日記帳

2004年08月26日(木) カメラ

動物園に行ったときの写真が現像できた。

デジカメを持参したのだが、最近ちょっと調子が悪い。撮りたいときに限ってエラーが出る。そのたびにリセットせねば。電池ケースを開けたり閉めたり、開けたり閉めたり。

せっかくの動物園デビューをぱしゃぱしゃお気軽に撮りたかったカーサン、市場価格の倍くらいぼったくりな園内のショップで「写るんです」を購入したのだ。

出来上がりはなんといいますか、微妙なピント加減、しかもフラッシュ無しだから逆光のアングルでは人物真っ黒。当然。

結婚前、夫や友人がけっこういいカメラを持っていて、その写真の被写界深度の浅いのに憧れ、池袋ビッ●カメラでカーサンも一眼レフなんて買ってしまったのだ。

本体はペンタックスで、レンズはタムロンの28−200ミリのやつ。純正は高くて買えなかったんだったっけっか。

かれこれ10年前くらいのモノでもあり、でかくて重い。しかも純正でない悲しさ、近距離すぎるとオートフォーカスでピントが合ってくれず、望遠を伸ばしてフラッシュを焚くとレンズの影が半月状に写りこむという短所もあり、荷物の増えた出産後はとんと出番が減ってしまった。夫のカメラは故障したまま放置だし。

結婚前出産前、甥っ子姪っ子を撮るには大活躍したというのに、いざ我が子の段になってお蔵入りとはこれいかに。む。

いっとき激しくカメラを拒否していた娘だが、ここ最近また平気になってきて、いいお顔の要求に応えることも。

それに、オコサンの肌ってアップに耐えるのよねえ。

ほ、欲しいなあ。軽くてきれいに撮れるカメラ。

・・・いっそロモとか?



2004年08月25日(水) お風呂誰と入る?

さきほど入浴中、娘が浴槽内側の段差に足をかけ、なにやら自力で洗い場に出ようとする仕草。なんでも一人でしたいお年頃全開だわ。

段差は浅いし、余りにもゆるやかなアールだし、無理無理。危ないよ、と娘に注意すると「ばーばがこうやってって」と満面の笑み。

ははあ、そうですか、大阪義母とお風呂に入ったときに、そうしたらいいよって教わったのね。

娘うんうんと頷く。

娘を浴槽から引き上げ、体を洗い始めたら「じーじ、ここにうかちゃんすわったの」。あ、そう。大阪義父と入ったときには、今カーサンが座ってる椅子に、あなたが座ったのね。

娘うんうんと頷く。

入院するまでは、週末はオトーサンと、平日はカーサンとお風呂に入るのが日常だった娘、入退院してからというものきっぱりとカーサン限定になってしまっていた。週末、足を伸ばしてゆったりお湯に浸かるのが極楽だったのにさー(鬼母)。
※本気で拒否されるオトーサンもかなり悲しそうだったが。

それがアータ、義父が「じいじと入るか?入ろう!」と力強く娘に働きかけ、そのときは娘無言で曖昧な笑みを浮かべてカーサンの膝にひっつき、恥ずかしそうにするばかり。

いざお風呂が沸いた、の音楽が流れ(流れるんですよ)「どうする?」とカーサンが小声で尋ねると「じーじと入る」と殊勝な(?)答えをこれまた小声で口にする娘。

退院してから、まだオトーサンとも入ってないんですよ、と義父に説明すると、そりゃ息子に済まんなと、ちっとも済まないかんじではなくむしろ勝ち誇った顔つきで娘とうきうきお風呂へ向かった。

翌日は義母と、やはり同様のやりとりがあって、娘が「ばーばと入る」と宣言してその通りになった。義母の喜びようときたらそりゃもうアータ。

お風呂に入っている間もきゃっきゃと楽しそうな娘の歓声が聞こえてきたし、夜中にうなされるようなこともなく、娘自身も楽しかったにちがいない。
でも同時に娘に無理させてしまったかな、いい子を強制してしまったかな、と案じてもいた。夫にそのように心配している、と告白したら、考えすぎ、とあきれられた。

