日記帳

2004年11月17日(水) 2題

●七五三
「もし」「たられば」の話はどうかと思うが、もし何事もなかったなら、「実家じじばばへの親孝行」的スタンスを取って、誰よりもはしゃいでいるのは誰だ、なんて冷めた目をしていただろう。

でもやっぱり、今年は娘の発病という私達にとってはどでかい出来事があったので、ばーんとお祝いという形でかましてやりたくなったのだ。正確に言うと、発病だけじゃなく、その後の自分自身の気持ちの変化を、否、カーサンだけじゃなく夫や娘もじじばばも皆含め、よくやったと讃えたいような気分。

写真館で娘ひとりの記念写真を撮ったとき、ひとりでカメラの前に立ち、周りの人に見守られている娘を見て、妙にしみじみしてしまったよ。

ひとりで立てるんだね。・・・しかも妙なポーズをとったりして。

そのときFMが写真館で流れていて、シホというモデルさん?の番組にスガシカオがゲスト出演していて、耳はかなりダンボになっていたカーサンであった。はは。

●義父(暴言を含む内容となっております、要注意)
大阪に帰っていったその晩、夫がしんみりと「どうしてオヤジの質問には答えたくなくなるんだろうか」と呟いた。わはは(鬼嫁)。

結婚してすぐの頃は、義父の話を聞き漏らすまいとして非常にくたびれたっけ。合いの手を入れてもそれが響かないというか、どこへ着地するのか見当がつかないというか、そんな感想を夫に漏らしたら、夫「オヤジは人の話は聞かへんから」とばっさり。そして激しく納得した妻。

人の話は聞かないけど、同意の相槌だけは求めてやまない義父。愛すべきキャラではあるが、悪気がないのもわかっちゃいるが、しかし、という場面が滞在中多々発生。

私のテリトリー意識が強くてそれも災いするんだろう。使ってくださいと渡したタオルではなく何故か「私の」バスタオルを使われたり、台所でなにやらうごめいていると思ったら「私の」箸で夕飯の鍋の残りを食べていたり、ピンポイントで痛点を突かれてしまった。

宅配ピザを取るという話になって、注文の電話を私がかけている後ろから「クーポンあるってクーポン!クーポン!」と怒鳴られるのも痛い。クーポンが付いているか、使用期限内かどうか、で中華のデリバリではなくピザになったという経緯を考えれば、ま、当然ではある。

「悪気はない」と「私は何も決めない、口を出さない」を唱えていれば大丈夫。どうってことない。

「AB型(義母と私の血液型と彼は知っている)は鈍感」と面と向かって言われようと、靴下にお菓子の入ったTDLのお土産(甥っ子へのクリスマスプレゼント)を「全く実用的じゃない」と評価されようと、どうってことない、どうってことないんだってば(鼻息)。



2004年11月16日(火) 義父母滞在

娘、19時45分に沈没。おつかれやま。

先週の木曜日に大阪から義父母が来宅。来宅当日は夫が飲み会で午前様で帰宅しやがり、カーサン月例のイライラ時期とが重なって、携帯で愚痴をつぶやいてしまった。

ままま、娘が仇をとってくれちゃったけど。「じいじはイヤー」「キライー」ってあーた。それでへこたれる義父でもなく、むしろ嬉々として虐げられている感がある。さすがだ。感服。

土曜日には両家のじじばばが、雁首揃えて滞りなく七五三詣り。カーサン事前の危惧を裏切って、ほんとうに滞りなかった。あれほど写真嫌いだった娘が、いつのまに覚えたのか身をくねらせて妙なシナを作るのには閉口したが。普通にしている方がかわいいのに(親馬鹿)。

日曜日は録画していたドラマを見倒し、終日まったり。

月曜日、夫は火曜日にと言っていた休みを一日早め、雨の中TDLへ見切り発車。娘にとって初のTDLだわ、と思っていたら、義父母も初めてだったらしい。ファンタジーの力でハッピーなテンションに舞い上がる、単純な我々5人。ありがとうTDL。

そして火曜日、来るときと同じく「ぷらっとこだま」で大阪へ義父母が帰っていく。娘一緒に行くと泣いてごねたが、きみはインフルエンザ予防接種という重大な任務があるのだよ。ちっとも回らない頭でぼんやりとN大S病院へ。

はああ。はねとびを見て大口開けて笑って、ようやく目が覚めてきた感じ。

くたびれたけど、楽しかった。と、毎度繰り返してるような・・・。



2004年11月13日(土) 七五三

写真のみ連発失礼。

無事七五三詣り済みました。

しゃがみこみ銀杏をいじる。



右へ。



左へ。


草履を脱ぎ捨ていつものスニーカー。



肩の荷がひとつ降りました。



2004年11月10日(水) 嵐の前の静けさ

えーと、昨日の出来事で一番肝心なことを書かなかったので念のため。娘の幼稚園入園手続き、無事済ませることが出来ました。

まず電話で「日にちを間違えた(見落としたとは言えず>小心者)、今日手続きしたい」と確認したところ、園長先生(今日から先生とつけよう)「あらーどうやってご連絡しようか考えてたのよ、他の幼稚園に決まったのかしらと思って」と朗らかなトーン。たた助かった。

