こないだ貰った駄菓子セットの中にクッピーラムネ(箱入り)があって、隠しときゃいいのに娘に見つかってしまった。
「トッチイ、トッチイ」とうるさいのでひとつ与えると、ちょっと舌で舐めて、「イラナイ」と返された。
そ、じゃ、オカーサン食べるよ。
ぽいっと口に放りこんだら、むせるむせる。ゴホゴホゴホ。
クッピーラムネってこんな味だった?
そしたら小さいときのことを思い出した。
私は冬眠前のリス体質というか、お菓子を隠しておいて後でひっそり取り出して食べるのがなにより幸せだった時期があって、その日もおやつに出たラムネを、親の目を盗んでポケットに直にしまった。
おやつの時間がおしまいになって、親は仕事に戻り、祖母も台所に入り、とお茶の間からおとなが消えたのを確かめて、今だ!と手探りでポケットの中のラムネを握りしめ、素早く口に・・・。
うえーっとなったのは、何故か。 同じポケットの中に、ちびたチョーク(白)も入っていたからなんですねえ。
石灰質のものが舌にべたーっと貼り付いて、しばらく取れなかったよ。 おやつの前に、近所の道路で、ロウセキ遊びしてたんだよねえ。 けんけんぱ、ってさ。
夫の仕事上のおつきあいと実益を兼ねて、スポーツ用品メーカーのファミリーセールへ寄ったあと、横浜のO家で新年会。 ※今年初めて集まるので、新年会。もうじき3月とかいうツッコミはこの際なし。
待ち合わせの本屋さんで会ったばかりの友人♂に、ヨーイドンと掛け声をかけてもらったら、彼の胸をゴールとばかりに飛び込んだ。
はー、カーサン目を疑う。 コドモって、ほんとに変わるんですねえ。
半年前の花火鑑賞宴会では人見知り全開だった娘、まるで憑き物が落ちたかのようにお愛想すら振りまく。
O家に集合してすぐ、娘と同級生のRちゃんは号泣して退場してしまったため、目新しい大量のおもちゃを独り占め、娘は静かに興奮して脳からいいものが分泌されている模様。
いるんだかいないんだかわからないくらい、ひとり遊びに熱中していた。
復活したRちゃんとは、目に見えない女同士の火花を散らしたりしながら、それでも最後は一緒におかいもんごっこを繰り広げるまでにお互い馴染むことができた。
あー、面白かった。また遊んでね、Rちゃん。
| 2004年02月20日(金) |
娘のリュックサック完成 |
ここ何日か取りかかっていた娘のリュックサック完成。

犬とカエルの刺しゅうがしてありまして、あのー、バムとケロなのでは・・。 ちょちょちょ著作権侵害かしら、こういうの。訴えられたらどうしよう。 犬とカエルですと言い張るしかないのか。

娘装着。着ぶくれているとちょうどいいのだが、上着を脱ぐとちょいと紐が長い。 あとでつまんどこう。
最近ミシンも出さずにちくちくしている。 手縫い糸っていいなあ。ミシン糸だと撚りが逆らしくて、糸が丸まっちゃうのよ。
朝起きるなり、「ナニトッチーヨ!」と冷蔵庫にとりすがる。 ナニトッチーヨ、はなにか食べるもの頂戴、の意。
そこでいくつかの選択肢を提示する。娘が選ぶのは、きまってみかん。 みかんが主食ですか、あなたは。
たまにお友達のお宅にお邪魔して、オレンジジュースなどを振る舞われたらもう大変。 「モウチット、クダシャイ」「オカーリ、クダシャイ」とがっつく。 我が家が普段ジュースの類を常備していないと、お母様方にばれる瞬間だ。
今日のおやつはリング型のクッキーとおせんべい。 初めて両者を同じ器に入れたら「ウワー、イッパイ!」と朝三暮四喜色満面。
甘い物しょっぱいもの、の黄金ルールに目覚めたか。 カーサンも中学生の時分は、ロッテリアのポテトとディッパーダンのアイスを交互に楽しんだもんだ。
三度のごはんもずいぶん偏っている。お肉の類をほとんど食べない。 魚をかろうじて食べるようになった。
野菜は緑色以外は食べられるらしいが、気が向いたときだけ。 それでも自分では「ウカチャン、ダイコン、シュキ〜」と自慢気だ。
納豆も飽きたらしく、もっぱらすっぽろめし(こんな言い方します?実家の父が真っ白いご飯のことをこう呼ぶ)。
こないだ卵かけご飯という贅沢を覚えた。カーサンの大好物、卵かけご飯。 但し夫は余り好かないので、オトーサン不在時限定メニューという点では、納豆と一緒だな。
というわけで、今夜もいまいち貧弱なメニューが食卓に・・・。娘の嗜好とは無関係か、わはは。
| 2004年02月18日(水) |
ママ友達/臆病か勇気か |
ご近所Hさんのお宅に、Yさんと共にお邪魔した。 13時くらいからほぼ18時まで、それぞれの娘たちは小さく戦ったりしながらも、楽しく時間を過ごした模様。
いつも14時〜16時の2時間は昼寝する娘も、時折白目をむきそうになりながら、ガッツを見せた。 ※21時前に力尽きた。さあ今夜は夜泣き覚悟だ。
おかげでカーサンもさんざしゃべり倒すことができて、気分すっきり。 agree to differできるママ友達になれたような。嬉しい。
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隣人に壁を叩かれることについて、つい考えてしまう。
彼女が叩くのは、我が家が騒音源だからだ。彼女の我慢の範囲を超えているのだろう。
まだ2歳の娘にこんな説明をするのもどうかと思うが、走るとお隣サンが壁を叩く、おかあさんはそれがとても嫌だから、走らないで欲しい、と頼んでしまった。
娘なりに壁を叩かれた事実も理解できたらしく、「おとなりしゃん、ばんってね」「はしらないね、ことことってね」と呟くようになってしまった。
「叩かれた」という事実よりも、そこで感じる恐怖心や腹立たしさよりも、娘にこんな説明をするのが情けなくて我慢ならない。
娘にとっては自分の家なのに。普通に歩いているだけなのに。
昨夜、私の様子を見かねた夫が、大家さんに、我が家が来月退去することを伝え、更にそれを隣人に伝えてもらおうか、と提案してきた。
私は素直に賛成できなかった。
隣人のふるまいにびびっている、と当の彼女に知られたくないのだ。 なんという見栄っ張り。こういうのを虚勢というのだろう。
来月退去と聞いて、壁を叩かなくなる、というセンも無い気がした。 むしろ、エスカレートするかもしれない。
このまま穏便に、波風を立てず、叩かれたらなるべく静かにする。 その方がいいんじゃないだろうか。
でもそれって、逃げの一手なのでは。臆病なのでは。 そう考えると、情けなさが2倍2倍。
ため息をつきながらネットを徘徊していたら、いかした父上のサイトに激突。 過去の日記を拝読、すると、父上とご長男くんとの会話にわたしのもやもやを解く鍵が。
そうだ、私の選択は、臆病じゃなくて勇気なんだということにする。 それなら、なけなしの私の自尊心が満足できる。
なんと器がちっさいカーサン。
こんなにぐるぐる考えてしまうこと自体、隣人の思うつぼなのかもしれないけど。
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