股・戯れ言


BBS

みちのくふたりのビッグショー

世間はゴールデンウィークですが普通に出勤中。
いいんだよ!別ンところで休みとるからな!

というか4月28日から5月1日まで仙台→山形に行ってました。
また東北!
ここ半年でどんだけ東北行ってるんだよ!

11月初め  いわき
  半ば  秋田仙台
12月終わり いわき水沢山形
      山形
1月初め   北上
終わり  山形蔵王
3月初め   山形
3月半ば   北上秋田酒田山形仙台
4月終わり  仙台山形

半年で9回だってよ。ありえない。
こんだけ行ってるのに青森行ってないことがありえない。
そして今回の旅の同伴者はおかもっちゃんでした。
おかもっちゃんと私は純粋小学生マインドな仲ですばらしいよ。男女超越しすぎて。過ちとか起こる可能性ゼロすぎて。

今回の目的はアラバキロックフェスティバル鑑賞でございました。
アラバキは2年前にもCKB見たさに足を運んだのですが、今年もようござんしたよ。
今年いちばんよかった、というか泣けて笑って踊って歌って楽しかったのは大西ユカリでした。フェス特有の短いステージの中に、すべての人情やたまらんことや、くだらないことや、唸るようなことがぎっしり詰まっていた。
生きてくって楽しくて、やがて哀しくて、どうしようもなくて、愛くるしくてたまらんことだなぁ。
大西ユカリの歌の旨さがじんじん沁みた。
あーくそ、春一番で見たいってば。

そして麗蘭も清志郎も素晴らしかったのだった。
麗蘭はチャボのMCがヨイヨイで、ちゃんと話せてなくておもしろかった。
気持ちが高ぶっちゃって口がついていかない感じ。
「俺は普段、この時間は昼寝してるんだけど、今日はがんばって起きて、こうやって出演できてよかったぜい」
というのは名言だと思う。
そうか、3時くらいはいつも昼寝してるのかチャボ。
清志郎も曲順間違えたりしてとばしていた。
今回も甲本ヒロトや奥田民生やクドカンやスカパラホーンズなどをステージに上げていたけど、チャボはやっぱり出ないんだな。

スクービードゥは熱い熱いステージだったな。
あんなに熱いステージならば、野外でやったほうがよかったのに。屋内でちとかわいそう。「モジモジしてんじゃねえよロック少年!」と煽ったり、武藤のプロレスLOVEポーズを連発したり、いやぁ信用できるな。
あと、私が楽しみでしょうがなかったのはスパゴー&民生。
私、スパゴーが好きなのですよ実は。「ざまーない」とか口ずさんでしまうのですよ。「悠々自適」という曲は本当にいい曲だと思うのだ。
「ああ せめてもう少し 残高増えたらいいよね これ以上特別な贅沢したいと思わないけど」
今の、この歳になってから聴くと余計に沁みる歌詞だな。
しかしバンド・ハズ・ノーネームは微妙に麗蘭とかぶっていたので殆ど見なかったも同然。
まあ、スパゴーは後夜祭で見られるからいいや、と高を括っていたのですが・・・

後夜祭見ませんでした。
仙台港、風強すぎで寒いんだモノ。寒くて体力奪われすぎた。
UAやってる間、寒いにも関わらず死体のように横になって寝ていたんだけどあれで体力を奪われたようなものだ。

一緒に行ったおかもっちゃんとマリコ嬢も寒さのあまり震え続け、ふたりとも
「トイレの中が一番あったかい、臭いのもガマンできるほど」
と言ってたけど。

昔ならば跳ねて飲んでマンヨッパでへろへろになっても後夜祭行ってたんだけどなー若いつもりが歳を取ったということか。
まあ、おかもっちゃんは後夜祭参加で朝までハッスルだったが。

仙台メインイベントはアラバキの翌日である。
「温泉でも行こうぜ!」と張り切り、仙山線に乗って作並温泉を目指す。
この仙山線、以前も水沢から山形に向かう際に乗った事があったんだが、その時は寝ていたので風景などはあまり見ていなかった。
が、今回はおかもっちゃんと一番前の席を陣取り、電車でGO!気分を満喫する。
私、25歳、おかもっちゃん26歳ですよ。いい歳こいてますよ。
汽笛がポオーゥッと鳴るとそれに合わせて「ヒューッ」と声を上げ、まるでライブさながら。
「今のはブレイクみたいなもんだな!」とか言って。
テンション上がりすぎ。
在来線なのにビール飲んじゃってたし。
こないだの電車事故で「一番前の車両に乗るとあぶない」とか言われてるがそんなことはNO問題であった。

そしてはしゃいでいるうちに作並駅着。
作並駅からはニッカウィスキー工場行きのバスと西仙台ハイランド行きのバスと作並温泉行きのバスが出ていたが、温泉行きに乗車。
ニッカ工場行きたかった・・・
西仙台ハイランドはバンジージャンプができるらしいが、乗客はゼロであった。
我々は温泉に行ったが、ここの温泉てのが混浴つきなのな。
しかし実質的には混浴は男湯なので入れず。くやしい。
こんなすばらしいところだったのですよ。



女湯はもうちょっと規模が小さいとこであった。まあ、堪能したけど。
しかしおかもっちゃんが男なのに、この岩風呂を堪能しなかったのはもったいないなと思った。


その後温泉上がって、「やっぱ蕎麦とか食いてえな!」と言っていたが店がまったくなくてダメ。
あってもラーメン屋ばかりで、「なんだよこのラーメン激戦区ぶりはよぉ!」と怒りつづけた。ラーメン嫌いじゃないが、こんな山間まで来てラーメンサミットはないだろう。
しょうがないので高級旅館に入って昼食。
しかし食べたのは「ねばねば丼」という、まるでアロマ企画のフェチビデオのような名前の丼であった。
それなりにうまかったけど。

その後、作並駅でおかもっちゃんと別れた。
おかもっちゃんは仙台へ、私は山形へ。
こういう風にゆるく「じゃーね」ができるのはいいな。
そして別れた後は爆睡、次いで泥酔。
余談だが、作並の駅から見える山の形がヘンで、「もっこり山」と勝手に命名してみた。
なんだかくだらないことで笑いまくった旅であった。
初日に国分町行ったときも、お店の人に「ずいぶん楽しそうでしたね」と言われたほど。いやあ、パンクス女の話をすると盛り上がってしまうからしょうがないのだ。


