股・戯れ言


BBS

アシュラのごとく〜ジョージ秋山な街探索・黄金町編

「大事なことは皆、ジョージ秋山から学んだ」
と言い切りたくなる程愛読している「ピンクのカーテン」の中で売れっ子シナリオライターの三田村惣一郎の言葉は特に染みるもんがあるわけだが、(「女は性器です」とか「女を抱いていると虚しい気分になる」とか「あの女はメシ食って寝てセックスするだけのメスブタですよ」とか、田島陽子や福島瑞穂が聞いたらキーキー怒り出しそうな台詞だがもぅこれ聴いただけで濡れる女なんだぜ、私は)とりわけ最近よく思い出し、そのたびに心にグッサリ突き刺さるのは
「何も取り柄のない若者は、せめて一人暮らしをするべきだね。一人で暮らして自分と会話するんだ」
ってやつ。言い回しは正しくないかもしれんが、大体こんな感じ。
まあ、男の若者を前提として話している会話なんだが、どうしても何も取り柄のない若者としてこの言葉を突きつけられちゃうんだよな私は。自分で会話をするのくだりはもしかしたら違ったかも。「本をたくさん読むといい」と言ってるとこかも。
この他にも「若いお嬢さんが下ばかり向いて歩いてはいけません。胸を張って前を見て歩くときっといいことがありますよ」ってのもいい台詞だと思うんだが、その若いお嬢さんをアヘアヘ言わして「メスブタ」と言い切る姿勢のほうがイカスので、この際この台詞はどうでもよい。
とにかく、三田村先生の言うように「せめて」一人暮らししなきゃなんにもならねえな、と思った。もっと言えば悟の友達の出っ歯(名前失念)の「俺はあがいて生きてるよ!いい女を抱きたいとか、もっと金が欲しいとか、あがいてあがいて生きてるんだよ!」というようなあの台詞のほうが心に残ってるのかもしれん。いい女抱きてぇ。あー違った、いい男に抱かれてぇ。もっと強く抱いてくれ。(お塩のメナードのCM風)

というわけで土曜日。
「ひとりで暮らすんならココが絶対イイヨ!」とわやさんが強力推薦してくださった黄金町まで足を伸ばす。横浜というと(私の)居住地と言うイメージが弱かったんだが、そんなイメージをぶっとばしたね、アノ街は。
下品なネオン街も赤線もコリヤンで古ぼけ気味な横浜橋商店街もすべてがたまんねー。まーさーにジョージ秋山の匂いがする街。この街のおさわりキャバレーのどこかで直子が働いてるんじゃないかな、サブちゃんが風切って歩いてるんじゃねえかな、なんて気分にさせてくれる。んで下着からムッチリ太ももを無防備に放り出して男を待っているチャコや野理子もいるわけだよきっと。
今までジョージ秋山の匂いがする街は池袋だなーと思ってたんだけど、よく考えたらそれは80年代前半の池袋であって今の池袋ではないわけだ。
この黄金町というところは80年代前半からあんまり変わってないんじゃないかと思った。だからなおさらジョージ秋山なんだろうな。
いや、一番正しい漫画家揶揄だったら黄金町は石井隆な気がするんだけどさ。もっとハードボイルド。「女は穴」ってはっきり言っちゃうような感じとか。(赤線とあの川らへん)

まあ、よく考えたら私が「ココに住んだら居心地よさそうだな」「この町愛してるナー」と思ってる町は皆ジョージ秋山テイストが混じってるようなとこばかりだわな。蒲田とか錦糸町とか五反田とか。若くてかわいい子の多いライト感覚でファーストフードな風俗よりも熟年とか外人が多いような。スローフードなのかどうかは知らないけど。
というわけで黄金町も愛しちまったぜ。

しかもこないだの土曜日の黄金町の祭りぶりは、これまた祭り好きな人間としてしびれたー。イイ!イイ!(詳しくはわやさんの日記をどうぞ)
キムチ入りのトック鍋のウマさといったら!あれで生牡蠣も食べてたら至福だったろうなほんとに。
そして「あー久しく新幹線乗ってねーなー乗りてぇ」と思ってた矢先に50円入れて動く新幹線乗り物(よく薬局の前にサトちゃんと並んで置いてあったやつ)を発見し、乗せて貰っちゃいました。ものすごいグラインドぶりだったよ。ウィンウィンって音もすげかったし。
「黄金町で騎上位した女なんだぜ!」って名乗ってもいい?いい?
いやーしかしまんこ祭りメンバー(わやさんりりさんみずほさん)はホントに寛大だよ、ひとりで乗っててアホっぽかったところを全員乗ってくれちゃったしね。
もうお前ら全員セクシーTOKIOだよ!とりわけみずほさんは絶対国分太一。(俺は絶対テクニシャン風)

いや、ここはジョージ秋山にあやかりつつ、四人全員女だったので「アシュラのごとく」くらいでまとめておいたほうがいいのかな。というわけでタイトルがこれなわけだ。

犬食ってたらカンペキだったんだけどね、アシュラだったら。
おっと!それじゃチンカー☆スーさんだった!

