコーヒーしかない場合は最悪だ)
3.「牛乳は身体によい」という過去の刷り込み

たぶん3番目の理由が大きいのですよ。
幼少の頃から今に至るまで、「牛乳=健康によい」と我々人類は刷り込まれている気がする。実際に身体にいいんだけど。だからお腹ピーピーになろうが、「それでもきっと身体にいいのだろう」と思いこんでしまうのだ。いや、思うようになってしまってるのだ。
実際には飲むたびに腹を下すのだから少なくとも私の身体とは合わないのだけど。
それでも「健康にいいものだから」「だから今度飲んだら腹は下さないかもしれない」というよくわからん期待。
あと牛乳飲めないというと「この偏食家」というレッテルを貼られがち。ふざけんじゃねえよ、私が食えないのはミルクプリンだけだっつってんだろ!牛乳も飲んで支障をきたすのは朝だけだバカヤロウ、と食ってかかりたくなります。だから負けじと牛乳飲むというのもあるな。どんだけ劣等感の塊なのか。

そう思うと牛乳を飲むということは私にとって、どんなに暴力ふるう男でも家族たちは「尊敬する人:父」「私のことを愛してくれるのはダンナだけ」って刷り込まれていて決して訴えでない、みたいな感じだな。ミルクティック・バイオレンス。今適当に作ってみた。
いや、そんなに絶対的なものではないかもしれないが。
喩えがシビアになってしまって失敗した、と思うことしきり。
要するに、「刷り込みや世間一般で信じられているものはそのまま鵜呑みにしてはイカン」ということ。
とくに健康、自己啓発/自己鍛錬、奉仕活動などの「善」とされることは確かに素晴らしいのかもしれないが、度を越えるといやー実は自分とは合いませんでした、ということが判明しがちな気がする。
って自分の中で「いや、合わなかった、ムリだった」と判断を下すだけでいいと思うんだけど。
それの信者の人(健康マニアとか)に「どうも私は合わないんですよね」などというと「この堕落者」「こいつはステージが違う」などと批判的な目で見られるから。そんなのは気にしなければいいんだろうが。
いや、もっと軽い喩えでもあてはまるか。
その昔(ってもつい最近だが)「ココリコミラクルタイプはめちゃくちゃ面白い!」と勧められて見たんだが、微塵もおもしろいと思わなかった。「ココリコ田中がおもしろい」というのはテレビを通しての刷り込みであって、実際はまったくおもしろくないと思う。「田中のどこがおもしろいのかサッパリわからない」と告げたら「お笑いわかってない」くらいの批判をされたことがあるよ、ターミネーターに。
あ、気がついたら田中に対する攻撃になってら。



でももうホントに牛乳こわいだわ。
母乳に悪い思い出でもあったんだろうか。
サイコドクター偕恭介にでもかからん限りはそんなこたぁ到底わかるまい。
2005年06月08日(水)

ブラインド恋メロン

6月は幸運期なんだそうです。
「自分への投資は惜しみなくしよう」とどっかに書いてあったのでかばんを買ってしまいました。3万くらいしたぜ。
買った後に贅沢してもうた、ギャーとなったけど。
それとは別にちょいと考えさせられることがあって、滅入っております。

しかし滅入った矢先から、赤坂の最高飲み屋の女将さんから電話が来てお誘いがあったので、まあいいんだろう。
その赤坂飲み屋の女将さんもさることながら、昨日や今日はいろいろな方からメールを戴いたのでよかったことがたくさんあった。
今年は疎遠になったり、決別したりした人もいた反面知り合いになった人も多いので大変ありがたい。(まあ決別する人は毎年いるわけだが)
よかったことと悪かったことを数えていって、結果的によかったことのほうが多かったらよいということにしておこう。