本当は5月1日から急遽福岡に行くことになりそうだった。
こないだ日記で「5月は青森か福岡に行きてぇなー」と書いたばかりだったので、あまりにもビックリ。しかし福岡に行く覚悟(そんなのが必要なんだ)もできてなかったし、SEの人が行きたがってたので今回は譲ることにする。

そのかわりな!
早く5月25日になってくれないものか。
(あ、前回と同じ締め括りになってら)
2005年05月01日(日)

ないながらムーン

今月もようやく!給料日到来です。
長かった・・・さ、こうして金も無事に補給されたのだから、とっとと飲みに行ってウサを晴らそう。

というわけにはいかないのです。
もういい歳なんだから計画性をもって金を使わなければいかん。
給料日→二週間は安泰→二週間ガマンの日々→給料日
という無限ループはそろそろ卒業したい。
大人になるということはそういうことだ。
「ご利用は計画的に」を実施できるということだ。
ああ、そう考えるとご利用を計画的にできない人が多いということはそんだけ大人じゃない大人が多いってことだね。

なんでこんなに金がないのかよ、というと
1.飲みすぎ
2.旅しすぎ
というのが理由の双璧なわけですが(CD買いすぎではナイ。なぜならば本当に買いすぎている人に比べると「私って買ってないな」と思えるから)、最近はおそろしいことに、
「旅先で飲みすぎる」
という複合技があるからな。
1年前は出張行っても飲みすぎなかったんだよ。
そもそも出張先での仕事の始まりが午前0時からだったりしたから、夜飲むということはなかったのです。今じゃとても信じられないが。

まあ、「旅に出たらケチケチしたくない」と思うのです。
旅先では気が大きくなる。それは人類の基本。

「旅先で泊るならどこでもかまわない、むしろ寝るだけなんだから3000円くらいのホテルでいいよ!」という人もいるけれども私はそんなのはいやだ。
そりゃ名古屋出張でヒルトンにも泊るわ。
ホテルに泊まって風呂が狭かったりすると「なんだよハズレかよ」と舌打ちするし、ベッドにダニがいるようで痒くてたまらなかったりしたらフロントに訴えてやろうといつも思う。
そういうホテルじゃいやなんだよ!5000円でも広くて、ヴィレッジバンガードで買った泡風呂の素が使えるような風呂がないとダメなんだよ!
枕だって2つあってこそいいホテルである。
(単にシングルの部屋が空いてなくてダブルルームに泊る時などは普通に枕2つだ)

そして旅に出たら酒もケチケチしていてはダメなのである。
私は旅先じゃビールは飲まないけども、新幹線ではビールを飲む。
別にたかだか2時間弱なのだから酒など飲まなくてもいいのだが、
「新幹線で飲むビールは最高なんだよなあ!」
という理由を無理矢理くっつけてまでして飲む。
実際には新幹線で飲もうが家で飲もうが安い飲み屋で飲もうがビールはビール以外の何物でもないのだけれど。
それも気が大きくなってると、330mlじゃなくて500ml買っちゃうから。
もともとビールは好きじゃないから170mlの部分は「もういらねぇ」とか思いながら飲むことがわかっているというのに!
そして旅先の飲み屋では「この酒が最高なんですよ」と勧められるとおお、そいじゃ是非!と飲んでしまう。値段度外視。(さすがに沖縄時の一杯3400円は気が引けたが)
旅先での出会いは一期一会だから気持ちよく飲みたいのである。
って、東京戻ってその地酒が飲めちゃったりすると、少し落ち込むが「いや、現地で飲んだことに意味がある」と自分を納得させるのだった。


もともと私はお金の話が好きではない。
というか金の話をするとすさむ。憂鬱な気分となる。会社の友達と飲んでると「金ねーぜすさむな」という話にはなるけれど最終的にお互い5,6杯飲んでてしかも「今日は私おごっとくわ」「じゃあ今度俺おごるわ」みたいな話になるので愉快だ。ザッツ曖昧。しかし酒飲み同士なので気にならない。
私が一番苦手なパターンは「1円単位までワリカンにする」というやつだ。
たとえば4人で飲みにいって11563円だったとする。
これの正確なワリカンは2890円だ。3円は割れない。
しかし私、私と同じくらい飲む友達、2、3杯くらいしか飲まない子、まったくの下戸だったりした場合は
私        4000円
酒飲み友達    4000円
ちょっと飲んだ子 2563円(あるいは2000円)
下戸       1000円(あるいは1563円)
みたいな計算でいいと思うのだ。不公平はないと思うのだ。
63円なければ持ってる人が出せばよいと思う。
しかし、なぜかわからないが、ちょっとだけ飲んだ子がお会計が来たと同時に携帯の電卓などを出すのが不愉快でたまらない。
そんで
「ひとり2891円でーす」
なんて言われた日には!
1円余計にとってるし。
あーめんどくせー多目に出すから勝手にやってよ、とかいうと「それは悪いよぉ」みたいなこと言い出すし。「借り」を作りたくないんだろうけど、そんな取るに足りない貸しなんかこっちだっていらねえよ!

だいたい、先述の11563円、そんな金額ごときで計算機使うなつーの。
「酒を覚えてからよくなることなど何もない」というが、
私は酒を飲みに行くようになって暗算が得意になった。
さっきの4人割の金額だって無論暗算だ。電卓使ってないから。
だから金額を言われたらすぐに頭数で割って、だいたいひとりあたりいくらだ、というのがわかるのだけれど、精算時の私は大体声がでかくなっててマンヨッパに見えるらしく、携帯電卓を取り出した女子は「ひとり3650円だよ!」という私の言葉を無視するのだった。
なんでだよ!
暗算ならまかせとけっつうの!
あとスーパーでのバイト歴5年以上だったから、札束を数えるのも早いのに、「酔ってるから不安で任せられない」とか言っていちいちトランプめくるように札束を数えている奴を見るとあまりの効率の悪さに驚くけどね。

