日記帳

2004年08月16日(月) 花火

金曜の晩、わけもなく悲しくて怒ってもいて、カーサン久々の大爆発。
恥ずかしながら、娘並みかそれ以上に号泣して、それですっきりしたわけなんですが。娘就寝後のこと。

理由はね、たぶん寝不足です。ええ、それはもう眠かったんだ(某エロブログ調)。
土曜の昼、二時間も昼寝したことからも、それが妥当なところなのではないかと。

「オカーチャーン」と呼ぶ娘に「寝かしといてあげよう」なんて夫が殊勝なことを・・・とにんまりしているうちに、ぐっすり二時間。起きたら夕方。

空しくなりかけた妻の心中を察したのか、夫が花火を見に車を出してくれた。

見上げる空はどんより。降りだすまで秒読みかと思いきや、これがどうにかもった。花火渋滞を避ける裏道をひた走り、コンビニで夕飯を仕入れ、川原で待つこと1時間弱、なんと真正面に上がるどでかい花火。

娘、一発で涙。こわかったかい、音が大きかったね。

花火が始まって一時間ほど経つと、今度は飽きてきやがった>娘。
もうおうちかえるよ、ぶーぶ乗るよ、と断言。帰ろうよ、とか乗りたいよ、とか、提案すらせずに、いきなり断言かよ(三村つっこみ)。

娘にとって快適な花火とは、移動する車中から小さく見えるものらしい。

いつか君を熱海の花火に連れて行ってあげたいよ。
カーサン小さい頃、手に持った紙コップが震えるほどの大音響の中で見たもんだ。

熱海はね、前が海、後ろが山だから音響がすこぶるいいんだ。

ってなことブッて、結婚前に夫を連れていったことがあったと思うのだが。
本人否定。否定どころか、「誰と行ったんだ」と追求。

こんな目の前で花火見たのは今夜が初めてだと言う夫。そんな馬鹿な。

おかしいな。カーサンったら誰と行ったのかしら。ほほほ。



2004年08月12日(木) 外来2

二度目の外来診察に行った。

ごりごりと入れてもらった予約のおかげで午前中の診察。空いてていいね。
そしてU先生も余裕のある感じで大変結構。

なんとなく、診察のお作法がわかってきた。

U先生の話を遮るのはなによりご法度なのね。

まずはあちらさまのお話をしんみりと聞く。尋ねられたことには簡潔に答える。何かご質問は?と切り出されて初めて、こちらからの発言が許されるのだ。

よーし大丈夫だ・・・大丈夫な気がする。うん。

======================

それにしても娘がよくしゃべる。口答えさえする。くぬやろ生意気な。

なにやらもっともらしいことをその小さな口で、そしてそのしゃべり方はカーサンの特徴を見事に捉えている。ええそりゃもう腹立たしいほどに。

「○×*@になっちゃったのネ?そしたら*$%&したらいいんじゃナイ?ネ?」

怪しい。丸め込もうとする魂胆がミエミエ。

「ウーン、いいんじゃナイ?いいとオモウヨ?」

何故に語尾を上げる。

退院と、しゃべりが達者になったのと、ほぼ同タイミングだ。偶然なのか、それとも何か因果関係があるのか。

謎は謎だが、面白いのでヨシとする。

追加:「ひっくり返るコトバたち」
・おぎにー  ・・・おにぎり
・とうもころち・・・とうもろこし
・やだのー  ・・・やなのー
・ぴるげっと ・・・ピグレット

すみません、親馬鹿炸裂で。



2004年08月11日(水) ただいまー

夜は18度という快適納涼草津温泉より帰宅しました。

娘は変化に富んだ4泊5日の楽しい時間を送ることが出来たと思う。予定より一日早くオトーサンが帰京してしまった以外は。ま、仕事だ、しかたあるまい。

私の方の実家は自宅が事務所を兼ねているので、日曜日はともかく、平日は空気が仕事モードである。実家じじとしては、日頃不可能な、孫娘と思う存分遊び倒すという目的ひとつで草津に連れて行ってくれたようだ。