2003年11月10日(月)

白濁色の暴動/21世紀の精神不感症者

今日はとんでもなくコントのような日だ。
って日本語間違ってる気がしてしょうがない一文だが、実際にそうなのだからしょうがない。さっきまで戦場だったよホント。同じ機器を出したり入れたり繰り返し、「オイ!なに固まってるんだよバカ!」だの「なかなか立ちあがらねーくーそー」だの「半立ち状態が長いんだよ!早くしろ!」だのという言葉を発しつづけた。
こうやって書くとホントにセックスを想像させてくれるね。
というか「風俗嬢がプレイ中に心の中で吐く暴言」ぽい。
まあ、それどころじゃない程の慌てっプリだったんだけどさ。椅子に座ろうとして落ちて尾低骨強打したし。ああ、なんか字面が「完顔阿骨打」っぽい。
で、ようやく日記書けるよ。頑張った!自分。(実際はこの後もやることがあるんだが、なかなかやる気にならないから気分転換。なんで金曜なのに!)

今日記書いたんだが全部削除しちまった。
お題は「精神的不感症」。でもうまく書けないな。
そういうのが書けなくなってる事自体が精神的不感症なのではないのか。
「みんなの痛みを感じる 次に無感覚になる」
という、ダイナソーJr.の歌をきいたとき、私は15歳だった。多感な年頃だった。何にでも意味や難癖をつけたがった。他人の言葉に隠された意味を探すのに必死だった。そんな自分に疲れて気が狂っちゃいそうなくらいに。
だから何をきいてもそれに左右されたくなかったんだった。無感覚なのはかっこいいとか思ってたんだよな。今考えると死にたくなるくらい浅はかだけど。
そしてJマスシスの歌ってることってそういうことじゃないだろう、と今は言えるんだけど。
まあ、結局こんな風に毎日、人にとっては取るに足らないようなどうしようもないことを拾ってきては、おこがましいことにワールドワイドウエイブで発信しているのだから、その頃自分が抱いていた無感覚・ザ・クールな人間の真逆にいるわけなんだが。そしてそんな自分は悪くないと思ってるわけだけど。
今日書こうとした「精神的不感症」というのは、「しぇっくすで快感が得られません」という意味の不感症ではなくて、本当にビックリするくらい周りの事・相手のことに鈍感な人間のことです。(武将のことじゃナイヨ)
「おっとり」「ほんわか」「人見知り」という言葉で片付けられがちなこーいう人はホントにダメなんだよなー今の職場に新しく入ってきた男の子にひとりこーいう子がいて、もう見ていてイライラする。というかムズムズする。
「もう、いい」と言い放って肩をポンと叩きたくなる衝動に駆られると言うか。
で、この男の子の「オマエ完全ダメ」ポイントは、こんなところではなく、「それはわからないことなんだから気軽にきいてくれよ」ということを絶対に聞かないでオロオロしてたりすること。で、こっちから気を使って教えたりするとバツが悪い顔をしやがる。
ふーざーけーんーなー
もう何考えてるかわかんねーよ。というか、こっちが気をかけてることに気づけ。もっと言うと私が教えたくないのに教えてることに気づけ。

って今思ったけどそれって私が「おめー見てるとイライラすんだよ、とろくせぇからよ」って顔してるからそういう態度なのか?
ぇ?私のほうが精神的不感症?


あー感情に任せて書くとやっぱ何が言いたいのかサッパリだな。
まあ、こんな日もあるさ。
初期衝動系日記。ああ、やっぱり私は精神的不感症じゃないね、今んところ。
(書き直すかも)
2003年11月07日(金)

戦国国際ファンタスティック武将祭2003予告編

当日記を読んでくださっていて、なおかつ武将フリークス(武将自体も脳内フリークス)な方々へ。わやさんからステキなタレコミが届いたのでお知らせいたしたい所存。

>一青窈の新曲「江戸ポルカ」、音源解禁は映画館
>
> シンガー・ソングライター、一青窈(27)=写真=の新曲
>「江戸ポルカ」(11月12日発売)が、27日から都内の
>映画館40館で初オンエアされる。同曲が「東京国際ファンタスティック
>映画祭2003」(10月30日〜11月3日、東京・新宿ミラノ座)の
>イメージソングに起用された縁から、同映画祭の予告編のBGMとして
>流されるもの。