学生時にタイに旅行にいったのだけど、その時はほんとにお金のことでイライラした。
タクシーに乗ってもワリカン、食べに行ってもワリカン、なにか見に行ってもワリカン。
ワリカン無間地獄。
無論バーツで、である。
しかも8日間の旅だったので、友達が微妙に「節約しよう」と言い出して、タクシーで行くべき距離を30分くらい歩いて移動、なんてのをやらされたりもした。
タイは暑いから本当にしんどいのである。
あまりにもその節約祭りにイライラしたので、4日目か5日目は2人ずつ別行動をとることになったのだが、その日は節約から解放された喜びのあまり、本当に無駄遣いをしたな。
友達(男子)とプールに行ったのだけど、
無駄にでかいチキンを何個も買ったり、
ジュース買ったのに水1リットルを4本買ったり、
タバコを大量買いしたりで愉快でたまらなかった。
あまりに愉快で、プールから海岸に飛び出し、海岸で「ヒクソン・グレイシーのまね」とか言ってヨガっぽく走ったり、竹やり見つけてきて岩場で「大日本帝国」とか叫びながら竹やり突いてるポーズで写真撮ったり、勢い余って海に飛び込んで具合悪くなったり。(水を大量に飲み込んだ)
当時22歳。異国で恥さらしまくりでした。
解放されてるっていいよなぁ!
その後、タイ旅行のお財布係が節約の子から私に代わり、アバウトな計算で済むに至り、皆楽しくタイ旅行を終えたのだった。
アバウト上等である。

「得した」「損した」で金を見ていると、アバウトは常に損した気分になる計算なんだろう。
でも損得で心をキリキリさせてるのは疲れるよ。その場を気持ちよくやり過ごすにはある程度アバウトで、実は小さく損してても別にかまわないのである。
金はないがね。

いや、アバウトをこれからも続けていくためには、もっと計画的に飲みに行く回数や旅に行く回数を決めなきゃならないんだろう。
うああ。
とりあえず5月終わりか6月初めはまたもや!だからなぁ。
もう決めてしまった。
早く5月25日になってくれないものか。
2005年04月25日(月)

INOKORIボンバイエ

現在、時刻は4月23日午前0時10分を回りました。
金曜日の夜だというのに会社にいるというこの虚しさ。
お仕事ですからしょうがない。
次々に人が帰っていき、気がつけば職場に残っているのは私を含めて5人弱。
そのうち3人は深夜勤務という有様。
なんとも言えない「居残り感」に駆られる。
うちの先輩なんか先に帰る前に「ごめんね」と謝ってきやがった。
余計に虚しくなるじゃないかバカタレ。
それも4時間前の話。

と、書いてはみたが学生時代に居残りをした経験はあったかもしれないが、殆ど覚えていない。
試験休み中に「補習」として呼び出されたのは覚えているんだが。英語、よく呼び出しくらってたなぁ。20点以下ばかり取ってたからな。
補習に呼び出されるたびに「英語はこりごり」と思っていたが、結局大学4年まで英語の授業は取り続けた。単にいつも出席日数が足りなかったからなんだが。
さすがに4年の英語の授業は頑張って出席したが、その時の先生の授業はいつも
「自分がいかに悲劇のヒーローか」
という話のオンパレードであった。
50過ぎの小汚い、痩せ型のいかにも精神に異常をきたしている感じの先生だったが

「私はねぇ、××大学の門のところでギターを弾いて歌ったりしてるんですよ」
(※昔の話ではなくリアルタイムの、当時50歳の話)
「私も若い頃はヤンチャで、親に暴力ふるってましたからね。母親が失明する寸前までいきました」
「私には友人はいません!いつだって孤独なんです!」

という話をひたすら1時間半繰り広げ、合間を縫ってリア王だかハムレットだかに自分を重ねて作品解説をするというわけのわからん英語の授業であった。

しかもその先生は、最終的に生徒にセクハラをして大学をクビとなったのだった。
今考えると私の「英語とは縁がねェな」人生の分かれ目はこの先生の授業だったのかもしれない。


なんてことはともかくとして、激しい電話やり取りの間にイライラしながらこれを書いているので、今回はお気楽な日常の話など。

●旅費精算(10万オーバー)がやっと還ってきた
 どんだけ貧乏だったことか!ファック!
 実家に住んでてよかった。
 わたくしは「ちょっと働いたりしちゃってるニート」ですから。
 あ、働いてたらニートって言わねぇか。

●郵便物を送ったら、手紙を入れ忘れた
 品物と手紙を用意しておきながら、手紙を入れ忘れるたぁどういうことなのか。
 送った後に気づいたので慌てて現地に電話。
 「モノだけ送られてきてわけわかんないだろうから気をつけてね」と。
 それにしても電話したら電話に出た方(女性)が
 「男の子かと思った〜カワイ〜」と言っていた。
 電話で男に間違えられるのはもう慣れっこだけど、どんだけ声低いんだ私。

●真夜中に縄跳びやって近所から苦情
 うちの妹ことターミネーターが「なわとびで痩せるぜ」と夜中になわとびに 出かけたので、私もやるぜとやってたらハゲおやじに「うるさい」と怒鳴られた。
 謝ったけど、すぐにターミネーターに「知らない奴に怒られたからもうできんわ」と大声で告げて復讐。

●マイケル・スレイドに夢中
 「髑髏島の惨劇」という本を読んでるのだが、最高におもろい。
 人がおもしろいくらいに死んでいくな!
 それにしてもかっこいいなマイケル・スレイドという名前。
 「グール」という作品がヘビメタおたく知識満載らしいので読んでみたい。

●嬉しいメールを受け取る
 いやぁ、嬉しくてニヤニヤしてしまったよ。
 しかしメールに嬉しさを書くのはどうにも苦手だ


というわけで現在時刻は4月23日午前1時26分です。
やっとゴールが見えてきました。
長いよ!


そして明日(つか今日だ)も今から約8時間後には仕事だった・・・!