そうかしら。考えすぎかしら。

カーサンが娘をそう仕向け、娘もそれに応えたような気がしてならなかったのよ。

でも今夜、ちょっとすっきりしたよ。娘はじじばばとの入浴を楽しんだのだね。嬉しいよ。髪を洗いながらほっと安堵するカーサンであった。

ええ、私のことを過保護と、或いは取り越し苦労とでも、お好きに呼んでいただいて結構ですわ。

追記:娘との会話。

「じいじとお風呂、楽しかった?」
うん、たのちかった。
「ばあばとも、楽しかった?」
うん、たのちかった。

「じゃ、オトーサンとは?」
オトーサンは、ハダカンボ。

そらそうだ。正解。



2004年08月24日(火) 寝坊

あああああ、起きたら歯医者の予約時間30分前。まま間に合わない。

娘は昨日一日だらだらごろごろして過ごし(娘だけじゃないカーサンもだわ)、夕方から眠そうな目をしている。夕飯を食べ終わる頃、食卓椅子に座ったまま寝てしまった。

眠りは深いらしく、布団に移して睡眠続行。むむむ。ヘンな時間に起きるんじゃないの・・・。

ほらほら、ヘンな時間に覚めてきた。起きるかと尋ねれば寝るといい、寝かそうとするとむくりと起きる。くぬやろ眠いくせにー。
ここで寝かさないと、明日起きられないわよ。根性で寝かそうとするカーサン。

しかし二時間の努力も空しく、オトーサン帰宅と共にうきうきと起床。「タイミング悪かった?ごめんごめん」と謝る夫。帰ってくるなとは言わないけどさ。言わないわよ。言ってないって。

しかもぶーぶー不機嫌だった娘が一転して「オトーシャーン」なぞと晴れやかな笑顔を見せるもんだから、カーサン空しさ倍増。

空しさとあいまって、今頃になって義父母滞在中のストレスをあれもこれもと反芻して無表情になる。なにさなにさ、カーサンだって自信ないから不安を口にしたのに、あんなに不機嫌そうに返事することないじゃないか、と夫への小さな不満が次第に腹の中で大きくくすぶり始める。

さすがの夫も妻のあまりに不穏な気配を察し、食事の後片付けをさらりと済ませ、おもちゃをこれでもかと出そうとする娘を制し、親子三人で布団部屋に移動するよう誘導、しかもカーサンの腕でないと寝付かない娘を脇に抱え込むようにして眠らせることに成功した。ブラボーな腕前だ>夫。なかなかやるじゃないか(他人事)。

親二人もしばしいびきをかいて、深夜女子レスリングに備えたとさ。

・・・その結果が寝坊で歯医者延期とは。とほ。



2004年08月23日(月) 義父母帰る

今朝、義父母揃って大阪へご出立。青春18切符で往復する体力に驚嘆する。

そして起きなくてよしとの気遣いを、まんま実施する眠りたがりの嫁。え?ジョーシキ的にそれはありえないですかね?

木曜日の晩から4泊5日の滞在、娘は大変愛想よろしく、特に退院してから初めて接触する大阪じじには喜んでいただけた様子。ほっ。

ほぼ一ヶ月ぶりに娘と過ごした大阪ばばとは、娘の変化について共感しあうことしきり。たくましくなったというか、いじけなくなったというか。
退院直後のナイーブな一面はすっかり影をひそめた今日この頃。

夫抜きの平日には池袋のデパートまで詣でてみたり、日曜日には娘上野動物園デビューも出来たし、じじばばにも安心してもらえたようでよかったよかった。

実際この部屋に姿が見えるときには、まるで思春期のお嬢さんが感じるようなストレスを義父に対して感じ、寝付きが悪くなったりもしたのだが、「根は善人」が幸いするのか、単に喉元過ぎて熱さを忘れるのか、また会いたいなあと単純に願うカーサン。
なんなんざんしょ。
※ひとつひとつ指折り数えることもできるけど、ここに書こうと思うとそのあまりの馬鹿馬鹿しさに情けなくなってきてしまう。