>4th maxi single 「江戸ポルカ/夢なかば」
>COCA-15547 ¥1,260 (incl.tax)
>2003.11.12 in stores
>
>1.江戸ポルカ(東京国際ファンタスティック映画祭 2003イメージソング)
>2.夢なかば
>3.生路〜MAZE〜 (「NHK青春メッセージ'04」テーマソング。9月より。)
>
>Live Tour 2004 〜てとしゃん〜 公演決定!!
>全25ヶ所
>

ブショー!!!ハラショー!!!!
ええいああ!!
思わずわれも貰い笑いしちまったじゃねえかよ!(←武将が「くっぺ」と書いて送ってきたメールに対し、「くっぺ」じゃないよ、誰だよそれ!と指摘した際に武将が実際に返信してきた一文。自分で笑わせといて何を言ってるんだか)
なんで一青YO!はそんなに武将贔屓なんだよ。もう、全部が全部武将に繋がってる感じがしてるな。「夢なかば」は「有限会社船橋工業の阿久津さん」ぽいし(夢というか妄想・空想)、生路ってのはなんつっても青春メッセージ'04テーマソングってのが永遠のティーネイジャー、っつうか童貞中学生(ジャンプ大好き)な武将のテーマソングっぽいし。
そしてなんつってもツアーの名前が「てとしゃん」って。
武将の名前は「ひとし」なんだが、すぐに
「ひとっしゃんって呼んで!」だの姫御の恋で悩んでいたときなどに
「弱いひとっしゃん見せちゃっていいですかね?いいですかね?」だのよく言うのです。で、「ひとしちゃん」と呼ぶと「バカ!ひとっしゃんだよ!」と直されるのだ。
一青YO!はもらい泣き以降すっかり忘れてたんだが、年の瀬になると騒がしてくれるのね。(前年はこれ参照
年末ってことじゃなくて今回は本当に武将仕様だよなー11月武将誕生祭(カーニバル)だし。
ホントに開催ですよ。ちゃんと信玄屋形あたりで。でも、武将的には赤坂にあるウエスタン飲み屋にずっと行きたがってるんだがサ。(たぶんここのこと)

しかし武将誕生祭になんとかして「戦国武将がよく飲んでいる、赤い盃」というのをあげたいんだが、どこで売ってるんだろう。金盃はシャディとかで売ってるみたいだけど。って結婚式の引き出物ジャン!武将は「誕生日までに花嫁見つけないと一生独身」とかいうひとり黄金伝説を繰り広げ中だけどそれはあまりにも酷だよな。。

あー「江戸ポルカ」の歌詞、一人称が「われ」だったらカンペキなのにな。
真剣に。

そしてついに「俺たちの旅」、30年後の再会編がやるらしい!
グズ六〜秋野太作だったら若い頃も今もどっちもいけるんだよな。決してフケ専ではないんだけど。いつも好きな有名人を聞かれると永澤俊矢って言っても唐渡亮と言っても反応が芳しくないので、これからは秋野太作って言おうかな。
むしろ津坂まさあきで。ああホントに好き。萌え。(久々に言ってみた)
2003年11月04日(火)

俺の前髪の短さは どこをどう見ても機械コケシだぜ

今日は長いのでがんがって読んでください。
しかしこの職場は寒いなー今現在の室温設定、23度(冷房)だって。バカじゃねえの。さすがオーバー80kgの男だらけだと違うね!(しかも身長170に満たないのばかり)みんな半袖だからね、汗拭ったりTシャツばたばたさせたりしてるからね。

前髪をバッツァリ切った。
美容師(私の髪散髪歴8年弱)に「アホの子っぽくなるからやめたほうがいい」「高校のとき並みになるからイクナイ」と散々止められたが、「どうしてもあと5ミリ切って欲しい」と懇願したら「ドラゴンぽいよ!でも意見は尊重しよう」と断髪。
あーホントにアホの子っぽくなってもうたよ。これからは眉毛をちゃんと書かなきゃいけなくなった。いっそのこと海苔眉毛にでもすっか。そして会社では「こけしっぽい」「火垂るの墓に出てた?」と言われる始末。もうなんとでも言ってくれ!こけしはこけしでも機械じかけのこけしにでもなるよ!むしろ機械じかけのこけし買うくらいに。(誇張)

