昨夜の日記を書いたのが夜10時半くらいだった。 その一時間後、うひょー、来たよぴかちゅう(もう「さん」つけない)が。 怒鳴り込んできました。
怒鳴るといっても一応彼女は冷静さを装っていて、でも声色にも口調にも、ヒステリックなものが滲み出ていて怖かった。 ※そしてそのテンションの高さに私もつられてしまった(悔しいポイント1)。
私がお風呂に入っている間、夫が娘を膝に乗せて歌の絵本を読んでいた・・・歌っていたのだ。大きい声じゃないよ。会話するより小さいくらいの声だよ。
ピンポンが鳴ったときに夫に出てもらうべきだったのだ。なんせ夜の11時半。もっとましな対応したことでしょう(悔しいポイント2)。
「となりの×××ですけど、うたやめてもらえませんか」と開口一番けんか腰。
ははあ、さっきのごんごんいう音がうちで、さらにのんきに歌なんか歌いやがって、とお考えですね。
と、後から考えればわかるのだが、このときは頭の中が真っ白になって、私の口から出てきたのは「・・・は?あのう、童謡のことですか?」だった。情けない(悔しいポイント3)。
「今何時だと思ってるんですか」と鼻高々な彼女。 「はあ・・・11時半ですねえ」と間抜けな私。
「あのーでも、さっきの大きい音はうちじゃないですよ」と言うと、 「それはそうでしょうけど」とちょっと動揺してた。意味不明>彼女。
「あさってには引越しますから」と私はうんざりを表明し、でも結局「ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした」と謝ったら、「はいそうですね」と自分の希望の言葉を勝ち取って、誇らしげに彼女は会話を打ち切った。
ばんばんの音がうちだと思って壁を叩いてきたことを逆に攻めることも出来たなあ、と後になってハラワタ煮えくりかえりながら「あのときこう言っていれば」なんて遅いシミュレーションしてしまって、心臓がどきどきして眠れなかった。 おかげで今日は目の下大クマだよ・・・(悔しいポイント4)。
私も彼女も、自分に非があると思っていない。 むしろ自分こそ被害者だと思っている、お互いに。
そんな者同士の会話は、たとえ心底思っていなくても謝ることで終わらせた方がよかったんだ、きっと。
と自分で言い聞かせても、一時間は悔し涙が止まらなかった(悔しいポイント5)。めそめそ泣かない人になりたいなあ。
そろそろ引越しのご挨拶をご近所にしようと思っていたけど、彼女にはうちが出て行くことが最大のプレゼント。
両隣が空室になって、しばらく気持ち安らかだろうよ。 その分、後から入居する人の生活音をうるさく感じたりするんじゃないだろうか。 ・・・かわいそうな人だよ>ぴかちゅう。はやく一戸建にでも引越せばいいのに。
願わくば、豪胆なひとでありますように>この部屋に入居する方。
大家さんに事務事項を話しに行くけど、そのときに昨夜のことはやはり報告しておこう。
そして子連れは入居させないように助言しとこう、いらないおせっかいだけど。 世界平和のためにね。
壁を叩くぴかちゅうさんちとは反対側の部屋に、最近新婚さんらしきカップルが引越してきた。
夜テレビを見ていると、そちらからごんごんごんと大きな音が。
さてはかぼちゃから包丁が抜けなくなったか(私の想像)、家具を組み立てているのか(夫の想像)。
と、ぴかちゅうさんち側の壁を「こつこつ」とノックする音がする。
う、うちじゃないですよう。
するとタイミングよく新婚さんちのごんごんごんが止まる。
夫は「どっちもうちだと思われてたりして」と笑う。 ※ぴかちゅうさんちからはごんごんの元、新婚さんちからはノックの元と思われる、の意。
ははは、なんか笑い事じゃないんですけど。
それにしても、今夜のノックは優しげなかんじで、いつもの壁バーンとは印象が違う。と夫に話したら、「ちょっと壁叩いてやってよ!」って奥さんに頼まれて、だんなさんが渋々叩いているんじゃないの、との見解。妙に説得力がありますなあ。
さて、この部屋ともあと2日。
冷たい雨の中、お墓参りに行った。あ、車で。
娘は長靴とレインコートが珍しくて、そして水溜りで足踏みするのが嬉しくてしかたない。鼻の頭を赤くして、にかにかと嬉しそう。
兄一家といとこ一家は今回来なかったため、娘はじじばばやおじおばにちやほやされっぱなし。義姉不在で私も心なしか気持ちが軽い・・はっはっは。