そして、かぼちゃと格闘して親指をざっくり切った嫁を気遣って、全ての洗い物を引き受けてくれた義母、相変わらず頼もしいお方であった。

動物園で低血糖しかも眠ってしまった娘を前におたおたするカーサンを尻目に、ダッシュでソフトクリームを買ってきてくれたあのフットワークを、私は忘れないだろう。

二人とも娘の病気に対して同情的てはあるが、病気や治療に関する情報を積極的に集めようとしてくれている。カーサン病気について、娘の周囲ではナンバーワンの物知りになりたいと思っていたが、またひとつ肩の力が抜けたような気がする。

また九月に大阪でお会いしましょう。娘は大層楽しみにしておりますです、はい。



2004年08月17日(火) このごろの娘

おかげさまで二歳八ヶ月。身長86センチ、体重12キロ。

●特技
歩かない。家の中では「”まてまて”ちる〜」などと走り回って迷惑なほどだというのに、一歩外に出た途端に「だっこだっこ」と足元にまとわりつく。

カーサン、娘と二人のときは、基本的に己の非力を理由に却下する。
或いは持っている荷物を見せ、娘に理解を求める。ま、理解してくれることは少ない。

オトーサンとじじは抱っこマシンだと思っているフシがある。確かに彼らは献身的だ。

しかしカーサンは知っている。最近オトーサンは週末になると夜な夜な肩に湿布を貼っているのだよ。なんせ12キロ。米以上だものね。

●ジブリ地獄
正確には「魔女の宅急便」地獄。
しかしこの年頃のオコサンの記憶力にカーサンほれぼれするくらいだよ。

ユーミンの主題歌、エンディングはもとより、キキとジジの会話やらなんやら台詞を再現、VTR冒頭の「ジブリがいっぱいコレクション」のナレーションまでこなす。

最近語尾が妙に女らしく「・・・ナノヨ」「・・・ダワヨ」と「ヨ」がつくのは、画家の女の子の台詞「あたしそういうの好きよ」を覚えてからのような気がする。

地獄といいつつ、カーサンもこのお話気に入っているからさほど苦にならない。

矢野顕子の出前コンサートのDVDの「ふりむけばカエル」リピート地獄よりましなんですよ。

●否定
自分の気に入らないことは全部否定形。

「オカーシャンご飯食べないよ」
「オカーシャンおなか減らないの」
「おなべカタカタっていわないの」
「だっこちて、だっこちてよー、もー」
「ちゃびちくなっちゃったーーー」
おっと後半は否定ではありませんね。

夕飯前は特に顕著。「寂しくなった」と伝家の宝刀抜いたつもりだろうが、あーたそう頻繁に寂しくなられても。

●パターン
大騒ぎでご飯を食べて、満腹になるとひとり遊びにしばし没頭する。

「○○○○になっちゃったの?」
「ちょうなの、×××××なのヨ」
「じゃあ△△△△△ちまちょうよ」
「みっきちゃーん、みっきちゃーん」

大層忙しそうである。結構結構。
しかし一人遊び(ごっこ遊び)のときって、何故小声かつ多少キーが上がるんでしょうね。よそいきの声?

カーサンときたらその隙に次のご飯の支度を(!)してしまえと目論むもんだから、最近おかずときたら煮物ばっかりですよ。先週末なんて季節はずれにおでんを仕込んだら、うまいこと涼しくなってくれて天の采配に感謝感謝。

●トイレトレ
まったく無頓着にしております。
お尻を丸出しにしているときに限り、「おちっこでるよ」と宣言し、電気さえ点けてやれば幼児用便座をセットし、よじ登って済ますことが可能。

「ちっこでたよーー」と呼ばれ、トイレットペーパーを千切って渡すと嬉しそうに丸め、「ちょんちょん」と擬音をつけながら拭き、どうにかこうにか便座から降りて水を流す。

楽しいイベントかなんかと勘違いしている様子。

布パンツはお尻に張り付くといって嫌がるので、結局紙オムツさ。

●擬音といえば
走るときに「たったったったっ」と自分で言う。カーサンそれがすごく好き。


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