さて。
週末の話。
土曜日はおかもっちゃんとマゾンナを見に行く予定だったんだが、チケットソールドアウトでやんの。まあ、ゆら帝だったらしょうがないのか。わざわざ新宿まで来たっつーのに。というわけで即効レコ屋巡りに変更。まあ、西新宿じゃなくてユニオンとかだけどさ。
いやー人とユニオン来るのなんて久々だったけど、おかもっちゃんとは趣味が近いので楽しかったー特にユニオンの地下(インディーズ)と6階(オルタナティブ/アヴァンギャルドのフロア)では大ハッスル。お茶の水3号店にはサッパリ置いていなかったノイエ・ドイチェ・ヴィレものが平積みで盛り沢山ダモンなー。最初から新宿来ればよかったよ、ふんとに。
ディー・テートリッヒェ・ドーリスとディー・クルップスとチックス・オン・スピード(これはNWじゃないけども)を購入。ほんとはメルツバウも買おうとしたんだが、火曜日にお茶の水でバカ買いしたのを思い出して自粛。
店内でかかっていた曲に後ろ髪惹かれながら退散。おかもっちゃんはマークスチュアートなどを購入。でも「ライド好きだったんだよねー」とか話しちゃってるんだぜ、さすがは同世代リスナー。ミュージックマガジンの「93年からの洋楽再入門」広げてアルバム100選見ながらあーだこーだ言うのも、同じ年代なだけに楽しいったらありゃしない。
その後ヴァージンが閉店セールを行っているというんでなんだよー!先に言っておけ!とばかりに突進。でもなんも買わなかったけど。しかしネプチューンズのアルバムは最高すぎる。めちゃめちゃファンキー。試聴しただけでもヘビーローテーションになるだろうなと感じてしまったほど。
そしてタワレコまで行ってしまって、あやうくまた買い捲ってしまうとこだったが、ユニオンでかかってて気になっていたアーティストの名前を見事に忘れたので買わずにすんだ。たくさん買うとどうも集中して聞くことができなくなるのでいけないねぇ。
いやぁ、でも今度は昼間からレコスケバッグ携えて新宿全域を回りたいもんです、なあ!オカモトォ(道節)!
金山の店の名前思い出したよ、サウンドベイだった!

そしてるっぱちゃん(星崎七瀬買ってた)とおかもっちゃんとつ.氏とコバテクと三平(またかよ)で飲み。つ.氏はオヒサシブリでなんかアニキになってたぞ。コバテクはナース服でやってきた。つーかつ.氏とるっぱちゃんとコバテクが揃ってんのに乳首見せ合ってないのってなんか不思議。
しかしこの乳首見せ合い隊の中でもおかもっちゃんはやたらと乳を擦っていたので、まったく遜色なかったのだった。
この日はとってもデリケートでピュアな話ばっかだったような。なんか放課後の教室っぽかった。

余談ですがチックス・オン・スピードはコバテクのような人が聞いたらすごくいいと思う。あと名前がわかんなくて買わずに済んでたのはポスタル・サーヴィスでした。サブポップのコンピ盤に入ってた。アマゾンで買っちゃうかな。

日曜。
るっぱちゃんとみちのくプロレス10周年@有明を見に行く。
この日は出先から有明に向かったのだが、大幅に遅刻。
るっぱちゃんマジごめん。
もともと10周年大会があることすら知らなかったんだが、「海援隊が復活するらしい」という話を聞いて、あーもうこれは!行かないでどうするんだよ!!と。私の高校時代は海援隊☆DXと一緒にあったと言っても過言じゃないくらいだからな。ショーンの似顔絵がうまかったんだよ。あ、今はショー船木か。
久々に見たみちプロ(サスケからダイオキシン以来か)はよくわからない試合も多かったが、よく考えたら私がみちプロ追っていたのって98年かそこらまでだったんだよな。で、今2003年だからそりゃわからないはずだ。
しかし折原が久々見れたのはよかったし、ヨネVSウィリーさんも感慨深かったしなかなかでしたよ。ウィリーさんってヤクやっててお縄になったんじゃなかったのか。ミスタートヨタなんてすっかり忘れてたわ。
しかしなんと言っても、海援隊DX試合が!もうこの試合のためだけにお金払ったと言い切ってもいいよ、ほんとだから。
ディック東郷、MEN'Sテイオー、獅龍VS中島半蔵、TAKAみちのく、新崎人生
というカードを見て「オイ!なんでショーンが入ってないんだよ!」と半狂乱になったわけだが、試合開始直後にTAKAと半蔵が海援隊側に翻るというナイスな展開に。もう笑いが止まらなかったね、ホント。そしてTAKAのマイクで海援隊☆DX対みちのく正規軍の5対5マッチなんて!夢のよう!生きててヨカッター。
もう全選手が往年の技を連発。最後のプチ・ハルマゲドンではほんとドッピュン昇天してしまったほど。してないけど。
家帰って「海援隊大噴火」(擦り切れるほど見たビデオ)を探し出して見ようと強く決意。

