夕飯の片付けが終わって1時間後、娘が食器棚のマンナを見つけて「とっちいよ」が始まった。
何言ってんの、さっきごちそうさましたでしょう、と相手にせずにいたら、「マンナ」がいつのまにか「まんま」に語尾変化していた。
しかも納豆まで付けてくれという。
えー、本当にごはん食べるのー? もう残りご飯は冷凍しちゃったよ。
あんまりしつこいので、冷凍しかかったのを一部削り取るようにしてお茶碗に取り、レンジで解凍。
できたよ、と娘に声をかけると「いりゃにゃーい」とふざけた返事が返ってきた。
なんだとー。 食べ物を無駄にするなー。
ついでにエネルギーも無駄になったぞ。 電子レンジのも、カーサンのも。
叱ると、自分の椅子に顔を隠すようにしておんおん泣く娘。
もう。カーサン怒っているんだからね。
しかし子どもの立ち直りは早い。5分後には涙の乾ききらない目でカーサンを見上げ、「あしょぶー?」などとご機嫌を伺いにきた。
もう。カーサン怒ってるんだってば。
「ちゅみきしゅりゅー?」にこにこしてるよ、この人。
ああもう、ついていけません。無視することも出来ず、不本意ながら遊びに付き合う私。すごく不機嫌そうに、娘に渡されたキティちゃんのパパで「なにしてあしょぶ?」なぞと腹話術している。
ああ、納得いかないわ。
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ひさしぶりにBOOKSを更新しました。
完全なるペーパードライバーと化している私にとって、運転免許証は大事な身分証明書。顔写真もついてるし、ゴールドだし(全然関係ない)。
その住所変更をするため、地下鉄に乗って警察署へ。 出口を間違えて、その辺の和菓子屋さんに飛び込んで教えてもらった。 親切な店員さんだったな。有り難い有り難い。
娘はちっとも歩かない。ご用事が済んだらジュース、と釣っても3歩歩くと効果がなくなる。
出口を間違えたおかげで、娘を抱えてずいぶん歩いた。ベビーカーにすればよかった。 地下鉄で乗換えもあったから、身軽な方がよかろうと判断したのだが。とほほ。
大きいダミ声のおじさんに受け付けてもらっている間、娘はちんまり待ち合いの椅子に座ってジュースを一気飲み。
さて、と振り向いて娘を見ると、他にも席はいくらでもあるだろうに、娘の隣にいかついお兄さんが座っている。ななな何故?
明らかに格闘技系のおにいさん。角刈り。黒いぴっちりしたTシャツ。足元にでかいスポーツバッグ。あなたも住所変更なの?>余計なお世話。
お兄さんと1つ空けて座りなおそうかとも思ったが、なんとなくそれも失礼な気がして、そのまま娘の隣にカーサン着席。
まるで若いオトーサンと家族三人みたいに見えるぞ・・・。 違います、違うんです、と誰にともなく言い訳したくなるのは、なぜ私なんだ。 彼のほうじゃないのか。
燃料を補給してもちっとも歩かない娘を抱っこして、またえんやこらと帰ってきた。
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夕方、クーラーの室外機の置き場所変更に業者さんが来た。 お兄さんとおじさんの間くらいのが二人。
リーダー格の彼、どこかでお会いしましたよね、と陳腐な口説き文句を投げかけたくなるくらい、デジャブデジャブ。
誰だっけ。 すごくよく知っている人のような。
元同僚とか、元同級生とか、いろいろ思い出してみてもなかなかぴんとこない。
この日記を書き出して、頭に電球がイヒ!と点いたよ。 スピードスケートの清水宏保。
どうして知り合いだなんて思ったのかしら。ちょっと図々しいわよねえ>自分。
あ、図々しいと言えば、わたし最近日ハムの新庄に口説かれる夢を見ました。 車のカギをちゃらちゃらっとさせて、真っ白い歯を見せて、彼私にこう言ったの。 「ロマンティック・デートしない?」。 ほんとよほんと。
とにかく夢の中だからね、なんでもありなわけだけど、またそんな台詞に驚きもせずにホイホイ付いていこうとするんですよ>自分。
いやー、あぶなかった(・・・何が?)。
毎日お世話になっているETV。 4月になってあちこちの番組が模様替えしたのは知っていたが、Tちゃん来宅時に「これって古賀さん?」と彼女が声を大きくしたので初めて知った、「からだであそぼ」。
あらー、ケインはともかく、古賀さんが出てるなんてー。 す、好きだったんです。現役ばりばりの頃、大好きだったんです。 ・・・ちょっとお顔立ちが変わられました(失礼)?
柔道の人はみんな好きになってしまうみたいで、今は野村忠宏と井上康生(敬称略)から目が離せない。 ヤワラちゃんも強くてほんとすごいと思う。負けないんだなあ、彼女。
JUNKスポーツって番組も好きでついつい本気で見てしまう。
テレビに釘づけになる夫をしれっと横目でみてしまうこともあるカーサンだが、野球中継から目が離せないオトーサン方の気持ちも、ほんのちょっとわかるような。
とてもドラマチックですものね、スポーツって。
そして、ただ見ているだけで目頭が熱くなってきてしまうのがフィギュアスケート。何故だろう。自分でもわからない。これ見てるときは、お願い、話しかけないで、答える声が震えてしまうのよ。
あとね、忘れられないのが大学ラグビー。まだ堀越とか今泉(敬称略)とかいたころで、見ていて「ああもうだめ」ってあきらめたのに早稲田が逆転トライした試合、ありましたよね。
吉田は衿が立っているのが無性にイヤで、でも彼もこないだ引退したねえ。
ああ、あまりにもとりとめのない話で失礼。
大阪の義母から、誕生日と引越しのお祝いを兼ねてなにかプレゼントをしたいから、何がいいか考えておいてね、とメールをもらってずいぶん経つ。
何か欲しいもの・・・。なんだ、なんだろう。
布団圧縮袋。押入れの天袋に有効スペースがうまれそうなんだけど。プレゼントにリクエストするもんじゃない。
水切りカゴ。これもあまりに実用的すぎるよねえ。
ベランダに置く物置。上に同じ。
あ、鉢植えのグリーン。・・・枯らす可能性大。
だめ、実用的に困っているものしか思いつかない。
・・・なに、きえもんの方がいいの?
あー、じゃあ、いっそ究極のきえもん、ええ現金で(鬼嫁)。
こういうのに対する常識的感覚が欠けているわたしって、おとなとしていかがなものかといつも思うわ。
同じ沿線のTちゃんが遊びにきてくれた。 やー、これからは腰据えて同じ沿線だし、どうぞよろしくね。
「あー、ぶっくりちたー(びっくりした)、いっぱいあしょんだー、だっこちてー、Tちゃんばいばーいって」と、彼女の帰宅後も娘はたいそうご機嫌であった。
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今日は陽射しが強くて、外は紫外線紫外線紫外線。 ところがうちへ一歩入ると、ひやっとしている。 うーん、さすが東向き。
お昼近くなると、ベランダに射していた光がみるみる引いていくのがわかる。 同じ東向きに住む大阪のばばの言葉が思い出される。 「早起きして洗濯せなあかんなあ」。まったくごもっとも。
しかも1階のせいか、足元も冷たい。 最高気温が20度越えて夏日とかテレビで言ってるのに、未だに弱く床暖房をいれている我が家。Tちゃんぶっくりちた?
住居は夏を旨とすべし、とかなんとかいったのは兼好法師だっけっか? まさにその言葉を地で行くマイホームなのであった。
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