| 2004年02月12日(木) |
仏様の正体//最近の娘 |
引き続き、「仏様とエゴエゴさん」について考えてみた。 あ、もう今日で打ち止めにしますので。
仏様もエゴエゴさんだった、ということなんです。
夫に休んでほしい、という気持ちはすなわち、いいからじっとしてろ、ということなんですねえ。ひとりで野球に行ってリフレッシュ、というのは休みのうちに入らないんです。
なんだかげんなりしてしまった。狭量だわ、相変わらず>自分。
いや、一日中こんなことばっかり考えていたわけではないので、念の為。
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さて、最近の娘。
いっちょまえに会話が成立するようになった。大変喜ばしい。
娘「ミピちゃんのパジュル、みてみて〜」(ミッフィーのパズル完成、見て見て) 母「お、出来たねー」 娘「うかちゃん、がんばった」(と自画自賛してはうんうんと頷く)
お約束のようになっている母の返答を、先取りするようになってしまった。 抱っこした途端「おもいね〜、おもいよね〜、うかちゃん」。 ご飯食べながら「うかちゃん、おまめしゅき〜、よかった〜、おかあしゃんもしゅき〜」。
ぬいぐるみを向き合わせては、「こんちは」「こんちは」と挨拶させ、その後娘は黙り込む。 母が会話を展開させるのを待っているのだ。 しかたないので「仲良く遊んでね」「何して遊ぼうか」「わーい」う、手詰まり。
昨夜は夫が相手をした。 「このところ物騒でんなあ」「昨日も商談中に隣のビルでぼやがありましてなあ」「そらおどろきますわなあ」大阪商人バージョンは受けが悪かった。 「こんちはーって」と強引に遮ってた。
ビデオが終わると、「みっきちゃん、ばばーい、ばばーい、ありやとっ」と頭を下げる。 その礼儀正しさを母にも是非、適用してほしい。
寝る時は、階段の下からリビングのオトーサンにご挨拶。 「おとーしゃ−ん、ばばーい、ったっちったっよっねーーー」 (お父さん、バイバイ、また明日よねー) 明日起きたら、お父さんもういないけどね。おほほ。
風邪を引いたかもしれない、と夫が寒気を訴えたのがこないだの日曜日。
月曜日は早めに帰宅し、会社の健康管理センターを受診し、インフルエンザではないというお墨付きと、一週間分という大盤振る舞いの飲み薬をもらってきた。
そして火曜日、昨日だ。 仕事が終わったと連絡があったのが夜10時過ぎ、これから飲みに誘われたから、という。上司氏のお誘いなんだという。
体調は大丈夫なのか、と確認すると、もう平気みたい、と電話の向こうで笑う。
そして帰宅したのは午前4時。なんなんだ、きみは。 心配したのが馬鹿みたいだ。
前に「仏様とエゴエゴさんと置いてけぼり感」について書いたけど、置いてけぼり感の中には、仏心をムゲにされたようながっかりした気持ちが、それはそれはたくさん混じっている。
今朝も同類の気持ちになったよ。 なんだよ、こっちの気持ちも知らないで。というような。 ・・・いや、実際夫は知らないんだけど。 「わたしあなたが心配よダーリン」と甘く囁いたわけでもないし。
でも言わなくても気付けよ、というか、普通どうなの、想像力としてさ、ひととしてさ。
さて、娘は前日のサティ参りがこたえたのか、10時近くにのんびり起床。 すかさず夫の部屋に放つ私。ええ、鬼妻ですともさ。
昼間はまったりと公園に行ったりして、帰ってきてから、これ早いけど、とバレンタインのチョコをあげました。仲良しなのよ、これでも。ダーリンとハニーの仲ですから(嘘)。
チョコ、私が食べたかったから。やはり鬼妻。
先日、りつこさん、あみのさんが参加していらっしゃる魔女のお店でお買い物をして以来、私も何か作りたい、作りたい作りたい病が発症した。
ビーズは未知と憧れの世界なので、布と針という旧知の分野でもぞもぞ動き出した。
布はね、買ったけど使ってないのが押入れのクリアケースにいっぱいあるから、まずそれを消化しよう。
ところが、たしか買い足したはずの糸が見つからない。 糸がないのは困る。進まん。
いっそ池袋キンカ堂という鬼門の殿堂へ、とも考えたが、一駅隣りのサティでも事足りるなあ、糸だけだもん。
娘に電車に乗ろう、と持ちかけると、いそいそ靴下を探し始める。 この電車好きは夫のDNAだろうか。「うかちゃん、でんしゃ、しゅきー」。
駅まで自転車で行こうとしたら、「うかちゃん、ことことって!!」と涙目で憤慨するので、歩いていくことにした。言ったからには歩いてくれよ、きみ。頼むよ。
サティのフードコートという悲しさはあったけど、娘と二人で初めて外食もした。食べながらお互い顔を見合わせて笑ったりしちゃって。あー幸せ。お好み焼きまずまずの味だったし。
ベビーカー無しで外出できるっていうだけで、こんなに身軽だ。
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なだめたりすかしたり脅したり、いつものように娘を歩かせるのは難儀だ。 お店の中では、軽快に小走りだったくせに。 「あなたが歩きたいと言ったから、自転車で来なかった」とか「荷物が重いから抱っこ出来ない」とか、言いがかりのような理屈を並べる母。
往復の道のり3分の1は抱っこしたけど、あとは歩いた娘>上出来だ。
そのせいか昼寝が長い。その隙に、しこしこ手縫いでちくちくとやる。
出来ました。テーブルタグを使うと、何故か空白が↓。エンピツさん、何故なの?