その後のサスケVSデルフィンは、最初の因縁映像を見た時はこみ上げてくるものがあったが、内容がまったくハァ?というものだった。切ないねえ。
というか私はつくづくデルフィンがダメなんだよなー「明るく楽しいプロレス」というのがダメなんじゃなくて、こいつすっっごく、救いようがないくらいダッサイ人間なんだろうなと思っちゃうんだよなデルフィン見てると。先天的にセンスが悪い人間は受け付けられないんだよ。センスって言うか、チョイスっていうか、とにかくあのむやみやたらに派手なマスクとか、衣装の形とか、もう全部がダメ。スイングDDTもデルクラも大阪臨海アッパーも全部受け付けられない。いや、人気があるのはわかるんだけどさ。なんつーか、白血球のドナーが世界中探して自分以外に1人しかいないというけれど、その確率と同じ確率で私とは何一つ分かり合えない人というのがずばりデルフィンなんじゃないか?とまで思えるほどダメ。いっそのことデルフィンも私を見たら全否定して欲しい。そのほうが清々しいから。会わないけど。
もっと言ってしまうと、デルフィンってアイデンティティが「大阪」すぎるのがいただけないんだよな。しかも大しておもしろくない大阪人が躍起になって大阪というものに固執している感じで。自分の出身地をアイデンティティーにするのは否定しないけど、「大阪」ということで「おもしろい」を強調するのはなーデルフィンの場合、「大阪→おもしろい→明るく楽しい」っていうのがな。明るく楽しいって、。。。(絶句)スイングDDT連発もなんか「コテコテ」感が強かった。平たく言えばしつこいっつーかお約束っつーか。あ、デルクラも。

しかしみちのくのファンはそういうデルフィンを素直に享受する会場なんだよなー純粋プロレスファン(海援隊や折原→悪、素直にブーイング)の多さは新鮮だった。サスケとデルフィンのコスプレしてる人を何人見たことか。(全員痛々しい)
るっぱちゃんの隣の気持ち悪いプヲタが頼んでないのに実況しやがって(しかも自分の中の脳内ストーリーを織り交ぜながら)心底鬱陶しかったが、そういうのを鬱陶しいと思ってるほうが間違ってるのかな、この会場では。なんか全然知らない声優アイドルのコンサート会場に来てしまった気分になるような、密閉空間ぽかった。もともとプロレスというのは世間とは切り離されてる密閉空間みたいなもんなんだが、みちのくはそういうプロレスファンの敷居の高さを外すのに頑張っていたはずなんだけどな。逆にどの会場よりも皮下脂肪率高め/アキバ系ファッションのキモイ男2人〜4人連れが多かったのは皮肉だなー。もてないオーラが大変なことになっていたよ。負の気充満。
プロレスでもなんでもいいんだけど、何かを見て考えたりすることが困難/放棄してしまった人たちの「ここにいてもいいんだよ」的オアシスなのかな、みちプロのわかりやすさって。おっかしいな、そういう奴って妄想だけは発達してるはずなんだけど。

なんて思ってるうちに終了。まあ、よくわからないけどね実際のところは。
あとドッグレッグスのサンボ慎太郎やゴッドファーザー親子、ウルフファング、ラマンなどを身近に感じながら観戦したのは非常に貴重な体験でした。

昨日は散髪、掃除などをしつつ「海援隊大噴火」を見た。
いやー懐かしい。ホワイトゾンビ引っ張り出して聴いちゃったよサンダーキス65'。
どっかで鍋つつきながら鑑賞会やりたいねえ。

あ、極真世界大会も見たけど長くなったので次回。
2003年11月03日(月)