それもこれも来週の仙台までの辛抱だ。
仙台でいいことある筈。
その前に初北陸仕事なんだけどな。
そっから仙台直行っぽいんだけどな。
どんだけ遠い移動になるんだ。

2005年04月22日(金)

NOカノジョ、notNOライフ

「会社で飲酒禁止」「会社でエロ本閲覧禁止」ならばまだよい。
しかしこのたび、わたくしの所属する部署では「会社でジーンズ禁止令」が発布されたのである。
心底こまった。
私の会社に行く時の格好は、90%以上がジーンズだったのだ。
腐ってもOLならばスカート履いてけよ!と言われそうだが、客先に行ってしゃがんで机の下に潜り込むのにスカートは不向きなのである。
だからほとんど履いていなかった。
たまにとんでもないワンピース(無論古着)着てって「どんだけサイケなんだよ!」と怒られたりしたけども。たまにとんでもない穴あきジーンズ履いてって「それで客先行ったら電気アンマな」と脅されたりもしたけれど。
というわけで発布後、一週間はジーンズじゃないパンツをとっかえひっかえ履いてなんとか凌いできたのだが、今朝は
「もうジーンズを履かない組み合わせが考えられない」
という前代未聞の状態に陥ったのだった。
どれを履いても「ああ、これはジーンズ向け組み合わせだな」と思ってしまうのである。
スタイリストじゃないのでひらめいたりしないのである。
ジーンズ履かないなんてもう考えられないよ!
いっそのことジーンズで通勤して会社で上下作業着に着替えるよ!


昨晩は女子たちに連れられて飲茶に行ってきました。
社内の女子とメシを食いに行くのは今の部署になってからは初でございました。
古巣の女子との飲みはよくやってるんだけども。

いやぁ、驚いた。
私以外全員ソフトドリンク頼んだからね。

飲茶だったからまあ、ビールでいいや、と私の中ではかなり控えめに考えていたのに「ジュース」「お茶」「お茶」と先に頼まれてしまったので、やや気が引けながらも「あ、ビールで」と頼みましたよ。
普段は普通に飲むらしいのだが、「なぜ皆ノンアルコールなの?」とこれまた控えめに尋ねたところ
「だって今日って『ゴハン食べに来た』んでしょ?」
と返されてこれまた驚く。

「ゴハン食べに行く」と「飲みに行く」は地続きではないのか!
ニアリーイコールでもないのか!
私は今まで「今日ゴハン食べに行こうよ」ってのは「今日飲みに行こうよ」と同じ意味だとばかり思っていて、ゴハン食べに行こうといわれたら居酒屋などに普通に直行していました。

違ったのか!

つ ま ん ね ー !

しかも入った飲茶というのが「回転飲茶」だったからひたすら食うのみという有様。
あっという間におなかいっぱいになって、店を出たのは入店から30分経ってないくらいだった。
時刻は20時前。すげー!純粋ゴハンだよホントに。

さらに驚いたのが
それでその夜は解散となったことである。

えー!
まだ20時だよ!

いや、別に長く飲んでいたかったわけではない。
でもあまりにもクイックでファストなのでとまどってしまったのだ。
前戯ナシ、後戯ナシ、本番のみ!というベテラン売春婦の仕事っぷりのようだ。
それじゃ別口で飲みなおしに行こうかなと思ったんだけど、帰り道が一緒の女子がいたのでそのまま一緒に帰宅。
おかげで「汚れた舌」2回目を見ることもできたわけだが(やっぱり藤竜也にポワーン)、
今までの私の慣習とあまりにも違うので心底驚いた。
しかしこの場合、私の認識が間違っていたのだろうね。と納得しておくことにする。
ゴハンはあくまでもゴハンなんだろう。
ゴハンと飲酒は違うのだろう、きっと。(私は一緒だったんだが)

しかし、純粋「ゴハンを食べに行く」って本当につまらないのな。
「ゴハンを食べに行く」に「飲みに行く」は加わらなくとも、プラス「お茶をする=おしゃべりをする」があればこんなに酷評することはなかったと思うんだが。
前々日も女子ばかりでゴハンを食べに行ったのだが、何もいわずとも飲みとお茶がくっついておりました。
大変おもしろかったです。
そういうのが当然だとばかり思っていたんだが。
昨日の場合は他の女子の方々が禁煙者だったせいもあって、喫煙者の私も自然とノースモーキングでした。
タバコ机の上に置いただけでえーって顔されたら、そりゃ吸えないわな。
制約多すぎた。でも女子と交えるとはこういうことなんだろうきっと。
私の友人のおかもっちゃん(サンボマスター系ストイック男子)が
「女子は食いモンの話しかしないからつまんねーよ」
と言っていたのを、ああ、わかるわかる、と思っていたけれど、昨日は直撃したようなもんだ。

そして私は思ったのだ。

「私は彼女、欲しいと思わないなぁ」と。

あ、当方、女子ですよ。
レズビアーンでもございませんよ。
ヒゲ付きの男性が好きすぎてたまりませんよ。
そんで昨日一緒に「ゴハン」に行った女子たちは皆普通の彼氏持ちの女子たちでした。
要するに普通に男子に愛されたりしている対象だということだ。
でも私は
「あーこんな感じの制約の多い食事をせねばならないのなら、別に付き合いたいと思わないな女の子と」
と思ってしまったわけです。
そう考えると男性ってのは、本当に心が広いね。昨日の続きじゃないけど。
私だったら「つまんねーよ、さっさと飲み直しにいきたいわ」とか思っちゃうからな。
それとも男性がそういう、制約の多い食事に耐えるのも、その先の行為があるからなんだろうか。
いや、私が女子と付き合ったとして(付き合わないけど)、食事をして、その先の行為があったとしてもこんなシラフな状態だったら厳しいけどな。
会社の友達(イケメン)は「メシ食いに行くのも面倒だけど、行為も面倒だね。つか、そのあとが面倒くさいよ」と言っておりましたが、それは単にモテ男の言い分なんだろう。

まあ、もっともそんな女子たちも、男性との「ゴハン」の時は飲酒するんだろうけどな。
ワインとか。

最近は男性でもノーアルコール、ノースモーキングという人が多いので禁煙禁酒カップルはどんな風に心や体をほぐしていくのかがさっぱりわかりません。
テニスでもやるんだろうか。
UNOでもするんだろうか。
ていうかその後に行為は必ずするんだろうか。あ、下世話だったわ。

安彦麻里絵の漫画で
「付き合う男は自分と同じくらい性欲がある人がいい。
自分より性欲が少ない人と付き合うと自分ばっかり汚れているような気がしちゃうから」
という内容の漫画があったのだけれど、
性欲も
飲酒度も
喫煙度も
自分と同じくらいの人がいいですよ。
あからさまに違うのはよくないな。
背伸びなんかするもんじゃない。
かがんだりもするもんじゃない。