ところで話は変わるが、私の町の駅前に最近ワゴン車が停まっておるのですが、何を売っているのかというとメロンパン。
メロンパンは全国ブームなのか、こないだも書いたけれど。
最近は家も近くなったので、夕方6時には自宅に帰っているということも珍しくはないのだが、6時のニュース番組で6時30分くらいから始まる小特集を見ると「限定!売り切れ御免!焼きたてメロンパン特集」なんてのがやってたりするからな。
なんでそんなにメロンパンなんだろ。
メロンパンてのは、前も書いたが、私の中では「お金があまりない時に腹いっぱい食べたい時に選ぶパン」なのだけれど。
だって普通に食べていくと飽きるから。
それに菓子パンって食べた気にならないんだよなーパンで食べるなら惣菜パンが一番好きなんだ私は。
私の友人の姫御という人などは惣菜パンバカ一代で、たとえばソーセージやマヨネーズがついていない部分は「味がついてないから食べるところじゃない」という理由で食わないから。だったら惣菜食えという話だが。くるみブレッドなどのパンも「こんな味のついてねえパン食えねえよ」と切り捨てる女だから。
惣菜パンはともかくとして、メロンパンの異常な持てはやされぶりはヘンだよやっぱ。メロンパン専門店とかあるのも変だ。昔からあるパンで、そこそこに需要はあるがそんなに抜群な人気ではなかったのに急にスポットライトを当てられて人気者扱いなんて。
昔から「メロンパン大好き!」なんて人、いたのかもしれないが私は知らないぞ。
人間で言うと田口浩正が急に人気者扱いされるようなもんだと
思うんだが、どうでしょう。

それにしてもメロンという食べ物は不遇な食べ物だよなあ。
今はメロンパンブームのおかげで人気なのかもしれないが、前はメロンパン嫌いという人の理由は「本物のメロンの味がしないから」という人が多かったはずなんだけども。
メロン味のモノはほんとうに人気がない。
メロン味不遇の例

・サンキストの5個入りフルーツゼリーを買ったとすると、いつもメロン味が余る。
・サクマの缶入りドロップでもいつも余るのはエメラルドグリーン色のメロン味だ。
・我が家の冷凍庫に入っているハーゲンダッツアイスもメロン味ばかりが3つ余っている。
・「スイカ&メロンバー」を箱で買うとスイカバーばかりがなくなって最後はメロンバーだけが残る
・こないだ、わたくしの先輩様が北海道土産に夕張メロンキャラメルをくれたんだが、「めちゃくちゃうまかった」とお礼を告げたところ、「そう?俺、嫌いなんだけどね、メロンキャラメル」と返された。


嫌いなら買ってくるなよ!


って、最後の事例だけにツッコミを入れたのは私怨ですが、こんなに嫌うことないじゃないかメロン味。
本物のメロンは果てしなく人気があるのにな。
と思ってたら最近はそうでもないらしい。「メロンよりいちごのほうがスキー」という女子がいたから。うちのターミネーターもメロン嫌いだし。
私なんかメロン、冬や春先になると必ず食いたくなるけれども。特に熱にうなされた時などは。

しかし夏ごろに風邪を引くと不思議とメロンは食いたくなくなる。
スイカが食べたくて仕方がなくなるのだ。
スイカも好き嫌いが激しいけれども(嫌いな理由に「カブトムシになった気分になる」と言った人がいた)夏はやっぱりスイカだよなー。
いや、ホントは冬だってスイカが食いたいんだ私は。
でも冬のスイカは2400円くらいするからとてもじゃないが買えないのだ。
メロンのほうが1000円前後で帰るからメロン選んでるのです。

って、あれ?
メロン擁護の話を書こうと思ったんだが、気がつけばスイカ>>>>>メロンになってら。
決してメロンが嫌いなわけじゃないんだけどね。うまいんだけどね、高級なんだけどね。
なんだかメロンって、友達以上恋人未満な食い物なんだな。
で、本物じゃないと嫌われたりする。永遠の二番手。
かわいそうだ。
つかのまの(って判断するのもかわいそうだが)メロンパンブームくらい歓迎してあげなきゃな。「メロンパンなんて大した事ねえのにいい気になってんじゃねえよ」なんて言ってはいけない。
2005年06月02日(木)

猟奇的な彼氏彼女とその周りの人たち

殺人事件マニアとかそういうのではないんだが、今読んでいる(というか今更読んでいる)「診断名サイコパス」という本は興味深い。
サイコパスというのは「精神病質」のことなのだが、なにも猟奇的殺人犯だけのことではないらしい。
簡単に言うと
「極端に自己中心的で著しく情緒に乏しく、人を魅了し操る能力に長けている」
人たちのことだそうです。
もっと具体的に挙げてみると
・口がうまい
・ナルシスト、自己中心的、傲慢
・罪悪感、人に迷惑をかけてすまないという気持ちゼロ
・平気で澱みなくウソをつく、ずるい(バレても開き直る)
・他人の感情に関心がない(人の気持ちがわからない)
・浅い芝居を打つ(すぐ泣くとか)