これが時間厳守系のコトだったら、カーサンのうっかりで娘幼稚園に入れなかったかもしれないわけで、本当に危ないったらありゃしない。

次回幼稚園と関わるのは年明け。何度もプリントを見て確かめた。早く来年のカレンダーを買って、大きく書き込んでおきたい(不安)。

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娘の歯医者に行った。折った箇所には小さく歯がのぞいていて、そこに歯肉がぷくっと派生している状態なのだが、先週カーサンの背中で遊んでる拍子に出血。感染がなにより怖いので即歯医者に行き、今日また状態確認のために診察してもらったのだ。

折れた所をどのくらいの力加減で磨いたらいいのか、おっかなびっくり歯磨きをしていたら、軽く歯肉炎を起こしていたらしい。普通に磨いて大丈夫と教えてもらったのが先週。

念のためレントゲンを撮り、大丈夫とお墨付きを頂いて一安心。再三の歯医者通いが功を奏したか、娘は泣かなくなったし、先生の指をかじることもなくなった。前回のレントゲンでは、先生の指を喰いちぎりそうだった娘。

さ、これから怒涛の一週間が始まる。

明日大阪から義父母来宅。土曜日七五三。火曜日からN大にてインフルエンザ予防接種、水曜日歯医者、木曜日N大S病院定期診察と病院三連ちゃん。

しかも今頃になって火曜日のインフルエンザを延期して、TDLに行こうかと夫が言い出す始末。延期すると月末だよ>予防接種。今から変更出来るのか?そして娘の、もといカーサンの体力気力はもつのか?むむ、どうなることやら。



2004年11月09日(火) 結婚記念日/小鹿

娘の幼稚園の面接の日は、私達夫婦の結婚記念日でもあった。8回目。夫に言われるまで忘れていたが、そういえば式を挙げたホテルから先月末お知らせが届いていたなあ。

そして実家のじじばばは、先月40回目の結婚記念日を迎えた。先日の旅行は、その記念になんだそうだ。そんな口実つけなくたって、充分あちこち出歩いているように思いますが。

40回目の記念日当日、じじは雨の中直径4、50センチはあるかという大きな小菊の鉢植えをばばにプレゼントしたそうだ。ほほう、やるじゃないか。意外な一面を見た気がする。しかし菊とは。もうちょっとこう他になかったんかい。む、多くは語るまい。

そしてそれを受け取ったとき、ばばは「こんな雨の中、ばっかじゃないの」と言い放ったとか。相変わらずシャイガールだねえ。意を汲み取るのも楽じゃない。

夫にその話をしたら、「よく辛抱したってお祝い?」・・・えーと、どっちが?聞くまでもなさそうな顔してるけど、案外お互い様なのよ、あの二人。

玄関の下駄箱の上に鎮座ましましていた小菊の鉢。でかかったなあ。

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いちずさんがいつか紹介していた本を読んだ。「我が子の動物キャラクターを知っていますか?」子どもの気質を8つに分類するというもの。

娘が当てはまるのは、「小鹿のフラくん」。サブタイトル?は「ガラス細工の臆病虫 神経質で、感情の起伏が激しく、用心深い」。

列挙される中でははあ、と膝を打つように感じたのは「見て楽しむ、見て学ぶ」という項目。

そうなのだ、娘は公園で同い年くらいのお友達がいても、一緒に遊ぶというより外から眺めていたいようなのだ。親としては「何故一緒に遊ばないの?」と背中を押したくなる場面だが、たとえ押したとしても「いいのよ、いいの」とカーサンから離れたがらない。

離れるのが苦手なのはわかっていたが、娘が見て楽しんでいるという視点はカーサンにはなかった。

そして思い出したのだ。私自身も「見て楽しむ」タイプだったということを。それを歯がゆく思った父親にダメ出しされるたびに、たいそう凹んだということも。

娘を甘やかしているように見えるだろうけど、これでいいのだ、という気分になってきた>その気になりやすい。

これを読んでいたおかげで、面接前のアンケート「子どもの性格」でネガティブな記述ばかりにならずに済んだし。神経質で臆病、とだけ書くより、少しずつ新しいことに馴染んでいく、と書き添えることが出来る方がずっといいと思う。

そしてカーサン自身の2〜3才当時は「亀のタッタちゃん」「小鹿のフラくん」を足して2で割ったような子どもだった。娘ほど感情の起伏は激しくなかったなあ。だから娘の激しい一面にびっくりしたり、時には不快とまで感じたりするのかあ。なんて思う。

ま、思考が整理されるのは快い。どこまで実践できるかは別としてもね(弱気)。

いちずさん、面白い本を紹介してくださって、どうもありがとう。


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