あ、そう考えたら禁酒禁煙カップルは釣り合ってるのか。
私、余計なお世話だったのか。失敬失敬。

最後にもう一度言っておきますが私はレズではないですよ。
クンニできないしな。

2005年04月21日(木)

すべての女性は「キモーイ商事」社員である

吹き出物続報。
右頬の噴火山はようやく鎮圧気味になっておるのですが、
今度は!
あろうことか!
鼻の下に吹き出物勃発ですよ。
鼻の下って言っても、鼻と口の間の溝じゃなくて、鼻の穴と穴の間という冷静と情熱の間もビックリな複雑地帯なのです。
これは完治するのに時間がかかることだろう。
私が何したっていうのよ!
(酒飲みすぎなのよ!という声が聞こえてきそうだ)

昨日、友達の女優さんからきいたのだが、
「吹き出物撲滅のためにはミューズで顔を洗うのが一番よい」そうだ。
彼女は吹き出物知らずの肌なのだ。
ミューズって!確かにバイキン、バイバーイだけども、と思ったが、
君の肌が囁いているのだからな。
ミューズ買ってこよう。
アクネ菌、バイバーイ

余談だが、うちの母は鼻の穴と穴の間にほくろがあるのだけれど、それを
「鼻くそついてるよ」
と指摘されて憤慨してました。
さらに余談ながら鼻と口の間の溝がクッキリしすぎている人の顔にどうも馴染めません。
あれの正式名称はなんと言うのだろう。
私は勝手にV字谷とか呼んでいたけれど。
最近だと小栗旬は溝深すぎだと思います。



4月も20日を過ぎましたが、今年もアイツの季節がやってきた模様です。

「K.UTU」こと軽うつ。

軽うつ・ダイヴ・イントゥー・ユア・ボディ!
(ラーラーララララーララララー)

って私が軽うつ感染したわけじゃないんだけども。
会社の人が見事に軽うつを患ってしまったようだ。
本人は「うつ病かもしれない」とは言っていたが、本物のうつ病だったら会社に来る気力もなくなるだろうから軽うつなのだろう。
かくいう私も2年前の5月頃に軽うつを発症していました。去年もなっていたかもしれないが、去年のことは殆ど覚えていない。
去年の4月5月の日記を読み返したら、静岡あたりに猛出張を繰り返していたようだ。
旅を繰り返しているとうつとかはどうでもよくなるんだね。
話をおととしに戻そう。
おととしの5月は本当にひどかった。
朝、会社に行くつもりだったけど東京駅に着いたらなんだか急に気が変わって名古屋に行ってしまう、というようなことをやってたからなー。
まあ、それは軽うつ以前に社会人失格!なんだけど。
人と話すのがとにかく億劫で、会社にいても家に帰っても誰にもかまわれたくない、ほっといてくれよと常に思っていたのだった。嘉門達夫ばりに。

ありがたいことに、今年の春は軽うつ発症していないわけだが、
私の場合、冬の間にとんでもなく精神ゆがんでおりましたね。
冬の自分の精神のゆがみは「うつ」ではなく
「私は心が狭い」
ということとの葛藤であった。
狭いんだよ本当に。
一番敏感に発達していた感性は「気持ち悪い」だったからな。
何かにつけて「うえーきもちわりー」という感想を発していたように思う。
(酒飲み過ぎた翌日に発する「きもちわりー」とは別物)
だってホントに気持ち悪かったのだもの。
って今も改めないでいるということは、相変わらず心が狭いということですかね。
というか十代みたいですねすべてを気持ち悪いで切り捨てるって。

しかし女という生き物は「きもちわりぃ」に関して感性が発達している生物だと思う。
私は男性ばかりの職場で働いてはいるけれど、周りの友達やイトコは女ばかりですよ。男ばかりで飲むこともあれば女ばかりで飲んで、食べて、しゃべくる機会も多いのだ。
そういう時によく飛び交う言葉といえば

「キモーイ」

だ。
女同士の会話には本当によく「きもい」という言葉が登場するね。
これ本当だから。

今も斜め前できもい男(タイ人みたいだ)がきもい話(戦国の話だ)を必死で女の子にしているのですが、その様子がきもくてしょうがありません。
そして話の終わりにさりげなくアロマキャンドルみたいなのを渡していた。
その女の子に気があるのがバレバレで本当にきもい。
昔から「股・戯れ言」を読んでくれている方ならばそのきもい男が誰なのかおわかりだろう。

そして、今、その様子を見ていたほかの女の子から

「モノで気を引こうとしているのがバレバレでキモイ」

というメッセが私のところに送られてきました。
きもい、という感情は女子同士を強く結びつける、共有観念なのです。
「童貞的ココロ(=D.T)」が男子にとっての共有観念なのと同じように。
どんなにピュアで天使のように心優しい、と思われるような女子でも腹にはしっかりと「きもい」用感性を携えているのです。
実際、私はさほどきもいと思っていない男性がいるのだけど、
短期で会社に来ているピュアっぽい女の子がその男性のことを
「××さんってほんとキモイですよねー」
と言っていて驚いて苦笑してしまったところだ。

一応、どのへんがきもいのか?と聞いたところ

1.偉そうだから(立場を勘違いしている)
2.外見(自分を棚に上げて女子のことを指摘したり好みのタイプを語る)
3.ヘンに話さない または 聞いてないことまで勝手に話しすぎ

というあたりなようだ。
まあ要するに、「勘違いしている」というのがイコール「きもい」なのだ。
女に男のロマンやセンチメンタルを理解する気持ちは皆無だ。
いつだって違和感を感じ、「きもい」と思うのである。
それを表に出すか出さないか/気にするか気にしないかだけの問題だよなー

「キモくしか生きられない男だっているんだよ!」

という名言がありましたが、それは生き様とかプライドなんかには決して結びつきません。
「きもい」と一刀両断されるだけです。

ってここまで書いても
「そんな風に『きもい』ってすぐ思うのはオマエのような性根の腐った女だけだよ、ケッ。俺の愛する××ちゃんはそんな不遜な感情を抱いちゃいないぜ!」
と思う男子はいるかもしれないが、くれぐれもそう思っていても「××ちゃんは、『きもい』なんて思わないよね?」なんて確かめないように。