私はこういう人たちをよく知ってるなあ。


むしろ振り回されたし、いろんなことをダメにさせられたりしたもんだ。
今思い返しても、6、7人くらいはすぐに頭に浮かぶよ。
その中でも一番のサイコパス(女性)はすさまじかった。
人間関係をめちゃくちゃにされたし、勝手に家出してそいつの家族から何度もひっきりなしに電話がかかってきたりしたし、平気で嘘ついてそれがバレて、「もうあんたとは話したくないから」といったら電話口で泣いたりされて、でもそんな浅い涙には騙されねえぞと思ったら私の友達と付き合いだして、その直後に
「簡単には(縁を)切らせないから」
と脅された。で、私の友達の家に転がり込んだら今度は家に金融督促状はくるわ意味わからん男連れてきたりするわ過食症になるわで、疲れ果てた私の友達が「別れる」と決めたら、今度は
「妊娠したから中絶費用払え」
と急に言い出し、金ぶんだくったという筋金入りのサイコパスだ。
しかも妊娠てのもふざけた話で、なんで私の友達が騙されたのかもサッパリわからないんだが
「妊娠二週間だから、12万円払え」
と言われてすんなり払ったそうな。
妊娠二週間ってなんだよ!普通わかんねえだろ!
まあ、相手はサイコパスだったからな。確かに口が達者であった。
今でもたまに我が家にそのサイコパスから電話がかかってくるんだが、一体何がしたいのかわからない。
いい加減私のことは忘れてくれよー家族ぐるみで私はいつも不在といって防いでいるのだけれど。

そうそう、サイコパスって「恥」を知らないんだよなー。
普通、ウソついちゃってそれがばれちゃったら恥ずかしい、もう会えない、と思うものなのだが平気で再び連絡したりする。しかも「自分の潔白を証明するため」とかいう到底理解不能な理由で。奴らの中では自分が正しいからな。
ウソをついてそれを指摘すると逆切れしたり話を摩り替えたりする。浅い芝居を打たれることもある。その執念があまりにもあまりにもなので、逆に「ハイハイ、それはウソじゃなかったのね、私が悪うござんした」と頭を下げてその狂気から早く抜け出したくなる。
まあ、その後「こいつは病的な嘘つき」という認識が強固になりそこで縁が切れたりするのだが、相手はサイコパスだから忘れた頃に連絡してきたりするのな。
頼む!
私のことはもう忘れてくれ!
私から土下座してもいいから!!
本当に厄介。
サイコパスはサイコパスだけで循環して欲しい。
で、サイコパス天下一武道会とかやればいいんじゃね?
私の中でサイコパスってのは短絡的で何かにつけてすぐ妊娠を言い出したり
妊娠させたり、妊娠したり(しようとしたり)する人たちなのでそういう手の項目で争うといいと思う。
あ、それだと子供がかわいそうだからなー。


でも、今、実際のところで問題になってるのはサイコパスよりもメンヘルのほうだろう。
近頃なぜかチャールストンではなくメンヘルの人が多いな。
んで、私も近頃メンヘルという言葉を普通に使うようになってしまったが、メンヘルって心の病をさす言葉なのですね、改めて調べてみちゃったよ。
まあ、心の病っていうのは本人も大変だろうし、どんな苦痛なのかとかはよくわからないんでここでは書かない。
が、最近は「私、メンヘルなんで」って先に告げて、すべての他人に対する無礼や迷惑を免罪してもらおうとしてるような奴多いような気がするのです。
なんかそれって卑怯だよなー。
メンヘルだから、ってなんでも許されるわけではないのだから、ちょっと迷惑とかは考えてもらいたいものだ。メンヘルの人に攻撃的なことをされて(言動ともに)こっちがへこまされたりすることが多すぎ。メンヘルの人に攻撃されてかえって気が滅入ってしまって可哀相な思いをしている人を見ると本当にいたたまれない。
平等主義も民主主義も唱えるつもりはないけれども、ストレスが溜まったり苦痛を感じたりするのは自分ひとりではないから。
誰だって苦痛を感じるのですよ。
R.E.Mだってエビバディ・ハーツと歌ってるじゃないか。
言われていやだなあ、参るなあ、暫く立ち直れねーなということもある。
わけのわからない攻撃を繰り出されると本当にやりきれないよ。引きずるよ。
あーこの人には近づかないでおこうとか思ったりするよ。
近づかないでおいてもまあ、むこうから「なんで私を無視すんのよ!私を苛めやがって!」みたいな攻撃をしかけてきたり勝手に凹んで落ちちゃったりするのがメンヘルのメンヘルたる所以なんだが。


