過失軽薄日記
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管理人は現在杭州にいますが、どこにいようとうすらオタク気味です。 2008年頭に帰国予定。大陸に至った経緯は2006年3月22日あたりをご覧ください。

文中でリンクされている箇所は別窓で開きます。

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2004年12月27日(月)/省かれるのは無念だが良い仕事。

せっかくなので、その他、私が今年観た映画へのコメントを記してみます。

● ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
冒頭から、さわやかな新緑の中でデアゴルとスメアゴルが陰惨な指輪の奪い合いをしていたのでどうしてしまったのかと思いました。というか、一瞬映画を間違えたかと思いました。やむをえないこととは思うのですが、原作のあれやこれが激しく省かれていたり、ゴンドール執政家の人たちの扱いがかなりぞんざいだったのは残念でした。
この作品に関しては、第1作目から、役者さんもスタッフの人も登場人物も、数年がかりで頑張り続け、ついに完結を見ることができたという事実に素直に感動します。想像上の別世界を別世界なりのリアリティをもって徹底的に映像化した製作側の心意気に頭が下がります。本当にお見事でした。PJはよくやった。
そして、原作どおりにサムがMVPだったのは素晴らしい。自分的にはサムMVPさえ押さえて下さればとりあえず満足です。
いろいろと省かれていた部分、特に最後の重要な所は、SEEで補完されるのでしょうか。

● ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
おお、ハリーが青年になって行く…!
本当にいろいろなものが割愛されており、原作未読の人に果たして理解できるかどうか心配になってしまいます。あれもこれもそれも省かれているよ。しかし、ホグワーツ生徒たちはあまりに成長著しく、しかも全校に渡ってそのようであるというのは極めて壮観な事態であり、自分が現在まさしくそれを目の当たりにしているという高揚感の前には、それ以外のもろもろは全て吹っ飛ばされてしまうので問題ありません。たぶん。
とにかく皆が育っていたのが本当にびっくりした。パンジー・パーキンソンと思しき女子がかなりかわいかったのにも驚いた。あと、ハーマイオニーの鉄拳制裁は本作中屈指の格好良さだと思います。好漢なり。

後半に続きます。

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2004年12月26日(日)/仏が悪を蹴り飛ばす。

ハウルを観ましたので、これで、今年自分が観たいと考えていた映画をすべて観終わりました。
その上で、自分の今年ベストは「マッハ!!!!!!!!」でした。
極めて単純な話ながらも細かいところでは隙が多く、いろいろ言いたくなりそうなのですが、そんなことはもうどうでもいい。もろもろのすべてを吹っ飛ばすトニー・ジャーのムエタイアクションがすさまじ過ぎです。とにかくジャーがものすごいので必見です。ムエタイは美しい。やられ役の人らも、あれで生きているというのだから驚愕です。本当に死人は出ていないのか?
さらに、配給元が作品に対する愛情を持っていると感じられるのもいいですね(予告も邦題も広告も丁寧で上手かったと思います)。ちょうどDVDも出たてですので、未見の方は是非どうぞ。DVDの方は、メイキングも見所満点ですよ。どうやら死人は出てないということらしいですが、本当ですね?

次点は「ヴァン・ヘルシング」でしょうか。どこをとっても盛り上がり中といっても過言ではない凝縮痛快エンターテイメントでとても楽しかったです。吸血鬼が随分子沢山だったので驚いた。マンボウも生存率を上げるために一度の産卵で二億個くらい卵を産むといいますが…(無関係)。

あとは、指輪3作目なども見ましたが、これは続きものということもあり、上記作品とはちょっと別格です。

ああ、やっとマッハについて記すことができてすっきりした。
次は「カンフー・ハッスル」が見たいです。

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2004年12月25日(土)/サンタそっちのけ。

昨日、さんざん恐ろしい思いをしたので、再度地図をよく確認して、くれぐれも曲がる道を間違えないように注意したところ、思いがけずあっさりと目的地に到達することができました。昼間だったのも幸いしたのかもしれません。用事を済ますついでに、本屋やCD屋で買い物をし、帰路も特に滞りありませんでした。普通ですね。私がこの「普通」をやりとげるのがどれだけ画期的なことであったかはさておいて、ごくありふれた日常風景です。昨日の恐怖体験は一体なんだったのか。
とはいえ、運転により非常な緊張を強いられたのか、帰宅後に猛烈な眠気を覚え、数時間昼寝してしまいました。

