日記帳

2004年05月08日(土) 爪を噛む

娘が最近爪を噛む。ぎざぎざになった爪は、ひっかかると痛いのだ。

カーサンも小学一年のときに(何故かはっきり覚えている)えんぴつのお尻を噛むのがくせになり、いつしか爪を噛むようになり、中学か高校までそれが止められなかった。

爪噛みはストレスの現れとかいうけど、そのときのカーサンにそういう自覚はなかったなあ。ただ、止めなきゃと思うのに噛んじゃう。

ある日突然噛まなくなった。多分見た目の悪さ(爪の形・噛んでる姿)に耐えられなくなったんだと思う。お年頃だったから。

だから娘が爪を噛むからといって、すわストレス、と疑うのもどうかと自分でも思うんだけど、ううーん、思い当たるフシがあるような、あるような、あるような。

この頃MDを聴きながら寝かしつけていたけど、それをやめて布団に入りながら娘に話しかけてみる。

この頃オカーサン、怒ると「もう知らない」って言うことあるよね、あれはいやだよね?と娘に尋ねると、「イヤダ」と言って顔をこすりつけてくる。

ふんふん、やはりね、なるほど。わかった、じゃあ、なるべく言わないようにする。ごめんね。
※なるべく、というところがカーサン保険をかけている。

あとさ、たまにぺんって叩いたりしちゃうけど、あれはいけません、と怒ってるからで、娘を嫌いになったからじゃないんだよ、大好きなんだよ、と言うと、「しゅきしゅき〜」「なかよち〜」とまたも顔をこすりつけてくる。

そしてどういう経緯だったか不明だけど、オトーサンがテラスでぐるぐるってしたとき、だめとオトーサンが言った、と娘が言う。

ああ、物置を組み立てたとき、ドライバーをいじりたい娘に危ないからダメ、と夫がきつめに注意したっけ。

それだけじゃなくて、あのときは夫、娘がちょこまかまとわりついて邪魔になるのでちょっとキレ気味だったんだよなあ。夫にとって、苦手な作業に介入する怪獣と化していたんだよね。

そうか、そんなことも気にしてたんだ。思わぬ話が娘の口から出てきてちょっと驚く。カーサンから「あのことは?」と振ったわけでもないのに、娘から話してくるとは。

お手伝いしたかったの?遊びたかったの?と尋ねると、「あしょびたかった」と娘。

ダメと言われた理由(尖ったものは危ない)を説明し、オトーサンも娘のことが好きだから言うんだ、大丈夫、というと晴れ晴れとした目で笑う。

うーん。それで爪噛みなの?娘ってば。

このあと爪噛みが治まったら、話しをしたり娘の言い分を聞いたりした甲斐があるってもんだけど。

親に好かれているかどうか、そういうことに対して2歳児なりに敏感というか、2歳児ゆえの過敏というか、思うところがあったのだね。
カーサンがあなたを嫌いなわけないでしょう、というのは通じないものなのか・・・。

悪かった。
また折りをみて、今夜みたいにべったべたに甘えさせて、ガス抜きしてやらんといかんな。

というより、ほんとはそもそもガスが溜まらなければいいんだろうけど、そのときどきで譲れない一線みたいなのもカーサンあって、娘にきつく当たってしまうこともあるのよね。それはいかんともしがたい、しかたないことだろうと自分自身納得しているはずのことなんだけど。

いきあたりばったりなカーサンにつきあわされる娘も、気の毒といやー気の毒。
他人事みたいな発言してる場合か>自分。



2004年05月07日(金) やられた

TVCMで「やつらの足音のバラード」が聞こえてきて、「これスガシカオだよ、うおーかっこいいー」と煩悶する妻を見て、夫が「毒気に当てられたね」と一言。

こないだ収録観覧に行ってからというもの、ちょっとカーサンおかしいかも。

なんてったって、新譜に付いてくるDVD観たさにわざわざDVDプレーヤー買っちゃったしね。本末転倒。
※おかげでBSが観られるようになって夫喜ぶ。ほらねー、よかったでしょ、とは言わずに胸にしまっておく。

以前J−WAVEで話しているスガシカオにがっかりして、それ以来トークの部分の彼には目をつぶってきたのに、それがどうよ、彼がパーソナリティーのラジオ番組を録音して聞いちゃったりしている。なんたる有様。

声が聴けるならなんだっていい、姿が観られるなら遠くたって小さくたっていい。
・・・近いに越したこたーないが。

これはもはやこここ恋?

・・・こんな私でも大丈夫ですか?>りつこさん。ちょっと不安。



2004年05月06日(木) ジーンズのサイズ

こないだジーンズ(ジーパンと言いそうになって慌ててしまうのは何故)を買うとき、いちかばちかで、ジャストフィットよりきつめに感じるサイズを選んだ。

前回は買うとき「ちょっとゆるいかも」だったのだが、着ているうちに馴染むんだか伸びるんだか、いまやゆるゆるのずるずる。
ゆるゆるの脱げかけをかっこよしとするあんちゃんたちを笑えない状態。

娘は最近、カーサンのお尻ポケットに手を突っ込んで「こっちこっちーー」と指示するので、うっかりすると脱げちゃうかもっていうくらい。
娘がポケットに手を入れるたびに、「いやいやいや、脱げちゃうってほんとに」と突っ込むのも大儀なのだ。