お墓参り恒例のおそば屋さんに行って、カーサン久しぶりにおそばを食べたよ。鴨南おいひい(若様風)。 いつも娘と食べられるようにおうどんばっかりだから、すごく嬉しかった。
犠牲になったのがばば。そば好きの彼女だが、孫のためならなんのその。そしておうどん三分のニは娘が平らげていたぞ。足りたのか・・・。もともと小食ではある>ばば。
来週我が家の引越しのあと、ばばは目の手術&入院である。 なので、雨でも引越し前でも、どうしてもお墓参りしたかったのだ。
頼みごとのあるときばっかり熱心ねえ、とお墓の中で祖母が呆れ顔で笑っている気がした。
しかし寒かった。
ばばはキューピーにやけにタイトなお洋服を編んだりするヒトなので、娘もキューピーがお好みのようである。
そういうわけで(どういうわけで?)、お昼前といえばキューピー三分クッキング。
鶏の手羽先を色よくこんがり、とお料理の先生がコメントしている画面を見て、思ったのは「こんなに火が強くて大丈夫なのか」。
もちろん大丈夫に決まっていて、色よくキツネ色に焼き上がった手羽先はとても美味しそうだった。その後煮込んでた。
昨日の日記で娘の小心について買いたが、私の小心は弱火に現れているのかもしれない。
火加減にもめりはりつけなくちゃね、やっぱりおいしくならないのよね。
慎重な弱火・・・わたしにぴったりなのかも・・・。
ぼぼぼーっとフランベして天井を焦がすくらいになりたいもんだ。
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さて、ご近所さんちに行ってきましたよ。
娘より2つ大きいMちゃんと、1つ下のRちゃん。 Rちゃん昨夜は発熱したとかで、初めのうちこそとろんとしていたが、徐々にエンジンかかってきた。
なぜか彼女は娘が気になるらしく、ことごとくおもちゃを奪っていく。 以前は取られてもぼーっとしていた娘だが、ここにきて「悔しい」という感情が出るようになってきた。
だからってあーた、カーサンに噛み付いてどうする。ユナイテッドアローズのお気に入りのカーディガンが破けそうだよ。すごく痛かった。 ま、Rちゃんを噛むよりはいいけど。
最後はRちゃんに髪を引っ張られて固まっていた娘。 ※Rちゃんのママは「こうされたら痛いでしょ!」とRちゃんの髪をむんずと引っ張って言い聞かせていた。ちょっと面白かった。ははは。
「嫌よ」と言えるようになるのはいつのことやら。
もめごとは当人同士で片をつけてくれたまえ。 そして噛むならせめて甘噛みに(切実)。
娘は私に似たのか小心だ。
落ち葉が風で動いたのを見ては「コアイヨーッ」、はえが飛ぶのを見つけては「コアイーッ」、お風呂の洗い場で、私の足の指から取れた靴下のカス(?)がお湯に流されるのを見ては「コアイーコアイヨー」。
強風の日はこわいもんだらけで、自転車のカバーを外している間に娘がイッテしまうので往生する。「ダッコダッコダッココアイーー、ウワーーーッ!」いやあの、カーサンも今、手が空かないわけよ。
最近行くようになった公園は、昆虫がテーマらしく、トンボの形をした遊具やら、蟻やバッタのブランコめいたのやらがある。大きなすべりだいはカマキリっぽい形をしている。
カマキリすべりだいは高さもほどほど、滑る部分はローラーになっていて傾斜がゆるく長距離。あなた向きじゃないか。それでも怖がりの娘から「ててツナイデヨー」と毎回泣きが入る。公園に行っても解放されることがない、それがカーサン業か。
それでもけっこう楽しそうなので何度か通ったのだが、ある日からすべりだいの階段を上れなくなってしまった。
ちょっとかがんで覗きこんだあと、「コアイッ、コアイヨーーーッ」と絶叫。 なだめようがすかそうが、一段目の階段に足をかけられない。 二段目から上る!と大股開くのだがしょせんニ才児、無理無理。
虫でもいるのかと目を凝らしても、砂と落ち葉しか見えない。
虫さんいないよ、怖くないよ、と一緒にしゃがみこんで言い聞かせてもダメ。
・・・あなたにしか見えないものでも?
キャー。
ホラーものが大の苦手で映画のCMすら避けているカーサン、もうその公園行きません。行けませんとも。
と夫に話したら、「ああ、いるよ、夜」と平然としているのでぶっ飛んだ。
ななな何が?と問うと、「バット振ってるあんちゃんとか」って、それは私にも見えるヒトでしょー。固まって損した(損得なのか)。
え?まさか違うの?やーめーてー。
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