メンヘルと同じくらい免罪符だと思われてていて鬱陶しいのが「恋愛真っ只中です!」ってやつ。
恋愛もセックスも日常とは切り離して考えて、浮き足立って、それまでの日常をすべて否定する(女子に多いですね、彼氏ができた途端友達とは一切連絡しなくなるような感じ)ようなのを見ると、こう、なんつうか、むなしくなってやがて哀しくなるんだよな。ごく日常のことだと思うんだけどなー、恋愛やセックスって。
恋をしてウキウキ気分、というまるでピチカートファイブの歌のような世界は本人の認識ではアリだと思うけども、周りの人間すべてが本人の認識と同じ認識を共有しているわけではないし、ましてやそれがスペシャルなことではないからな。最近だと「電車男」の影響(って影響あんのかよ、知らないが)でみんながひとつの恋愛をスペシャルに持ち上げる、ってのがあるのかもしれないけども、そんなことは稀です。
周りにとっては一瞬のスペシャルでしかないので、一瞬スペシャルになるのはいいけれどいつまでもそのままだと鬱陶しいだけだ。
恋をしてもごく自然にふるまいたいものである。
じゃないと見ている人たちが恥ずかしいから。いたたまれない気持ちになるから。
あーこれも恋をしている本人から見ると「嫉妬している」とか「障害物」などとみなされるからタチが悪い。
しねえよ、そんなもん。
いい加減わかってくれ。
イヤなら二人の世界へハリアップ。誰も邪魔なんかしないから。
まあ、こういう場合・・・いや、いいや。省略。


サイコパスもメンヘルも恋愛至上主義の人もがんばってください。
あなたたちが法律なんですもの、あなたたちの中では。
がんばって周りを避けるようにしよう。
我々周りの人間も彼らを邪魔しないようにしよう。

さあ、いそいでずらかれ!
2005年05月31日(火)