 | 全体図。 勤労学生もどき肩掛け袋。 ベージュの麻と白い木綿。 |
 | 水色の木綿で内ポケットを付けました。 |
 | 小さい魚を刺してみたけど・・・。 |
 | 反対側にはクロスステッチしてみた。思い付きなもんで、支離滅裂。 |
 | 意味不明なタグも挟んでみた。 |
 | タグの反対側も意味不明。 いやいや、画像が悪くて申し訳ない。 |
今回はミシンを出すのが手間で、全部手縫い。短距離だったし、静かで結構。 いつか生協で買ったパッチワーク用のコテが初の大活躍。いいわーこれ。小さくて、縫い代を割ったり折りを決めたりするのには充分。
でも、不思議なことに、サティで千円也のバッグを買ってたりする。なにやってんだか。
昨年12月に結婚した従姉妹に、夫がお祝いの品物をあげたいというので、こないだおっされーな代官山にでばった際、品物を選んだ。
「お祝い」という漠然としたイメージしか持っていないと夫がいう。 あなたそんな、もうちょっと具体的に考えてみてよ。お願いします。
いきあたりばったりに、これはどうか、あれはどうか、と考えたり、薦めたりするのって、なんかエネルギーが要るわー。
そしてようやく、夫は壁掛けの時計が気に入った様子。 しかし、私が難色。時計か・・・。むむむ。
彼と彼女のインテリアの好みも知らないし、新居に伺ったこともないし、できれば避けた方がいいのでは・・・。
私が逆に夫に提案したのはブランドものの食器。 マリメッコとか、イッタラとか、北欧ものは私が好きだから。 で、これは夫が却下。
お互い、自分の欲しいものを選んでいる。わはは。
結局、ここで買っていかないとチャンスを逃す!という気になった夕暮れどきに、たまたまはいったボダムのお店で大きめの耐熱グラタン皿と、お鍋に落ち着いた。
実はお鍋も、私は難しいのでは、と思ったんだが。 実家から持たされたお鍋で、陽の目を見ないブツがあるんだよー。
やっぱり直接本人に希望を聞くべきだったか。 鍋と一口にいっても、クリステルがいいわとか、ル・クルーゼがいいわとか、好みがあると思うのよ。
いやー、贈り物って難しい。でも楽しい。
休日は、夫を休ませたいという私の中の仏様と、休みだからこそあちこち行きたい、というエゴエゴさんとが葛藤する。
99%の確率でエゴエゴさんが勝利するので、果たしてこれを葛藤と命名するのがふさわしいかどうかは疑問だけど。
しかも、冬は夫の楽しみである野球チームもオフなので、夫に選択の余地がない。
あればあったで、上記の葛藤プラス置いてけぼり感というやっかいな感情がコンニチハと顔を出すので、休日といえどもカーサン穏やかでいられないんだが。
その夫、夕飯前から寒いと言い出し、ホッカイロをふたつ貼って、セーターの上にフリースの膝掛けを巻いて、なんだか赤い顔をしている。
すわ発熱かと額に手を当てる。・・・平熱じゃないか。
なんだろう。
これから発熱するのかな。
・・・オーバーヒートかな。そういえば、もうじき車検だ(鬼妻)。
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