そういう行動がキモいって思われるから。
嘘じゃないからね。
2005年04月20日(水)

NWOHMB(ニューウェーブオブヘビーメタル番組)

最近は夜飲んで帰ったら寝る(というか帰る時間が0時過ぎ)ということが多いので、深夜番組をめっきり見なくなってしまったんだが、
昨晩は運よく「ヘビメタさん」を鑑賞することができた。
2005年のこのご時世にヘビーメタル/ハードロックのバラエティ番組が放映されるらしいというのはうっすら知っていた(このへんで)のだけれど、
「ええ!今更キャプテン和田?」
「ヘビメタバラエティーって、なんか『ギブアップまで待てない』っぽいな」
くらいの感想しか抱いておりませんでした。
別にキャプテン和田出てないんだけど。
別にプロレスとは何も関係ないんだけど。

前にも書いたけど、私は中学生時代、「オリーブ少女」の対極にある「BURRN!少女」でありました。
BURRN!というのはハードロック/ヘビーメタルの老舗雑誌のことです。
毎月欠かさずに読んでました。
あろうことか、毎月ついてくるカレンダーを貼ったりしていました。
弁解ではないのだが、ロッキンオン少女でありながらBURRN!も読んでいたのです。だからベースはロッキンオンなのですよ。
ここ重要!それも増井修のロッキンオンだけだから。

なんで2冊並行していたのかというと、私はサウンドガーデンのファンだったんだけど、ロッキンオン読んでるだけじゃ情報が足りなかったから。かといってバーン!にも足りない情報しか載っていなかったんだけど。
クラスメートが「バックステージパス」でミスチルの記事を切り抜いて喜び、「セブンティーン」を読み出し、化粧に夢中になり、「エルティーン」でちょっとHな投稿(今考えると殆ど編集者が書いていたんだろうが)にキャーキャー言っている頃に私が夢中になっていたのはロッキンオンとBURRN!と格闘技通信と週プロだからな。あ、紙プロ(小さいほう)もだ。
エロ雑誌は幼少時にすでにじいちゃんちのビニ本販売機で読んでいたからエルティーンはぬるいと思っていたのだった。
みうらじゅん言うところの「特別コース」に進んでいたもんで。
残念ながら化粧品は全然興味がなかったのだけど、高校に入ったくらいにバイト先の人にまゆげを書いてもらって驚いた記憶がある。
「私も眉毛濃くしたりできるんだ!」と。
オリーブは買ったことなかったけども、この後、ジッパーやキューティを読むようになったんだった。ああ、なんでこの時JJとかのほうに行かなかったんだろう。
人生をやり直せるとしたらその雑誌の選択からやり直したい。

授業中はロブ・ハルフォードやスコット・イアンの似顔絵を描くことに熱中し、
放課後は教室でデス声を出すことに腐心し、
金曜と土曜の夜はラジオを聴き倒し、その間に宿題のマフラー編みをせっせとこなしたりしていたなぁ。
いやな女学生だ。
恥ずかしいやらなんなんやら。今はちょっぴり甘酸っぱい。

そんなわけでヘビーメタルのテレビ番組といえば、大体はTVKか千葉テレビで放送されるもの、というのが私の中の常識でございました。
TVKといえばマサ伊藤の「ミュージック・トマト」、千葉テレビといえばキャプテン和田の「レッツ・ゲット・ロック」ですよ!
マサ伊藤は今やってる「ロックシティ」とかいう30分番組じゃないから!
水曜日の夕方5時くらいから横浜そごうの地下で公開録画してたほうだから!
(見に行った経験アリ/カテドラルのリー・ドリアンのサイン色紙当たった経験アリ)
余談だが、キャプテンといえば翼でもファンクでもちばあきおでもなくて「和田」が出てくるのが普通でしたから、10代の頃は。

とりわけキャプテン和田の「レッツ・ゲット・ロック」は金曜日の午後7時という家族団らんたけなわな時間帯に放映されていたにも関わらず、家族の反対を押し切って見てましたわ中学生時代。
餃子とか食べながらハロウィンのビデオクリップ見たりしてましたよ。
家族にとってはハタ迷惑だったんだろーなー。
プロペインのビデオクリップが流れたことがあったんだが、小さいフィギュアのようなのが動くビデオで、うちの妹が「気持ち悪い」と言ってチャンネルを替えたのを覚えている。
余談だが、その昔、私が幼少の頃、従兄弟の家によく遊びに行っていたのだけど、食卓でみんなでごはんを食べている時に従姉妹が皆の反対を押し切って大貫憲章の千葉テレビの番組を見ていたのが記憶に残っている。
デュランデュランの「ガールズ・オン・フィルム」が流れて慌ててチャンネル替えていたような。
確実に従姉妹と同じ血が流れてんだな。

話が逸れた。
要するに、ヘビーメタルの番組というのは、肩までの長さの長髪で、デカイ眼鏡をかけた50くらいのおじさんが
「このバンドはですね、ドイツ出身のピュアメタルバンドで〜」
などと解説し、しまいには聞いてないのに
「ここのボーカルのマイケルのファミリーに先日会いに行ってきたんですがね、娘さんがとてもかわいかったんですよ」
などという個人交流を報告する番組だとばかり思っていたのです。
どちらかといえば放送大学のようなスタンスを感じていた。
実際に学生時代の私は「ああ、もっとメタル情報プリーズ」と思っていたのでよろこんで受講していたわけだけど。
それが気がつけばヘビメタも「全国ネット」で「バラエティ」だ。
万人向けという宣言である。
2005年なのになぁ。いや、2005年だからこそ、なのか?