で、きつきつと思ったジーンズ、二日目くらいでジャストフィットになりました。
ほっ。
下手したらご飯も食べられないかもって危惧していたのさ。

あのとき試着室で「もう1サイズ大きいのにしようか」と天を仰いで本気で悩んだ甲斐があった。

でまた洗濯するときつきつ感が甦るんだよね、きっと。



2004年05月05日(水) 最終日に考える

この連休、スガシカオ以外はせいぜい買い物に行ったり実家に夕飯食べに行ったり、特に遠出をするでもなく、まったりと過ごした。

新譜にDVDが付いてくるからってDVDプレーヤーを買ったり、お安いジーンズに懲りてちゃんとしたお値段のを買ったり、夫は野球のバットを買ったり、手抜きで外食したり、なんだかんだ出費があって、帰省の往復旅費くらいはきっちり使っちまった気がする。

でもこんな連休もいいなあと、ほんと結婚して初めてじゃないかなあと思うのだ。

ひとりで遊びに行く快感も知ってしまったし、またそれを手に入れようと夫に交渉するガッツも出てきたし。

=============================

友人と話して、ああやっぱりそうだと思ったのは、日々の生活や自分に投資するのは、けして悪いことじゃないんだ、ということ。

そんなこと当たり前じゃないかと言われそうだけど、稼ぎという形を持たない立場にいると、いつのまにか自分を縛っていることもある。

普段着だから、近所しか出ないから、誰にも会わないから、いいやいいや。

また娘を連れていると、「子連れ」という記号を黄門さまの印籠のようにかざしてしまうような、逆に隠れ蓑にしてしまうような心持ちもあったりする。

いざひとりで歩くと、身の置き所がないように足元がスカスカに感じてしまうのは、いつのまにか自分が娘を拠り所にしてしまっているからなんだろう。
そういうふうにはなるまいなるまいと念じていたはずなんだが。

友人とお台場で会ったとき、自分の手の甲だけが日焼けしていることに気付いたり(日々の自転車焼け)、ハレ(晴れ着とか喪服)とケ(ジーンズ)の中間のおめかしした服に困ることを思い知らされたり、少し背中をしゃんとしなさいよ、と自分自身にはっぱをかけたくなってしまったよ。



2004年05月02日(日) スガシカオ

実はスガシカオが好きだ。いやほんとのこと言って大大大大大好きだ。

今月12日に新曲がリリースされるのに合わせて、公式サイト(かな?)でマキシシングルに限定で付いてくるDVDのストリーミングなんかをやっていて、ここのところちょくちょく覗いていた。

金曜日、そこにテレビ番組の収録観覧の募集を発見。2日の昼〜夕方だという。
行けるか行けないかはともかく、ととりあえず応募してみたら、当たってしまった。ララララッキー。

急遽行ける人を探し、なんとか道連れを確保。
夫には「行きたい行きたい行きたい」と連呼して娘を託す。
半日留守するなんて初めてだ。

当選お知らせメールには服装についてあれこれ要望が書いてあり、「緑・青・白・薄いグレーは避けて結婚式二次会の呈で」とある。

ものすごく限定されるぞ、こりゃ。とベージュを選び、結婚式二次会というよりはむしろPTA役員のオーラを発しつつお台場に向かった。

連休中ということもあって、ものすごい人出。イベントが開催中らしく、文化祭のような賑わいである。

集合時間になると、なるほど結婚式二次会風の方々がぞろぞろと。そうか、黒を着て来いと暗にいってたのね。とここで悟る。

待たされて並ばされてまた待たされて、ようやくスタジオに通され収録が始まる。

洋館風のセット。「椅子を動かさないでください」と叫ぶスタッフ。
おおー、テレビ局だ。業界だ業界だ。

黒っぽい服の人がセット正面に配置される。照明の具合が理由らしい。
我々は黒でない、イロモノだったのでちょいと脇に置かれた。

音楽監督の武部聡志からその他バックで演奏する人々、インタビュアーの鳥越俊太郎、それからスガシカオ・山崎まさよし・杏子と福耳の面々がとことこ歩いて登場。拍手拍手〜。業界業界〜。

一曲だけの収録だったが、スガシカオがコーラスの歌詞を間違えて再度収録。
同じ曲だけど、二回聴けてよかったよ。

コンサートやライブと違って、観客向けに出力調整されていないのでちょっと聴きにくかったけど、本物はかっこよかった。ヨダレが出た。涙が出る覚悟はしてたんだけど。

ぴかぴかのギブソンのギター。まぶしかったなあ。
シカオも山崎まさよしもかっこよかった。杏子はすっげえかわいかった。
シカオへの愛が止まらないかも(鼻息)。

帰宅すると夕方6時。午前中の10時半には家を出たから、ほんとに1日遊んでしまった。夫よ娘よ、ありがとう。

と言いつつ、「またコンサートとか行きたい」とほざく私であった。
どなたかシカオのライブ、ご一緒しませんか?手始めに七月のオーガスタキャンプとか。ほっほっほ。

※ちなみに放送は5月22日深夜、フジテレビ「僕らの音楽〜OUR MUSIC」という番組でございます。よろしかったら是非ご覧あれ。


 <<  index  >>


さば [TOP]