こりゃカーサン楽が出来るぜ。しめしめ。

とにやついていたら、伏兵出現。

実家じじから「かわいそう」発言。注射はかわいそうだから回数を減らせというのだ。そんな無茶な。母親である私が「神経質すぎる」、「血糖値なんて高くてちょうどいい」と。
※しかも夫が帰京した翌日から。娘になら言ってもいいと思ってるな、こら。

実家じじは医療の専門家でもなんでもないのだ。2型の糖尿病の知り合いから聞きかじった情報だけで、「高くていい」とは何事だ。

「血糖値が高い」という成績に一喜一憂しているわけではないのだよ。高い=エネルギーとして消費されていない=だるい、という図式が成立するんだし、10年20年後に孫娘の目が見えなくなってもいいのか(極論)。

神経質なのではない、適切に注意を払っているだけだ。

今のところ、娘は注射を拒否することは出来ない体なのだ。だからこそ、自分をかわいそう、と思っては欲しくない。

注射は当然のこと、と受け止めることが出来るように配慮するほうが愛情ってものじゃないか。

交渉次第で注射は避けられる、と娘が感じたら、それこそ気の毒だとカーサンは思うのだ。

なんてことをぶつぶつ考えていたら、夜眠れなくなってしまった。
温泉で一息どころか、ストレスのシャワーを浴びたような気分。

ぼんやり起きて、電波が一番よく入る台所の窓際で、ケータイネットチェックをしたりしていたら、ばばが寝ぼけた顔で様子を見に来た。トイレでひっくり返っているんじゃないかと思ったそうだ。ははは。カーサン貧血体質はばばの遺伝だが。

翌朝じじばばより遅く起床、するとじじばばともに、手の平を返したように血糖値測定に協力的。おやおやー。でも助かるわ。

孫娘の笑顔だけを見ていたいのはよくわかる。
泣き顔を見るのはつらいだろう。

入院中も、面会の間笑顔は絶やさなかったが、娘に付いている点滴の針やインスリンのポンプを直視できなかったじじだ。娘に対して「不憫」という言葉を、入院中唯一私の前で口にした人だ。

愛情ゆえってことで、今回はチャラにしてさしあげてよ。

でも次回からは確実にキレます、くれぐれもご用心めされよ>じじ。

しかしいいベンキョになったよ。娘と二人だと当たり前なことたちが、周囲の人の目にはそうではなく映るっていうのがよくわかった。

その温度差を前提に、いろいろ考えなくてはいかんのだね。うん、教訓教訓。



2004年08月06日(金) いってきまーす

今私の頭の中を占めている大半は、娘の病気のこと、入院経験で感じたこと、これからの不安、そんな病気関連のことばっかりで、なんと申しましょうか、変化に乏しい。

発症、入退院、といきなり沸騰状態だった頭の中が、お鍋が冷めてきてじんわり味がしみ込んでいくように、少しずつあっちでもこっちでも沈殿し始めているのかもしれない。

考える時間の割には成果があがらないのが難点だが、まあこれも貴重な人生の一部。行くところまで行ってみよう。

好機と思えば好機。

=======================

明日から実家じじばばの好意に甘えて草津温泉に避暑でございます。
さばつぶ以外の更新は、11日の帰宅以降になりますが、またどうぞよろしくおつきあいくださいまし。あ、写真もちょくちょく更新したいなー。



2004年08月05日(木) とりあえず

U先生にお礼のメールを出した。

予約をねじこんでくれたこと、診察時間中に電話に出てくれたこと、低姿勢のメールをくれたこと。やはりこれは感謝すべきことだ。

話し方の相性は悪いかもしれないが、私も言葉の裏ばかり読み取ろうとせず、良い方に解釈してみようと思う。

医者も人間だ。歩み寄ってみよう。・・・どれだけ近寄れるかは不明だけど>まだ言っている。


 <<  index  >>


さば [TOP]