そんなわけで「ヘビメタさん」
熊田曜子が出ているあたりはちゃんとバラエティなんだな。
ヘビメタで女性といえば、リタ・フォード(今何やってんだろ)とかパメラ・アンダーソン(別にメタルやってたわけじゃないけど)とかSHOW−YAとか、最近だとアークエネミーの人くらいだったので。

それよりも驚いたのはマーティ・フリードマンがレギュラー出演していたことでした。

ご存知ない方に説明いたしますと、マーティ・フリードマンというのはメガデスというメタルの中でもかなりの大御所バンド(全米1位とか取ってた)に在籍していたギタリストでございます。
メタルのバンドには「アメリカや他の国じゃ一切売れていないのに、日本だけ異常な人気」というバンドがよくいて(マサ伊藤はそれを「日本人だけが感性が鋭いからね!」とか言ってたが)、「LOVELOVEあいしてる」なんかに出ていた外人ギタリストはまさにそういう「日本でしか売れていないバンド」の人でした。だからキンキキッズとも共演していたわけだ。

しかしメガデスはアメリカでも売れていたのよ。
むしろアメリカのほうが売れていたのよ。
だけど、このマーティ・フリードマンという人は異常な日本好きで、昔の記憶があっているならば「ハワイにいた頃に、日本の料理番組を見てたら日本語が美しいなと思った」とかいうのが理由で日本語を覚えたりしたらしい。
ちょうど10年位前に、マーティはカタコトの日本語を駆使しながらラジオやテレビ(っても「レッツ・ゲット・ロック」だけど)に出演していた。
「ワタァシノ ナマァエハ マーティー・フリードマン デスゥ」
という自己紹介を何度聞いたことか。
英語を直訳したような、回りくどい言い回しに必ず「デス」をつけるあたりが、頑張って日本語を勉強していた証なのだろうけど、「日本語ヘタだなー」とよく思わされたものだ。
しかし、そこが微笑ましくて、マーティの魅力でもあった。

池袋の新星堂にマーティ・フリードマンが来店したというので、友達とサインを見に行ったことがあるのだけれど
サインは日本語だったのだ!
本人の強い希望なんだろう。
まるで字を覚えたての幼児のような、ミミズが這い回ってるような貧弱な字で

「マーティー・フリードマソ」

と書いてあったのを見て「マソって!マソって!」と友達とゲラゲラ笑った。
2ちゃんのできる遥か以前のことだ。
元祖2ちゃん用語駆使者だったのか。


それからメガデスは活動してんだかしてないんだかわからない状態になり、気がつけば解散。
私も自然とメタルから離れていった。
マーティを目撃する機会もなくなった。

が、10年経ってまた目にする機会があるとは!
目を剥いた。
マーティは2005年でも当時私たちが勝手に呼んでいたような「やきそば頭」であった。
正しいメタルギタリストの髪型である。
ローリーと二人でギターリフ弾きまくったりしていた。
正しいメタルバラエティの姿だ。(特にローリーの起用が)
そして、もっとも正しすぎて、ちょっと違和感で、時の流れを痛感したのは
マーティの日本語が流暢になっていたことだった!

「裁判で訴えられたら負けちゃうかもねー」

そんな具合(正確な発言はうろ覚えなんだが)に話すのである。
カタカナで表現する必要がないくらいお上手。
まあ、10年も経ってるし、その間に日本に定住もしているだろうし、上手になるのは当然だし、バラエティに出る外人は「崩した日本語」を話すことができるというのも必須条件ではあるんだけど。
(ボビーも「くずした日本語」を話すのだからあれはあれでいいんだろう、徹子はいやだったろうけど)

でもあのつたない日本語が魅力だったんだがなぁ(いや、ギタリストなんだけど)
「つたない日本語を使うギタリスト」なら他にいなかったから貴重な存在だったけども、流暢な日本語を使うんでは、外人タレントと同じだなー。
少なくとも「バラエティ」に出演している限りは。
マーティ大丈夫か?外人タレントの世界は結構キビシーよ!
頂点にいるのはデイブ・スペクターだからね!
そのデイブも今朝、とくダネ!の中でヒルトン姉妹にインタビューしてたけど、虫ケラのような扱いを受けてたからね。
小倉が「日本じゃヒルトン姉妹なんか皆知らないよ、俺のほうが有名だよ、って言ってやればよかったじゃん!」とデイブにアドバイスしてたけど。

と、勝手に心配してみた。
マーティ自体に外タレになる気はないと思うんだけど。
いや、単にマーティが健在だったことを喜んでるだけです。
これからも頑張って。

それにしても久々にメタルに触れました。
リトルテンポの「スーパーテンポ」だけを延々と聴いていて、ああ、ほかも聴こうと思って聴くのがスミスという生活をここ2週間くらい繰り返していたけど、昨晩は久々にCDひっくり返してメタル漬け。
といってもマシーンヘッドにフィアファクトリーにモービッド・エンジェルだ。
そんでモンスターマグネットに流れてフェイスノーモア聴いてるうちに寝てた。

全然メタルじゃねえな。
でも私のメタル遍歴ってこのへんとかこのへんみたいなもんだからな。
元々「ピュアメタル」とか殆ど知らないし。
そもそもピュアメタルってなんだよ。

メタルと一言で言ってもいろんな種類がある。一億人総メタル化への道は果てしなく遠い。

でも「ヘビメタさん」、なかなかおもしろかったな。
ゲストでマサ伊藤は出ないのかなぁ!

民放で 見たことないぞ マサ伊藤(メタル川柳)
2005年04月19日(火)

本格コント焼酎「鉄割り」アルバトロスケット

私は生まれながらにして右頬に激しくでかい「おでき」の持ち主だった。
赤ん坊の時の写真を見れば、どれでもとにかく「おでき」付き。
嘆かわしい。ブクブク太ってるし。

そして25年の年月を隔て、現在、私の右頬には赤ん坊の時と同じような赤くてでかい腫瘍ができている。
しかしそれは「おでき」ではなくて、「ニキビ」と呼ぶ歳もとっくに過ぎ去って「吹き出物」なのです。
ブクブク太っているのも変わらないんだけど。
先日飲みに行ったら、周りにいた男性は一人を除いて全員私以下の体重でした。
本当に「痩せなきゃいけない」と思いました。
全国で旨いもん食ったり飲んだりしている場合ではない。

って体重の話ではなかった、吹き出物の話だった。
まるで昭和新山なのか!というほどみるみるうちに腫れ上がり、黄色い芯が見えてきた時、ものすごく「潰してぇ」と思ったのだけれど、なんとか思いとどまることに成功。跡が残るのはイヤなのよ。
なるべく早く、勝手にいなくなって欲しいので、吹き出物勃発後は化粧をしないように努力しました。
そうやって自然誘導消滅作戦を展開していたら、自然にウミが出てきてた。
よっしゃよっしゃ、この勢いで過ぎ去っておくれよ、順調にな