外は雨だよ 財布は旱魃だよ 私はUS派らしいよ

ねえ君
ねえどうしたらいい
全然見えないよ
君の言葉もそうだし
確かなものなんて なにもないのかな
(この場合主に金)
ねえどうしたらいい
外は雨だよ

雨だった。雨だったんだった。

火曜は生理痛のため早退したんだが、会社を出た途端たいして痛くもなくなったんで久々に御茶ノ水まで遠出。いや、あんま遠くないけど。
ミュージックマガジンを読んでたらノイエ・ドイチェ・ヴィレものが異常に聞きたくなったもんで。しかしドイツ人は名前複雑すぎ!ユニオンお茶の水3号店の階段上っている間にほとんど失念。手のひらにでも書いときゃよかった。
代わりに2Fで山本精一特集が開かれていたので、山本精一のプロジェクトは別段興味があるわけではないんだけどなんの気なしに見たりしていたらUFO OR DIEのライブ盤発見。しかも廃盤。
迷ったけど買ってしまいました。嗚呼。モストの旧譜も新譜も買っちゃった。
ていうかUFO OR DIEって山本精一入ってないし。
しかし今月のミュージックマガジソの特集は「93年からの洋楽再入門」て、まーさーに私が洋楽にムチューになった時期そのものなので感慨深い。私は完全に90年代チルドレンで、60年代も70年代も80年代もリバイバルされてきたのを見てきたわけで、それらの焼き直し!とかなんとか言われがちだった90年代もついに再評価されたのかーと。ま、同時に、もう私が聞いてたようなのは現在進行形の音楽じゃないんだなーとも思わされたけど。シーンは移ろうな。
そいからどうしても自分より上の世代の人と音楽の話をする場合、90年代物はよくわからん/〜の焼き直しジャンとか言われる機会が多くてうーんやっぱり遡って聴く事は大事だ!そこが欠陥している私が悪い!と思わされてきたんだけどこの特集見てそんな思い込みは払拭されたような気もしなくはない。
その後、ユニオンお茶の水3号店→1号店→ジャニス→マーブルレコード→ユニオン神保町店と、高校時代の黄金コースを闊歩。あ、高校のときは2号店もはさまってたけどな。移動しちゃったからさ。しかも2号店の場所(路地の奥)探しはまるで宝捜しのようなもんだった!
つうかここまで書いて気づいたけど、もうお茶の水各店のことを1号店とか2号店とか呼ばないんだね今(HP見た)。知らなかった。
んで、結局最終的に10枚近く買ってしまった。荷物が重すぎ。レコスケっつうかレコガールTシャツまで買ってやんの。ガイデッドバイヴォイシズやらニール・ハガティのやつやら(最近ニール・ハガティものに凝ってるなぁ、なんでかしらんが)フレーミングリップスやらジェフ・バックリーやら。
ああ、こうやって見ると、私は「UKかUSか」ならばUSなんだろう。USって表現はこそばゆいし恥ずかしいんだけど。
モストはすごくイイ!山本精一があんなにパンクなのをやるのかと最初ビックリしたんだが、よく考えたらヒューがパンクに吐きつけるのもビックリだなぁ。ま、私はヒューほとんど聞いたことなかったんだけど、ああいうのを歌うイメージがなかったもんで。いや、もともとそういうのを歌ってたのか知らないけど。外見が全然パンクじゃないのにあそこまで激しいと爽快だ。つか、今って馬鹿(文字通り偏差値の低そうな、ドキュソ的卑下の意味での)で底の浅い青春ポップソングが堂々と「パンク」なんて名乗ってるの見ると腹立たしいもんなー。
そしてガイデッドバイヴォイシズは不変なガレージサウンド(今騒がれてるガレージロックじゃなくて、ローファイでアメリカ郊外なガレージのほうな)が心地よい。あ、ハイラマズ買い忘れた。

って、結局ノイエ・ドイチェ・ヴィレものはなんも買ってないのな。
後から調べたらドラッグシティ(マージレコードと同じくらい好きだこのレーベル)からLUDWIG'S LAWというジャーマンニューウェーブものが出てるらしいんでこれ買ってみようかなとりあえず。よくわかんないが。



というか、そもそも私生理痛で早退したんだったな。忘れてたけど。


しかし。
ねえどうしたらいい
CD買いすぎ 金ないっつーのに
ねえどうしたらいい
ねえどうしたらいい
外は雨だよ
下半身も雨だよ いやまったくベルリンの赤い雨

2003年10月28日(火)

なしくずしのうんこな大人の中に子供は生きてるんだ

朝のことだ・・トイレに入ろうとした・・・生理中だった・・・ナプキンを取り替えなきゃ・・・ドアを開けて入る・・・ウンコがあった!・・・前に入った人がウンコ流していなかった!・・・起きていたのは父と母と私だけだった!・・・誰がしたのかすぐわかる事態だった・・・
いい歳をしてなんてザマだ・・・!こんなことなら尻に糞をつけていたほうがずっとマシだ・・・!私は迷惑そうな声で事態を告げた・・・顔は笑っていた・・・父か母に恥を塗りつけてやりたかった・・・うんこだけに塗りつけて!・・・くだらない!くだらなすぎる・・・!
父は母のせいにした・・・父は井筒監督に似ていた・・・これは何度も言ってることだ・・・母は父のせいにした!・・・うんこだけに擦り付け合い・・・くだらない!くだらなすぎる・・・アゲイン!