などという二日間を過ごして、夕飯後に入手したての本を読んでいたところ、唐突に今日はクリスマス、昨日がクリスマスイブであったことを思い出しました。どうりで今日はピザ宅配の人がサンタ姿で道を走っていたわけですよ。運転に気をとられていたので、サンタとクリスマスが結びつかなかったようです。今日ピザを頼めばサンタの人が宅配してくれたのか。すでに適当にゆでたキャベツとかモリモリ食べてしまいましたよ。キャベツを食べたことに悔いはありませんが、ちょっと残念。

来年はクリスマスのことを忘れませんように。

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2004年12月24日(金)/日常に潜むアドベンチャー。

翌日に隣の市に行く用事があるので、当日すみやかに任務を済ます為に、予行演習としてあらかじめ車でその道のりを走ってみようとふと思い立ちました。

車で隣の市に行くだけなのに、このように仰々しい物言いをするのにはわけがあります。私は、我ながら何かの冗談かと思うくらい車の運転に対する適性が低いにもかかわらず、本当に不思議なことに運転免許を取得することができました。しかし、やはり不思議でたまらなかったので危険だと思い、5年以上全く運転をしなかったのが、最近突然車に乗り始めたという経緯があるのです。そして、これまでも、いろいろと怖い思いをしつつも数ヶ月経た今、いよいよ隣の市に赴こうと決心したので、やる気が消えないうちに急ぎ車に乗り込みます。鉄は熱いうちに打て!
乗り込んでしばらくして重大なことに気がついたのですが、どうもよく道を覚えていない気がします。というか、明らかに知らない道を走ってしまっています。うわーどうしよう。鉄が熱すぎたのでしょうか。

それにしても、道というのは不思議なものですね。

しまった。どうやら、曲がる道を間違えた模様。
おやおや、全然知らない道ですよ。
これは、いったいどういった道なのだろう?
私の意図する方角と全く違う所に向かっているようだよ。
止まって考えようにも、止められそうなところもないよ。
もはや、自分が何処にいるのかサッパリわからないよ。
…私は一体何処から来て、そして何処へ行ってしまうのだろうか…?
…………。
またいつか、我が家に帰れることもあるのだろうか…?

なんてことを考えているうちにも、どんどん何処かに向かって車は走り続けます。夜なので道が暗く、ますますいろいろな事がわけがわかりません(文章も混乱)。超怖い。
そのうち、メジャーっぽい道に出れば、いずれ案内標識が出るので、それに従えば知っている道にたどり着けるのでは? ということにようやく気が付いたので(遅い)、そのようにしたら、今度は運悪く国道に乗っかってしまいました。夜なので皆さんすごいスピードで走っていらっしゃいます。交通の妨げになるとかえって危険なので、私も周りに合わせてスピードを出さねばなりません。仕方なく泣きながらアクセルを踏みました。マジで怖い。普段40キロくらいで走った事しかないのに。怖いよ。

まあとにかくこのような感じで、曲がる道を何度も間違えつつも、死を覚悟しながら、家にたどり着いたらすっかり夜が更けていました。
ちょっと車に乗るだけでものすごい冒険気分ですよ。生きるか死ぬかです。摩訶不思議アドベンチャー。生還出来てよかった。いや、車を運転しただけなんですが。

というか、もうちょっと主体性を持って運転した方がいいですね。

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2004年12月23日(木)/凝視の効果。/ハウルの動く城

余計なことを一切考えずに、とにかくハウルに集中すれば良い結果が得られるに違いないと思い、再度観ました。本当にハウルに一点集中することを心がけ、凝視しまくってみたところ(ハウルを)、大いなる幸せが訪れたので良かったです。よーし!大成功。
もう一度くらい観たいなあ。

凝視した成果を晒して置きます。
ハウルの練習

ところで、今回はハリーさん鈴木さんと一緒に観に行きました。
せっかく共に観るので、気づいた事などをすぐに伝えたいこと、何か危機が訪れたときにお互いすぐに助けが得られると良いなどといった理由により、映画館には自分たち以外誰もいないことが望ましいということになり、深夜や早朝ならば良さそうだと考えました。
調べると早朝5時からやっていたので、まだ夜も明けておらず車もいない寒くて暗い道を通って映画館まで馳せ参じました。狙い通り、劇場には我々以外誰もいなかったのですが、結局凝視に忙しかったので(ハウルの)、黙って静かに見てしまいました。
なんか…彼女らとは、今までもいろいろやらかしましたが、今回の行動はその中でも地味ながら屈指のアホ度なのではないだろうか。早朝に集わなくても。

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ヤケパチ |電信家頁

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