と思ってたら、今朝、目が覚めたらやや潰れてました。

何のために雨にも負けず風にも負けず潰さないで耐えてきたのだ。
痕が残っちまうだろ!
寝てる間に何やったんだ、自分。



それはさておき、先週の日曜日のこと。
仕事を終えた後に「鉄割アルバトロスケット」を見に行ってきました。
鉄割制作の松島さんが私の掲示板に鉄割公演告知を書いてくださってから一年以上経ってからの観劇。
自分の腰の重さには呆れます。
フットワークは軽いはずなのだが、どうもタイミングが合わない日々が続いてしまって本当に申し訳ないのだった。


最近のテレビは「演劇畑出身」という方が目立っておりますね。
しかし私はその、「劇団出身」というものにいいイメージを抱いておりませんでした。ていうか劇団出身=劇団ひまわり出身くらいの偏見を抱いておりました。
要するに、劇団出身は演技が大げさなのがどうにも馴染めないのです。
学生時代に国語の教科書の音読を当てられたならば、ヘンに感情移入をして、ヘンにフシをつけて話す奴に対して感じていた違和感。
そういうのを思い出さされて「それ、違うだろう」と思ってしまうのですよ。
音読でフシをつけたって、感情移入を激しくしたって、成績にどうこう響くわけではない。あれは単に「注目されたいから/一目置かれたいから」が動機だと未だに信じております。(偏見)
フシをつけたからどうだというのだ。
特に私は女子校育ちだったので、演劇部はさながら宝塚のようだった記憶がある。
そのせいかもしれないが「やり過ぎ」感を常に募らせておりました。
そうなんだよな、演劇って日常的な行動をすべて「強調しすぎる」「やり過ぎる」のがどうにも自分の日常生活と比べて違うだろうと思ってしまうのだ。
まあ、舞台上は声を張り上げて大げさに動き回らないと見ている人間には伝わらないので、大げさにすることはしょうがないのかもしれないけど。
ぶっちゃけ、大げさ過ぎるというのは「さむい」のである。
私は津田寛治という人がどうにも苦手なんだけど、この人は映画の中ですら「演劇部」だった。模倣犯、ひどいぞ。中居もひどかったけど、津田寛治の演劇部モロな言い回し、いや、これに関してはあえて言わせてもらいたいが、「劇団ひまわり的言い回し、立ち回り」のせいで見るに耐えない映画だった。
中居は「勝利の女神」や「グッドニュース」はいいドラマだったんだよな、とくにグッドニュースは本当に面白かった。
「白い影」とか「砂の器」路線なんかやめちまえ!
ずっとナニ金みたいなのをやってくれ。

あと演劇に対する違和感といえば、「全然わけがわからないオチを持ってきたりする」場合があったりするから。
なけなしの忍耐力で2時間弱の舞台を見続けて
「何がなんだかさっぱりわからない」
場合ってどうしたらいいの?私はそれに対処する術を知らない。
単純な感想「おもしろい」とか「感動した」とかを拒絶し、「演劇ぶっくを隈なく読んでないとダメだ」みたいなことを求められてりする(本当に求めるかは知らないけども)と、読んでいないこっちとしてはどうしたらいいのやらと思うわけである。
要するに、演劇って「わかる奴だけわかってくれればいい」と「あーわかるわかる」って人たちだけの循環の場で、敷居が勝手に高くなってる感がするのだ。
「全然わからない」という意見を撥ね付けるくらい、一般の、「演劇ぶっく」なんか一回も読んだことがないような人の入る余地がない。気がする。
映画やお笑いのような気軽さがないんだよなー
予備知識ない奴は排他ってな具合で。
逆に、今テレビで「演劇出身」がありがたがられているのは、演劇時代という予備知識を持たずに演劇出身の人たちを見ることができるからなんではないのか。
あと演劇時代知ってる人が特権意識持ちすぎだからではないのか。


そんなわけで「鉄割アルバトロスケット」
予備知識は全然ありませんでした。
これまた演劇そのものに予備知識ゼロのおかもっちゃんと一緒に行ったのだけど、全然理解できなかったりしたらどうしよう?と思っておりました。


勘違いしてましたわ。
鉄割は演劇じゃなかったわ。


コントやってました。

それも「ごっつええ感じ」や「ビジュアルバム」のようなコントだった。
コントなのでどれも短く、キレがよい。
キレが悪くても、じわじわと笑わせてきて、あとで思い出し笑い必至。
演目によって出る人も変わるので、飽きることがない。
演目が微妙に繋がっていて、妙に納得させられたりもする。
日常生活の延長上にある笑いなので(でもちょっとばかり宇宙人ネタが多かったのは気になったかも。宇宙人なんて飛び道具使わなくてもいいと思う)、違和感を感じるような大げさな演技は殆どなかったといってもよい。
たぶんスタンスが「見せる」ではなく「笑わせる」のほうに重点があるからだろう。
(「笑わせる」に重点を置いている場合、外すととんでもなくさむくなる場合があるのでキケンだが、鉄割はそういうキケンも孕んでいなかった)
だから「わかる奴がわかればいい」というお高くとまったスタンスも殆ど感じられない。
敷居が高くないのですんなり見られた。
それどころかあまりにもくだらないので「くだらねぇ」と言いながら涙流して笑ってました。
腹がよじれるほど笑いました。
おかもっちゃんも同上。

これは四の五の言わずに見たほうがいいよ!
2時間忍耐とか全然必要なかったから。
「全然わからないけどどうしたらいいんだ」とか途方に暮れることもなかったから。
破壊力メガトン級の本格焼酎のようでした。
度数は高めでクセも強いが最高だ。

最後に、ずっと告知してくださった松島さんありがとうございました。


鉄割ホームページをよく見たら「パフォーマンス集団」と書いてあった。
最初から演劇とは名乗ってなかったのね。失敬。


余談だがなんで中居が「ヤンキー母校に帰る」の主役をやらなかったのか、未だに疑問である。
義家は中居にしかできないだろー。
2005年04月17日(日)

字読みづらい!けどメッセージフォームです


股・戯れ言 / ヤツザキホームページ

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