土曜・日曜の話。
土曜はキンちゃんの店に再び行ってみた。つまり蒲田。
改めて蒲田を歩いてみたりして思ったけど、やっぱこの街に住みてぇよ。区の福祉センターだかなんかの横に風俗店が当たり前のように並ぶ街並み最高!駅ビルにヴァージンが入ってるのも(ちっちゃいけど)願ったり叶ったり。実際そこでようやくバッファロードーター購入したし。
と思ってた矢先のこと。蒲田在住の友達が引っ越すので、とってもラッキーな話になったのだった。蒲田に引っ越しますよわたくし。その家に住むわけではないのだけれど。
「あーもう実家でいいやー」とか思い始めていたようなところだったので本当にタイミングがよい事態に。ま、ウンコ流さない事件も実家を出る決意のいい機会となったわけだが。
そいで、サマソニ特集が夜中にやるってんで、一旦寝ながらもがんばって2時半頃起きたんだが、すっごくしょぼいなーアレ。掟ポルシェなんか曲すら流されない短さの紹介ぶりだったし。そしてドアーズ21stセンチュリー。イアン・アストベリーはジム・モリソンのものまねで、ものまね王座決定戦決勝までイケルヨ!グッチ裕三にも勝てると確信。

日曜は総裁さん(武将的呼び方)と「ケン・パーク」という映画を見に行ってきた。日曜の渋谷に行くのはしーんーどーい、か っ た り い、しかも非渋谷的喧騒人物(でもノイズのオーソリティー)の総裁と渋谷って!と思ってたんだが激ウザ地帯であるハチ公口のほうではなく、青山方面だったので比較的空いていた。
しかしこの「ケン・パーク」。男の子がクンニ中に顔を上げている写真がやたら印象的だったので内容も過激!と思いきや。
「アメリカン・ビューティー」のようなアメリカ郊外の町で、「アメリカン・ビューティー」のように狂った大人っつうか親たちに囲まれた子供たちの日常を描いた映画なんだが、「キッズ」を初めて見た時はすげー映画だなと思ったけど今回はそんなに衝撃度はない。
さっきから何度も書いてるけど、「アメリカン・ビューティー」そのまんまなんだよな、大人たちのひん曲がり具合が。そのまんまは言い過ぎかもしれないけど、父親を表すキーワードに「筋肉」「父としての厳粛振り(うまい言葉で表せないな)」「信仰に対する異常なまでのこだわり」とかがあまりにも似通っているので。ま、ケン・パークには複数の父親が出てくるけど。
アメリカ郊外の、一見理想的な家庭なんてのはほんとにまやかしなんだろうな。まあ、アメリカに限った話じゃなくて日本もそうなんだろう。
失業して毎日酒を飲みつづけるくそじじいとか、いつまでも母を追い、娘に異常な愛を注ぐ偏執狂ジジイとか、娘の彼氏とやっちゃう美熟女とか、「変化しない平和な日常」の中でどんどん異常化し、閉塞していく世界。だから子供たちもどんどん自分たちの世界に篭もっていくわけで、この子供たちの世界を描くくだりだけは「キッズ」を彷彿とさせてくれる。
けど、セックスシーンはなんか唐突だし、汗も汁も飛び散らない、「セックスごっこ」っぽかったな。まあ、子供同士のするセックスには意味がないということを表したかったのかもしれんが。
でもセックスに意味、もっと正確に言うと結果が生じてしまった時、子供たちは大人になることを拒否するんだろう。これもまた出口のない結論だけど、実際せりふの中に「他の町に行くなんて考えたこともない」なんてのもあるくらいの本っ当に閉塞した社会に対しては、それが唯一の出口なんだが。
なんてまとめてみましたが、この話で一番おもしろいのは引き篭もりで内弁慶のテートとかいう少年の話なので、それだけでも見てみるといいかも。テートは子供だが前述の大人たちよりももっと純粋にガイキチで、そこがかえって清々しい。そばにいたらやだけどな。
総裁さんは「つまんなくもなかったけどおもしろくもなかった」と言っておりましたが、まあそんなところか。あ、あと子供たちがランシド聞いてスケボーで走ってたりするのもアメリカの郊外感溢れてた。

その後恵比寿まで歩いてそのまま目黒まで歩く長い徒歩の旅。
会話の7割以上が武将の話という異常っぷり。あれも狂った大人だからね。
途中でギネス飲めたのが最高だったが、赤ワインで酔っ払っちまった。
週末はいつも通りヨッパライだったってことで。

2003年10月27日(月)