ウェイスト・マイ・ライフのうちの10日間

この10日間にあったこと(箇条書き)
・赤ちゃんを見に行ってきた。
 面会時間8時までで、5時半に病院到着のつもりが私とおかもっちゃんとるっぱちゃん(いろいろとゆるい人たち)で訪問したがために7時になってやんの。遅すぎ。
 赤ちゃんはやらかかった。かわいかった。
 いつでもベビーシッターさせてください。
・携帯、修理再び
 っても以前のような「酔っ払って吹っ飛ばした」とかではない。
 初期不良。なんとか直ったが、また壊れるかもしれないらしい。
 やっぱりヴォーダフォンはもう潮時なのか。
・吟吟
 三重錦の純米酒が入荷されたそうで、行って堪能してきた。
 相変わらず余分なものを削ぎ落としたキレのよい感じ。
 巌もうまかったなあ!
 鱧がたまりませんでした。
 いやあ日本酒と鱧を味わえるなんて日本人でよかった。
 そして常連の方々とお知り合いになれてよかった。翌日の試飲会つーかそんなのにも誘ってもらえたのだが間に合わず。
 今度は振休とっていこう。
・ダウンタウンレコード
 会社帰りに寄り道。ビール飲んでいい気分。
 ベン・ワット聴いたりRC聴いたり佐野元春話きいたり。佐野元春はあついんだな。チケット取れないのかー。
 で気がつけば長居。
 ちなみにこの日記で「町で一軒しかなかったレコード屋はその後なんの店になったのかわからん」と書きましたが、正解は
「メロンパン屋」
 だそうです。
 メロンパンはそんなに流行ってるのか!
 私の中ではメロンパンって「すげー腹減ってるけどお金がない時に食べるもの」なんだけど。
・人形ばかりの土地へ
 埼玉は岩槻というところで作業。
 朝早すぎ。遠すぎ。ギャース!
 そしてメシ食うところなさすぎ。
 昼待機時に30分歩いて見つからなかった。ただの健康にいいことしただけだ。
 30分歩いて入った店はローソンて!
 県道は徒歩に厳しい。
 あと駅の周りに人形の店ばかりでこわかった。弘田三枝子の歌が聞こえてきそうだった。
・お客さんと飲み
 秋田沖縄で一緒にアホのように飲んだお客さんの会社の人たちと飲む。
 すなわち軽く接待。若い人が多かった。
 あんまり飲んでないのにカラオケ行くとかはもうダメだ。
「ヒッパレ1995」とかを無理矢理入れられて、歌えなかったら一気とかいうサークルノリ。35歳の人とかかわいそうだった。
 3時ごろ解放される。
 が、翌日土曜なのに9時から仕事。泣けた。
・小島麻由美ライブへ
 会社男子に誘われて行ってきた。
 が、朝からの仕事が全然片付かなくて、やっと片付いたと思ったら「再作業なんで」ということでやりとりが終わらなくてライブ会場に到着したのは午後8時。
 対バンのスパルタローカルズは既に終わっていた。
 小島麻由美はエロいなあ。巨乳だし。
 そしてASA-CHANGのドラムはかっこいい。
 終わった後、「今日は酒を飲まん」と言ってたのだが飲んじまった。
 そして飲んだ後会社に戻るという惨事。
・日曜も仕事
 おかげでオークスは行けず。しかしテレビでなんとか観戦。
 シーザリオすげえ。キレよすぎ。福永は牝馬との相性がものすごくよい騎手だな。メスをなつかせることの天才か。キングカメハメハの妹とかいうエースパイロットは結構行くのかと思ったらそうでもなかった。
 今週はダービー!ディープインパクトは買うとして他はどうだ。あとでナイガイ買ってこよ。
・やっと髪きった
 「いつも髪型変わらないよね」とよく言われる私ですが、それは2ヶ月にいっぺんきっちりと髪を切っていたからです。
 でも今回の髪切りは1月以来だ。半年振りかよ!
 そりゃ伸びすぎて2週間ほどおさげにもしていたわ。私なのにおさげって!
 ホントは日曜に切る予定だったのだが、仕事で切れなくなったので定時上がりで美容院へ。家が近いって素晴らしい。
 ずっと髪きってくれてる美容師さんが「オレ、今年39だよ」と言っててたまげた。私が初めて会ったときはまだ30だったんだよ。うわーすごいね、時がたつのは早いねーと言ったら「自分だって休日起きてすぐ酒飲むようになったんだから年取ってるじゃねえか」と返された。
 そうだった、あの頃は高校生だったからなー。
 まあ相変わらずプロレスの話ばかりしてきたが。美容院なのに。
 私がいた時間だけ有線で「闘魂伝承」やパワーホールばかりが流れるという偶然。
・髪切った後に仕事
 髪切ってるのに電話かけてくるとかやめてほしい。
 ヘアダイが携帯にべっちょりついたから。
 そして泣きながら深夜まで仕事。つらい。
・会社男子どもmeets酒飲み女子ども
 会社の殿方たちが「合コンをやって欲しい」というので参加者を募ったり無理矢理声かけたりしてなんとか女子集めて合コン開催。
 っても私は全員知ってる人なので合コンもクソもないんだが。
 そしてうちの会社特有の「突然、機械がおかしくなっちゃったぞ!対応対応」ってので殿方が2名も来られなくなるという事態に。女子4人に男子2人ってなんだよそりゃ。
 その時点でも合コンでもなんでもないんだが。
 しかし一軒目がザ・合コンて感じの店で笑った。「天使の海老のカルパッチョ」というのがただのうっすい寒天なのに1200円て。食うとこなかったぞ。
 結局朝まで飲んでたのは私と会社男子だった。
 6時半だよ、平日なのに。意味ワカンネえよ。
・振休のはずが
 そして帰ってきて寝て起きたら午後6時半だった。
 一日を無駄にしてしまった。
 ウェイスト・ユア・ライフ、とアーチャーズ・オブ・ローフに歌われたような気分。
・再び人形ばかりの土地へ
 再作業て!しかも昼に旅立ったからメシ食えなかった!
 どうにもならなくてあとから先輩が駆けつけてきたし。
 戻ってきたのは9時近く。
 今とっても空腹です。

ああ、なんとか現在に辿り着いた。
なんだかんだで目まぐるしいな。
結論からするともっとゆっくりしたい、赤ちゃんはかわいい、ですな。

というか、私、2ヶ月くらい会社の週報書いてないや。
以前、毎月「週報 4/20〜5/26」という、週報とか名乗ってるのに月報な週報を出していたら怒られた。当たり前か。
2005年05月26日(木)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


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