われにはコミック雑誌なんかいらない われ自身がこだまんがだから

久々に新幹線改札口に吸い込まれそうになる月曜日。
自動改札に吸い込まれる切符やないんやから。

さて。週末の話。
金曜日は、期せずして武将大噴火dayとなってしまいました。陣太鼓鳴りっぱなし。法螺貝の音が響き、のろしすら上がってたんじゃないかというほど。
まずは会社の飲み会へ。
武将が「われがこの会社で一番好きな女の子。骨格が大好き!」と言い切る女の子が来ていたので、「××さんにずっとお会いしたかったんですよー武将が××さんのことをすっごくかわいいって褒めちぎっていたもんで」と告げたところ「そぉなんですかー、でもコダマさん(武将の本名)は私とほとんど喋ったことないですよ。目もあわせてくれないし」と返される。
ここでも晩生かよ!
ま、しょうがない。「われ、女の子にどう話しかけてイイかわからないんだよ」と言っちゃってるような男なんだぜ!だから。
ちなみに武将はあとからやってきて、××さんになんて話しかけていいかわからなかったのかどうか知らないが、例の如く
「船橋工業の阿久津です」
といきなり名乗っていた。他の営業の人なんかに「ちょっとノイローゼ気味なんじゃないの!?病院行ったほうがいいよ!」と突っ込まれるほどの脈絡のなさ。
その後もその女の子がちょっとビックリして引いちゃうくらい武将トーク(いつもの愛車・松風の話とか、「われ、今赤い盃でうまい酒を飲んでる気分!」という発言とか)を繰り返し、その飲み会は終了。武将の中ではもう新しい恋が始まったらしい。
そして新橋(あ、そういえば前の姫御に対する恋が始まったのも新橋だった。あれが新橋・夏の陣だったから今回は新橋・秋の陣だったのか)から新宿へ移動。
そこから再び飲みに行く。ちなみにこのとき初めて武将に「犬塚が姫御との恋でなんにも動いてくれなかったから姫御に嫌われたんだ!」とか言われる。三十路なんだから自分で動いて欲しい。当たって砕けて欲しい。そして一緒にいた営業の人にまたしても「われがかっこいいと思う名前」の「里見」(かえすがえすも発想が武将的底の浅さ全開、いくら里見八犬伝が好きだからって)というのを与え、船橋工業に入れていた。
もともとこの日はコバテクとリョウコさんがDJをやるイベントに行く予定だったので、おかもっちゃんとるっぱちゃんもこの飲みに合流してもらう。もうこれくらいから私もあんまり覚えてないんだよなーおかもっちゃんを船橋工業に入れてたんじゃなかったっけ?武将。るっぱちゃんの呼び方がまた変化してたんじゃなかったっけ?
そしてようやくDJ聞きに行くか!となったらなんと武将もついて来てしまったのだった!ポルカ好きなのに。フォークダンス踊りたがりなのに。しかし錦糸町駅で和太鼓ランバダ聞きながら「われ、中南米のさみしい音楽は好きじゃなくて、ポルカとか好きー」と間違いなく言ったくせに言ってないと言い張り出したのは何故だ!ま、「アコーディオンとか弾きたい」とか言ってたらしいので実質上いっしょなんだが。

イベントのほうは、最初は私も踊ってたんだが(やたらめったら奇声上げたような気がする)、武将がわーってやってきたのを見たらなんか酔いが回ったのと疲れがどーんと出てしまって途中から寝てしまったのだった。あ、りえ坊サンがフロアですごい寝方してたのもワラタが。
コバテクは気持ちよさそうに回してたなーでも髪型が、とてもDJにもAV男優にも見えない髪形だった。どう言って髪切ってもらったんだろう。
気がついたらイベント自体が終了しており、皆に起こされて店を出たところでいきなり「キキィーッッ」という急ブレーキの音が聞こえ、振り向くとタクシーが人を轢きそうになってるというプチ交通事故が。ま、轢かれる寸前で何も起こっちゃいなかったんだが。
あ、なんもなかったのね、と思って再び現場を見ると、アレ?ついさっきまで近くに居たはずの武将がタクシーのそばに居るよ?全然関係ないはずなのに?
タクシーの側って言うかタクシーのドアとか開いちゃってるようなとこで「スターどっきりマル秘報告」でまんまとドッキリにはまってるスターみたいな、真剣に驚いている表情になってるよ?
・・・オイ、完全に武将警察(脳内警察、すなわちブレインポリス)が出動しちゃってるよ!
よけいな正義漢ぶり大爆発。「武将の居る場所、おかしいよ!」と何度も言ってしまった。
しかもやってきた本物の警察と立ち話までしちゃってるし。
警察に自分の名刺まで渡してるし。
事故の当事者たちとなんの関係もないのに。やじうまのはずなのに。
いやーどこまでマンガなんだか、すべての行動が。さすがは「こだまんが」

もう腹がよじれるほどワラタ。この後、新宿駅までの道のりを再び「戦国自衛隊」の話を延々され続ける。あと魔界転生と影の軍団だったか。
しかしタランティーノと武将はきっと話あうんだろうな。武将はタランティーノのタの字も知らないけど。(角川映画以外の映画知らないから)

そしてオオツボさんに武将をまかせて撤退。
皆さんお疲れ様でした。
てかコバテクごめん、大変なのを連れてっちゃって。
2003年10月25日(土)

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